JPH03115769A - アルコールエンジンの燃料供給装置 - Google Patents

アルコールエンジンの燃料供給装置

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Publication number
JPH03115769A
JPH03115769A JP25635389A JP25635389A JPH03115769A JP H03115769 A JPH03115769 A JP H03115769A JP 25635389 A JP25635389 A JP 25635389A JP 25635389 A JP25635389 A JP 25635389A JP H03115769 A JPH03115769 A JP H03115769A
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JP
Japan
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fuel
alcohol concentration
flow rate
fuel pump
pump
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Pending
Application number
JP25635389A
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English (en)
Inventor
Takamitsu Kashima
隆光 鹿島
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、底部が分離した燃料タンク内の燃料レベル差
、アルコール濃度差に応じて燃料供給系のポンプ流Gを
可変設定し、燃料リターン系路を切換えるアルコールエ
ンジンの燃料供給装置に関する。
[従来の技術と発明が解決しようとする課題]近年、燃
料事情の悪化、排気清浄化の要請などにより、従来のガ
ソリンに加えて、代替燃料としてのアルコールを同時に
使用可能なシステムが実用化されつつあり、このシステ
ムを搭載した自動車などの車輌(FleXiblc F
uel Vehicle 、以下rFFVJと称する)
では、ガソリンは勿論のこと、アルコールとガソリンと
の混合燃料、あるいは、アルコールのみで走行が可能な
ようになっている。
上記FFV用のエンジンでは、燃料中のアルコール11
5度(含有率)は燃料補給の際のユーザー1情により0
%(ガソリンのみ)から100%(アルコールのみ)の
間で変化するため、燃料タンク内の燃料のアルコール濃
度が変化し、アルコールa痘に応じた燃料噴射mの制御
が必要になる。
また、最近の自動車などの車輌の燃料タンク(よ、その
形状が複雑化しており、特に、4WD車などでは、プロ
ペラシャフト、リアデフなどにより燃料タンクの底部が
2室に分割された形状となってしまう。
従って、上記燃料タンク底部の2室のいずれかに燃料が
残I¥1づ゛る63それがあり、燃料タンク内の燃料を
略最後まで有効に使用することが困難であるといった問
題を生じるばかりでなく、燃料補給によって燃料タンク
内の燃料のアルコール濃度が不均一となり、アルコール
濃度に応じた制御が困難となる。
燃料タンク内におりる燃料のアルコール澗麿不均−に対
処するに、特開昭56−124516号公報には、燃料
タンクの下方に燃料を撹拌する撹拌装置を設ける技術が
開示されているが、上)ホのような2室型の燃料タンク
においては、設置スベスに余裕がなく適用は困難である
また、実開昭62−194125号公報には、上記2室
をの燃料タンクの底部の燃料を有効に使用するため、エ
ンジン側から燃料を第19.に戻すリターン管に上記第
1室に向かって吐出する噴流ポンプを設け、この噴流ポ
ンプの吸込み側を第2室の底部に解放して上記噴流ポン
プに生じるリターン流による吸引力により第2室の燃料
を第1室に吸上げて移送する技術が、本出願人により出
願されている。
しかしながら、一般に、通常のガソリンエンジンにおけ
る燃料ポンプの送油量はエンジンの右りる最大燃料噴射
