JPH031242Y2 - - Google Patents

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JPH031242Y2
JPH031242Y2 JP1985046933U JP4693385U JPH031242Y2 JP H031242 Y2 JPH031242 Y2 JP H031242Y2 JP 1985046933 U JP1985046933 U JP 1985046933U JP 4693385 U JP4693385 U JP 4693385U JP H031242 Y2 JPH031242 Y2 JP H031242Y2
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JP
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molded product
resin
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inner frame
frame
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JP1985046933U
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JPS61162429U (ja
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、合成樹脂の多色成形法による多色
成形品に関する。
〔従来技術とその問題点〕
従来の多色成形品として代表的なものに、タイ
プライター、電卓などのキーボードのキーがあ
る。このキーの成形は、まず一次成形で文字や数
字を成形し、ついでこの一次成形品(文字あるい
は数字など)の周囲に異色の樹脂を二次成形して
製造される。そして、一次成形品である文字や数
字の製品表面に表われる先端面は、二次成形の際
に二次成形用金型内面に当接し、二次成形の際、
その形状がくずれないようになつている。しか
し、その先端面以外の部分では一次成形樹脂と二
次成形樹脂とが一部もしくは全部混り合つた状態
となつている。これは、キーではその用途上、表
面の文字や数字が鮮明に成形されていればよいた
めであつて、内部の樹脂の混合には意を払う必要
がないためである。
しかしながら、多色成形品の形状、デザイン、
用途などによつては、表面のみならず内部の樹脂
についても一次成形品と二次成形品とで混合せ
ず、かつその形状もくずれては困るものがある。
例えば、一次成形品に透明あるいは着色透明樹脂
よりなる二次成形品を成形一体化し、透明の二次
成形品を透視するようにデザインした多色成形品
などでは、一次成形品が二次成形の透明樹脂でそ
の形状がくずれたり、混り合つてはならず、しか
も一次成形品と二次成形品とが強固に接合してい
ることが要求される。また、一次成形品の色が透
明の二次成形品の中に流れ出て混り合わないこと
も重要な点である。
例えば、矩形の内枠体を一次成形品とし、この
枠体の外周と一端面を覆う外枠体を二次成形品と
して一体に樹脂成形する場合、内枠体が熱応力に
より歪みやすい。これを防止するために四隅にリ
ブを入れることが考えられるが、この場合、枠体
どうしの接合力は充分であるが、リブと外枠体と
の接合面が剥離しやすく、この剥離が視覚的に悪
い影響を及ぼすことになり、美観が損なわれる可
能性がある。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、上記の問題点を解決するため、樹
脂成形された矩形の内枠体と、この内枠体の外周
及び一端面を覆うように上記内枠体に固着しかつ
透明な樹脂により成形された外枠体とを備えた多
色成形品において、上記内枠体の角部にリブを設
け、このリブの一端面に先端が半球状の突起を上
記外枠体に埋没するように形成したものである。
〔実施例〕
第1図ないし第4図は、この考案の多色成形品
の一例を示すもので、計器などのカバーケースで
ある。このカバーケース1は、四角形の浅底の弁
箱状であつて、計器などに取り付けられたとき計
器の目盛板の部分を覆う透明窓部外枠体2と、こ
の透明窓部2を支持する四角形の枠部内枠体3と
から構成され、透明窓部2は、アクリル樹脂、ス
チロール樹脂、ポリカーボネイト樹脂などの透明
樹脂で形成され、枠部3は、ABS樹脂、スチロ
ール樹脂、ポリカーボネイト樹脂などの白色不透
明樹脂で形成されている。そして、この例では枠
部3が一次成形によつて成形された一次成形品で
あり、透明窓部2が二次成形された二次成形品と
されている。また、ここでは枠部3が一次成形品
の壁部を、透明窓部2が二次成形品の壁部をそれ
ぞれ構成している。
上記枠部3は、その断面形状が長方形状であつ
て、その四隅には第2図に示すように補強用のリ
