JP2013196623A - ディスプレイ装置、ディスプレイシステム、およびディスプレイ制御方法、ならびにそのプログラム。 - Google Patents
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Abstract
【課題】曲げ位置や曲げ方などにきめ細かく対応し、多様な制御指示を行なうことのできるディスプレイ装置およびディスプレイシステムを提供する。
【解決手段】ディスプレイ装置が、表示部と、曲げセンサーとを備える。表示部は、平面視において多角形の形状をなして、画像を表示するための画素を配置したものである。曲げセンサーは、前記表示部の外縁をなす辺のうちの少なくとも2辺の各々に沿って複数個配置され、各々が曲げられている状態に応じた信号を出力する。前記曲げセンサーからの出力に基づく条件に応じた処理を行なう制御装置をさらに設けても良い。
【選択図】図1
【解決手段】ディスプレイ装置が、表示部と、曲げセンサーとを備える。表示部は、平面視において多角形の形状をなして、画像を表示するための画素を配置したものである。曲げセンサーは、前記表示部の外縁をなす辺のうちの少なくとも2辺の各々に沿って複数個配置され、各々が曲げられている状態に応じた信号を出力する。前記曲げセンサーからの出力に基づく条件に応じた処理を行なう制御装置をさらに設けても良い。
【選択図】図1
Description
本発明は、ディスプレイ装置、ディスプレイシステム、およびディスプレイ制御方法、ならびにそのプログラムに関する。特に、ディスプレイ装置の曲げに応じた制御に関する。
電子ペーパーやフレキシブルディスプレイ装置など、薄くて曲げることのできる情報表示媒体が研究・開発されている。また、そのような表示媒体をユーザーが曲げたことを検知して、装置への制御指示とする技術も一部文献に記載されている。
特許文献1には、電子ペーパーに加えられた外力を検出する外力検出手段と、検出された外力に応答し表示する情報に対して処理を行なう制御部とを備えた電子ペーパーが記載されている。
また、特許文献2の、段落0048および段落0058〜0059には、電子ペーパーの曲げに応じて、電子ペーパーに表示する情報を制御する構成が記載されている。
また、特許文献2の、段落0048および段落0058〜0059には、電子ペーパーの曲げに応じて、電子ペーパーに表示する情報を制御する構成が記載されている。
また、特許文献3の、請求項3や図2には、互いに異なる位置に複数の曲げセンサーが設けられたフレキシブルディスプレイが記載されている。この曲げセンサーは、曲げに応じた信号を出力するセンサーである。そして、コントローラーが、それら複数の曲げセンサーからの出力の組み合わせに応じて制御指示を出力する。
また、特許文献4には、機器本体の正面側に視覚的ディスプレイを配設するとともに、その背面側にタッチセンサーを配設したディスプレイ装置が記載されている。このようなディスプレイ装置を使用するユーザーは、機器正面の表示スクリーン上の表示内容を確認しながら、その背面で指を操作して座標指示を行なうことができる。
しかしながら、特許文献1や特許文献2に記載されている技術では、ディスプレイ装置が曲げられているか否かを検出し、検出結果に応じた制御指示を行なうことができるものの、曲げられている位置に応じた制御指示を行なうことはできなかった。また、特許文献3に記載されている技術では、複数の曲げセンサーの出力を組み合わせて制御指示を行なうことができるものの、制御指示のきめ細かさは限定的なものであった。
また、特許文献4に記載されている技術では、タッチセンサーが配設されている面の側からしか、ユーザーが座標指示を行うことができなかった。
本発明は、上記のような事情に鑑みて為されたものであり、曲げ位置や曲げ方などにきめ細かく対応し、多様な制御指示を行なうことのできるディスプレイ装置、ディスプレイシステム、およびディスプレイ制御方法を提供するものである。
[1]上記の課題を解決するため、本発明の一態様によるディスプレイ装置は、平面視において多角形の形状をなして、画像を表示するための画素を配置した表示部と、前記表示部の外縁をなす辺のうちの少なくとも2辺の各々に沿って複数個配置され、各々が曲げられている状態に応じた信号を出力する曲げセンサーと、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、ディスプレイ装置が曲げられたとき、複数個の曲げセンサーが配置されている辺に関して、それらの曲げセンサーの間で曲げの有無あるいは曲げの量は一定ではなく、差がある。よって、その辺においてどの位置がどの程度の量で曲げられているかという情報を、複数のセンサーの組合せが出力する。
また、そのような辺が少なくとも2辺あるので、例えば各辺で最も多い量で曲げられている位置同士を結ぶ線を、折り目であると推定することができる。
なお、曲げセンサーが少なくとも2辺の各々に沿って複数個配置されるというとき、「辺」には、多角形の頂点部分を含まない。
「表示部の外縁をなす辺のうちの少なくとも2辺の各々に沿って」ということは、平面視において、曲げセンサーが表示部に完全に重なっていても良く、曲げセンサーの一部のみ表示部に重なっていても良く、曲げセンサーが表示部と全く重ならない(外側に配置される)状態でも良い。
なお、ディスプレイ装置や、そこに含まれる表示部は、柔軟な素材で曲げられるように構成される。
また、そのような辺が少なくとも2辺あるので、例えば各辺で最も多い量で曲げられている位置同士を結ぶ線を、折り目であると推定することができる。
なお、曲げセンサーが少なくとも2辺の各々に沿って複数個配置されるというとき、「辺」には、多角形の頂点部分を含まない。
「表示部の外縁をなす辺のうちの少なくとも2辺の各々に沿って」ということは、平面視において、曲げセンサーが表示部に完全に重なっていても良く、曲げセンサーの一部のみ表示部に重なっていても良く、曲げセンサーが表示部と全く重ならない(外側に配置される)状態でも良い。
なお、ディスプレイ装置や、そこに含まれる表示部は、柔軟な素材で曲げられるように構成される。
[2]また、本発明の一態様は、上記のディスプレイ装置において、前記多角形は略矩形であり、前記矩形の少なくとも対向する2辺の各々に沿って複数個の前記曲げセンサーを配置した、ことを特徴とする。
[3]また、本発明の一態様は、上記のディスプレイ装置において、前記多角形は略矩形であり、前記矩形の前記表示部の外縁をなす全ての辺に沿って枠状に配置されるよう複数の前記曲げセンサーを設けた、ことを特徴とする。
「枠状」とは、平面視において、辺に沿った位置において曲げセンサーが所定の高い密度で配置され、すべての辺に沿って配置された曲げセンサー全体の集合が、表示部に対して枠のように見える状態である。
「枠状」とは、平面視において、辺に沿った位置において曲げセンサーが所定の高い密度で配置され、すべての辺に沿って配置された曲げセンサー全体の集合が、表示部に対して枠のように見える状態である。
[4]また、本発明の一態様は、上記のディスプレイ装置において、各々の前記辺に沿う方向に2センチメートルあたり1個以上の前記曲げセンサーを設けた、ことを特徴とする。
これにより、ユーザーの手による操作に合った、所定の精度で曲げ位置を検出できる。
これにより、ユーザーの手による操作に合った、所定の精度で曲げ位置を検出できる。
[5]また、本発明の一態様は、上記のディスプレイ装置において、前記曲げセンサーの各々は、曲げられているか否かを表わす信号と曲げ量に応じて少なくとも複数段階を表わす信号とを、前記曲げられている状態に応じた信号として出力する、ことを特徴とする。
[6]また、本発明の一態様は、上記のいずれかのディスプレイ装置と、前記ディスプレイ装置が備える前記曲げセンサーから出力される前記信号に基づき、複数の前記曲げセンサーの前記状態の組合せによる条件に合致するか否かを判定するとともに、合致する場合には前記条件に応じた処理を行ない、前記処理の結果に基づき前記表示部への表示を制御する制御装置と、を備えるディスプレイシステムである。
[7]また、本発明の一態様は、上記のディスプレイシステムにおいて、前記制御装置は、前記曲げセンサーの位置と前記曲げセンサーが出力する曲げ量との組合せに関する前記条件を判定する、ことを特徴とする。(A−1)
[8]また、本発明の一態様は、上記のディスプレイシステムにおいて、前記制御装置は、少なくとも一辺に沿って連続して配置されている複数の曲げセンサーが、いずれも曲げられている状態であり、且つこれら複数の曲げセンサーの曲げ量が所定の誤差範囲内で一定であるか否かに関する前記条件を判定する、ことを特徴とする。(A−2)
[9]また、本発明の一態様は、上記のディスプレイシステムにおいて、前記制御装置は、前記曲げセンサーのある時点での前記状態と、当該曲げセンサーの他の時点での前記状態との組合せによる前記条件を判定する、ことを特徴とする。(B−1)
[10]また、本発明の一態様は、上記のディスプレイシステムにおいて、前記制御装置は、少なくとも2個の前記曲げセンサーのある時点での前記状態と、他の少なくとも2個の前記曲げセンサーの当該時点での前記状態との組合せによる前記条件を判定する、ことを特徴とする。(B−2)
[11]また、本発明の一態様は、上記のディスプレイシステムにおいて、前記ディスプレイ装置は、前記表示部に所定距離だけ離間させて積層配置されたタッチパネルを備えており、前記制御装置は、前記曲げセンサーの状態と、前記タッチパネルが検知したタッチ操作との組合せによる前記条件を判定する、ことを特徴とする。(B−3)
[12]また、本発明の一態様は、上記のディスプレイシステムにおいて、前記制御装置は、前記表示部に表示オブジェクトを表示させるものであるとともに、複数の前記曲げセンサーの状態に基づいて折り目の位置を求め、前記折り目の位置に重ならないように前記表示オブジェクトの位置を調整し、または前記折り目の位置に合わせて前記表示オブジェクトの位置を調整する、ことを特徴とする。
[13]また、本発明の一態様は、上記のディスプレイシステムにおいて、前記ディスプレイ装置は、平面視において少なくとも前記表示部の部分が透明であり、前記制御装置は、前記表示部に表示オブジェクトを表示させるものであるとともに、複数の前記曲げセンサーの状態に基づいて折り目の位置を求め、前記折り目を境とした両方の側の各々に前記表示オブジェクトを表示し、且つ前記折り目の位置で前記表示部が折られた状態においてこれら前記表示オブジェクトが所望の状態で重なるよう前記表示オブジェクトの位置を調整する、ことを特徴とする。
