JPH03123327A - 電子カメラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子スチルカメラ、ビデオカメラ等に適用して
好適な電子カメラに関する。

〔発明の概要〕

本発明は電子スチルカメラ、ビデオカメラ等の電子カメ
ラにおいて、被写体の像光の色温度を検出し、検出結果
に応じて露出決定用の測光状態を変化させるようにして
、撮影状態に対応した良好な測光エリアが自動的に設定
されるようにしたものである。

〔従来の技術〕

一般に、電子スチルカメラ、ビデオカメラ等いずれのカ
メラでも、アイリスの絞り量、シャッタースピード等の
露出を決定するために、楊影画像中の被写体の明るさを
測光する必要がある（特願昭６３−２５５７０９号等参
照）。

この測光方法としては、画面全体の明るさを測定する平
均測光方法と、画面の中央付近の所定範囲だけを測光す
る中央重点測光方法とがある。

〔発明が解決しようとする課題〕

この平均測光方法の場合、例えば第３図Ａに示す如く、
太陽を画角の中に入れた所謂逆光状態で撮影すると、輝
度の高い太陽があるために検出される画面全体の明るさ
が大幅に高くなり、アイリスの絞り量を大きくしたりシ
ャッタースピードを速くさせる制御が行われる。従って
、人物等の被写体が露出不足で影になってしまう。

一方、室内で撮影するときには、画面全体の明るさが比
較的低い場合が多く、画面全体の明るさを測定する平均
測光方法で測定した方が良好に露出を決定できる場合が
多い。このように、屋外と屋内とで同一の測光状態を設
定すると、良好な露出ができない場合があった。

本発明の目的は、常に良好な露出が設定されるようにす
ることにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、例えば第１図に示す如く、被写体の像光を撮
像手段（１２）により電気的な撮像信号に変換する電子
カメラにおいて、被写体の像光の色温度をホワイトバラ
ンス検出回路（１４）で検出し、検出結果に応じて測光
回路（１３）で測定する露出決定用の測光状態を変化さ
せるようにしたものである。

〔作用〕

このようにしたことで、被写体の像光の色温度の変化に
対応して測光状態が変化し、屋外撮影。

屋内撮影いずれの場合でも最適な測光状態が自動的に設
定され、常に良好な露出が設定される。

〔実施例〕

以下、本発明の電子カメラの一実施例を第１図〜第３図
を参照して説明する。

本例においては、磁気ディスクに撮影して得た静止画の
映像信号を記録する電子スチルカメラに適用した例を示
し、第１図において、（１）はカメラ全体を制御するシ
ステムコントローラを示し、このシステムコントローラ
（１）は撮像部（１０）と記録部（２０）の双方を制御
する。撮像部（１０）は、撮像レンズ（２）を備え、こ
の撮像レンズ（２）はズームレンズとして複数枚のレン
ズで構成され、レンズ（２ｚ）を後述するズームモータ
（１５）により前後に移動させることで、焦点距離（画
角）が変化する。また、レンズ（２ｒ）を後述するフォ
ーカス駆動回路（１６）により移動させることで、フォ
ーカス位置が変化する。

そして、レンズ（２）を介して入射した撮影像光を、ア
イリス（１１）を介してＣＯＤ等の１最像素子（１２）
に入射させ、撮像信号を記録部（２０）に供給して記録
させると共に、測光回路（１３）に供給して像光の明る
さを検出する。この場合、測光回路（１３）としては、
測光状態をシステムコントローラ（１）の制御により変
化させるようにしである。即ち、後述するホワイトバラ
ンス検出回路（１４）が検出した周囲の色温度をシステ
ムコントローラ（１）が判断して、撮影画像全体の明る
さを均一に積分して測光する通常の平均測光と、撮影画
像の下部に重みづけを行って撮影画像の明るさを積分し
て測光する下方重点測光とを切換えさせる。この下方重
点測光についてより詳しく説明すると、例えば第３図Ｂ
に示す如く、撮影画像中の下から約４１５の水平ライン
の範囲ｄの明るさだけを重点的に測光し、残りの上から
約１１５の水平ラインの範囲Ｕの明るさは測光しない測
光方法である。この場合、検出した色温度が４０００’
　Ｋ以上のとき通常の平均測光を行わせ、４０００°に
以下のとき下方重点測光を行わせる制御を行う。そして
、この測光回路（１３）が検出した像光の明るさをシス
テムコントローラ（１）が判断して、アイリス（１１）
の絞り量及び撮像素子（１２）でのシャッタースピード
を選定する。

また撮像部（１０）は、ホワイトバランス検出回路（１
４）を備え、撮像素子（１２）の撮像出力の各色成分の
バランスより被写体の周囲の色温度を検出し、検出信号
をシステムコントローラ（１）に供給する。

