JPH03117755A - 制震装置 - Google Patents
制震装置Info
- Publication number
- JPH03117755A JPH03117755A JP25447589A JP25447589A JPH03117755A JP H03117755 A JPH03117755 A JP H03117755A JP 25447589 A JP25447589 A JP 25447589A JP 25447589 A JP25447589 A JP 25447589A JP H03117755 A JPH03117755 A JP H03117755A
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- JP
- Japan
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- center
- damping device
- vibration
- rotating body
- revolution
- Prior art date
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- Granted
Links
- 238000013016 damping Methods 0.000 title claims abstract description 14
- 230000005484 gravity Effects 0.000 claims abstract description 10
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims abstract 2
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 abstract 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は構造物の揺れを、その振動に同調する物体の
振動を利用して抑制する、制震装置に関するものである
。
振動を利用して抑制する、制震装置に関するものである
。
(発明が解決しようとする課題)
構造物の振動と同時に振動する物体の運動エネルギーを
利用して構造物の揺れを抑える方法として、構造物の頂
部に付加質量や液体を充満したタンク等を設置し、この
付加質量や液体を構造物に共振させ、そのときの運動エ
ネルギーもしくは内部摩擦等による熱エネルギーに振動
エネルギーを変換することによりこれを消費する装置が
従来より実施されているが、これらの装置は概して物体
を構造物に共振させるために設定される振動周期の調節
が容易ではない。
利用して構造物の揺れを抑える方法として、構造物の頂
部に付加質量や液体を充満したタンク等を設置し、この
付加質量や液体を構造物に共振させ、そのときの運動エ
ネルギーもしくは内部摩擦等による熱エネルギーに振動
エネルギーを変換することによりこれを消費する装置が
従来より実施されているが、これらの装置は概して物体
を構造物に共振させるために設定される振動周期の調節
が容易ではない。
これに対し、出願人は同様に構造物に共振する振り子の
運動エネルギーを利用した、振動エネルギーの吸収方法
を提案している(特開昭63−254247号,特開昭
63−297837号等)。
運動エネルギーを利用した、振動エネルギーの吸収方法
を提案している(特開昭63−254247号,特開昭
63−297837号等)。
これらは基本的に構造物の固有周期に近い周期に振り子
長さを調節して質点の振り子を単に構造物から懸垂し、
これを構造物の振動に共振させることによってエネルギ
ーを振り子側へ移行させ、その吸収を行うものであるが
、周期の調節は振り子長さを変えるのみで行え、また装
置としては構造が簡素である、等の利点を持っている。
長さを調節して質点の振り子を単に構造物から懸垂し、
これを構造物の振動に共振させることによってエネルギ
ーを振り子側へ移行させ、その吸収を行うものであるが
、周期の調節は振り子長さを変えるのみで行え、また装
置としては構造が簡素である、等の利点を持っている。
この発明はこの振り子型の振動吸収装置を派生させたも
ので、より構造が簡素で、場所を取らない形式の装置を
加えて提案しようとするものである。
ので、より構造が簡素で、場所を取らない形式の装置を
加えて提案しようとするものである。
(課題を解決するための手段)
本発明では構造物の振動とともに転がる回転体の振動を
利用することにより簡素化し、小型化した装置を構成す
る。
利用することにより簡素化し、小型化した装置を構成す
る。
回転体は鉛直断面が構造物との接触面上で円弧状の形状
をし、円弧の中心と重心とが偏心し、構造物の振動に同
調して転がり振動する。
をし、円弧の中心と重心とが偏心し、構造物の振動に同
調して転がり振動する。
回転体の振動時の周期は例えばこれに接続され、円弧の
中心と重心間の偏心距離を調節する重りにより可変とさ
れる。
中心と重心間の偏心距離を調節する重りにより可変とさ
れる。
構造物の振動は接触面と回転体周面間の摩擦力によって
回転体に伝えられ、より確実に伝達させるために、且つ
回転体の振動エネルギーを熱エネルギーに変換される量
を増すために接触面上にシートを接着してもよい。
回転体に伝えられ、より確実に伝達させるために、且つ
回転体の振動エネルギーを熱エネルギーに変換される量
を増すために接触面上にシートを接着してもよい。
(実施例)
以下本発明を一実施例を示す図面に基づいて説明する。
この発明の制震装置Aは構造物内に単に転がり自在に設
置されるもので、第1図に示すように鉛直断面が構造物
の接触面側で円弧状をした、例えば半円柱形の回転体1
からなり、円弧の中心0と重心Gとが偏心することによ
