JPS6032737Y2 - 疎結合トランス - Google Patents
疎結合トランスInfo
- Publication number
- JPS6032737Y2 JPS6032737Y2 JP1977138803U JP13880377U JPS6032737Y2 JP S6032737 Y2 JPS6032737 Y2 JP S6032737Y2 JP 1977138803 U JP1977138803 U JP 1977138803U JP 13880377 U JP13880377 U JP 13880377U JP S6032737 Y2 JPS6032737 Y2 JP S6032737Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- bobbin
- primary winding
- loosely coupled
- short
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、疎結合トランスに関するもので、トランス
のボビンを長くすることなく、短いボビンで１次側巻線
と２次側巻線との相互インダクタンスを減少可能にした
、小型、軽量、かつ巻線処理がしやすく、量産性に富む
任意の結合係数の疎結合トランスを提供することを目的
とする。
のボビンを長くすることなく、短いボビンで１次側巻線
と２次側巻線との相互インダクタンスを減少可能にした
、小型、軽量、かつ巻線処理がしやすく、量産性に富む
任意の結合係数の疎結合トランスを提供することを目的
とする。
結合トランスにおいて、１次側巻線と２次側巻線の相互
インダクタンスを減少させるためには、最終的には１次
側巻線と２次側巻線との距離を遠ざけることである。
インダクタンスを減少させるためには、最終的には１次
側巻線と２次側巻線との距離を遠ざけることである。
しかしながら、結合トランスのボビンの長さには制限が
あるので、このボビンの上端、下端に１次側巻線、２次
側巻線を巻いても、結合が小さくならない時は実現不可
能となってしまうし、もしボビンの長さを長くした場合
は結合トランス全体の形状が大きくなる欠点があり、ま
た、従来の考え方として、１次側巻線の一部を逆巻にし
て２次側巻線の中に巻き込んでしまう手段もあるが、こ
の場合巻線機の回転方向を途中で逆転させる必要がある
ので、巻線の工程及び巻線機の構造が大変に複雑になり
、自動巻線機での量産に不向きであるなどの欠点がある
。
あるので、このボビンの上端、下端に１次側巻線、２次
側巻線を巻いても、結合が小さくならない時は実現不可
能となってしまうし、もしボビンの長さを長くした場合
は結合トランス全体の形状が大きくなる欠点があり、ま
た、従来の考え方として、１次側巻線の一部を逆巻にし
て２次側巻線の中に巻き込んでしまう手段もあるが、こ
の場合巻線機の回転方向を途中で逆転させる必要がある
ので、巻線の工程及び巻線機の構造が大変に複雑になり
、自動巻線機での量産に不向きであるなどの欠点がある
。
この考案は、このような欠点を除去したもので、以下、
図の実施例によって説明する。
図の実施例によって説明する。
第１図はこの考案になる疎結合トランスの具体的構造を
示すもので、１はボビン、２は２次側巻線、３は３次側
巻線、４は１次側巻線、５はペースで、６はリード端子
である。
示すもので、１はボビン、２は２次側巻線、３は３次側
巻線、４は１次側巻線、５はペースで、６はリード端子
である。
この疎結合トランスは、１次側巻線４と２次側巻線２と
の距離的中間位置に３次側巻線３を設けて、この３次側
巻線３の巻線両端を短絡部７で短絡したものであるから
、１次側巻線４と２次側巻線２の相互インダクタンスを
減少させることができる。
の距離的中間位置に３次側巻線３を設けて、この３次側
巻線３の巻線両端を短絡部７で短絡したものであるから
、１次側巻線４と２次側巻線２の相互インダクタンスを
減少させることができる。
さらに、３次側巻線３の位置や巻数を変えることにより
相互インダクタンスを変化させることができる。
相互インダクタンスを変化させることができる。
第２図に示すものは、上記の３次側巻線を設けていない
場合の１次側巻線４により発生する磁力線と２次側巻線
２との関係を示す説明図で、第３図に示すものは、この
考案になる上述の３次側巻線３を設け、かつ、この巻線
両端を短絡部７で短絡した場合の磁力線との関係を示す
説明図である。
場合の１次側巻線４により発生する磁力線と２次側巻線
２との関係を示す説明図で、第３図に示すものは、この
考案になる上述の３次側巻線３を設け、かつ、この巻線
両端を短絡部７で短絡した場合の磁力線との関係を示す
説明図である。
第３図で分るように、３次側巻線３を通過する磁力線の
一部は、巻線の銅損となって失なわれてしまい、２次側
巻線２に到達する磁力線の本線が減少するので、１次側
巻線４と２次側巻線２の相互インダクタンスが減少する
ものである。
一部は、巻線の銅損となって失なわれてしまい、２次側
巻線２に到達する磁力線の本線が減少するので、１次側
巻線４と２次側巻線２の相互インダクタンスが減少する
ものである。
ただし、３次側巻線３を短絡させることにより、１次側
巻線４および２次側巻線２のインダクタンスは若干減少
するので、この分を見込んで、巻線や巻数を予め設定す
ればよい。
巻線４および２次側巻線２のインダクタンスは若干減少
するので、この分を見込んで、巻線や巻数を予め設定す
ればよい。
これに反し、第２図に示す３次側巻線３のない場合は、
１次側巻線４より発生する磁力線は、その本線の如んど
が２次側巻線２に到達するので相互インダクタンスの減
少は不可能である。
１次側巻線４より発生する磁力線は、その本線の如んど
が２次側巻線２に到達するので相互インダクタンスの減
少は不可能である。
この考案は、短いボビンと、そのボビンを載置し、反対
側に第１乃至第５のリード端子を有するベースと、その
ボビンの一端部に巻回され、その両端が上記の第１乃び
第２のリード端子に結合処理された１次側巻線と、これ
に電磁結合する上記ボビンの他端部に巻回され、その両
端が上記の第３及び第４のリード端子に結合処理された
２次側巻線と、上記ボビンに巻回された両巻線のほぼ中
間の位置に巻回され、その両端が上記の第５のリード端
子で短絡処理された３次側巻線とよりなる疎結合トラン
スを提供することによって、比較的短いボビンであって
も、上記３次側巻線の存在によって１次側巻線と２次側
巻線との相互インダクタンスの減少を可能にし、従って
、ボビンを長くする必要がないので、小型軽量なる疎結
