JP2014142750A - 入力機能及び表示機能を有するicカード - Google Patents

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Daigo Aoki
大吾 青木
Toshiaki Uehara
俊晃 上原
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Abstract

【課題】ジェスチャによるタッチ操作の入力と表示を可能とし、且つ、偶発的や不用意な接触による誤作動を防止することを可能とした入力機能及び表示機能を有するICカードを提供する。
【解決手段】入力機能及び表示機能を有するICカードであり、タッチ入力部は、第1タッチセンサ部と第2タッチセンサ部とを備え、少なくとも第2タッチセンサ部は、ジェスチャによるタッチ操作の検知を可能とし、制御部は、第1タッチセンサ部に対するタッチ操作が継続されている状態で、第2タッチセンサ部に対するタッチ操作が実行された場合に、第2タッチセンサ部に対するタッチ操作を検知させ、タッチセンサ部への入力に応じて表示部を表示させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、入力機能及び表示機能を有するICカードに関し、ジェスチャによるタッチ操作の検知を可能とし、且つ、偶発的や不用意な接触による誤作動を防止するよう構成されたものである。
近年、ICカードは、クレジットカードやキャッシュカード、電子マネーや個人認証などに利用され広範囲に普及している。
一方、最近、タッチパネルと表示装置とを組み合わせたデバイスは、パーソナルコンピューター、携帯電話、ゲーム機、電子書籍リーダー等の携帯端末機、自動販売機など種々の製品に採用されている。
特許文献1に示すように、入力面に対する筆記具の接触或いは接触圧で入力できる電子式情報記録装置にICカードを差し込むと、このICカードから入力情報、記憶情報を書込み読み出して表示部に表示できる例がみられるが、特許文献1では、入力を接触操作により行えるが、電子式情報記録装置が必要でありICカード自体に入力機能と表示機能が備えられていないので、利便性に欠ける問題がある。
特許文献2は、入力キーと表示部を有するICカードに関するものである。
特許文献2に示すように、ICカードは、パスワードを入力する入力キーと、入力されたパスワードと記憶部中のパスワードに一致した場合に個人情報の取り込みを許可すると共に記憶部中の画像データを表示する表示部などを備えることを特徴としている。特許文献2の発明によれば、ICカードにパスワードを入力してICカード上で本人認証することができ、個人情報の漏洩を困難にし、ICカード使用時のセキュリティを向上させることが提案されている。
しかしながら、特許文献2では、ICカードの入力キーとして各キーに数字やローマ字が割り当てられたものであるので、ジェスチャ操作による接触を検知することは容易ではない問題がある。
特開平2−277158号公報 特開2006−221313号公報
クレジットカードやキャッシュカード、電子マネーや個人認証用のICカードとして、ジェスチャによるタッチ操作の入力と表示を可能とし、且つ、偶発的や不用意な接触による誤作動を防止することを可能とした入力機能及び表示機能を有するICカードが求められている。
本発明は、このような課題を解決すべく、鋭意研究して完成されたものである、
上記の問題を解決する本発明の要旨は、少なくともタッチ入力部、表示部及び制御部を備えた入力機能及び表示機能を有するICカードであって、前記タッチ入力部は、第1タッチセンサ部と第2タッチセンサ部とを備え、前記タッチ入力部のうち少なくとも前記第2タッチセンサ部は、ジェスチャによるタッチ操作の検知を可能とするものであり、前記制御部は、前記第1タッチセンサ部に対するタッチ操作が継続されている状態で、前記第2タッチセンサ部に対するタッチ操作が実行された場合に、前記第2タッチセンサ部に対するタッチ操作を検知させ、第2タッチセンサ部への入力に応じて前記表示部を表示させることを特徴とする入力機能及び表示機能を有するICカード、にある。
本発明によれば、少なくともタッチ入力部、表示部及び制御部を備えた入力機能及び表示機能を有するICカードであって、前記タッチ入力部は、第1タッチセンサ部と第2タッチセンサ部とを備え、前記タッチ入力部のうち少なくとも前記第2タッチセンサ部は、ジェスチャによるタッチ操作の検知を可能とするものであり、前記制御部は、前記第1タッチセンサ部に対するタッチ操作が継続されている状態で、前記第2タッチセンサ部に対するタッチ操作が実行された場合に、前記第2タッチセンサ部に対するタッチ操作を検知させ、第2タッチセンサ部への入力に応じて前記表示部を表示させるため、ICカードのタッチ入力部に直接ジェスチャによるタッチ操作を行うことによって入力し表示部への表示を可能とし、且つ、第1タッチセンサ部へのタッチ操作がない限りは、第2タッチセンサ部へのタッチ操作は検知されないので、偶発的や不用意な接触による誤作動を防止することを可能にすることによって上記問題を解決できる。
