JPH0543173Y2 - - Google Patents

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JPH0543173Y2
JPH0543173Y2 JP17056488U JP17056488U JPH0543173Y2 JP H0543173 Y2 JPH0543173 Y2 JP H0543173Y2 JP 17056488 U JP17056488 U JP 17056488U JP 17056488 U JP17056488 U JP 17056488U JP H0543173 Y2 JPH0543173 Y2 JP H0543173Y2
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JP
Japan
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case
key cylinder
cylinder assembly
protrusion
shaped groove
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JP17056488U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、シリンダ錠、特に不正解錠に対し防
御可能なシリンダ錠に関連する。
従来の技術 現在、シリンダ錠は建築、車両、家具、電子機
器等の種々の分野において使用されている。これ
らの対象物にシリンダ錠を使用する目的は、対象
物に対する不正侵入、不正使用、盗難又は悪戯等
を防止することにある。
また、上記の目的に適合する種々の形式のシリ
ンダ錠が公知である。基本的にシリンダ錠は、長
さ方向に形成された収容孔を有するケースと、ケ
ースの収容孔内に配置されかつ複数のタンブラを
有するキーシリンダとを備えている。タンブラは
板状のデイスクタンブラ又は円柱状のピンタンブ
ラが使用され、キーシリンダに径方向に形成され
た孔内に滑動可能に配置されている。また、これ
らのタンブラはキーシリンダの孔内に配置された
ばねによりキーシリンダの外側に突出するように
押圧されるか又はケースの孔内に配置されたばね
によりキーシリンダの内側に押圧される。タンブ
ラがキーシリンダとケースとの当接面より外側に
突出すると、キーシリンダの回転が阻止される。
正規のキーをキーシリンダのキー溝に挿入する
と、キーシリンダとケースとの当接面上からタン
ブラが移動して、キーシリンダをキーと共に回転
することが可能となる。
自動車ドア用シリンダ錠は、例えば、実開昭62
−144363号公報に示されるように、ケースに形成
した溝部に弾性リングを装着し、その後キーシリ
ンダ組立体をケース内に挿入すると、キーシリン
ダ組立体に設けられた突起が弾性リングに自動的
に係合してキーシリンダ組立体の脱落が防止され
る構造を有する。
考案が解決しようとする課題 ところで、上記従来のシリンダ錠では弾性リン
グを使用するために、シリンダ錠の外径が大きく
なる。従つて、シリンダ錠を挿通して取付ける自
動車のドアパネルに大きな取付孔を設けなければ
ならない。しかし、ドアパネルに大きな取付孔を
設けることは、自動車の盗難防止又は防水等のシ
ールの面から好ましいことではない。従つて、従
来では、自動車のドアパネルにはあまり大きな取
付孔を設けずに、キーシリンダ組立体とケースと
を自動車の製造工程に個別に供給し、ケースをド
アパネルの外側から取付孔に挿入した後、キーシ
リンダ組立体をドアパネルの内側からケース内に
取付ける方法が採用されていた。
このため、従来では、シリンダ錠を組立てた状
態で自動車の製造ラインに供給できず、製造ライ
ンにおいてキーシリンダ組立体をケース内に装着
していたので、シリンダ錠の組立てが煩瑣となり
また組立てに要する時間も無視できなかつた。ま
た、従来のシリンダ錠に必要な弾性リングでキー
シリンダ組立体をケースに固定しても、製造時の
寸法誤差によりキーシリンダ組立体とケースとの
間にガタが発生して、自動車の走行時にガタ音の
発生する原因となる。更に、従来の弾性リングは
装着及び取外しが比較的煩瑣である。
そこで、この考案はキーシリンダ組立体をケー
ス内に確実に固定すると共に、小さい直径で製造