って転がり振動し、その振動時の運動エネルギーによっ
て構造物の振動を吸収するものである。
置されるもので、第1図に示すように鉛直断面が構造物
の接触面側で円弧状をした、例えば半円柱形の回転体1
からなり、円弧の中心0と重心Gとが偏心することによ
って転がり振動し、その振動時の運動エネルギーによっ
て構造物の振動を吸収するものである。
回転体1は構造物内の平坦面、または凹曲面、もしくは
これに近い形状の接触面B上を振動する。
これに近い形状の接触面B上を振動する。
回転体1が図示するような−様な半円柱形の場合は、そ
のままで中心Oと重心Gとが偏心するが、この偏心距離
は断面形状や第1図、第2図に示すように回転体1上に
接続される重り2の位置によって自由に変えられる。
のままで中心Oと重心Gとが偏心するが、この偏心距離
は断面形状や第1図、第2図に示すように回転体1上に
接続される重り2の位置によって自由に変えられる。
重り2は回転体1の上面側に、例えば図示するようにこ
こに螺合したボルト3が貫通して取り付けられ、そのナ
ツト4の調節により回転体1に対して上下動自在となっ
ている。
こに螺合したボルト3が貫通して取り付けられ、そのナ
ツト4の調節により回転体1に対して上下動自在となっ
ている。
第3図に示す、接触面B上の断面が円弧をなす回転体1
の振動時の周期Tは、回転体1の、瞬間の回転中心であ
る接触点Pを通る軸に関する慣性モーメントを■、中心
Oと重心Gとの間の距離をhとして、T=2πI (1
/Mgh) CMは回転体の質量〕で表されるため制
震装置Aの周期Tは主としてこのhの大きさで任意に調
節されることになる。
の振動時の周期Tは、回転体1の、瞬間の回転中心であ
る接触点Pを通る軸に関する慣性モーメントを■、中心
Oと重心Gとの間の距離をhとして、T=2πI (1
/Mgh) CMは回転体の質量〕で表されるため制
震装置Aの周期Tは主としてこのhの大きさで任意に調
節されることになる。
そしてこのhは上記の通り、重り2の回転体1との距離
を調節することで自由に変えられ、hを大きくすればT
は短く、小さくすれば長くなり、それぞれ短周期、長周
期の構造物に回転体1、すなわち制震装置Aが共振する
ことになり、ナツト4の操作によって周期Tの微妙な調
整も可能である。
を調節することで自由に変えられ、hを大きくすればT
は短く、小さくすれば長くなり、それぞれ短周期、長周
期の構造物に回転体1、すなわち制震装置Aが共振する
ことになり、ナツト4の操作によって周期Tの微妙な調
整も可能である。
構造物の振動時に制震装置Aに構造物から与えられるエ
ネルギーUは、第3図に鎖線で示すように回転体1がθ
だけ傾斜し、0が0’、GがG“に移動した状態で(1
/2) Iω” + Mg (R−hcosθ) (
ω=J(Mgh/l) 〕であるが、このエネルギーU
は接触面Bにおける摩擦に加え、回転体1が回転運動と
並進運動をすることにより次第に消費され、同時に構造
物の振動エネルギーが吸収されることになる。
ネルギーUは、第3図に鎖線で示すように回転体1がθ
だけ傾斜し、0が0’、GがG“に移動した状態で(1
/2) Iω” + Mg (R−hcosθ) (
ω=J(Mgh/l) 〕であるが、このエネルギーU
は接触面Bにおける摩擦に加え、回転体1が回転運動と
並進運動をすることにより次第に消費され、同時に構造
物の振動エネルギーが吸収されることになる。
上記の通り本発明では振動用′MTが円弧の中心0と重
心G間距離と、慣性モーメンl−1(円弧の半径R)と
の関係で決まるため長周期に合わせる場合にも振り子タ
イプのようなスペースを要せずに済む。
心G間距離と、慣性モーメンl−1(円弧の半径R)と
の関係で決まるため長周期に合わせる場合にも振り子タ
イプのようなスペースを要せずに済む。
回転体lにはその周面と接触面Bとの間の摩擦力により
構造物の振動が伝えられるが、確実に、そして回転体1
のエネルギーが効率的に熱エネルギーに変換されるよう
、接触面B上には例えば摩擦係数の大きいシート5が接
着される。
構造物の振動が伝えられるが、確実に、そして回転体1
のエネルギーが効率的に熱エネルギーに変換されるよう
、接触面B上には例えば摩擦係数の大きいシート5が接
着される。
このシート5に粘性体や粘弾性体等の材料を用いる等、
その材質を選択することにより回転体1の振動時に熱エ
ネルギーによる減衰効果を付加することができ、また回
転体l自身が転がり時に発生する音をこのシート5によ
って低減することができる。
その材質を選択することにより回転体1の振動時に熱エ
ネルギーによる減衰効果を付加することができ、また回
転体l自身が転がり時に発生する音をこのシート5によ
って低減することができる。
(発明の効果)
この発明は以上の通りであり、構造物内に単に設置され
、転がり振動する回転体の運動エネルギーを利用して構
造物の振動エネルギーを吸収するものであるため装置自
身が面素で、小型であり、また周期の調節が中心と重心
間の距離を変えるのみで行えるため操作が簡単であると
同時に、そのためのスペースも狭小で済む。
、転がり振動する回転体の運動エネルギーを利用して構
造物の振動エネルギーを吸収するものであるため装置自
身が面素で、小型であり、また周期の調節が中心と重心
間の距離を変えるのみで行えるため操作が簡単であると
同時に、そのためのスペースも狭小で済む。
第1図は本発明の概要を示した斜視図、第2図はその側
面図、第3図は回転体の振動の様子を示した側面図であ
る。 A・・・・・・制震装置、B・・・・・・接触面、1・
・・・・・回転体、2・・・・・・重り、3・・・・・
・ボルト、4・・・・・・ナツト、5・・・・・・シー
ト。
面図、第3図は回転体の振動の様子を示した側面図であ
る。 A・・・・・・制震装置、B・・・・・・接触面、1・
