JPH0312058B2 - - Google Patents

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JPH0312058B2
JPH0312058B2 JP58018999A JP1899983A JPH0312058B2 JP H0312058 B2 JPH0312058 B2 JP H0312058B2 JP 58018999 A JP58018999 A JP 58018999A JP 1899983 A JP1899983 A JP 1899983A JP H0312058 B2 JPH0312058 B2 JP H0312058B2
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JP
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formula
compound
alkyl
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catalyst
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JP58018999A
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JPS58148859A (ja
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Marutein Pieere
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Novartis AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
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Publication date
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Publication of JPH0312058B2 publication Critical patent/JPH0312058B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D471/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
    • C07D471/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D471/06Peri-condensed systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D209/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • C07D209/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom condensed with one carbocyclic ring
    • C07D209/04Indoles; Hydrogenated indoles
    • C07D209/08Indoles; Hydrogenated indoles with only hydrogen atoms or radicals containing only hydrogen and carbon atoms, directly attached to carbon atoms of the hetero ring

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Indole Compounds (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は2,3−位に置換基のないインドー
ル類の新規な製造方法に関する。 最もよく知られたインドール合成〔例えばA.
WeissbergerおよびE.C.Taylor編「The
Chemistry of Heterocyclic Compounds」John
Wiley,(1972年)参照〕は、閉環反応に適した
官能基でオルト−位が置換されているベンゼン誘
導体から出発する〔例えばMandelung−インド
ール合成およびReissert−インドール合成参照〕。
しかしベンゼン誘導体のオルト−置換は極めて困
難なために、オルトーおよびパラ置換されたベン
ゼン誘導体に導き、上記の合成に必要な原料を、
まず相当するパラー置換されたベンゼン誘導体か
らかなり費用のかかる手段によつて分離しなけれ
