JPH03124668A - コイル装置 - Google Patents

コイル装置

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JPH03124668A
JPH03124668A JP25669989A JP25669989A JPH03124668A JP H03124668 A JPH03124668 A JP H03124668A JP 25669989 A JP25669989 A JP 25669989A JP 25669989 A JP25669989 A JP 25669989A JP H03124668 A JPH03124668 A JP H03124668A
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coil
bobbin
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groove
winding
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Mitsuyuki Hayashi
光征 林
Masahiko Sakai
酒井 政彦
Toshihisa Taniguchi
敏尚 谷口
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Denso Corp
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NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、スタータのマグネットスイッチのコイル、オ
ルタネータのロータコイル等に適用されるコイル装置に
関し、詳しくは、コイル装置のボビンに形成される溝お
よび案内に関するものである。
(従来の技術) 従来の自動車用オルタネータのロータコイルは、例えば
第5図に示すように、巻線用のボビン3にコイル6を巻
装した後、このコイル巻装後のボビン3をコア4と5で
包み込むように保持される構成になっている。
(発明が解決しようとする課題) このような従来のコイル装置によると、各部品単体がそ
れぞれ小型化かつ薄肉化されるに伴い、コイル装置の強
度を確保しつつ小型化をはかるよう、コア4.5の外壁
にR付けを施したR状屈曲部4a、5aが形成されてい
る。
そして、この従来のコイル装置では、コア4.5の円状
屈曲部4a、5aの形状に対応し、この円状屈曲部4a
、5aに嵌合するボビン3に逃し用のR状面取部3cを
形成する必要があるため、このボビン3の面取部3Cの
裏面側のボビン内壁になるフランジ3a、3bの付根部
3d、3eにも円状の面が形成されている。
しかし、このような従来のコイル装置では、ボビン3の
付根部3d、3eのR径がコイル6の線径dの1/2の
大きさのd/2よりも大きいので、コイル巻線の整列度
および占積率(巻装面積に対するコイル断面積の割合)
が低下するという問題がある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされた
もので、コイル巻線の整列度および占積率を高めるとと
もに高強度を確保しかつ小型化、薄肉化、軽量化可能な
コイル装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) そのために本発明のコイル装置は、筒部と、筒部軸線に
対しほぼ直交する方向に前記筒部の両端から張り出す第
1のフランジ部および第2のフランジ部と、前記筒部内
周から第1のフランジ部および第2のフランジ部の付根
部にかけて形成される円状面取部とを有するボビンと、
このボビンの前記筒部外周に巻装されるコイルとを備え
たコイル装置において、前記筒部外周に形成され、コイ
ルを案内する複数条の第1の溝部と、前記筒部外周から
前記第1のフランジ部または第2のフランジ部の少なく
とも一方のフランジ部にかけて階段状に形成され、コイ
ルを案内する第2の溝部とを有することをことを特徴と
する。
(作用) 本発明のコイル装置によれば、ボビンの筒部外周からフ
ランジ部の付根部にかけてのコイル巻装面に階段状の段
差をつけることにより、フランジ部の付根部の肉厚を所
定厚さ以上を確保し、付根部のR付けの大きさを極小に
して最大占積率になるコイルの俵積み状態を可能とし、
コイルの完全整列巻線を確保する。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説明する。
本発明の第1の実施例のコイル装置におけるボビン10
は、第1図および第2図に示すように、コイル2が巻装
されるべき横断面円状の筒部10aと、この筒部10a
の両端にそれぞれ直角方向に張り出す第1のフランジ部
10bおよび第2のフランジ部10cとから構成される
。筒部10aの内周壁から第1のフランジ部10bの上
端面10 b +および第2フランジ部10cの下端面
10C+にかけては、R状面取部10dが形成されてい
る。そしてボビン10の筒部10aの外周からフランジ
部10b、10cにかけての面には、第3図に示すよう
に、コイル2を巻き付けるための所定の凹凸をもつ巻装
面13が形成されている。
ボビン10の巻装面13は、筒部10aの長平方向のほ
