JPH07306271A - 液体シンチレーションシステム - Google Patents

液体シンチレーションシステム

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JPH07306271A
JPH07306271A JP6100384A JP10038494A JPH07306271A JP H07306271 A JPH07306271 A JP H07306271A JP 6100384 A JP6100384 A JP 6100384A JP 10038494 A JP10038494 A JP 10038494A JP H07306271 A JPH07306271 A JP H07306271A
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JP
Japan
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correction coefficient
quenching
sample
liquid scintillation
counter
Prior art date
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Application number
JP6100384A
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Inventor
Yoshiaki Miyamoto
義章 宮本
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Hitachi Ltd
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Aloka Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の液体シンチレーションカウンタを並列
使用する液体シンチレーションシステムにおいて、感度
の検出器間差を補正する。 【構成】 各液体シンチレーションカウンタ10におい
て、マルチチャンネルアナライザ12は検出器11の出
力信号の波高分析を行い、試料のエネルギースペクトル
を求める。クェンチング演算部13は、このエネルギー
スペクトルから試料のクェンチング指標を求める。補正
演算部14は、求められたクェンチング指標に対応する
補正係数を補正係数曲線記憶部15から読み出し、この
補正係数に基づいて、エネルギースペクトルの各チャン
ネルの計数値を補正する。補正係数曲線は、各液体シン
チレーションカウンタにおいて、予め同一の標準試料の
セットについて測定を行って作成しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の検出器を並列使
用して測定を行う液体シンチレーションシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】液体シンチレーションによる放射線測定
は、新薬開発のための代謝実験や、バイオ関連の実験、
放射線取扱施設の排水管理など、様々な分野に利用され
ている。
【0003】この放射線測定は、液体シンチレーション
溶液中へ測定対象である試料を混ぜ、試料から発生する
放射線をシンチレータの発光としてとらえ、これを例え
ば光電子増倍管などで検出するものである。そして、そ
の検出結果、すなわちパルスカウント数などから試料の
放射能などが求められる。このような方法により放射線
測定を行う装置が、いわゆる液体シンチレーションカウ
ンタ(以下、カウンタと略する)である。
【0004】液体シンチレーションによる放射線測定に
おいては、何万サンプルというような非常に多くの試料
を処理する場合も多く、このような場合においては、従
来より複数のカウンタを並列使用することにより、測定
処理の迅速化が図られていた。ここでは、このように複
数のカウンタを用いたシステムを液体シンチレーション
システムと呼ぶ。
【0005】しかし、一般に放射線に対する感度は個々
のカウンタにより異なるため、同一試料を測定した場合
でも同じ測定結果(例えば、計数率)が得られるとは限
らない。そこで、従来の液体シンチレーションシステム
(以下、従来システムと呼ぶ)では、予め各カウンタに
固有の補正係数を求めておき、測定時には各カウンタに
おいて計数率をその補正係数によって補正することによ
り、カウンタごとの感度の差による測定結果のばらつき
を防止していた。すなわち、従来システムでは、まず実
際の測定作業に先立って予め同一試料を各カウンタで測