量の数倍に設定されており、上記F F V用のエンジ
ンにおいては、燃料ポンプの必要流mをアルコール10
0%の燃料を基ti!設定すると、ガソリン100%の
燃料を用いた場合にはエンジンが実際に必要とする最高
流口の約2倍の燃料を供給t7なければならない。
このような大容量8、大型の燃料ポンプを搭載すると、
最小燃料消費領域(ガソリン100%でアイドル運転)
においては、燃料の過剰供給となり、エネルギーロスを
招くばかりか、騒音対策上も好ましくない。
[発明の目的] 本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、2室型の
燃料タンク内の燃料を略最後まで有効に使用でき、しか
も、大容量、大型の燃料ポンプを使用することなく常に
最適な燃料但を供給することができ、エネルギーロスを
少なくして低9 G−化を実現することのできるアルコ
ールエンジンの燃料流m制御装置を提供することを目的
としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本発明によるアルコルエンジン
の燃料供給装置は、燃料タンクの底部に互いに分離した
分離室を有し、各分離室にそれぞれ燃料ポンプを連通し
てエンジンに燃料を供給する燃料供給系を婦え、上記各
燃料ポンプから供給される燃料に対し、それぞれのアル
コール濃度を篩用するアルコール濃度算出手段と、上記
アルコール9度停出手段で算出した各アルコール濃度と
上記各燃料ポンプのポンプ流量とに基づいて、エンジン
に供給される燃料の実アルコール濃度を口出する実アル
コール′ci度口出手段と、上記実アルコール濃度口出
手段で算出した実アルコール濃度にLtづいて、上記燃
料供給系の必要最大燃料流吊を算出する必要最大燃料流
量口出手段と、上記燃料タンクの各分離室側の燃料レベ
ルを検出し、その燃料レベル差が所定の設定範囲内にあ
るか否かを判別Jる燃料レベル差判別手段と、上記燃料
レベル差判別手段で上記燃料レベル差が所定の設定範囲
内と判別されたとき、上記各燃料ポンプのポンプ流量を
上記アルコール111flI算出手段で算出したアルコ
ール濃度が高いほど大きくして上記必要最大燃料流量口
出手段で算出した必要最大燃料流♀を設定し、上記燃料
レベル差判別手段で上記燃料レベル差が所定の設定範囲
外と判別されたとき、燃料レベルが高い側の分l111
室に連通する燃料ポンプのポンプ流量を大きくして上記
必要最大燃料流量を設定する燃料ポンプ流m設定手段と
、上記燃料レベル差判別手段で上記燃料レベル差が設定
範囲内と判別されたとき、上記燃料供給系からの燃料が
アルコール濃度の低い側の分離室へリタンするよう切換
設定し、上記燃料レベル差判別:1段で上記燃料レベル
差が設定範囲外と判別されたとき、上記燃料供給系から
の燃料が燃料レベルの低い側の分離室ヘリターンするよ
う切換設定するリターン燃料切換設定手段とを備えたも
のである。
[作 用コ 本発明によるアルコールエンジンの燃料供給装r!では
、燃料タンクの底部に互いに分111 した分離室を有
し、各分離室にそれぞれ燃料ポンプを連通してエンジン
に燃料を供給する燃料供給系を備えており、まず、アル
コール濃度篩用手段により、上記各燃料ポンプから供給
される燃料に対し、それぞれアルコール濃度が口出され
、実アルコール濃度口出手段により、各アルコール濃度
と上記各燃料ポンプのポンプ流mとに基づいて、エンジ
ンに供給される燃料の実アルコール濃度が算出される。
次に、必要最大燃料流量算出手段により、実アルコール
濃度に基づいて上記燃料供給系の必要最大燃料流分が口
出され、燃料レベル差判別手段により、上記燃料タンク
の各分離室側の燃料レベルが検出されて、その燃料レベ
ル差が所定の設定範囲内にあるか否かが判別される。
そして、燃料ポンプ流用設定手段により、上記燃rルベ
ル差が所定の設定範囲内のとき、上記各燃料ポンプのポ
ンプ流mがそれぞれのアルコール濃度が高いほど大きく
されて上記必要最大燃料流量が設定され、上記燃料レベ
ル差が所定の設定範囲外のとき、燃料レベルが高い側の
分l1lll室に連通する燃料ポンプのポンプ流量が大
きくされて上記必要最大燃料流量が設定される。
一方、上記燃料供給系からのリターン燃料は、リターン
