JPH03120098A - N倍モード用熱転写シート - Google Patents

N倍モード用熱転写シート

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JPH03120098A
JPH03120098A JP1257835A JP25783589A JPH03120098A JP H03120098 A JPH03120098 A JP H03120098A JP 1257835 A JP1257835 A JP 1257835A JP 25783589 A JP25783589 A JP 25783589A JP H03120098 A JPH03120098 A JP H03120098A
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JP
Japan
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layer
thermal transfer
ink layer
transfer sheet
adhesive layer
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Pending
Application number
JP1257835A
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English (en)
Inventor
Hirokatsu Imamura
今村 寛克
Jiro Onishi
二郎 大西
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は熱転写シートに関し、更に詳しくは被転写材の
搬送速度を熱転写シートの搬送速度よりも犬にして行う
熱転写方法(以下単にN倍モード法という)に有用な熱
転写シートに関する。
(従来の技術及びその問題点) 従来、コンピューターやワードプロセッサーの出カブリ
ントを熱転写方式によって印字する場合には、基材フィ
ルムの一方の面に熱溶融性インキ層を設けた熱転写シー
トが使用されている。
上記従来の熱転写シートは、基材フィルムとして厚さ1
0乃至20μmのコンデンサ紙やパラフィン紙の様な紙
或いは厚さ3乃至20μmのポリエステルやセロファン
の様なプラスチックのフィルムを用い、ワックスに顔料
や染料等の着色剤を混合した熱溶融性インキ層をコーテ
ィングにより設けて製造したものである。
上記熱転写シートを用いる熱転写方法の1つの問題は、
同一箇所では1回の印字しか行えず、従って印字の幅と
同一の幅の熱転写シートが消費されるという経済性の問
題である。
この様な問題を解決する方法としては、同一箇所で複数
回の印字が可能な多数回印字用熱転写シートを使用する
方法が知られているが、この方法では使用回数に従って
印字濃度が低下して均一濃度の印字が困難であるという
問題がある。
又、別の方法としては、被転写材の搬送速度を熱転写シ
ートの搬送速度よりも相対的に大にして(両者の搬送方
向は同一方向でも逆方向でもよい)行うN倍モード方法
がある。この方法では被転写材の搬送速度をNとし、熱
転写シートの搬送速度をNo としN>N’ とすると
、印字距離はNでありながら、熱転写シートの消費量は
Noであり、例えば、N=5、N゛=1とすると、熱転
写シートの消費量は従来の115となり非常に経済的で
ある。
しかしながら、この方法では被転写材と熱転写シートと
が相対的に摩擦されながら移動することから、被転写材
に地汚れや印字の尾引きが発生し、鮮明且つ高解像度の
印字が困難であるという問題がある。
地汚れの問題を解決する方法として、インキ層の表面に
無色のワックス層を形成する方法があるが、この表面樹
脂層は摩擦によって容易に取り去られ、十分な解決策【
こはなっていない。又、N倍モード法では、インキ層は
徐々に剥離転写されることから、インキ層を転写後にも
基材フィルムには薄いインキ層が残っており、該インキ
層が前記と同様に地汚れや尾引きの原因となるため、表
面層のみでは十分な問題解決にはならない。
従って、本発明の目的は以上の如き欠点を解決し、印字
時の地汚れ、尾引き等がな(、更に印字の濃度や解像性
等が改良されたN倍モード用熱転写シートを提供するこ
とである。
(問題点を解決する為の手段) 上記目的は以下の本発明によって達成される。
即ち、本発明は、基材フィルムの一方の面に、実質的に
無色の剥離性接着層を介して、加熱により溶融する転写
インキ層を設けたことを特徴とするN倍モード用熱転写
シートである。
(作  用) 基材フィルムとインキ層との間に実質的に無色の接着層
を設けることによって、インキ層が転写後には無色の層
となるため、印字後の熱転写シートと被転写材との擦れ
による地汚れや尾引きの問題が解決される。
