JPH0312364A - 配向性ain薄膜 - Google Patents

配向性ain薄膜

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Publication number
JPH0312364A
JPH0312364A JP1144765A JP14476589A JPH0312364A JP H0312364 A JPH0312364 A JP H0312364A JP 1144765 A JP1144765 A JP 1144765A JP 14476589 A JP14476589 A JP 14476589A JP H0312364 A JPH0312364 A JP H0312364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aln
thin film
plasma
oriented
orientable thin
Prior art date
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Pending
Application number
JP1144765A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Akimoto
茂 秋本
Kazutomo Kijima
木島 弌倫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication of JPH0312364A publication Critical patent/JPH0312364A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は配向性AlN薄膜、更に詳しくはAlN焼結体
の表面に配向性AlN薄膜が形成されている配向性Al
N薄膜に関する。
(従来の技術) 配向性AlN薄膜は、弾性表面波素子、耐酸化性皮膜な
どとして有望である。
従来、配−向性のAlN薄膜はCVDと呼ばれる化学気
相析出法により600〜1200℃の温度で1時間以上
の処理を行って基板表面に作成されていた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、CVD法による配向性のAlN薄膜では
、気相成長であるため、配向膜の作成には1時間以上の
長時間を要し、またその製造過程で原料ガスとしてAl
Cl3等が使用されるため、得られた薄膜中にC1が混
入し、AlN薄膜の特性としてまだ十分なものが得られ
ていなかった。
(発明の目的) したがって、本発明は従来技術の上記したような問題を
解消した配向性AlN薄膜を提供することを目的とする
(発明の構成) すなわち、本発明は、AlN焼結体の表面に配向性Al
N薄膜が形成されていることを特徴とする配向性AlN
薄膜である。
本発明にかかる配向性AlNI膜の概略構造を示せば第
1図のような構成となる。
つまり、AはAlN焼結体、BはAlN焼結焼結体表面
に形成された配向性AlN薄膜である。
上記した構成からなる配向性AlN薄膜は次のような方
法により作製される。
つまり、AlN粉末またはAlN粉末に焼結助剤を添加
したものからなる成形体をプラズマ中にさらし、プラズ
マによって加熱にすることにより実施される。
このとき、プラズマの雰囲気ガスとしては、Ar、N2
、Go、NH3ガスの単独または混合ガスが用いられる
AlN粉末に添加される焼結助剤としては、希土類、ア
ルカリ土類の酸化物またはフッ化物などの化合物がある
本発明の配向性AlN薄膜をプラズマ処理で作製する場
合、次のような条件が必要である。
つまり、ガス圧とガス流量の関係で配向性AlN薄膜を
得る条件としては、第2図に示すような結果から、ガス
圧が0.5〜15kPaの範囲で、ガス流量が10〜4
003CCMの範囲であればよい。
図中、Oのもの、および・のものは<hko>方向に配
向している配向性AlNff膜が得られる範囲であり、
ムのものは<002>方向に配向している配向性AlN
薄膜が得られる範囲である。
配向性AlN薄膜がプラズマ処理により作製されるとき
の状態を説明する@ A r s N 2などのガス雰
囲気において、プラズマを発生させておく0次いで、こ
のプラズマ中にAlN成形体を挿入する。
このときプラズマは電子が数千度から致方度の状態、イ
オン、中性粒子が数百度から数千度以上の温度に達して
いる状態であり、このような熱エネルギーによりAlN
成形体はそれ自体の焼結が進むとともに、この焼結体の
表面に液相成長あるいは気相成長によると考えられる現
象にもとづいて配向性のAlN薄膜が作製され、プラズ
マに挿入されたAlN成形体の表面には配向性AlN薄
膜が短時間で作製されることになる。
プラズマの発生方法としては、高周波誘導法、マイクロ
波加熱法、レーザー加熱法、直流アーク法、交流アーク
法がある。
なお、ガス圧は高いほどプラズマ温度が上るが、AlN
成形体の挿入の容易さを考慮すれば、7kPa以下に設
定することが望ましい。
(実施例) 以下、この発明を実施例に従って、詳細に説明する。
実施例1 市販のAlN粉末に、Y2O33wt%およびバインダ
を添加し、エタノール中で湿式混合したあと乾燥、造粒
し、50MPaの一軸加圧にて、5mmX4mmX60
mmの角棒状に成形し、さらに静水圧プレス(CIP)
にて200 M P aの圧力で圧縮成型した。この成
形体を空気気流中で400℃で2時間脱脂して試料を作
成した。こののち、第8図に示したように、Alx製の
試料ホルダー7の上にこの試料6をセットした0石英2
重管1としては、外管が内径44 m m 、外径48
mm1管長500mmからなり、内管が内径34mm、
外径38mm、管長500mmからなるものを用い、バ