このシステムコントローラ（１）は、検出信号で示され
る色温度が４０００°に以上であるとき屋外での撮影と
判断し、４０００°に以下であるとき屋内での撮影と判
断する。さらに撮像部（１０）は、ズームモータ（１５
）とフォーカス駆動回路（１６）とアイリス駆動回路（
１７）と電子シャッターコントロール回路（１８）とを
備え、システムコントローラ（１）の制御によりズーム
モータ（１５）及びフォーカス駆動回路（１６）がレン
ズ（２ｚ）及び（２ｆ）を駆動させると共に、システム
コントローラ（１）の制御によりアイリス駆動回路（１
７）がアイリス（１１）の絞り量を制御する。さらに、
システムコントローラ（１）の制御により電子シャッタ
ーコントロール回路（１日）が撮像素子（１２）での電
荷の蓄積時間（ＣＣＤの場合）を制御する。

そして、記録部（２０）は、撮像部（１０）の撮像素子
（１２）から供給される撮像信号を映像信号処理回路（
２１）で記録用の映像信号に変換し、変換した映像信号
を所定のタイミングで磁気ヘッド（２２）に供給する。

この磁気ヘッド（２２）の近傍には磁気ディスク（３）
の載置部があり、スピンドルモータ（２６）に回転可能
に載置された磁気ディスク（３）に磁気へ・ンド（２２
）で映像信号を記録する。この場合、磁気ヘッド（２２
）の位置は、システムコントローラ（１）から出力され
る制御信号がトラッキングサーボ回路（２３）を介して
ステッピングモータを含むリードスクリュー機構（２４
）に供給されることで、このステッピングモータにより
制御される。また、システムコントローラ（１）は、サ
ーボ回路（２５）を介してスピンドルモータ（２６）の
回転を制御することで、磁気ディスク（３）を回転させ
る。

そして、システムコントローラ（１）には、シャッター
釦等の各種操作釦が配された操作部（４）が接続してあ
り、操作部（４）からの操作指令に基づいてシステムコ
ントローラ（１）が上述した各回路を制御する。

次に、本例の電子スチルカメラにて撮影を行う際の動作
について第２図のフローチャートを参照して説明すると
、まず撮像素子（１２）の撮像出力よりホワイトバラン
ス回路（１４）は被写体の周囲の色温度を検出する。そ
して、システムコントローラ（１）は検出した色温度が
４０００°に以上であるか否かを判断して、屋外での撮
影であるのか屋内での撮影であるのかを判断する。この
とき、第２図のフローチャートに示す如（、色温度が４
０００°に以上で屋外での撮影であるときには、撮影画
面の下方に重みづけをした下方重点測光で測光回路（１
３）により測光させる。また、色温度が４０００°に以
下で屋内での撮影であるときには、撮影画面全体の明る
さを平均的に検出する平均測光で測光回路（１３）によ
り測光させる。そして、このようにして測光した結果を
システムコントローラ（１）が判断して露出を設定し、
操作部（４）のシャッター釦が押されたときに設定した
露出による撮影を行い、撮像信号を記録部（２０）に装
着された磁気ディスク（３）に記録させる。

このようにして測光方法を切換えるようにしたことで、
例えば屋外での撮影時には、第３図Ｂに示す如く下方の
水平ラインの範囲ｄの明るさだけから測光するので、上
方に太陽を入れたアングルで撮影しても、この太陽は測
光しない範囲Ｕにあるため、被写体である人物の近傍の
明るさだけを測光し、測光結果により設定される露出が
太陽に引き込まれない良好なものになり、第３図Ａに示
す如く平均測光で撮影した場合のように人物等の被写体
が影になることはなく、逆光等のときでも露出ミスなく
良好に撮影できる。また、室内での撮影時には、撮影画
面中に太陽のような高輝度なものが入ることは殆どない
ので、画面全体の明るさが比較的暗い場合にも平均測光
により良好な露出が設定され、良好な撮影が行われる。

このようにして、屋外、屋内いずれの場合でも自動的に
良好な測光状態に切換わり、露出精度が向上し、良好に
被写体の撮影が行える。

なお、上述実施例においては平均測光と下方重点測光と
を切換え、るようにしたが、例えば屋外のときには中央
重点測光に切換えるようにするなど他の測光方法として
も良い。また、上述実施例は本発明を電子スチルカメラ
に適用した例としたが、ホワイトバランスを測定する電
子的なカメラであれば、ビデオカメラ等地の電子カメラ
に適用できる。さらにまた、本発明は上述実施例に限ら
ず、その他種々の構成が取り得ることは勿論である。

〔発明の効果〕

本発明によると、被写体の周囲の色温度の変化（即ち撮
影条件の変化）に対応して測光状態が自動的に変化し、
屋外撮影、屋内撮影いずれの場合でも□最適な測光が自
動的に行われ、常に良好な露出が設定される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の電子カメラの一実施例を示す構成図、
第２図は第１図例の説明に供するフローチャート図、第
３図は撮影状態の例を示す説明図である。 （１）はシステムコントローラ、（２）は撮像レンズ、
（１３）は測光回路、（１４）はホワイトバランス検出
回路である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 被写体の像光を撮像手段により電気的な撮像信号に変換
   する電子カメラにおいて、 上記被写体の像光の色温度を検出し、検出結果に応じて
   露出決定用の測光状態を変化させるようにしたことを特
   徴とする電子カメラ。