JPH03122240A - ポートホール押出性及び引抜加工性に優れたヒートローラー用アルミニウム合金 - Google Patents
ポートホール押出性及び引抜加工性に優れたヒートローラー用アルミニウム合金Info
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- JPH03122240A JPH03122240A JP26112889A JP26112889A JPH03122240A JP H03122240 A JPH03122240 A JP H03122240A JP 26112889 A JP26112889 A JP 26112889A JP 26112889 A JP26112889 A JP 26112889A JP H03122240 A JPH03122240 A JP H03122240A
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Landscapes
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、複写機等においてトナーの定着等に用いら
れるヒートローラーの材料としてのアルミニウム合金に
関する。
れるヒートローラーの材料としてのアルミニウム合金に
関する。
従来の技術
上記ヒートローラー用の材料はその使用条件から、軽量
、非磁性であることが要請される。
、非磁性であることが要請される。
また、ヒートローラーの加熱温度が通常200〜250
℃程度であることから、耐熱性にも優れていることが要
請される。そこで、かかるヒートローラー用の材料とし
て従来よりアルミニウム合金が用いられており、特に耐
熱性に優れたA3056及びA3052等のAΩ−Mg
系合金が用いられている。
℃程度であることから、耐熱性にも優れていることが要
請される。そこで、かかるヒートローラー用の材料とし
て従来よりアルミニウム合金が用いられており、特に耐
熱性に優れたA3056及びA3052等のAΩ−Mg
系合金が用いられている。
発明が解決しようとする課題
ところで、前記のヒートローラーは一般に押出によって
製作されるが、上記のA3056及びA3052合金は
押出性殊にポートホール押出性が良くないうえ、加工硬
化しやすいため冷間での加工性にも問題があり、コスト
高の要因となっていた。
製作されるが、上記のA3056及びA3052合金は
押出性殊にポートホール押出性が良くないうえ、加工硬
化しやすいため冷間での加工性にも問題があり、コスト
高の要因となっていた。
この発明はかかる技術的背景に鑑みてなされたものであ
って、5056合金や5052合金と同等ないしはそれ
以上の耐熱性を有し、かつボートホール押出性及び冷間
加工性にも優れ、低コストのヒートローラーの製作を可
能とするヒートローラー用アルミニウム合金の提供を目
的とするものである。
って、5056合金や5052合金と同等ないしはそれ
以上の耐熱性を有し、かつボートホール押出性及び冷間
加工性にも優れ、低コストのヒートローラーの製作を可
能とするヒートローラー用アルミニウム合金の提供を目
的とするものである。
課題を解決するための手段
上記目的を達成するために、この発明に係るヒートロー
ラー用アルミニウム合金は、Mn:1.0〜5,0νt
%、Si:0.15〜1.0wt%、Z r : 0.
01〜0. 30wt%を含有し、あるいはさらにC
u : 0.3〜1. 0wt%、Fe : 0.01
〜0.7wt%、Zn:0.01〜0.5wt%、 V
:0゜01〜0.1wt%、Cr : 0.01〜0
.5wt%、NL:0.01〜2、 0wt%、Ti
: 0.001〜O,lwt%の1種または2種以上を
含有し、残部がアルミニウム及び不可避不純物からなる
ことを特徴とするものである。
ラー用アルミニウム合金は、Mn:1.0〜5,0νt
%、Si:0.15〜1.0wt%、Z r : 0.
01〜0. 30wt%を含有し、あるいはさらにC
u : 0.3〜1. 0wt%、Fe : 0.01
〜0.7wt%、Zn:0.01〜0.5wt%、 V
:0゜01〜0.1wt%、Cr : 0.01〜0
.5wt%、NL:0.01〜2、 0wt%、Ti
: 0.001〜O,lwt%の1種または2種以上を
含有し、残部がアルミニウム及び不可避不純物からなる
ことを特徴とするものである。
上記組成において、Mnは後述のSiと共にAQ−Mn
−8i金金属化合物を形成することにより、あるいはま
たMn単独の固溶強化作用により、合金の強度の向上に
寄与するものである。しかし、その含有量が1.0νt
%未満では上記効果に乏しく、5. 0wt%を超え
ると晶出物が粗大化し加工性の悪化を来たす。特に好ま
しいMnの含有量は1.6〜3.0wt%である。
−8i金金属化合物を形成することにより、あるいはま
たMn単独の固溶強化作用により、合金の強度の向上に
寄与するものである。しかし、その含有量が1.0νt
%未満では上記効果に乏しく、5. 0wt%を超え
ると晶出物が粗大化し加工性の悪化を来たす。特に好ま
しいMnの含有量は1.6〜3.0wt%である。
Stは上記のごと(MnとともにAQ−Mn−3t金金
属化合物を形成して合金の強度向上に寄与するものであ
る。しかし0.15wt%未満の含有量ではその効果に
乏しく、逆に1.0wt%を超えるとAQ−Mn−3L
晶出物の粗大化を招いてやはり加工性を悪化させる。特
に好ましいSiの含有量は0.2〜0. 5wt%であ
る。
属化合物を形成して合金の強度向上に寄与するものであ
る。しかし0.15wt%未満の含有量ではその効果に
乏しく、逆に1.0wt%を超えるとAQ−Mn−3L
晶出物の粗大化を招いてやはり加工性を悪化させる。特
に好ましいSiの含有量は0.2〜0. 5wt%であ
る。
Z「は合金の耐熱性の向上に寄与するものである。しか