ルブ10を開いて石英2重管1の内部を圧力計9t−見
ながら真空ポンプ11により13゜3Pa以下に排気し
た0次いで、適宜選んだバルブ17〜21を開き、ガス
の流量計12〜16′jt見ながら、各種ガスを貯蔵し
ているボンベ22〜26の中からArガスを石英2重管
1の中に流入した。さらに、誘導コイル2に高周波発振
器3で周波数4MHzの高周波電力を印加し、プレート
電力5.3KWのArガスプラズマを発生させた。
このとき石英2重管1の外管と内管との間に入口4から
出口5に向かって冷却水を流し、石英2重管1を冷却し
た。
Alx製の試料ホルダー7の上にセットされた試料6を
モータ駆動によりプラズマ空間内に6CmZ分の速度で
導入し、プラズマ中に1分間保持した。ガス流量が25
SCCMの時、ガス圧0.7kPa〜2.7kPaとし
た時、成形体が焼結されるとともに、その表面には配向
性のAlN薄膜が形成されていた。
第4図はAlN焼結体の表面に形成されたAlN薄膜の
X、!回折図を示したもので、<100>、および<1
10>方向に配向した配向性AlN薄膜が形成されてい
ることが確認できた。
実施例2 実施例1と同じAlN成形体を用い、同様にしてプラズ
マ処理により、AlN焼結体を得るとともにその表面に
配向性AlN薄膜を形成した。
実施例1と異なるのは、ガス圧を0.7kPa。
ガス流量t186sccM〜366 S CMMとした
点である。
このようにして得られたAlN焼結体の表面には<00
2>方向に配向したAlNの薄膜が形成されていた。
第5図はAlN焼結体の表面に形成されたAlNWJ膜
のX線回折図である。
実施例3 市販のAlN粉末に、Y2O33wt%およびバインダ
を添加し、エタノール中で湿式混合したあと乾燥、造粒
し、50MPaの一軸加圧にて直径12mm、厚さ4.
5mmの円板状に成形した。
この成形体をN2気流中で800℃で2時間脱血して得
た試料6を試料ホルダー7の上にセットした。
この石英2重管1の内部を真空ポンプ11により、13
.3Pa以下に排気したのち、Arガスを石英2重管1
の中に流入させ、次いで、誘導コイル2に高周波発振器
3で周波数4MHzの高周波電力を印加してプラズマを
発生させた。
このとき、ガス圧0.7kPa、ガス流量925CCM
、プレート電流6KWのArガスのプラズマ中に、試料
6と試料ホルダー7をモータ8で2cm/分の速度でプ
ラズマ内に挿入し、1分間保持した。
このようにして得られたAlN焼結体の表面には<OO
2>方向に配向したAlNの薄膜が形成されていた。
(効果) 以上の実施例から明らかなように、本発明の配向性Al
N薄膜によれば、従来のものにくらべてCIなどの混入
のない、極めて純粋な配向性AlN薄膜が得られる。
したがって、弾性表面波素子、耐酸化性被膜として有望
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる配向性A1Nff膜の概略構造
を示す図である。 第2図は配向性AlNI膜が得られるガス圧とガス流量
の関係を示す図である。 第3図は本発明にかかる配向性AlNff膜を作製する
装置の概略図である。 第4図、第5図はそれぞれAlN焼結体の表面に形成さ
れた配向性AlN薄膜のX線回折分析図である。 AはAlN焼結体、Bは配向性AlN薄膜、1は石英2
重管、2は誘導コイル、3は高周波発振器、4は冷却水
の入口、5は冷却水の出口、6は試料、7は試料ホルダ
ー、8はモータ、9は圧力計、10はバルブ、11はロ
ータリー真空ポンプ、12〜16は渣量計、17〜21
はバルブ、22〜26はボンベ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  AlN焼結体の表面に配向性AlN薄膜が形成されて
    いることを特徴とする配向性AlN薄膜。
JP1144765A 1989-06-07 1989-06-07 配向性ain薄膜 Pending JPH0312364A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1144765A JPH0312364A (ja) 1989-06-07 1989-06-07 配向性ain薄膜

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1144765A JPH0312364A (ja) 1989-06-07 1989-06-07 配向性ain薄膜

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0312364A true JPH0312364A (ja) 1991-01-21

Family

ID=15369890

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1144765A Pending JPH0312364A (ja) 1989-06-07 1989-06-07 配向性ain薄膜

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JP (1) JPH0312364A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06163428A (ja) * 1992-11-26 1994-06-10 Ngk Insulators Ltd 耐蝕性部材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06163428A (ja) * 1992-11-26 1994-06-10 Ngk Insulators Ltd 耐蝕性部材

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