燃料切換設定手段により、上記燃料レベル差が設定範囲
内のとき、アルコール濃度の低い側の分離室ヘリターン
するよう切換設定され、上記燃料レベル差が設定範囲外
のとき、燃料レベルの低い側の分離室ヘリターンするよ
う切換設定されて上記燃料タンクへリターンされる。
[発明の実施例] 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は制す1装置の
機能ブロック図、第2図は燃料供給系の砥略図、第3図
はポンプ流量と燃料ポンプ回転数との関係を示づ相関図
、第4図は実アルコール濃度良と必要最大燃料流量との
関係を示す相関図、第5図は燃料ポンプ駆動領域を示す
説明図、第6図はアルコール濃度差と燃料ポンプ流量係
数との関係を承り相関図、第7図はアルコール濃度に対
Jる電磁弁の切換えを示す説明図、第8図は燃料供給系
の制御手順を示すフローチャートである。
(構 成) 第2図において、符号1はFFV用のアルコールエンジ
ンであり、図においては4気筒水平対向エンジンを示す
。このエンジン1のシリンダヘッド2に形成した吸気ボ
ート2aにインテークマニホルト3が連通され、このイ
ンテークマニホルド3の上流にエアヂャンバ4を介して
スロットルチャンバ5が連通され、このスロットルチャ
ンバ5の上流側に吸気管6を介してエアークリーナ7が
取付(′:lられている。
また、上記吸気管6の上記エアクリーナ7の直下流に吸
入空気量センサ(図においては、ポットワイヤ式エアフ
ローメータ)8が介装され、さらに、上記スロットルチ
ャンバ5に設けられたスロットルバルブ5aにスロット
ル開度センサ9aとスロットルバルブ仝閉を検出するア
イドルスイッチ9bとが連設されている。
また、上記インテークマニホールド3の各気筒の各吸気
ボート2aの直上流側にインジエクタ10が配設され、
さらに、上記シリンダヘッド2の各気筒毎に、その先端
を燃焼室に露呈する点火プラグ11が取り付けられてい
る。
また、上記インジェクタ1oは、第1燃料系路12及び
第2燃料系路13を介して燃料タンク14に連通され、
上記第1燃料系路12には、上記燃料タンク1/I側か
ら第1燃料ポンプ15、第1アル」−ル濃度センサ16
が介装され、また、上記第2燃料系路13には、上記燃
料タンク14側から、第2燃旧ポンプ17、第2アルコ
ール潮度セン++18が介装されている。
上記燃料タンク14は、その底部が第1′全14a及び
第2室14bとからなる左右2室に分離され、上記第1
燃料ポンプ15が上記第1室14aに、また、上記第2
燃料ポンプ17が上記第2室14bに連通している。
上記第1燃料ポンプ15及び第2燃料ポンプ17は、例
えば、直流モータなどによって駆動される容積ポンプで
あり、第3図に示すように、燃料ポンプ回転数NPとポ
ンプ流♀QPとが略リニアな特性を有する。
また、上記燃料タンク14の第1室14a側及び第2室
14b側に、それぞれ第1燃料レベルヒンサ19、第2
燃料レベルセンサ20が臨まされており、上記燃料タン
ク14内にはアルコールのみ、または、イれとガソリン
との混合燃料、あるいは、ガソリンのみ、すなわち、ユ
ーザーの燃料補給の際の事情によりアルコール濃度の変
化する燃料が貯留されている。
また、上記インジェクタ10は、リクーン通路21を介
してプレッシャレギュレータ22の燃料室22aに連通
されており、この燃料室22a下流側が電磁切換弁23
に連通され、この電磁切換弁23により、上記燃料タン
ク14の第1室14a側上部に開口する第1燃料リター
ンロ#1と第2“14b側上部に開口する第2燃料リタ
ーンロ#2とが切換えられる。
ざらに、図中−点鎖線で示づ如く、上記プレッシャレギ
ュレータ22の調圧室22bが上記インテークマニホー
ルド3に連通し、上記プレッシャレギュレータ22によ
って上記インジェクタ10の燃料圧力と上記インテーク
マニホールド3内圧力との差圧が一定に保たれ、上記イ
ンテークマニホールド3内圧力の変動によって上記イン
ジェクタ10からの燃料噴射憤が変動しないよう制御さ
れる。
また、上記エンジン本体1のクランクシャフト1bには
クランクロータ24が軸着され、その外周にクランク角
を検出するための雷…ピックアップなどからなるクラン