定し、基準となるカウンタを定め、他の各カウンタの補
正計数fk (k はカウンタの番号を示す)を次式に従っ
て求めていた。
【0006】fk =c0 /ck ここで、c0 は基準カウンタでの計数率、ck は他のカ
ウンタでの計数率である。そして、実際の測定作業時に
は、各カウンタにおいて測定された計数率にそのカウン
タの補正係数を乗じて補正を行っていた。従来システム
では、このようにして、各カウンタの計数率が基準カウ
ンタで測定した場合と同じ値となるように補正してい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、液体シ
ンチレーションによる放射線測定には、クェンチングの
影響が大きな問題となる。クェンチングとは、シンチレ
ータの発光効率が悪くなったり発光が検出器に到達する
までに減衰したりすることにより、最終的に検出器の計
数効率が低下することをいう。このクェンチングは、液
体シンチレーション溶液中に試料を溶解する際に混入す
る不純物や試料自体の化学的性質や色などにより引き起
こされる。従って、クェンチングの程度は個々の試料ご
とに異なっているのが普通である。
【0008】カウンタの感度すなわち計数効率は、測定
する試料のクェンチングの程度により変わり、同一のカ
ウンタであっても測定試料のクェンチングの程度が違え
ば計数効率が異なる。そして、このクェンチング程度の
変化に伴う計数効率の変化のパターンは、個々のカウン
タごとに異なる。従って、各カウンタの計数率を基準カ
ウンタの計数率に合わせるのに必要な補正の度合いは、
試料のクェンチングの程度に応じて異なってくる。すな
わち、各カウンタの補正係数は常に一定であるわけでは
なく、測定する試料のクェンチングの程度によって変え
る必要がある。従って、従来システムのように一定の補
正係数により補正を行っていると、正確な測定ができな
いという問題があった。
【0009】この問題は、複数の液体シンチレーション
カウンタから構成される液体シンチレーションシステム
に限らず、1台の液体シンチレーションカウンタに複数
の検出器を設ける場合にも生じる問題である。
【0010】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたものであり、複数の検出器を並列使用して測定を
行う場合において、様々なクェンチングの程度をもつ試
料を測定する際に、各検出器の計数率を自動的に正確に
補正することができる液体シンチレーションシステムを
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明は、複数の検出部を有する液体シンチレー
ションシステムにおいて、各検出部が、試料の計数率を
測定する計数率測定手段と、試料のクェンチング指標を
測定するクェンチング指標測定手段と、その検出部のク
ェンチング指標と補正係数との相関を示す補正係数曲線
を記憶する補正係数曲線記憶手段と、前記クェンチング
指標測定手段で求められたクェンチング指標に対応する
補正係数を前記補正係数曲線より読み出し、その補正係
数を用いて前記測定手段で求められた計数率を補正する
補正演算手段とを含むことを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明は以上のような構成を有しており、各検
出部(例えば、液体シンチレーションカウンタ)は、そ
の検出部に固有の補正係数曲線を記憶した補正計数曲線
記憶手段を有している。この補正係数曲線は、試料のク
ェンチングの度合いを表すクェンチング指標と、その検
出部の補正係数との関係を表している。試料の測定を行
う場合、各検出部では、計数率測定手段で試料の計数率
を測定すると同時にクェンチング指標測定部によりその
試料のクェンチング指標を求める。そして、そのクェン
チング指標に対応する補正係数を補正係数曲線記憶手段
から読みだし、この補正係数により計数率測定手段から
得られた計数率を補正する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。
【0014】図1は、本発明に係る液体シンチレーショ
ンシステムの全体構成の一例を示すブロック図である。
図1において、カウンタ10a、10b、10c及び1
0dは、中央データ処理装置20に接続されている。中
央データ処理装置20は、カウンタ10a〜10dから
得られた測定データについて、様々な演算処理を行う。
この例は、4台のカウンタを並列して使用するシステム
を示したものであるが、本発明は4台に限らず、複数の
カウンタを並列使用する場合に有効である。
