JPH0312125Y2 - - Google Patents

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JPH0312125Y2
JPH0312125Y2 JP15355684U JP15355684U JPH0312125Y2 JP H0312125 Y2 JPH0312125 Y2 JP H0312125Y2 JP 15355684 U JP15355684 U JP 15355684U JP 15355684 U JP15355684 U JP 15355684U JP H0312125 Y2 JPH0312125 Y2 JP H0312125Y2
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JP
Japan
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lock
pin
rotating body
coil spring
hole
Prior art date
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JP15355684U
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JPS6169370U (ja
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  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、例えば自転車のワイヤー錠とかチ
エン錠の錠機構などに用いられるようにしたシリ
ンダー錠に関する。
従来の技術 主として扉の施錠などに用いられる通常のシリ
ンダー錠は、円筒形の錠本体と、鍵の挿入によつ
て回転可能になる回転体との接触面に、軸心に対
して垂直な複数のピン孔を軸線に沿つて一直線上
に配列し、各ピン孔それぞれにピンとコイルばね
とを嵌装し、鍵孔を具えた上記回転体に挿入する
所定の鍵の凹凸によつて上記ピンを所定位置に移
動せしめることによつて開錠できるように構成さ
れているが、錠本体と回転体との接触面に、軸心
に対して平行する複数のピン孔を円周方向に配置
する一方、軸方向に長短のあるピンを環状に突出
させた鍵体を形成して、この鍵体を上記ピン孔を
外端面に開口させた回転体の所定位置に接しさせ
ることにより、錠機構が開錠に動作するようにし
たもの(例えば実公昭48−13089号公報および実
開昭58−19066号公報)がある。
考案が解決しようとする問題点 上記従来のシリンダー錠は鍵の操作によつて回
転する回転体と錠孔に係合して施錠状態を保持す
る錠杆とが実質的に一連一体に形成されているた
めに、錠機構と錠杆と錠孔の三者が直線的に結合
配置されたものとなり、専ら扉とが抽斗のような
物体の錠機構として用いられるのみで、自転車用
のワイヤー錠とかチエン錠のように、錠杆が固定
端と自由端とを有してループ状に施錠できる錠機
構には不適とされていた。
問題点を解決するための手段 そこで本考案は、錠杆の一端を固定端として取
り付けた円筒形の錠本体の一方の端面に凹環座を
形成し、この錠本体の他方の端面に上記錠杆の自
由端を嵌合する錠孔を臨ませた回転体を該錠本体
に前後方向への抜脱を不能にして回転自在に嵌装
し、この回転体に形成した環座部と、錠本体に形
成した前記凹環座とに共通させて錠本体と平行の
軸心を有する複数個のピン孔を両環座の円周方向
に互いに適宜の間隔をおいて配設し、各ピン孔に
それぞれ長短のある2個のピンと小コイルばねと
を嵌装して、常時は内側のピンにより前記回転体
の回転を阻止するように形成する一方、、回転体
の外端面と接する環状の内端面に上記ピン孔内に
挿入される長短のピンを突出させた鍵体を形成し
て、この鍵体を上記回転体の所定位置に接しさせ
ることにより、各ピン孔に挿入される上記ピンに
よつて前記小コイルばねに抗して前記ピンをそれ
ぞれ所定位置まで後退せしめて回転体の回転を可
能にすると共に、該回転体に前記錠孔を横断する
方向に切欠溝を設け、一端を前記錠本体の内側面
に固定したコイルばねの自由端を上記切欠溝内に
嵌合して、この自由端を錠孔内に挿入される前記
錠杆の自由端に形成した切欠部に係合せしめたこ
とを特徴とするシリンダー錠を提供するものであ
る。
作 用 上記のように構成した本考案によれば、自転者
用のワイヤー錠とかチエン錠のように錠杆がルー
プを形成する形式の錠機構に採用することがで
き、シリンダー錠の新しい利用分野を開拓するこ
とができる一方で、従来のワイヤー錠やチエン錠
に比べて、軸方向の長さの短い錠前を作成でき
る。
実施例 以下に本考案の実施例を図面について説明す
る。
図において、1は錠杆2の一端を固定端として
側面に突出させた取付部3内に回転自在に取り付
けた円筒形の錠本体、4はこの錠本体1の一方
(図示右側)の端面に形成した凹環座、5は錠本
体1に抜脱を不能にして回転自在に嵌装した回転
体である。この回転体5は、錠本体1の他方(図
示左側)の端面にフランジを掛止させ上記錠杆2
の自由端2′を嵌合する錠孔6を臨ませて錠本体
1の左側から嵌合させた円筒状の錠孔部5aと、
錠本体1の右側から嵌合して前記凹環座4に接合
する環座部7を形成して、上記錠孔部5aの内端
にねじ8と凹凸の嵌合部9とによつて互いに一体
に固定される回転筒部5bとからなる。10は互
いに接合する上記環座部7と凹環座4とに共通さ
せて、両環座の円周方向に互いに等間隔をおいて
配置し、錠本体1と平行の軸心を有する6個のピ
ン孔、a,bは、この各ピン孔10内に小コイル
ばねcと共にそれぞれ2個宛嵌装された長短のあ
るピンで、前記回転体5は、第2図に示すように
ピン孔10内で小コイルばねcに付勢されて両環
座に跨つて位置する内側のピンaにより常時はそ
の回転を阻止されている。11は回転体5の外端
面(図示右側)と接する環状の内端面に上記各ピ
ン孔10内に挿入される長短のピンdを突出させ
た円盤形の鍵体、この鍵体11は回転体5の外端
面の一角と、上記環状の内端面の一角とに設けた
凹凸の位置決め部16を一致させて回転体5に接