ばならない〔例えば、E.S.Gould,
Mechanismusund Struktur in der org.
Chemie,Chemie出版社,バインハイム
(Weinheim),1964年,517頁参照〕。この方法の
経済性は従つて不満足なものである。その他の公
知の方法、例えばFisher−,BischlerおよびJapp
−Klingemann−インドール合成並びに米国特許
第3564009号明細書に記載されている方法は酸触
媒による転位反応に基づくものであり、一部では
高い反応温度を必要とする。多くのインドール誘
導体は酸および/または熱に敏感なため、この方
法ではよい収量は得られない。またこの転位反応
は、2位および/または3−位が置換されたイン
ドール類に導かれるような適当に置換されている
原料(アリールヒドラゾン、またはアリールアミ
ンあるいはN1−アシルフエニルヒドラゾンとの
反応に付されるケトン)を用いることによつての
み行うことができる。2位および3−位が置換さ
れていないインドール類はこの転位反応によつて
得ることはできない。 更にN−トリフルオルアセチルインドールもN
−(トリフルオルアセチル)−アニリノアセタール
と過剰の無水トリフルオル酢酸との還流トリフル
オル酢酸中での反応により得ることができる〔例
えば、J.Org.Chem,46,788−782(1981)参照〕。 本発明の対象は、式 〔式中、Zは水素または−COR基(基中、R
は水素、C1-4−アルキル、C1-4アルコキシ、C1-4
−ハロゲンアルキル、C2-4−アルケニル、ベンジ
ルまたはアルキル基を表わす。)を表わし、Xお
よびYは互に独立したものであつて、各々水素、
ハロゲン原子、C1-4−アルキル、またはフエニル
基を表わすか、または一緒になつて、好ましくは
5,6−位に結合した−CH=CH−CH=CH−
を表わすか、またはXは7位に結合し、Rと一緒
になつて、−CH2CH2−を表わす。〕 で示される2位および3位に置換基のないインド
ールを温和な反応条件下で高収率で製造するにあ
たり、式 〔式中、R,XおよびYは式の場合と同じ意
味を表わし、XとRが一緒になつて−CH2CH2
を表わす場合にはXは−N(OH)−CORに対して
オルト位に結合する。〕 で示される化合物を水銀触媒またはパラジウム触
媒の存在下で0〜120℃の温度にて式 CH2=CH−OCOR′ () 〔式中、R′はC1-4−アルキルまたはフエニル基
を表わす。〕 で示される化合物と反応させ、所望によりZ=−
CORの式の化合物をケン化する(Z=Hとす
る)ことを特徴とする新規な簡単で工業的に有利
な製造方法である。 本発明方法の他の長所は、この方法により直接
簡単にN−アシルインドールが得られることにあ
る。このN−アシル保護基は次の反応に対してし
ばしば有利であるか、または絶対に必要である。
N−アシルインドールは一般に相当するN−未置
換インドールのアシル化によつて製造される。し
かしインドールの3−位が置換されていない場合
には、この位置も一部または主要部がアシル化さ
れるので、次に異なる生成物を分離する必要があ
る〔例えば、Synthesis,Comm,389(1981)参
照〕。所望の場合には、前記の保護基はケン化に
よつて容易に除去することができる。 アルキル基R′、アルキル、アルコキシ、ハロ
ゲンアルキルおよびアルケニル基R、アルキルお
よびアルコキシ基XまたはY、または置換基Xも
しくはY中に存在するアルキル基は直鎖状でも分
岐状でもよい。 Xおよび/またはYがハロゲン原子を表わす場
合、または置換基R,Xおよび/またはYがハロ
ゲン原子により置換されている場合には、例えば
臭素原子、特にフツ素原子およびとりわけ、塩素
原子が挙げられる。 アルキル基R′、アルキル、アルコキシ、ハロ
ゲンアルキルまたはアルケニル基Rおよびアルキ
ル、アルコキシ、ハロゲンメチル、−OCO−C1-4
−アルキルまたは−NHCO−C1-4−アルキル基
Xおよび/またはYの例としては以下のものがあ
る:メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル、n−ブチル、sec−ブチル;メトキシ、エト
キシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブ
トキシ;−CH2Cl,−CH2Br,−CHCl2,−CCl3
−CF3,−CH2CH2Cl,−CH2CH2CH2Cl:−CH=
CH2,−CH=CHCH3,−C(CH3)=CH2;−
OCO−メチル,−OCO−エチル,−OCO−n−プ
ロピル,−OCO−イソプロピル;−NHCO−メチ
ル,−NHCO−エチル,−NHCO−n−プロピル,
−NHCO−n−ブチル。 アルキル基R′、アルキル、アルコキシおよび
ハロゲンアルキル基R並びにアルキル、アルコキ
シ、−OCO−アルキルおよび−NHCO−アルキル