【0015】個々のカウンタの構成は図2に示される。
カウンタ10において、光電子増倍管などから成る検出
器11は、試料から発せられるシンチレーション光を電
気信号に変えて検出する。検出器11で得られた電気信
号はマルチチャンネルアナライザ12にて波高分析が行
われ、試料のエネルギースペクトルが求められる。
【0016】マルチチャンネルアナライザ12で求めら
れた試料のエネルギースペクトルは、クェンチング演算
部13及び補正演算部14に入力される。クェンチング
演算部13では、エネルギースペクトルより試料のクェ
ンチングの程度を示すクェンチング指標を求める。そし
て、補正演算部14は、クェンチング演算部13で求め
られた試料のクェンチング指標に基づいて試料のエネル
ギースペクトルを補正する。すなわち、補正係数曲線記
憶部15からクェンチング指標に対応する補正係数を読
み出し、その補正係数をエネルギースペクトルの各チャ
ンネルの計数値に乗じて補正を行う。補正係数曲線及び
具体的な補正の方法については後に詳述する。補正され
たエネルギースペクトルは、中央データ処理装置20に
入力され、そこで種々の演算処理が行われる。
【0017】本実施例において、クェンチング指標は、
外部標準線源チャンネル比法(ESCR法)やセルフコ
ンスタントチャンネル比法(SCCR法)などを用いて
求める。
【0018】ESCR法は、137 Csなどの外部標準線
源を試料の外側から照射し、その外部標準線源のγ線に
よってシンチレータ中に生じたコンプトン電子のエネル
ギースペクトルがクェンチングによって変化することを
利用して、試料のクェンチングの程度を調べる。図7に
示すように、試料にクェンチングの程度が大きくなる
と、試料中の放射性核種によるエネルギースペクトルと
外部標準線源のγ線によるコンプトンスペクトルは、と
もに低エネルギー側に変位する。ESCR法は、このよ
うなコンプトンスペクトルの変位からクェンチングの程
度を示す指標を求める。すなわち、本実施例では、図8
に示すようにコンプトンスペクトルの波高値LL〜∞に
おける総計数値を3:1に分割するチャンネル(波高
値)Rγを求め、次式、 ESCR値=K・Rγ (Kは定数)・・・(1) によって求められるESCR値をクェンチングの程度を
示す指標として用いる。なお、ここで波高値LL(Lo
wer Level)は検出器のノイズのレベルを示
し、このレベル以下の計数値はノイズによるものと考え
られるのでクェンチング指標の計算には用いない。
【0019】従って、ESCR法によってクェンチング
指標を求める場合は、まず外部標準線源(図示しない)
を試料の近傍に配置して試料に対してγ線を照射し、こ
のγ線によるコンプトン電子によって生じるシンチレー
タの発光を検出器11で検出する。そして、マルチチャ
ンネルアナライザ12によってコンプトンスペクトルを
求め、このコンプトンスペクトルからクェンチング演算
部13において上式(1)を用いてESCR値を求め
る。このESCR値をクェンチング指標として用いる。
【0020】これに対して、SCCR法は、外部標準線
源を用いず、試料自体のエネルギースペクトルの変位か
らクェンチングの程度を求める。すなわち、図9に示す
ように、試料のエネルギースペクトルの波高値LL〜∞
における総計数値を3:1に分割するチャンネル(波高
値)Rβを求め、次式、 SCCR値=K´・Rβ (K´は定数) によって求められるSCCR値をクェンチング指標とし
て用いる。このように、SCCR法は、外部標準線源を
必要とせず、また通常の試料の放射線測定と同時にクェ
ンチング指標を求めることができる。
【0021】クェンチング指標を求める方法には、この
他にも外部標準法(ESR法)や試料チャンネル比法
(SCR法)などがあるが、本発明は、これらどのよう
な方法で求められたクェンチング指標を用いることもで
きる。
【0022】このように、本実施例では、マルチチャン
ネルアナライザ12で得られたエネルギースペクトルに
基づいて、クェンチング演算部13において前述のよう
な演算処理を行うことにより、試料のクェンチング指標
を決定する。
【0023】次に、補正係数曲線について説明する。補
正係数曲線記憶部15には、クェンチング指標と補正係
数との相関を示した補正係数曲線が記憶される。ここ
で、各カウンタの補正係数は、従来と同様、同一試料を
測定した場合における基準カウンタでの計数率とそのカ
ウンタでの計数率の比と定義する。ただし、本実施例に
おいて従来と異なる点は、この補正係数がクェンチング
指標の関数となっていることである。前述したように、
補正係数は、各カウンタごとに異なることはもちろん、
