JPH0312055A - ディスククランプ機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、ディスクカートリッジに収納されているディ
スクを、ディスクカートリッジが即動装置に装着されて
いない状態で保持するディスククランプ機構に関する。

［従来の技術］ 記憶媒体を交換可能な外部記憶装置、例えば、磁気ディ
スク装置などでは、記録面への塵埃の付着などを防止す
るために、磁気ディスクなどの記憶媒体をディスクカー
トリッジに収納した状態で扱うようにしている。

通常、このようなディスクカートリッジには、そのディ
スクカートリッジが開動装置などに装着されていない状
態で、収納している磁気ディスクなどの記憶媒体を固定
するためのディスククランプ機構が設けられており、そ
の従来例を第９図に示す。

同図において、磁気ディスク１は、その中心孔が上下か
らはさまれる態様でディスクハブ２に取り付けられてお
り、このディスクハブ２の下端部には、磁気ディスク暉
動装置のスピンドルモータ３のターンテーブル４に結合
するためのアーマチュア５が収り付けられている。なお
、この場合、ターンテーブル４とアーマチュア５とは、
磁気的に結合する。

アーマチュア５は、ディスクカートリッジケース６に穿
設されている取付窓７から突出されるとともに、抜は止
めのための９５ａが形成されており、その縁５ａを係止
するためのクランプ部材８，９が設けられている。

クランプ部材８，９は、その脚部８ａ　、　９ａがディ
スクカートリッジケース６に挿通されており、また、板
バネｔｏ、１１により係止方向に付勢されている。

したがって、ディスクカートリッジを磁気ディスク叩動
装置に装着していない状態では、板バネ１０．１１の付
勢力により、クランプ部材８，９がアーマチュア５の縁
部５ａをディスクカート５リツジケース６の内周面に押
圧し、それによって、磁気ディスクｌが固定される。

この状態では、アーマチュア５の縁部５ａにより、ディ
スクカートリッジケース６の取付窓７が塞がれるので、
外部から塵埃などの異物が侵入することが防止される。

また、ディスクカートリッジを磁気ディスク陣動装置に
装着すると、図示しないローディング機構により位置合
わせされた状態でディスクカートリッジがターンテーブ
ル４の方向に移動され、それによって、アーマチュア５
とターンテーブル４が結合する。それとともに、スピン
ドルモータ３の取付面に直立配設されている解除ピン１
２．１３が、クランプ部材８，９の脚部８ａ　、　９ａ
を下から押し上げ、それによって、クランプ部材８，９
によるアーマチュア５の押圧が解除されるので、磁気デ
ィスク１を回転することができる。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、このような従来機構では、次のような不
都合を生じていた。

すなわち、板バネｔｏ、１１がその取付端を軸として回
転変位するために、板バネ１０．１１のカートリッジ厚
み方向の移動ストロークが大きい。

したがって、板バネｔｏ、１１が磁気ディスク１をキズ
つけないようにするため、板バネｔｏ、１１と磁気ディ
スクｌまでの距離を十分大きく設定する必要があり、そ
のために、ディスクカートリッジの厚さ寸法が大きくな
るという不都合を生じる。

また、ディスクカートリッジを取り扱うオペレータがア
ーマチュア５を押すと、アーマチュア５が内側に引っ込
むので、塵埃などが侵入するおそれがある。

これを防止するためには、板バネｔｏ、１１の付勢力を
十分に大きくすればよいが、その場合には、クランプ部
材８，９によるアーマチュア５の抑圧を解除するために
必要な操作力が大きくなり、操作性が悪くなるという不
都合を生じる。

一方、ディスクカートリッジを磁気ディスク装置に装着
するとき、ローディング機構がディスクカートリッジの
位置決めを行なうが、通常、磁気ディスクｌを回転して
いるときにアーマチュア５と、ディスクカートリッジケ
ース６の取付窓７が接触しないように、それらの間にあ
る程度のすきまを形成しているため、そのすきまの距離
だけアーマチュア５がディスクカートリッジケース６の
取付窓７に対して自由に移動することができる。

このために、第１０図（ａ）、（ｂ）に示すように、ア
ーマチュア５に形成されている挿入孔５ｂが、ターンテ
ーブル４の軸４ａに対して変位し、それらのずれが大き
くなった場合には、アーマチュア５をターンテーブル４
に適切に取り付けられなくなったり（チャッキングミス
）、磁気ディスク１の偏心が生じるなどの不都合を生じ
ていた。

