JPH03131247A - 医療用レーザー装置 - Google Patents

医療用レーザー装置

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JPH03131247A
JPH03131247A JP1269676A JP26967689A JPH03131247A JP H03131247 A JPH03131247 A JP H03131247A JP 1269676 A JP1269676 A JP 1269676A JP 26967689 A JP26967689 A JP 26967689A JP H03131247 A JPH03131247 A JP H03131247A
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JP
Japan
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treatment
acoustic signal
laser
light
section
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JP1269676A
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English (en)
Inventor
Satoshi Mizukawa
水川 聡
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、レーザー治療を行なう際のレーザの出力を
台部の状況に応じて制御する医療用レーザー装置に関す
る。
(従来の技術) 医療用17−ザー装置を用いたレーザー治療は、患部に
レーザー光を照射することにより行われる。
ところで、レーザー治療は、治療したい部位以上の範囲
をレーザー光で焼いたり、治療したい部位を残17たり
するといった治療ミスがないようにしなければならない
そこで、従来、このようなレーザー装置はUSP467
2963号公報にも示されるように超音波診断装置で治
療部位の深部の診断を行なって、治療部位の情報を得、
この情報の結果を術名が判断して、レーザー治療を行っ
ている。
(発明が解決しようどする課題) ところが、超音波による生体組織の診断は、苔響インピ
ーダンスの不整合面で超音波が反射してくる現象を利用
しているので、連続的な組織変化を捕えることができず
、Ul織の焼灼進度を検出することができない不具合が
ある。このため、治療ミスを起こしやすい。
この発明は上記事情に着目1.てなされたもので、その
目的とするところは、連続的な組織変化を捕らえ、かつ
信頼性の高いレーザー出力制御のためのデータを得て、
治療進度に応した適切、かつ効率の良いレーザー治療を
行うことができる医療用レーザー装置Nを提携すること
にある。
(課題を解決する手段〉 上記目的を達成するためにこの発明は、治療用のレーザ
ー光を患部に照射する治療用17−ザー装置と、異なる
波長の光を診断用の光と17て発生する発光手段と、こ
の発光手段で発生1.た診断用の光から特定の波長の光
を選択する光選択手段と、この選択された光を生体組織
に照射する光照射手段と、照射部ムχから発生ずる合口
f5号を受信するg響信号を遠出手段と、この音響信号
検出手段゛の受信信号から生体組織の深さ方向の情報を
検出する信号解析手段と、この信号解析手段の結果によ
り前記治療用レーザー装置の出力を制御ずろ出力制御手
段とを設けることにある。
(作 用) この発明の医療用1ノ−ザー装置によると、治療部位に
おいて最も先吸収二が多い波長の光を選択し、これを治
療部位に診断用の照射光として照射し、より大きな音響
信号を発生させる。これにより、音響信号の信号強度が
大きくなる分、音響信号検出手段から、感度のよい情報
が得られていく。
この音響信号を信号解析手段によって解析することによ
り、信頼性の高い連続的な組織変化が捕らえられる。モ
I−で、この信号解析手段の結果に17たがって、治療
用レーザー装置の出力を変えることにより、適切、かつ
効率のよいレーザー治療がなされていく。
(実施例) 以下、この発明を第1図ないし第4図に示す第1の実施
例にもたづいて説明する。第1図はこの発明を適用(ま
た医療用し〜ザー装置]の示し、2は同装置1の本体、
3はこの本体2に接続された例えば側対タイプのプロー
ブ(光照射手段に相当)である。
プローブ3は、例えば先ファイバー4を保護用の外装5
で被覆して(R成されていて、先ファイバー4を通して
、後述する診断用励起光源、例えばキセノンランプ6(
発光手段に相当)からの診断用の励起光6 a s治療