ぼ中央部の薄肉部に溝部1dが形成され、この中央部の
溝部1dから第1のフランジ部10b、第2のフランジ
部10cに近づく方向にそれぞれ順次、溝部1e、1f
、1g、lh、liが階段状に形成されている。これら
の溝部1d、1e、1f、1g、1h、11の位置は、
第4図に示すような展開図に示すとおりである。
第3図においてボビン10の最小肉厚部となる溝部1d
の最小肉厚を七〇とし、ボビン10のR状面取部10d
の肉厚をt、とすると、これらt。とt、の関係は、 t + > t 。
となり、R状面取部10dの肉厚が相対的に厚(なって
強度が確保されている。
第4図に示すように、ボビン筒部10aの外周に形成さ
れる巻装面13は、第4図にその溝部展開図が示される
ように、第1平行溝部とこれから隔離された位置にある
第2平行溝部と、これら第1平行溝部と第2平行溝部を
結ぶ第1リード溝部および第21J−ド溝部とからなる
。第1平行溝部および第2平行溝部のそれぞれの途中に
は、溝のない平坦面で形成される第1分割情無部と第2
分割情無部が形成される。第1リード溝部と第2す−ド
溝部は、それぞれの始端と終端とでコイルの線径d (
=P)の半分の1/2Pの溝中心線のズレをもたせであ
る。またコイル2の巻始め線2aをボビン中央部の溝部
1dに1(1本の案内溝12がボビン10の第2のフラ
ンジ部10cから筒部10aに形成されている。
次に、ボビン1oの巻装面13にコイル2を巻き付ける
ときの巻装状態について説明する。
コイル2の線径dは、第1平行溝部になる溝部1d、I
g、lhおよび第2の平行溝部になる溝部1e、1f、
11の幅Pとほぼ同じである。
まず図示しないクランプジグに固定されたコイル2の巻
始め線2aを案内溝12に案内し、ボビン10の中央部
の第1段第1周の溝部1dに導き、最も第2のフランジ
部10cに近い第1平行溝部の溝部1dに巻始める。こ
のとき、ボビン10には第1図示矢印方向に回転動力が
与えられている。そして第1周の第1平行溝部の溝部1
dに巻装されたコイル2bは、第1リード溝部から第2
平行溝部を通りさらに第2リード溝部を経て第1周を巻
終える。このようにしてコイル2が第1のフランジ部1
0bに向かって巻装され、第1図示矢印方向に向かって
第1段第4周のコイル2cまで巻終えると、次に第2段
第1周コイル2dに移る。
次いで、コイル2dが図示矢印に示すように第2のフラ
ンジ部10cの側に向かって巻装され、第2段第4周の
コイル2eが巻終λられると第3段第1周のコイル2f
に移り、今度は第1のフランジ部fobの側に向かって
巻装され、前記と同様に巻装が繰り返される。各段位の
コイル2の巻付は終了と巻始めのコイル2を以下に順に
示すと、第1図に示すように、矢印方向に向かって2g
、2h、21.2j、2k、2f2.2m、2n、20
.2p、2qとなり、コイル2の巻終り線2rへと進み
、コイルの巻装が終了する。第1図は、このコイル巻装
を終了したコイル巻装状態を示している。
以上のように構成されたコイル装置は、ボビン10の筒
部10aから第1のフランジ部10bおよび第2のフラ
ンジ部10cにかけてR状面取部10dを有することに
より、ボビンの強度を確保しつつボビンの小型化が図れ
るとともに、筒部lOaを薄肉化しかつR状面取部10
dでの肉厚tを最小肉厚上〇よりも大きく確保してボビ
ンの高強度を保持する。また第1のフランジ部10bお
よび第2のフランジ部10cの付根部1sのR付けの大
きさをコイル2の線径dの1/2以下にすることが可能
となる。また第1図に示すように、この実施例では、コ
イル2の第1段から第6段の巻装時に巻数の調整を行う
ことができ、最終段の巻装を密着して行なえることから
、コイルの弛みがな(なり、巻終り線2rなどの端末処
理を安定させることができる。さらに、巻装面13が階
段状になっていることから、ボビン巻幅Bの長さに左右
されることな(、巻数、コイル抵抗値等を任意に設定可
能となる。これにより、コイル装置の小型化、軽量化、
高出力化の設計が容易に行なえる。
次に、本発明のコイル装置が後述する比較例1.2.3
と対比してどのように優れているかについて第6〜第9
図を用いて説明することにする。
第6図は本発明のコイル装置の第1図に示す実施例とは
異なる実施例を示すもので、第7図、第8図および第9
図はそれぞれ比較例1、比較例2および比較例3を示し
ている。
第6図に示す本発明の実施例は、第1図に示す実施例よ
りも巻線数を少な(構造を簡素化したものである。第6
図のものは、ボビン20の第1のフランジ部20b、第
2のフランジ部20cが筒部20aに接続されるR状面
取部20dの肉厚を厚くし、点線22a、22bで示す
ように、R状面取部20dの裏面側の面にコイル22が
来るのを廃止し、この廃止コイル22a、22bによっ
てコイル22の占積率の最も大きくなる俵積み状態を確
保している。したがって、ボビン20の最小肉厚t2よ
りも大きな肉厚t、をもつR状面取部20dに構成され
ている。
これに対し、第7図に示す比較例1は、R状面取部30
dをもつボビン30におけるコイルの俵積みを可能にす
るためにフランジ部30b、30Cを薄肉化したもので
ある。この場合、ボビン内径Aとコイル巻内径りを一定
にすると、フランジ530b、30cの付根部30e、
30fの肉厚が大変薄(なる。このため、フランジ部3
