JPH0259952B2 - - Google Patents

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JPH0259952B2
JPH0259952B2 JP58090120A JP9012083A JPH0259952B2 JP H0259952 B2 JPH0259952 B2 JP H0259952B2 JP 58090120 A JP58090120 A JP 58090120A JP 9012083 A JP9012083 A JP 9012083A JP H0259952 B2 JPH0259952 B2 JP H0259952B2
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JP
Japan
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radiation
chamber
chambers
background
monitor
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JP58090120A
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JPS58214869A (ja
Inventor
Fuiritsupu Goorudosutein Nooman
Aasaa Rein Suteiin
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CBS Corp
Original Assignee
Westinghouse Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Westinghouse Electric Corp filed Critical Westinghouse Electric Corp
Publication of JPS58214869A publication Critical patent/JPS58214869A/ja
Publication of JPH0259952B2 publication Critical patent/JPH0259952B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/16Measuring radiation intensity
    • G01T1/17Circuit arrangements not adapted to a particular type of detector
    • G01T1/178Circuit arrangements not adapted to a particular type of detector for measuring specific activity in the presence of other radioactive substances, e.g. natural, in the air or in liquids such as rain water
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T7/00Details of radiation-measuring instruments
    • G01T7/02Collecting means for receiving or storing samples to be investigated and possibly directly transporting the samples to the measuring arrangement; particularly for investigating radioactive fluids

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、放射線モニタ装置に関し、特に、原
子炉等の設備における放射線レベルを間欠的又は
連続的に確認するための放射線モニタ装置に関す
るものである。
従来技術 放射線をモニタするには、所定位置に設置した
放射線検出器を使用するが、本発明は全ての基本
的な放射線検出器のうちオンライン又はオフライ
ン式の放射性ガス及び液体(又はこれらのいずれ
か)検出器を適用できるものである。これについ
ては、例えば、「ウエスチングハウス・エンジニ
ア(Westinghouse Engineer)」1972年1月、第
32巻、第2−8頁、に掲載されたエス・エイ・レ
イン(S.A.Lane)、シー・グリーセイカー(G.
Griesaker)、及びテイー・ハンバーガー(T.
Hamburger)による「原子力発電所の放射線モ
ニタ装置(Radiation Monitoring System for
