JPH03122377A - 構造物の制振装置 - Google Patents

構造物の制振装置

Info

Publication number
JPH03122377A
JPH03122377A JP26061089A JP26061089A JPH03122377A JP H03122377 A JPH03122377 A JP H03122377A JP 26061089 A JP26061089 A JP 26061089A JP 26061089 A JP26061089 A JP 26061089A JP H03122377 A JPH03122377 A JP H03122377A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damping device
axis
vibration damping
vibration
rotating body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP26061089A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2682875B2 (ja
Inventor
Masaaki Yamada
正明 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
Priority to JP26061089A priority Critical patent/JP2682875B2/ja
Publication of JPH03122377A publication Critical patent/JPH03122377A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2682875B2 publication Critical patent/JP2682875B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、構造物の水平振動および捩じれ動に対して
全方位的な自動感知機能を有する制振装置に関する。
〔従来の技術〕
風、地震等の外力による構造物の振動を制御する装置に
ついて、この発明者は先般、角運動量の原理を用いた制
振装置を開発した。
この制振装置は、フレームに取り付けた回転軸の周りに
回転可能な回転体を、フレームのビームにより、回転体
の回転軸と直交する中心軸線の周りに回転可能に支持し
たものであり、回転体は鉛直方向の回転軸の周りに高速
回転するようにしである(特願平1−136727号)
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の制振装置は、構造物の水平方向一方向の振動を制
御するものであるため、水平方向二方向の制振力を得る
ためには、2台の制振装置を設置しなければならず、ま
た水平方向の制振力を1台の制振装置によって得る場合
、わずかではあるが構造物によって好ましくない捩じれ
力が付随して発生するという不具合がある。
また、外力の影響等により構造物に発生する捩じれ動に
ついては、上記の水平用制振装置では制御することがで
きないので、捩じれ動に対する制振力を得るためには、
水平用制振装置の回転体の回転軸の方向を変えて、水平
方向の回転軸の周りに高速回転させるか、あるいは別個
に1台の捩じれ動専用の制振装置を設置する必要がある
この発明は、上記のような問題を解決することを目的と
してなされたものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この発明においては、構造物
に設置した鉛直方向の軸周りに最大90゜の回転が可能
な支持台に、主制振装置と副制振装置とを配置している
主制振装置および副制振装置は、同一構成部材からなり
、それぞれフレームと、フレームに取り付けられた回転
軸の周りに高速回転する回転体と、フレームの外周を回
転体の回転軸と直交する軸方向両端側で支持するビーム
とを備えている。
主制振装置のフレームのビームと、副制振装置のフレー
ムのビームとは、それぞれ水平方向、かつ平行な軸の周
りに回転可能に支持し、主制振装置の回転体は鉛直方向
の回転軸の周りに回転可能に保持し、副制振装置の回転
体は水平方向の回転軸の周りに回転可能に保持しである
支持台と構造物との間を結合する回転機構には、必要に
応じ回転停止機構を設ける。
〔作用〕
この発明の制振装置は、外力により構造物に生じる水平
振動が主制振装置のビームの中心軸の方向と一致してい
るときは、主制振装置が振動を感知して作動し、制振力
としてのモーメントを発生する。
一方、副制振装置はこの方向の振動を感知しないため、
制振力は発生しない。しかし、副制振装置は主制振装置
