JPH0242856Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0242856Y2 JPH0242856Y2 JP6189585U JP6189585U JPH0242856Y2 JP H0242856 Y2 JPH0242856 Y2 JP H0242856Y2 JP 6189585 U JP6189585 U JP 6189585U JP 6189585 U JP6189585 U JP 6189585U JP H0242856 Y2 JPH0242856 Y2 JP H0242856Y2
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- Japan
- Prior art keywords
- return spring
- cylinder
- outer cylinder
- collar
- opening end
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Springs (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(技術分野)
本考案はシリンダ錠のリターンスプリングの保
持構造に関する。
持構造に関する。
(従来技術)
車輌のドアに取付けられるシリンダ錠は第4図
に示すように外筒1、この外筒1内に回動可能に
収納される内筒2、該内筒2の後端2aにE型ク
リツプ3を介して装着されるロツク用プレートカ
ム4及び外筒1の後部開口端1aと内筒2の後端
2aとの間に介在されるリターンスプリング5か
ら構成される。外筒1の内周面には直径上両端に
対峙して軸方向に沿うストツパ溝1d、タンブラ
踊り溝1cが設けられ、内筒2にはばね力により
直径方向外方に突出してストツパ溝1dに係合
し、キー挿入操作によりばね力に抗して没入して
ストツパ溝1dとの係合が解除されるタンブラ
(共に図示せず)が軸方向に複数配設される。
に示すように外筒1、この外筒1内に回動可能に
収納される内筒2、該内筒2の後端2aにE型ク
リツプ3を介して装着されるロツク用プレートカ
ム4及び外筒1の後部開口端1aと内筒2の後端
2aとの間に介在されるリターンスプリング5か
ら構成される。外筒1の内周面には直径上両端に
対峙して軸方向に沿うストツパ溝1d、タンブラ
踊り溝1cが設けられ、内筒2にはばね力により
直径方向外方に突出してストツパ溝1dに係合
し、キー挿入操作によりばね力に抗して没入して
ストツパ溝1dとの係合が解除されるタンブラ
(共に図示せず)が軸方向に複数配設される。
リターンスプリング5はコイルスプリングで、
外筒1の後部開口端1aの外周面に巻回装着さ
れ、その両端5a,5bは第5図に示すように外
筒1の後部開口端1aの周壁に設けた切欠1bを
介して内筒2の後端2aの外周面に設けた凹溝2
bに係合され、外筒1と内筒2とを弾性的に係合
する。このリターンスプリング5はキー(図示せ
ず)により内筒2を右又は左方向に回動させて施
錠又は解錠するとその回動方向に巻き込まれて弾
性エネルギが蓄えられ、前記キーから手を離した
ときに内筒2を元の位置に回動させて当該内筒2
を自己復帰させる。このリターンスプリング5は
第4図及び第5図に示すように外筒1の後端1a
の外周面1a′に当接して装着される。
外筒1の後部開口端1aの外周面に巻回装着さ
れ、その両端5a,5bは第5図に示すように外
筒1の後部開口端1aの周壁に設けた切欠1bを
介して内筒2の後端2aの外周面に設けた凹溝2
bに係合され、外筒1と内筒2とを弾性的に係合
する。このリターンスプリング5はキー(図示せ
ず)により内筒2を右又は左方向に回動させて施
錠又は解錠するとその回動方向に巻き込まれて弾
性エネルギが蓄えられ、前記キーから手を離した
ときに内筒2を元の位置に回動させて当該内筒2
を自己復帰させる。このリターンスプリング5は
第4図及び第5図に示すように外筒1の後端1a
の外周面1a′に当接して装着される。
ところで、リターンスプリング5は一般に鉄系
のばね鋼で形成されているために、外筒1を例え
ば亜鉛系の合金部材で形成した場合には外筒1と
リターンスプリング5との当接部において異種金
属間に生じる電融作用により当該リターンスプリ
ング5に錆が発生し、この結果、内筒2の回動が
重くなり、キー操作がし難くなるという問題があ
る。また、防錆及び内筒2の回動を円滑にするた
めにグリースを塗布しているが、グリースの劣化
に伴い上述と同様の問題が生じる。
のばね鋼で形成されているために、外筒1を例え
ば亜鉛系の合金部材で形成した場合には外筒1と
リターンスプリング5との当接部において異種金
属間に生じる電融作用により当該リターンスプリ
ング5に錆が発生し、この結果、内筒2の回動が
重くなり、キー操作がし難くなるという問題があ
る。また、防錆及び内筒2の回動を円滑にするた
めにグリースを塗布しているが、グリースの劣化
に伴い上述と同様の問題が生じる。
(考案の目的)
本考案は上述の点に鑑みてなされたもので、外
筒とリターンスプリングとの間の電融作用を防止
