JPH03126409A - ジャー炊飯器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はジャー炊飯器の改良に係り、詳しくは御飯等の
被加熱物が炊き上がった後のむらし期間中に被加熱物の
温度を滑らかに制御し、同被加熱物を適度に加熱し得る
ジャー炊飯器に関する。

〔従来技術〕

第４図は、従来のジャー炊飯器による加熱制御の一例を
示すタイムチャートである。

米等の被加熱物がセントされ加熱スタートされると（イ
）、被加熱物が加熱されてその温度が上昇しく（イ）〜
（ロ））、所定温度（例えば１１０℃）になると（ロ）
、供給電源の間欠通電制御がなされて供給電力が絞られ
る。その後、被加熱物の温度が炊き上がり温度（例えば
１２５℃）になると（ハ）、むらし期間（二度炊きむら
しとも呼ぶ）の間欠通電制御がなされる（（ハ）〜（チ
）） 従来、上記むらし期間の加熱制御の熱源はヒータであっ
た。

〔発明が解決しようとする課題〕

第４図（ハ）〜（チ）は上記従来の加熱制御方式による
むらし期間中の被加熱物の温度変化の一例を示している
が、この図に矢印Ｘで示すように被加熱物の温度が温度
幅ΔＴで急激に変動し、むらしに通した滑らかな温度変
化が得られていない。

上記温度を緩かに変化させるために上記ヒータのオン・
オフ頻度を細かくする等のきめ細かな制御をすることも
考えられるが、上記ヒータ自体の熱容量や同ヒータの熱
を被加熱物に伝達する介在＠１等の熱容量および機種毎
の釜の容量の変化等の相乗作用により被加熱物の温度を
滑らかに変化させるように設計するのは容易でなかった
。

それゆえに、御飯等の被加熱物の水分の蒸発が不十分で
あったり、同被加熱物を焦がし過ぎたりする場合があっ
た。

従って、本発明は上記むらし期間中の被加熱物の温度を
滑らかに制御し、同被加熱物を適度に加熱し得るように
したジャー炊飯器を提供することを目的としてなされた
ものである。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために本発明は被加熱物を加熱する
ジャー炊飯器において、上記被加熱物を加熱するための
加熱電力を電磁誘導により供給すると共に、該被加熱物
が炊き上った後のむらし期間中に、該加熱電力を徐々に
絞るようにしたことを特徴とするジャー炊飯器として構
成されている。

〔作用〕

このジャー炊飯器では、被加熱物を加熱するための加熱
電力が電磁誘導により供給されるので、被加熱物が介在
物等の熱容量がなく直接的に加熱される。

従って、被加熱物が炊き上った後のむらし期間中に、上
記加熱電力を徐々に絞ることにより上記被加熱物の温度
を上記加熱電力に応じて滑らかに変化させることが容易
である。

ゆえに、御飯等の被加熱物の水分の芸発が不十分となっ
たり、あるいは同被加熱物を焦がし過ぎたりすることな
（同被加熱物を適度に加熱することができる。

〔実施例〕

以下、添付図面を参照して、本発明を具体化した実施例
につき説明し、本発明の理解に供する。

尚、以下の実施例は本発明を具体化した一例であって、
本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。

第１図は本発明の一実施例に係るジャー炊飯器の制御回
路図、第２図＋ａ＋は同ジャー炊飯器による被加熱物の
加熱制御の一例を示すタイムチャート、第２図（ｂｌは
同タイムチャートの一部を拡大して示す拡大タイムチャ
ート、第３図は第１図のジャー炊飯器による被加熱物の
加熱制御の他の例を示すタイムチャートである。

第１図に示すこのジャー炊飯器の制御回路１は、マイク
ロコンピュータＣＰＵ等からなる制御部２を中心として
構成され、この制御部２に、このジャー炊飯器の運転状
態等を表示する表示部３．各種入力指令等を与えるため
の入力部４．内釜５に接触し内釜５内の被加熱物の温度
を検出するサーミスタ６からのアナログ信号をデジタル
信号に変換するＡ／Ｄ変換回路７．高周波スイッチング
素子８を駆動するドライブ回路９を制御する駆動パルス
発生回路１０に制御信号を与えるアナログスイッチ１１
が接続されている。

また、上記駆動パルス発生回路１０には、加熱コイル１
５の両端の電圧に基づいてタイミング信号を発生するタ
イミング回路１６からの信号によって三角波を発生する
三角波発生回路１７．および同加熱コイル１５に与える
電圧の過電圧を検出する過電圧検知回路１８．上記サー
ミスタ６の断線纏常を検出する断線検知回路１９が接続
されている。

上記高周波スイッチング素子８により、整流回路１２で
整流されチタークコイル１３およびコンデンサ１４で平
滑されて加熱コイル１５に与えられる電源の電流がオン
・オフされる。

