JPH03125363A - テープ送り出し機構 - Google Patents

テープ送り出し機構

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Publication number
JPH03125363A
JPH03125363A JP1264225A JP26422589A JPH03125363A JP H03125363 A JPH03125363 A JP H03125363A JP 1264225 A JP1264225 A JP 1264225A JP 26422589 A JP26422589 A JP 26422589A JP H03125363 A JPH03125363 A JP H03125363A
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JP
Japan
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tape
post
reel
sensor
supply reel
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Pending
Application number
JP1264225A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Abe
一雄 阿部
Takuji Sekiguchi
関口 卓司
Masato Gomyo
正人 五明
Masaki Goto
正樹 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp, Nippon Hoso Kyokai NHK, Japan Broadcasting Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
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Publication of JPH03125363A publication Critical patent/JPH03125363A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、カセット内のテープを供給リールがち引き出
してテープ走行位置を決めるポストに摺接させると共に
ヘッドドラムに巻きつけて記録再生を行なう記録再生装
置のテープ送り出し機構に関する。
(従来の技術) 従来のテープ送り出し機構は、第9図に示すように、テ
ープ110をカセット101の供給リール102から引
き出してフランジ付ポスト103.104あるいは10
5でテープ走行位置を規制しながらヘッドドラム111
に巻き付けるようにしている。テープ110はリールモ
ータ106を駆動源とするリール台107と共に回転す
る供給リール102がら送り出される。このテープ送り
機構は、リール102をリール台107に押し当てるた
めの板ばね108がカセット101に設けられ、更にカ
セット101をカセット受け109に一定の力で押し当
てて定位置にセットするようにして、供給リール102
が一定位置で回転するように設けられている。しかしな
がら、す−ル102の幅に対しテープ110の幅が一般
に細い上に、空気の巻き込みや、テープデツキ寸法のば
らつき、テンション変動等によってテープ110が乱れ
て巻かれることがある。そこで、テープエツジをフラン
ジ付ポスト103.104あるいは105のフランジに
接触させながらテープ位置を規制しつつテープ110を
送り出すようにしている。尚、符号112はカセット内
固定ポストである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、現在、ビデオテープレコーダ(VTR)
やデジタルオーディオテープレコーダ(DAT)等の磁
気テープを使用した磁気記録再生装置にあっては、映像
データ、音声データその他のデータの体積記録密度の向
上が要求されている。テープカセット方式の装置を例に
すると規格が決められたカセット内に多くの情報を記録
するには面積記録密度及び体積記録密度をあげる方向で
技術は進歩している。前者については狭トラツク化等の
具体的方策が考えられ、後者についてはテープの薄型化
等の方策が考えられる。
しかし、狭トラツク化した場合、テープ幅方向にテープ
が変動すると再生出力変動等が発生し問題となる2例え
ばカセットに内蔵されているリールに巻かれているテー
プが乱巻状態であったり、カセット(リール含む)の寸
法のばらつきがあったり、更にリール台の高さが装置に
よってばらついていたりすると、テープが基準位置を走