し、以てリターンスプリングの錆の発生を防止す
ることを目的とする。
筒とリターンスプリングとの間の電融作用を防止
し、以てリターンスプリングの錆の発生を防止す
ることを目的とする。
(考案の概要)
上記目的を達成するために本考案においては、
シリンダ錠の外筒の後部開口端外周にリターンス
プリングを巻回装着し、その両端を前記外筒の後
部開口端周壁に設けた切欠を介して内筒の後端外
周面に設けた凹溝に係合させるようにしたシリン
ダ錠のリターンスプリングの保持構造において、
前記外筒の後部開口端に、非金属部材で形成され
両端が開口し且つ周壁に前記外筒の切欠と対応す
る切欠を設けたカラーを外嵌し、当該カラーを介
して前記外筒の後部開口端外周に前記リターンス
プリングを巻回装着するようにしたシリンダ錠の
リターンスプリングの保持構造を提供するもので
ある。
シリンダ錠の外筒の後部開口端外周にリターンス
プリングを巻回装着し、その両端を前記外筒の後
部開口端周壁に設けた切欠を介して内筒の後端外
周面に設けた凹溝に係合させるようにしたシリン
ダ錠のリターンスプリングの保持構造において、
前記外筒の後部開口端に、非金属部材で形成され
両端が開口し且つ周壁に前記外筒の切欠と対応す
る切欠を設けたカラーを外嵌し、当該カラーを介
して前記外筒の後部開口端外周に前記リターンス
プリングを巻回装着するようにしたシリンダ錠の
リターンスプリングの保持構造を提供するもので
ある。
(考案の実施例)
以下本考案の一実施例を添附図面に基づいて詳
述する。
述する。
図中第4図に示すものと同一のものは同一符号
を付しその詳細は省略する。
を付しその詳細は省略する。
第1図及び第2図に示すように、外筒1の後部
開口端1aにはカラー10が外嵌されており、こ
のカラー10は第3図に示すように筒状の周壁1
0aの一側開口端にフランジ10cが設けられ、
且つ周壁10aには外筒1の後部開口端1aの周
壁に設けられた切欠1bと対応する切欠10bが
設けられている。このカラー10の周壁10aの
軸方向の長さは外筒1の後部開口端1aの軸方向
の長さに、内径は後部開口端1aに外嵌し得る大
きさに、フランジ10cの外径は外筒1の大径部
の外径寸法に設定されている。かかる形状のカラ
ー10は自己潤滑性を有する例えばナイロン系の
樹脂部材で形成される。
開口端1aにはカラー10が外嵌されており、こ
のカラー10は第3図に示すように筒状の周壁1
0aの一側開口端にフランジ10cが設けられ、
且つ周壁10aには外筒1の後部開口端1aの周
壁に設けられた切欠1bと対応する切欠10bが
設けられている。このカラー10の周壁10aの
軸方向の長さは外筒1の後部開口端1aの軸方向
の長さに、内径は後部開口端1aに外嵌し得る大
きさに、フランジ10cの外径は外筒1の大径部
の外径寸法に設定されている。かかる形状のカラ
ー10は自己潤滑性を有する例えばナイロン系の
樹脂部材で形成される。
このカラー10を第1図及び第2図に示すよう
に外筒1の後部開口端1aに外嵌し、フランジ1
0cを外筒1の大径部と後部開口端1aとの間の
段差面1eに当接させる。次いで、外筒1内に内
筒2を収納嵌装し、リターンスプリング5をカラ
ー10の周壁10aに巻回装着し、当該周壁10
aの切欠10bを介して内筒2の後端2aの外周
面に設けた凹溝2b内に当該リターンスプリング
5の両端5a,5bを係合させる。このようにし
て外筒1に内筒2をリターンスプリング5を介し
てその回動方向に弾性的に係合する。
に外筒1の後部開口端1aに外嵌し、フランジ1
0cを外筒1の大径部と後部開口端1aとの間の
段差面1eに当接させる。次いで、外筒1内に内
筒2を収納嵌装し、リターンスプリング5をカラ
ー10の周壁10aに巻回装着し、当該周壁10
aの切欠10bを介して内筒2の後端2aの外周
面に設けた凹溝2b内に当該リターンスプリング
5の両端5a,5bを係合させる。このようにし
て外筒1に内筒2をリターンスプリング5を介し
てその回動方向に弾性的に係合する。
このリターンスプリング5の装着後内筒1の後
端にロツク用のカムプレート4を装着してクリツ
プ3を嵌合する。
端にロツク用のカムプレート4を装着してクリツ
プ3を嵌合する。
斯くして、外筒1の後部開口端1aの外周面1
a′及び段差面1eとリターンスプリング5とはカ
ラー10により隔絶され、これら両者が直接接触
することはない。この結果、外筒1とリターンス
プリング5との間における電触作用が防止され
る。
a′及び段差面1eとリターンスプリング5とはカ
ラー10により隔絶され、これら両者が直接接触
することはない。この結果、外筒1とリターンス
プリング5との間における電触作用が防止され
る。
(考案の効果)
以上説明したように本考案によれば、シリンダ
錠の外筒の後部開口端外周にリターンスプリング
を巻回装着し、その両端を前記外筒の後部開口端
周壁に設けた切欠を介して内筒の後端外周面に設
けた於溝に係合させるようにしたシリンダ錠のリ
ターンスプリングの保持構造において、前記外筒
の後部開口端に、非金属部材で形成され両端が開
口し且つ周壁に前記外筒の切欠と対応する切欠を