[14]また、本発明の一態様は、上記のディスプレイシステムにおいて、前記ディスプレイ装置は、前記表示部に所定距離だけ離間させて積層配置されたタッチパネルを備えており、前記制御装置は、前記表示部に表示オブジェクトを表示させるものであるとともに、複数の前記曲げセンサーの状態に基づいて折り目の位置を求め、前記タッチパネルへのタッチ操作の位置を検出すると、前記折り目の位置で前記表示部が折られた状態において前記折り目を境としたある側の前記タッチ操作の位置と重なる、他の側の位置に表示されている前記表示オブジェクトへの制御指示を認識する、ことを特徴とする。
[15]また、本発明の一態様は、上記のディスプレイシステムにおいて、前記制御装置は、プログラムを実行するコンピューターシステムを備えており、前記コンピューターシステムは、オペレーティングシステムとアプリケーションプログラムを実行するものであり、前記オペレーティングシステムを前記コンピューターシステムで実行することによって、前記条件に合致するか否かを判定するとともに、合致する場合には前記条件に応じたイベントを発生させて、発生した前記イベントを前記アプリケーションプログラムに通知し、前記アプリケーションプログラムを前記コンピューターシステムで実行することによって、前記イベントの通知を受けるとともに、前記イベントの種類に応じた処理を行なう、ことを特徴とする。
[16]また、本発明の一態様は、平面視において多角形の形状をなして、画像を表示するための画素を配置した表示部と、前記表示部の外縁をなす辺のうちの少なくとも2辺の各々に沿って複数個配置され、各々が曲げられている状態に応じた信号を出力する曲げセンサーと、を備えるディスプレイ装置から、前記曲げセンサーが出力した前記状態に応じた前記信号を受け、前記信号に基づき、複数の前記曲げセンサーの前記状態の組合せによる条件に合致するか否かを判定するとともに、合致する場合には前記条件に応じた処理を行ない、処理結果を前記表示部に表示させる、ことを特徴とするディスプレイ制御方法である。
[17]また、本発明の一態様は、平面視において多角形の形状をなして、画像を表示するための画素を配置した表示部と、前記表示部の外縁をなす辺のうちの少なくとも2辺の各々に沿って複数個配置され、各々が曲げられている状態に応じた信号を出力する曲げセンサーと、を備えるディスプレイ装置から、前記曲げセンサーが出力した前記状態に応じた前記信号を受ける過程と、前記信号に基づき、複数の前記曲げセンサーの前記状態の組合せによる条件に合致するか否かを判定するとともに、合致する場合には前記条件に応じた処理を行ない、処理結果を前記表示部に表示させる課程と、の処理をコンピューターに実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、ディスプレイ装置のどの部分が曲がっているかを示す情報を取得することができる。つまり、従来はできなかった、曲がっている箇所の位置情報を取得することができる。また、曲がっている程度(曲げ量)を取得することができる。これら、位置情報と曲げ量の情報とのいずかにより、あるいは両情報の組合せにより、定められた条件に合致する場合に、特定の処理を施し、表示部への表示方法を制御することができる。つまり、ユーザーによるディスプレイの操作方法として、ディスプレイ装置を曲げるという操作によるユーザーインターフェースを実現できる。多彩なユーザーインターフェースを実現できる。機能ボタンの表示に必要なスペースを削減でき、主要情報の表示面積を増やすことができる。機能ボタン等の選択によらずに操作することができ、操作性が向上する。
本発明がなければ、曲げられた位置を検出することが、不可能ないしは極めて困難であった。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態によるフレキシブルディスプレイ装置およびフレキシブルディスプレイシステムの機能構成を示すブロック図である。図示するように、フレキシブルディスプレイ装置1(ディスプレイ装置)は、インターフェース部11と、表示制御部21と、表示部22と、曲げセンサー制御部31と、曲げセンサーBS(1,1),BS(1,2),・・・,BS(M,N)と、タッチセンサー制御部41と、タッチセンサー42とを含んで構成される。また、フレキシブルディスプレイシステム2(ディスプレイシステム)は、フレキシブルディスプレイ装置1と、これを制御する制御装置3とを含んで構成される。制御装置3の構成については後述する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態によるフレキシブルディスプレイ装置およびフレキシブルディスプレイシステムの機能構成を示すブロック図である。図示するように、フレキシブルディスプレイ装置1(ディスプレイ装置)は、インターフェース部11と、表示制御部21と、表示部22と、曲げセンサー制御部31と、曲げセンサーBS(1,1),BS(1,2),・・・,BS(M,N)と、タッチセンサー制御部41と、タッチセンサー42とを含んで構成される。また、フレキシブルディスプレイシステム2(ディスプレイシステム)は、フレキシブルディスプレイ装置1と、これを制御する制御装置3とを含んで構成される。制御装置3の構成については後述する。
フレキシブルディスプレイ装置1およびフレキシブルディスプレイシステム2は、装置を曲げることによるユーザーインターフェース(UI)を提供する。また、ユーザーが曲げる箇所や曲げる度合い(曲げ量)に応じた動作を装置が提供することができるようにする。言い換えれば、曲げる位置と曲げる量のパターンが、装置に対するコマンドに対応している。
フレキシブルディスプレイ装置1は、柔軟で曲げることのできるディスプレイ装置である。フレキシブルディスプレイ装置1は、薄くて曲げられる素材で作られ、下で説明する各部の機能が実装される。フレキシブルディスプレイ装置1は、一例として、構造的には、液晶層や、電極層や、封止材などを薄くて透明なフィルムではさみこんで形成される。また、画素や電気回路などは、透明基板上に形成される。単色表示の場合には、液晶層は一層である。カラー表示の場合には、三原色であるRGB(赤・緑・青)の各層に対応した液晶層を重ねて貼りあわせてある。また、フレキシブルディスプレイ装置1自体が光源を備えていても良く、素子自体が発光する方式でも良く、外部からの光(太陽光や照明光)を反射しながら液晶層で変調を行なうことにより文字や絵を表示する方式でも良い。フレキシブルディスプレイ装置1は、紙のような薄さと、フレキシビリティから、「電子ペーパー」と称されることもある。
インターフェース部11は、フレキシブルディスプレイ装置1と外部装置(制御装置3等)との間での信号の送受信を行なう。具体的には、インターフェース部11は、外部装置から画像または映像信号を受信し、表示制御部21に供給する。また、インターフェース部11は、曲げセンサー制御部31から曲げセンサーの状態(曲げられているか否か、曲げ量)に関する信号を受信し、外部装置に供給する。また、インターフェース部11は、タッチセンサー42の出力信号をタッチセンサー制御部41から受信し、外部装置に供給する。
表示制御部21は、表示部22を制御する。即ち、表示制御部21は、インターフェース部11を経由して受信した画像または映像信号に基づき、画像データ信号や表示のための同期信号などを表示部22に供給する。
表示部22は、画像を表示するための画素をマトリクス状に配置して構成され、表示制御部21からの信号に基づき、画像または映像を表示する。具体的には、表示部22は、液晶素子や有機EL素子をマトリックス状に並べ、その駆動のために必要な駆動回路を配線したものである。また、表示部22は、樹脂系の材料で構成され、表示部分がフレキシブルに変形可能であるようなディスプレイである。
表示部22は、画像を表示するための画素をマトリクス状に配置して構成され、表示制御部21からの信号に基づき、画像または映像を表示する。具体的には、表示部22は、液晶素子や有機EL素子をマトリックス状に並べ、その駆動のために必要な駆動回路を配線したものである。また、表示部22は、樹脂系の材料で構成され、表示部分がフレキシブルに変形可能であるようなディスプレイである。
曲げセンサーBS(1,1),BS(1,2),・・・,BS(M,N)は、それぞれ、曲がり具合を測定することのできるセンサーである。以下において、これらを総称する場合には「曲げセンサーBS」と表記する。曲がり具合を測定するためには、一例としては、曲げられることによって抵抗値が変化する(大きくなる)材料をFPC(フレキシブルプリント基板)等に形成し、その抵抗値を測定する手段を用いる。また、他の例としては、曲げられたときに電荷が生じる圧電センサーをFPC等に形成し、生じた電荷をキャパシタで一時的に蓄積するようにしてその電荷量を測定する手段を用いる。また、それらのような材料を、直接、フレキシブルディスプレイ装置1の内部層に電気回路とともに形成しても良い。このような曲げセンサーBSは、既存技術により実現可能である。また、個々の曲げセンサーBSのサイズとしては、厚さが0.4〜0.5ミリメートル、幅および長さが数ミリメートル〜数十ミリメートルの範囲で適切なサイズに設計する。
曲げセンサーBSの精度は、設計に依存する。低精度で設計する場合には、曲がっていない、微かに曲がっている、曲がっている、大きく曲がっているなどといった3〜4段階程度の曲がり具合を判別できる。より高精度に設計して、多段階を判別できるようにしても良い。曲げセンサーBSの精度に応じて、段階数と閾値を適宜定めるようにする。つまり、曲げセンサーBSの各々は、曲げられているか否かを表わす信号と曲げ量に応じて少なくとも複数段階を表わす信号とを出力する。これにより、個々の曲げセンサーBSの位置における曲げ状態を表わす情報を外部装置に供給することができる。
曲げセンサー制御部31は、曲げセンサーBS(1,1),BS(1,2),・・・,BS(M,N)を制御し、各々の曲げセンサーからの出力を収集し、デジタル信号に変換し、インターフェース部11経由で出力する。曲げセンサー制御部31は、所定の時間間隔で継続的に曲げセンサーの値を出力する方式としても良く、また曲げが検知されたときにのみ曲げセンサーの値を出力する方式としても良い。またいずれの場合にも、曲げセンサー制御部31は、接続されている全ての曲げセンサーの値を出力する方式としても良く、また曲げが検知された単数または複数の曲げセンサーのみの値を出力する方式としても良い。
