JPH03120918A - 通信機能付きｉｃカードシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば社員同志で連絡を取り合う機会が多い
企業等で利用して好適な通信機能付きＩＣカードシステ
ムに関する。

〔従来の技術〕

カード内のメモリに記憶した各種の情報を無線で交信す
る機能を備えた通信機能付きＩＣカードとして、従来よ
り特開昭６２−２６５９２号公報に開示されている如き
トランスポンディングカードが使用されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、上記従来のトランスポンデイングカート（以下
単にＩＣカードと云う）は、固定局との間で情報を無線
通信する仕組に成っていて、ＩＣカード間での直接通信
は行えないから、カードを持った社員同志が連絡を取り
合う場合には、いちいち固定局を中継する必要があって
甚だ面倒であり、情報の伝達に手間取る問題があった。

また、ＩＣカードから情報を入力する場合は、ＩＣカー
ドに設けたキー装置を操作して入力しているが、ＩＣカ
ードのキー装置はキーの数が少なくて文章の表現能力に
欠けるため、内容的に整った情報を迅速に入力して通信
できない問題があり、更に、固定局を介して伝送されて
来る情報を表示する表示器も、従来のＩＣカードに設け
られているものは１桁又は複数桁の簡易な平面デイスプ
レィによって構成されているため、複雑な情報を正確に
表示できない問題もあった。

従って本発明の技術的課題は、各人に携帯させたＩＣカ
ード間で直接情報の送受信を行うことができると共に、
文章的な表現力に富んだ情報（メツセージ）を極めて簡
単に且つ迅速に入力し、且っ、表示することができるＩ
Ｃカードシステムを提供することである。

〔課題を解決するための手段〕

上記の技術的課題を解決するために本発明で講じた手段
は以下の如くである。

各種の情報を無線で送受信する機能を備えたＩＣカード
に於いて。

（１）タブレットと表示器が一体に成っていて、専用の
入力ペンを用いて所要のメツセージを筆記自在に構成し
たタッチパネルを設けること。

（２）上記のタッチパネルに筆記したメツセージを伝え
る相手方のＩＣカードを特定化するためのカード決定手
段を設けること。

（３）決定した相手方のＩＣカードに対して上記のメツ
セージを無線で送信する送信手段を設けること。

（４）送信されて来るメツセージを受信し、且つ、この
受信したメツセージを上記のタッチパネル上に表示する
受信、表示手段とを設けること。

（５）メツセージを受信した時に受信音を発する発音装
置を設けること。

（６）各ＩＣカードにＩＤＮｏ．を登録しておき、この
ＩＤＮＱをキー入力することによってメツセージを送信
する相手方のＩＣカードを決定するように構成すること
。

〔作用〕

上記の手段は以下の如く作用する。

■上記（１）の要素は、入力ペンを用いてタッチパネル
のタブレットに筆記することによって送信用のメツセー
ジを作成できるから、表現力に富んだメツセージを簡単
に作成して入力可能とすると共に、送信されて来るメツ
セージもこのタッチパネルの表示器にそのまま表示でき
るから、細かな内容のメツセージを簡単に送受信するこ
とを可能にする。

■上記（２）の要素は、入力ペンを用いてタッチパネル
上に筆記入力したメツセージを送信する相手方のＩＣカ
ードを、多数のＩＣカードの中から自らが選んで特定化
することを可能にする。

■上記（３）の要素は、自分で選んだＩＣカード（個人
）に対してのみ、タッチパネルに筆記入力したメツセー
ジを送信可能とする。

■」二記（４）の要素は、自分のＩＣカードに対して伝
送されて来るメツセージを、タッチパネルの表示器に表
示して、このメツセージを直接目視確認可能とする。

■上記（５）の要素は、ＩＣカードがメツセージを受信
する時は、発音装置が受信音を発して受信を知らせるか
ら、この受信音を聞いたら直ちにタッチパネルを見る様
にすれば、メツセージの見落としを防止可能とする。

■上記（６）の要素は、メツセージを送信する相手方を
、キー装置を操作して相手方のＩＤ）ｌαを入力するこ
とで決定できるから、相手方の決定を極めて簡単に行っ
て、社員同志の連絡の取り合いと云った情報伝達を円滑
に進めることを可能にする。

以上の如くであるから、上記の手段によって上述した技
術的課題を解決して、前記従来の技術の問題点を解消す
ることができる。

〔実施例〕

以下に、上述した本発明に係る通信機能付きＩＣカード
システムの好適な実施例を添付した図面と共に詳細に説
明する。

第１図は本発明で使用するＩＣカード１の外観正面図で
あって、図中２はタブレットと表示器を一体に構成した
タッチパネル、３は専用の入力ペン、４は送信キー４ａ
と受信キー４ｂ、並びに、その他の各種ファンクシミン
キー及びテンキーから成るキー装置、５は受信音を発す
る発音装置であって、図面ではブザーが示されているが
、代りに音声合成チップを用いた発声器とか、その他の
発音器を用いてもよい。

」二連したＩＣカード１は、入力ペン３を用いてタッチ
パネル２に筆記入力したメツセージを、キー装置４を用
いて選択した相手方のＩＣカード１に対して無線で送信
し、且つ、タッチパネル２上に表示する仕組に成ってい
るが、次に、その電気的構成を第２図に示したブロック
図に従って説明する。