しその含有量が0.01wt%未満ではその効果に乏し
く、0.30wt%を超えるとやはり粗大晶出物を形成
して加工性の悪化を招く。特に好ましいZrの含有量は
0,1〜0゜25wt%である。
しその含有量が0.01wt%未満ではその効果に乏し
く、0.30wt%を超えるとやはり粗大晶出物を形成
して加工性の悪化を招く。特に好ましいZrの含有量は
0,1〜0゜25wt%である。
上記各必須元素のほか、その1種または2種以上の添加
含有が任意的に許容されるCu5FeSZ n s V
s Cr SN l s T lは、合金の機械的諸
性質の改善に寄与するものである。より具体的にはCu
、Fe、Znは強度の向上に、■、Cr5Niは耐熱性
の向上に、Tiは結晶粒の微細化にそれぞれ寄与するも
のである。しかし、Cuが0. 3wt%未満、Feが
0601wt%未満、Znが0.01wt%未満、■が
0゜01wt%未満、Crが0.01vj%未満、Ni
が0.01wt%未満、Tiが0.001wt%未満で
は上記の各効果に乏しく、逆にCuが1゜0wt%を超
え、Feが0.7wt%を超え、Znが0. 5wt%
を超え、■が0.1wt%を超え、Crが0. 5wt
%を超え、Niが2.0wt%を超え、Tiが0.1w
t%を超えると加工性の劣化等を招く。
含有が任意的に許容されるCu5FeSZ n s V
s Cr SN l s T lは、合金の機械的諸
性質の改善に寄与するものである。より具体的にはCu
、Fe、Znは強度の向上に、■、Cr5Niは耐熱性
の向上に、Tiは結晶粒の微細化にそれぞれ寄与するも
のである。しかし、Cuが0. 3wt%未満、Feが
0601wt%未満、Znが0.01wt%未満、■が
0゜01wt%未満、Crが0.01vj%未満、Ni
が0.01wt%未満、Tiが0.001wt%未満で
は上記の各効果に乏しく、逆にCuが1゜0wt%を超
え、Feが0.7wt%を超え、Znが0. 5wt%
を超え、■が0.1wt%を超え、Crが0. 5wt
%を超え、Niが2.0wt%を超え、Tiが0.1w
t%を超えると加工性の劣化等を招く。
この発明に係るヒートローラー用アルミニウム合金は、
−船釣には、ビレットに鋳造したのちボートホール押出
等の中空押出により管状に押出したのち、要すればさら
に引抜いてヒートローラーに製作する。
−船釣には、ビレットに鋳造したのちボートホール押出
等の中空押出により管状に押出したのち、要すればさら
に引抜いてヒートローラーに製作する。
発明の効果
この発明に係るアルミニウム合金は、特定元素の組合せ
により、後述の実施例の参酌によっても明らかなように
、従来のA3056合金やA3052合金と同等ないし
それ以上の耐熱性を有するものでありながら、ポートホ
ール押出性、冷間加工性にも優れたものとなる。従って
ヒートローラー用材料としての性質を十分に満足しうる
のみならず、ヒートローラーの製造段階においても、ヒ
ートローラー用素管の中空押出殊にボートホール押出が
可能となり、また引抜き等の冷間加工も容易となり、ひ
いては生産性を向上しうるとともに大幅なコストダウン
が可能となる。
により、後述の実施例の参酌によっても明らかなように
、従来のA3056合金やA3052合金と同等ないし
それ以上の耐熱性を有するものでありながら、ポートホ
ール押出性、冷間加工性にも優れたものとなる。従って
ヒートローラー用材料としての性質を十分に満足しうる
のみならず、ヒートローラーの製造段階においても、ヒ
ートローラー用素管の中空押出殊にボートホール押出が
可能となり、また引抜き等の冷間加工も容易となり、ひ
いては生産性を向上しうるとともに大幅なコストダウン
が可能となる。
実施例
下記第1表に示すように、各種に組成を変えた本発明合
金(No1〜9)を用意するとともに、比較合金として
A3052合金(NoIO)、A3056合金(Nol
l)を用意した。
金(No1〜9)を用意するとともに、比較合金として
A3052合金(NoIO)、A3056合金(Nol
l)を用意した。
[以下余白]
次に、上記各合金を常法に従う鋳造法により直径6イン
チのビレットに鋳造したのち、このビレットをボートホ
ール押出により外径52゜5#、肉厚6.75ffl#
lの中空パイプに押出したときの押出の可否を調べた。
チのビレットに鋳造したのち、このビレットをボートホ
ール押出により外径52゜5#、肉厚6.75ffl#
lの中空パイプに押出したときの押出の可否を調べた。
その結果を押出良好なものを01不良なものを×として
第2表に示す。
第2表に示す。
次いで、上記の中空パイプを25%のりダクションで引
抜いて引抜の可否を調べた。なお、Nol0111の従
来合金については、別途マンドレル押出により押出した
中空パイプを引抜いた。
抜いて引抜の可否を調べた。なお、Nol0111の従
来合金については、別途マンドレル押出により押出した
中空パイプを引抜いた。
その結果を引抜良好なものを01不良なものをXとして
第2表に示す。
第2表に示す。
一方また、上記各合金について250℃における耐力を
測定した。その結果を併せて第2表に示す。
測定した。その結果を併せて第2表に示す。
[以下余白]
第2表
上記第2表の結果から明らかなように、本発明に係るア
ルミニウム合金は従来の5052合金や5056合金以
上の耐熱性を有するものでありながら、ボートホール押
出性、冷間加工性にも極めて優れたものであることを確
認しえた。
ルミニウム合金は従来の5052合金や5056合金以
上の耐熱性を有するものでありながら、ボートホール押
出性、冷間加工性にも極めて優れたものであることを確
認しえた。
Claims (2)
- (1)Mn:1.0〜5.0wt%、 Si:0.15〜1.0wt%、 Zr:0.01〜0.30wt% を含有し、残部がアルミニウム及び不可避不純物からな
ることを特徴とするヒートローラー用アルミニウム合金