の作動に付随して生じる捩じり力を感知して作動し、構
造物に捩じり動が加えられるのを防止する。
また、構造物が主制振装置のビームの中心軸と直交する
方向に水平振動しているときは、主制振装置はこの方向
の振動を感知しないため、直ちには作動しない。しかし
、副制振装置がこの振動を感知して作動し、鉛直方向の
軸周りにモーメントを発生する。このモーメントにより
支持台が構造物に対して90°回転して停止する。この
位置で主制振装置のビームの中心軸が振動方向と一致す
る。そこで主制振装置が振動を感知して制振力としての
モーメントを発生する。
さらに、外力により構造物に捩じり動が生じているとき
は、副制振装置が感知して作動し、制振力としてのモー
メントを発生する。この場合は、支持台の回転機構を停
止し、構造物に固定する。
一方、主制振装置は、捩じり動を感知しないため、制振
力は発生しない。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、この発明の制振装置の全体構造を、X軸を含
む鉛直面により切断して示°す図である。
構造物1に支持台2が回転機構(たとえば旋回軸受)3
を介して設置され、鉛直方向の軸の周りに回転できるよ
うになっている。この支持台2に、主制振装置10と副
制振装置f20とが上下方向に配置しである。
主制振装置10は、扁平な防錘円形状のフレーム11に
、外周部分が内周部分よりも厚肉に成形された円盤状の
回転体12を収容し、回転体12の中心線上に設けた回
転軸13の両端部を、フレーム11の中心軸線の周りに
回転可能に軸支し、フレーム11の外周には、回転体1
2の回転軸13と直交する軸方向(直径方向)両端側に
、それぞれビーム14.15を取り付けた構成になって
いる(第2図参照)。
副制振装置20についても、主制振装置lOと同一の構
成部材、すなわちフレーム21、回転体22、回転軸2
3およびビーム24.25により構成されている(第3
図参照)。
上記の主制振装置10のフレーム11のビーム14.1
5は、支持台2に水平方向の軸の周りに回転可能に支持
され、回転体12の回転軸13は、鉛直方向の保持され
た状態で高速回転するようになっている。
他方の副制振装置20のフレーム21のビーム24.2
5は、支持台2に主制振装置10のフレーム11のビー
ム14.15と平行な水平方向の軸の周りに回転可能に
支持され、回転体22の回転軸23は、水平方向に保持
された状態で高速回転するようになっている。
上記構成の制振装置において、主制振装置10ノヒーム
14.15と副制振装置20のビーム24.25との中
心軸は第1図に示すようにX軸方向と平行であって、主
制振装置10の回転体12は第2図に示す矢印方向に高
速回転し、副制振装置20の回転体22は第1図に示す
矢印方向に高速回転しているものとする。
この状態で構造物lが外力による水平方向の振動を生じ
た場合、制振装置は次のように作動する。
まず、構造物lが第1図および第4図に示すように、X
軸方向に振動し、同図の右方向への水平変位(回転角θ
X)が生じたものとする。
これにより、主制振装置10の回転体12の回転軸13
は、Y軸周りの回転角θ8を強制的に与えられるので、
主制振装置10のビーム14.15の中心軸(X+軸)
の周りに発生するモーメントにより、回転体12はX1
軸の周りに(第2図の矢印方向)回動する。この回転体
12の回動により主制振装置lOのY軸の周りに第4図
の矢印方向のモーメントM、。が生じる。このモーメン
トM、。は、主制振装置10のX、軸をX軸と一致させ
る方向の制振力として作用するので、構造物1に生じた
水平変位(回転角θX)が相殺されて、振動が抑止され
る。
副制振装置20は、構造物1がX軸方向に振動しても、
回転体22の回転軸23はY軸周りの回転角が与えられ
ないので、ビーム24.25の中心軸(X、軸)の周り
に回動することはなく、X軸方向の振動に対する制振力
は発生しない。
上記の主制振装置10のY軸周りに発生したモーメント
M、。は、支持台2を介して偶力として構造物1に作用
するのであるが、支持台2はX軸に対してθ8の回転角
をもっているため、その偶力の水平成分が構造物lをZ
軸の周り(反時計回り)に涙しり力として作用すること
になる。
ところが、この瑛じり力に対しては、副制振装置20が
作動してX軸回りに逆方向のモーメントを発生するから
、構造物1にとって好ましくない捩じり動を抑止するこ
とができる。この捩じり力に対する副制振装置20の作
動機構については、後段において説明する。
次に、構造物1が第5図および第6図に示すように、Y
軸方向に振動し、同図の右方向への水平変位(回転角θ
V)が生じたものとする。
これにより、副制振装置20の回転体22の回転軸23
は、X軸回りの回転角θ、を強制的に与えられるので、
副制振装亘20のビーム24,25の中心軸(ZI軸)