図中、６は制御部を構成するＣＰＵであって、前述した
タッチパネル２は、入力文字用の認識部（図示せず）を
含む入力回路６ａと、Ｎ跡表示用の表示回路６ｂを介し
てこのＣＰＵ６に接続され、更に、入力ペン３は上記の
入力回路６ａに接続されている。

また、上記のＣＰＵ６に対しては、前述したキー装置４
とブザー５に加えて、システムプログラムを格納する一
方、筆記されたメツセージの記憶領域を設けたメモリ７
と、電源用のバッテリ８と。

データ送信用制御回路を含む送信部９と、受信データ解
読回路を含む受信部１ｏが接続されていて、タッチパネ
ル２に入力したメツセージをメモリ７に格納したプログ
ラムに従って送受信して、相手方ＩＣカード１のタッチ
パネル２上に表示するように構成されている。

尚、図中９Ａは送信部９に接続した送信用アンテナで、
１０Ａは受信部１ｏに接続した受信用アンテナを示す。

次に、上述したメモリ７に格納されているプロダラムに
従ってＣＰＵ６によって制御される本発明の動作手順を
、第３図に示したフローチャートに従って説明する。尚
、このフローチャートは第１図に示した２つのＩＣカー
ド１，１間に於けるメツセージの送受信状態を説明した
ものであって、送信側のＩＣカード１で実行される動作
に付いてはＡを、また、受信側のＩＣカード１で実行さ
れる動作に付いてはＢを表示した。

第１番目のステップＳ１ではタッチパネル２に入力ペン
２を用いて送信用のメツセージを筆記入力すると共に、
このメツセージをメモリ７に一時記憶する。

洒いで、第２番目のステップＳ２でメツセージを送信す
る相手方のカードＩＤをキー入力し、且つ、送信キー４
ａがＯＮされると、次の第３番目のステップＳ３が実行
されて、メモリ７に一時記憶されているメツセージのデ
ータ処理が成される。

次の第４番目のステップＳ４では、送信部９より処理デ
ータ（メツセージ）と相手方のカード■Ｄが送信される
。

この様にカードＩＤの送信によって決定された相手方の
ＩＣカード１では、第５番目のステップＳ５が実行され
て送信されて来るデータを受信するか否かを判断し、Ｙ
ＥＳの場合は、ステップＳ６に進んでＣＰＵ６による受
信データ処理が実行され、次いで、ステップＳ７が実行
されてブザー５による受信音が発音される。

次いで、ステップＳ９に進んで受信キー４ｂがＯＮされ
ると、ステップＳＩＯに進んで例えば「メツセージ受信
致しました」の様な受信メツセージが発信側ＩＣカード
１に向けて送信される。

次のステップＳｌｌで発信側のＩＣカード１が受信メツ
セージを受けると、次のステップＳ１２に進んでＣＰＵ
６によるデータ処理が実行され、最後にステップＳ１３
が実行されてタッチパネル２に受信メツセージを表示し
て交信を終了する。

尚、前記第５番目のステップＳ５で受信側ＩＣカード１
がデータ受信ＮＯと判断した場合には、発信側ＩＣカー
ド１のタッチパネル２に受信不可メツセージを表示して
交信を終了する。

また、第２番目のステップＳ２で複数のカードＩＤを入
力した場合には、１度に複数のＩＣカートド・・に対し
てメツセージを送信することが可能である。

〔効果〕

本発明に係る通信機能付きＩＣカードシステムは以上述
べた如くであるから、固定局とか端末機等を介さずにカ
ード同士でリアルタイムで通信でき、而も、その場にい
ない者と自由に無線で交信することができるから、居場
所が判らない社員同志が同じ建物の内部で連絡を取り合
う場合等に使用して狗に好適であると共に、タッチパネ
ルに筆記したメツセージをそのまま相手方のＩＣカード
に画面表示して通信するから、通信内容を多数の文字を
使って正確に伝達して、通信の間違いを無くすことがで
きるものであって、ＩＣカードとして狗に画期的なもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を構成するＩＣカードを用いて通信を行
っている状態を示した正面図であって、第２図はＩＣカ
ードの電気的構成を示したブロック図、第３図は本発明
の詳細な説明したフローチャートである。 １はＩＣカード、２はタッチパネル、３は入力ペン、４
はキー装置ｉ、４ａは通信キー、５はブザー　６はＣＰ
Ｕ、７はメモリ、９は送信部、１０は受信部。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）各種の情報を無線で送受信する機能を備えたＩＣ
   カードに於いて、 タブレットと表示器が一体に成っていて、専用の入力ペ
   ンを用いて所要のメッセージを筆記自在に構成したタッ
   チパネルと、 上記のタッチパネルに筆記したメッセージを伝える相手
   方のＩＣカードを特定化するためのカード決定手段と、 決定した相手方のＩＣカードに対して上記のメッセージ
   を無線で送信する送信手段と、 送信されて来るメッセージを受信し、且つ、この受信し
   たメッセージを上記のタッチパネル上に表示する受信、
   表示手段とを備えて成ることを特徴とする通信機能付き
   ＩＣカードシステム。
2. （２）上記のＩＣカードに、メッセージを受信した時に
   受信音を発する発音装置を設けたことを特徴とする請求
   項（１）記載の通信機能付きＩＣカードシステム。
3. （３）各ＩＣカードによりＩＤＮｏ．を登録しておき、
   このＩＤＮｏ．をキー入力することによってメッセージ
   を送信する相手方のＩＣカードを決定するように構成し
   たことを特徴とする請求項（１）記載の通信機能付きＩ
   Ｃカードシステム。