JPH03126448A - 医療用レーザー装置 - Google Patents

医療用レーザー装置

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JPH03126448A
JPH03126448A JP1263493A JP26349389A JPH03126448A JP H03126448 A JPH03126448 A JP H03126448A JP 1263493 A JP1263493 A JP 1263493A JP 26349389 A JP26349389 A JP 26349389A JP H03126448 A JPH03126448 A JP H03126448A
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JP
Japan
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laser
signal
treatment
medical treatment
image processing
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Pending
Application number
JP1263493A
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English (en)
Inventor
Satoshi Mizukawa
水川 聡
Takashi Tsukatani
塚谷 隆志
Shinji Hatta
信二 八田
Yoshihiro Kosaka
小坂 芳広
Seiji Yamaguchi
山口 征治
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、患部の状態や治療進度を表示する表示手段
を供えた医療用レーザー装置に関する。
(従来の技術) 医療用レーザー装置を用いたレーザー治療は、患部にレ
ーザー光を照射することにより行われる。
ところで、レーザー治療は、治療したい部位以上の範囲
をレーザー光で焼いたり、治療したい部位を残したりす
るといった治療ミスがないようにしなければならない。
そこで、レーザー治療を行なう際に、患部の状態や治療
進度を表示できるようにした医療用レーザー装置が提案
されている。
従来、このようなレーザー装置はUSP4672963
号公報にも示される超音波診断装置を併用した構造が用
いられ、超音波診断装置で患部を画像表示させ、その画
像を見ながらレーザー治療を行なっている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、超音波による生体組織の診断は、音響インピ
ーダンスの不整合面で超音波が反射する現象を利用して
いるので、レーザーによる焼灼過程の微妙な組織変化を
捕らえることができない難点をもち、患部の状態や治療
の進行度が把握しにくい不都合がある。特に、医療用レ
ーザー装置は生体組織の具合を医師が判断して治療する
ので、治療ミスの原因ともなりやすい。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目
的とするところは、常に治療部位の状態やレーザーの進
行度を確認しながら、治療部位に応じたレーザー治療が
できる医療用レーザー装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するためにこの発明の医療用レーザー装
置は、治療用のレーザー光を患部に照射する治療用レー
ザー装置と、診断用の照射光を生体組織に照射する光照
射手段と、この照射部位から発生する音響信号を受信す
る音響信号検出手段と、この音響信号検出手段の受信信
号から生体組織の深さ方向の情報を検出する信号解析手
段と、この信号解析手段で検出された音響信号の解析結
果を画像処理する画像処理手段と、この画像処理手段の
画像処理結果を表示する表示部と、前記信号解析手段の
検出結果により前記治療用レーザー装置の出力を制御す
る出力制御手段とを設けることにある。
(作 用) この発明の医療用レーザー装置によると、生体組織に診
断用の照射光を照射するに伴い生じてくる音を信号解析
手段で解析することにより、治療部位の表面から深部ま
での連続的な情報が得られる。そして、この情報を解析