本発明は、このような従来装置の課題を解決し。

ディスクカートリッジの密閉性を良好にするとともに、
チャッキング時の不都合を解消することができるディス
ククランプ機構を提供することを目的としている。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、ディスクカートリッジケースの外側から挿入
されて挿入端がディスクハブに固定され他端がターンテ
ーブルに結合される縁付き取付部材と、この縁付き取付
部材の外周部よりも外側で回動自在に支持されるととも
にその一端が林付き取付部材の縁に外側から係合可能に
されている腕部材と；この腕部材を係合方向に付勢する
付勢部材と、ディスクカートリッジが駆動装置に装着さ
れたときに腕部材の他端を押して当該腕部材による縁付
き取付部材の付勢を解除する解除ピンと、縁付き取付部
材の綾部に当接してその縁付き取付部材を半径方向に付
勢する半径方向付勢手段と、ディスクカートリッジが駆
動装置に装着されたときにこの半径方向付勢手段による
経付き取付部材の付勢を解除する解除手段を備えたもの
である。

［作用コ したがって、縁付き取付部材を固定するための腕部材が
ディスクカートリッジの外側に配設されているので、デ
ィスクカートリッジの内部にその腕部材の運動のための
空間が不要となり、ディスクカートリッジの厚み寸法を
小さくすることができる。縁付き取付部材がディスクカ
ー１へリッジケースの外面に付勢されているので、取り
扱い時に縁付き取付部材を押してもディスクカートリッ
ジケースとの間にすきまが形成されることがなく、外部
から塵埃などが侵入することが防止される。

また、縁付き取付部材をその半径方向に付勢して移動を
規制しているので、ターンテーブル取付時のチャッキン
グミスなどの発生が抑制される。

［実施例］ 以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施例を詳細
に説明する。

第１図は、本発明の一実施例にかかるディスククランプ
機構を示している。なお、同図において、第９図および
第１０図（ａ）、（ｂ）と同一部分あるいは相当する部
分には同一符号を付している。

同図において、上下に２分割されているディスクカート
リッジ２０の下ケース２１の中心部は、縁付きのアーマ
チュア（縁付き取付部材）２２の縁２２ａの外周よりも
大きい径で、ケース内側に立ち下がる断差２３が設けら
れており、その断差２３の中央部には、アーマチュア２
２が挿入される挿入窓２３ａが形成されている。

断差２３の壁２３ｂには、アーマチュア２２の縁２２ａ
を係止するためのクランプアーム２４　、２５が収容さ
れる部屋２３ｃ、　２３ｄが設けられている。

クランプアーム２４，２５は、その両側に突出するよう
に一体的に形成されている軸（後述）により、部屋２３
ｃ、　２３ｄの側面に回動自在に支持されており。

また、その一方の軸に巻回されているコイルスプリング
（後述）により係止方向に付勢されている。

また、クランプアーム２４　、２５は、アーマチュア２
２の縁２２ａを係止している状態で、下ケース２１の面
よりも外側に突出しないようにその寸法が設定されてお
り、また、磁気ディスク駆動装置に配設されている解除
ピン１２．１３が係合するための係合穴２４ａ、２５ａ
が形成されている。

磁気ディスク３０は、２分割されているディスクハブ３
１に、上下からはさまれる態様で取り付けられており、
ディスクハブ３１はアーマチュア２２に固定されている
。

また、磁気ディスク３０の下ケース２１側に配設されて
いる保護リング３２は、磁気ディスク３０が下ケース２
１の内面部に直接衝突することを防止するためのもので
ある。

また、磁気ディスクＩｇＩ動装置に配設されている高さ
基準ピン３３．３４は、ターンテーブル４に対するディ
スクカートリッジ２０の高さを規定するためのものであ
り、ディスクカートリッジ２０の下ケース２１には、高
さ基準ピン３３．３４が挿入される位置決め孔３５．３
６が形成されている。

以上の構成で、ディスクカートリッジ２０を磁気ディス
ク装置に装着していない状態では、クランプアーム２４
　、２５がアーマチュア２２の縁２２ａを外側から付勢
し、それにより、縁２２ａの反対面が断差２３の面に密
着する。

これにより、取付窓２３ａが完全に塞がれて、外からの
塵埃などの侵入が防止されるとともに、アーマチュア２
２が固定されて、磁気ディスク３０が固定される。

そして、ディスクカートリッジ２０を磁気ディスク装置
に装着すると、図示しないローディング機構がディスク
カートリッジ２０の位置決め孔３５　、３６を高さ基準
ピン３３．３４に位置決めした状態で、ディスクカート
リッジ２０をターンテーブル４の方向に移動する。

これにより、第２図に示すように、解除ピン１２゜１３
がクランプアーム２４，２５の係合孔２４ａ、２５ａに
係合してコイルスプリングの付勢力に抗してクランプア
ーム２４　、２５を押し込み、それによって、アーマチ
ュア２２が移動可能になるとともに、ターンテーブル４
の軸４ａがアーマチュア２２の中心孔２２ｂに挿入され
た状態でターンテーブル４にアーマチュア２２が結合さ
れる。