の周りに回動しようとするモーメン) M z。が発生
する(第3図の矢印方向参照)。
このモーメントMt0により支持台2は、構造物1との
間の回転機構3を介して回動を開始する。
支持台2の回動は、副制振装W、20の回転体22の回
転軸23がY軸と直交する位置、すなわちY軸方向の振
動を感知しない位置となったときに終了し、第7図に示
すように、90”回転した位置で停止する。なお、支持
台2が過剰な回転をしないよう、支持台2の回転角は図
示しないストッパーにより最大90″になるように制御
されている。
この間、主制振装置10の回転体12の回転軸13は、
X軸周りに強制的な回転角が与えられても、直ちにY軸
方向の振動に対する制振力が発生することはないが、支
持台2の構造物1に対する回動が終了して、ビーム14
.15の中心軸がY軸方向と一致すると、前述のX軸方
向の振動の場合と同様の作動によりX軸の周りに第7図
の矢印方向のモーメントM、。が生じる。このモーメン
トMI0は、主制振装置10のビーム14.15の中心
軸(Y、軸)をY軸と一致させる方向の制振力として作
用するので、構造物1に生じた水平変位(回転角θV)
が相殺されることになる。
また、構造物lが外力によりZ軸周りの捩じれ動−を生
じた場合は、制振装置は次のように作動する。
この場合は、構造物1と支持台2との間に設けられてい
る回転機構3の作動を図示しない停止機構により停止し
て、支持台2を構造物lに固定する。
構造物1の捩じれ動により、副制振装置20の回転体2
2の回転軸23に、第8図に示すようにZ軸周りに回転
角θ2が与えられたものとすると、副制振装置20のビ
ーム24.25の中心軸(X。
軸)の周りに発生するモーメントにより、回転体22は
X1軸の周りに(同図の矢印方向)に回動するので、こ
の回動により副制振装置20のZ軸の周りには図示矢印
方向のモーメントM2゜が生じる。このモーメントM!
。は副制振装置20のXl軸をX軸と一致させる方向の
制振力として作用するので、構造物1に生じた回転角θ
2が相殺されて、捩じり動が抑止される。
構造物1の捩じれ動に対して主制振装?1lIOの回転
体12の回転軸13には、Z軸周りの回転角が与えられ
ず、ビーム14.15の中心軸の周りに回動することは
ないので、制振力としてのモーメントは発生しない。
上記実施例においては、主制振装置と副制振装置とを上
下方向にそれぞれ1台配置した場合を図示したが、主制
振装置と副制振装置との配置方法および台数については
、任意の組み合わせを設定することができる。
第9図は、制振装置の他の配置例であり、支持台2の中
央に1台の主制振装置10を配置し、主制振装置10の
横方向の左右両側に各1台の副制振装置20を配置しで
ある。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明の制振装置は、高速回転
する回転体を軸支するフレームと、フレームを回転体の
回転軸と直交する軸方向両端側で支持するビームとを構
成部材とする主制振装置および副制振装置を、鉛直方向
の軸の周りに回転可能な支持台に配置し、主副各制振装
置のビームは水平方向の平行な軸の周りに回転可能に支
持し、主制振装置の回転体の回転軸は鉛直方向に、副制
振装置の回転体の回転軸は水平方向に、それぞれ保持す
る構成を採用し、角運動量の原理、すなわち回転体の回
転軸が外力により回転角を与えられたとき、フレームの
支持ビームと直交する軸の周りにモーメントが発生する
という原理により、主制振装置が水平方向の振動を抑止
し、副制振装置は支持台の回転と捩じれ動を抑止する機
能を分担して発揮するようにしている。
したがって、この発明によれば、主制振装置が一方向の
水平振動だけでなく、これと直交する他方向の水平振動
に対しても制振力を有しているため、1台の主制振装置
によって全方位の水平振動を抑止することが可能となり
、また主制振装置の作動時に発生する捩じれ力について
も副制振装置により防止することができるという効果が
得られる。
また、この発明によれば、外力により構造物に捩じれ動
が発生した場合においても、支持台の回転機構を停止す
ることにより、副制振装置により抑止することができる
から、簡単な操作で捩じれ動に対する制振力が得られる
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す側面断面図、第2図は
第1図の主制振装置の平面図、第3図は第1図の副制振
装置の平面図、第4図は構造物にX軸方向の水平振動が
生じたときの制振装置の作動状態図、第5図は第1図の
A−A線断面図、第6図および第7図は、それぞれ構造
物にY軸方向の水平振動が生じたときの制振装置の作動
状態図、第8図は構造物に捩じれ動が生じたときの制振
装置の作動状態図、第9図はこの発明の他の実施例を示