設けたカラーを外嵌し、当該カラーを介して前記
外筒の後部開口端外周に前記リターンスプリング
を巻回装着するようにし、前記外筒と前記リター
ンスプリングとを隔絶させるようにしたので、こ
れら両者間の電触作用を防止することができ、こ
の結果、前記リターンスプリングの錆の発生を防
止することができ、前記内筒の回動を良好に保持
することが可能となると共に、特に防錆用のグリ
ースの塗布も不要となり、組付性、メンテナンス
の向上を図ることができる。また、外筒にカラー
を外嵌するだけで良く構成が簡単である等の優れ
た効果がある。
錠の外筒の後部開口端外周にリターンスプリング
を巻回装着し、その両端を前記外筒の後部開口端
周壁に設けた切欠を介して内筒の後端外周面に設
けた於溝に係合させるようにしたシリンダ錠のリ
ターンスプリングの保持構造において、前記外筒
の後部開口端に、非金属部材で形成され両端が開
口し且つ周壁に前記外筒の切欠と対応する切欠を
設けたカラーを外嵌し、当該カラーを介して前記
外筒の後部開口端外周に前記リターンスプリング
を巻回装着するようにし、前記外筒と前記リター
ンスプリングとを隔絶させるようにしたので、こ
れら両者間の電触作用を防止することができ、こ
の結果、前記リターンスプリングの錆の発生を防
止することができ、前記内筒の回動を良好に保持
することが可能となると共に、特に防錆用のグリ
ースの塗布も不要となり、組付性、メンテナンス
の向上を図ることができる。また、外筒にカラー
を外嵌するだけで良く構成が簡単である等の優れ
た効果がある。
第1図は本考案を適用したシリンダ錠の一実施
例を示す要部断面側面図、第2図は第1図の矢線
−断面図、第3図は第1図の要部組立斜視
図、第4図は従来のシリンダ錠の要部断面側面
図、第5図は第4図の矢線−断面図である。 1……外筒、2……内筒、5……リターンスプ
リング、10……カラー。
例を示す要部断面側面図、第2図は第1図の矢線
−断面図、第3図は第1図の要部組立斜視
図、第4図は従来のシリンダ錠の要部断面側面
図、第5図は第4図の矢線−断面図である。 1……外筒、2……内筒、5……リターンスプ
リング、10……カラー。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 シリンダ錠の外筒の後部開口端外周にリター
ンスプリングを巻回装着し、その両端を前記外
筒の後部開口端周壁に設けた切欠を介して内筒
の後端外周面に設けた凹溝に係合させるように
したシリンダ錠のリターンスプリングの保持構
造において、前記外筒の後部開口端に、非金属
部材で形成され両端が開口し且つ周壁に前記外
筒の切欠と対応する切欠を設けたカラーを外嵌
し、当該カラーを介して前記外筒の後部開口端
外周に前記リターンスプリングを巻回装着する
ようにしたことを特徴とするシリンダ錠のリタ
ーンスプリング保持構造。 2 前記カラーは自己潤滑性を有するナイロン系
樹脂部材で形成するこを特徴とする実用新案登
録請求の範囲第1項記載のシリンダ錠のリター
ンスプリング保持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6189585U JPH0242856Y2 (ja) | 1985-04-26 | 1985-04-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6189585U JPH0242856Y2 (ja) | 1985-04-26 | 1985-04-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61179266U JPS61179266U (ja) | 1986-11-08 |
JPH0242856Y2 true JPH0242856Y2 (ja) | 1990-11-15 |
Family
ID=30590598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6189585U Expired JPH0242856Y2 (ja) | 1985-04-26 | 1985-04-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0242856Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0735063Y2 (ja) * | 1989-12-28 | 1995-08-09 | 株式会社アルファ | シリンダ錠 |
JP4137905B2 (ja) * | 2005-03-29 | 2008-08-20 | 積水ハウス株式会社 | 鎌錠 |
-
1985
- 1985-04-26 JP JP6189585U patent/JPH0242856Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61179266U (ja) | 1986-11-08 |
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