JPH03125336A - 対物レンズ支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、光学的に信号を読み出す為、あるいは書き込
む為の光ピツクアップ装置における対物レンズを変位自
在に支持する対物レンズ支持装置に関する。

（ロ）従来の技術 光ビームを用いて光学的に信号を読み出す為、あるいは
書き込む為の光ピツクアップ装置は、対物レンズが保持
されるレンズホルダーをフレームに変位自在に支持する
対物レンズ支持装置を備えており、該対物レンズ支持装
置を用いて光ビームを信号記録媒体の信号面上に合焦き
せるフォーカシング制御及び光ビームを信号記録媒体の
信号面の信号トラックに追従させるトラッキング制御が
行える様に構成されている。

その様な対物レンズ支持装置としては、例えば特開昭６
１−１１５２４９号公報に示されている。前記対物レン
ズ支持装置は、複数本のワイヤーのそれぞれ一端をフレ
ームに固定し、他端をフレームに穿設された孔に挿入し
て前記複数本のワイヤーをフレームの両端間に張架する
と共に、前記複数本のワイヤーのそれぞれの中間部にレ
ンズホルダーを固定して対物レンズを変位自在に支持し
ている。この様にワイヤー等の伸縮性に乏しい架設部材
をフレームの両端間に張架して対物レンズを支持する対
物レンズ支持装置は、前記架設部材の長さ方向における
対物レンズの変位が妨げられ、前記架設部材の長さ方向
と直交する方向における対物レンズの変位がほとんど妨
げられないので、フォーカシング制御及びトラッキング
制御を行う為の２方向においては、対物レンズの安定し
た動きが期待出来る。

ところで、光ピツクアップ装置を使用する製品の代表的
なものとしては、ＣＤプレーヤが知られているが、その
中には、携帯して使用するボータプル型ＣＤプレーヤや
カーステレオに組み込まれるカーＣＤプレーヤ等の小型
のものがある。その為、光ピツクアップ装置としては、
小型化を推進する必要があり、対物レンズ支持装置とし
ても小型化が望まれている。

したがって、前述の如く、架設部材をフレームの両端間
に張架して対物レンズを支持する対物レンズ支持装置に
おいては、小型化する為に前記架設部材の長さを短くす
る必要が生じる。

（ハ）発明が解決しようとする課題 ところで、対物レンズ支持装置においては、変位感度（
低域感度）を良好にする為、レンズホルダーの共振周波
数を所定周波数、例えば３０１（、前後に設定するが、
架設部材の長さを短くすると前記共振周波数が上昇する
。ここで、架設部材を細くすることによりレンズホルダ
ーの共振周波数を低くすることが出来るが、強度や工作
精度の関係から前記架設部材を細くするのには限界があ
るし、また、架設部材を細くすると、光学情報を乱す原
因となる有害な回転運動であるピッチングがレンズホル
ダーに生じ易くなる。その為、対物レンズ支持装置は、
通常、小型化をｊＩＬ進すると、設定したい所定周波数
よりレンズホルダーの共振周波数が高くなり、変位感度
が下がったり、あるいは、レンズホルダーのピッチング
現象が無視出来なくなるという問題点が生じた。

また、対物レンズ支持装置は、架設部材の長さを短くす
ると、レンズホルダーの変位における直線性の範囲が狭
くなるという問題点もあった。

本発明は、前述の点に鑑みて為された対物レンズ支持装
置を提供せんとするものである。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は、可撓性を有すると共に、一部がフレームに当
接し、該フレームに取付けられる取付板と、一端が前記
取付板に取付けられ、前記フレームに架設されると共に
、対物レンズが保持されるレンズホルダーを前記フレー
ムに変位自在に支持する為の架設部材とを備え、前記取
付板の一部のみを前記フレームに当接することにより該
取付板の前記架設部材が取付けられる部分を前記取付板
がフレームに支持される部分から離間し、屈曲可能にし
たものである。

（ネ）作用 本発明は、可撓性を有すると共に、架設部材の一端が取
付けられる取付板を一部を当接させてフレームに支持し
、該取付板の前記架設部材が取付けられる部分を前記取
付板がフレームに支持される部分から離間することによ
り屈曲可能にし、レンズホルダーが変位して架設部材が
揺動する際に一緒に取付板を撓ませ、レンズホルダーの
ピッチングを防止せんとすると共に、共振周波数を下げ
る様にしている。

（へ）実施例 第１図は本発明の一実施例を示す斜視図で、（１）は一
体数型されたＭ（ｌａ）内に対物レンズ（２）が取付け
られたレンズホルダー、（３）は対物レンズ（２）をフ
ォーカシング力向（Ａ−Ａ’方向）に駆動するべく前記
レンズホルダー（１）に装着されたフォーカシングフィ
ル、（４）は対物レンズ（２）をトラッキング方向（Ｂ
−Ｂ’力方向に駆動するべく前記レンズホルダー（１）
に装着されたトラッキングコイル、（５）は一対の永久
磁石（６）及び（７）と該永久磁石（６）及び（７）の
それぞれに付設されたヨーク（８）及び（９）と、該ヨ
ーク（８）及び（９）のそれぞれの端間に架設されたプ
レート（１０）及び（１１）とから成り、磁界を形成す
る磁気回路、（１２）は該磁気回路（５）が取付けられ
たフレーム、（１３）は該フレーノ、（１２）に前記レ
ンズホルダー（１）を支持する為の４本のワイヤー、（
１４）は該ワイヤー（１３）の一端を固定する為のプリ
ント基板、（１５）は前記ワイヤー（１３）の他端を摺
動変位可能に支持する為の支持部材である。

