JPH0311597Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0311597Y2 JPH0311597Y2 JP1986075017U JP7501786U JPH0311597Y2 JP H0311597 Y2 JPH0311597 Y2 JP H0311597Y2 JP 1986075017 U JP1986075017 U JP 1986075017U JP 7501786 U JP7501786 U JP 7501786U JP H0311597 Y2 JPH0311597 Y2 JP H0311597Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- heat exchanger
- outlet
- inlet
- tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000008646 thermal stress Effects 0.000 description 4
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 3
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は比較的低流量のエンジン冷却用熱交換
器に最適な、Uターン型熱交換器に関する。
器に最適な、Uターン型熱交換器に関する。
〔従来技術〕
互いに離間した一対のタンク間をUターンする
二パス型の従来の熱交換器は、第2図に示す如
く、下部側タンクの長手方向中央にタンクを2分
する隔壁11が設けられていた。そして、該隔壁
11の一方側から熱交換器媒体8を流入させ、上
部タンクをUターンして下部タンクの他方側から
それを流出するように構成していた。
二パス型の従来の熱交換器は、第2図に示す如
く、下部側タンクの長手方向中央にタンクを2分
する隔壁11が設けられていた。そして、該隔壁
11の一方側から熱交換器媒体8を流入させ、上
部タンクをUターンして下部タンクの他方側から
それを流出するように構成していた。
ところがこのようなUターン型熱交換器は、熱
交換に伴つて、コアの左側部分の温度が右側部分
より低くなる。すると、各チユーブの伸びにアン
バランスが生じ、該チユーブの付け根に熱応力が
生じる。そして、該付け根部に亀裂が生じる虞れ
があつた。本考案はかかる問題点を解決した熱交
換器を提供することを目的とする。
交換に伴つて、コアの左側部分の温度が右側部分
より低くなる。すると、各チユーブの伸びにアン
バランスが生じ、該チユーブの付け根に熱応力が
生じる。そして、該付け根部に亀裂が生じる虞れ
があつた。本考案はかかる問題点を解決した熱交
換器を提供することを目的とする。
本考案は以上の問題点を解決するため、次の構
成をとる。
成をとる。
即ち、互いに平行に位置された複数のチユーブ
と、各チユーブ間に接触して配設された多数のフ
インとにより熱交換器コアが形成される。そして
その熱交換器コアの両端が夫々タンクに連通され
た熱交換器の取付け構造を対象とする。そして、
一方の前記タンクのみを互いに分離独立した一対
の入口タンク1と出口タンク2とで構成する。そ
れと共に、その両出入口タンク1,2に夫々連通
する各チユーブ群ごとに、互いに独力したフイン
を配設して、前記熱交換器コアを入口側コア部と
出口側コア部とに分離する。さらに、入口タンク
1と出口タンク2とを夫々独立に弾性支持体7,
7を介して支持部材に取り付ける。そして、チユ
ーブ9の熱膨張の際に、それらのタンク1,2が
タンク3に対し互いに独立に相対移動できるよう
に形成する。それと共に前記入口タンク1から流
入した熱交換媒体8が前記他方のタンク3を介し
て出口タンク2にUターンするように構成したこ
とを特徴とする。
と、各チユーブ間に接触して配設された多数のフ
インとにより熱交換器コアが形成される。そして
その熱交換器コアの両端が夫々タンクに連通され
た熱交換器の取付け構造を対象とする。そして、
一方の前記タンクのみを互いに分離独立した一対
の入口タンク1と出口タンク2とで構成する。そ
れと共に、その両出入口タンク1,2に夫々連通
する各チユーブ群ごとに、互いに独力したフイン
を配設して、前記熱交換器コアを入口側コア部と