基Xおよび/またはYは、アルキル基のC−原子
数が1または2のものが好ましい。アルケニル基
RとしてはC−原子数が3および特に2のものが
好ましい。 本発明の方法においては、一つにはRが水素、
C1-2−アルキル、C1-2−アルコキシ、C1-2−ハロ
ゲンアルキル、ビニルまたはフエニル基を表わ
し、Xが水素を表わし、Yが水素、塩素または
C1-2−アルキル基を表わす式の化合物、特にR
がメチル、−CH2Cl,−CH2CH2Clまたはビニル基
を表わし、XおよびYが水素を表わす式の化合
物を使用するのが好ましい。 他の好ましい化合物として、本発明ではXおよ
びYが一緒になつて−CH2CH2−を表わし、Yが
水素、ハロゲン原子、C1-4−アルキル、C1-4−ア
ルコキシ、−OCO−C1-4−アルキルまたは−CN,
好ましくは水素,塩素またはC1-2−アルキル基、
更に好ましくは水素を表わす式の化合物が使用
される。 式の化合物としては酢酸ビニルを使用するの
が好ましい。 本発明による反応は不活性有機溶媒の存在下で
行うのが好都合である。 適当な有機溶媒は、例えばハロゲン化されてい
てもよい芳香族もしくは脂肪族炭化水素(ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、クロルベンゼン、ジク
ロルベンゼン、n−ペンタン、n−ヘキサン、n
−ヘプタン、クロロホルム、ジクロルメタン、ジ
クロルエタン等);脂肪族および環状エーテル
(アルキル部分のC−原子数が各々1〜4の、例
えばジエチルエーテル、ジ−n−プロピルエーテ
ルおよびジ−イソプロピルエーテルのようなジア
ルキルエーテル、テトラヒドロフラン、テトラヒ
ドロピランおよびジオキサン等);C−原子総数
2〜6を有する脂肪族モノカルボン酸のアルキル
−およびアルコキシアルキルエステル(ギ酸メチ
ル−および−エチルエステル、酢酸−メチル−、
−エチル−、−n−ブチル−および−イソブチル
エステル等);特にC−原子数が2〜5のアルキ
ルニトリル(アセトニトリル、プロピオニトリル
およびブチロニトリル等);ベンゾニトリル;好
ましくはC−原子総数が3〜8の脂肪族ケトン
(アセトン,ジエチルケトン、メチル−イソプロ
ピルケトン、ジイソプロピルケトン、メチル−
tert−ブチルケトン等);アミド(酸部分のC−
原子数が1〜3の、例えびN,N−ジメチルホル
ムアミド,N,N−ジメチルアセトアミド、N,
N−ジエチルアセトアミドのような脂肪族モノカ
ルボン酸のN,N−ジアルキルアミド);ヘキサ
メチルホスホル酸トリアミド(ヘキサメタポール
Hexametapol)。 溶媒として過剰の式の化合物、特に過剰の酢
酸ビニルを使用するのが好ましい。 反応温度は20〜75℃、特に50〜75℃の温度が有
利である。反応は常圧でまたは例えば約10バール
まで昇圧して行うことができる。通常は常圧で行
われる。 水銀触媒としては、例えば酢酸水銀、水銀
()−臭化物、一塩化物または−ヨウ化物、水銀
()塩化物および−ヨウ化物、水銀()シア
ン化物、水銀()−または()硝酸塩、水銀
()チオシアネートを使用することができる。
好ましいのは酢酸水銀である。しかし、特に好ま
しいのは、パラジウム金属または例えば次式で
示される化合物のようなパラジウム触媒である。 MY〔PdLoX () 式中、nは2から4までの整数であり、Xは2
から2 までを表わし、Y=−(X)であり、
MはXが0に等しくない場合に対イオンを表わ
し、Lは同一または異なるものでよく、各々リン
を含有しないリガンド(配位子)、例えばCl,
Br,J,−CN,−NO3,C1-12−アルキル−COO,
CH3CO C ‐HCOCH3,NH3,2,2′−ビピリジ
ル,O−フエナンスロリン,O S ‐(CH32または
−NC−フエニルを表わす。式の適当な化合物
は、例えばPdCl2,PdBr2,Pd(CN)2Pd(NO32
Pd(O2C−C1-12−アルキル)2特にPd
(OOCCH32,Pd(CH3CO C ‐HCOCH32,〔Pd
(NH34〕Cl2,〔PdCl4〕Na2,(PdCl4)Li2,Pd
(OOCCH32−(2,2′−ビピリジル),Pd
(OOCCH32−(O−フエナンスロリン),PdCl2
〔O S ‐(CH32〕およびPdCl2(NC−フエニル)2
ある。 本発明の反応には、また例えば米国特許第
3922299号明細書に記載されている種類のパラジ
ウム錯体、特にPd(OOC−C1-12−アルキル)2
りわけ酢酸パラジウムと、3価のリン化合物また
はヒ素化合物例えばトリアルキル−,トリアリー
ルー,トリアルコキシー,トリフエノキシー,ト
リハロゲンホスフインまたは−アルシンまたは混
合置換された3価のリン−またはヒ素化合物との
錯体を使用することができる。このようなリン−
またはヒ素化合物の例としては以下のものが挙げ
られる:トリフエニルアルシン、ジフエニルメチ