用レーザー発振部7(治療用レーザー装置に相当)から
の治療用のレーザー光7aを生体組織8へ照射できるよ
うにしている。
またプローブ3の先端部には、光ファイバー4の出身・
す端部分に隣接1−で音響検出素子9(音響信号検出手
段に相当)が設けられ、励起光6aの吸収こよって発生
する生体組織8からの音を検出(受信)できるように1
2でいる。なお、音響検出素子9につながるリード線9
aは上記光ファイバー4ど外装5との間を通って、本体
2内に至っている。
また本体2内には、上記プローブ3を接続する接続部1
0の後方、先ファイバー4の光軸延長上に位置して、1
116次、光路切換え機能句きミラー11、集光レンズ
】−2,特定の波長の光を分光(選択)するための/)
)光513(光選択手段に一相当) 集光!ノンズ】4
.光チョッパー15.集光レンズ16および上記キセノ
ンランプ6が設げられている。これにより、キセノンラ
ンプ6から出力された連続光は、光チヨツパ−】−5で
断続光にチョッピングされた後、集光されて分光器13
に導かれ、さらに分光器]3で分光された光が光ファイ
バー4の入射部に集光するようになっている。
さらに本体2内には、上記治療用レーザー発振部7が、
同レーザー電源部】7と共に設けられている。そして、
治療用レーザー発振部7の出射部と上記光路切換付きミ
ラー11とは、ミラー18で光学的に連結されていて、
」1紀ミラー11の切換動作により、1つのプローブ3
に対(7て、分光器13から出力された診断用の励起光
6a(断続光)、治療用レーザー発振部7からの治療用
のレーザー光7aを選択的に導入できるようにしている
こう17た分光器13、光チヨツパ−15、レーザー電
源17、さらにリード線9aが、本体2内に設けた制御
ユニット19に接続されている。そして、この制御ユニ
ット19の構成が第2図に示されている。
すなわち、20は分光器1′3の分光器駆動回路である
。分光器駆動回路20には、分光器駆動回路20に制御
信号を出力する分光器制御部21が接続されている。ま
た分光器制御部21には分光条件設定部22が接続され
ていて、同分光条件設定部22で設定される分光器13
の駆動波長範囲や駆動間隔等にしたがって、分光駆動回
路2「〕を駆動できるようになっている。
また先チョッパー15には、位相調整部23、この位相
調整部23に制御信号を出力ず5位相制御部24が順に
接続されている5、位相制御部24には、例えば位相演
算部25、および深さ方向の距離を入力する。該距離を
連続的に変える等といった位相条件の設定に必要な条件
を入力する位相条件設定部26が接続されていて、位相
条件設定部26から入力される距離を位相演算部25で
、l速算等によって位相へ変換するように1.ている。
そ1.て、その位相にしたがって位相制御部2がら位相
調節部23へ制御信号を出力して、位相調整部23を制
御するようにしている。これにより、位相調整部23か
らは、光チヨツパ−15から入力されるリファ1ノンス
(ref、)信号と同じ周波数で位(目をずらL ?、
:信号が出力するようになっている。
」−記リード線9aには、プリアンプ30、入力部31
が接続されていて、」1記音響検出素子っで検出された
#背信号を入力部31に入力できるように1.でいる。
またこの入力部31には、A M P32、PSD33
、■、PF34、AMP35、出力部361、信号処理
部37が順次接紛;されている。
そ1−で、PSD33は上記位相調整部23にも接続さ
れていて、このPSD33において、」1記音響検出素
子って検出される音響信号のうち、位相調整部23から
出力されるリファレンス(ref、)信号と同期1.た
信号のみを直流成分とLで出力するようにしている。ま
た信号処理部37には画像処理部38が接続されていて
、(A号処理部37からの補正処理された音響信号を、
画像処理部38に接続された例えばCRT等の表示部3
って表示するために、画像処理するようにしている。さ
らに画像処理部38にはメモリ一部40が接続されてい
て、画像処理と共に、そのデーターをメモリ一部401
こ=己憶するよう1こしである。
一方、41は画像処理部38に接続された主制御部であ
る。主制御部41は、」1記分光条件設定部22および
位相条件設定部26に接続されていて、各設定部22゜
26で設定された条件に1またがって」1記画像処理部
38に、表示のための信号を送るようにしである。また
主制御部41は上記レーザー電源部17に接続されてい
る。さらに主制御部41と画像処理部38とは、比較部
42を介して接続されている。そ17て、前後の信号、
例えば治療前後の画像処理部38のデーター(例えば信
号強度等の比較可能なデーター)を比較部42で比較I
〜で、その比較結果に応じた出力制御信号を主制御部4