合すると、各ピンdが各ピン孔10内で小コイル
ばねcに抗して前記ピンa,bを後退せしめ、該
ピンa,bの接合部が回転体5と錠本体1の両環
座の接合部と一致することにより回転体5の回転
を可能にするよう形成されている。12は該回転
体5の前記錠孔部5aの外周から錠孔6を横断す
る方向に設けた切欠溝、13は一端13′を錠本
体1の内側面1′に固定して錠孔部5aの外周に
沿わせ、自由端13″を上記切欠溝12内に弾性
的に嵌合させたコイルばね、14は錠孔6内への
挿入時に上記自由端13″と非可逆的に係合する
ように錠杆2の自由端2′に形成した切欠部であ
る。15は錠本体1の凹環座4の一角と、回転体
5の環座部7の一角とに設けた回転体5の回止め
である。回転体5は前記コイルばね13により常
時は第1,3図図示反時計回りに付勢されて回止
め15の一端に圧接し、それによつて前記両環座
面4,7のピン孔10を一致させる復元位置にお
かれている。
上記のように構成したこのシリンダー錠は、錠
杆2の自由端を錠孔6内に挿入すると、挿入時に
一旦開いたコイルばね13の自由端13″が切欠
部14に非可逆的に係合して施錠される。開錠す
るときは、別体の鍵体11を回転体5の所定位置
に接しさせると、前述のようにピンa,bが所定
位置へ後退し、回転体5が回転可能になるので鍵
体11を反時計回りに回すと、第3図に示すよう
に同方向への回転体5の回転と共に切欠溝12が
移動するのにつれて、コイルばね13の自由端1
3″が開き、、切欠部14から脱出して錠杆2の自
由端2′との係合を解いて施錠を開放する。そし
て、錠杆2の自由端2′を抜き出し、、鍵体11を
錠本体1から離せば、回転体5はコイルばね13
の復元力によつてピン孔10が一致する元の位置
に復帰し、同孔10内で復位するピンa,bによ
つて非回転に保持される。
なお本考案の実施に際し、錠杆2のチエンを用
いる場合もある。
考案の効果 前記のように構成し、、上記のように用いられ
るようにした本考案によれば、シリンダー錠機構
を用いて自転車用のワイヤー錠やチエン錠を製作
することができる。また、実施例に示すように、
錠本体1と回転体2および鍵体11をそれぞれ軸
線の短い円盤状に形成することによつて、従来の
ワイヤー錠やチエン錠に比べて軸方向に長さの短
い錠機構に作成できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
その一部切欠分解斜視図、第2図は施錠状態にお
ける一部切欠断面図、第3図は第2図の−′
線に沿つた断面図である。 1…錠本体、1′…内側面、2…錠杆、2′…自
由端、3…取付部、4…凹環座、5…回転体、5
a…錠孔部、5b…回転筒部、6…錠孔、7…環
座部、8…ねじ、9…嵌合部、10…ピン孔、
a,b…ピン、c…小コイルばね、11…鍵体、
d…ピン、12…切欠溝、13…コイルばね、1
3′…基端、13″…自由端、14…切欠部、15
…回止め、16…位置決め部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 錠杆2の一端を固定端として取り付けた円筒形
    の錠本体1の一方の端面に凹環座4を形成し、こ
    の錠本体1の他方の端面に上記錠杆2の自由端
    2′を嵌合する錠孔6を臨ませた回転体5を該錠
    本体1に前後方向への抜脱を不能にして回転自在
    に嵌装し、この回転体5に形成した環座部7と、
    錠本体1に形成した前記凹環座4とに共通させて
    錠本体1と平行の軸心を有する複数個のピン孔1
    0を両環座の円周方向に互いに適宜の間隔をおい
    て配設し、各ピン孔10にそれぞれ長短のある2
    個のピンa,bと小コイルばねcとを嵌装して、
    常時は内側のピンaにより前記回転体5の回転を
    阻止するように形成する一方、回転体5の外端面
    と接する環状の内端面に上記各ピン孔10内に挿
    入される長短のピンdを突出させた鍵体1を形成
    して、この鍵体11を上記回転体5の所定位置に
    接しさせることにより、各ピン孔10に挿入され
    る上記ピンdによつて前記小コイルばねcに抗し
    て前記ピンa,bをそれぞれ所定位置まで後退せ
    しめて回転体5の回転を可能にすると共に、該回
    転体5に前記錠孔6を横断する方向の切欠溝12
    を設け、一端13′を前記錠本体1の内側面1′に
    固定したコイルばね13の自由端13″を上記切
    欠溝12内に嵌合して、この自由端13″を錠孔
    6内に挿入される前記錠杆2の自由端2′に形成
    した切欠部14に係合せしめたことを特徴とする
    シリンダー錠。
JP15355684U 1984-10-11 1984-10-11 Expired JPH0312125Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15355684U JPH0312125Y2 (ja) 1984-10-11 1984-10-11

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15355684U JPH0312125Y2 (ja) 1984-10-11 1984-10-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6169370U JPS6169370U (ja) 1986-05-12
JPH0312125Y2 true JPH0312125Y2 (ja) 1991-03-22

Family

ID=30711569

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15355684U Expired JPH0312125Y2 (ja) 1984-10-11 1984-10-11

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JPS6169370U (ja) 1986-05-12

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