することのできるシリンダ錠を提供することを目
的とする。
課題を解決するための手段 この考案のシリンダ錠は、長さ方向に形成され
た収容孔を有するケースと、ケースの収容孔内に
配置されるキーシリンダ組立体と、ケース又はキ
ーシリンダ組立体の一方に形成された突起部と、
ケース又はキーシリンダ組立体の他方に形成され
かつ突起部が通過する軸方向通路部と周方向通路
部からなるL字形の溝部と、突起部がL字形の溝
部の周方向通路部内にあるとき、L字形の溝部の
軸方向通路部に配置される係止部材とを有する。
係止部材はL字形の溝部の係合凹部又は突起部
に係止する弾性変形可能な爪部を有する。L字形
の溝部の係合凹部又は突起部に係止する弾性変形
可能な爪部はケースに形成された開口部から工具
を挿入して係合凹部又は突起部との係合が解除さ
れる。
作 用 ケース又はキーシリンダ組立体の一方に形成さ
れた突起部を、ケース又はキーシリンダ組立体の
他方に形成されたL字形の溝部の軸方向通路部に
挿入して軸方向に移動した後、回転してL字形の
溝部の周方向通路部内に配置する。その後、係止
部材をL字形の溝部の軸方向通路部に配置する
と、キーシリンダ組立体はケース内に迅速かつ容
易に固定される。
この場合に係止部材は楔形又はその他の形状を
有する。実施例では、係止部材の爪部は弾性変形
可能であり、L字形の溝部の係合凹部又は突起部
に自身の弾力により自動的に係止する。係止部材
の爪部は、ケースに形成された開口部から工具を
挿入して係合凹部又は突起部との係合を解除する
ことができ、修理又は交換のための分解も容易で
ある。
実施例 以下、この考案のキーシリンダ錠を第1図〜第
6図について説明する。
先ず、第1図に示すように、本考案のシリンダ
錠10は、キーシリンダ組立体11と、キーシリ
ンダ組立体11が挿入される収容孔12が設けら
れたケース13とを有する。キーシリンダ組立体
11は、詳細な図示を省略するが、キーにより回
転されかつ複数のタンブラを有するキーシリンダ
と、キーシリンダの端部に取付けられたレバー1
4とを有する。第1図に示す実施例では、キーシ
リンダ組立体11の外面に径方向に突出する突起
部15が形成される。また、ケース13の内面に
は、軸方向通路部16aと周方向通路部16bか
らなるL字形の溝部16が設けられる。また、L
字形の溝部16の軸方向通路部16aには弾性変
形可能な爪部17aを有する係止部材17が後に
配置される。爪部17aを有する係止部材17は
合成樹脂又は金属により一体に形成することがで
きる。
上記の構成において、キーシリンダ組立体11
の突起部15を溝部16の軸方向通路部16aに
同軸上に保持して、キーシリンダ組立体11をケ
ース13の収容孔12内に挿入する。その後、キ
ーシリンダ組立体11を矢印19の方向に回転す
ると、突起部15が軸方向通路部16aから周方
向通路部16bに移動する。この状態で更に、軸
方向通路部16aに係止部材17を挿入すると、
係止部材17の爪部17aが弾性変形した後、突
起部15の断差部15aに係合する。従つて、係
止部材17の脱落は爪部17aと断差部15aと
の係合により防止されると共に、矢印19の反対
方向へ向かうキーシリンダ組立体11の回転は係
止部材17により阻止される。また、キーシリン
ダ組立体11を収容孔12に挿入した方向と逆方
向の軸方向移動は突起部15と周方向通路部16
bにより阻止される。従つて、従来の弾性リング
を使用することなく、キーシリンダ組立体11を
ケース13に確実にかつ容易に固定することがで
きる。この場合、ケース13には開口部18が形
成されており、爪部17aと断差部15aとの係
合部は開口部18から目視できると共に、開口部
18から工具を挿入して爪部17aと断差部15
aとの係合部を容易に解除することができる。上
記の方法で組立てたシリンダ錠10を第2図に示
す。
第2図に示すシリンダ錠10は第4図に示すよ
うに、公知の方法で自動車のドアパネル20にリ
テーナ21を使用して取付けることができる。こ
の場合にシリンダ錠10の外径は従来のように弾
性リングにより大きくならない。従つて、自動車
のドアパネル20に形成する取付孔の内径は比較
的小さい。
この考案の上記の実施例は種々の変更が可能で
ある。例えば、上記の実施例では、爪部17aを
突起部15の断差部15aに係止する例を示した