タッチセンサー制御部41は、タッチセンサー42から出力される信号に基づき、ユーザーによるタッチ操作に関する検知結果とその位置(座標)等を表わす信号を、インターフェース部11経由で出力する。
タッチセンサー42は、感圧式などの方式により構成されるセンサーであり、ユーザーによるタッチ操作を検知する。タッチセンサー42は、透明電極等を用いて構成され、表示部22の表示面に重ねて、所定距離だけ離間させて積層配置される。
タッチセンサー42は、感圧式などの方式により構成されるセンサーであり、ユーザーによるタッチ操作を検知する。タッチセンサー42は、透明電極等を用いて構成され、表示部22の表示面に重ねて、所定距離だけ離間させて積層配置される。
フレキシブルディスプレイシステム2は、上で説明したフレキシブルディスプレイ装置1と、制御装置3とを含んで構成されるシステムである。
制御装置3は、フレキシブルディスプレイ装置1を制御するものである。制御装置3は、フレキシブルディスプレイ装置1が備える曲げセンサーBSから出力される信号に基づき、複数の曲げセンサーBSの状態の組合せによる条件に合致するか否かを判定するとともに、合致する場合にはそれらの条件に応じた処理を行なう。また、この処理結果に基づき表示部への表示を制御する。
制御装置3は、フレキシブルディスプレイ装置1を制御するものである。制御装置3は、フレキシブルディスプレイ装置1が備える曲げセンサーBSから出力される信号に基づき、複数の曲げセンサーBSの状態の組合せによる条件に合致するか否かを判定するとともに、合致する場合にはそれらの条件に応じた処理を行なう。また、この処理結果に基づき表示部への表示を制御する。
図2は、制御装置3の機能構成を示すブロック図である。図示するように、制御装置3は、中央処理装置51と、入出力部52と、メモリ53と、記憶装置54とを含んで構成される。
中央処理装置51(CPU,Central Processing Unit)は、入出力部52やメモリ53や記憶装置54などにアクセスしながら、プログラムに含まれる命令を遂次実行する。
入出力部52は、制御装置3と外部装置等との入出力インターフェースとして機能する。制御装置3は、この入出力部52を介して、フレキシブルディスプレイ装置1との間でデジタル信号をやりとりする。
メモリ53は、揮発性のランダムアクセスメモリ(RAM)等を用いて構成され、データやプログラムを記憶する。
記憶装置54は、データやプログラムを記憶する、不揮発性の記憶装置である。記憶装置54の具体例は、ハードディスク装置やSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)等である。SSDは、例えば半導体フラッシュメモリを利用して構成される。
中央処理装置51(CPU,Central Processing Unit)は、入出力部52やメモリ53や記憶装置54などにアクセスしながら、プログラムに含まれる命令を遂次実行する。
入出力部52は、制御装置3と外部装置等との入出力インターフェースとして機能する。制御装置3は、この入出力部52を介して、フレキシブルディスプレイ装置1との間でデジタル信号をやりとりする。
メモリ53は、揮発性のランダムアクセスメモリ(RAM)等を用いて構成され、データやプログラムを記憶する。
記憶装置54は、データやプログラムを記憶する、不揮発性の記憶装置である。記憶装置54の具体例は、ハードディスク装置やSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)等である。SSDは、例えば半導体フラッシュメモリを利用して構成される。
つまり、制御装置3は、プログラムを実行するためのコンピューターシステムを備える。制御装置3の例は、例えば、パーソナルコンピューター(PC)や、タブレットや、携帯通信端末などである。
なお、フレキシブルディスプレイ装置1と制御装置3とを一体の装置としても良い。この場合、制御装置3が有する半導体チップ(中央処理装置51やメモリ53など)や電子回路は、フレキシブルディスプレイ装置1と同一の透明フィルム内などに配置される。
なお、フレキシブルディスプレイ装置1と制御装置3とを一体の装置としても良い。この場合、制御装置3が有する半導体チップ(中央処理装置51やメモリ53など)や電子回路は、フレキシブルディスプレイ装置1と同一の透明フィルム内などに配置される。
図3は、フレキシブルディスプレイ装置1における曲げセンサーの配置を示す平面図(a)、および断面図(b)である。なお、同図は曲げセンサーの配置を説明するためのものであるが、正確なスケールによって描かれているわけではない。また、同図においては、液晶ディスプレイや必要な電気回路等の記載を省略している。
同図(a)において、符号1はフレキシブルディスプレイ装置である。また、符号BS(1,1),BS(1,2),・・・,BS(M,N)は、それぞれ曲げセンサーである。なお、各々の曲げセンサーは、図上において、ハッチングパターンにより示している。図示するように、曲げセンサーは、平面視した状況においてフレキシブルディスプレイ装置1の周縁部に並べて配置されている。また、曲げセンサーは、平面視した状況において、矩形のフレキシブルディスプレイ装置1の各辺に複数並べて配置されている。また、曲げセンサーは、平面視した状況において、方形のフレキシブルディスプレイ装置1の対抗する二辺のそれぞれに複数並べて配置されている。なお、曲げセンサーに付した符号の括弧内は、この平面における行および列の位置を座標形式で表わしている。例えば、平面の左上に配置した曲げセンサーはBS(1,1)であり、これは、第1行目・第1列目であることを表わす。平面の上辺に配置した曲げセンサーは、左から右へ順に、BS(1,1)、BS(1,2)、・・・、BS(1,N)のN個である。また、平面の左辺に配置した曲げセンサーは、上から下へ順に、BS(1,1)、BS(2,1)、・・・、BS(M,1)のM個である。下辺、右辺についても同様である。平面の右下に配置した曲げセンサーは、BS(M,N)であり、これは、第M行目・第N列目であることを表わす。MおよびNの値は、設計等により適宜定められる2以上の整数である。
なお、これら枠状に配置した曲げセンサーの内側には、表示部22(ここでは不図示、例えばフレキシブル型液晶ディスプレイ)が設けられる。また、上記の枠状に配置した曲げセンサーの内側(つまり、第2行目から第(M−1)行目まで、且つ第2列目から第(N−1)列目までの位置)には、他の曲げセンサーは配置されていない。表示部22は、平面視において多角形の形状を有する。本実施形態では、表示部22は、平面視において矩形である。つまり、同図(a)に示すように、矩形の表示部22の外縁をなす全ての辺に沿って枠状に配置されるよう複数の曲げセンサーが設けられている。
このようにフレキシブルディスプレイ装置1の周縁部に複数の曲げセンサーBSを設けることにより、曲げの検出漏れを防ぐことができる。何故なら、通常のユーザーの曲げ操作によって、周縁部を曲げずにその内部のみを曲げることは困難であるからである。また、フレキシブルディスプレイ装置1の周縁部に複数の曲げセンサーBSを配置することにより、曲げられている位置を検出する際の精度が高まる。また、フレキシブルディスプレイ装置1の周縁部に曲げセンサーBSを配置することにより、内側に設けられた表示部22との間のスペースの干渉を防げる。よって、電気回路の配線や、フレキシブルディスプレイ装置1全体を薄く設計するために有利である。
なお、以下では便宜上、同図(a)に示した左辺および右辺に沿った方向を縦方向と呼び、上辺および下辺に沿った方向を横方向と呼ぶ。
同図(b)は、同図(a)に示した直線AA´における断面を示す断面図である。図示するように、フレキシブルディスプレイ装置1の厚さはdである。また、直線AA´における断面には、曲げセンサーBS(M,1)、BS(M,2)、・・・、BS(M,N)が存在する。これらの曲げセンサーは、透明フィルム等で挟み込まれて固定されている。
なお、辺の方向に沿って配置されている曲げセンサーBSの設置間隔は、任意である。例えば、辺の方向に沿った曲げセンサーBSの設置間隔を2センチメートル以下とする。逆に言えば2センチメートルあたり少なくとも1個の曲げセンサーBSが配置されている。この場合、曲げられている位置を、平面視において2センチメートル以下の誤差の精度で検出できるようになり、ユーザーが曲げる位置を的確に把握できる。また例えば、辺の方向に沿った曲げセンサーBSの設置間隔を1センチメートル以下としても良い。これは、調達可能な曲げセンサーでは、曲げを検出できる方向に8ミリメートル程度のサイズが必要なためである。設置間隔を1センチメートル以下とすることにより、曲げセンサーBSを辺方向に沿って設置した場合の、位置検出精度の限界に近づけることができる。
なお、同図(b)では、曲げセンサーBSが1層のみ配置されている場合を示している。個々の曲げセンサーBSが両側の方向、即ち表側および裏側の両方への曲げを検出できる場合には、曲げセンサーBSを1層のみ配置するようにして、個々の曲げセンサーBSが両方向の曲げ量を出力するようにする。個々の曲げセンサーBSが片方向への曲げだけを検出できる場合には、次の3パターンのいずれかとする。即ち、第1のパターンでは、曲げセンサーBSを1層のみ配置してフレキシブルディスプレイ装置1が片方向への曲げだけに対応できるようにする。第2のパターンでは、曲げセンサーBSを重ねて2層に配置することによってフレキシブルディスプレイ装置1が両方向への曲げに対応できるようにする。第3のパターンでは、平面視したときに隣り合う曲げセンサーBSが交互に逆方向への曲げを検知するように1層に配置することによって、フレキシブルディスプレイ装置1が両方向への曲げに対応できるようにする。
図4は、フレキシブルディスプレイシステム2が、曲げセンサーBSによる検知結果に応じた処理を行なうための処理手順を示すフローチャートである。この処理は、例えば、制御装置3内に設けられた中央処理装置51が、メモリ53にロードされたモニタプログラムやオペレーティングシステム(OS)を実行することによって行なわれる。以下、このフローチャートに沿って説明する。
まずステップS1において、制御装置3は、初期化処理を行なう。
次にステップS2において、制御装置3は、曲げセンサー制御部31からの信号に基づき、いずれかの曲げセンサーBSにおいて曲げが検知されたか否かを判定する。曲げが検知された場合(ステップS2:YES)には、次のステップS3に進む。曲げが検知されなかった場合(ステップS2:NO)には、再度、ステップS2に戻る。