した結果を画像表示するとともに、その結果により治療
用レーザー装置の出力を変え、上記表示された画像を見
ながらレーザー治療を行なえば、常に治療部位の状態や
レーザーの進行度を確認しながら、治療部位に応じたレ
ーザー治療ができるようになり、従来のようにレーザー
による焼灼過程の微妙な組織変化が捕らえられないとい
った不都合はなくなる。
(実施例) 以下、この発明を第1図ないし第5図に示す第1の実施
例にもとづいて説明する。第1図は医療用レーザー装置
の構成を示す。この医療用レーザー装置は、診断用レー
ザー装置1と従来の治療用レーザー装置2とから構成さ
れている。
治療用レーザー装置2は、図示はしないが本体内部に治
療用のレーザー光2aを発振する治療用レーザー発振部
、該レーザー発振部の電源となるレーザー電源部などの
レーザー光発振機器を内蔵し、また本体に上記治療用レ
ーザー発振部から発振されたレーザー光2aを治療部位
に導光するための治療用レーザープローブ3(光ファイ
バーよりなる)接続した構造となっている。
また診断用レーザー装置1は、っぎのようになっている
。すなわち、4は診断用レーザー装置1の本体、5はそ
の本体4に接続された例えば側対タイプの診断用し〜ザ
ーブローブである。診断用レーザープローブ5は、例え
ば光ファイバー6を保護用の外装7で被覆してなる。ま
た光ファイバー6の先端の出射部分には集光レンズ8が
設けられ、この集光レンズ8から後述する診断用レーザ
ー発振部9からの診断用のレーザー光9aを生体組織1
0へ照射できるようにしている。また診断用レーザープ
ローブ5の先端部には、集光レンズ9と隣接して音響検
出素子11(本願の音響信号検出手段に相当)が設けら
れ、レーザー光9aの吸収によって発生する生体組織1
0からの音を検出(受信)できるようにしている。そし
て、音響検出素子11につながるリード線11aが上記
光ファイバー6と外装7との間を挿通している。
また本体4内には、上記診断用レーザープローブ5を接
続する接続部12の後方、光ファイバー6の光軸延長上
に位置して、光チヨツパ−14および診断用のレーザー
光9aを発振する診断用レーザー発振部9が順次設けら
れている。これにより、診断用レーザー発振部9から出
力されたレーザー光9aは、光チヨツパ−14で断続光
にチョッピングされた後、診断用レーザープローブ5に
導入されるようになっている。
上記光チヨツパ−14にはロックインアンプ15、信号
処理部16が順次接続されている。またロックインアン
プ15には、プリアンプ18を介して上記音響検出素子
11のリード線11aが接続されている。ロックインア
ンプ15は、レザー光9aのチョッピング周波数をリフ
ァレンス信号(ref、)として入力し、音響検出素子
11で検出される音のうち、それに同期した周波数成分
の信号のみを信号処理部16に出力するものである。こ
のロックインアンプ15には制御部19(マイクロコン
ピュータおよびその周辺回路よりなる)が接続されてい
る。そして、この制御部19にて上記ロックインアンプ
15は位相差が連続的に変わるように制御されるように
なっていて、信号強度の検出から生体組織10の深さ方
向の情報を連続的に得ることができるようになっている
(本願の信号解析手段に相当)。なお、信号処理部16
は入力された信号の補正等の処理を行なうものである。
また信号処理部16には、メモリ部20を内蔵した画像
処理部21、および例えばCRT等で構成された表示部
22が順に接続されている。上記画像処理部21は上記
信号処理部16から出力された信号を画像処理するとと
もに、上記制御部19の制御により、画像処理された信
号をメモリ部20に記憶するようにしである。また制御
部19には診断、治療に必要な設定情報を入力したり、
表示モードの選択情報を入力する等の操作を行なう操作
部23が接続されていて、操作部23から入力される表
示モードの選択にしたがって、メモリ部20に記憶され
た深さ方向の情報を表示部22に画像表示できるように
なっている。なお、表示モードには、例えば1つの画面
上に診断毎の深さ方向の情報を表示する単一モード、さ
らには前回の診断時における深さ方向の情報に、現在診
断したときの深さ方向の情報を重ね合わせて表示する重
モード等が設定しである。
そして、上記制御部19が上記治療用レーザー装置2に
接続されている。また上記操作部23には治療用レーザ
ー装置2の出力を可変するための可変機能、例えば出力
