JPH03117447A - 底引き漁船に使用される揚網装置 - Google Patents

底引き漁船に使用される揚網装置

Info

Publication number
JPH03117447A
JPH03117447A JP25645689A JP25645689A JPH03117447A JP H03117447 A JPH03117447 A JP H03117447A JP 25645689 A JP25645689 A JP 25645689A JP 25645689 A JP25645689 A JP 25645689A JP H03117447 A JPH03117447 A JP H03117447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
net
lifting device
trawl fishing
main body
boat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25645689A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadasu Fujimoto
藤本 質
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUJIMOTO SEIKI KK
Original Assignee
FUJIMOTO SEIKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUJIMOTO SEIKI KK filed Critical FUJIMOTO SEIKI KK
Priority to JP25645689A priority Critical patent/JPH03117447A/ja
Publication of JPH03117447A publication Critical patent/JPH03117447A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Means For Catching Fish (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、底引き漁船に使用される旋回式の揚網装置に
関する。
〈従来の技術〉 近年、漁業に従事する人の数が著しく減少している。底
引き網漁業もその例外ではなく、漁船の乗組員確保が業
界の最重要課題の一つになっている。底引き網漁で最も
人手を必要とする作業は、揚網である。以下に、この作
業を第6図および第7図に基づいて説明する。
船首側より2本のロープをローラー400.400で受
けながらウィンチ500.500により引き上げ、船尾
のリール610,620に巻き取る。ロープの引き七げ
が終わると、2枚の寄せ網が船側より揚網装置700に
巻き取られる。揚網装置700は、後記する理由により
、船首に近い甲板上に船側を向けて固定されている。揚
網装置700に巻き取られた寄せ網は、揚網装置700
の出側に解崩され、次の投網に備えて、そのまま船尾の
投網位置まで引き寄せられる。そのために、揚網装置7
00より解崩される寄せ網は、揚網装置の出側で船尾の
方へ無理に折り曲げられる。寄せ網の引き上げが終わる
と、溜まりがプレ・ンク300により引き上げられる。
〈発明が解決しようとする課題〉 このような8網作業は、底引き網漁で最も入子を必要と
する作業であるが、その中でも、揚網装置700より解
崩される寄せ網の処理は、特に手数がかかる。通常、そ
の処理は最低でも数人を必要とし、底引き漁船の必要人
員は、この人数に基づいて決められている。また、それ
だけの人員を確保したとしても、その作業は容易でない
更に、この作業の影ツは、揚網装置700の設置位置に
も及んでいる。即ち、揚網装置700の出側に解編され
る寄せ網を船尾へ出来るだけスムーズに転向させるため
に、揚網装置700はブリッジ200から離れた船首の
近くに設置されているのである。そのために、揚網時に
潮流や寄せ網の引きトげ抵抗により船体が旋回し、船体
と寄せ網との角度が刻−刻と変化する。従って、揚網時
にはシビアな操船が要求される。
また、底引き漁船には何種類かの寄せ網が積み込まれて
おり、通常それらは揚網装置700の回りに格納されて
いる。寄せ網を交換する場合には、先ず、揚網装置70
0に巻き取られた寄せ網を揚網装置700周囲の格納場
所に解編するが、格納場所によっては揚網装置700の
出側で寄せ網を極端に折り曲げる必要があり、通常の解
網作業より手数のかかることも少なくない。更に、格納
場所に積まれている寄せ網は手作業で船尾の投網位置に
移し換えられ、その作業も容易とは言えない。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、そ
の目的は、揚網作業の大幅合理化を図り、底引き漁船の