次にステップS2において、制御装置3は、曲げセンサー制御部31からの信号に基づき、いずれかの曲げセンサーBSにおいて曲げが検知されたか否かを判定する。曲げが検知された場合(ステップS2:YES)には、次のステップS3に進む。曲げが検知されなかった場合(ステップS2:NO)には、再度、ステップS2に戻る。
次にステップS3に進んだ場合、制御装置3は、曲げセンサー制御部31から、複数の曲げセンサーの曲げ量を取得する。具体的には、このときに制御装置3が取得する情報は、曲げが検知されたセンサーの位置の情報(例えば、行・列で表わされる座標値)と各センサーの反応の度合いを表わすデータである。そして、次のステップS4に進む。
次にステップS4において、制御装置3は、ステップS3で取得した情報が、所定の条件(条件A)に合致するか否かを判定する。ここで、条件Aとは、曲げを検知した曲げセンサーBSの位置とその度合いに関する条件、あるいは複数の曲げセンサーBSに関する位置と曲げ度合いに関する条件の組合せ条件である。なお、曲げセンサーBSからの現時点の(最新の)出力のみに基づく条件に限らず、過去数秒間にわたる曲げセンサーBSからの出力の履歴に基づく条件を用いて反映するようにしても良い。これにより一連の操作の連続に応じた処理を行なうことも可能となる。一連の操作とは、例えば、フレキシブルディスプレイ装置1の所定箇所をユーザーが一旦折り曲げて、その後すぐに曲げられていない状態に戻すような操作である。条件の具体例に付いては後述する。条件Aに合致する場合(ステップS4:YES)にはステップS5に進み、合致しない場合(ステップS4:NO)にはステップS6に進む。
ステップS5に進んだ場合、制御装置3は、条件Aに対応する処理を行なう。条件Aに対応する処理は、予め定められている。ここで実行される具体的な条件については後述する。ステップS5の処理の終了後には、ステップS2に戻る。
ステップS5に進んだ場合、制御装置3は、条件Aに対応する処理を行なう。条件Aに対応する処理は、予め定められている。ここで実行される具体的な条件については後述する。ステップS5の処理の終了後には、ステップS2に戻る。
ステップS6に進んだ場合、ステップS3で取得した情報が、所定の条件(条件B)に合致するか否かを判定する。条件Bは、上で条件Aについて記載した事項と同様のものである。条件Bに合致する場合(ステップS6:YES)にはステップS7に進み、合致しない場合(ステップS6:NO)にはステップS8に進む。
ステップS7に進んだ場合、制御装置3は、条件Bに対応する処理を行なう。ここで実行される具体的な条件については後述する。ステップS7の処理の終了後には、ステップS2に戻る。
ステップS7に進んだ場合、制御装置3は、条件Bに対応する処理を行なう。ここで実行される具体的な条件については後述する。ステップS7の処理の終了後には、ステップS2に戻る。
ステップS8に進んだ場合、ステップS3で取得した情報が、所定の条件(条件C)に合致するか否かを判定する。条件Cは、上で条件Aについて記載した事項と同様のものである。条件Cに合致する場合(ステップS8:YES)にはステップS9に進み、合致しない場合(ステップS8:NO)にはステップS2に戻る。
ステップS9に進んだ場合、制御装置3は、条件Cに対応する処理を行なう。ここで実行される具体的な条件については後述する。ステップS9の処理の終了後には、ステップS2に戻る。
ステップS9に進んだ場合、制御装置3は、条件Cに対応する処理を行なう。ここで実行される具体的な条件については後述する。ステップS9の処理の終了後には、ステップS2に戻る。
なお、オペレーティングシステム内でステップS2において曲げを検知したときに、これに対応するイベントを発生させて、その後の処理をユーザープログラムで記述できるようにしても良い。また、オペレーティングシステム内でステップS4、S6、S8のそれぞれの条件に合致したときに、それらの各々に対応するイベントを発生させて、各条件に対応する処理(それぞれ、ステップS5、S7、S9に相当)をアプリケーションプログラムで記述できるようにしても良い。なお、このフローチャートでは、曲げセンサーBSから得られた出力に関する条件が3種類(条件A、条件B、条件C)の場合を示しているが、判定する条件の数は任意である。以下では、合致する条件ごとに異なるイベントを発生させる場合について説明する。
一例としては、制御装置3のメモリ53内にイベント定義テーブルを記憶させて、このイベント定義テーブルが条件を表わす情報に対応付けて処理を表わす情報(例えば、呼び出されるモジュールの名称やアドレスなど)を保持するようにする。
ここで、折り目の位置の求め方について簡単に述べる。折り目には、強い折り目と、弱い折り目の2種類がある。強い折り目がついている状態とは、フレキシブルディスプレイ装置1が強く折り曲げられることによって、折り目の両側が共にほぼ平面となる状態である。弱い折り目がついている状態とは、強い折り目がつくほど強く折り曲げられていないものの、フレキシブルディスプレイ装置1を折り曲げた方向における面の曲率が一様ではなく位置によって異なっている状態である。逆に、曲率が一様であるということは、フレキシブルディスプレイ装置1が全く曲げられていないか、後述する円筒状に巻かれている状態である。強い折り目も、弱い折り目も、求める手順は次の通りである。即ち、辺方向に曲げ量が変化している状態において、辺に沿って移動したときの曲げ量の極大位置を求める。他の辺についても同様に曲げ量の極大位置を求める。このとき、適宜補間して、曲げセンサーBSと曲げセンサーBSの間を極大位置としても良い。そして、これら2辺の極大位置同士を結ぶ線が、折り目である。なお、幾何学的計算により、折り目の位置を座標値で表すことができる。
図5は、ユーザーによる、フレキシブルディスプレイ装置1に対する具体的な曲げ操作の例と、そのような操作に対応する曲げ量の分布との関係を示す概略図である。
同図(a)は、ユーザーが、示されている破線が折り目となるように、左上部分の端を少し曲げる操作を示している。フレキシブルディスプレイ装置1が曲げられたとき、複数の曲げセンサーBSが曲げを検知するが、特に、同図に示す破線上に存在する2つの曲げセンサーBS(ハッチングで示している)が出力する曲げ量が、他の曲げセンサーBSよりも際立って高い値を示す。制御装置3は、そのような曲げ量の分布から、即ち、上辺の左半分に属する曲げセンサーBSのうちの1つと左辺の上半分に属する曲げセンサーBSのうちの1つとが、突出して高い曲げ量を示しているパターンを受けて、ユーザーが左上を折り曲げたというイベントを検出する。
同図(b)は、ユーザーが、示されている破線が折り目となるように、横方向に折り曲げる(言い換えればほぼ縦方向の折り目となる)ように曲げる操作を示している。このようにフレキシブルディスプレイ装置1が曲げられたとき、複数の曲げセンサーBSが曲げを検知し、特に同図に示す破線上に存在する2つの曲げセンサーBS(ハッチングで示している)が出力する曲げ量が、他の曲げセンサーBSよりも際立って高い値を示す。制御装置3は、複数の曲げセンサーBSにおける曲げ量の分布から、上辺に属するある位置の曲げセンサーBSと、下辺に属する曲げセンサーBSであって上記上辺に属する曲げセンサーBSの列位置と同一ないしは近い列位置を有するものとが、突出して高い曲げ量を示しているパターンを受けて、ユーザーがフレキシブルディスプレイ装置1を横折りにしたというイベントを検出する。
同図(a)や(b)などに示したような曲げパターンに対応する曲げ量の分布がそれぞれ、図4に示した条件A、条件B、条件Cなどに対応する。勿論、ここに図示したパターン以外の曲げ量分布をイベント検出の条件としても良い。
図6は、ユーザーによる、フレキシブルディスプレイ装置1に対する具体的な曲げ操作の例と、そのような操作に対応する曲げ量の分布との関係を示す概略図である。同図は、特に同一箇所を曲げる場合の曲げ量のバリエーションを区別する操作例を示している。
同図(a)、(b)、(c)は、それぞれ斜視図であり、破線で示す折り目になるようにフレキシブルディスプレイ装置1を曲げたときの状態を表わしている。(a)、(b)、(c)では、折り目となる位置は共通であるが、(a)→(b)→(c)と進むにつれて曲げる度合いが強くなっている。従って、(a)から(b)、そして(b)から(c)への変化につれて、曲げセンサーBSが検出する曲げ量は大きくなる。このように、同じ位置の曲げセンサーBSが反応する場合でも、検出される曲げ量に応じて異なる条件を設定し、曲げ量に応じたイベントを発生させるようにすることができる。
図7は、フレキシブルディスプレイシステム2におけるデータの流れと、制御装置3内でのプログラム構成を示す概略図である。制御装置3は、オペレーティングシステムとアプリケーションプログラムとが稼動する環境を備えている。オペレーティングシステムとアプリケーションプログラムは、イベントドリブンプロセス(event-driven process)のモデルで、協調動作する。オペレーティングシステムは、内部でイベント定義テーブルを管理している。このイベント定義テーブルは、イベントの種類ごとに、イベント識別番号と、イベント発生条件と、イベントに付随する引数の情報とを記憶している。フレキシブルディスプレイ装置1内では、前述の通り、曲げセンサー制御部31が、複数の曲げセンサーBSから曲げ量の情報を収集する。曲げセンサー制御部31は、取得した曲げ量のデータを、曲げセンサーBSの位置情報(座標等)と関連付けて制御装置3に渡す。制御装置側では、オペレーティングシステム等が、曲げセンサー制御部31からのデータを受けて、イベント定義テーブルに定義されている各イベントの条件に合致するか否かを判定する(図4のステップS4、S6、S8に相当)。条件に合致した場合には、オペレーティングシステムは、その条件に対応するイベントを発生させる。そして、オペレーティングシステムは、イベント識別番号と当該イベントに付随する引数とを、アプリケーションプログラムに対して通知する。なお、このイベント通知を、アプリケーションプログラムに対する割込みとして扱うようにしても良い。アプリケーションプログラムは、イベント識別番号を受け取り、必要に応じて渡された引数を用いて、イベントに対応した処理を行なう(図4のステップS5、S7、S9に相当)。