調整ノブ(図示しない)が設けられ、操作部23の操作
にしたがって制御部19を介して治療用レーザー装置2
の出力を可変できるようにしている。つまり、表示部2
2に表示される画像結果、つまり解析結果から、医師の
判断をうながして治療用レーザー装置2の出力を制御で
きるようになっている(マニュアル)。
しかして、このように構成された医療用レーザー装置を
用いて、レーザー治療を行うときは、例えば第4図に示
すフローチャートに沿って行われる。
すなわち、最初、レーザー治療に先立って、治療部位を
診断用レーザー装置1で診断する。
ここで、この診断方法を述べるまえに、診断用レーザー
装置1の作用について説明すれば、診断用レーザー装置
1には、生体組織10に対して照射された断続のレーザ
ー光9aの吸収によって生じる音を音響検出素子11で
検出して、生体組織10の深さ方向の情報を連続して得
るようにした方法(音響測定方法)を用いている。
その原理について説明すれば、第3図に示されるように
例えばレーザー光9aが生体組織10に照射されたとき
、例えば表面aからはSa1深部すからはsbの音響信
号が得られるものとすれば、表面aからの音響信号は第
2図のrS a Jて示すような波形として得られ、深
部すからの音響信号は、深い分、遅れた第2図のrS 
bJで示すような波形として得られる。
このことは、断続出射されるレーザー光9aの吸収によ
って生じる音には、生体組織10の表面a又は深部すの
情報が含まれる。
ここで、Δtを生体組織10の表面aから音響検出素子
11まで音が伝わるのに必要な時間ならびに測定系の遅
れ時間とし、tdを遅延時間とすれば、遅延時間tdに
よる位相のずれ量がそのまま深さとなる。それ故、遅延
時間tdは、ロックインアンプ15のref、信号とプ
リアンプ18の出力信号の位相差と、レーザー光9aの
断続周波数とから、下記の式で求まる。
td−(1/断続周波数)X(位相差/360°)しか
るに、ある深さの情報は、その深さに合った位相差の信
号強度を測定することで検出できることになる。
したがって、制御部19によってロックインアンプ15
の位相差を連続的に変えて信号強度を見れば、深さ方向
の情報が連続的に検出されることになる。
さて、こうした機能の診断用レーザー装置1を用いて、
治療部位を診断するときは、まず、例えば内視鏡のチャ
ンネルを介して診断用レーザープローブ5を体腔内へ挿
入し、診断したい部位に先端のレーザー出射部を配置す
る。そして、操作部23を所要に操作する。すると、診
断用レーザー発振部9が動作するとともに、光チヨツパ
−14が動作していく。これにより、レーザー発振部9
から発振された診断用のレーザー光9aは所定の断続周
波数で断続され、この断続のレーザー光9aが診断用レ
ーザープローブ5の先端の集光レンズ8から生体組織1
0に照射されていく。なお、上記断続周波数はリファレ
ンス信号として、ロックインアンプ15に入力される。
そして、断続したレーザー光9aの吸収に生じる生体組
織10からの音か音響検出素子11で検出されていく。
ついで、この検出信号がプリアンプ18で増大された後
、上記ロックインアンプ15に入力されていく。
治療部位の診断は、操作部23の操作により、当初、ロ
ックインアンプ15の位相差をrO’ J、つまり生体
組織10の表面に設定して、音響信号の強度を測定し始
め、順次、位相差を増加させながら連続して調べる。つ
まり、操作部23の設定にしたがって、ロックインアン
プ15で選択された信号は、信号処理部161画像処理
部21で順に処理されて、表示部22に表示されていく
ここで、信号強度が急激に変化する場所で、組織が異な
ると考えられるから、深さ方向の生体組織10の様子が
わかり、この結果から治療のための目的部位を決定して
いく。
つぎに、治療の段階に入る。治療は、例えば上記診断用
プローブ5を挿通した内視鏡に治療用レーザープローブ
3を挿入し、この治療用レーザープローブ3の先端のレ
ーザー出射部を上記決定した目的の部位に配置する。そ
の後、操作部23を操作して、治療用レーザー装置2を
動作させ、治療用のレーザー光2aを治療用レーザープ
ローブ3を通じて目的の部位に照射し、患部を治療して
いく。
治療をある程度、具体的には数秒程度、行った後で、上
記治療部位の診断と同じ手順で行ない、目的の部位を診
断していく。そして、この診断結果を、今度は操作部2
3のモード切換操作によって、この診断結果を、先の治