Nuclear Power Plants)」と題する論文、及び
同じく第110−115頁の、アール・ラストマン
(R.Rastman)及びデイー・エム・ギヤラガー
(D.M.Gallagher)の「放射線障害を制御するた
めの放射線モニタ計測システム(Radiation
Monitoring−An Instrumentation System For
Control of Radiation Tazards)」と題する論文
を参照することができる。
ガス又は液体中の放射能を測定する場合、オン
ライン又はオフラインの一定容積の放射性流体と
この流体から放射される放射線を検出する検出器
とを組合わせている。しかしながら、このような
測定はほとんどの場合、かなりの放射線バツクグ
ラウンドが存在する状態で行なわれ、しかもこの
バツクグラウンドはかなり変動することがある。
測定値からこのようなバツクグラウンドを減算す
るために執られる対策の一つとして検出器を最初
に較正しておく方法が行なわれて来た。しかしな
がら、バツクグラウンドレベルは変動するのでこ
の方法は適当でない。機器をシールドする方法
は、これを効果的に行うには費用と重量の点で困
難であるので満足できるものではなかつた。
従つて、読取値にある種のバツクグラウンド情
報を認めながら放射性流体の真の放射能測定値を
得ことには問題があつた。
過去において、この問題を解消するため多くの
解決策が試みられたが、重大な欠点があるためそ
のすべては失敗に帰した。
その第1の解決策は、補助検出器、例えば外部
に置いた小型カウンタを使つてバツクグラウンド
を別途測定することであつた。しかし、この方法
も十分ではない。その理由は、補助検出器が通常
のシールドの外に配置されているとともに、シー
ルドの内部から見た主モニタへのバツクグラウン
ド放射線の影響は、外部で検出されたバツクグラ
ウンドの影響と大きく異なるからである。これは
特に原子力発電所で生じる放射線であるガンマ線
の場合にあてはまる。従つて、外部カウンタは、
モニタ検出器自体から見てバツクグラウンドのカ
ウント数を誤つて表示することが多く、明らかに
このような状況下では補償は行なえなくなる。
第2の解決策は、検出モニタ装置から測定中の
放射性ガス又は液体を排出(パージ)し、主検出
器又はカウンタで別個にバツクグラウンドレベル
を測定することである。この場合の主たる欠点
は、放射線の測定が中断されることである。この
ような排出工程中、放射能レベルが急激又は連続
して増加すると、このような増加は検出されず、
プラントを迅速に修正操作する機会が失なわれ
る。
発明の目的 従つて本発明の主たる目的は、バツクグラウン
ド放射線の影響を受けることなく放射線のモニタ
を連続して行なえる放射線モニタ装置を提供する
ことである。
発明の構成 上記目的を達成するための本発明に係る放射線
モニタ装置の構成は、2つの互いに隣接するチヤ
ンバと、該両チヤンバ内の流体に応答する放射線
検出器と、上記両チヤンバ内に放射性流体が収容
されている時の第1動作モードにおける上記放射
線検出器のレスポンスと上記両チヤンバの一方に
非放射性流体が収容されている時の第2動作モー
ドにおける上記放射線検出器のレスポンスとを比
較する回路と、を備え、上記第1動作モード及び
上記第2動作モードが順番になつていることを特
徴としている。
作 用 本発明では、2つの異なる容積の流体の測定を
別々に行つて、放射線の第1カウント数及び第2
カウント数をそれぞれ導出し、これら第1カウン
ト数と第2カウント数を代数的に組合わせて、共
通のバツクグラウンド情報がほとんどない流体の
放射能の指示値を導出することによつて共通の放
射線バツクグラウンド存在下の流体の放射能の指
示値を得ることができる。
一般に上記2つの本来のレスポンス比は2対1
である。
本発明では、放射線測定を中断することなく放
射線モニタ装置のバツクグラウンドを除去する手
段が提供される。
これは、一つの共通の放射線検出器を用いて2
つの異なる容積の放射線流体サンプルを測定する
ことによつて達成される。
更に具体的に述べれば、まずサンプリングチヤ
ンバは放射性流体によつて満たされ、次に部分的
に排出(パージ)すなわち放射性流体によつて部
分的に満たされ、放射線検出器はサンプリングチ
ヤンバの各充満状態に対するレスポンスを連続し
て表示する。
本発明の別の実施態様によれば、2つのサンプ
リングチヤンバが放射線検出器の前方に並置又は
同心状に配置され、第1動作モードでは2つのチ
ヤンバに放射性流体が充填され、第2動作モード
では一方のチヤンバだけに充填される。この場
合、一方のチヤンバは他方のチヤンバよりも大き
く、更に具体的に述べれば小さい方のチヤンバは
大きい方のチヤンバのレスポンスの約半分になる
ようにすることが好ましい。
この点に関し、放射性流体を完全に満たしたチ
ヤンバで放射能レベルを測定し、非放射性流体を