また、制御装置3は、曲げセンサー制御部31から受け取る曲げ量のデータと、タッチセンサー制御部41から受け取るタッチ情報(タッチオンまたはタッチオフといったイベントと、タッチ位置(座標)の情報)とを組み合わせた複合条件に合致しているか否かを判定し、そのような複合条件に対応するイベントを発生させることもできる。
ユーザーがフレキシブルディスプレイ装置1を曲げる操作と、それに応じたイベントの例を下に列挙する。それらのうち、(A−1)と(A−2)は、フレキシブルディスプレイ装置1の静的な形状(曲げられている状態)に基づくイベントである。また、(B−1)から(B−3)は、フレキシブルディスプレイ装置1の変形の動作(ジェスチャー)に関するもの、言い換えれば状態変化の時系列、に基づくイベントである。また、(C)はそれら二者を組み合わせた操作に基づくイベントである。
(A−1) 折り曲げた状態: フレキシブルディスプレイ装置1が曲げられている状態である。この状態では、一つの折り目につき、曲げ量の大きな曲げセンサーBSが2箇所現れる。ここで、曲げ量が大きいということは、曲げ量の絶対値ではなく、ある曲げセンサーBSが、近傍の曲げセンサーBSで得られる曲げ量よりも相対的に大きい曲げ量を出力するということである。言い換えれば、ある辺に沿ってみたときに曲げ量の極大値を示すような曲げセンサーBSが、該当する。そのような2箇所において検出される曲げ量の絶対値は、大きい場合もあれば小さい場合もある。また、折り目は、縦に現れる場合(折り目が、上辺から始まって下辺で終わる場合)も、横に現れる場合(折り目が、左辺から始まって右辺で終わる場合)も、斜めに現れる場合(折り目が、例えば、上辺から始まって左辺で終わる場合)もある。また、複数の折り目が現れる場合(例えば、縦の折り目が2本の場合)もある。このイベントにおいてオペレーティングシステムがアプリケーションプログラムに引き渡す引数は、折り目の数と、各折り目に対応した2箇所の曲げセンサーBSの位置情報と、それらの曲げセンサーBSの各々から出力された曲げ量(あるいは曲げ量を所定段階数で量子化した値)とである。
つまり、制御装置3は、曲げセンサーBSの位置と曲げセンサーBSが出力する曲げ量との組合せに関する条件を判定し、条件に合致する場合にイベントを発生させ、この条件に対応する処理を実行する。
つまり、制御装置3は、曲げセンサーBSの位置と曲げセンサーBSが出力する曲げ量との組合せに関する条件を判定し、条件に合致する場合にイベントを発生させ、この条件に対応する処理を実行する。
(A−2) 筒状に巻かれた状態: フレキシブルディスプレイ装置1が縦方向または横方向に曲げて巻かれている状態である。このように巻かれた状態において、フレキシブルディスプレイ装置1はほぼ円筒形となる。この状態では、ある辺の方向に沿った曲げセンサーBSから、互いに近いほぼ一様な曲げ量が連続して検出される。例えば、ユーザーがフレキシブルディスプレイ装置1を縦方向に巻く操作をした場合、上辺および下辺に沿って設けられている曲げセンサーBSでは曲げはあまり検出されず、左辺および右辺に沿って設けられている曲げセンサーBSでは連続する所定数以上の曲げセンサーBSから出力される曲げ量が、ある範囲内の近い値となる(誤差範囲内で一定)。逆に、ユーザーがフレキシブルディスプレイ装置1を横方向に巻く操作をした場合には、左辺および右辺に沿って設けられている曲げセンサーBSが、同様に、ある範囲内の近い値の曲げ量を出力する。このイベントにおいてオペレーティングシステムがアプリケーションプログラムに引き渡す引数は、巻かれている方向(縦方向または横方向)を示す値と、曲げ量の代表値(平均値あるいは中間値など)とである。
つまり、制御装置3は、少なくとも一辺に沿って連続して配置されている複数の曲げセンサーBSが、いずれも曲げられている状態であり、且つこれら複数の曲げセンサーの曲げ量が所定の誤差範囲内で一定(つまり、ほぼ一定であり、ある所定範囲内の値)であるか否かに関する条件を判定し、条件に合致する場合にイベントを発生させ、この条件に対応する処理を実行する。
つまり、制御装置3は、少なくとも一辺に沿って連続して配置されている複数の曲げセンサーBSが、いずれも曲げられている状態であり、且つこれら複数の曲げセンサーの曲げ量が所定の誤差範囲内で一定(つまり、ほぼ一定であり、ある所定範囲内の値)であるか否かに関する条件を判定し、条件に合致する場合にイベントを発生させ、この条件に対応する処理を実行する。
(B−1) 全体または一部分の領域における形状変化の時系列: フレキシブルディスプレイ装置1のある箇所の、曲げられていない状態から折り曲げられた状態への変化や、折り曲げられた状態から曲げられていない状態への変化や、曲げられていない状態から短時間だけ曲げられた後に元の曲げられていない状態に戻る変化など。例えば、フレキシブルディスプレイ装置1の右上隅の角を小さく折り曲げてから元に戻す動作を、所定のコマンド(ON/OFFスイッチなど)と対応付ける。予め定められた一連の状態変化がそれぞれイベント識別番号に対応付けられ、そのイベントが発生したときにオペレーティングシステムがアプリケーションプログラムに通知する。このようなイベントにおいてオペレーティングシステムがアプリケーションプログラムに引き渡す引数は、曲げ量(あるいは曲げ量を所定段階数で量子化した値)である。
つまり、制御装置3は、曲げセンサーBSのある時点での状態と、当該曲げセンサーBSの他の時点での状態との組合せによる条件を判定し、条件に合致する場合にイベントを発生させ、この条件に対応する処理を実行する。
つまり、制御装置3は、曲げセンサーBSのある時点での状態と、当該曲げセンサーBSの他の時点での状態との組合せによる条件を判定し、条件に合致する場合にイベントを発生させ、この条件に対応する処理を実行する。
(B−2) 複数の操作の組合せ(マルチ・ジェスチャー)による形状変化の時系列:上の(B−1)に記載した曲げ操作が複数個所について同時に行なわれたときに、オペレーティングシステムが、それら複数の操作の組合せを一つのイベントとして捉えて処理する。なお、個々の操作を検出するために、2個以上の曲げセンサーBSの状態による条件が判定される。例えば、ユーザーがフレキシブルディスプレイ装置1の左右の端を同時に起こすように軽く曲げたときに、オペレーティングシステムはその操作に関連付けられたイベントを認識しアプリケーションプログラムに通知する。このようなイベントにおいてオペレーティングシステムがアプリケーションプログラムに引き渡す引数は、曲げ量(あるいは曲げ量を所定段階数で量子化した値)である。
つまり、制御装置3は、少なくとも2個の曲げセンサーBSのある時点での状態と、他の少なくとも2個の曲げセンサーBSの当該時点での状態との組合せによる条件を判定し、条件に合致する場合にイベントを発生させ、この条件に対応する処理を実行する。
つまり、制御装置3は、少なくとも2個の曲げセンサーBSのある時点での状態と、他の少なくとも2個の曲げセンサーBSの当該時点での状態との組合せによる条件を判定し、条件に合致する場合にイベントを発生させ、この条件に対応する処理を実行する。
(B−3) 上記(B−1)または(B−2)による操作と、曲げセンサーBS以外によって検知される操作との組合せによる複合操作: ここで、曲げセンサーBS以外によって検知される操作とは、ユーザーがタッチパネルの所定箇所にタッチする操作や、マウスを用いた操作(マウスボタンのクリックなど)や、キーボードを打鍵する操作などである。オペレーティングシステムは、組合せの操作に基づき、予め定義されたイベント識別番号のイベントの発生を認識する。そして、オペレーティングシステムは、そのイベントをアプリケーションプログラムに通知する。このときの引数は、イベントの種類に応じて、タッチパネル上でタッチされた箇所の座標情報や、マウスがクリックされたときのクリックの種類(左ダブルクリック、右シングルクリックなど)およびマウスカーソルの位置を表わす座標情報や、キーボードからキーインされた文字のコードなどである。一例としては、ユーザーが、フレキシブルディスプレイ装置1の所定箇所(例えば、右下の隅の角)を軽く曲げながら、タッチパネルにタッチする操作をしたときに、予め定められたイベントが発生し、タッチされたか所に表示されていた表示項目のプロパティ設定の機能が呼び出される。
つまり、制御装置3は、前記曲げセンサーの状態と、前記タッチパネルが検知したタッチ操作との組合せによる前記条件を判定し、条件に合致する場合にイベントを発生させ、この条件に対応する処理を実行する。
つまり、制御装置3は、前記曲げセンサーの状態と、前記タッチパネルが検知したタッチ操作との組合せによる前記条件を判定し、条件に合致する場合にイベントを発生させ、この条件に対応する処理を実行する。
(C) (A−1)または(A−2)のいずれかと、(B−1)から(B−3)までのいずれかと、を組み合わせた複合操作: フレキシブルディスプレイ装置1が所定の方法で曲げられた状態において、ある部分の状態を変化させる操作をしたときに、両者の組合せの条件によるイベントをオペレーティングシステムが認識し、そのイベントをアプリケーションプログラムに通知する。例えば、フレキシブルディスプレイ装置1が縦にほぼ真っ直ぐな折り目で曲げられている状態において、ユーザーが、フレキシブルディスプレイ装置1の左上の隅の角を折る操作をすると、オペレーティングシステムは、この組合せの条件に合致する特定のイベントをアプリケーションプログラムに通知する。
以下では、イベントの通知に基づくアプリケーションプログラムの動作について、複数の例を説明する。
図8は、前記(A−1)および(B−1)のイベントを用いた、学習システムのアプリケーション例である。図示するように、当初の状態(図の左側)では、フレキシブルディスプレイ装置1は縦方向の折り目に沿って強く折られている。この状態において、オペレーティングシステムは、曲げセンサーBSからの出力に基づいて「(A−1) 折り曲げた状態」のイベントを認識し、アプリケーションプログラムに通知する。これを受けて、アプリケーションプログラムは、フレキシブルディスプレイ装置1の画面が閉じられた状態であることを認識し、取得した折り目の位置の情報に基づいて、折り曲げられた状態においてユーザーに見える位置に問題を表示する。その後、フレキシブルディスプレイ装置1の画面が開かれた状態(図の右側)に遷移する。これに基づき、オペレーティングシステムは、「(B−1) 全体または一部分の領域における形状変化の時系列」のイベントを認識し、アプリケーションプログラムに通知する。すると、アプリケーションプログラムは、問題に対応する解答を、開いた部分に表示する。