ク角センサ25が対設されている。
さらに、上記インテークマニホールド3に形成されたラ
イザをなす冷却水通路(図示せず)に冷却水温センサ2
6が臨まされている。
また、上記シリンダヘッド2の排気ボート2bに連通す
る排気管27に02センサ28が臨まされている。なお
、符号29は触媒コンバータである。
(制御装置の回路構成) 一方、符号30は制御11装買で、この制御装置30の
CPU(中央処理演算装置)31、ROM32、RAM
33、および、I10インターフェイス34がパスライ
ン35を介して互いに接続されており、このI10イン
ターフェイス34の入力ボートに、各センサ8,9a、
16.18.19,20.25.26,28、J3よび
、アイドルスイツチ9bが接続され、また、上記I10
インターフェイス34の出力ボートに、駆動回路36を
介してインジ丁りタ10.貞火プラグ11、第1燃料ポ
ンプ15、第2燃斜ポンプ17、電磁切換弁23がそれ
ぞれ接続されている。
上記ROM32には制御プログラム、固定データが記憶
されており、固定データとしては、後)ホする燃料ポン
プ流■1係数テーブルがある。
また、上記[く八M33にはデータ処理した後の上記各
センサの出力信号および上記CPIJ31で演算処理し
たデータが格納されている。
さらに、上記CPU31では上記ROM32に記憶さ゛
れている制御プログラムに従い、上記RAM33に格納
された各種データに基づぎ、インジェクタ10の燃料噴
射パルス幅、点火プラグ11の点火時期などを演算する
とともに、第1燃料ポンプ15、第2燃料ポンプ17、
電磁切換弁23を駆動して燃料供給系の制御を行なう。
(制御装置の機能構成) 第1図に示すように、制御装置30の燃料供給制御機能
は、第1アルコール濃度粋出手段41、第2アルコール
rJ瓜算出手段42、アルコール濃叶差算出手段43、
実アルコールa度算出手段44、RAM33からなる記
憶手段45、必要最大燃料流ff1O出手段46、アル
コール濃度差判別手段47、燃料レベル差判別手段48
、燃料ポンプ流吊設定手段49、第1燃料ポンプ駆動手
段50、第2燃料ポンプ駆動手段51、リターン燃料切
換設定手段52、電磁切換弁駆動手段53から構成され
ている。
また、上記燃料ポンプ流量設定手段49は、燃料ポンプ
流量係数設定手段49a1燃料ポンプ流爪係数テーブル
TPに、第1燃料ポンプ流量設定手段49b、第1燃料
ポンプ回転数設定手段490、第2燃料ポンプ流最設定
手段49d、第2燃料ポンプ回転数設定手段49eから
構成されている。
第1アルコール濃麿詐出手段41では、第1アル]−ル
′濃度センサ16の出力信号を読込み、第1燃料系路1
2中の燃料のアルコールi!i1度、すなわち、第1燃
料ポンプ15によって供給される燃料タンク14の第1
室14a側の燃料のアルコール濃度である第1アルコー
ル瀧度A1を算出する。
第2アルコール濃度算出手段42では、第2アルコール
濃度センサ18の出力信号を読込み、第2燃料系路13
中の燃料のアルコール濃度、すなわら、第2燃料ポンプ
17によって供給される上記燃料タンク14の第2室1
4b側の燃料のアルコール濃邸ぐある第2アルコール淵
度A2を算出する。
アルコールml差算出手段43では、上記第1アルコー
ルa Ifj、r5出手段41で算出した第1アルコー
ル濃度A1と上記第2アルコール濃度算出手段42で算
出した第2アルコール母度A2どの差、すなわち、上記
燃料タンク14の第1室14a側の燃料と第2室14b
側の燃料とのアルコール濃度差△Oを算出する。
実アルコール濃度篩用手段44では、RAM33からな
る記憶手段45にストアされている上記第1燃料ポンプ
15の第1燃nポンプ流量Q1と上記第2燃料ポンプ1
7の第2燃料ポンプ流fnQ2とを読出し、上記第1ア
ルコール濃度算出手段41にて算出したアルコールI 
Iff A 1と上記第2アルコール濃度算出手段42
にて算出したアルコール濃度A2とに基づいて、上記第
1燃料系路12と上記第2燃料系路13とが合流してイ
ンジェクタ10へ供給され実際にエンジンに噴射される
燃料の実アルコール濃度Aを算出する。
1なわち、上記第1燃料系路12における燃′F81流