1からレーザー電源部17に出力するようにしている。
つまり、治療用レーザーの出力を変動させることができ
るようになっている。なお、43は治療用レーザー発振
部70オンオフ操作、治療用レーザー発振部7の出力を
マニュアルで制御する等の1ノ一ザー発振操作部である
また光路切換(=iきミラー11のり摂動も、主制御部
41から出力される制御信号で制御されるようになって
いる。
このように構成された医療用レーザー装置10作用を、
第3図に示すフローチャートおよび第4図に示すタイミ
ングチャートにもとづいて説明する。但17、タイミン
グチャートは位相調整部23、分光器]−3を除き、全
てI、OWのときに信号を出力し、また位相調整部23
、分光器13はそれが動いている様子を表している。
ここで、作用を述べるまえに、診断方法に使用している
音響測定法について説明すれば、これは生体組織8の表
向と深部とで光吸収による熱が発生した場合、深部の方
が組織中を熱伝導]2、表向に伝イつる分たり、遅れて
表面で音に変わる現象を利用している。そ1.て、この
原理を利用12、光励起l−てから音響信号を検出する
までの遅れ時間をもたせて信号を抽出する。つまり、励
起光6aの断続波と音響信号との間に位相差を設けて測
定すれば、生体組織8の深部の情報を抽出できることに
なる。
このことは、この位相を連続的に変えれば、深さ方向の
情報が連続的に検出されることになる。
また、ある値で位相を固定すれば、その位相に対する深
部の情報のみが検出されるので、治療用レーザーがその
部位に到達したときは音響信号の変化でその状態が検出
されることになる。さらに重点的に観察したい部位のみ
、例えば2倍、4倍と細かく位相を走査すれば、分解能
を上げることになる。
つぎに、作用について述べることにする。
例えば、医療用レーザー装置1を体腔内の患部の治療に
用いた場合について述べれば、まず、例えば内視鏡のチ
ャンネルを介してプローブ3を体腔内へ挿入し、治療し
たい部位にプローブ先端のレーザー出射部を配置する。
その後、まず、最初に治療部位の深さ、分解能を上げる
範囲を調べる。
この前診断は、分光条件設定部22で励起光6aの波長
を、例えばr 550 nmJとなるように設定してお
き(初期設定)、この状態で位相条件設定部26を操作
して位相を順次変え、そのときのvf響信号の検出結果
を観察することにより行われる。
すなわち、前診断について述べれば、上記波長の設定の
もとで、主制御部41により、キセノンランプ6を発光
させていく。そして、このキセノンランプ6から出力さ
れた連続光は、主制御部41で制御される光チヨツパ−
15で所定周波数の断続光にチョッピングされ、集光レ
ンズ16で集光された後、分光器13に導かれていく。
ついで、この分光器13において、断続光から上記設定
した特定の波長の励起光6aが分光(選択)され、これ
が集光レンズ12、光路開放状態の光路切換機能付きミ
ラー11を介して、プローブ3の入射部に導入されてい
く。これにより、断続した励起光6aが生体組織8に照
射されていく。
そして、この励起光6aの吸収によって生じる生体組織
8からの音が、プローブ先端の音響検出素子9で検出さ
れていく。そして、この音響信号がプリアンプ30を介
して人力部31に人力され、さらにAMP 32を通っ
てPSD33に入力される。
ここで、PSD33は、音響信号のうち、位相調整部2
3から送られる、リファレンス(ref、)信号と同期
した信号を直流成分として出力するものである。そこで
、上記初期設定と同時に、例えば主制御部41から位相
演算部25を介して位相制御部24に、順次位相を増大
させる制御信号が出力されていく。
したがって、位相調整部23からの信号は順次位相差が
変わるから、音響信号の選択により生体組織8の深さ方
向の連続した情報が得られていく。
このPSD3Bから出力される音響信号(検出信号)が
、LPF34において同信号に含まれる高周波成分が取
り除かれ、さらにA M P 35で直流増幅された後
、出力部36から信号処理部37に出力される。そして
、この音響信号が、信号処理部37において熱拡散等の
補正処理が行われ、さらに画像処理部38において表示
をするための画像処理が行われた後、表示部39の表示
面に例えば信号強度のグラフとして表示されていく。
ついで、術者は、この表示部39の表示を見て、治療部
位の深さと、重点的に見たい部位の分解能(位相を変化
させる割合)を上げる範囲とを選択していく。なお、分
解能を上げる範囲以外については分解能を下げるなどの
選択をしてもよく、こうすれば、その分、測定時間が短
(てすむ。
そして、こうした前診断が終えたら、治療部位を測定(
診断)していく。
すなわち、まず、上記選択した条件を位相条件設定部2