図9は、前記(B−1)のイベントを用いた、電子書籍のブラウザーあるいはウェブのブラウザーのアプリケーション例である。まず、図の左側に示すように、ユーザーが、フレキシブルディスプレイ装置1の左上の隅の角を小さく折り曲げる。その後、図の右側に示すように、ユーザーは、曲げた角を元に戻して、曲げられていない状態とする。これに基づき、オペレーティングシステムは、「(B−1) 全体または一部分の領域における形状変化の時系列」のイベントを認識し、アプリケーションプログラムに通知する。このイベント通知を受けて、アプリケーションプログラムは、ブラウザーに現在表示されているページ(電子書籍のページや、ウェブページ)をブックマークする(栞機能)。それとともに、アプリケーションプログラムは、折り曲げられた位置の表示色を変える。これにより、ブックマークされたページ(栞が付けられたページ)であることがわかりやすいユーザーインターフェースを提供することができる。
図10は、前記(A−1)または(B−1)のイベントを用いた、データ管理あるいはシステムの設定管理などのアプリケーション例である。図示するように、当初の状態(図の左側)では、フレキシブルディスプレイ装置1は曲げられていない。このとき、画面には画像等が表示されている。その後、フレキシブルディスプレイ装置1は縦方向の折り目に沿って折り曲げられた状態(図の右側)となる。このとき、オペレーティングシステムは「(A−1) 折り曲げた状態」または「(B−1) 全体または一部分の領域における形状変化の時系列」のいずれかのイベント(イベント定義テーブル(図7)が保持する条件に依存)を認識し、アプリケーションプログラムに通知する。イベント通知を受けたアプリケーションプログラムは、フレキシブルディスプレイ装置1が曲げられた状態において、受け取った引数に基づいて折り目の位置を把握し、折り目を境界として一方の領域には折り曲げられる前の元の画像等を表示し続け、他方の領域を補助画面として利用する。そして、アプリケーションプログラムは、補助画面には前記画像等に関する設定画面や情報リスト等を表示する。このような動作が適している具体的なアプリケーションの例は、CAD/CAM(コンピューター支援設計/コンピューター支援製造)において部品の属性値を補助画面に表示したり、画像または映像コンテンツに登場する事物(オブジェクト)の詳細説明を補助画面に表示したりするものである。
つまり、制御装置3は、表示部22に表示オブジェクトを表示させるものであるとともに、複数の曲げセンサーBSの状態に基づいて折り目の位置を求め、折り目の位置に重ならないように表示オブジェクトの位置を調整し、または折り目の位置に合わせて表示オブジェクトの位置を調整する、表示オブジェクトとは、静止画や、動画や、図柄や、表や、グラフや、文字などである。
つまり、制御装置3は、表示部22に表示オブジェクトを表示させるものであるとともに、複数の曲げセンサーBSの状態に基づいて折り目の位置を求め、折り目の位置に重ならないように表示オブジェクトの位置を調整し、または折り目の位置に合わせて表示オブジェクトの位置を調整する、表示オブジェクトとは、静止画や、動画や、図柄や、表や、グラフや、文字などである。
図11は、前記(A−1)または(B−1)のイベントを用いた、オブジェクト表示システムのアプリケーション例である。図示するように、当初の状態(図の左側)では、フレキシブルディスプレイ装置1は曲げられていない。このとき、画面に表示されている複数のオブジェクト(四角形やひし形のオブジェクト)の表示位置は、予め設定で定められたり、ユーザーによって指定されたりする位置である。その後、フレキシブルディスプレイ装置1は縦方向の折り目に沿って折り曲げられた状態(図の右側)となる。このとき、オペレーティングシステムは「(A−1) 折り曲げた状態」または「(B−1) 全体または一部分の領域における形状変化の時系列」のいずれかのイベント(イベント定義テーブルが保持する条件に依存)を認識し、アプリケーションプログラムに通知する。イベント通知を受けたアプリケーションプログラムは、フレキシブルディスプレイ装置1が曲げられた状態において、受け取った引数に基づいて折り目の位置を把握する。そして、アプリケーションプログラムは、ある属性を有するオブジェクト(図示する例では四角形のオブジェクト)の表示位置を、折り目に重ならない位置であって、折り曲げられる前にかかっていた面積が大きい側に移動させる。例えば、図において最も上に表示されている四角形のオブジェクトは、折り目の位置よりも右側の面積の方が大きかったので折り目の右側に移動される。また、図において上から2番目に表示されている四角形のオブジェクトは、折り目の位置よりも左側の面積の方が大きかったので折り目の左側に移動される。また、アプリケーションプログラムは、他の属性を有するオブジェクト(図示する例ではひし形のオブジェクト)の表示位置を、そのオブジェクトの中央位置がちょうど折り目の位置に合うように移動させる。このような動作が適している具体的なアプリケーションの例は、窓形式の表示画面管理や、CASE(コンピューター支援ソフトウェア工学)ツールにおけるオブジェクトのグラフィカル表示や、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の表示画面におけるアイコンのソーシャルグラフ表示などである。
つまり、制御装置3は、表示部22に表示オブジェクトを表示させるものであるとともに、複数の曲げセンサーBSの状態に基づいて折り目の位置を求め、折り目の位置に重ならないように表示オブジェクトの位置を調整し、または折り目の位置に合わせて表示オブジェクトの位置を調整する、
つまり、制御装置3は、表示部22に表示オブジェクトを表示させるものであるとともに、複数の曲げセンサーBSの状態に基づいて折り目の位置を求め、折り目の位置に重ならないように表示オブジェクトの位置を調整し、または折り目の位置に合わせて表示オブジェクトの位置を調整する、
図12は、フレキシブルディスプレイ装置1が両面ディスプレイまたは透明ディスプレイである場合に、イベントに応じて動作するアプリケーションの例である。なお、両面ディスプレイは、例えば不透明な液晶ディスプレイを背中合わせに張り合わせて透明フィルム等で挟み込むことによって実現される。また、透明ディスプレイは、透過型の1枚の液晶ディスプレイを透明フィルム等で挟み込んで透過光の透過率を液晶により制御することによって実現される。なお、透明ディスプレイは、少なくとも表示部22の部分が透明であれば、他の部分(周縁など)が不透明であっても良い。同図の左側は、フレキシブルディスプレイ装置1がまだ曲げられていない状態を示している。
<両面ディスプレイの場合(図の右上)> 図中の破線部分を折り目としてユーザーがフレキシブルディスプレイ装置1を強く折り曲げると、イベントが認識され、折り曲げる前には表面に表示されていたコンテンツが表面右側の領域(折られても重なっていない領域)に寄せられ、裏面のうちの折ったことによって表側を向いた部分の領域には、表面コンテンツに関連する情報リストが表示される。
<透明ディスプレイの場合(図の右下)> 図中の破線部分を折り目としてユーザーがフレキシブルディスプレイ装置1を強く折り曲げると、イベントが認識され、折り曲げる前に表示されていたコンテンツが表面の折り目よりは右側の領域(折られたことによって重なっている領域も含む)に寄せられ、重なり部分には前記コンテンツに関連する注釈情報が表示される。これは透明ディスプレイであるため、ユーザーから見たとき、元のコンテンツの画像と、折り曲げられた部分の注釈情報(但し、裏返し表示)とが重なって見える。このとき、制御装置3において稼動するアプリケーションプログラムは、折り目の位置を求めるとともに、その折り目である線に関して線対称な画素が折られたときには重なり合うことに基づいて、幾何学的計算によって、画像や文字等を表示すべき画素を求める。フレキシブルディスプレイ装置1がこのような表示方法を取ることにより、元のコンテンツで情報全体の概略を表現し、注釈情報で個別の詳細情報を表現するといったことが可能となり、わかりやすい情報提示手段として用いることができる。
つまり、制御装置3は、表示部22に表示オブジェクトを表示させるものであるとともに、複数の曲げセンサーBSの状態に基づいて折り目の位置を求め、折り目を境とした両方の側の各々に表示オブジェクトを表示し、且つ前記折り目の位置で表示部22が折られた状態においてこれら表示オブジェクトが所望の状態で重なるよう表示オブジェクトの位置を調整する。
つまり、制御装置3は、表示部22に表示オブジェクトを表示させるものであるとともに、複数の曲げセンサーBSの状態に基づいて折り目の位置を求め、折り目を境とした両方の側の各々に表示オブジェクトを表示し、且つ前記折り目の位置で表示部22が折られた状態においてこれら表示オブジェクトが所望の状態で重なるよう表示オブジェクトの位置を調整する。
図13は、フレキシブルディスプレイ装置1が両方向への曲げ量を検出できるように構成した場合(その具体的方法は、図3(b)の説明において記載した通り)、アプリケーションプログラムが曲げられる方向に応じた処理を行なう例である。フレキシブルディスプレイ装置1が折り曲げられたとき、オペレーティングシステムは、曲げセンサーBSからの出力値に基づいて、曲げ方向について情報を、イベント識別番号によって、あるいはイベントに付随する引数によって、アプリケーションプログラムに通知する。これにより、アプリケーションプログラムは、タッチパネル(タッチセンサー42)が内側に向くように曲げられたか、外側に向くように曲げられたかを把握する。また、アプリケーションプログラムは、折り目の位置の情報も取得する。そして、タッチパネルが外側に向くように曲げられた場合には、アプリケーションプログラムは、折り曲げられて重なっている部分について、表裏両方からのタッチ操作に対応した処理を行なう。このとき、アプリケーションプログラムは、取得した折り目の位置の情報に基づき、表側(同図における上側)のタッチパネルの座標と裏側(同図における上側)のタッチパネルの座標とを対応付けを行なう。