行しない、こうした不安定走行では記録再生が正確に行
なわれない。また、テープを薄型化した場合、テープエ
ツジを機械的に接触させてテープ幅方向への変動を抑え
る従来のテープガイド方法では、テープエツジを損傷さ
せたり変形させる可能性がある。
本発明は、テープエツジを機械的に規制せず、テープが
乱巻きされているカセットを使用してもほぼ所定の位置
にテープを走行させるテープ送り機構を提供することを
目的とする。
(課題を解決するための手段) かかる目的を達成するため、本発明は、カセット内のテ
ープを供給リールから引き出して、該テープをテープ走
行位置を決めるポストに摺接させると共にヘッドドラム
に巻きつけて記録再生を行なう装置のテープ送り出し機
構において、上記供給リールを回転させる供給リール台
を回転かつ軸方向にも可動となし、また、上記テープの
走行位置を決めるポストであって上記供給リールから第
2番目までのポストの少なくとも一つを回転ポストとし
、上記テープの幅方向の位置を検出するセンサを上記回
転ポストの位置又はそれより供給リール側に配置し、上
記センサ出力によって、送り出されるテープの幅方向位
置を検出し、上記供給リールの上下方向の位置を補正し
ながらテープを送り出すように構成している。
(作用) したがって、テープ送り出し時にテープの幅方向の位置
変動が検出されると、その変位量に応じて回転するリー
ル台を軸方向に移動させ、テープに幅方向の所要変位を
与え、一定位置を走行させる。
(実施例) 以下、本発明の構成を図面に示す実施例に基づいて詳細
に説明する。
第1図(A)、(B)に本発明のテープ送り機構の一実
施例を示す、このテープ送り機構は、カセット51内の
供給リール55を支持し回転させるリール台9を回転駆
動モータ67と軸方向移動手段68によって回転かつ軸
方向移動自在とする一方、テープ56の走行経路位置を
決めるポストであって供給リール55から第2番目まで
のポストのうち少なくとも一つを回転ポスト57とする
と共にテープ56の幅方向位置を検出するセンサ61を
回転ボスト57の位置又はそれより供給リール551)
11に配置し、センサ61によって送り出されるテープ
56の幅方向位置を検出しながらこのセンサ出力によっ
てリール台装置65を制御して供給リール55の上下方
向の位置を補正し、テープ56を送り出すように構成し
ている。尚、図中符号52は、カセットがテープ走行装
置内にセットされたときにカセット基準面に位置させる
カセット受け、54はそのことを検出するセンサである
テープ走行位置を決めるボストのうち、供給リールから
2番目までのボストの少なくとも1つは、回転ボスト5
7とされ、その回転ボスト57の位置あるいはそれより
供給リール55側にテープ位置を検出するセンサ61が
配置されている0本実施例の場合、テープ56をカセッ
ト51がら引き出すパックテンションボスト57を回転
ボストとして利用し、これと対向するテープローディン
グ位置に反射型センサ61が配置されている。尚、本実
施例の場合、パックテンションボストを回転ボスト57
として利用しているが、シャーシに対し位置固定された
その他のテープガイドボスト等でも実線可能である。し
かし、いずれの場合にも、少なくともテープ56が変動
する虞のある範囲にはテープ56のエツジを機械的に規
制するフランジ等が設けられていないボストが採用され
ている。
ここで、回転ボスト57はレバー状のボスト支持ブロッ
ク59に固定されており、支軸58を中心に旋回可能に
VTRのフレーム(シャーシ)14上に設置されている
。ポスト支持ブロック5つはテープローディング終了位
置でストッパー60に当接して位置固定かつ停止するよ
うに設けられている。センサ61はセンサ支持台62に
取付けられ、フレーム(シャーシ)14上に固定されて
いる。センサ61はテープを引き出しな状態でストッパ
60にて位置固定されたボスト57に対向するようにし
てテープ56のテープローディング領域外に設置され、
テープ変位を検出する。
センサ61としては、回転ボスト57の位置に配置する
場合には、第3図(B)に示すような、発光部63と受
光素子64を1つにまとめた反射型センサの使用が好ま
しい、この反射型センサは、テープ基準走行位置を中心
にボスト57上に光が入射されその反射光を受光し得る
ように発光部63と受光素子64とが配置されている。
このセンサの発光部63としては発光ダイオード(LE
D)が一般的であるが、電球、レーザ等も使用可能であ
る。また、受光素子64としてはフォトトランジスタが
一般的であるが、フォトダイオード、太陽電池等も使用
可能である。また、回転ボスト57よりも供給リール5
5側に配置される場合、センサ61としては、テープ5
6を挾んで対峙するセンサボスト(図示省略)等に発光
部63と受光素子64とを埋設する第3図(A)に示す