完全に満たした、すなわち排出(パージ)したチ
ヤンバでバツクグラウンドでレベルを別個に測定
したとき放射能測定値の精度が最大になることが
認められる。
本発明によれば、バツクグラウンドレベルはチ
ヤンバ内に放射性流体が存在している状態でモニ
タによつて常時検出される。この測定は、まず、
放射性流体を満杯にして行ない、次に最小の容積
の放射性流体を入れて行う。このような最小容積
の放射能の測定は、検出器の検出値がバツクグラ
ウンドレベルに対して弱すぎるので、放射能レベ
ルの検出に際して問題が生じることがある。従つ
て、この残りの容積の放射性流体は過度に少なく
してはならない。本発明では最小容積の検出器レ
スポンスは最大容積の検出器レスポンスに対して
約1/3になるように妥協を図つている。
このような2つの異なるモードを交互にくり返
す本発明の利点は、モニタを機能させて、放射能
レベル又はバツクグラウンドレベルのいずれの急
激な変化にも対処しながら放射能およびバツクグ
ラウンドを測定できることにある。
この改良は、当該放射能を測定する放射線モニ
タの能力がモニタ中のバツクグラウンドによつて
制限されるという経験則に基づく。今日の放射線
モニタは弱シールドでつくられているので通常の
高バツクグラウンド率となる。この放射能信号と
バツクグラウンドレベルは厳密な統計学的解析に
よつて分離されるが、これには正確にバツクグラ
ウンドを減算し、充分な精度の測定値を与えなけ
ればならない。
又原子力発電所では、バツクグラウンドレベル
は日によつて変わる傾向があるので、放射線モニ
タを設置したときに測定したバツクグラウンドレ
ベルをその後のすべてのバツクグラウンドレベル
として減算に用いるのは適当でないということか
ら複雑になつている。このバツクグラウンドレベ
ルの変動があるためバツクグラウンドのレスポン
スを別個に測定するには1日に少なくとも2、3
回モニタを排出(パージ)操作する必要がある。
これには1日に1〜2時間かかるという問題があ
る。この期間中、発電所作業に放射線の問題が生
じても、モニタは放射線を検出できないことにな
る。
この欠点を克服するため、モニタのシールドの
外部に設置した小型の補助カウンタを使用してバ
ツクグラウンドの強度を測定し、より正確なバツ
クグラウンドの減算ができるようにすることが提
案されている。この方法では、モニタ自体のバツ
クグラウンドに対して外部カウンタの信号を関連
させた初期較正が必要であり、較正後も2つの信
号が正確に比例していることを前提とする。
この方法には、信頼性を低下させる種々の欠点
がある。まず、外部カウンタはシールドされてい
なくてモニタ内にカウンタはシールドされている
ため、外部カウンタはガンマ線エネルギー関数と
して内部モニタと異なるレスポンスを有する。従
つて、ガンマ線スペクトルが変わるので内外のカ
ウンタの関係は異なる。例えば、最初のバツクグ
ラウンドに 137Cs(0.662MeV)と 60Co(1.17,
1.33MeV)のガンマ線があるとすると、外部検
出器の指示値とモニタ自体の検出器のバツクグラ
ウンド率との間には或る関係が最初に見い出され
る。バツクグラウンドの大きさが2倍になるがス
ペクトルは同じであるとすると、内外の両カウン
タの率(割合)も2倍になり、外部カウンタから
のバツクグラウンド率に最初の較正係数を適用す
ることによつて正しいバツクグラウンド減算を行
うことができる。しかしながら、低エネルギー放
射線を放出する廃棄物質、例えば 57Co
(0.122MeV)が発電所に持ち込まれると、低エ
ネルギーのガンマ線が外部カウンタによつて容易
に検出されるが、モニタのシールドによつて主モ
ニタカウンタに達することができない。このた
め、外部カウンタのカウント数が大きくなり、以
てバツクグラウンドが増加しておりシステム全体
から減算するバツクグラウンド数を増加しなけれ
ばならないということが示される。事実、主モニ
タのバツクグラウンドは変化せず、システム中に
かなりの誤差が生じる。
第2の問題は、外部カウンタの使用に関連して
モニタ内の「クラツド」のビルドアツプから生じ
る。この問題は、モニタごとに異なつた態様で生
じ得る。例えば、水中の放射性物質が液体モニタ
の不動作領域(デツドエリア)に沈積することも
あるし、又はこの種のモニタ中の希ガスの一部
が、当該モニタ中に使用されているシンチレーシ
ヨン検出器の材料中に吸収されることもある。こ
のようなビルドアツプが生じると、バツクグラウ
ンド率が増加するが、その増加分はその時のモニ
タ中の瞬間放射能濃度と無関係である。液体モニ
タの場合、内部バツクグラウンドは時間の経過と
共に単調に増加し、最終的には外部ガンマ線によ
るバツクグラウンドよりも大きくなる。放射性ガ
スモニタの場合、希ガス放射能が定常状態にあれ
ば吸収効果は平衡値に達し、ガスの放射能が変わ
れば吸収効果もゆつくりと変わる。このことか