6で設定するとともに、例えば励起光6aの波長を可変
する条件を分光条件設定部22に設定する。
すると、位相条件設定設定部26で設定された深さは、
位相演算部25で深さに応じた位相に計算され、位相制
御部24に深さに応じた位相を出力していく。そして、
この出力信号にしたがって位相制御部24からは位相調
整部23に位相に応じた制御信号が出力され、位相調整
部23から出力される信号(位相調整部23に入力され
るリファレンス信号と同じ周波数で、位相が異なる信号
)の位相を深さに応じた位相に固定していく。また設定
にしたがって分光器制御部21から分光器駆動回路20
に波長に応じた制御信号が出力されていく。またこの設
定具合によって、主制御部41から画像処理部38に波
長表示となるモードの信号が出力されていく。
これにより、位相が一定で、かつ励起光6aの波長を変
えながらの音響信号の検出が行われ、その結果が表示部
39に表示されていく。なお、励起光6aの波長の可変
はマニコアルで設定せずに、主制御部41を用いて自動
的に変わるようにしてもよい。
ここで、光のエネルギーは、波長によって異なり、短波
長になる程、光のもつエネルギーが高いことがわかって
いる。
このため、上記のように波長を変えながら音響信号を検
出すると、光吸収二の差によって音響信号の強度は変化
する。
術者は、この様子を表示部39の表示から判断1、て、
音響信号が最も大きくなる波長λを選択する。そして、
波長が「λ」となるよう分光条件設定部22を設定して
、励起光6aの波長を「λ」に固定していく。これによ
り、治療部位において最も先吸収係が多い波長の光に固
定することになる。
そして、この位相固定、波長可変の測定を終えたら、今
度は波長を「λ」で固定し、位相を可変する音響信号の
検出を行なう。
これには、分光条件設定部22の設定はそのままに、位
相条2件設定部26に位相を変える条件を設定していく
。この際、特に重要な部位があれば、分解能を上げる条
件を設定する。この設定具合によって、主制御部41.
から画像処理部38に位相表示となるモードの信号が出
力されていく。
すると、波長が「λ」で一定に固定され、位相を、変え
ながらの音響信号の検出が行われていく。
具体的には、順次位相差を増加させながら音響信号を連
続して調べていく。
これにより、治療部位の深さ方向の連続的な組織の様子
がわかる。そして、その結果が画像処理部38を介して
表示部3つに表示されていくと共に、メモリ一部40に
記憶されていく。
ここで、信号強度が急激に変化する場所で、組織が異な
ると考えられるから、結果から治療のための目的部位が
イ)かる。
つぎに、治療の段階に入る。治療は、上記表示部39に
表示された組織の様子から判断してレーザー出力を設定
した後、レーザー発振操作部43を操作すればよい。す
なわち、治療用レーザー発振部7が動作するとともに、
光路切換えミラー1〕−が光路閉塞側に切換わって、治
療用のレーザ光7aがプローブ3を通じて目的の部位に
照射されていく。これにより、患部の治療がなされてい
く。
そして、治療をある程度行なった後、再び上記治療部位
の診断と同じ音響信号の検出の操作を行ない、治療部位
を診断していく。これにより、今度は、その治療をある
程度行なった治療部位の音響信号が表示部39に前回の
表示に重ねて表示される。と同時に、比較部42で、治
療後に測定された音響信号と、前回の治療前に測定され
メモリ一部40に記憶された音響信号とが比較され、音
響信号の変化が検出されていく。そして、この検出結果
が、出力制御信号として主制御部41を介してレーザー
電源部17に出力され、治療用1/−ザー発振部7の出
力を制御していく。例えば治療後にn1定した深部方向
の連続な音響信号の強度が、治療前(前回)に測定した
音響信号の強度に比べて、「20%」減少したら、レー
ザー出力を「30%」下げていく。これにより、レーザ
ー出力は治療状悪に応じて適切に制御され、このレーザ
ー出力で、再び治療、診断を続行していく。こうした手
順を治療の進行度にしたがい、常に新しい測定結果にも
とづいて、治療が終了するまで縁り返し行なえばよい。
なお、最初の治療で治療が終われば、レーザー発振を止
めればよい。
かくして、音響測定法により、治療部位の深部方向の連
続的な情報を得ることができるから、連続的な組織変化
を捕らえて、焼灼進度(治療進度)に応じたレーザー治
療を行なうことができる。
しかも、重点的に測定したい部位に、この部位で最も光
吸収量が多い波長の光を照射することができるので、ご
く小さい生体組織8からの音響信号を光吸収量に比例し
た大きな強度に増大させることができる。このことは、
その分、より感度の高い測定ができ、それによって信頼