ような透光型センサの使用が好ましい、また、第4図(
C)に示すように、回転ボスト57の固定部75部分に
フォトトランジスタあるいは発光ダイオードのいずれか
一方例えば発光ダイオード等の発光部63を埋設し、当
該ボスト57と対向する位置に他方例えば受光素子64
を設置して、回転ボスト57上でテープ変動を検出する
ことも可能である。
上述の回転ボスト57とセンサ61は、例えば第5図に
示すように配置されている。第5図(A)は、カセット
51内に固定ボスト76.77が内蔵されており、テー
プ56がボスト76に接触してカセット51外のテープ
走行路に出る場合の実施例である。この実施例の場合、
回転ボスト57はボスト76におけるテープ56の巻付
角が比較的小さくなるような位置に配置される。ボスト
76におけるテープ56の巻き付は角が大きいと、テー
プ位置を補正するために、供給リール55を上下させて
も、ボスト76でリール55の動きによるテープ56の
動きが吸収されてしまい、テープ位置の補正ができない
問題が生ずるからである。
また、センサ61は回転ボスト57とカセット51との
間に配置される。第5図(13)はカセット51内に固
定ポストがない場合の実施例である。
この実施例の場合、ボスト57に巻きつくテープ56の
角度がテープ送りと共に徐々に変化していくから、テー
プ位置を正確に検出するためには、ボスト57上でテー
プ位置を検出するようにすることが好ましい0例えば、
回転ボスト57上でテープ56の変動を検出する第3図
(B)のような反射型光学式センサ61や第4図(C)
のようなセンサ内蔵型ボスト57を使用する。第5図(
C)はカセット51内に固定ポストがない場合でがっ回
転ボスト57上でテープ位置を検出するように構成した
くない場合の実施例である。この場合、回転ポスト57
とリール55間に第5図(A)のポスト76に対応する
固定ポスト78(第1番目のポストに相当)を配置して
センサ61を回転ボスト57と固定ボスト78を含めた
その間に配置する。このとき固定ボスト78はテープ5
6の巻き付は角が比較的小さくなるような位置に配置す
る。光学式センサを使用する場合、光量、測定物との距
離、光の平行度、波長等各条件を安定させた条件下で測
定しなければならなく、上記例は測定物との距離(テー
プとセンサの距離)を一定にさせるように配置したもの
である。また、第5図(B)の実施例の場合、巻き径に
よってテープ走行位置が変化するなめ、このテープ位置
の変化に追従してセンサ61が動くように構成すること
もできる。
回転ボスト57は、例えば第4図(A)に示すように、
テープ56が巻きつくローラ部70とこれを回転自在に
支持する軸部71とから成り、テープ56に対し転がり
接触する構造とされている。
ローラ部70は、テープ幅方向の規制用フランジを持た
ないほぼスlヘレートな筒状物[第4図(A)参照]あ
るいは中高な樽型[第4図(B)参照1を成し、シャー
シに固定されている軸部71にラジアルボールベアリン
グ72を介して回転自在に支持されている。また、セン
サ61とリール台装置65のボイスコイルモータ35間
にサーボゲインの低下や位相ずれを発生させるようなポ
ストがある場合、そのポストにおける摩擦抵抗が極力小
さくするように配置するか、ボスト表面にエア吹き出し
口を設けることが好ましい、また、第4図(C)に示す
ように、回転ボスト57の固定部75部分にセンサ61
を構成する発光部63あるいは受光部64のいずれか一
方を埋設することも可能である。尚、符号73はローラ
部70を軸方向に移動自在に支持するスプリング、74
は位置固定用の取付具である。
リール台装置65は、第2図に示すように、リール台9
を回転させる回転駆動モータ67と、リール台9に軸方
向変位を与える軸方向移動手段68及びリール台9の位
置を検出するリール原位置センサ69とを備え、回転方
向には一体的に回転するも軸方向には互いに自由移動で
きる回転伝達部材66によってリール台9の回転中心で
あるリール軸7と回転駆動モータ67とを連結すると共
にリール軸7を軸方向移動手段68の可動部に連結し、
回転しているリール軸7並びにリール台9に軸方向移動
手段68によってテープ幅方向の変位を与えるようにし
ている。尚、本実施例は、リール台9をテープ幅方向に
移動させる軸方向移動手段68としてボイスコイルモー
タを使用したものである。
前記回転駆動モータ67はマグネット受け11゜12に
支持されているロータマグネット13とグリント基板1
5に実装されているステータコイル38とによって構成
され、マグネット13とマグネット受け11.12から
成るロータ側がVTRのシャーシの一部であるプレート
14.17に軸受32を介してリール軸を中心に回転自
在に支持されている。このロータ側マグネット13はプ