。 - (2)Mn:1.0〜5.0wt%、 Si:0.15〜1.0wt%、 Zr:0.01〜0.30wt% を含有し、さらに Cu:0.3〜1.0wt%、 Fe:0.01〜0.7wt%、 Zn:0.01〜0.5wt%、 V:0.01〜0.1wt%、 Cr:0.01〜0.5wt%、 Ni:0.01〜2.0wt%、 Ti:0.001〜0.1wt% の1種または2種以上を含有し、残部がアルミニウム及
び不可避不純物からなることを特徴とするヒートローラ
ー用アルミニウム合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1261128A JP2528187B2 (ja) | 1989-10-05 | 1989-10-05 | ポ―トホ―ル押出性及び引抜加工性に優れたヒ―トロ―ラ―用アルミニウム合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1261128A JP2528187B2 (ja) | 1989-10-05 | 1989-10-05 | ポ―トホ―ル押出性及び引抜加工性に優れたヒ―トロ―ラ―用アルミニウム合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03122240A true JPH03122240A (ja) | 1991-05-24 |
JP2528187B2 JP2528187B2 (ja) | 1996-08-28 |
Family
ID=17357487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1261128A Expired - Lifetime JP2528187B2 (ja) | 1989-10-05 | 1989-10-05 | ポ―トホ―ル押出性及び引抜加工性に優れたヒ―トロ―ラ―用アルミニウム合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2528187B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997006284A1 (en) * | 1995-08-07 | 1997-02-20 | Alcan International Limited | Aluminium alloy |
US6299706B1 (en) | 1995-08-11 | 2001-10-09 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Process for improving the extrudability of high-strength aluminum alloys |
JP2016505713A (ja) * | 2012-12-06 | 2016-02-25 | ナショナル ユニバーシティ オブ サイエンス アンド テクノロジー エムアイエスアイエス | 耐熱性アルミニウムベース合金および製造方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3485096B2 (ja) | 2001-03-06 | 2004-01-13 | 株式会社オーエス | スクリーン付ラック |
KR20200080465A (ko) | 2018-12-26 | 2020-07-07 | 현대자동차주식회사 | 알루미늄 합금을 이용한 롤 투 롤 공정 리얼 알루미늄 제조방법 및 차량 내장부품 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5176112A (ja) * | 1974-12-27 | 1976-07-01 | Furukawa Aluminium | Taisuikaseiaruminiumugokin |
JPS526323A (en) * | 1975-06-30 | 1977-01-18 | Metallgesellschaft Ag | Using of malleable aluminium alloy |
JPS6357735A (ja) * | 1986-08-27 | 1988-03-12 | Sky Alum Co Ltd | 耐熱性アルミニウム合金圧延板およびその製造方法 |
-
1989
- 1989-10-05 JP JP1261128A patent/JP2528187B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5176112A (ja) * | 1974-12-27 | 1976-07-01 | Furukawa Aluminium | Taisuikaseiaruminiumugokin |
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US6299706B1 (en) | 1995-08-11 | 2001-10-09 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Process for improving the extrudability of high-strength aluminum alloys |
JP2016505713A (ja) * | 2012-12-06 | 2016-02-25 | ナショナル ユニバーシティ オブ サイエンス アンド テクノロジー エムアイエスアイエス | 耐熱性アルミニウムベース合金および製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2528187B2 (ja) | 1996-08-28 |
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