(好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様により本発明を更に詳しく説明す
る。
本発明で用いる基材フィルムとしては、従来の熱転写シ
ートに使用されていると同じ基材フィルムがそのまま用
いることが出来ると共に、その他のものも使用すること
が出来、特に制限されない。
好ましい基材フィルムの具体例としては、例えば、ポリ
エステル、ポリプロピレン、セロハン、ポリカーボネー
ト、酢酸セルロース、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、
ポリスチレン、ナイロン、ポリイミド、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリビニルアルコール、弗素樹脂、塩化ゴム、ア
イオノマー等のプラスチックフィルム、コンデンサー紙
、パラフィン紙等の紙類、不織布等があり、又、これら
を複合した基材フィルムであってもよい。
この基材フィルムの厚さは、その強度及び熱伝導性が適
切になる様に材料に応じて適宜変更することが出来るが
、その厚さは、好ましくは、例えば、2乃至25μmで
ある。
本発明では上記基材フィルムの面に剥離性接着層を介し
て熱溶融性インキ層を必要な材料を配合したインキから
形成する。
剥離性接着層は、基材フィルムに接着していると共に、
インキ層とも接着性がよく、印字時にインキ層が一度に
剥離するのを防止すると共に、最後のインキ層が転写さ
れた後は、実質的に無色の層となり、地汚れや印字の尾
引きを防止する作用をするものである。この様な作用を
有する様に剥離接着層は、後述のインキ層の形成に使用
するワックスを主成分とし、これに接着性のある熱可塑
性樹脂を併用して形成するのが好ましい。剥離性接着層
の厚みは特に限定されないが、熱転写時の熱感度を低下
させないためにはO12乃至5μm程度の範囲が好まし
い。
上記剥離性接着層上に設けるインキ層は、着色剤とビヒ
クルとからなり、更に必要に応じて種々の添加剤を加え
たものでもよい。上記着色剤としては、有機又は無機の
顔料若しくは染料のうち、配録材料として良好な特性を
有するもの、例えば、十分な着色濃度を有し、光、熱、
温度等により変褪色しないものが好ましい。勿論、ブラ
ックの他にシアン、マゼンタ、イエロー等積々の色の着
色剤をも用いることが出来る。
本発明においては、比較的小面積のインキ層によりN倍
の印字を行う為に、インキ層の着色剤;農度は比較的高
濃度に設定する必要があり、インキ層の厚みにもよるが
、インキ層が3乃至20μmの好ましい範囲においては
、好ましい濃度は20乃至70重量%、より好ましくは
30乃至50重量%の範囲であり、濃度が低過ぎると印
字濃度が不足し、又、高過ぎると、紙に対するインキの
濡れが悪(、ボイドが発生し易く好ましくない。
使用するビヒクルとしては、ワックスを主成分とし、そ
の他ワックスと乾性油、樹脂、鉱油、セルロース及びゴ
ムの誘導体等との混合物が用いられる。
ビヒクルとしては、ワックスを主成分とし、その他ワッ
クスと乾性油、樹脂、鉱油、セルロース及びゴムの誘導
体等との混合物が用いられる。
ワックスの代表例としては、マイクロクリスタノンワッ
クス、カルナウバワックス、パラフィンワックス等があ
る。更に、フィッシャートロプシュワックス、各種低分
子量ポリエチレン、木ロウ、ミツロウ、鯨ロウ、イボタ
ロウ、羊毛ロウ、セラックワックス、キャンデリラワッ
クス、ペトロラクタム、−都度性ワックス、脂肪酸エス
テル、脂肪酸アミド等、種々のワックスが用いられる。
以上の着色剤とビヒクルからなるインキは、100℃に
おける溶融粘度が300cps以上になる様に配合する
ことが好ましく、ワックスのみでは溶融粘度を300c
ps以上に出来ない場合には、ビニル系樹脂等の各種の
熱可塑性樹脂を併用してその凝集力を上げ溶融粘度を向
上させることが出来る。通常、ビニル系樹脂をワックス
の7重量%以上併用することによって溶融粘度な300
cps以上とすることが出来る。好ましい溶融粘度は1
00℃において300乃至1,000cpsである。
前記インキ層を基材フィルム上へ形成する方法としては
、ホットメルトコートの外、ホットラッカーコート、グ
ラビアコート、グラビアリバースコート、ロールコート
、その他多くの手段で夫々の塗工液を塗布する方法等が
挙げられる。
上記インキ層の表面には離型性及び滑性のある表面層を
形成するのが好ましく、この様な表面層は熱転写時にイ
ンキ層と共に被転写材に転写するものであるため、前記
剥離接着層と同様に前記の様なワックスを主体として、
更に各種の離型剤や滑剤を併用することが好ましい。
表面樹脂層の形成はインキ層の形成と同様に種々の技術
によって行うことが出来る。高速タイプのプリンターの
様に印字エネルギーが低くなる場合も感度不足とならな
い様に、表面樹脂層の厚さは本発明において好ましくは
0.1μm以上5μm以下である。
尚、以上の本発明の熱転写シートの背面には、サーマル