療前の目的部位の深さ方向の連続的な表示に重ね合わせ
て表示していく。この表示の例が第5図に示されている
すなわち、第5図は目的部位における生体表面から深さ
に対する音響信号の強度を表示したもので、治療前に診
断した結果が実線で示され、数秒の治療した後の結果が
破線で示されている。但し、図中に記述(表示)される
表面からの深さは、上述の遅延時間を求める式と生体組
織10内の熱伝導率から計算して求めている。
この画面上に表示された実線と破線とのグラフを見ると
、どの深さまでレーザー光2aが届いて、治療されてい
るかが、治療前のグラフとの対比から一目でわかる。こ
の例では、「α」で示される付近まで、治療されている
と考えてよい。
そして、診断後、この画像表示された結果を見て、医師
の判断に基づいて操作部23を操作し、治療用レーザー
装置2のレーザー出力を適切に制御し、再び治療を続行
していく。こうした手順を治療の進行にしたがい、常に
新しい診断結果に基づいて、治療が終了するまで繰り返
し行なえばよい。なお、治療、診断を2回以上行なう場
合の表示は色を変えてわかりやすくしている。
かくして、音響測定法を利用するので、従来のようにレ
ーザーによる焼灼過程の微妙な組織変化を捕らえられな
いといった不具合なく、常に治療部位の状態やレーザー
の進行度を画像表示で確認しながら、そのときの状況に
合ったレーザー治療ができる。
したがって、治療したい部位以上の範囲をレーザー光で
焼いたり、治療したい部位を残したりする治療ミスを防
ぐことができる。
なお、この第1の実施例のように生体組織9の深さに対
する音響信号強度でグラフ表示するのではなく、下記の
ような他の表示にしてもよい。
第6図は第2の実施例で、これは励起光の波長に対する
音響信号強度をグラフ表示したものである。但し、図中
に記述(表示)される表面からの距離は、上述の遅延時
間を求める式と生体組織10内の熱伝導率から計算して
求めている。
具体的には、これは、第1図に示す診断用レーザー発振
部9を波長可変の光照射部にし、この光照射部の波長を
変える装置(図示しない)を制御部19で駆動制御する
構成とする。そして、表面からの距離を任意の値に設定
し、波長を変えながら音響信号を検出して、これを表示
部22に表示したものである。実線が治療前の診断結果
、破線が数秒の治療を行った後の診断結果である。
この表示例からは、治療を行った後、「β」の部位にお
いて、例えば内出血が生じたと考えられる。そして、こ
の診断結果を参考に上記第1の実施例と同様、治療用レ
ーザー装置2のレーザー出力を制御して治療を続行し、
これを完全に治療が終了するまで繰り返せばよい。なお
、表示は例えば順次、色を変えるようにすればわかりや
すくなる。
第7図は第3の実施例で、これは上記第5図および第6
図に示した表示を三次元表示を用いて、1つの画面上に
合わせて表示するようにしたものである。具体的には、
表面からの距離を任意の数点選択して、音響スペクトル
を測定するとともに、波長を連連続的に変化させた結果
を、3つのパラメータで三次元的に表示したものである
。第8図は、そのパラメータを逆にした三次元表示の例
である。こうした三次元表示は、組織内部の状態が深さ
方向に行くにつれて変化していく様子が、同時に数本の
表示をすることでわかりやすくなる。
第9図は第4の実施例で、これは第1の実施例で述べた
のとは異なる方法で音響信号の強度を測定した結果を表
示したものである。
すなわち、これは、第1の実施例において、−定の深さ
の目的部位の情報が得られるようにロックインアンプ1
5の位相差を固定して、音響信号を検出しながら治療を
行なう方法を用い、目的部位が治療されるにつれて変化
する音響信号を検出しながら治療を行う方法を採用した
ときのものである。そして、このときの目的部位が治療
されるにつれて変化する音響信号の強度を、第9図では
レーザー照射量との関係で表示している。
具体的には、ロックインアンプ15の位相差を決めると
き、例えば治療したい部位の最も深い所に設定したい場
合、例えば上記第5図の表示モードで示される診断結果
から治療部位の最も深い所を読み取って設定する。そし
て、この設定した位相のもとで、音響信号を検出しなが
ら治療したときの、信号強度の変化をグラフ表示したも
のである。なお、本実施例ではグラフ表示と合わせて、
レーザー出力もデジタル表示しである。
但し、横軸のレーザー照射量は断続的に、かつ出力が変