性の高いレーザー出力の制御のためのデータを得ること
ができる。
それ故、治療部位に応じた適切、かつ効率のよいレーザ
ー治療を行うことができ、必要以上に部位を焼灼したり
、逆に残したりする治療ミスを防ぐことができる。
また音響信号の感度が良いので、位を目を部分的に細か
く変えることを利用して、高い分解能を得ることかでき
る。
なお、上記実施例において、術者による設定入力を表示
画面上で、マウスを用いて入力してもよい。
また、第5図ないし第11図はこの発明の第2の実施例
を示す。第2の実施例は、上記第1の実施例の変形例で
、第1の実施例において手動操作に頼っていた治療部位
の深さ、分解能を上げる範囲、波長λの検出を自動的に
行えるようにしたものである。
構成は、第1の実施例の主制御部1位相条件設定部1分
光条件設定部に代えて、中央制御部5゜を設けて、この
中央制御部50から出力される制御信号で、位相演算部
25および分光制御部21を制御させる。また中央制御
部5oに測定条件設定部51を接続して、初期の測定条
件の設定を行うようにしている。さらに中央制御部5o
には、音響スペクトルピーク位置を検出する音響スペク
トルビーク位置検出部52および音響信号の変化率を検
出する音響信号変化率検出部53が接続されている。そ
して、これら音響スペクトルピーク位置検出部52と音
響信号変化率検出部53とが、切換えのためのスイッチ
54を介して比較部42に接続され、比較部42で比較
された結果を音響スペクトルピーク位置検出部52ある
いは音響信号変化率検出部53に導くようにしている。
なお、スイッチ54の切換制御は、中央制御部50で行
われる。
また中央制御部50には、レーザー電源部17を制御す
るレーザー出力制御部55が接続され、音響信号変化率
検出部52の変化に応じた制御信号、例えば「20%」
減少したらレーザー出力を「30%」下げるような信号
をレーザー出力制御部55に出力するようにしている。
なお、第5図中、第1の実施例と同一部分には同じ符号
を付してその説明を省略した。
こうした医療用レーザー装置も、第1の実施例と同様な
第6図に示すフローチャート、および第11図に示され
るタイミングチャートに沿って診断ならびに治療が行わ
れる。
すなわち、最初、n1定条件設定部50から初期の測定
条件、つまり励起波長の設定(550rv)等をすると
、中央制御部51の指令によって分光器制御部21、お
よび位相演算部25を通じて位相制御部24が制御され
ていく。これにより、上記波長を励起され、位相を順次
変えながら音響信号の検出ならびに表示が行われていく
ここで、治療部位の深さは音響信号が急激に変化すると
考えられるから、その様子を画像処理部38からスイッ
チ54を通して入る音響信号変化率検出部53で検出し
、判断していく。例えば変化率が最大になる位置を界面
とする。
またこの治療部位の深さと共に設定される分解能を上げ
る範囲も、音響信号の急激に変化を利用して、音響信号
変化率検出部53の検出結果から設定されていく。すな
わち、分解能を上げる範囲は、始めは、第7図および第
8図に示すように、表面を始点aに固定し、終点すを例
えば急激に音響信号が減少する点から決定していく。そ
して、このaからbの範囲のみ、例えば他の範囲の4倍
の精度て4111定するようにする。なお、表面が第9
図および第10図のように焼灼された場合は、始点aを
表面とはせず、音響信号が例えば急激に増加する点を自
動的に判断して決定(2ていく。
続いて、深さに応じた位相に固定されていく。
この位相は基本的には例えば上記検出された始点aと終
点すの中間値(a→−b)/2で固定される。
そして、これを利用17て、焼灼により、始点aが終点
すに近付くと、a−bとなって自動的にレーザー治療を
終了さぜるようにも(−でいる。
ついで、中央制御部50の指令によって、スイッチ54
および分光器制御部21を制御り5、位相を固定17、
波長を変化させた音響信号の検出が行われていく。そし
て、このとき画像処理部38て処理されるデータである
音響信号の強度のピーク値を音響スペクトルビーク位置
検出部52で検出]7て、最も音響信号が大きくなる波
長λを自動的に決定していく。なお、複数のビーク位置
がある場りは、音響信号の大きい方を、ピーク位置をも
たない場合は測定範囲で最大値をとって決定1〜ていく
波長λの設定を終えたら、続いて中央制御部500指令
によって、スイッチ54および位相制御部24を制御1
7、波長を固定(−1位相を順次変化させた音響信号の
検出が行われていく。
これにより、治療部位の深さ方向の連続的な組織の様子
がわかり、第1の実施例ど同様、治療が終了するまで、
診断・診断を繰り返せばよい。
このように第2の実施例は、第1の実施例において手動