本発明の入力機能及び表示機能を有するICカードの一実施形態の構成を示す概略図である。 本発明の入力機能及び表示機能を有するICカードの一実施形態の断面構造を示す概略図である。 本発明の入力機能及び表示機能を有するICカードの他の実施形態の構成及び断面構造を示す概略図である。
以下に本発明を実施するための形態について、本発明の入力機能及び表示機能を有するICカードについて、図面を用いて説明する。
図1は、本発明のICカードの一実施形態の全体構成を示す概略図である。
ここで、ICカードはIC(集積回路)が組み込まれたカードであり、情報の記憶や演算の機能を有するものである。ICカードに組み込まれるICとしては、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(読み出し専用メモリ)、EEPROM(不揮発性メモリ)などの半導体メモリや、CPU(中央演算処理装置)などが挙げられる。
また、ICカードは流通上サイズや物性が規格化されており、カードサイズは、JISX6301:2005によれば、横85.60mm×縦53.98mmであり、厚み0.67mm、厚みの許容寸法0.68〜0.84mmとされている。
また、ICカードには、通常、その他の機能として、磁気ストライプ、非接触ICカード用アンテナコイル、顔写真、偽造防止シール等が各々所定の位置に配設される。
図1に示すように、本発明の一実施形態であるICカードは、四角形のカード基体100に、タッチ入力部2、表示部3、制御部4及び電源部5を備えるものである。
本発明の一実施形態であるICカード1は、図1において、カード基体100にタッチ入力部2と表示部3と制御部4とを備えており、タッチ入力部2は、第1タッチセンサ部21と第2タッチセンサ部22からなる。
制御部3は、第1タッチセンサ部21に対するタッチ操作が継続している状態で、第2タッチセンサ部22に対するタッチ操作が実行された場合に、第2タッチセンサ部22に対するタッチ操作を検知させ、第2タッチセンサ部22への入力に応じて表示部3に表示させるものである。
図2は、本発明のICカードの一実施形態の断面構造を示す概略図である。
カード基体100は、制御部4を装着したコアシート101上に表示部2と第1タッチセンサ部21と第2タッチセンサ部22を備え、コアシート101の反対側に制御部4と電源部5を配置し、表示部側に透明なオーバーシート102を、制御部側にオーバーシート103を積層した構成となっている。コアシート101とオーバーシート102の間、及びコアシート101とオーバーシート103との間は、接着剤層(図示されていない)で構成されている。
タッチ入力部2の第1タッチセンサ部21は、第1タッチセンサ部21に対するタッチ操作が継続されている状態で、第2タッチセンサ部22に対するタッチ操作が実行された場合に、第2タッチセンサ部22に対するタッチ操作を検知させることができるものであればよい。すなわち、第1タッチセンサ部にタッチ操作が継続されている場合のみ作動するスイッチの機能を有するものであればよい。
第1タッチセンサ部21としては、静電容量方式タッチセンサや抵抗膜方式タッチセンサやメカニカルスイッチを用いることができる。なかでも、センサ電極を接触させるための押し圧が大きいメカニカルスイッチに比べて、押し圧が小さい抵抗膜方式、または押し圧不要の静電容量方式が好ましい。
第1タッチセンサ部のカード基体の中の配置としては、図1又は図2に示されるように第1タッチセンサ部21のタッチ操作側が第2タッチセンサ22のタッチ操作側と同じ側にあってもよいし、第1タッチセンサ部のタッチ操作側が第2タッチセンサ部22のタッチ操作する側とは反対側であって、図1又は図2に示される第1タッチセンサ部の配置とはカード基体の平面視上同一の位置にあってもよい。
第2タッチセンサ部22は、人間の手や指又はペン等を使用したジェスチャによるタッチ操作、例えば、タップ、スクロール、ドラッグ、フリック、ピンチ、ズーム、スプレッド又は回転などのジェスチャ操作の検知に対応できるものであればよい。
第2タッチセンサ部22としては、静電容量方式タッチセンサや抵抗膜方式タッチセンサを用いることができる。
第2タッチセンサ部22としては、より好ましくは、静電容量方式によるもので、同時に多点をタッチして入力できる、いわゆるマルチタッチ操作に対する検知を可能とするものであれば、ジェスチャによるタッチ操作の検知をより精度よく行うことができる。