このようにして、磁気ディスク３０がアーマチュア２２
およびディスクハブ３１を介してターンテーブル４に結
合されて、スピンドルモータ３の回転につれて回転する
。

また、オペレータがディスクカートリッジ２０を取り扱
っているときに、アーマチュア２２を押したとき、アー
マチュア２２は断差２３により強く押しつけられるので
、取付窓２３ａとアーマチュア２２の間にすきまが形成
されることがなく、外部より塵埃などが侵入することが
防止される。

ここで、アーマチュア２２の縁２２ａの外周と断差２３
の内周とのすきまを、アーマチュア２２の外周と取付窓
２３ａとのすきまおよび磁気ディスク３０の外周とディ
スクカートリッジ２０の内周とすきまより小さく設定し
ておくことで、アーマチュア２２と取付窓２３ａが接触
したり、磁気ディスク３０の外周とディスクカートリッ
ジ２０の内周が接触することを防止することができるの
で、ディスクカートリッジ２０で塵埃が発生することを
防止できる。

第３図は、クランプアーム２４およびその取り付けの一
例を示している。なお、クランプアーム２５の形状およ
び取り付は態様は、クランプアーム２４と同じなので省
略する。

クランプアーム２４には、両側面に突出するように軸２
４ｂ、２４ｃが一体整形されており、一方の軸２４ｂに
は、コイルスプリング２４ｄが挿通される。

その状態で、断差２３の部屋２３ｃに形成された軸受部
２３ｃａ　、　２３ｃｂに、それぞれ軸２４ｂ、２４ｃ
が挿通され、これによって、クランプアーム２４が回動
自在に取り付けられる。

また、部ｆｉ２３ｃの平面部に形成されている幅広の突
起２３ｃｃは、コイルスプリング２４ｄの寸法を逃すた
めのものである。

ところで、軸受部２３ｃａ　、　２３ｃｂは、下ケース
２１に一体整形されるため、第４図に示すように、製造
上、軸受部２３ｃａ　、　２３ｃｂの部分に整形用にげ
孔が形成される。そこで、このにげ孔をふさぐために、
反対側よりシアル２３ｃｄを貼り付けている。

また、クランプアーム２４の組立性を向上するために、
各部の寸法を次のように設定している。

すなわち、部屋２３ｃの幅寸法をａ、クランプアーム２
４の幅寸法をｂ、軸２４ｂの突出長さをＣ１軸２４ｃの
突出長さをｄ、軸２４ｂの基部からクランプアーム２４
の側端部までの寸法をｅ、コイルスプリング２４ｄの自
由長をｆ、圧縮時の長さをｆ′とすると、以下の式（１
）、（ＩＴ）、（ｉｎ）、（ＩＶ）が成立するように各
部の寸法を設定する。

ｅ　）　ｆ’　　　　　　　　・・・・・・　　（ＩＶ
）式（１）は、クランプアーム２４を装着できるための
条件を示し、式（ＩＩ）はクランプアーム２４の脱落防
止のための条件を示し、式（ＩＩＩ）はクランプアーム
の脱落防止方向の押し付けのための付勢力を発生させる
条件を示し、式（ＩＶ）はクランプアーム２４を組付け
るための条件を示す。

これらの条件を満たすことで、クランプアーム２４の組
付けを容易にするとともに、クランプアーム２４の脱落
を防止することができる。

第６図は、本発明の他の実施例にかかるディスクカート
リッジ２０′を示している。

このディスクカートリッジ２０′は、第１図に示した実
施例と同じアーマチュア２２を固定するためのクランプ
アーム２４　、２５に加えて、アーマチュア２２を半径
方向に付勢して固定するためのクランプアーム４０を備
えている。

このクランプアーム４０は、第７図に示すように、断差
２３の壁２３ｂに設けられた部屋２３ｅの側面に、その
両側に突出するように一体的に形成されている軸により
、回動自在に支持されており、その一方の軸に巻回され
ているコイルスプリング４０ａにより、アーマチュア２
２のｉ＄２２ａを押し付ける方向に付勢されている。

また、クランプアーム４０は、アーマチュア２２の縁２
２ａを押し付けている状態で、下ケース２１の面よりも
外側に突出しないようにその寸法が設定されており、ま
た、磁気ディスク郭動装置に配設されている解除ピン４
１が係合するための係合穴４０ｂが形成されている。

