JPH03115991A - 放射線測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ 〔産業上の利用分野〕 本発明は、放射能を含む廃棄物を貯蔵したドラムのよう
な被検査物表面から放出される放射線量を測定する放射
線ｉ’ｌｌ定装置に関する。

〔従来の技術〕

放射能を含む廃棄物を貯蔵したドラムを保管する施設で
は、ドラム表面から放出される放射線量を定期的に測定
している。

従来の放射線測定装置は、第３図に示すように、ドラム
１の表面近傍に放射線検出器２が設置され、例えばドラ
ム１を所定の速度で回転させて、ドラム１表面から放出
される放射線数をカウントし、そのカウント数が検出信
号として測定装置本体３に送信される。ここで、測定装
置本体３に送信される検出信号は、線源から放出される
放射線を検出した時にのみパルス波状のピークを示すも
のであるから、信号の変動幅が極めて大きく、このよう
な検出信号から直接放射線量をＡｌ１ｊ定するのは困難
である。そこで、検出信号の変動幅を一定範囲内に抑え
るために、測定装置本体３に送信された検出信号を下式
（１）によって統計処理し、ａＰｊ定信号Ｓとして出力
する。

５−ｎ（１−ｅ’）　　　　　・・・（１）なお、１ｍ
５０００／ｎ・σ２ ここで、上式における、Ｓは測定信号、ｎは検出信号、
τは時定数、Ｕは統一１変動をそれぞれ示している。

そして、上記（１）式によって統計処理された測定信号
は記録３１１に入力し、例えば第４図に実線で示す測定
値が記録される。

ところが、統計処理された測定信号は単位時間当たりの
放射線のカウント数を統計処理するため、実際に放射線
を検１４１した検出信号よりも応答性が悪い。したがっ
て、第４図に破線で示す検出信号と測定信号との間には
大きな誤差ΔＸが生じてしまい、このような測定信号か
らは正確な測定値を得ることができない。

なお、ドラム１の回転速度を極めて遅くすることにより
、上記誤差ΔＸを小さくすることができるが、このよう
にしたのではドラム１の処理本数が大幅に低下する。

〔発明が解決しようとする課題〕

したがって従来の放射線測定装置は、検出信号とこの検
出信号を統計処理した測定信号との間の誤差が大きく正
確なａｔ１定値を得ることができず、また測定値の精度
を上げようとすると作業能率が大幅に低下するという問
題がある。

本発明はこのような実情に鑑みてなされたもので、作業
能率の低下を招くことなく検出信号と測定信号との間の
誤差を極めて小さな値に抑えることができ、正確な測定
値を得ることのできる放射。

線ΔＰ１定装置を提１３（することを目的とする。

［発明の構成］ 〔課題を解決するための手段〕 本発明は上記課題を解決するために、移動または回転す
る放射線源を含む被検査物の近傍に放射線検出器を設置
し、この放射線検出器で前記被検査物表面から放出され
る放射線量を検出し、この検出信号を統計処理して前記
被検査物の放射線量を測定する放射線測定装置において
、前記放射線検出器から出力される検出信号をその検出
信号の値によって決まる時定数によって統計処理する統
計処理手段と、前記時定数の変化率を検出し、この検出
された時定数の変化率が前記検出信号との誤差範囲とし
て予め設定されている値を越えた場合は、その時定数か
ら統計処理前の検出信号を逆算して求めその検出信号を
ａＰＪ定信号として出力し、前記時定数の液化率が前Ｊ
ピ設定値を越えていない場合は、前記統計処理手段の出
力を測定信号として出力する手段とを備え、前記各測定
信号がら放射線量を測定する構成とした。

〔作　用〕

上記手段を講じたことにより、放射線検出器で検出され
た検出信号が統計処理手段でその検出信号の値によって
決まる時定数によって統計処理される。そして、その統
計処理に用いられた特定数の液化率が求められ、その液
化率が前記検出器号との誤差範囲として予め設定されて
いる鎖を越えた場合は、その時定数から統計処理前のｆ
、７号値が逆算され、この逆算結果がΔＦ１定信号とし
て出力される。また、前記時定数の変化率が前記設定値
を越えていない場合は、前記統計処理手段の出力信号が
測定信号として出力される。したがって、時定数の変化
率により検出信号の変動幅が検出され、時定数の変動率
が予め定められている範囲を越えている場合には、逆算
して求められた検出信号の値がｉｌＮ定信号として出力
されるので、検出信号と測定信号との１１：ｊの、誤差
が極めて小さい値に抑えられ、正確なΔＰ１定値が得ら
れるものとなる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例について説明する。