ブ部4…がスジカイ状に形成されている。そし
て、これらのリブ部4…の透明窓部2と接する面
には、先端が略半球状の突起5…が形成されてい
る。
このような枠部3には、二次成形によつて透明
窓部2が一体に成形される。第4図は、この二次
成形後のケース1の断面を示すもので、透明窓部
2の先端の周辺縁部2aが枠部3の透明窓部2に
接する上面から側面3aにまで延びて枠部3に接
合しているとともにリブ部4…の突起5…が透明
窓部2に食い込んだ状態となつて両者の結合が計
られている。
〔作用〕
このようなケース1にあつては、枠部3が透明
窓部2の周辺縁部2aによつて完全に囲まれ、枠
部3と透明窓部2とが枠部3の上面および側面3
aの2つの面で接合しているので、接合面積が大
きくなり、接合強度が増大するとともに、二次成
形の透明窓部2の成形後の収縮や透明窓部2の反
りによつて、透明窓部2と枠部3とが剥離するこ
とがなくなる。よつて、透明窓部2と枠部3と
は、互いにその樹脂の色が混り合う状態にまでし
なくとも十分な接合強度が得られ、両者の界面で
の色のにじみ等がなく、美しい成形品が得られ
る。
また、枠部3のリブ部4…に設けた突起5…
が、二次成形の際に透明窓部2の樹脂中に埋め込
まれた状態となり、これによつても透明窓部2と
枠部3の接合強度が向上する。そして、上記突起
5…の先端が滑らかな半球状となつているので、
二次成形時突起5…近傍を流れる溶融樹脂によつ
て突起5…が部分的に溶融して同時に流れて色流
れが生じることがないとともに溶融樹脂の流れを
阻害する割合も微かで、樹脂のスムーズな流れを
確保することができる。
なお、突起5は、枠部3のリブ部のみならず、
枠部3のどの部分にでも形成してよく、その数も
任意である。また、枠部3の側面3aに段差部を
形成して、より一層透明枠部2と枠部3との接合
強度を向上するようにしてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案の多色成形品
は、樹脂成形された矩形の内枠体と、この内枠体
の外周及び一端面を覆うように上記内枠体に固着
しかつ透明な樹脂により成形された外枠体とを備
えた多色成形品において、上記内枠体の角部にリ
ブを設け、このリブの一端面に先端が半球状の突
起を上記外枠体に埋没するように形成したもので
あるので、内枠体の変形が防止されるとともに、
リブと外枠体との接合強度も充分に確保でき、剥
離によつて美観を損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の多色成形品の一例としてのカ
バーケースを示すもので、第1図はカバーケース
の一部破断した斜視図、第2図は枠部の平面図、
第3図は第2図の−線断面図、第4図はカバ
ーケースの断面図である。 1……カバーケース、2……透明窓部(外枠
体)、3……枠部(内枠体)、2a……周辺縁部、
3a……側面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 樹脂成形された矩形の内枠体と、この内枠体の
    外周及び一端面を覆うように上記内枠体に固着し
    かつ透明な樹脂により成形された外枠体とを備え
    た多色成形品において、上記内枠体の角部にはリ
    ブが設けられ、このリブの一端面には先端が半球
    状の突起が上記外枠体に埋没するように形成され
    ていることを特徴とする多色成形品。
JP1985046933U 1985-03-30 1985-03-30 Expired JPH031242Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985046933U JPH031242Y2 (ja) 1985-03-30 1985-03-30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985046933U JPH031242Y2 (ja) 1985-03-30 1985-03-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61162429U JPS61162429U (ja) 1986-10-08
JPH031242Y2 true JPH031242Y2 (ja) 1991-01-16

Family

ID=30561792

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JP1985046933U Expired JPH031242Y2 (ja) 1985-03-30 1985-03-30

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JPS61162429U (ja) 1986-10-08

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