したがって、ディスクカートリッジ２０′を磁気ディス
ク駆動装置に装着していない状態では、クランプアーム
４０にコイルスプリング４０ａの付勢力が作用し、それ
によって、クランプアーム４０の端部がアーマチュア２
２のａ２２ａを押し付けるので、アーマチュア２２の半
径方向への移動がほぼ規制される。

そのため、ディスクカートリッジ２０’を磁気ディスク
駆動装置に装着するときには、ディスクカートリッジ２
０″に対するアーマチュア２２の位置がほぼ一定に決ま
っているので、アーマチュア２２をターンテーブル４に
適切にチャッキングすることができる。

また、このときには、解除ピン４１が係合穴４０ｂに挿
入され、コイルスプリング４０ａの付勢力に抗して、ク
ランプアーム４０が押し込まれるので、第８図に示すよ
うに、クランプアーム４０によるアーマチュア２２の固
定が解除され、それによって、アーマチュア２２を自由
に回転することができる。

なお、クランプアーム４０の取付方法、および、各部の
寸法の設定方法は、クランプアーム２４，２５と同じも
のを用いることができる。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば、縁付き取付部材
を固定するための腕部材がディスクカートリッジの外側
に配設されているので、ディスクカートリッジの内部に
その腕部材の運動のための空間が不要となり、ディスク
カートリッジの厚み寸法を小さくすることができる。ａ
付き取付部材がディスクカートリッジケースの外面に付
勢されているので、取り扱い時に縁付き取付部材を押し
てもディスクカートリッジケースとの間にすきまが形成
されることがなく、外部から塵埃などが侵入することが
防止される。また、縁付き取付部材をその半径方向に付
勢して移動を規制しているので、ターンテーブル取付時
のチャッキングミスなどの発生が抑制されるという効果
を得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例にかかるディスククランプ機
構を示す概略断面図、第２図はチャッキング時の第１図
の装置の動作を示した概略断面図、第３図はクランプア
ームの一例および取り付は態様の一例を示す概略斜視図
、第４図は第３図のＡ−Ａ’矢視断面図、第５図（ａ）
　、　（ｂ）　、　（ｃ）はクランプアームの取付のた
めの各部の寸法を示す概略図、第６図は本発明の他の実
施例にかかるディスクカートリッジを示す概略斜視図、
第７図は本発明の他の実施例にかかるクランプアームを
示す概略断面図、第８図はチャッキング時の第７図の機
構の動作を示した概略断面図、第９図はディスククラン
プ機構の従来例を示す概略断面図、第１０図（ａ）　、
　（ｂ）はア−マチュアの位置ずれを説明するための部
分断面図。 １２．１３．４１・・・解除ピン、２２・・・アーマチ
ュア、２２ａ・・・縁、２４，２５．４０・・・クラン
プアーム、２４ｄ、４０ａ・・・コイルスプリング。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ディスクカートリッジに収納されているディスク
   状記憶媒体を、ディスクカートリッジが駆動装置に装着
   されていない状態で保持するディスククランプ機構にお
   いて、ディスクカートリッジケースの外側から挿入され
   て挿入端がディスクハブに固定され他端がターンテーブ
   ルに結合される縁付き取付部材と、この縁付き取付部材
   の外周部よりも外側で回動自在に支持されるとともにそ
   の一端が上記縁付き取付部材の縁に外側から係合可能に
   されている腕部材と、この腕部材を係合方向に付勢する
   付勢部材と、ディスクカートリッジが駆動装置に装着さ
   れたときに上記腕部材の他端を押して当該腕部材による
   上記縁付き取付部材の付勢を解除する解除ピンを備えた
   ことを特徴とするディスククランプ機構。
2. （２）ディスクカートリッジに収納されているディスク
   状記憶媒体を、ディスクカートリッジが駆動装置に装着
   されていない状態で保持するディスククランプ機構にお
   いて、ディスクカートリッジケースの外側から挿入され
   て挿入端がディスクハブに固定され他端がターンテーブ
   ルに結合される縁付き取付部材と、この縁付き取付部材
   の外周部よりも外側で回動自在に支持されるとともにそ
   の一端が上記縁付き取付部材の縁に外側から係合可能に
   されている腕部材と、この腕部材を係合方向に付勢する
   付勢部材と、ディスクカートリッジが駆動装置に装着さ
   れたときに上記腕部材の他端を押して当該腕部材による
   上記縁付き取付部材の付勢を解除する解除ピンと、上記
   縁付き取付部材の縁部に当接してその縁付き取付部材を
   半径方向に付勢する半径方向付勢手段と、ディスクカー
   トリッジが駆動装置に装着されたときにこの半径方向付
   勢手段による上記縁付き取付部材の付勢を解除する解除
   手段を備えたことを特徴とするディスククランプ機構。