が、第5図に示すように、軸方向通路部16aに
連絡して形成した係合凹部16cに爪部17aを
係止させてもよい。
更に、第6図に示すように、ケース13の内壁
の断差部15aを有する突起部15を形成すると
共に、キーシリンダ組立体11に軸方向通路部1
6aと周方向通路部16bを形成してもよい。こ
の場合に突起部15に断差部15aを形成して係
止部材17の一端を当接する。また、爪部17a
を係合凹部16cに係止する。また開口部18を
形成することもできる。
要するに、この考案によるシリンダ錠10で
は、ケース13又はキーシリンダ組立体11の一
方に形成された突起部15を、ケース13又はキ
ーシリンダ組立体11の他方に形成されたL字形
の溝部16の軸方向通路部16aに挿入して軸方
向に移動した後、回転してL字形の溝部16の周
方向通路部16b内に配置する。その後、係止部
材17をL字形の溝部16の軸方向通路部16a
に配置すると、キーシリンダ組立体11をケース
13内に迅速に固定することができる。
この場合に係止部材17は楔形又はその他の形
状を有する。また、係止部材17は軸方向通路部
16aに圧入するピンでもよい。実施例では、係
止部材17の爪部17aは弾性変形可能であり、
L字形の溝部16の係合凹部16c又は突起部1
5に係止される。係止部材17の爪部17aは、
ケース13に形成された開口部18から工具を挿
入して係合凹部16c又は突起部15との係合が
解除されるから、修理又は交換のための分解も容
易である。
考案の効果 本考案のシリンダ錠は、小さい外径を有しかつ
キーシリンダ組立体を確実にケースに取付けるこ
とができる。このため、ドアパネルに小さな取付
孔を形成すればよいので、取付孔から流入する水
又は空気の量を減少して、シール性を向上するこ
とができる。また、キーシリンダ組立体をケース
内に取付けた組立状態で自動車の製造ラインにシ
リンダ錠を供給できるので、シリンダ錠を取付け
る製品の製造を迅速かつ容易に行うことができ
る。更に、キーシリンダ組立体は突起部とL字形
の溝部の周方向通路部との係合により確実に脱落
が防止されるので、キーシリンダ組立体がケース
内で内側に押圧されたとき、従来の弾性リングを
使用する取付構造よりも遥かに高い強度を有し、
盗難防止効果を向上できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるシリンダ錠の分解斜視
図、第2図は組立状態を示す斜視図、第3図は係
止部材の斜視図、第4図はこの考案によるシリン
ダ錠を自動車のドアパネルに取付けた状態を示す
側面図、第5図はこの考案の他の実施例を示す部
分的断面図、第6図はこの考案の更に別の実施例
を示す分解斜視図である。 10……シリンダ錠、11……キーシリンダ組
立体、12……収容孔、13……ケース、15…
…突起部、16……溝部、16a……軸方向通路
部、16b……周方向通路部、17……係止部
材、17a……爪部、18……開口部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 長さ方向に形成された収容孔を有するケース
    と、ケースの収容孔内に配置されるキーシリン
    ダ組立体と、ケース又はキーシリンダ組立体の
    一方に形成された突起部と、ケース又はキーシ
    リンダ組立体の他方に形成されかつ突起部が通
    過する軸方向通路部と周方向通路部からなるL
    字形の溝部と、突起部がL字形の溝部の周方向
    通路部内にあるとき、L字形の溝部の軸方向通
    路部に配置される係止部材とを有することを特
    徴とするシリンダ錠。 (2) 係止部材はL字形の溝部の係合凹部又は突起
    部に係止する弾性変形可能な爪部を有する請求
    項(1)に記載のシリンダ錠。 (3) L字形の溝部の係合凹部又は突起部に係止す
    る弾性変形可能な爪部はケースに形成された開
    口部から工具を挿入して係合凹部又は突起部と
    の係合が解除される請求項(1)に記載のシリンダ
    錠。
JP17056488U 1988-12-29 1988-12-29 Expired - Lifetime JPH0543173Y2 (ja)

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