つまり、制御装置3において稼動するアプリケーションプログラムは、折り目の位置を取得するとともに、その折り目である線に関して線対称な位置にある表示座標とタッチパネル座標とが重なり合うことに基づいて、幾何学的計算によって、表示される画像や文字等の座標(画素)とタッチパネルの座標とを対応付ける。そして、そのタッチ操作を、タッチ操作の位置と重なっている、他方の側の位置に表示されている表示オブジェクトへの制御指示であると認識する。例えば、タッチパネルの絶対座標を(x,y)で表わし(但し、x≧0,y≧0)、そして折り目の直線がx=100であるとき、座標(50,100)および(150,100)で表わされるタッチパネル上の2点は、裏と表の関係にある。これにより、図13に示す状態において、重なっている部分について、表側と裏側の両方からユーザーによるタッチ操作が可能となる。つまり、フレキシブルディスプレイ装置1の裏面にタッチセンサーを配設する必要がない。また、フレキシブルディスプレイ装置1の片面のみにタッチセンサーを配置しながら、両面からユーザーのタッチによる座標指示を行うことができ、且つ、折り曲げる位置を可変としつつ、折り曲げる位置に応じて、両面からの座標指示を上に示した例のように対応付けることができる。これらの点において、本実施形態によるフレキシブルディスプレイ装置1は、特許文献4に記載された技術と比べてメリットがある。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、前述した実施形態と共通の事項については記載を省略し、本実施形態特有の技術事項のみについてここで説明する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、前述した実施形態と共通の事項については記載を省略し、本実施形態特有の技術事項のみについてここで説明する。
図14は、本実施形態によるフレキシブルディスプレイ装置における曲げセンサーの配置を示す平面図である。図示するように、フレキシブルディスプレイ装置1aは、上辺、下辺、左辺、右辺の各々に、曲げセンサーBSを2個ずつ有している。具体的には、曲げセンサーBSの位置を行と列の座標で表わした場合、上辺は第1行にあたり、下辺は第4行にあたり、左辺は第1列にあたり、右辺は第4列にあたる。
つまり、曲げセンサーBSは、表示部22の外縁をなす辺のうちの少なくとも2辺の各々に沿って複数個配置されている。また、矩形の少なくとも対向する2辺の各々に沿って複数個の曲げセンサーBSが配置されている。なお、矩形の頂点を含まない部分に、複数個の曲げセンサーBSが配置されている。
つまり、曲げセンサーBSは、表示部22の外縁をなす辺のうちの少なくとも2辺の各々に沿って複数個配置されている。また、矩形の少なくとも対向する2辺の各々に沿って複数個の曲げセンサーBSが配置されている。なお、矩形の頂点を含まない部分に、複数個の曲げセンサーBSが配置されている。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、前述した実施形態と共通の事項については記載を省略し、本実施形態特有の技術事項のみについてここで説明する。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、前述した実施形態と共通の事項については記載を省略し、本実施形態特有の技術事項のみについてここで説明する。
図15は、本実施形態によるフレキシブルディスプレイ装置における曲げセンサーの配置を示す平面図である。図示するように、フレキシブルディスプレイ装置1aは、上辺および下辺の各々に、曲げセンサーBSを2個ずつ有している。
つまり、曲げセンサーBSは、表示部22の外縁をなす辺のうちの少なくとも2辺の各々に沿って複数個配置されている。また、矩形の少なくとも対向する2辺の各々に沿って複数個の曲げセンサーBSが配置されている。なお、矩形の頂点を含まない部分に、複数個の曲げセンサーBSが配置されている。
つまり、曲げセンサーBSは、表示部22の外縁をなす辺のうちの少なくとも2辺の各々に沿って複数個配置されている。また、矩形の少なくとも対向する2辺の各々に沿って複数個の曲げセンサーBSが配置されている。なお、矩形の頂点を含まない部分に、複数個の曲げセンサーBSが配置されている。
[第4の実施の形態]
第1から第3の実施形態では、いずれも、フレキシブルディスプレイ装置1および表示部22は平面視において矩形であった。そして、曲げセンサーBSもその矩形の辺に沿って所定の間隔で並べて配置されていた。本実施形態では、フレキシブルディスプレイ装置1および表示部22は、平面視において矩形以外の多角形(三角形、五角形、六角形、八角形等、任意の多角形)である。そして、曲げセンサーBSは、その多角形の辺に沿って、複数配置されている。その他の技術事項は、第1の実施形態と同様である。なお、本実施形態については図示を省略する。
第1から第3の実施形態では、いずれも、フレキシブルディスプレイ装置1および表示部22は平面視において矩形であった。そして、曲げセンサーBSもその矩形の辺に沿って所定の間隔で並べて配置されていた。本実施形態では、フレキシブルディスプレイ装置1および表示部22は、平面視において矩形以外の多角形(三角形、五角形、六角形、八角形等、任意の多角形)である。そして、曲げセンサーBSは、その多角形の辺に沿って、複数配置されている。その他の技術事項は、第1の実施形態と同様である。なお、本実施形態については図示を省略する。
なお、ストアドプログラム方式のコンピューターを用いて上述した各実施形態におけるフレキシブルディスプレイ装置(1,1a,1b)や制御装置(3)の機能の一部を実現しても良い。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピューターシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピューターシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバーやクライアントとなるコンピューターシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、複数の実施形態を説明したが、本発明はさらに次のような変形例でも実施することが可能である。なお、組合せ可能な場合において、複数の変形例の構成を組み合わせて実施しても良い。
[変形例1]
図1に示したように、前記のフレキシブルディスプレイ装置1(および1a、1b)は、タッチセンサー42およびタッチセンサー制御部41を備えていた。本変形例におけるフレキシブルディスプレイ装置1は、タッチセンサー42およびタッチセンサー制御部41を有していない。よって、インターフェース部11は、タッチ操作に関する検知結果を出力しない。また、従って、制御装置3は、タッチ操作に基づく制御を行なわない。
図1に示したように、前記のフレキシブルディスプレイ装置1(および1a、1b)は、タッチセンサー42およびタッチセンサー制御部41を備えていた。本変形例におけるフレキシブルディスプレイ装置1は、タッチセンサー42およびタッチセンサー制御部41を有していない。よって、インターフェース部11は、タッチ操作に関する検知結果を出力しない。また、従って、制御装置3は、タッチ操作に基づく制御を行なわない。
[変形例2]
本変形例では、第1の実施形態において説明した「(A−2) 筒状に巻かれた状態」を制御装置3が検出したとき、オペレーティングシステムあるいはアプリケーションプログラムは、曲げセンサーBSからの出力に基づいて、曲げ量の程度を把握し、巻かれた状態における筒のサイズを推定する。この状態において円柱の底から見たときの円の半径は、曲げが検知されている曲げセンサーBSが出力する曲率の値と相関する。典型的には、一重巻きで上辺と下辺がほぼ一致するように巻かれているとき、あるいは一重巻きで左辺と右辺がほぼ一致するように巻かれているとき、アプリケーションプログラムは、一致している辺同士がつながっているものとして、文字や画像を表示する。これにより、筒状に巻いたフレキシブルディスプレイ装置1で、両端の辺同士があたかもつながった面であるようなユーザーインターフェースを提供することができる。
本変形例では、第1の実施形態において説明した「(A−2) 筒状に巻かれた状態」を制御装置3が検出したとき、オペレーティングシステムあるいはアプリケーションプログラムは、曲げセンサーBSからの出力に基づいて、曲げ量の程度を把握し、巻かれた状態における筒のサイズを推定する。この状態において円柱の底から見たときの円の半径は、曲げが検知されている曲げセンサーBSが出力する曲率の値と相関する。典型的には、一重巻きで上辺と下辺がほぼ一致するように巻かれているとき、あるいは一重巻きで左辺と右辺がほぼ一致するように巻かれているとき、アプリケーションプログラムは、一致している辺同士がつながっているものとして、文字や画像を表示する。これにより、筒状に巻いたフレキシブルディスプレイ装置1で、両端の辺同士があたかもつながった面であるようなユーザーインターフェースを提供することができる。
[変形例3]
本変形例では、ユーザーによる曲げ操作に従って、オペレーティングシステムあるいはアプリケーションプログラムが管理するモードのON/OFF制御を行なうとともに、制御装置3は、表示部22の画面の一部に、ONかOFFのいずれであるかを表わす特定の色を表示させる。これにより、そのモードがONであるかOFFであるかを、ユーザーが視認しやすい。
本変形例では、ユーザーによる曲げ操作に従って、オペレーティングシステムあるいはアプリケーションプログラムが管理するモードのON/OFF制御を行なうとともに、制御装置3は、表示部22の画面の一部に、ONかOFFのいずれであるかを表わす特定の色を表示させる。これにより、そのモードがONであるかOFFであるかを、ユーザーが視認しやすい。
[変形例4]
本変形例では、制御装置3で稼動するオペレーティングシステムあるいはアプリケーションプログラムは、ユーザーが曲げ操作をする可能性がある状況において、折り目のガイド情報を表示部22に表示させる。折り目のガイドは、例えば、直線である。特に折り目であることがわかるパターンを有する直線、例えば破線の直線、を折り目のガイドとして表示しても良い。
本変形例では、制御装置3で稼動するオペレーティングシステムあるいはアプリケーションプログラムは、ユーザーが曲げ操作をする可能性がある状況において、折り目のガイド情報を表示部22に表示させる。折り目のガイドは、例えば、直線である。特に折り目であることがわかるパターンを有する直線、例えば破線の直線、を折り目のガイドとして表示しても良い。
[変形例5]