っても演算されて表示するようにしである。
この場合、音響信号強度は、上述の実施例のときのよう
に治療が完全に終わっても「0」にはならない。しかし
、本実施例では治療終了がrOJになる方がわかりやす
いので、画像処理部21で治療終了が「0」となるよう
に補正しである。
なお、第9図の表示例において、レーザー照射によって
、設定した深さの生体組織の温度が上昇していく様子を
「γjとし、次第に焼灼されていく様子を「δ」として
考えれば、この場合、「γ」から「δゴヘ行くにしたが
って、レーザー出力を制御部19を介して下げる方向に
制御すればよい。
こうした表示によると、表面からの一定な深さからの情
報のみを取り出して、治療を行ないながら音響信号の変
化を表示するので、治療される部位の経時変化が一目で
わかるうえ、その信号の変化から治療用レーザーの出力
も制御できるようになる。
第10図は第5の実施例で、これは音響検出素子11を
ラジアル的に回転させて診断した場合の表示例を示す。
これは、ラジアル方式を使用すると診断用レーザープロ
ーブ5の軸方向に対する断面像を平面的に捕えることが
できることを利用したものである。
具体的には、これは一方向に向けて診断用のレーザー光
9aを照射して、位相を変えながら音響信号を検出する
。さらに方向を変えて診断を繰り返して、全周の診断を
完了し、これら検出された音響信号を、信号の大きさで
複数段階、例えば10段階に濃度表示したものである。
こうした表示は、先の実施例のようなグラフ表示に比べ
一目でわかる利点がある。しがも、必要ならば、拡大表
示もできる。特に、深さ方向の情報が連続であるため、
拡大を多少しても、画質は悪くならずに細部までわかる
なお、第11図はその拡大表示した表示例を示す。
第12図は第6の実施例で、これは第1の実施例で説明
した治療前後の音響信号強度を比較した表示に、上記ラ
ジアル方式を用いたものである。
本実施例では黒い部分が、焼灼によって焼けた部分を示
している。
こうした表示にすると、先にも述べたように音響信号の
大きさを複数段階、例えば1o段階の濃度で表示するた
め、焼けた部分と、焼灼部分が焼灼されていない部分と
が濃度の違いによってはっきり区別される。しかも、レ
ーザー照射によって温度上昇した部分も、濃度変化で表
せる利点がある。
なお、10段階の濃度差をさらに分けると、より詳しい
表示は可能である。
第13図は第7の実施例で、これは複数、例えば4分割
された画面上に、順次、画像表示したものである。
すなわち、先の第6の実施例の場合、診断を繰り返して
行なうと、前に表示した画像が消えてしまう。そこで、
本実施例は4分割された画面上に、数秒間の治療後の診
断を繰り返すごとに、順次、画像表示したものである。
ここでも、上述の第6の実施例と同様、音響信号の大き
さを10段階の濃度変化で表示しである。
こうした表示にすると、4段階の経時変化が見られる利
点がある。つまり、複数の診断結果が表示できるため、
治療の様子が連続的に見られる上、それらの比較するこ
ともでき、治療進度が一目でわかる。
なお、4分割に限らず、2分割や8分割方式で画像表示
するようにしてもよい。
また、上述した実施例は、いずれも検出した音響信号を
信号処理し画像処理した表示画像を見て、医師の判断に
基づいて治療用レーザーの出力を制御部19を介して制
御したが、治療用レーザーの出力を自動制御するように
してもよい。この自動制御の例が第14図に、第8の実
施例として示されている。
すなわち、画像処理部21と制御部19とを比較部30
で接続して、上記第1の実施例と同様に検出した音響信
号を信号処理、画像処理して表示する一方で、治療前後
の信号強度を比較部3oで比較し、その値に応じた出力
制御信号を制御部19から治療用レーザー装置2に出力
し、自動的に治療用レーザーの出力を変動させるように
したものである。
具体的には、第1の実施例の場合、設定した深さの所で
の数秒間の治療後の音響信号強度のレベルが元の信号の
値に対してどの程度変化したがを比較部30で検出して
、治療用レーザー装置2の出力を制御することになる。
例えば元の信号レベルの10%の変動に対してレーザー
の出力を30%下げる制御を行なう。
また第3実施例の場合、比較部30によって、常に音響
信号強度の変化率を計算し、その変化率の大きさによっ
て治療用レーザー装置2の出力制御を行なう。例えば、
変化率が1/3のときレーザーの出力を10%下げる制