で(2ていた操作も自動的に行なえるので、術者の手間
がほとんど無くなり上、早く、かつ効率の良い診断と治
療が行なえる利点をもたらす。
なお、第9図に示すタイムチャー1・も、L OWのと
きに信号を出力するものである。またスイッチ54につ
いては、HI G Hのときに音響(に何度化率検出部
53側に接続され、LOWのときに音響スペクトルビー
ク位置検出部52側に接続されるものである。
また、第12図はこの発明の第3の実権例を示す。本実
施例は、上記第1および第2の実施例の変形例で、励起
光源としてキセノンランプの代わt〕に、CW(連続波
レーザー光)発振のレーザー光を出力する診断用レーザ
ー発振部60を使用1゜たちのである。
CW発振のレーザー発振部60は、キセノンランプに比
べて出力が大きいため、音響信号を大きくとることがで
きる利点があり、その分、検出感度が高くなるf1点を
もたらず。
(発明の効里) 以上説明したようにこの発明によれば、音響測定法によ
り、治療部位の深部方向の連続的な情報を得て、連続的
な組織変化を捕らえることができ、焼灼進度に応じたレ
ーザー治療を行なうことができる。
;7かも、治療部位で最も光吸収瓜が多い波長の光を照
射することができるので、ごく小さい生体組織からの音
響信号を光吸収瓜に比例1.た大きな強度に増大させる
ことができ、より感度の高い測定ができろ。
それ故、信頼性の高いレーザー出力の制御のためのデー
タを得ることができるので、先の焼灼進度に応じたレー
ザー治療と合わせて、治療部位に応じた適切、かつ効率
のよいレーザー治療を行うことができ、必要量」二に部
位を焼灼lまたり、逆に残したりする治療ミスを防ぐこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの発明の第1の実施例を示し、
第1図は医療用レーザー装置の概略構成図、第2図はそ
の制御ユニットの構成を示すブロック図、第3図は治療
部位を音響測定法で診断して治療するまでの手順を示す
フローチャート、第4図はそのときのタイミングチャー
ト、第5図はこの発明の第2の実施例の要部となる制御
ユニットの構成をその周辺機器と共に示すブロック図、
第6図は治療部位を音響測定法で診断して治療するまで
の手順を示すフローチャー 1・、第7図は治療部位の
深Xを説明するために示(7た音響13号の分布の図、
第8図はその音響信号の強度を示lまた線図、第9図は
焼灼したときの治療部位の変化を説明するために示17
た音響信号の分布の図、第10図はその音響信号の強度
を示した線図、第11図は音響n1定法で診断して治療
するまでのタイミングを示すタイミングチャート、第1
2図はこの発明の第3の実施例の要部を示す医療用レー
ザー装置の概略構成図である。 3・・・プローブ、6・・・キセノンランプ、7・・・
治療用レーザー発振部、9・・・音響検出素子、13・
・・分光器、15・・・光チヨツパ−19・・・制御ユ
ニット、21・・・分光器制御部、23・・・位相調整
部、24・・・位相制御部、33・・・PSD、3g・
・・画像処理部、40・・・メモリ一部、41・・・主
制御部、42・・・比較部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 治療用のレーザー光を患部に照射する治療用レーザー装
    置と、異なる波長の光を診断用の光として発生する発光
    手段と、この発光手段で発生した診断用の光から特定の
    波長の光を選択する光選択手段と、この選択された光を
    生体組織に照射する光照射手段と、照射部位から発生す
    る音響信号を受信する音響信号検出手段と、この音響信
    号検出手段の受信信号から生体組織の深さ方向の情報を
    検出する信号解析手段と、この信号解析手段の結果によ
    り前記治療用レーザー装置の出力を制御する出力制御手
    段とを具備したことを特徴とする医療用レーザー装置。
JP1269676A 1989-10-17 1989-10-17 医療用レーザー装置 Pending JPH03131247A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994028804A1 (en) * 1993-06-15 1994-12-22 British Technology Group Limited Laser ultrasound probe and ablator
CN113471797A (zh) * 2021-05-14 2021-10-01 中国人民解放军空军军医大学 一种集病理检测和激光治疗功能一体的光纤激光器

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