ルホスフイン、ジフエニルメトキシホスフイン、
トリメチルホスフイン、トリエチルホスフイン、
トリ−n−ブチルホスフイン、トリフエニルホス
フイン、フエニル−ジ−n−ブトキシホスフイ
ン、ホスホルトリクロリド、フエニルジクロルホ
スフインおよびトリ−o−トリルホスフイン。 前記の錯体は、錯体として加えてもよく、また
反応の場所、すなわち反応溶媒中で形成してもよ
い。 前記の化合物のほかに、他の酸化段階のパラジ
ウム化合物、例えばビス−(ジ−ベンジリデンア
セトン)パラジウム(O)およびビス(イソニト
リル)パラジウム(O)化合物を使用することが
できる。そのようなイソニトリルの例としては以
下のものが挙げられる:ビス−(シクロヘキシル
イソニトリル)パラジウム(O)、ビス−(イソプ
ロピルイソニトリル)パラジウム(O)、ビス−
(tert−ブチルイソニトリル)パラジウム(O)、
ビス−(p−トリルイソニトリル)パラジウム
(O)、ビス−(フエニルイソニトリル)パラジウ
ム(O)およびビス−(p−メトキシフエニルイ
ソニトリル)−パラジウム(O)。 触媒としては特にLi2PdCl4を使用するのが好ま
しい。 触媒は一般に式の化合物に対して0.001〜20
モル%、好ましくは0.01〜3モル%の量で使用さ
れる。 所望により行われるZ=−CORの式の化合
物をZ=Hの式の化合物とするケン化は公知の
方法によつてアルカリ性溶媒中、好ましくは
KOHまたはNaOHの水性メタノール溶液中で行
うことができる。本発明により得られる式のイ
ンドールは、更に所望の場合には、例えばActa
Chim.Acad Sci Hung,67,229−239(1971)に
記載されている方法に準じて、触媒を用いて相当
するインドールに還元することができる。この接
触水添には特にZが−CORの式の化合物が適
している。本発明の対象には式の化合物および
それから製造されるインドリンも、それらが新規
なものであるかぎり含まれる。 式および式の原料化合物は公知であるか、
または公知の方法によつて製造される。式の化
合物は例えばN−フエニル−ヒドロキシルアミン
と相当するアシルクロリドとの塩基として
NaHCO3の存在下での反応によつて製造するこ
とができる。 XとRが一緒になつて先に定義した環を形成し
ない式の化合物は、例えばインジゴ染料の製造
に適している〔例えば、J.Org.Chem.43,2882
(1978)〕。式の化合物および/またはそれから
得られるインドリン、更に特にXが7位に結合し
てRと一緒になつて−CH2CH2−を表わすものは
薬剤または農薬、例えば除草剤、除黴剤または殺
菌剤としても利用され、また生物活性物質の製造
原料として有用である〔例えばJ.Agric.Food
Chem.29,576−579(1981);英国特許第1394373
号;特開昭55−72162(抄録CA,94,103159d
(1981);CA,89,24081r(1978);米国特許第
3564009号参照〕。ある種類のN−アシルインドー
ルは光化学シクロ付加反応にも適している〔例え
ばJ.C.S.Chem.Comm,13(1973)および311
(1973)並びにTetrahedron Letters,21,3403
(1980)参照〕。 例 1: N−ヒドロキシ−N−(β−クロルプロピオニ
ル)−アニリン50g(0.25モル)を酢酸ビニル200
ml中に入れる。これにLi2PdCl41gを加える。60
℃で4時間撹拌後、反応混合物を塩水で洗浄し、
濃縮する。固体残留物をジエチルエーテル/n−
ヘキサンから再結晶する。N−(3−クロルプロ
ピオニル)−インドールが43.1g(理論量の83%)
得られる。融点67℃。IR−スペクトル
(CHCl3):1705(CO)。NMR−スペクトル
(100MHz,CDCl3):3.27および3.91(各々t,J
=各々7;各々CH2);6.60(d,J=4,CH);
7.81−7.60(m,4H);8.47−8.38(m,CH)ppm,
N−(3−クロルプロピオニル)−インドールは新
規化合物である。使用したN−ヒドロキシ−N−
(β−クロルプロピオニル)−アニリンは以下のよ
うにして製造される:フエニルヒドロキシルアミ
ン150g(1.38モル)、NaHCO3151g(1.8モル)
および酢酸エチルエステル550mlを0℃に保つ。
これに1.5時間以内にβ−クロルプロピオニルク
ロリド173.4g(1.38モル)を酢酸エチルエステ
ル150mlに溶かした溶液を滴下する。 次に氷浴を除去した後、更に2時間撹拌する。
反応混合物を過し(NaCl)、洗浄して濃縮す
る。固体残留物を少量のジエチルエーテルにより
浸出する。N−ヒドロキシ−β−クロルプロピオ
ニルアニリン261.2g(理論量の95%)を白色結
晶粉末として得る。融点87−88℃。下記の例2〜
4および6〜11で使用した式の原料化合物は公