第2タッチセンサ部22が、ICカードのカード基体に設ける際に、第1タッチセンサ部21と共に一体的に設けられてもよい。第1タッチセンサ部21と第2タッチセンサ部22とが静電容量方式又は抵抗膜式のどちらかで共通している場合には、一体的に設けることが容易であり好ましい。
図3は、本発明のICカードにおいて、第2タッチセンサ部22が第1タッチセンサ部21と共に一体的に設けられた実施形態を示す概略図である。図3(a)は、その構成を示すものであり、図3(b)は、その断面構造を示すものであ。
図3(a)に示すように、第1タッチセンサ部21と第2タッチセンサ部22の共通のセンサであるマルチタッチセンサ層30が一体的に設けられており、マルチタッチセンサ層30の中に第1タッチセンサ部21の領域と第2タッチセンサ部22の領域を有している。
この場合に、第1タッチセンサ部21と第2タッチセンサ部22の領域は、制御部4によって予め各領域の位置情報と機能の関係を定めることができる。例えば、制御部4によって予め定めた第1タッチセンサ部21と第2タッチセンサ部22の領域の位置をICカード1表面にマークしておき、使用者がそのICカード1の第1タッチセンサ部21の領域にタッチ操作を継続している状態で、第2タッチセンサ部22の領域にタッチ操作を実行した場合に、第2タッチセンサ部22の領域へのタッチ操作が制御部4によって検知される。
図3(b)に示すように、カード基体100は、制御部4と電源部5を装着したコアシート101上に表示部3、第1タッチセンサ部及び第2タッチセンサ部とが一体的に設けられたマルチタッチセンサ層30を備え、コアシート101の反対側に制御部4と電源部5を配置し、表示部側に透明なオーバーシート102を、制御部側にオーバーシート103を積層した構成となっている。コアシート101とオーバーシート102の間、及びコアシート101とオーバーシート103との間は、接着剤層(図示されていない)で構成されている。
表示部3としては、液晶方式、有機エレクトロルミネッセンス方式などディスプレイ装置に用いられるものや、電気泳動方式など電子ペーパー装置に用いられるものなど、表示内容を電気的に書き換えることができるものであれば採用することができる。
表示部3の厚みは、ICカードの規格サイズに収まるよう、できる限り薄いものが好ましい。
制御部4は、第1タッチセンサ部21に対するタッチ操作が継続している状態で、第2タッチセンサ部22に対するタッチ操作が実行された場合に、前記第2タッチセンサ部22に対するタッチ操作を検知させ、第2タッチセンサ部22への入力に応じて前記表示部3を表示させる機能を有している。
制御部4は、第1タッチセンサ部、第2タッチセンサ部の位置情報検知制御、表示部の表示制御の機能を有している。
制御部4としては、ICカードに実装されるRAM、ROM、EEPROMなどの半導体メモリとCPUなどで構成されたマイクロチップにその制御機能を持たせることができる。
電源部5は、第1タッチセンサ部21、第2タッチセンサ部22、表示部3及び制御部4に電力を供給する機能を備える。
電源部5としては、一次電池や二次電池などの電池が用いられる。また、電源部5は、非接触ICカードに無線給電システムが設けられる場合には、その受電部を含むものとする。
次に、本発明のICカードの第2タッチセンサ部が、静電容量方式によるマルチタッチ操作の検知を可能とするものである場合について、その第2タッチセンサ部の構造について説明する。
第2タッチセンサ部22の態様の1つとしては、少なくとも第1電極部、第2電極部及び誘電体部からなり、前記第1電極部には複数の第1導電体が含まれ、前記第2電極部には複数の第2導電体が含まれ、第1導電体と第2導電体は離間して配設され、前記誘電体部は、前記第1導電体と前記第2導電体との間にあるように形成されてなるものを採用することができる。
ここで、第1導電体と第2導電体とで構成される平面視上の電極配列パターンとしては、種々のものが用いられる。例えば、楔形、渦巻形、ジグザグ形、格子形などが用いられる。楔形の例としては、誘電体部である基材の上に、第1導電体と第2導電体が各々細長い直角三角形状いわゆる楔形に形成され、各々の斜辺同士が平行になるように交互に配置され、導電体同士の隙間が形成されているもの(特開WO2011/001561号公報)が挙げられる。渦巻形の例としては、誘電体部である基材の上に第1導電体と第2導電体が隙間を介して互いを囲む方形渦巻きのように形成されたもの(特開2007−18515号公報)が挙げられる。