第１図は本発明の一実施例に係る放射線測定装置の構成
を示す図である。この放射線測定装置は、放射線検出器
２で検出した検出信号を前記（１）式により統計処理す
る統計処理部１１と、この統計処理部１１からの出力信
号を検出信号の値によって決まる時定数τの変化率に基
づいて補正し測定信号として出力する信号補正部１２と
、この信号補１１一部１２から出力される一ＩＩＩ定信
号の値を記録する記録計１３とから構成されている。こ
の信号補正部］２は、統計処理部１１で求められる時定
数τの変化率を検出し、この検出した時定数τの変化率
を検出信号との許容誤差範囲として予め設定されている
変化率制限値ｄτと比較し、時定数τの変化率≦ｄτの
場合は統計処理部１１の出力を７１１１定信号として出
力し、時定数τの変化率≧ｄτの場合は後述する逆演算
式から統計処理前の検出信号の値を求めその演算結果を
測定信号として出力する。

このように構成された放射線ＡＰＩ定装置の作用につい
て説明する。放射能を含む廃棄物が貯蔵されているドラ
ム１を所定の速度で回転させながら、ドラム１表面から
放出される放射線を放射線検出器２で検出する。放射線
検出器２で検出された検出信号は、統計処理部１１に人
力し、前記（１）式による統計処理が行４ツれる。統計
処理部１１で統＝１処理された信号は、信号補正部１２
に入力し、時定数の変化率が検出される。そして、時定
数τの変化率と変化率制限値ｄτとの比較が行われ、時
定数τの変化率が変化率制限値ｄτよりも小さいときに
は統計処理部１１の出力が測定信号として記録計１３に
出力される。また、時定数τの変化率が変化率制限値ｄ
τよりも大きい時には、Ｓ−５０００／τ・σ２　　　
・・・（２）なる演算にて求めた値Ｓが測定信号として
記録計１３に出力される。すなわち、検出信号の変動幅
が大きく、統計処理すると検出信号に追従しきれない部
分は、時定数τから逆算して求められた検出信号の値を
測定信号として出力している。したがって、信号補正部
１２から出力されるΔｐ＋定信号は、第２図に示すよう
に、検出信号とΔＰ１定信号との間の誤差ΔＸが極めて
小さい値に抑えられる。

そして、このような測定信号が記録計１３に記録される
。

従って、以上のような一実施例によれば、統；１処理さ
れた信号の時定数τの変化率を検出し、Ｈ９＋７定数τ
の変化率が変化率制限値ｄτを越えたときに、時定数τ
から統計処理前の検出信号値を逆演算して求めその演算
結果を測定信号として出力するようにしたので、検出信
号とａｌｌ定信号との間の誤差ΔＸを極めて小さい値に
抑えることができ、正確な測定値を得ることができる。

また、ドラム１の回転速度を遅くしなくても正確な？＋
１１１定値を得ることができるので、従来の装置に比べ
てドラム１の検査処理能力を大幅に向上させることがで
きる。

［発明の効果］ 以上詳記したように本発明によれば、検出信号とΔｐｊ
定信号との間の誤差を極めて小さな値に抑えることがで
き、正確な測定値を得ることができるとともに従来の装
置に比べて検査処理能力を大幅に向上し得る放射線測定
装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成図、第２図は検出信号
および測定信号を示す図、第３図は従来よりある放射線
測定装置の構成図、第４図は従来の放射線測定装置によ
る検出信号とΔ？１定信号との誤差を説明するための図
である。 １・・・ドラム、 ２・・・放射線検出器、 １・・・統計部 理部、 ２・・・信号補正部、 ３・・・記録計。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 移動または回転する放射線源を含む被検査物の近傍に放
   射線検出器を設置し、この放射線検出器で前記被検査物
   表面から放出される放射線量を検出し、この検出信号を
   統計処理して前記被検査物の放射線量を測定する放射線
   測定装置において、前記放射線検出器で検出される検出
   信号をその検出信号の値によって決まる時定数によって
   統計処理する統計処理手段と、前記時定数の変化率を検
   出し、この検出された時定数の変化率が前記検出信号と
   の誤差範囲として予め設定されている値を越えた場合は
   、その時定数から統計処理前の検出信号を逆算して求め
   その逆算結果を測定信号として出力し、前記時定数の変
   化率が前記設定値を越えていない場合は、前記統計処理
   手段の出力を測定信号として出力する手段とを備え、前
   記各測定信号から放射線量を測定することを特徴とする
   放射線測定装置。