レート17側に吸引され、軸受32に対し一定の予圧を
かける。
リール軸7とリール台つとはねじ42で固定され、一体
的に動くように設けられている。そして、リール軸7は
リニアスライダー34を軸受としてボイスコイルモータ
のヨーク31に直動及び回転自在に支持されている。リ
ール台9にはスプリング8を介在させてリールハブ5が
軸方向移動自在に嵌合され、キャップ6によって外れる
のを防止している。キャップ6はねじ42aによってリ
ール軸7に固定されている。したがって、リールハブ5
はリール軸方向に移動可能である。
マグネット受け12には回転伝達部材66を介してリー
ル台9が連結されている0回転伝達部材66は2枚の板
ばね1,4をカラー2.3とねじ41によって連結した
もので、板ばね1側がリール台9の底面に、板ばね4側
がマグネット受け12側に夫々固着されて回転力をリー
ル台9に伝達し得るように設けられている。この2枚の
板ばね1.4は形状に特に限定はなく、適宜形状を選択
することができるが、少なくとも回転伝達方向には撓ま
ずリール軸方向にのみ撓むように設けられている0例え
ば、板ばね1,4は矩形状を成し、1つの対角線上にお
いて板ばね1,4同士を連結し、他の対角線上で板ばね
4がマグネット受け12に、板ばね1がリール台9に夫
々固定されている。したがって、回転駆動モータ67の
回転力はマグネット受け12(ロータ)→板ばね4→連
結手段2,3,41→板ばね1→リ一ル台9へと伝達さ
れる。
前記軸方向移動手段・ボイスコイルモータ68は、駆動
コイル35を取付けたボビン19、マグネット30、こ
れを支持するヨーク31、ヨーク31に対しリール軸7
を軸方向に移動可能に支持するリニアスライダ34、ボ
ビン19の回転を防止するための回転防止ピン20、滑
り軸受21並びにボビン19にリール軸7を回転自在に
支持させる軸受33とから構成されている。このボイス
コイルモータのマグネット30はラジアル着磁されてお
り、周方向に巻回された駆動コイル35に通電すること
によってボビン19をリール軸7の軸方向に移動させる
。即ち、ボビン19に軸受33を介して回転自在に取付
けられているリール軸7を軸方向に移動させる。駆動コ
イル35が巻がれているボビン19によって構成される
軸方向移動手段の可動部は、回転防止ビン20によって
、ヨーク31に対し回転方向には固定されるも軸方向に
は移動し得るように設けられている。また、本実施例で
は速度検出コイル36をボビン19に取付け、この出力
を利用して速度サーボ制御を行ない精度の向上を図って
いる。尚、符号18は軸受33をリール軸7に固定する
ためのブツシュ、37はリール台9が上方へ移動した時
の衝撃吸収のためのダンパー用Oリング、16はプリン
ト基板である。
ボイスコイルモータのヨーク31とボビン19との間に
はリール原位置即ちリール台9と連動するボビン19の
軸方向基準原位置を検出するリール原位置センサ69が
設けられている。このリール原位置センサ69はヨーク
31に取付けられたホール素子26とボビン19(l1
1に取付けられたマグネット27とによって構成されて
いる。ホール素子26はヨーク31に固着されたホール
素子ホルダ29に収容され、マグネット27はボビン1
9にねじ39で固着されたマグネットボルダ22にヨー
ク28を介して保持されている。このリール原位置セン
サ69はリール台9から送り出されるテープ56又はリ
ール台9に巻き取られるテープ56のリール台9上にお
ける基準位置を検出する。ボイスコイルモータ68はリ
ール軸7を介してリール台9に軸方向変位を与えるだけ
であり、それ自身どの位置に位置しているか把握できな
い。
そこで、このリール原位置センサ69によって基準位置
を確認し、センサ61の出力によって移動量及び移動方
向を決定する。
また、第2図には図示していないが、ヨーク31には第
1図(A)に示すようにリール軸7の下端を上方に付勢
するカウンターバランス用スプリング43が設けられて
いる。現在の一般家庭用VTRではカセットがリール台
9の上に乗せられる構成となっている。そして、カセッ
ト51にはリール56を押さえる板ばね53が内蔵され
ている。
したがって、リール台9及びリール軸7にはカセット5
1の重量及びばね53の負荷ががかる。そこで、これら
負荷を低減させ軸方向移動手段の負担を軽くするために
カウンターバランス用スプリング43が設けである。
第6図に制御の一例を示す、この制御ブロックによると
、テープ位置センサ61の出力とリール位置センサ69
の出力とがアナログスイッチ81゜22の操作によって
選択的にドライバ83に導入され、ボイスコイルモータ
68を駆動するように設けられている。センサ信号はア
ンプ84、FIA償回路85を経てドライバ83に入力
される。そして、動作開始時にはセンサ切替信号の入力