人員削減を可能にすると共に、揚網時の船体安定性をも
向上させ得る揚網装置を提供することにある。
く課題を解決するための手段〉 本発明にかかる揚網装置は、底引き漁船の甲板上に設置
される支持台と、該支持台に、略水平面内を旋回するよ
うに支持された揚網装置本体とを備えており、該揚網装
置本体が、略水平方向に連設された独立駆動の2個の巻
取ドラムを有することを特徴としている。
〈作用〉 該揚網装置は、底引き漁船の甲板上で揚網装置本体の向
きを任意に変えることができる。従って、揚網装置本体
に寄せ網を巻き取った後、揚網装置本体を船尾に向けれ
ば、揚網装置本体から船尾の解編位置へ直線的に寄せ網
を解編することができる。しかも、揚網装置に備わる2
個の巻取ドラムが独立駆動されるので、寄せ網の解編を
1枚づつ行うことができる。従って、解編作業が著しく
合理化される また、揚網装置本体から船尾の解編位置へ直線的に寄せ
網を解網でき、揚網装置出側で寄せ網を折り曲げる必要
がないので、揚網装置をブリッジ直前の重心位置近傍に
設置できるようになり、これにより、揚網時に船体が旋
回するのも抑制される。
更に、寄せ網を取り換える場合にも、揚網装置本体の旋
回と巻取ドラムの独立駆動とにより、その作業を極めて
簡単に行うことができる。
〈実施例〉 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
第1図は本発明の一実施例を示す揚網装置の正面図、第
2図は側面図、第3図はその旋回機構を示す断面図、第
4図はその使用例を示す底引き漁船の側面図、第5図は
平面図である。
揚網装置100は、第1図および第2図番こ示ずように
、底引き漁船の甲板上に設置される支持台11Oと、支
持台110に支持された揚網装置本体120とを備えて
いる。
揚網装置本体120は回転台121を有し、該回転台1
21は、鉛直軸回りを回転し得るように、支持台110
に支持さている0回転台121の両側面には、一対の支
持柱122.122が固着されている。該支持柱122
.122は、各2本の管材よりなっていて、回転台12
1の両側面より外方へ延出し、途中で湾曲して上方へ延
びている。このような角のない支持柱122.122は
、網の引っ掛かりがなく、揚網の際に網を効果的に保護
し得る。支持柱122.122の先端部間には、水平方
向に連設された一対の巻取ドラム123.123が、水
平軸回りを回転し得るように支持されている。該巻取ド
ラム123.123は、油圧モーター124.124に
よって正逆両方向に独立駆動され、油圧モーター124
.124とは噛み合いクラッチを介して接続されている
揚網装置本体120の旋回機構には、第3図に示ずよう
に、水平状の環状ベアリング125が使用されている。
環状ベアリング125の内輪125aは、支持台110
の円筒部111上縁δこ外嵌固着されている。
該内輪125aを支持するために、円筒部111の外面
側には複数のリブ112が取り付けられている。環状ベ
アリング125の外輪125bは、回転台121の底板
121a下面に固着されている。該外輪125bの外周
面はリングギア126になっている。該リングギア12
6ムこは、支持台110に取り付けられたブレーキ付の
油圧モーター127が、ビニオンギア128を介して接
続されている。該油圧モーター127は正逆両方向に駆
動され、その駆動により揚網装置本体120の回転台1
21を正逆両方向に回転させて、これを任意の位置に停
止させる。
従って、揚網装置100は、支持台110が底引き漁船
の甲板上に固設されていても、揚網装置本体120を、
その周囲全方向を向けることができ、また、揚網装置本
体120がいずれを向いていても、その巻取ドラl、1
23.123により寄せ網の巻き取りおよび巻き戻しを
行うことができる。
なお、巻取ドラム123.123を駆動する油圧モータ
ー124.124には、支持台110および回転台12
1の軸心部tこ設けられたロータリー分配器12つより
油が供給される。ロータリー分配器129ば、フランジ
129aにより回転台121の底板121aに吊り下げ
固定されている。ロータリー分配器129のフランジ1
29aより下部は、二重管になっていて、その内管がフ
ランジ129aより上部に一体化されている。
内管の回転に伴って外管が回転するのを阻止するために
、ビン129bにより外管が支持台110の円筒部11
1に連結されている。油は内管と外管との間を通って内
管に入り、油圧モーター124.124に供給される。
また、逆の経路を通って、油圧モーター124.124
からの油が外部に排出される。 129cはホース接続
用のカップラである。
上記揚網装置100を備えた底引き漁Q9は、第4図お
よび第5図に示すように、重心位置より後方にブリッジ
200を有し、揚網装置100は、このブリッジ200
より前方のブリッジ200に近い重心位置近傍に設置さ
れている。揚網装置100より前方ノ7ス1−ニはプレ
ツク300が取り付けられており、Mu首には一対のロ