出口側コア部とに分離する。さらに、入口タンク
1と出口タンク2とを夫々独立に弾性支持体7,
7を介して支持部材に取り付ける。そして、チユ
ーブ9の熱膨張の際に、それらのタンク1,2が
タンク3に対し互いに独立に相対移動できるよう
に形成する。それと共に前記入口タンク1から流
入した熱交換媒体8が前記他方のタンク3を介し
て出口タンク2にUターンするように構成したこ
とを特徴とする。
従つて、本熱交換器によればUターン型熱交換
器において、往路と復路とで熱交換媒体8の各温
度が異なることに基づき各チユーブ9に熱膨張の
差が生じても、入口タンク1、出口タンク2が互
いに独立に相対移動できるから、チユーブ9の付
け根部に熱応力が生じることを低減させ、該付け
根部の亀裂を防止できる。
器において、往路と復路とで熱交換媒体8の各温
度が異なることに基づき各チユーブ9に熱膨張の
差が生じても、入口タンク1、出口タンク2が互
いに独立に相対移動できるから、チユーブ9の付
け根部に熱応力が生じることを低減させ、該付け
根部の亀裂を防止できる。
次に図面に基づいて本考案の実施例につき説明
する。
する。
第1図は本考案の熱交換器の一部破断立面図で
ある。この実施例では多数の並列したチユーブ9
と、それらの間に接触して配設された多数のフイ
ン4とにより熱交換器コアを構成する。そして、
各チユーブ9の下部側には並列した一対の入口タ
ンク1、出口タンク2が夫々独立に連通する。そ
してチユーブ9の上部には一つのみのタンク3が
設けられ、該タンクとチユーブ9上端とが連通し
ている。そして入口タンク1及び出口タンク2が
夫々独立に、弾性支持体7を介して支持されてい
る。勿論上部側のタンク3をさらに支持すること
もできる。
ある。この実施例では多数の並列したチユーブ9
と、それらの間に接触して配設された多数のフイ
ン4とにより熱交換器コアを構成する。そして、
各チユーブ9の下部側には並列した一対の入口タ
ンク1、出口タンク2が夫々独立に連通する。そ
してチユーブ9の上部には一つのみのタンク3が
設けられ、該タンクとチユーブ9上端とが連通し
ている。そして入口タンク1及び出口タンク2が
夫々独立に、弾性支持体7を介して支持されてい
る。勿論上部側のタンク3をさらに支持すること
もできる。
このようにしてなる熱交換器は入口タンク1の
パイプ5から熱交換媒体8が流入し、図において
熱交換器コアの右半分に存在する各チユーブ9を
上昇し、タンク3でUターンして左側部分に配置
されたチユーブ9を流下し、出口タンク2の出口
パイプ6より流出するものである。なお、チユー
ブ9及びフイン4の外周には冷却風が流通する。
そしてそ冷却風と熱交換媒体8とが熱交換され
る。従つて、右側部分を流通する熱交換媒体8の
温度は左側部分に流通するそれよりも高くなる。
すると、右側部分のチユーブ9は左側部分のそれ
よりも大きく熱膨張することになる。しかなが
ら、入口タンク1と出口タンク2とが互いに独立
にタンク3に対して相対移動できるように構成さ
れているから、チユーブ9の付け根に過大な熱応
力が生じることがない。
パイプ5から熱交換媒体8が流入し、図において
熱交換器コアの右半分に存在する各チユーブ9を
上昇し、タンク3でUターンして左側部分に配置
されたチユーブ9を流下し、出口タンク2の出口
パイプ6より流出するものである。なお、チユー
ブ9及びフイン4の外周には冷却風が流通する。
そしてそ冷却風と熱交換媒体8とが熱交換され
る。従つて、右側部分を流通する熱交換媒体8の
温度は左側部分に流通するそれよりも高くなる。
すると、右側部分のチユーブ9は左側部分のそれ
よりも大きく熱膨張することになる。しかなが
ら、入口タンク1と出口タンク2とが互いに独立
にタンク3に対して相対移動できるように構成さ
れているから、チユーブ9の付け根に過大な熱応
力が生じることがない。
本考案の熱交換器の取付け構造は以上のような
構成からなり、次の効果を有する。
構成からなり、次の効果を有する。
本構造は入口タンク1から流入した熱交換媒体
8がタンク3をUターンして出口タンク2に導か
れるものであり、その往路と復路とでは、熱交換
媒体8の夫々の温度が異なる。従つて入口側コア
部のチユーブの熱膨張と、出口側コア部のチユー
ブの熱膨張とが異なるが、本考案ではこれに対応
できるように出口タンク2と入口タンク1とが
夫々弾性支持体を介して互いに独立に相対移動で