上述の如く構成された対物レンズ支持装置を組み立てる
場合、まず、フォーカシングコイル（３）及びトラッキ
ングコイル（４）が装着されたレンズホルダー（１）を
所定位置に仮設し、その後、あらかじめ一端をプリント
基板（１４）に半田付けした４本のワイヤー（１３）を
それぞれフレーム（１２）の外側からフレーム（１２）
の−実測の孔に挿入し、レンズホルダー（１）の取付部
〈１ｂ）の孔に挿入する。そして、フレーム（１２）の
他方側の孔及び支持部材（１５）の挿入孔（１６）に挿
入した後、レンズホルダー（１）を磁気回路（５）の所
定位置に設定し、前記レンズホルダー（１）の取付部（
１ｂ）を４本のワイヤー（１３）に接着すれば組み立て
は完丁する。この場合、フォーカシングコイル（３）及
びトラッキングコイル（４）は、巻回方向が互いに直交
する部分を有する様にレンズホルダー（１）に装着され
、磁気回路（５）はその磁気ギャップ内の磁束が前記フ
ォーカシングコイル（３）及びトラッキングコイル（４
）（７）８回方向の直交部分を貫ぬく様に配置されてい
る。

また、４本のワイヤー（１３）は、金属線、例えばリン
青銅の線材により構成されており、長さ方向に弾性を有
さないので、フレーム（１２）の両端間に張架される。

そして、ワイヤー（１３）の一端は、それぞれプリント
基板（１４）に半田付けにより固定きれているが、ワイ
ヤー（１３）の他端は、それぞれ支持部材（１５）の挿
入孔（１５ａ）内に挿入されることによりそれぞれのワ
イヤー（１３）の揺動に応じてそれぞれの挿入孔（１５
ａ）内を摺動し、ワイヤー（１３）の長さ方向に変位可
能に成きれている。その為、フォーカシングコイル（３
）及び！・ラッキングコイル（４）に制御信号を供給す
ることにより対物レンズ（２）をフォーカシング方向（
第１図のＡ−Ａ’方向）及びトラッキング方向（第１図
のＢ−Ｂ’方向）に円滑に駆動することが出来る。

ところで、プリント基板（１４）は、可撓性を有し、概
ね中央部分でフレーム（１２）にネジ止めされるが、該
フレーム（１２）には、第２図に示す如く、ネジ（１６
）が螺合される部分に突部（１７）が設けられており、
前記プリント基板（１４〉は前記突部（１７）に当接し
て支持される。その為、前記プリント基板〈１４）は、
それぞれのワイヤー（１３）の一端が半田付は固定され
ている固定部分が前記フレーム（１２）の表面から離間
されている。また、前記プリント基板（１４）の前記突
部（１７）が当接される部分は、該プリント基板（１４
）のそれぞれのワイヤー〈１３）の固定部分から離間さ
れている。

したがって、対物レンズ（２）が駆動され、それぞれの
ワイヤー（１３〉が揺動されると、その揺動に応じてプ
リント基板（１４）のそれぞれのワイヤー（１３）の固
定部分が撓むから、それぞれのワイヤー（１３）の揺動
は前記プリント基板（１４）のそれぞれのワイヤー（１
３）の固定部分の動きが関係し、レンズホルダー（１）
の変位の直線性の範囲が拡大されると共に、共振周波数
が下がり、かつレンズホルダー（１）のピッチングが抑
制される。

また、プリント基板（１４）としては、例えばフェノー
ル基板が使用され、前記プリント基板（１４）は、通常
、ワイヤー（１３〉を構成する材質より機械的な損失が
大である。その為、前記ワイヤー（１３）に生じた振動
が前記プリント基板（１４）で減衰されることによりレ
ンズホルダー（１）の共振周波数におけるＱ値が抑圧さ
れ、特性が良好になる。

尚、前述の実施例において、プリント基板（１４）とフ
レーム（１２）との間に緩衝材（１８）を介在すること
により前記Ｑ値を抑圧することがより一層効果的に行え
る。

（ト）発明の効果 以上述べた如く、本発明に依れば、それぞれのワイヤー
の一端が取付けられると共に、可撓性を有する取付板を
フレームに設けられた突部により支持し、前記取付板の
ワイヤーが取付けられる部分をフレームの表面から離間
させることによりレンズホルダーが変位してワイヤーが
揺動する際に一緒に前記取付板を撓ませているので、レ
ンズホルダーの変位の直線性が拡大出来ると共に、共振
周波数を下げることが出来、対物レンズ支持装置を小型
化するのに有利であるという利点を有し、かっレンズホ
ルダーのピッチングが抑制出来るという利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る対物レンズ支持装置の一実施例を
示す斜視図、第２図は第１図の主要部分を示す平面図で
ある。 主な図番の説明 （１）・・・レンズホルダー　　（２）・・・対物レン
ズ、（１２）・・・フレーム、（１３）・・・ワイヤー
（架設部材）、（１４）・・・プリント基板（取付板）
、　（１７）・・・突部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）フレームと、可撓性を有すると共に、一部が前記
   フレームに当接し、該フレームに取付けられる取付板と
   、対物レンズが保持されるレンズホルダーと、一端が前
   記取付板に取付けられ、前記フレームに架設されると共
   に、前記レンズホルダーを前記フレームに変位自在に支
   持する為の架設部材とを備え、前記取付板の一部のみを
   前記フレームに当接することにより該取付板の前記架設
   部材が取付けられる部分を前記取付板がフレームに支持
   される部分から離間し、屈曲可能にしたことを特徴とす
   る対物レンズ支持装置。