知であるか、または同様の方法により製造するこ
とができる。 例 2: 例1と同様にして、N−ヒドロキシ−N−ホル
ミルアニリン3.1g、Li2PdCl4200mgおよび酢酸ビ
ニル60mlを55℃で6時間反応させる。後処理して
N−ホルミルインドールを得る。IR−スペクト
ル(CHCl3):1600(CO)NMR−スペクトル
(100MHz,CDCl3):6.54(巾広いd,J=5Hz,
CH);7.0−7.3(m,4H);8.02(巾広いd,J=
6Hz,CH);8.68(s,H−CO)ppm。 例 3: N−アセチル−N−ヒドロキシアニリン30.0
g、Li2PdCl42gおよび酢酸ビニル400mlを50〜55
℃で5時間撹拌する。黒色の反応溶液を濃縮し、
トルエン/酢酸エチルエステル(4:1)中で少
量のシリカゲルを用いて過する。液を濃縮し
て28.9gの黄色油状物としてN−アセチルインド
ールを得る。沸点146−149℃/1600pa。IR−ス
ペクトル(CHCl3):1710(CO)。NMR−スペク
トル(100MHz、CDCl3):2.77(s,CH3);6.77
(d,J=4,CH);7.3−7.8(m,4H);8.6(m,
1H)ppm。 例 4: N−メトキシカルボニル−N−ヒドロキシアニ
リン12.0gを酢酸ビニル120mlに溶かした溶液を
Li2PdCl4200mgと共に60℃で7時間かきまぜ、塩
水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥して濃縮す
る。シリカゲルを用いたクロマトグラフイ(トル
エン/酢酸エチルエステル4:1)によりN−メ
トキシカルボニルインドール7.3gが無色油状物
として遊離する。IR−スペクトル(CHCl3):
1730(CO)。NMR−スペクトル(60MHz,
CDCl3):1.47(t,J=7,CH3);4.47(q,J
=7,CH2);6.53(d,J=3.5,CH);7.1−7.7
(m,4H);8.13(m,1H)ppm。クロマトグラ
フイの第2のフラクシヨンとして黄色油状物のO
−アセチル生成物1.4gを得る。 例 5: N−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2,3,4
−テトラヒドロキノリン10.0g〔J.Pharm.
Pharmacol.16,773(1964)により調製〕酢酸ビ
ニル100mlおよびLi2PdCl40.5gを60℃で2時間か
きまぜる。次に塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥し濃縮する。残留物をシリカゲルによつて
クロマトグラフイにかける(トルエン/酢酸エチ
ルエスチル1:1)。結晶性の5,6−ジ−ヒド
ロ−4H−ピロロ−〔3,2,1−i,j〕−キノ
リン−4−オンを得る。融点102−104℃。IR−
スペクトル(CHCl3):1720(CO),NMR−スペ
クトル(100MHz,CDCl3):2.7(m,2H);2.95
(m,2H);6.46(d,J=4,CH);6.8−7.3
(m,3H);7.47(d,J=4,CH)ppm。 例 6: N−ヒドロキシベンズアニリド8.3gを酢酸ビ
ニル125mlおよびLi2PdCl4250mgと共に4.5時間60
℃で加熱する。反応混合液を塩水で洗浄し、硫酸
マグネシウムにより乾燥して濃縮する。固体残留
物をジエチルエーテルにより浸出する。このとき
少量の結晶性ベンズアニリドが沈澱する。浸出物
を濃縮し、シリカゲルによつて(トルエン/ジエ
チルエーテル1:1)クロマトグラフイにかけ
る。N−ベンゾイルインドール6.2gを第1のフ
ラクシヨンとして得る。融点54−55℃。IR−ス
ペクトル(CHCl3):1710(CO)。NMR−スペク
トル(100MHz,CDCl3):6.52(d,J=4,
CH);7.1−7.7(m,9H);8.38(m,1H)ppm。 例 7: N−ヒドロキシ−アクリルアニリド26.0gを酢
酸ビニル250ml中でLi2PdCl40.5gの存在下に50℃
で4時間撹拌する。反応混合物の樹脂状部分をデ
カンテーシヨンして分離し、濃縮する。残留物を
シリカゲルを用いて過する(ジエチルエーテ
ル/シクロヘキサン1:1)。液を濃縮し、少
量のジエチルエーテルを用いて結晶化させる。N
−アクリロイルインドール20.1gを得る。融点46
−48℃。IR−スペクトル(CHCl3:1690(CO)。
NMR−スペクトル(100MHz,CDCl3):5.95
(ABXのX部,J=2および10,CH);6.5−7.1
(ABXのAB),J=2,10および16,CH2及び
d,J=3,CH);7.2−7.6(m,4H);8.5(m,
CH)ppm。 例 8: N−ヒドロキシ−クロルアセチルアニリド31.6
g酢酸ビニル300mlおよびLi2PdCl40.3gを8時間