さらに、電極配列パターンが格子形の例について説明する。格子形の場合には、交差する部分については誘電体部である必要があり、種々の構成が挙げられ、少なくとも第1電極部、第2電極部及び誘電体部が積層されてなり、第1電極部には複数の第1導電体が含まれ、第1導電体部の各々は、その配列方向と直交する方向に沿って直線状に延びており、第2電極部には複数の第2導電体が含まれ、第2導電体の各々は、その配列方向と直交する方向に沿って直線状に延びており、第1導電体と第2導電体は、タッチセンサ層の平面視上交差してなり、誘電体部は、第1導電体と第2導電体との間にあって、少なくとも第1導電体と第2導電体が平面視上交差した部分を含むように設けられてなるものを用いることができる。ここで、第2タッチセンサ層22は、制御部4と接続されて、第1導電体と第2導電体との交差した部分の誘電体部においてコンデンサが形成され、操作者のタッチ操作に応じて静電容量が変化することでタッチ操作の有無を検知することができるものである。
また、第2タッチセンサ部22の他の態様として、基材の一方の側(操作側又は発光層側)の同一面上に設けられた第1電極部と第2電極部を有したものを用いることができる。
この場合には、第1電極部には複数の第1導電体が含まれ、第1導電体の各々は、その配列方向と直交する方向に沿って直線状に延びており、第2電極部には複数の第2導電体が含まれ、第2導電体の各々は、その配列方向と直交する方向に沿って直線状に延びており、第1導電体と第2導電体は、前記タッチセンサ層の平面視上交差しており、誘電体部は、前記第1導電体と前記第2導電体との間にあって、前記第1導電体と前記第2導電体が平面視上交差した部分に設けられているものを用いることができる。
また、第2タッチセンサ部22の他の態様として、第1基材の面上に設けられた第1電極部と、第2基材の面上に設けられた第2電極部を有したものを用いることができる。
この場合には、第1電極部には複数の第1導電体が含まれ、第1導電体の各々は、その配列方向と直交する方向に沿って直線状に延びており、第2電極部には複数の第2導電体が含まれ、第2導電体の各々は、その配列方向と直交する方向に沿って直線状に延びており、第1導電体と第2導電体が前記タッチセンサ層の平面視上交差してなるように、第1基材の第1電極部側とは反対側に第2基材の第2電極部側を対面させ、接着剤を介して貼り合わせて形成されている。ここで誘電体部は、前記第1電極部と前記第2電極部との間にある第1基材に相当する。
次に、本発明のICカードにおいて、第2タッチセンサ部と表示部のカード基体面上の配置について説明する。
第2タッチセンサ部22は、表示部3と平面視上少なくとも一部重なるよう配設されてなるものは、第2タッチセンサ部22が表示部3と重畳している場合(図1及び図3に示す)、すなわち第2タッチセンサ部22の領域が表示部3の領域上に、表示部3の領域のサイズと略同一サイズで同一の位置で重なっている場合、及び、第2タッチセンサ部22の領域が表示部3の領域より大きい場合、及び、第2タッチセンサ部22の領域が表示部3の領域よりも小さい場合がある。いずれの場合においても、第2タッチセンサ部22と表示部3とが平面視上重なる領域においては、表示部3に表示された特定画面は、図2における第2タッチセンサ部22及び透明なオーバーシート102を透過して、タッチ操作者が視認できるよう形成されている。
すなわち、オーバーシート102上に視認される特定画面と第2タッチセンサ部22のパターンとは平面視上の位置関係(例えばXY座標の位置)が一致するよう形成されているので、オーバーシート102の表面に指などの接触点が特定画面の中のどの位置であるかを、第2タッチセンサ部22とその制御部4によって特定することが可能となるものである。
ここで 第2タッチセンサ部22は、第1タッチセンサ部21に対するタッチ操作が継続されている状態で、人間の手や又はペンなどにより、タップ、スクロール、ドラッグ、フリック、ピンチ、ズーム、スプレッド又は回転などのジェスチャによるタッチ操作がオーバーシート102の表面に実行された場合に、第2タッチセンサ部22に対するタッチ操作として検知され、制御部4によってジェスチャ入力された位置情報が処理されて、表示部に表示された画面の制御に関する情報が出力される。
したがって、本発明の入力機能及び表示機能を有するICカードによれば、ジェスチャによるタッチ操作によってICカードに直接入力し表示することができ、且つ、偶発的や不用意な接触による誤作動を防ぐことが可能になる効果が得られる。
ここで、タッチ入力部2として、第1タッチセンサ部と第2タッチセンサ部を設けたもののみ示したが、第3タッチセンサ部、第4タッチセンサ部などを追加して設けることも可能である。
次に、本発明のICカードにおいて、第1タッチセンサ部と第2タッチセンサ部のカード基体面上の配置について説明する。
本発明のICカードを使用する場合には、カード基体のタッチ入力部へのジェスチャによるタッチ操作の接触と、偶発的や不用意な接触とを区別するために、第1タッチセンサ部に継続して指などを接触し固定したままで、第2タッチセンサ部に手や指又はペンなどでジェスチャ操作を行う必要がある。実際の操作は、例えば、人間の左右の手や指を第1タッチセンサ部と第2タッチセンサ部各々に接触させること、一方の手の複数の指を第1タッチセンサ部と第2タッチセンサ部各々に接触させることなどにより行われる。