第1から第4の実施形態では、制御装置3が備えるコンピューター上で、オペレーティングシステムとアプリケーションプログラムの両方がそれぞれのアドレス空間で稼動し、オペレーティングシステムの管理下でアプリケーションプログラムが動作していた。本変形例では、オペレーティングシステムとアプリケーションプログラムの区別がない。そして、第1から第4の実施形態で記載した、オペレーティングシステムとアプリケーションプログラムの両方の機能を、単一のプログラムが果たす。そのプログラムは、単一のアドレス空間を有する。
第1から第4の実施形態では、制御装置3が備えるコンピューター上で、オペレーティングシステムとアプリケーションプログラムの両方がそれぞれのアドレス空間で稼動し、オペレーティングシステムの管理下でアプリケーションプログラムが動作していた。本変形例では、オペレーティングシステムとアプリケーションプログラムの区別がない。そして、第1から第4の実施形態で記載した、オペレーティングシステムとアプリケーションプログラムの両方の機能を、単一のプログラムが果たす。そのプログラムは、単一のアドレス空間を有する。
[変形例6]
第1から第4の実施形態では、制御装置3が備えるコンピューター上で、オペレーティングシステムとアプリケーションプログラムの両方が稼動し、所定の機能分担をしていた。本変形例では、第1から第4の実施形態における形態とは異なる形態で、両者が機能分担する。なお、機能分担の態様は様々であり、任意に適宜決めても良い。
第1から第4の実施形態では、制御装置3が備えるコンピューター上で、オペレーティングシステムとアプリケーションプログラムの両方が稼動し、所定の機能分担をしていた。本変形例では、第1から第4の実施形態における形態とは異なる形態で、両者が機能分担する。なお、機能分担の態様は様々であり、任意に適宜決めても良い。
[変形例7]
本変形例では、フレキシブルディスプレイ装置1は、重力センサー(不図示)を備える。そして、重力センサーからの出力に基づき、上下が正しく表示されるように表示部22への表示が行なわれる。これにより、ユーザーがフレキシブルディスプレイ装置1を上下左右どちらに向けても、適切な表示が行なわれる。
本変形例では、フレキシブルディスプレイ装置1は、重力センサー(不図示)を備える。そして、重力センサーからの出力に基づき、上下が正しく表示されるように表示部22への表示が行なわれる。これにより、ユーザーがフレキシブルディスプレイ装置1を上下左右どちらに向けても、適切な表示が行なわれる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明は、文字や静止画や動画による情報提示手段として、またユーザーからの制御指示手段として利用できる。具体的には、パーソナルコンピューター、タブレット、電子辞書、電子書籍リーダー、デジタルサイネージ、携帯電話、スマートフォン、通信装置等のためのディスプレイとして利用できる。また、電子ペーパーに利用することもできる。
1,1a,1b フレキシブルディスプレイ装置(ディスプレイ装置)
2 フレキシブルディスプレイシステム(ディスプレイシステム)
3 制御装置
11 インターフェース部
21 表示制御部
22 表示部
31 曲げセンサー制御部
41 タッチセンサー制御部
42 タッチセンサー
BS,BS(1,1),BS(1,2),・・・,BS(M,N) 曲げセンサー
2 フレキシブルディスプレイシステム(ディスプレイシステム)
3 制御装置
11 インターフェース部
21 表示制御部
22 表示部
31 曲げセンサー制御部
41 タッチセンサー制御部
42 タッチセンサー
BS,BS(1,1),BS(1,2),・・・,BS(M,N) 曲げセンサー
Claims (17)
- 平面視において多角形の形状をなして、画像を表示するための画素を配置した表示部と、
前記表示部の外縁をなす辺のうちの少なくとも2辺の各々に沿って複数個配置され、各々が曲げられている状態に応じた信号を出力する曲げセンサーと、
を備えることを特徴とするディスプレイ装置。 - 前記多角形は略矩形であり、
前記矩形の少なくとも対向する2辺の各々に沿って複数個の前記曲げセンサーを配置した、
ことを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ装置。 - 前記多角形は略矩形であり、
前記矩形の前記表示部の外縁をなす全ての辺に沿って枠状に配置されるよう複数の前記曲げセンサーを設けた、
ことを特徴とする請求項2に記載のディスプレイ装置。 - 各々の前記辺に沿う方向に2センチメートルあたり1個以上の前記曲げセンサーを設けた、
ことを特徴とする請求項3に記載のディスプレイ装置。 - 前記曲げセンサーの各々は、曲げられているか否かを表わす信号と曲げ量に応じて少なくとも複数段階を表わす信号とを、前記曲げられている状態に応じた信号として出力する、
ことを特徴とする請求項1から4までのいずれか一項に記載のディスプレイ装置。 - 請求項1から5までのいずれか一項に記載のディスプレイ装置と、
前記ディスプレイ装置が備える前記曲げセンサーから出力される前記信号に基づき、複数の前記曲げセンサーの前記状態の組合せによる条件に合致するか否かを判定するとともに、合致する場合には前記条件に応じた処理を行ない、前記処理の結果に基づき前記表示部への表示を制御する制御装置と、
を備えることを特徴とするディスプレイシステム。 - 前記制御装置は、前記曲げセンサーの位置と前記曲げセンサーが出力する曲げ量との組合せに関する前記条件を判定する、
ことを特徴とする請求項6に記載のディスプレイシステム。 - 前記制御装置は、少なくとも一辺に沿って連続して配置されている複数の曲げセンサーが、いずれも曲げられている状態であり、且つこれら複数の曲げセンサーの曲げ量が所定の誤差範囲内で一定であるか否かに関する前記条件を判定する、
ことを特徴とする請求項6に記載のディスプレイシステム。 - 前記制御装置は、前記曲げセンサーのある時点での前記状態と、当該曲げセンサーの他の時点での前記状態との組合せによる前記条件を判定する、
ことを特徴とする請求項6から8までのいずれか一項に記載のディスプレイシステム。 - 前記制御装置は、少なくとも2個の前記曲げセンサーのある時点での前記状態と、他の少なくとも2個の前記曲げセンサーの当該時点での前記状態との組合せによる前記条件を判定する、
ことを特徴とする請求項6から9までのいずれか一項に記載のディスプレイシステム。 - 前記ディスプレイ装置は、前記表示部に所定距離だけ離間させて積層配置されたタッチパネルを備えており、
前記制御装置は、前記曲げセンサーの状態と、前記タッチパネルが検知したタッチ操作との組合せによる前記条件を判定する、
ことを特徴とする請求項6から10までのいずれか一項に記載のディスプレイシステム。 - 前記制御装置は、前記表示部に表示オブジェクトを表示させるものであるとともに、複数の前記曲げセンサーの状態に基づいて折り目の位置を求め、前記折り目の位置に重ならないように前記表示オブジェクトの位置を調整し、または前記折り目の位置に合わせて前記表示オブジェクトの位置を調整する、
ことを特徴とする請求項6から11までのいずれか一項に記載のディスプレイシステム。 - 前記ディスプレイ装置は、平面視において少なくとも前記表示部の部分が透明であり、
前記制御装置は、前記表示部に表示オブジェクトを表示させるものであるとともに、複数の前記曲げセンサーの状態に基づいて折り目の位置を求め、前記折り目を境とした両方の側の各々に前記表示オブジェクトを表示し、且つ前記折り目の位置で前記表示部が折られた状態においてこれら前記表示オブジェクトが所望の状態で重なるよう前記表示オブジェクトの位置を調整する、
ことを特徴とする請求項6から12までのいずれか一項に記載のディスプレイシステム。 - 前記ディスプレイ装置は、前記表示部に所定距離だけ離間させて積層配置されたタッチパネルを備えており、
前記制御装置は、前記表示部に表示オブジェクトを表示させるものであるとともに、複数の前記曲げセンサーの状態に基づいて折り目の位置を求め、前記タッチパネルへのタッチ操作の位置を検出すると、前記折り目の位置で前記表示部が折られた状態において前記折り目を境としたある側の前記タッチ操作の位置と重なる、他の側の位置に表示されている前記表示オブジェクトへの制御指示を認識する、
ことを特徴とする請求項6から13までのいずれか一項に記載のディスプレイシステム。 - 前記制御装置は、プログラムを実行するコンピューターシステムを備えており、
前記コンピューターシステムは、オペレーティングシステムとアプリケーションプログラムを実行するものであり、
前記オペレーティングシステムを前記コンピューターシステムで実行することによって、前記条件に合致するか否かを判定するとともに、合致する場合には前記条件に応じたイベントを発生させて、発生した前記イベントを前記アプリケーションプログラムに通知し、
前記アプリケーションプログラムを前記コンピューターシステムで実行することによって、前記イベントの通知を受けるとともに、前記イベントの種類に応じた処理を行なう、
ことを特徴とする請求項6に記載のディスプレイシステム。 - 平面視において多角形の形状をなして、画像を表示するための画素を配置した表示部と、
前記表示部の外縁をなす辺のうちの少なくとも2辺の各々に沿って複数個配置され、各々が曲げられている状態に応じた信号を出力する曲げセンサーと、
を備えるディスプレイ装置から、前記曲げセンサーが出力した前記状態に応じた前記信号を受け、
前記信号に基づき、複数の前記曲げセンサーの前記状態の組合せによる条件に合致するか否かを判定するとともに、合致する場合には前記条件に応じた処理を行ない、処理結果を前記表示部に表示させる、
ことを特徴とするディスプレイ制御方法。 - 平面視において多角形の形状をなして、画像を表示するための画素を配置した表示部と、
前記表示部の外縁をなす辺のうちの少なくとも2辺の各々に沿って複数個配置され、各々が曲げられている状態に応じた信号を出力する曲げセンサーと、
を備えるディスプレイ装置から、前記曲げセンサーが出力した前記状態に応じた前記信号を受ける過程と、
前記信号に基づき、複数の前記曲げセンサーの前記状態の組合せによる条件に合致するか否かを判定するとともに、合致する場合には前記条件に応じた処理を行ない、処理結果を前記表示部に表示させる課程と、
の処理をコンピューターに実行させるためのプログラム。
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