ーブ受はローラー400.400が設けられている。更
に、ブリッジ200の下方には、ローブを牽引するため
の一対のウィンチ500,500が、またf)))尾に
は、ローブを巻き取るための3基のリール610.62
0.630がそれぞれ設けられている。
3基のリール610.620.630のうちの1基は一
側に単独で設置されており、他の2基は他側にタンデム
に設置されている。
揚網装置100を備えた上記底引き漁船では、揚網およ
び寄ゼ網の取り換えが次のようにして行われる。
揚■4を行う場合には、先ず、2本のローブを船首側よ
りローラー400.400にかけて甲板」−を船尾の方
に引っ張り、途中ウィンチ500.500に掛は巻いて
リール610,620に結合する。次いで、ウィンチ5
00.500およびリール610,620を駆動してリ
ール610,620に2木の1コープを同時に巻き取る
。この時、揚網装置本体120は、ローブと干渉j〜な
いように側方を向けておく。そして、リール610に巻
き取られたローブは投網時までそのまま17 L、、す
1ル620に巻き取られたローブは投網時までに後方の
リール630に巻き換える。こうすることにより、ロー
ブの巻き換えが機械的に行われ、投網の際にはリール6
10,630より直接ロープを投下できる。
ローブの巻き取りが終わると、揚網装置100の揚網装
置本体120を側方に向げたままで、その巻取ドラム1
23.123に2枚の寄せ網をか6ノ、巻取ドラム12
3,123を同時駆動する。これにより、2枚の寄せ網
が巻取ドラム123,123に別々に巻き取られる。揚
網装置100はブリッジ200直前の重心位置近傍にあ
るので、船側より寄せ網を引き寄せても船体に旋回モー
メントはかからない。従って、寄せ網と船体との角度は
、寄せ精の巻き取りによっては殆ど変化せず、巻き取り
中の操船は極めて容易になる。
寄せ網の巻き取りが終わると、揚網装置本体120を9
0度旋回させてその解編方向をt:I’尾に向ける。そ
して、一方の巻取ドラム123より寄せ網を排出しなが
ら、その寄せ網を船尾の投網位置に引き寄せる。こうし
て一方の寄せ網が船尾の投網位置に移し換えられれると
、他方の寄せ網を同様にして船尾の投網位置に移し換え
る。こうすることにより、2枚の寄せ網は巻取ドラム1
23.123より1枚づつ船尾の投網位置へ直線的に移
1.換えられ、その作業は、揚網装置100に付く人と
、船尾で寄せ網を引く人の二人で行うことができる。ま
た、揚網装置100がブリッジ200の近くにあっても
、そのことによって寄せ網の解編作業に支障が生じるこ
とはない。
寄せ網の巻き取りおよび解編の後は、寄せ網に接続され
ている溜まりをプレツク300により吊り上げて甲板上
に下ろす。
寄せ網を取り換える場合には、揚網装置本体120の巻
取ドラム123,123に寄せ網を巻き取った後、その
寄せ網を格納する場所の方へ揚網装置本体120を向け
る。そして、その場所に寄せ網を直線的に解編する。次
いで、新たに使用する寄せ網の格納場所の方へ揚網装置
本体120を向LJ、その寄せ網を揚網装置本体120
の巻取ドラム123.123に巻き取る。引き続き、揚
網装置本体120を船尾の方に向けて揚網装置本体12
0の巻取ドラム123,123より船尾の投網位置へ寄
せ網を1枚づつ直線的に移し換える。こうすることによ
り、寄せ綱の取り換えに揚網装置100が最大限活用さ
れ、その作業を二人で行い得るようになる。
このように、揚網装置100を備えた底引き漁船では、
従来数人を必要としていた底引き網漁で最も人手のかか
る揚網作業を、僅か二人で行い得る。
従って、底引き漁船の必要人員を大幅に減らすことがで
きる。
上記実施例は本発明の代表例を示したものであり、本発
明はこれによって何ら不利な制限を受けるものではない
〈発明の効果〉 本発明にがかる揚網装置は、底引き網漁で最も人手を要
する揚網作業の大幅合理化を図り、これにより、底引き
漁船の人員削減という業界懸案の課題解決に寄与する。
しかも、揚網時の船体安定性を高め、操業の安全性確保
に貢献する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す揚網装置の正面図、第
2図は側面図、第3図はその旋回機構を示す断面図、第
4図はその使用例を示す底引き漁船の側面図、第5図は
平面図、第6図は従来の揚網装置を備える底引き漁船の
側面図、第7図は平面図である。 100  ・・・揚網装置 110  ・・・支持台 120  ・・・揚網装置本体 123  ・・・巻取ドラム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)底引き漁船の甲板上に設置される支持台と、該支
    持台に、略水平面内を旋回するように支持された揚網装
    置本体とを備えており、該揚網装置本体が、略水平方向
    に連設された独立駆動の2個の巻取ドラムを有すること
    を特徴とする底引き漁船に使用される揚網装置。