・・・・・回転体、2・・・・・・重り、3・・・・・
・ボルト、4・・・・・・ナツト、5・・・・・・シー
ト。
Claims (3)
- (1)構造物内に設置され、構造物の振動と同時に転が
り振動して構造物の振動を減衰させる装置であり、鉛直
断面が構造物との接触面上で円弧状の形状をし、その円
弧の中心と重心とが偏心した回転体からなる制震装置。 - (2)回転体には円弧の中心と重心間の偏心距離を調節
する重りが接続されていることを特徴とする第1請求項
記載の制震装置。 - (3)回転体は、接触面上に接着され、その周面に摩擦
力を生じさせるシート上に載っていることを特徴とする
第1請求項記載の制震装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1254475A JPH0768992B2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 制震装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1254475A JPH0768992B2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 制震装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03117755A true JPH03117755A (ja) | 1991-05-20 |
JPH0768992B2 JPH0768992B2 (ja) | 1995-07-26 |
Family
ID=17265563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1254475A Expired - Lifetime JPH0768992B2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 制震装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0768992B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1194016A (ja) * | 1997-09-26 | 1999-04-09 | Tokai Univ | 転動型制振装置およびそれを用いた制振構造 |
JP2003074622A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-12 | Tokai Univ | 転動型制振装置 |
JP2004084812A (ja) * | 2002-08-27 | 2004-03-18 | Kajima Corp | 転がり振子、該転がり振子を用いた免震装置および制震装置 |
JP2009030653A (ja) * | 2007-07-24 | 2009-02-12 | Kochi Univ Of Technology | ロッキングを利用した動吸振器 |
JP2012021650A (ja) * | 2011-10-17 | 2012-02-02 | Kochi Univ Of Technology | ロッキングを利用した動吸振器 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61256037A (ja) * | 1985-05-08 | 1986-11-13 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 動吸振装置 |
JPS63125241U (ja) * | 1987-02-09 | 1988-08-16 |
-
1989
- 1989-09-29 JP JP1254475A patent/JPH0768992B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61256037A (ja) * | 1985-05-08 | 1986-11-13 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 動吸振装置 |
JPS63125241U (ja) * | 1987-02-09 | 1988-08-16 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1194016A (ja) * | 1997-09-26 | 1999-04-09 | Tokai Univ | 転動型制振装置およびそれを用いた制振構造 |
JP2003074622A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-12 | Tokai Univ | 転動型制振装置 |
JP2004084812A (ja) * | 2002-08-27 | 2004-03-18 | Kajima Corp | 転がり振子、該転がり振子を用いた免震装置および制震装置 |
JP2009030653A (ja) * | 2007-07-24 | 2009-02-12 | Kochi Univ Of Technology | ロッキングを利用した動吸振器 |
JP2012021650A (ja) * | 2011-10-17 | 2012-02-02 | Kochi Univ Of Technology | ロッキングを利用した動吸振器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0768992B2 (ja) | 1995-07-26 |
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