1つのカウンタについて常に一定したものではなく、測
定対象となる試料のクェンチングの程度によって変える
必要があった。そこで、本実施例では、このクェンチン
グの程度の変化に応じた補正係数の変化のパターンを求
め、それを補正係数曲線として各カウンタに記憶させて
いる。以下に、補正係数曲線の作成工程を説明する。
【0024】補正係数曲線を作成するには、まず、クェ
ンチングの程度の異なる複数の標準試料を用意する。こ
のとき用意する標準試料の数は、要求される補正係数曲
線の精度に応じて決める。標準試料の数を多くすれば、
それだけ正確な補正係数曲線を得ることができる。
【0025】これら標準試料は、まず基準カウンタに装
填され、それぞれ計数率が測定される。基準カウンタで
の作業の流れを図3に示す。基準カウンタでは、まず最
初の標準試料を装填し、その標準試料についての計数率
を測定する。このとき計数率としては、単位時間(例え
ば1分)あたりのマルチチャンネルアナライザ12の各
チャンネルの計数値の総和を用いる。測定された計数率
は中央データ処理装置20に記憶される。このようにし
て最初の標準試料についての計数率の測定が終わると、
標準試料を取り替え、次の標準試料について計数率の測
定及び記憶を行う。これを最後の標準試料まで繰り返
す。このようにして、すべての標準試料についての計数
率が中央データ処理装置20に記憶される。
【0026】基準カウンタでの測定作業が終わると、同
じ標準試料のセットを他のカウンタに移す。
【0027】標準試料のセットを受け取ったカウンタ
(基準カウンタ以外)では、図4に示すような流れで作
業を行う。すなわち、標準試料を装填し、その標準試料
についてクェンチング指標Qと計数率Cを測定する。そ
して、その標準試料の基準液体シンチレーションカウン
タでの計数率C0 を中央データ処理装置20から読み出
し、次式に基づいて補正係数fを求める。
【0028】f=C0 /C 求められた補正係数fは、その標準試料のクェンチング
指標Qとリンクしてそのカウンタの補正係数曲線記憶部
15に記憶される。このとき、標準試料の装填の順序を
基準カウンタでの装填順序と同じにしておけば、基準カ
ウンタでの計数率C0 の読み出しが容易になる。また、
各標準試料に識別番号を付して、その識別番号に応じて
計数率C0 を読み出す構成としてもよい。
【0029】この一連の作業をすべての標準試料につい
て繰り返す。このようにしてすべての標準試料について
補正係数を求め、クェンチング指標とそれに対応する補
正係数とを補正係数曲線記憶部15に記憶する。ただ
し、用意した標準試料だけではクェンチング指標と補正
係数との関係を離散的にしか求められないので、それら
以外の部分については、標準試料から求められた結果に
対して補間を行うことによって求める。このようにして
補間により補正係数曲線が完成する。補間には最小二乗
法やスプライン関数を用いた手法などを用いることがで
きる。完成した補正係数曲線は補正係数曲線記憶部15
に記憶される。
【0030】このような作業を液体シンチレーションシ
ステムに含まれるすべてのカウンタについて行い、各カ
ウンタごとに補正係数曲線を作成する。
【0031】図5は、このようにして求められた補正係
数曲線の一例である。この図には、図1に示した液体シ
ンチレーションシステムにおいて、カウンタ10aを基
準カウンタとした場合の他のカウンタ(10b〜10
d)の補正係数曲線が示されている。図5において、各
点はそれぞれの標準試料のクェンチング指標及び補正係
数をプロットしたものであり、補正係数曲線はそれら各
点を補間して求めている。この補正係数曲線は、テーブ
ルや近似式の形で補正係数曲線記憶部15に記憶され
る。従って、クェンチング指標を与えれば、それに対応
する補正係数を求めることが可能となる。なお、図5に
はすべてのカウンタの補正係数曲線をまとめて示した
が、本実施例の場合、各カウンタの補正係数曲線記憶部
15にはそのカウンタの補正係数曲線のみが記憶され
る。
【0032】このような補正係数曲線の作成は、液体シ
ンチレーションシステムを初めて使用するときに行い、
以降、装置の経時的変化に対処するために、定期的に
(例えば半年ごとに)補正係数曲線の作り直しを行う。
【0033】次に、このようにして求められた補正係数
曲線を用いた計数率の補正過程を含む、実際の測定の流
れを図6を参照して説明する。
【0034】図6に示すように、まず各カウンタでは、
測定対象となる試料を装填し、クェンチング指標と計数
率の測定を行う。図2に示したカウンタの場合、クェン
チング指標は前述のESCR法等によりクェンチング演
算部13で求められる。また計数率は、単位時間当たり
