JPH03118348A - ジャスモン酸メチルのエピ体の高含有率物の製造方法 - Google Patents

ジャスモン酸メチルのエピ体の高含有率物の製造方法

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JPH03118348A
JPH03118348A JP25670089A JP25670089A JPH03118348A JP H03118348 A JPH03118348 A JP H03118348A JP 25670089 A JP25670089 A JP 25670089A JP 25670089 A JP25670089 A JP 25670089A JP H03118348 A JPH03118348 A JP H03118348A
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methyl jasmonate
epimer
epi
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jasmonate
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小又 昭彦
Shoji Nakamura
祥二 中村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、香料として有用なジャスモン酸メチルのエピ
体の高含有率物の製造方法に関し、更に詳しくは、本発
明はジャスモン酸メチルまたは、ジャスモン酸メチルの
エピ体を少量含むジャスモン酸メチルを加熱反応゛3る
ことにより、容易にジャスモン酸メヂルのエピ体の濃度
を高めることかでざるものである。
[従来の技+flr ] ジャスモン酸メチルは、他の香料と広く調和するもので
あって、多くの花香調のベース香料に添加されている。
そして、その製造方法については多くの報告がある。し
かし、近年ジャスモン酸メチルの香気についての研究で
、ジャスモン酸メヂルど、ジャスモン酸メヂルのエピ体
どの間で平衡があり、不安定型のジャスモン酸メヂルの
エピ体が、安定型のジャスモン酸メチルよりも400倍
も香気が強いことがわかり(T、E、Acree et
、al、、J。
Agric、Food Chem、、33.425〜4
27.1985>、ジャスモン酸メチルのエピ体の合成
に関しての研究が盛んに行われている。
ジャスモン酸メチル及びジャスモン酸メチルのエピ体は
、天然抽出物中に含まれてはいるものの含有率が低く、
単離するには分離精製に多くの工程が必要となり、大量
にジャスモン酸メチル及びジャスモン酸メチルのエピ体
を得ることは不可能である。
一方、ジャスモン酸メチルの合成方法は古くから知られ
ており、最近ジャスモン酸メチルのエピ体の選択的合成
方法も検討されている(割出ら、第30回香料・テルペ
ンおよび精油化学に関する討論会、101.1986)
。しかし、これらの選択的合成方法は多工程にわたり、
収率も低いため、とても工業化できる乙のではなかった
。ざらに、ジャスモン酸メチルとジャスモン酸メチルの
エピ体の混合物の蒸留分画でジャスモン酸メチルのエピ
体を20%含むものを得たり、アルカリや酸処理により
ジャスモン酸メチルのエピ体の含有率を8%程度に高め
たものか得られることが知られている。しかしながら、
これらの製造方法においても、蒸留等の工程をとらなけ
ればならず非常に繁雑なものであった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明者らは、このような事情に鑑み、鋭意研究を重ね
た結果、ジャスモン酸メチル単独または、ジャスモン酸
メチルのエピ体との混合物を加熱反応することによりジ
ャスモン酸メチルのエピ体を容易そして安定に大量製造
でさる方法を見出し、本発明を完成するに至った。
[課題を解決するための手段j すなわち、本発明は、下記一般式(I)で示されるジャ
スモン酸メチルまたは、該ジャスモン酸メチルと下記一
般式(II)で示されるジャスモン酸メチルのエピ体と
の混合物を30℃〜200℃で加熱反応きせることによ
り得られるジャスモン酸メチルのエピ体を6〜8%含む
、ジャスモン酸メチルとジャスモン酸メチルのエピ体と
の混合物の製造方法である。
本発明に用いられるジャスモン酸メチルは、上記一般式
(I)で表ねされ、ジャスモン酸メチルのエピ体は、上
記一般式(II)で表わされる。本発明のこれらの化合
物は、天然物より抽出して得たものでも、合成して得た
ものでもかまわない。
本発明においては、ジャスモン酸メチルを単独で、また
はエピ体を少量、例えば1〜5%程度含むジャスモン酸
メチルを加熱反応させて、エピ体高含有率物を容易に製
造することができる本発明においては、ジャスモン酸メ
チルまたは、ジャスモン酸メチルとジャスモン酸メチル
のエピ体の混合物を30℃〜200℃、好ましくは30
℃〜100℃で熱反応きせるものである。30℃より温
度が低いと反応時間が長くかかり、200’Cより温度
が高いと分解や異臭が発生したり、逆にエピ体が減少し
たりするので好ましくない。
本発明の熱反応は、ジャスモン酸メチル単独または、ジ
ャスモン酸メチルとジャスモン酸メチルのエピ体との混
合物をそのまま行っても、メタノール、エタノール、ア
セトンなどの溶媒に溶解した状態で行っても良い。
[実施例] 次に、実施例を挙げて本発明の詳細な説明する。なお、
本発明はこれらに限定きれるものではない。
実施例1.2 ジャスモン酸メチルのエピ体を約1%含むジャスモン酸
メチルとジャスモン酸メチルのエピ体の混合物をメタノ
ール中2%溶液として50℃、100℃で熱反応ぎせて
、ガスクロマトグラフィでその変化を測定したところ、
表1に示すように徐々にジャスモン酸メチルのエピ体の
濃度が上昇し、6〜8%に上った。
以上のように製造したものは、異臭もなく市販品の5か
ら10倍も強い香気を有していた。
[発明の効果J 本発明は、ジャスモン酸メチル単独または、ジャスモン
酸メチルとジャスモン酸メチルのエピ体の混合物を加熱
反応させることにより、香気を容易に強めることができ
、また、従来品よりも熱安定性に富むものを提供するこ
とができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式( I )で示されるジャスモン酸メチ
    ルまたは、該ジャスモン酸メチルと下記一般式(II)で
    示されるジャスモン酸メチルのエピ体との混合物を30
    ℃〜200℃で加熱反応させることにより得られるジャ
    スモン酸メチルのエピ体を6〜8%含む、ジャスモン酸
    メチルとジャスモン酸メチルのエピ体との混合物の製造
    方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・( I
    ) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・(II)
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