す側面断面図である。 図中、1は構造物、2は支持台、3は回転機構、10は
主制振装置、11はフレーム、12は回転体、13は回
転軸、14.15はビーム、20は副制振装置、21は
フレーム、22は回転体、23は回転軸、24.25は
ビームである。 1横遣特 土キxi慴

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)構造物に設置され、鉛直方向の軸の周りに最大9
    0゜の回転が可能な機構を有する支持台と、それぞれ同
    一構成部材からなり、フレームと、フレームに軸支され
    た回転軸の周りに高速回転可能に取り付けられた回転体
    と、フレームの外周に回転体の回転軸と直交する軸方向
    両端側に取り付けられたビームとを有する主制振装置お
    よび副制振装置とを備え、前記支持台に、主制振装置の
    ビームと副制振装置のビームとを水平方向の平行な軸の
    周りに回転可能に支持し、主制振装置の回転体の回転軸
    を鉛直方向に保持し、副制振装置の回転体の回転軸を水
    平方向に保持したことを特徴とする構造物の制振装置。
  2. (2)支持台の回転機構に回転停止機構が設けてある請
    求項(1)記載の構造物の制振装置。
JP26061089A 1989-10-05 1989-10-05 構造物の制振装置 Expired - Lifetime JP2682875B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26061089A JP2682875B2 (ja) 1989-10-05 1989-10-05 構造物の制振装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26061089A JP2682875B2 (ja) 1989-10-05 1989-10-05 構造物の制振装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03122377A true JPH03122377A (ja) 1991-05-24
JP2682875B2 JP2682875B2 (ja) 1997-11-26

Family

ID=17350325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26061089A Expired - Lifetime JP2682875B2 (ja) 1989-10-05 1989-10-05 構造物の制振装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2682875B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2682875B2 (ja) 1997-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03122377A (ja) 構造物の制振装置
US9732826B2 (en) Centrifugal pendulum vibration control device
JP3915038B2 (ja) コンパクトなアンテナユニットを形成するように組合されたアンテナ反射器およびトランシーバーホーンを備える構造物
JPH02232191A (ja) ダイレクトドライブロボットのストッパ装置
JPH0386968A (ja) 磁気ディスク装置のバランス補正機構
JP6711741B2 (ja) 吊荷の姿勢制御装置
JPH0734721A (ja) アクティブ動吸振器
JP3026446B2 (ja) 免震装置
JPS59105702A (ja) レ−トセンサ
JPH01244001A (ja) 高層建造物の制振方法及びその装置、並びにこの装置を制御する方法
JP2007132015A (ja) トグル制震装置
JP4617986B2 (ja) フライホイールエネルギ貯蔵装置
JPH0381476A (ja) 構造物の振動制御方法
JPH03113143A (ja) 構造物の制振装置
JP4307299B2 (ja) 建物の制振装置
JPH11303452A (ja) ロッキング対応の免制震構造物
JP2682876B2 (ja) 構造物の制振架構
JPH0738748Y2 (ja) 回転装置
JPH0571237A (ja) 可変減衰力ダンパ
JPH03107641A (ja) 機械基礎の制振装置
JPH10246637A (ja) 減揺装置
JP3152480B2 (ja) 多軸テーブル
JPH0640350Y2 (ja) フライホィール
JPS5934161Y2 (ja) スタビライザ装置
JP2682888B2 (ja) 構造物の振動制御装置