きるように取り付けたから、チユーブ9の付け根
部の亀裂の発生を防止できる。即ち、Uターン型
熱交換器特有の往路と復路との熱膨張差に基づく
チユーブ付け根部の熱応力を低減し、各部分の亀
裂の発生を防止できる。
8がタンク3をUターンして出口タンク2に導か
れるものであり、その往路と復路とでは、熱交換
媒体8の夫々の温度が異なる。従つて入口側コア
部のチユーブの熱膨張と、出口側コア部のチユー
ブの熱膨張とが異なるが、本考案ではこれに対応
できるように出口タンク2と入口タンク1とが
夫々弾性支持体を介して互いに独立に相対移動で
きるように取り付けたから、チユーブ9の付け根
部の亀裂の発生を防止できる。即ち、Uターン型
熱交換器特有の往路と復路との熱膨張差に基づく
チユーブ付け根部の熱応力を低減し、各部分の亀
裂の発生を防止できる。
しかも、本構造は一の熱交換器コアにより所謂
Uターン型熱交換器を構成するものであるから、
構造が比較的簡単でそれを安価に提供できる。
Uターン型熱交換器を構成するものであるから、
構造が比較的簡単でそれを安価に提供できる。
第1図は本考案の熱交換器の一部破断断立面
図、第2図は従来型熱交換器の説明図。 1……入口タンク、2……出口タンク、3……
タンク、4……フイン、5……入口パイプ、6…
…出口パイプ、7……弾性支持体、8……熱交換
媒体、9……チユーブ、10……チユーブプレー
ト。
図、第2図は従来型熱交換器の説明図。 1……入口タンク、2……出口タンク、3……
タンク、4……フイン、5……入口パイプ、6…
…出口パイプ、7……弾性支持体、8……熱交換
媒体、9……チユーブ、10……チユーブプレー
ト。
Claims (1)
- 互いに平行に位置された複数のチユーブと、各
チユーブ間に接触して配設された多数のフインと
により熱交換器コアが形成され、該熱交換器コア
の両端が夫々タンクに連通された熱交換器の取付
け構造において、一方の前記タンクのみを互いに
分離独立した一対の入口タンク1と出口タンク2
とで構成すると共に、その両出入口タンク1,2
に夫々連通する各チユーブ群ごとに互いに独立し
たフインを配設して、前記熱交換器コアを入口側
コア部と出口側コア部とに分離し、前記入口タン
ク1と出口タンク2とを夫々独立に弾性支持体
7,7を介して支持部材に取付けて、前記各コア
部のチユーブの熱膨張の際にそれらのタンク1,
2が互いに相対移動できるように形成すると共
に、前記入口タンク1から流入した熱交換媒体8
が前記他方のタンク3を介して出口タンク2にU
ターンするように構成したこと特徴とする熱交換
器の取付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986075017U JPH0311597Y2 (ja) | 1986-05-19 | 1986-05-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986075017U JPH0311597Y2 (ja) | 1986-05-19 | 1986-05-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62185386U JPS62185386U (ja) | 1987-11-25 |
JPH0311597Y2 true JPH0311597Y2 (ja) | 1991-03-20 |
Family
ID=30920777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986075017U Expired JPH0311597Y2 (ja) | 1986-05-19 | 1986-05-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0311597Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-05-19 JP JP1986075017U patent/JPH0311597Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62185386U (ja) | 1987-11-25 |
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