その結果、加熱コイルエ５によって交流磁界が発生し、
同交流磁界に基づく電磁誘導により内釜５が加熱され、
同内釜５内にあらかじめセットされた米等の被加熱物が
加熱される。

従って、こめジャー炊飯器では、上記電磁誘導により加
熱された内釜５により、直接、米等の被加熱物が加熱さ
れ、ヒータや介在物等の熱容量がないのでヒータ等の熱
容量による温度変化の遅れがなく、後述するようにむら
し期間において加熱電力を絞ることにより被加熱物の温
度を滑らかに制御することが容易である。

このジャー炊飯器では、上記サーミスタ６によ−る被加
熱物の温度検出信号に基づいて、制御部２からアナログ
スイッチ１１に加熱制御信号が与えられて駆動パルス発
生回路１０．　　ドライブ回路９を介して高周波スイッ
チング素子８がオン・オフ制御されて被加熱物を加熱す
るための加熱電力が制御される。

次に、第２図（８１，（ｂｌを参照してこのジャー炊飯
器による被加熱物の加熱制御の一例について説明する。

米等の被加熱物がセットされ加熱スタートされると（ア
）、被加熱物が最大電力の１３００Ｗで加熱されてその
温度が上昇しく（ア）〜（イ））、所定温度（例えば１
１０℃）になると（イ）、上記加熱電力が１００ＯＷに
制御される。

その後、被加熱物の温度が炊き上がり温度（例えは１２
５℃）になると（つ）、むらし期間の加熱電力の制御が
なされる（（つ）〜（１））。

第２図（ｂｌは第２図＋８１のむらし期間（（つ）〜（
１））の加熱電力制御の状態を拡大して示すタイムチャ
ートである。

この図に示すようにこのむらし期間では、加熱電力の最
大出力が５００Ｗに絞られ、且つ同出力がオン・オフさ
れて「むらし」が進行するにつれて、このオフ期間が次
第に長くなり、加熱電力が徐々に絞られる。

上記徐々に絞られた加熱電力により前述したように被加
熱物は直接的に加熱されるので、第２図（ａｌのＸｌに
示すようにこのむらし期間中の被加熱物の温度は、上記
加熱電力に応じて滑らかに変化する。

従って、被加熱物の水分の蒸発が不充分となったり、あ
るいは同被加熱物を焦がし過ぎたりすることはなく、同
被加熱物を任意の態様で適度に加熱することが容易であ
る。

第３図は、上記むらし期間の加熱電力制御の他の例を示
しており、むらし期間（（つ）〜（１））における加熱
電力のオン・オフ間隔は一定とし、「むらし」が進行す
るにつれて最大出力を７００Ｗから２００Ｗまで次第に
小さくし、加熱電力を徐々に絞っている。

この例においても、この第３図ｘ２に示すようにこのむ
らし期間中の被加熱物の温度は、この加熱電力に応じて
滑らかに変化するので、同被加熱物は適度に加熱される
。

〔発明の効果〕

本発明により被加熱物を加熱するジャー炊飯器において
、上記被加熱物を加熱するための加熱電力を電磁誘導に
より供給すると共に、該被加熱物が炊き上った後のむら
し期間中に、該加熱電力を徐々に絞るようにしたことを
特徴とするジャー炊飯器が提供される。

従って、被加熱物の温度を上記加熱電力に応じて滑らか
に変化させることが容易にできるので、同被加熱物の水
分の蒸発が不十分となったり、あるいは同被加熱物を焦
がし過ぎたりすることなく同被加熱物を適度に加熱する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るジャー炊飯器の制御回
路図、第２図＋８１は同ジャー炊飯器による被加熱物の
加熱制御の一例を示すタイムチャート、第２図（ｂ）は
同タイムチャートの一部を拡大して示す拡大タイムチャ
ート、第３図は第１図のジャー炊飯器による被加熱物の
加熱制御の他の例を示すタイムチャート、第４図は従来
のジャー炊飯器による加熱制御の一例を示すタイムチャ
ートである。 〔符号の説明〕 １・・・制御回路　　　　２・・・制御部５・・・内釜
　　　　　　６・・・サーミスタ７・・・Ａ／Ｄ変換回
路 ８・・・高周波スイッチング素子 ９・・・ドライブ回路 １０・・・駆動パルス発生回路 １１・・・アナログスイッチ １５・・・加熱コイル １６・・・タイミング回路 １７・・・三角波発生回路

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、被加熱物を加熱するジャー炊飯器において、上記被
   加熱物を加熱するための加熱電力を 電磁誘導により供給すると共に、該被加熱物が炊き上っ
   た後のむらし期間中に、該加熱電力を徐々に絞るように
   したことを特徴とするジャー炊飯器。