JP25645689A 1989-09-29 1989-09-29 底引き漁船に使用される揚網装置 Pending JPH03117447A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25645689A JPH03117447A (ja) 1989-09-29 1989-09-29 底引き漁船に使用される揚網装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25645689A JPH03117447A (ja) 1989-09-29 1989-09-29 底引き漁船に使用される揚網装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03117447A true JPH03117447A (ja) 1991-05-20

Family

ID=17292894

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25645689A Pending JPH03117447A (ja) 1989-09-29 1989-09-29 底引き漁船に使用される揚網装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03117447A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08666U (ja) * 1993-12-27 1996-04-23 藤本精機株式会社 底曳き漁船に使用される移動式揚網装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5518971A (en) * 1978-07-27 1980-02-09 Kobe Steel Ltd Detector for radioactive leak gas
JPS58174824A (ja) * 1982-04-07 1983-10-13 Hitachi Ltd ガス洩れ試験方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5518971A (en) * 1978-07-27 1980-02-09 Kobe Steel Ltd Detector for radioactive leak gas
JPS58174824A (ja) * 1982-04-07 1983-10-13 Hitachi Ltd ガス洩れ試験方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08666U (ja) * 1993-12-27 1996-04-23 藤本精機株式会社 底曳き漁船に使用される移動式揚網装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3662484A (en) Method and apparatus for fishing
TWI275347B (en) Roller device to assist in net hauling and net hauling method using the same
JPH03117447A (ja) 底引き漁船に使用される揚網装置
JP3680099B2 (ja) 漁船用網引揚装置
US3332664A (en) Winch for hauling trawls
JPH071975Y2 (ja) 底引き漁船に使用される揚網装置
JPS58170694A (ja) 軸上下舵柄
JPH04911B2 (ja)
CN210286238U (zh) 一种可解体的多功能钢丝绳放绳装置
JP3480613B2 (ja) かけまわし漁法用船
JP2003169567A (ja) かけまわし漁法
JPH06303877A (ja) まき網漁法
JPH0739274A (ja) 揚網投網方法及び装置
JP3382271B2 (ja) かけまわし漁法
GB671657A (en) Hoisting apparatus
JP2515815Y2 (ja) かけ廻し漁船における寄綱繰り出し装置
JPS6091929A (ja) 船尾式オツタ−トロ−ラにおける揚網ウインチの分割配置構造及び操業方法
JPH0699881A (ja) 係船索の自動繰り出し装置
JPS6041432A (ja) 引き網漁船の揚網装置
Cahill Split Winch-Combination Net Reel Allows Greater Variety of Fishing
JPS6354631B2 (ja)
JP2531344Y2 (ja) 底曳き漁船に使用される移動式揚網装置
JPH057440A (ja) 旋網の浮子牽引装置
JPH02245131A (ja) 揚網方法
Mann A NEW METHOD OF HANDLING LONGLINE GEAR