したがって、ICカードの規格により制限された形状やサイズのカード基体の範囲において、第1タッチセンサ部と第2タッチセンサ部の平面視上の配置によっては、各々のタッチセンサ部に接触する手や指が互いに障害となり円滑な操作を行えないことになる。ここで、第1タッチセンサ部のカード基体の中の配置は、第1タッチセンサ部21のタッチ操作側が第2タッチセンサ22のタッチ操作側と同じ側にある場合と、第1タッチセンサ部21のタッチ操作側が第2タッチセンサ部22のタッチ操作する側とは反対側であってカード基体の平面視上同一の位置にある場合、のどちらであってもよいものである。
そこで、本発明のICカードの好ましい態様として、第2タッチセンサ部は、少なくともタッチ入力部と表示部と制御部とを保持する四角形のカード基体の1つのコーナーに近い側に、第2タッチセンサ部の中心部が位置するよう設けられ、且つ、第1タッチセンサ部は、第1タッチセンサ部の中心部が第2タッチセンサ部の側のコーナーとは対角となるコーナーに近い側に位置するよう設けられたものがあげられる。ここで第1、2タッチセンサ部の中心部とは、第1、2タッチセンサ部の形状が、例えば多角形の場合にはその対角線の交点の位置、円形であれば中心の位置を示すものである。このような好ましい態様によれば、第2タッチセンサ部は、少なくともタッチ入力部と表示部と制御部とを保持する四角形のカード基体の1つのコーナーに近い側に、第2タッチセンサ部の中心部が位置するよう設けられ、且つ、第1タッチセンサ部は、第1タッチセンサ部の中心部が第2タッチセンサ部の側のコーナーとは対角となるコーナーに近い側に位置するよう設けられることによって、第1タッチセンサ部と第2タッチセンサ部の各操作が互いに障害とならない効果が得られる。
したがって、本発明の入力機能及び表示機能を有するICカードによれば、ジェスチャによるタッチ操作によってICカードに直接入力し表示することができ、且つ、偶発的や不用意な接触による誤作動を防ぐことが可能になる効果が得られる。
1 ICカード
2 タッチ入力部
3 表示部
4 制御部
5 電源部
21 第1タッチセンサ部
22 第2タッチセンサ部
30 マルチタッチセンサ部
100 カード基体
101 コアシート
102、103 オーバーシート

Claims (5)

  1. 少なくともタッチ入力部、表示部及び制御部を備えた入力機能及び表示機能を有するICカードであって、
    前記タッチ入力部は、第1タッチセンサ部と第2タッチセンサ部とを備え、
    前記タッチ入力部のうち少なくとも前記第2タッチセンサ部は、ジェスチャによるタッチ操作の検知を可能とするものであり、
    前記制御部は、前記第1タッチセンサ部に対するタッチ操作が継続されている状態で、前記第2タッチセンサ部に対するタッチ操作が実行された場合に、前記第2タッチセンサ部に対するタッチ操作を検知させ、前記第2タッチセンサ部への入力に応じて前記表示部を表示させる
    ことを特徴とする入力機能及び表示機能を有するICカード。
  2. 前記第2タッチセンサ部は、静電容量方式によるマルチタッチ操作の検知を可能とするものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の入力機能及び表示機能を有するICカード。
  3. 前記第2タッチセンサ部は、前記第1タッチセンサ部と共に一体的に設けられてなる
    ことを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の入力機能及び表示機能を有するICカード。
  4. 前記第2タッチセンサ部は、前記表示部と平面視上少なくとも一部重なるよう配設されてなる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の入力機能及び表示機能を有するICカード。
  5. 前記第2タッチセンサ部は、少なくとも前記タッチ入力部と前記表示部と前記制御部とを保持する四角形のカード基体の1つのコーナーに近い側に、前記第2タッチセンサ部の中心部が位置するよう設けられてなり、且つ、前記第1タッチセンサ部は、前記第1タッチセンサ部の中心部が前記第2タッチセンサ部の側のコーナーとは対角となるコーナーに近い側に位置するよう設けられてなる
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の入力機能及び表示機能を有するICカード。
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