によりリール原位置センサ69からの出力を通し、ボイ
スコイルモータ68を所定の原位置に設定させる。
動作状態ではテープ位置センサ61がらの出力を通し、
その出力に基づいてボイスコイルモータ68を上下動さ
せる。
以上のように構成されたテープ送りR構は次のように作
動する。
カセット51は図示しない装填機構によって例えばVT
R内に装入され、カセット受け52に当接して定位置に
セットされる。このときカセットケース51にはカセッ
ト基準面とカセット受け52との間に隙間が発生しない
ような外力Fが加えられる。また、回転ポストたるパッ
クテンションポスト57及び図示していないテープロー
ディングポストはテープ56を引き出すためにカセット
51内の所定位置にセットされている。そして、カセッ
トが定位置にセットされたことをセンサ54で検出する
と、動作開始にあたってリール台9を基準位置に設定す
るため、リール原位置検出用センサ69を利用してボイ
スコイルモータ68のコイル35に基準位置設定用のオ
フセラ1〜電圧をかけ原位置にリール台9を移動させる
。または機械的に定位置にセットする。ボイスコイルモ
ータ68の可動部(ボビン1つ)が原位置に移動したと
き、リール55はカセット基準面に対して規格位置にな
るようにセットされたことになる。上記動作によりカセ
ットの装填が完了したところで、テープローディング機
構を作動させ、テープローディングポスト及びパックテ
ンションボスト57を順次移動させる。これらが所定の
位置に到達して位置決めされると、テープローディング
動作は完了する。
その後、モード操作によって、記録、再生などの操作が
行なわれ、テープ56が走行する。このとき、例えばテ
ープ56はリール55に巻かれている状態で乱巻きにな
っている可能性がある。このため、パックテンションポ
スト57上でテープ56の幅方向変動が生ずることがあ
るが、これは次のようにして正確に検出される。例えば
、第3図(B)のセンサにおいて、テープ56の基準走
行位置を中心としてポスト57上に所定の光か照射され
、その反射光が受光素子64に検出される。
鏡面仕上げの白っぽいボスト57と黒っぽいテープ56
とでは反射率が異なるので、テープ変位はポスト面の反
射光量の変化して計測される。即ち、検出距離(ボスト
とセンサの間の距離)が一定の場合、第3図(C)に示
すように、第3図(B)においてテープエツジが基準走
行位置(測定中心)よりも下(プラス側)に移動すると
ボスト57からの反射光量が増えるので検出電流(相対
コレクタ電流)が大きくなり、上(マイナス側)に移動
するとボスト57からの反射光量が減り検出電流も小さ
くなる。ここで、ストッパー60に当接した状態でボス
ト57が停止したとき、ボスト57及びそれに巻き掛け
られたテープ56はセンサ61に対し一定の距離に保た
れているため正確な検出が行なえる。
そこで、この検出電流を第6図に示すような制御回路に
入力してリール台装置65のボイスコイルモータ68を
制御し、テープ56の幅方向変位が0となるようにリー
ル台9を移動させ、テープの上下変動を抑える0例えば
、第7図(A)に示されるようなテープ送り出し機構に
おいて、リール台55をテープ幅方向に移動させること
を考える。第7図(B)は、Aをテープ接触面が回転し
ない固定ポスト、Bも固定ポストとした場合で、鎖線で
示されるテープ56をリール55の上下動によってボス
トAに対して入射角αでテープを走行させると、テープ
56とボストA、B間の摩擦力は比較的小さな動摩擦力
となりテープ56はポストA1上を滑ってしまう。つま
り、リール55とポストA1上間のテープ56の弾性変
形が極めて小さく入射角αで入射したテープ56は固定
ボストA通過後、αに近い角度で出射してしまう。
つまり、リール55を上下させてセンサ61の検出位置
におけるテープ変動を小さくしようとしてもボストA、
B通過後もテープ変動が発生する。
これに対し、第7図(C)に示すように、A1をテープ
の移動に伴って回転するように回転自在の回転ポスト、
B’ を固定ポストとすると、鎖線部のテープ56をリ
ール55の上下動によってボストA′に対して入射角α
でテープ56を走行させた場合、テープ56とポストA
1上は一体移動することにより比較的大きな靜牽擦力と
なり、ボストAIはテープとの相対運動速度が0に近い
回転運動を行ないポストA1上では滑り難くなる。つま
り、回転ポストA’ とリール間のテープ56は弾性変
形することになり、入射角αで入射したテープは回転ポ
ストA°を通過した後、αより非常に小さな角度で出射
する。 つまり、回転ポストA’通過後はリールを動か
したことによるテープの傾きが小さくなりテープ変動が
小さくなる。即ち、第7図(D)に示すように、回転ポ
ストA’にテープが速度Vでθの角度で入射した場合、