小中のアルコール滝川をQAI、また、上記第2燃料系
路13における燃料流M中のアルコール流吊をQA2と
すると、実アルコール濃度A度Aは、で求められる。
ここで、 Q^1=QI  XA1  /100    ・・・(
2)Q^2=Q2xΔ2/100    ・・・(3)
であるため、上記(2)式及び(3)式を上記(1)に
代入すると、 式 となり、上記(4)式によって実アルコール濃度Aが設
定できる。
必要最大燃料流fit[出手段46では、上記実アルコ
ール濃度口出手段44′c算出した実アルコール濃度A
に基づいて、上記第1燃料ポンプ15及び上記第2燃料
ポンプ17による燃料供給系の必要最大燃料流量Q H
AXを算出する。
Jなわら、上記実アルコール濃度Aが高くなるほど理論
空燃比が低下し、例えば、燃料がガソリン100%の場
合を14.9とすると、アルコール(メタノール)10
0%の場合には6.45(エタノールの場合には9.0
1)となり、同じエンジン運転状態下ではインジェクタ
10からの燃料噴()1舟が実アルコール濃度Aの上界
に従いリニアに増大する。
従って、この燃料噴射量の増大に対応する上記燃料供給
系の必要最大燃料流ωQ HAXは、第4図に示すよう
に、実アルコール濃度Aに対しリニアに変化し、実アル
コール濃度Aの関数f (A)で設定−1ルコトカrキ
ル(QHAX =f(A))。
尚、上記必要最大燃料流量Q HAXは、実アル]ル澗
度△に対して予め実験などにより求め、マツプとしてR
OM32に格納しておぎ、実アルコール濃度へをパラメ
ータとして上記マツプを検索して設定しても良い。
アルコール濃度差判別手段47では、上記アルコール濃
度差算出手段43で算出したアルコ濃度差度差△0と所
定の設定値ASとを比較し、リターン燃料切換設定手段
52へ比較信号を出力する。
燃料レベル差判別手段48では、燃料タンク14の第1
室14a側に臨まされた第1燃料レベルセンサ19の出
力信号と、第2室14b側に臨まされた第2燃料レベル
センナ20の出力信号を読込み、上記第1室14a側の
燃料レベルト(1と上記第2室14b側の燃料レベルH
2との燃料レベル差ΔH(=111−H2)と設定値H
sとを比較し、上記第1燃料ポンプ15と上記第2燃料
ポンプ17との駆動領域を判別する。
ずなわら、第5図に示すように、上記燃料レベル差ΔH
が所定の範囲内(−H3≦ΔH≦H3)にあるとき、上
記第1燃料ポンプ15と上記第2燃料ポンプ17とを、
上記アルコール濃度差口出手段43で算出したアルコー
ル濃度差AOに応じて駆動する領域と判別し、また、上
記燃料レベル差Δ]4が所定の範囲外でΔH>H81ず
なわち、上記第1室14a側の燃料レベルH1が上記第
2室14b側の燃料レベルH2よりも高く、設定値1−
I Sを越えているとき、第1燃料ポンプ駆動領域と判
別する。
さらに、上記燃料レベル差ΔHが所定の範囲外でΔH<
−H3,iなわち、上記第1室14a側の燃料レベルH
1が上記第2室14b側の燃料レベルH2よりも低く、
マイナス側の設定値−H6を越えているとき、第2燃料
ポンプ駆動領域と判別する。
燃料ポンプ流ffi設定手段49では、燃料ポンプ流f
流量係数設定手段49aにて、上記アルコール濃度差算
出手段43で口出したアルコール濃度差A0をパラメー
タとして燃料ポンプ流量係数テーブルTPKを検索し、
第1燃料ポンプ流R係数KI、第2燃料ポンプ流吊係数
KIIを設定する。
ここで、上記第1燃料ポンプ流母係数KI及び第2燃料
ポンプ流量係数KIIは、上記必要最大燃料流量設定手
段46で設定した燃料供給系の必要最大燃料流ffi 
Q HAXを確保する際に、アルコール濃度差AOに応
じて上記第1燃料ポンプ流♀Q1と上記第2燃料流ff
tQ2とに分配設定するための係数である。
第6図に示すように、アルコール濃度差AO=00とき
、KI=KII=0.5であり、アルコル淵度差△0が
プラス側に大きいほど、ずなわら、上記第1燃料系路1
2中の第1アルコール8n瓜A1が上記第2燃料系路1
3中の第2アルコール淵度A2よりも大きいほど、KI
が大きい値に設定され、また、KIrが反比例して小さ
い値に設定される。
すなわち、上記第1燃料ポンプ流量係数KI、第2燃料
ポンプ流ω係数KIIは、それぞれ、アルコール濃度差