御を行なう。なお、この場合、補正した信号強度がrO
Jになったとき、治療が目的部位に及んだと判断して、
治療用レーザー装置2の出力が停止する。
また、この他、第4の実施例の表示例を利用して、治療
用レーザー装置2の出力を自動制御してもよい。例えば
設定位置の入力をマウス(図示しない)を用いて行ない
、画面上の座標から生体組織10中の位置を算出して比
較部30に入力して、出力を制御すればよい。具体的に
は、上述した第11図(第5の実施例の変形例)と第5
図(第1の実施例)を共に表示し、治療前と数秒間の治
療後の信号強度の変化から治療用レーザー装置2の出力
を変える方法と、第11図と第9図(第4の実施例)を
共に表示し、音響信号強度の変化率を常に計算して治療
用レーザー装置2の出力を変え例である。この実施例は
、第1の実施例(又は第8の実施例)の変形例で、注目
して見てみたい範囲のみ、分解能を高めることができる
ようにしたものである。
すなわち、構成はプリアンプ18を、入力部40、AM
P41、PSD42、LPF43、AMP44、出力部
45を介して、信号処理部16に接続する。また光チヨ
ツパ−14を、位相調整部46、位相制御部47、位相
演算部48、重点診断設定部49を介して、制御部19
に接続する。そして、光チヨツパ−14からのリファレ
ンス信号(ref、)を位相調整部462位相演算部4
8に入力させ、また位相調整部46からの信号をP S
 D42.信号処理部16に入力させるようにしている
。なお、他の部位は上述の第1の実施例と同じなので、
同一符号を付してその説明を省略した。
本実施例によると、最初の診断条件を、操作部23を使
って重点診断設定部49で設定し、診断を開始すればよ
い。すなわち、音響検出素子11で検出された微妙な音
響信号が入力部40に入力されると、PSD42におい
て、音響信号と任意の位相差をもつリファレンス信号と
同期した信号成分のみが抽出される。そして、この出力
信号が信号処理部16で、組織中の熱拡散等による影響
を補正された後、メモリ部20に記憶されると同時に、
表示するための画像処理が画像処理部21で行われてい
く。なお、上記設定した値は、光チヨツパ−14から送
られるリファレンス信号の位相を基準として、位相演算
部48において、第16図に示す設定範囲(a、b)や
スキャンする位相差間隔(Δθ)への変換等の計算が行
われる。
そして、この出力で、位相制御部47を介して位相調整
部46の位相を変えて測定している。
つまり、医師は表示画面から判断し、重点診断設定部4
9の操作で、特に注目して見たい範囲のみ、分解能を上
げることができる。またそれ以外の部分は、測定時間を
短くするために分解能を下げることもできる。しかも、
分解能は特に注目したい部分のみを、他の部分より2倍
、4倍、8倍と高くすることができる。
第17図ないし第21図は、第10の実施例である。本
実施例は、第9の実施例の変形例で、同実施例の重点診
断する部分を自動的に行えるようにしたものである。
すなわち、構成は画像情報を比較するよう画像処理部2
1の信号を比較部50を介して制御部19に入力するよ
うにするとともに、比較部50からの信号を信号変化率
検出部51を介して重点診断設定部4つに入力するよう
にしたものである。
しかして、重点的に診断する部位は、最初の診断条件に
より決定するが、このとき第16図で示される設定範囲
の位相の最初の部分aを表面(位相0°)に固定してお
く。すると、終点部分すについては、比較部50で信号
の変化量が調べられ、さらにその調べた結果が信号変化
率検出部51で例えば30%減少する所の深さの距離と
して検出され、これ検出信号が重点診断設定部4つにr
bJの値として出力されていく。これにより、第18図
に示されるように重点させる部分がシフトされていく。
また数秒間の治療後、表面が焼灼された場合は、第19
図に示されるように焼灼されていない部分との境をra
L、の値として入力するために、上述のrbJの値の決
定で用いた手順で、raJO値も決定されていくことに
なる。
したがって、治療進度にしたがって、重点診断させる部
分が自動的にシフトして設定されていく。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明によれば、音響測定法によ
り、レーザーによる焼灼過程の微妙な組織度化が捕らえ
られないといった不都合なく、常に治療部位の状態やレ