ら、外部カウンタはこの種のバツクグラウンドを
検出できず、モニタ装置(システム)はこの種の
効果を補正できないということが明らかである。
従つて本発明は、モニタの動作を停止すること
なく、かつ外部カウンタを使用せず、すなわち外
部カウンタを使つた場合に関連する内部バツクグ
ラウンドの問題およびスペクトル変化のないモニ
タ中のバツクグラウンドを測定する手段を提供す
る。
実施例 以下、添附図面に示された本発明の好ましい実
施例に沿つて詳細に説明する。
第1図及び第2図には、放射線モニタ装置が示
されているが、この装置は放射線検出器と、検出
容積を分割する液体又はガスの2つの部分から成
る。検出容積は2つの部分に分けられ、一方の部
分は全レスポンスの約2/3を表わし、他方の部分
は約1/3を表示する。
第1図において、本発明に係る放射線モニタは
2つのチヤンバ(小室)CH1、及びCH2から
成り、一方のチヤンバは他方のチヤンバ内に収容
されている。チヤンバCH1を形成する容器V1
は、容器V2内に収容され、容器V1とV2との
間にチヤンバCH2を形成している。蓋LDは、上
方流路で2つの容器V1及びV2を閉じ、蓋LD
の一面にはチヤンバCH2のための入口PT2と、
チヤンバCH1のための入口PT1とが設けられ、
他面にはチヤンバCH1のための出口PT′1と、
チヤンバCH2のための出口PT′2が設けられて
いる。更に蓋LDの中心部、すなわちチヤンバCH
1の中心部には溝RCが設けられている。この溝
RCは、検出器DETを収容するように形成されて
いる。こうして検出器DETはチヤンバCH1およ
びCH2又はこれらのいずれかが放射性液体を収
容したときこのような液体からの放射線に晒され
る。
原子力発電所からの放射性水は、2つの分枝
P′1及びP″1を有するパイプP1を通つて送ら
れる。流路スイツチFS1は、指令時にパイプ
P′1からの放射性水を、チヤンバCH1の入口
PT1に接続された入口パイプINP1へ流すよう
設けられており、パイプP″1からの放射性水は、
チヤンバCH2の入口PT2に接続された入口パ
イプINP2を流れる。これとは別に非放射性水が
パイプP2を通つて流路スイツチFS1へ流れる。
チヤンバCH1は、出口PT′1を介して出口パイ
プOUT1に接続され、一方チヤンバCH2は
PT′2を介して出口パイプOUP2に接続されて
いる。
パイプP1およびP2からの流体の圧力下にあ
るスイツチFS1の制御により、放射性水をチヤ
ンバCH1へ流すか、又はこのチヤンバの排出
(パージ)中に非放射性水を流すことができる。
通常は、両サイクル中にチヤンバCH2を介して
放射性水を流すが、時には「クラツド」のビルド
アツプを低減するため放射性水をも排出しなけれ
ばならないこともある。
第2図はガスモニタを示すが、このガスモニタ
は2つのチヤンバCH1、及びCH2が並置され
且つ共通仕切壁PTを有する共通容器に収容され
ている点だけが第1図の液体モニタの場合と異な
つている。容器VSの一面、すなわちチヤンバCH
1の側面にはチヤンバCH1の入口PT1、及び
出口PT′1が設けられており、容器VSの他方の
側面、すなわちチヤンバCH2の側面にはチヤン
バCH2の入口PT2、及び出口PT′2が設けられ
ている。図示するように、チヤンバCH1の外壁
に近い容器VSの蓋LDに入口PT1があり、容器
VSの他方の壁の上面すなわちチヤンバCH2の壁
に入口PT2が設けられ、容器VSの下方部分に出
口PT′1とPT′2が設けられている。
容器VSの底部には、チヤンバCH1、及びCH
2の双方およびその中の流体と対向するようシン
チレーシヨン検出器DTEが設置されている。
第1図および第2図の容器は、適宜円筒状又は
直方体につくることができる。
図示するようにチヤンバCH1の容積は、チヤ
ンバCH2の容積よりも大きい。第1図に示す検
出器DETにチヤンバCH1が接近させてありま
た、第2図では検出器DETの露出面がチヤンバ
CH1に向つていることは、チヤンバCH2の方
がチヤンバCH2よりも大きく寄与することを意
味する。図示するように検出容積は2つの部分チ
ヤンバCH1、及びCH2に分割され、チヤンバ
CH2は全レスポンス(感応度)の約2/3を表わ
し、チヤンバCH2は約1/3を表わす。
又配管は、これらチヤンバの一方を排出すると
き他のチヤンバには正常な流れが生じるようにな
つている。
次に動作について述べる。放射性流体は2つの
チヤンバを通過し、時間T1の間、カウントされ
る。次に大きい方のチヤンバCH1が排出され
(空気はガス/モニタで、水は液体モニタでカウ
ント)、このとき小さい方のチヤンバCH2には
通常の流れが生じる。この動作モードでは、時間
T2の間、放射能をカウントする。2つのチヤン
バのカウント効率が判れば、2つの測定値は2つ
の未知数を含む2つの方程式を与えるので、この
方程式よりモニタ中の放射能濃度を決定すること