のマルチチャンネルアナライザ12の全チャンネル計数
値の総和として求められる。
【0035】そして、補正演算部14では、求められた
クェンチング指標に対応する補正係数を補正係数曲線記
憶部15より読み出し、測定された計数率にその補正係
数を乗じることにより補正を行う。補正された計数率
は、中央データ処理装置20に出力され、そこでその補
正された計数率に基づいて種々のデータが求められる。
このように、本実施例によれば、試料のクェンチングの
程度に対応した補正係数を補正係数曲線から求め、その
補正係数で計数率の補正を行うことができるので、複数
のカウンタで測定を行う場合のカウンタ同士の機器間差
を補正することができる。
【0036】なお、本実施例においては、複数の液体シ
ンチレーションカウンタを中央データ処理装置で統合し
て使用するシステムについて説明したが、これに限ら
ず、1台の液体シンチレーションカウンタに複数の検出
器が設けられるような場合にも本発明は有効である。
【0037】また、本実施例においては、複数の液体シ
ンチレーションカウンタを中央データ処理装置で統合し
たが、中央データ処理装置を設けない場合にも、本発明
は適用可能である。この場合は、各液体シンチレーショ
ンカウンタを基準液体シンチレーションカウンタに直接
接続してデータのやり取りができるようにすればよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る液体
シンチレーションシステムによれば、複数の検出部(例
えば液体シンチレーションカウンタ)同士の感度の機器
間差を、自動的にかつ測定する試料のクェンチングの程
度にかかわらず正確に補正することができるので、どの
検出部で測定しても、基準となる検出部で測定した場合
と同じ計数率を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液体シンチレーションシステムの
全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る液体シンチレーションシステムの
液体シンチレーションカウンタの構成を説明するための
ブロック図である。
【図3】補正係数曲線作成工程のうち基準液体シンチレ
ーションカウンタでの作業工程を示すフローチャートで
ある。
【図4】補正係数曲線作成工程のうち基準液体シンチレ
ーションカウンタ以外の液体シンチレーションカウンタ
での作業工程を示すフローチャートである。
【図5】補正係数曲線の一例を説明するための図であ
る。
【図6】実際の測定時の各液体シンチレーションカウン
タの作業工程を示すフローチャートである。
【図7】クェンチングによるエネルギースペクトルの変
位を説明するための図である。
【図8】ESCR法によるクェンチング指標について説
明するための図である。
【図9】SCCR法によるクェンチング指標について説
明するための図である。
【符号の説明】
10 液体シンチレーションカウンタ 11 検出器 12 マルチチャンネルアナライザ 13 クェンチング演算部 14 補正演算部 15 補正係数曲線記憶部 20 中央データ処理装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の検出部を有する液体シンチレーシ
    ョンシステムにおいて、 前記各検出部は、 試料の計数率を測定する計数率測定手段と、 試料のクェンチング指標を測定するクェンチング指標測
    定手段と、 その検出部のクェンチング指標と補正係数との相関を示
    す補正係数曲線を記憶する補正係数曲線記憶手段と、 前記クェンチング指標測定手段で求められたクェンチン
    グ指標に対応する補正係数を前記補正係数曲線より読み
    出し、その補正係数を用いて前記測定手段で求められた
    計数率を補正する補正演算手段と、 を含むことを特徴とする液体シンチレーションシステ
    ム。
JP6100384A 1994-05-16 1994-05-16 液体シンチレーションシステム Pending JPH07306271A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009281735A (ja) * 2008-05-19 2009-12-03 Aloka Co Ltd 液体シンチレーションカウンタ
KR20210044047A (ko) * 2019-10-14 2021-04-22 한국수력원자력 주식회사 시료 내 방사능 핵종의 존재 확인 방법

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