ーザーの進行度を確認しながら、治療部位に応じたレー
ザー治療ができる。
したがって、治療したい部位以上の範囲をレーザーで焼
灼したり、治療したい部位を残存したりする治療ミスを
防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの発明の第1の実施例を示し、
第1図は医療用レーザー装置の概略構成を示す断面図、
第2図はリファレンス信号に対する治療部位からの音響
信号のずれを示す線図、第3図は深部方向の音響信号の
発生状況を説明するための図、第4図は治療に至るまで
の推移を示すフローチャート、第5図は組織表面に対す
る音響信号の強度を画像表示した線図、第6図はこの発
明の第2の実施例の要部のレーザー光の波長に対する音
響信号の強度を画像表示した線図、第7図はこの発明の
第3の実施例の要部の波長、表面からの距離および音響
信号の強度の3つのパラメータで三次元表示した線図、
第8図はその異なる三次元表示を示す線図、第9図はこ
の発明の第4の実施例の要部のレーザー光の照射量に対
する音響信号の強度を画像表示した線図、第10図はこ
の発明の第5の実施例の要部の音響検出素子をラジアル
的に回転させたときの音響信号の強度を画像表示した図
、第11図はその拡大した画像表示の図、第12図はこ
の発明の第6の実施例の要部のラジアル的に回転させた
ときの音響信号を治療前後で重ね合わせ、かつ濃度変化
を用いて画像表示した図、第13図はこの発明の第7の
実施例の要部となる分割された画面に経時的に順に診断
画像を表示した図、第14図はこの発明の第8の実施例
の医療用レーザー装置の概略構成を示す断面図、第15
図はこの発明の第9の実施例の医療用レザー装置の概略
構成を示す断面図、第16図はその設定範囲の位相およ
び位相間隔を示す線図、第17図はこの発明の第10の
実施例の医療用レーザー装置の概略構成を示す断面図、
第18図は診断した際の設定範囲の位相を示す線図、第
19図はその表面からの距離に対する音響信号の強度を
示す線図、第20図は表面をレーザー治療で焼灼したと
きの設定範囲の位相を示す線図、第21図はその表面か
らの距離に対する音響信号の強度を示す線図である。 1・・・診断用レーザー装置、2・・・治療用レーザー
装置、3・・・治療用レーザープローブ、5・・・診断
用レーザープローブ、9・・・診断用レーザー発振部、
11・・・音響検出素子、14・・・光チヨツパ−15
・・・ロックインアンプ、16・・・信号処理部、18
・・・プリアンプ、19・・・制御部、22・・・表示
部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 治療用のレーザー光を患部に照射する治療用レーザー装
    置と、診断用の照射光を生体組織に照射する光照射手段
    と、この照射部位から発生する音響信号を受信する音響
    信号検出手段と、この音響信号検出手段の受信信号から
    生体組織の深さ方向の情報を検出する信号解析手段と、
    この信号解析手段で検出された音響信号の解析結果を画
    像処理する画像処理手段と、この画像処理手段の画像処
    理結果を表示する表示部と、前記信号解析手段の検出結
    果により前記治療用レーザー装置の出力を制御する出力
    制御手段とを具備したことを特徴とする医療用レーザー
    装置。
JP1263493A 1989-10-09 1989-10-09 医療用レーザー装置 Pending JPH03126448A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006095318A (ja) * 1994-08-18 2006-04-13 Carl Zeiss:Fa 眼科手術装置
JP2010042182A (ja) * 2008-08-18 2010-02-25 Fujifilm Corp レーザ治療装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006095318A (ja) * 1994-08-18 2006-04-13 Carl Zeiss:Fa 眼科手術装置
JP2010042182A (ja) * 2008-08-18 2010-02-25 Fujifilm Corp レーザ治療装置

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