テープはポスト軸方向にV = v sinθの速度で
移動する。つまり、テープ56が回転ポスト軸方向で定
位置を通過するのではなく軸方向に動くことが理解でき
る。このことがらセンサ61は回転ポスト軸方向に配置
するかその近傍に配置するのが好ましい、リールに近い
位置に設置するとテコの原理で変動が大きくなる。また
、実験により回転ポストは軸方向に直径が不均一なタイ
コ状のような回転ポストでも効果がある。
第8図はこのようなテープ送り機構を使用したテープ安
定走行実験の結果である。この実験は第8図(A)に示
すように、カセットから送り出されな直後、回転ポスト
57よりも供給リール55側に位置するセンサ61と回
転ポスト57を通過した後のセンサ79を配置して夫々
の点におけるテープの幅方向変位を測定することによっ
て行われた。第8図(B)の測定結果よりも明らかなよ
うに、サーボ制御をかける前はセンサ61とセンサ79
のいずれの位置においてもテープ変位は激しいが、サー
ボ制御をがけると変位が極めて小さく抑えられ、特にリ
ール台9に近いセンサ61では変位が無視できる程に小
さくなった。尚、サーボ制御をかける前において、一つ
の波がリール1回転に相当する。
尚、上述の実施例は本発明の好適な実施の一例ではある
がこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱し
ない範囲において種々変形実施可能である0例えば、第
2図において軸方向移動手段68としてボイスコイルモ
ータを使用しているが、精度、性能に応じてDCモータ
、ステッピングモータ、圧電アクチュエータ等も使用で
きる。
また、軸方向移動手段の駆動方式としてカム、ギア等も
使用可能である。
(発明の効果) 以上の説明より明らかなように、本発明は、テープ送り
出し時例えば再生、記録、サーチ時などにテープの巻き
むらやリール回転変動に起因するテープ幅方向への変動
が起ると、テープの幅方向の位置変動がセンサによって
検出され、その変位量に応じてリール台が軸方向に移動
するフィードバック制御が行なわれるようにしたので、
テープの不安定走行を防ぐことができる。
また、本発明のテープ送り出し機構は、テープエツジを
押えることによるテープ位置規制をしなくともヘッドド
ラムへのテープ位置を正確なものとすることができるの
で、安定した記録、再生が行える。したがって、テープ
薄型化に効果的である。また、カセットが基準位置から
テープ幅方向に多少ずれてセットされても、リール台の
可動範囲内において、センサ原点即ちテープ基準走行位
置を走行させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のテープ送り出し機構の一実施例を示す
図で、(A)は正面図、(B−)は平面図である。第2
図はリール台装置の一実施例を示す中央縦断面図、第3
図(A)は透過型センサの一例を示す斜視図、第3図(
B)は反射型センサの一例を示す斜視図、第3図(C)
は反射型センサのフォトトランジスタのテープ位置と出
力電圧との関係を示すグラフ、第4図(A)、(B)。 (C)は回転ポストの構造の一例を示す半裁断面図、第
5図(A)、(B)、(C)は回転ボスト説明図、第8
図(A)及び(B)は本発明のテープ送り出し機構の実
験方法を示す概略図及びその実験結果を示すグラフ、第
9図は従来のテープ送り出しi構を示す原理図である。 51・・・カセット、 56・・・テープ、57・・・回転ポスト、61・・・
センサ、 65・・・リール台装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. カセット内のテープを供給リールから引き出して、該テ
    ープをテープ走行位置を決めるポストに摺接させると共
    にヘッドドラムに巻きつけて記録再生を行なう装置のテ
    ープ送り出し機構において、上記供給リールを回転させ
    る供給リール台を回転かつ軸方向にも可動となし、また
    、上記テープの走行位置を決めるポストであって上記供
    給リールから第2番目までのポストの少なくとも一つを
    回転ポストとし、上記テープの幅方向の位置を検出する
    センサを上記回転ポストの位置又はそれより供給リール
    側に配置し、上記センサ出力によって、送り出されるテ
    ープの幅方向位置を検出し、上記供給リールの上下方向
    の位置を補正しながらテープを送り出すように構成した
    ことを特徴とするテープ送り出し機構。
JP1264225A 1989-10-11 1989-10-11 テープ送り出し機構 Pending JPH03125363A (ja)

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