還流温度に保つ。反応混合物を濃縮し、シリカゲ
ルを用いてクロマトグラフイにかける(トルエ
ン/酢酸エチルエステル1:1)。2つのフラク
シヨンを得る。第1のフラクシヨンからN−クロ
ルアセチルインドールの結晶が得られる。融点
110−112℃。IR−スペクトル(KBr):1705
(CO)、NMR−スペクトル(100MHz,DMSO−
d6):5.02(s,CH2);6.72(d,J=4,CH);
7.1−7.7(m,3H);7.79(d,J=4,CH);8.3
(m,1H)ppm。第2のフラクシヨンからはN−
クロルアセチル−2−ヒドロキシインドリン(融
点121−122℃)が得られる。このものはKHSO4
を用いて沸騰トルエン中で水を脱離させることに
よりインドール誘導体に変換される。 例 9: N−ヒドロキシ−N−アセチル−2−クロルア
ニリン1.0g、酢酸ビニル15mlおよびLi2PdCl420
mgを6時間60℃で撹拌する。冷却後水洗し、硫酸
マグネシウムにより乾燥して濃縮する。残留物を
少量のジエチルエーテルから結晶化させる。N−
アセチル−7−クロルインドールを黄灰色結晶と
して得る。融点81−83℃。IR−スペクトル
(CHCl3):1750(CO)。NMR−スペクトル
(100MHz,CDCl3):2.70(s,CH3);6.63(d,
J=4,CH);7.1−7.6(m,4H)ppm。 例 10: N−ヒドロキシ−N−アセチル−4−メチルア
ニリン1.2g、酢酸ビニル12mlおよびLi2PdCl450
mgを8時間60℃で撹拌する。反応混合液を塩水で
洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥して濃縮する。
残留物(黒色油状物)をジエチルエーテル/n−
ヘキサンを用いて結晶化させる。N−アセチル−
5−メチル−インドールを黄灰色粉末として得
る。融点56−58℃。IR−スペクトル(CHCl3):
1720(CO)。NMR−スペクトル(100MHz,
CDCl3):2.45(s,CH3);2.61(s,CH3);6.55
(d,J=4,CH);7.1−7.4(m,3H);8.3(m,
1H)ppm。 例 11: N−ヒドロキシ−N−アセチル−3−メチルア
ニリン2.1g、酢酸ビニル25ml、Li2PdCl470mgを
4.5時間60−65℃で撹拌する。反応混合液を塩水
で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥して濃縮す
る。粘稠な残留物の塊りをシリカゲルによりクロ
マトグラフイにかける(トルエン/酢酸エチルエ
ステル1:2)。N−アセチル−4−メチルイン
ドールとN−アセチル−5−メチルインドールの
1:1混合物を得る。IR−スペクトル
(CHCl3):1725(CO)。NMR−スペクトル
(100MHz,CDCl3):2.36および2.43(各々s,
各々CH3);6.38および6.45(各々d,J=各々4,
CH);6.9−7.4(m,3H);8.2(m,1H)ppm。 例 12: N−アセチルインドール13.1gを、NaOH3.7
g、メタノール75mlおよび水37mlからなる溶液中
に入れ、室温で4時間撹拌する。次にメタノール
を留去し、十分に濃縮された反応混合物を水蒸気
蒸留に付す。淡黄色の鱗状結晶としてインドール
を7.7g得る。融点50−52℃。 例 13: N−(β−クロルプロピオニル)−インドール
10.4gをメタノール150ml中で1gのPd/C(Pd
5重量%)を用いて室温にて常圧下で水添する。
1時間後に水素化を止める(水素吸収量=理論量
の102%)。触媒を別し、反応生成物を多量の酢
酸エチルエステルで洗浄する。液を濃縮する。
N−(β−クロルプロピオニル)−インドリン10.2
gを白色粉末として得る。融点,87−88℃。IR
−スペクトル(CHCl3):1665(CO)。NMR−ス
ペクトル(100MHz,CDCl3):2.75(t,J=7,
CH2);3.06(t,J=7,CH2);3.76(t,J=
7,CH2);3.88(t,J=7,CH2);6.8−7.2
(m,3H);8.15(m,1H)ppm。 例 14: 酢酸水銀3gをLi2PdCl41gの代わりに触媒と
して使用して例1と同じ操作を行う。48時間還流
後、塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムにより乾燥
する。濃縮した粗生成物をシリカゲルによりクロ
マトグラフイにかける(トルエン/酢酸エチルエ
ステル4:1)。第1のフラクシヨンからN−(β
−クロルプロピオニル)−インドールの淡黄色結
晶8.4g(理論量の15%)が得られる。融点66−
67℃。
【特許請求の範囲】
1 2−アミノ−4−トリフルオロメチルピリジ
ン。 2 2−ハロゲノ−4−トリフルオロメチルピリ