ヘッドのスティッキングを防止する層を設けてもよいの
は当然である。
以上の本発明の熱転写シートは主としてブラック印字に
使用されるが、勿論、インキ層の着色剤によってカラー
印字用の熱転写シートも包含する。
本発明の熱転写シートは、被転写材の搬送速度を熱転写
シートの搬送速度よりも相対的に大にして(両者の搬送
方向は同一方向でも逆方向でもよい)行うN倍モード方
法に有用であり、被転写材の搬送速度をNとし、熱転写
シートの搬送速度なNoとしN>N’ とすると、印字
距離はNでありながら、熱転写シートの消費量はNoで
あり、例えば、N=5、No =1とすると、熱転写シ
ートの消費量は従来の115となり非常に経済的であり
、しかも従来の問題であった地汚れや印字の尾引きが発
生しない。
(効  果) 以上の如き本発明によれば、基材フィルムとインキ層と
の間に実質的に無色の接着層を設けることによって、イ
ンキ層が転写後には無色の層となるため、印字後の熱転
写シートと被転写材との擦れによる地汚れや尾引きの問
題が解決される。
(実施例) 以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に
説明する。尚、文中、部又は%とあるのは特に断りのな
い限り重量基準である。
実施例1 背面にスリップ層を形成した厚さ6.0μmのポリエス
テルフィルム(商品名「ルミラー」東し■製)の表面に
下記塗工液を塗布量が約0.6g/イになる様に塗布し
、80乃至90℃で乾燥して剥離接着層を形成した。
■該度I亘■塗工液 ポリエステル樹脂(分子量1万〜1万5千)20部 カルナウバワックス         10部ノニオン
系界面活性剤         1部イソプロパツール
          30部水           
          100部次に下記の組成の転写イ
ンキ用組成物をアトライタを用い、120℃に加温しつ
つ6時間混練して作成した。
インキ    インキ エヂレン/酢酸ビニル共重合体    13部カルナウ
バワックス         20部パラフィンワック
ス         45部カーボンブラック    
      35部上記インキ組成物を温度120℃で
加熱し、ホットメルトによるロールコート法にて上記剥
離接着層の表面に塗布量が約7 g/rdになる様に塗
布して熱転写インキ層を形成し、更に上記インキ層の表
面に下記の塗工液を固形分基準で1.og/イの割合で
塗工及び乾燥させて表面滑性層を形成して本発明の熱転
写シートとした。
゛   インキ且゛ カルナウバワックス         10部ポリエチ
レンワックス(mp=14o℃)   20部ノニオン
系界面活性剤         1部イソプロパツール
         100部水           
           30部実施例2 実施例1における剥離接着層を下記塗工液から07μm
の厚みに形成し、他は実施例1と同様にして本発明の熱
転写シートを得た。
皿阻1看亘里ヱエ朧 ポリエチレンワックス(mp=75℃)    30部
ノニオン系界面活性剤         1部イソプロ
パツール        100部水        
              30部実施例3 実施例1における剥離接着層を下記塗工液から1.0μ
mの厚みに形成し、他は実施例1と同様にして本発明の
熱転写シートを得た。
肚1度養U塗工戒 ポリエステル樹脂          10部ポリエチ
レンワックス(mp=140℃)    5部ノニオン
系界面活性剤         2部インプロパツール
         100部水           
          30部比較例1 実施例1において剥離接着層及び表面層を形成しなかっ
たこと以外は実施例1と同様にして比較例の熱転写シー
トを得た。
使用例1 前記実施例と比較例の熱転写シートを夫々N倍モード用
印字評価機(N=6)で印字して比較し、その結果を下
記第1表に示した。尚、記録紙としてはTRWI (十
条製紙製)を使用した。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基材フィルムの一方の面に、実質的に無色の剥離
    性接着層を介して、加熱により溶融する転写インキ層を
    設けたことを特徴とするN倍モード用熱転写シート。
  2. (2)剥離性接着層の厚みが0.2乃至5μmの範囲で
    ある請求項1に記載の熱転写シート。
  3. (3)インキ層の厚みが3乃至20μmの範囲である請
    求項1に記載の熱転写シート。
  4. (4)インキ層の表面に滑性表面層が設けられている請
    求項1に記載の熱転写シート。
JP1257835A 1989-10-04 1989-10-04 N倍モード用熱転写シート Pending JPH03120098A (ja)

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