ができる。
モニタの特性を調べるため、チヤンバのカウン
ト効率をE1とし、小さいチヤンバのカウント効
率をE2とする。双方の数値はCPM/μCi/c.c.で
測定され、バツクグラウンド率はCPMでbであ
る。次に最初の測定で時間T1中にカウントされ
るカウント数N1は、次のように表わされる。
N1=EICT1+E2CT1+bT1(カウント) (1) 次に第2の測定、すなわち部分排出中の時間
T2中のカウント数N2は次のように表わされる。
N2=E2CT2+bT2(カウント) (2) これら2つの方程式を解けば、バツクグラウン
ド項bは消去されるので、次の測定された放射能
の式が得られる。
C=N1/T1−N2/T2/E1 (3) 全信号に対するバツクグラウンドの比すなわち
b/(E1C+E2C)と、第1および第2チヤンバ
に対するレスポンス比E1/E2が所定値の場合、
全レスポンス(すなわち式(1))と部分レスポンス
(式(2)との間の時間を分割するのが最良である。
この場合、次のようになる。
又バツクグラウンドレベルが十分高い限り、例
えば測定される放射能レベルの約10%以上であ
ば、第1モードと第2モードを交互に且つ周期的
に放射線測定を行うことも考えられる。しかしな
がら、もし感度測定を完全に行うことができる程
バツクグラウンドレベルが低くなれば、まず最初
は第1モードで放射線測定を行なう。第1モード
で測定を行うことができるこのような低バツクグ
ラウンドレベルは、一般的に、測定される放射能
レベルの5%より低い。本発明の2モード動作シ
ステムにおける一般的時間比T1/T2は1〜2で
ある。
本システムを解析すれば、第2カウントにおい
て測定値がバツクグラウンドのみに関して生じる
場合、即ちE2=0であると、Cを統計的により
正確に測定できることが判る。しかしながらE2
=0にできないと、測定すべき流体の放射能の急
激な変化に対してモニタが常に対応できるように
するために必要な精度が悪くなる。従つて、Cを
決定するのに望ましい最大精度と、低レスポンス
E2の期間中モニタを作動状態にするに必要な精
度との間での妥協点を与えるE2/E1の最適値を
選択する。図示した寸法例では、E2/E1<0.5の
とき、低レスポンスE2期間中の低い検出能力で
よりよい精度が得られるとともにE2/E1>0.5で
は結果が逆になるので最良点はE2/E1=0.5とな
る。
E2/E1=0.5のシステムの特性は次のとおりで
ある。バツクグラウンド率が全信号率にほぼ等し
い場合、測定される放射能の統計的精度は低レス
ポンス(感度)期間中にバツクグラウンドだけを
測定した場合と比較して約1.4倍悪くなる。換言
すれば、完全排出サイクル中に作動するモニタ
が、検出された放射能の20%の標準偏差を有して
いたなら、上述した部分排出法を実施するときに
生じる標準偏差は28%となる。しかしながら、こ
の程度の精度低下は、性能が上がつたことに等し
いというのは、バツクグラウンドが不正確に測定
されればこれよりも大きい誤差が生じ得るからで
ある。更に、モニタは低レスポンス期間でも放射
能レベルの大きな変化を検出できる。
モニタ動作では完全レスポンス(感度)モード
と部分レスポンスモードとを交互に繰り返すとと
もに、各対に関連した放射能とバツクグラウンド
を計算する。各モードのカウント率は、急激な大
変化をチエツクするよう連続的にモニタでき、こ
のような大変化が生じると、2つのモードからの
カウント変化を比較することによりバツクグラウ
ンド、放射能、又はこれら双方のいずれに原因が
あるかを決定できる。
上述したモニタの全般的な原理によれば、変化
する外部又は内部(クラツドのビルドアツプ)の
バツクグラウンドに対処できるとともに、放射能
又はバツクグラウンドの大変化をもチエツクでき
る能力を有する。これらの付加能力は、統計上の
精度が適度に低下するか或いは所定精度を得るの
に必要な時間が適度に長くなるという犠牲の下に
得られる。
第3図には、第1図又は第2図のモニタを使用
した放射能モニタ装置が示されているが、この装
置は容積の異なつた2つのチヤンバCH1、及び
CH2から成り、CH1は主チヤンバで、CH2が
副チヤンバである。弁VLV1は放射性流体を入
口INP1へ通し第1カウント段階でチヤンバCH
1を満すことができ、第2カウント段階でチヤン
バCH1を排出できる。図示した第2チヤンバ
CH2は、放射性流体のみを受け入れることがで
き、両カウント段階を通して図示した構造を維持
する。検出器DETは、チヤンバCH1および/又
はチヤンバCH2からの放射線に晒される。チヤ
ンバCH1及びチヤンバCH2の双方に放射性流
体が入つているとき、時間T1の間晒されており、
チヤンバCH2のみに放射性流体が入つていると
きは時間T2の間晒される。チヤンバCH2内の放
射能による検出器のカウント率はチヤンバCH1
からのそれと比べて通常半分である。検出器