ジンとアンモニアとを反応させて2−アミノ−4
−トリフルオロメチルピリジンを製造することを
特徴とするアミノトリフルオロメチルピリジン系
化合物の製造方法。

Claims (1)

  1. し、XとRが一緒になつて−CH2CH2−を表わす
    場合にはXは−N(OH)−COR基に対してオルト
    位に結合する。] で示される化合物を水銀触媒またはパラジウム触
    媒の存在下にて0〜120℃の温度で式 CH2=CH−OCOR′ () [式中、R′はC1-4−アルキルまたはフエニル基を
    表わす。] で示される化合物と反応させ、Z=−CORの式
    の化合物を所望によりケン化してZ=Hの式
    の化合物とすることを特徴とする2,3位に置換
    基のないインドール類の製造方法。 2 Rが水素、C1-2−アルキル、C1-2−アルコキ
    シ、C1-2−ハロゲンアルキル、ビニルまたはフエ
    ニル基を表わし、Xが水素を表わし、Yが水素、
    塩素またはC1-2−アルキル基を表わす式の化合
    物を使用することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項に記載の方法。 3 Rがメチル、−CH2Cl,−CH2CH2Clまたはビ
    ニル基を表わし、XとYが水素を表わす式の化
    合物を使用することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項に記載の方法。 4 XとRが一緒になつて−CH2CH2−を表わ
    し、Yが水素、ハロゲン原子、C1-4−アルキル、
    C1-4−アルコキシ、−OCO−C1-4−アルキルまた
    は−CNを表わす式の化合物を使用することを
    特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の方法。 5 XとRが一緒になつて−CH2CH2−を表わ
    し、Yが水素、塩素またはC1-2−アルキル基を表
    わす式の化合物を使用することを特徴とする特
    許請求の範囲第1項に記載の方法。 6 XとRが一緒になつて−CH2CH2−を表わ
    し、Yが水素を表わす式の化合物を使用するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の方
    法。 7 式の化合物として酢酸ビニルを使用するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の方
    法。 8 反応を不活性有機溶媒中で行うことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載の方法。 9 請求項1に記載の方法であつて反応を過剰の
    式の化合物中で行うことを特徴とする方法。 10 請求項9に記載の方法であつて、式の化
    合物が酢酸ビニルである方法。 11 反応を20〜75℃の温度で行うことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載の方法。 12 パラジウム触媒を使用することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項に記載の方法。 13 触媒としてパラジウム金属または式 MY[PdLoX () [式中、nは2から4までの整数であり、Xは2
    から2 までを表わし、Y=(−X)であり、
    MはXがOに等しくない場合には対イオンを表わ
    し、Lは同一または異なるリンを含まないリガン
    ドを表わす。] で示される化合物を使用することを特徴とする特
    許請求の範囲第1項に記載の方法。 14 触媒としてLi2Pdcl4を使用することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の方法。 15 触媒を、式の化合物に対して0.01〜3モ
    ル%の量で使用することを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載の方法。 16 N−(3−クロロプロピオニル)−インドー
    ル。
JP58018999A 1982-02-10 1983-02-09 2,3位に置換基のないインド−ル類の製造方法 Granted JPS58148859A (ja)

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GB8303373D0 (en) 1983-03-16
GB2114568B (en) 1985-11-27
US4598156A (en) 1986-07-01
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