合トランスを得ることができ、また、３次側巻線の巻回
手段も１次側巻線、２次側巻線と同様の巻回手段による
もので、逆巻きなどの巻回手段を要せず、３次側巻線の
短絡処理もリード端子で簡単にでき、設備の変更も必要
でないので、自動巻線機で量産的に製作できるなどの特
長がある。
側に第１乃至第５のリード端子を有するベースと、その
ボビンの一端部に巻回され、その両端が上記の第１乃び
第２のリード端子に結合処理された１次側巻線と、これ
に電磁結合する上記ボビンの他端部に巻回され、その両
端が上記の第３及び第４のリード端子に結合処理された
２次側巻線と、上記ボビンに巻回された両巻線のほぼ中
間の位置に巻回され、その両端が上記の第５のリード端
子で短絡処理された３次側巻線とよりなる疎結合トラン
スを提供することによって、比較的短いボビンであって
も、上記３次側巻線の存在によって１次側巻線と２次側
巻線との相互インダクタンスの減少を可能にし、従って
、ボビンを長くする必要がないので、小型軽量なる疎結
合トランスを得ることができ、また、３次側巻線の巻回
手段も１次側巻線、２次側巻線と同様の巻回手段による
もので、逆巻きなどの巻回手段を要せず、３次側巻線の
短絡処理もリード端子で簡単にでき、設備の変更も必要
でないので、自動巻線機で量産的に製作できるなどの特
長がある。
第１図はこの考案になる疎結合トランスの実施例を示す
斜視図、第２図は従来の３次側巻線を有しない結合トラ
ンスの磁力線と２次側巻線との関係を示す説明図、第３
図はこの考案になる疎結合トランスにおける３次側巻線
および２次側巻線と磁力線との関係を示す説明図である
。 １・・・・・・ボビン、２・・・・・・２次側巻線、３
・・・・・・３次側巻線、４・・・・・・１次側巻線、
５・・・・・・ベース、６・・・・・・リード端子、７
・・・・・・短絡部。
斜視図、第２図は従来の３次側巻線を有しない結合トラ
ンスの磁力線と２次側巻線との関係を示す説明図、第３
図はこの考案になる疎結合トランスにおける３次側巻線
および２次側巻線と磁力線との関係を示す説明図である
。 １・・・・・・ボビン、２・・・・・・２次側巻線、３
・・・・・・３次側巻線、４・・・・・・１次側巻線、
５・・・・・・ベース、６・・・・・・リード端子、７
・・・・・・短絡部。
Claims (1)
- 短いボビンと、そのボビンを載置し、反対側に第１乃至
第５のリード端子を有するベースと、そのボビンの一端
部に巻回され、その両端が上記の第１及び第２のリード
端子に結合処理された１次側巻線と、これに電磁結合す
る上記ボビンの他端部に巻回され、その両端が上記の第
３及び第４のリード端子に結合処理された２次側巻線と
、上記ボビンに巻回された両巻線のほぼ中間の位置に巻
回され、その両端が上記の第５のリード端子で短絡処理
された３次側巻線とよりなる疎結合トランス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977138803U JPS6032737Y2 (ja) | 1977-10-18 | 1977-10-18 | 疎結合トランス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977138803U JPS6032737Y2 (ja) | 1977-10-18 | 1977-10-18 | 疎結合トランス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5464915U JPS5464915U (ja) | 1979-05-08 |
| JPS6032737Y2 true JPS6032737Y2 (ja) | 1985-09-30 |
Family
ID=29112312
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1977138803U Expired JPS6032737Y2 (ja) | 1977-10-18 | 1977-10-18 | 疎結合トランス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6032737Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102021001B1 (ko) * | 2018-11-09 | 2019-09-11 | 대원전기 주식회사 | 활선 작업용 수동 기계식 다기능 절연 기어 그립퍼 플라이어 스틱 및 이를 이용한 간접 활선공법 |
| KR102028010B1 (ko) * | 2018-10-19 | 2019-10-04 | 대원전기 주식회사 | 간접 활선 작업용 회전 기능 그립 올 클램프 스틱 및 이를 이용한 간접활선용 공구 회전 조작 방법 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7428965B2 (ja) * | 2020-02-20 | 2024-02-07 | Tdk株式会社 | 巻線型チップコイル装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4949449A (ja) * | 1972-09-14 | 1974-05-14 |
-
1977
- 1977-10-18 JP JP1977138803U patent/JPS6032737Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4949449A (ja) * | 1972-09-14 | 1974-05-14 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102028010B1 (ko) * | 2018-10-19 | 2019-10-04 | 대원전기 주식회사 | 간접 활선 작업용 회전 기능 그립 올 클램프 스틱 및 이를 이용한 간접활선용 공구 회전 조작 방법 |
| KR102021001B1 (ko) * | 2018-11-09 | 2019-09-11 | 대원전기 주식회사 | 활선 작업용 수동 기계식 다기능 절연 기어 그립퍼 플라이어 스틱 및 이를 이용한 간접 활선공법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5464915U (ja) | 1979-05-08 |
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