0b、30cの強度低下が生じることはもちろん、(肘
脂製のボビンでは、製造時の成形渦流れが悪(製造上の
欠陥が生じやすいという欠点がある。
また、第8図に示す比較例2は、ボビン30の筒部30
aからフランジ部30b、30cにかけてのR状面取部
30dの反対側の面に該R状面取部と相似のR付けを形
成した付根部30d、30eにした例である。この例で
は付根部30e、30fがR状面取部30dの相似の形
状であるから、コイルの線径dとの関係で、 R>d/2 になるので、第8図に示す如(コイル6の整列巻線は不
可能になるという欠点がある。このような相似のR状の
付根部30e、30fを有するボビンにすると、コイル
巻外径が以上に大となり大型化してしまう。
さらに、第9図に示す比較例3は、比較例2を改善した
もので、付根部30e、30fのR径をR≦d/2 にした例である。この例は、巻装されたコイル6が俵積
み状態となり、最大占積率を有することになるが、この
場合は付根部30e、30fの肉厚が極端に薄くなるの
で、フランジ部30b、3゜C強度が確保できな(なる
という欠点がある。
これらの比較例1.2.3に対し、前記第6図に示す本
発明の実施例は、コイル22の俵積み状態を確保すると
ともに、付根部20e、2Ofに面するコイルを点線で
示す廃止コイル22a、22bとしてこの付根部20e
、2Ofを厚肉とし、この付根部分の強度を確保したも
のである。したがって、第6図に示す本発明の実施例で
は、比較例1.2.3の欠点をすべて解消した小型化、
薄肉化、軽量化、整列巻線可能による高出力化等を満足
するものである。したがって、本発明の実施例のコイル
装置では、完全整列巻線を可能とじた小型化、薄肉化、
強度の確保を有するコイル装置であるものといえる。
なお、本発明のコイル装置は、ボビン筒部に形成する溝
部を階段状にしたが、この筒部に対し一方のフランジ部
側に向かってい(一方向昇段形状にしてもよいことはも
とるんであり、舵述の如く2方向への昇段形状であって
もよい。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明のコイル装置によれば、ボ
ビンの筒部からフランジ部にかけての部分にR状面取部
を設けるとともにこのR状面取部と反対側のコイル巻装
面に階段状のコイル案内する溝を形成したので、コイル
の俵積み状態に伴う最大占積率を確保しつつ、コイル装
置の小型化、薄肉化、強度確保を同時に図ることができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例のコイル装置を表わす縦
断面図、第2図はそのボビンを表わす平面図、第3図は
そのボビンを表わす縦断面図、第4図は第3図に示すボ
ビンの溝部展開図、第5図はコアに組込んだコイル装置
を表わす従来例の縦断面図、第6図は本発明の他の実施
例のコイル装置の要部を表わす断面図、第7図は比較例
1のボビンの要部を表わす断面図、第8図は比較例2の
コイル装置の要部を表わす断面図、第9図は比較例3の
コイル装置の要部を表わす断面図である。 1 d、 1 e、 if、  Ig、  lh、 1
1・・・溝部、 ・・・コイル、 ・・・ボビン、 ・・・筒部、 ・・・第1のフランジ部、 ・・・第2のフランジ部、 ・・・R状面取部。 0 0a 0b 0c 0d 第1図 第3図 第2図 第5図 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)筒部と、筒部軸線に対しほぼ直交する方向に前記
    筒部の両端から張り出す第1のフランジ部および第2の
    フランジ部と、前記筒部内周から第1のフランジ部およ
    び第2のフランジ部の付根部にかけて形成されるR状面
    取部とを有するボビンと、このボビンの前記筒部外周に
    巻装されるコイルとを備えたコイル装置において、 前記筒部外周に形成され、コイルを案内する複数条の第
    1の溝部と、 前記筒部外周から前記第1のフランジ部または第2のフ
    ランジ部の少なくとも一方のフランジ部にかけて階段状
    に形成され、コイルを案内する第2の溝部とを有するこ
    とをことを特徴とするコイル装置。
JP1256699A 1989-09-29 1989-09-29 コイル装置 Expired - Lifetime JP2699580B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2982702A1 (fr) * 2011-11-10 2013-05-17 Schneider Electric Ind Sas Circuit magnetique

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JPS56128386U (ja) * 1980-02-29 1981-09-30
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JPS62215480A (ja) * 1986-03-14 1987-09-22 Kokusai Denshin Denwa Co Ltd <Kdd> ケ−ブル巻取装置

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