DETが放射性流体に晒される時間T1およびT2
は、2つのチヤンバの相対レスポンスおよび放射
能カウントに対するバツクグラウンドのカウント
比に比例する。
通常、E2/E1をほぼ0.5とし、バツクグラウン
ドのカウントを放射性流体によるカウントに等し
いと仮定すると、T1/T2は約1.3となる。
照射時間T1、すなわち双方のチヤンバに放射
性流体が入つている間のカウント数はN1で指示
され、照射時間T2、すなわちチヤンバCH2だけ
に放射性流体が入つている間のカウント数はN2
である。
検出器DETからのカウントは線路3によつて
増幅器4へ入力され、次にモニタ動作を制御して
いるマイクロコピユータ5内のカウント回路へ入
力される。モニタはコンピユータ5の制御により
時間T1の間、第1モードで作動し、弁VLV1は
放射性流体を双方のチヤンバCH1およびCH2
に流す。この時間中に検出器DETからカウント
N1が集められる。コンピユータ5は次に第2モ
ードに切換わり、弁VLV1の状態を切換えてチ
ヤンバCH1に非放射性流体を流す一方、チヤン
バCH2は放射性流体を流し続ける。時間T2の
間、第2モードを維持しカウントN2が集められ
る。これらのカウントN1およびN2は、先の式(1)
および(2)によつて表わされる。
N1=E1CT1+E2CT+bT1 (1)第1モード N2=E2CT2+bT2 (2)第2モード コンピユータ5は2つの式(1)および(2)からCを
計算し、この放射能カウントCを線路bへ出力
し、デイスプレイ7に表示する。コンピユータ5
内では臨界レベル又は増加臨界率を越えると、こ
の計算された放射能カウントCを使つて警報器を
作動する。
発明の効果 以上のように本発明によれば、放射線モニタ動
作を中断することなくモニタを機能させることが
でき、放射能レベル又はバツクグラウンドレベル
のいずれの急激な変化にも対処しながら放射能及
びバツクグラウンドを測定できるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る液体モニタ装置を示すブ
ロツク図、第2図は本発明に係る気体モニタを示
すブロツク図、第3図は第1図又は第2図の放射
線モニタを使用した放射線モニタ装置のブロツク
図、である。 CH1,CH2……チヤンバ、DET……放射線
検出器、VS……容器、FS1……流路スイツチ、
5……比較手段。なお、各図中、同一符号は同一
又は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 2つの互いに隣接するチヤンバと、該両チヤ
    ンバ内の流体に応答する放射線検出器と、上記両
    チヤンバ内に放射性流体が収容されている時の第
    1動作モードにおける上記放射線検出器のレスポ
    ンスと上記両チヤンバの一方に非放射性流体が収
    容されている時の第2動作モードにおける上記放
    射線検出器のレスポンスとを比較する回路と、を
    備え、上記第1動作モード及び上記第2動作モー
    ドが順番になつている放射線モニタ装置。 2 上記両チヤンバは上記放射線検出器に対して
    互いに横方向に配置されている特許請求の範囲第
    1項記載の放射線モニタ装置。 3 上記両チヤンバのうちの第2チヤンバが上記
    放射線検出器から見て上記両チヤンバのうちの第
    1チヤンバ上に重ねられ、上記第2動作モードで
    上記第1チヤンバに上記非放射性流体が導入さ
    れ、上記第1動作モードで上記両チヤンバに放射
    性流体が導入される特許請求の範囲第1項記載の
    放射線モニタ装置。 4 上記両チヤンバは、上記放射線検出器に対し
    て異なつた断面積を露出させており、一方の上記
    チヤンバが上記放射線検出器に露出している断面
    積は、他方の上記チヤンバが上記放射線検出器に
    露出している断面積より小さい特許請求の範囲第
    2項記載の放射線モニタ装置。 5 上記両チヤンバは、上記放射線検出器を同心
    状に囲んでおり、第1動作モードで上記放射性流
    体が上記両チヤンバに導入され、第2動作モード
    で外側チヤンバに上記放射性流体が導入され、内
    側チヤンバに非放射性流体が導入される特許請求
    の範囲第1項記載の放射線モニタ装置。
JP58090120A 1982-05-26 1983-05-24 放射線モニタ装置 Granted JPS58214869A (ja)

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JPS58214869A (ja) 1983-12-14
US4551298A (en) 1985-11-05
GB2120782A (en) 1983-12-07
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