△0のPA数にて設定され、KI+KI[−1,0であ
る。
なお、上記第1燃料ポンプ流は係数に■、第2燃料ポン
プ流ω係数Kmは、アルコール濃度差AOをパラメータ
とした燃料ポンプ流量係数テーブルTPにとしてROM
32に格納しておぎ、アルコール濃度差△0をパラメー
タとして上記テーブルTPにを検索して設定するように
してもよい。
そして、上記燃料レベル差判別手段48にて上記第1燃
料ポンプ15と上記第2燃料ポンプ17との駆動領域と
判別されると、第1燃料ポンプ流爪設定手段49b′C
1上記必要最大燃料流Di Q 14^Xに上記第1燃
料ポンプ流量係@KIを乗鐸して上記第1燃料ポンプ1
5の第1燃料ポンプ流量Q1を設定するとともに、第2
燃料ポンプ流吊設定手段49(jで、上記必要最大燃料
流樋Q HAXに上記第1燃籾ポンプ流伍係数KIIを
乗算して上記第2燃料ポンプ17の第2燃料ポンプ流、
bI Q 2を設定する。
また、上記燃料レベル差判別手段48にて第1燃料ポン
プ駆動領域と判別されると、上記第1燃料ポンプ流量設
定手段49bで上記第1燃料ポンプ流吊Q1を上記必要
最大燃料流fi Q HAXに設定し、一方、上記第2
燃料ポンプ流F!!設定手段49dでは、第2燃料ポン
プ流fftQ2を0に設定して上記第2燃料ポンプ17
の駆動を停止させる。
さらに、上記燃料レベル差判別手段48にて第2燃料ポ
ンプ駆動領域と判別されると、上記第1燃料ポンプ流情
設定手段4.9 bでは、上記第1燃籾ポンプ流吊Q1
をOf、:設定して上記第1燃利ポンプ15の駆動を停
止させ、一方、上記第2燃料ポンプ流伍設定手f249
 dでは、上記第2燃料ポンプ流吊Q2を上記必要最大
燃料流l Q HAXに設定する。
上記第1燃料ポンプ流量設定手段49b、上記第2燃料
ポンプ流冶設定手段49dでは、設定した第1燃料ポン
プ流ff1Q1 、第2燃料ポンプ流吊Q2を、それぞ
れ、第1燃料ポンプ回転数設定手段49G、第2燃料ポ
ンプ回転数設定手段/19eに出力するとともに、上記
記憶手段45にストアされている前回のポンプ流量設定
データを更新する。
第1燃料ポンプ回転数設定手段49C1第2燃料ポンプ
回転数設定手段49eでは、それぞれ、上記第1燃利ポ
ンプ流徂設定手段49bで設定した第1燃料ポンプ流f
ThQi 、上記第2燃料ポンプ流吊設定手段49dで
設定した第2燃料ポンプ流量Q2に対応する第2燃料ポ
ンプ回転数NP2を設定する。
すなわち、実アルコール′a度へに応じて増大する必要
最大燃料流量QH^Xに対し、第1燃料ポンプ15、第
2燃料ポンプ17を、それぞれ駆動する七−夕の回転数
(燃料ポンプ回転数)NPl、NPlを増大する必要が
あり、上述したように、燃料ポンプ回転数NPとポンプ
流量QPとは略リニアであるため、上記第1燃料ポンプ
回転数NPIは、上記第1燃料ポンプ流ff1Q1の関
数にて設定J゛ることができ(N P1= f (Ql
)) 、同様に、上記第2燃料ポンプ回転数NP2は、
上記第2燃料ポンプ流ff1Q2の関数にて設定するこ
とができる(NP2=f (Q2))  。
第1燃料ポンプ駆動手段50では、上記第1燃料ポンプ
回転数設定手段49cで設定した第1燃料ポンプ回転数
Np1に応じた電圧を第1燃料ポンプ15のモータに出
力して駆動し、また、第2燃料ポンプ駆動手段51では
、上記第2燃料ポンプ回転数設定手段49eで設定した
第2燃料ポンプ回転数Np2に応じた電圧を第2燃料ポ
ンプ17のモータに出力して駆動Jる。
尚、上記第1燃料ポンプ15、第2燃料ポンプ17が交
流モータによって駆動される場合、上記第1燃料ポンプ
駆動手段50、上記第2燃料ポンプ駆動手段51からは
上記第1燃料ポンプ回転数Np1、第2燃料ポンプ回転
数NP2に対応する周波数が出力される。
リターン燃料切換設定手段52では、上記燃料レベル差
判別手段48にて、上記第1燃料ポンプ15と上記第2
燃料ポンプ17との駆動領域と判別されると、上記アル
コール濃度差判別手段47からの出力に応じて電磁切換
弁駆動子0253を介して?fliff切換弁23を切
換え、燃料供給系からのリターン燃料が、第1燃料リタ
ーンロ#1あるいは第2燃利リターンロ#2を介して燃
料タンク14内へ戻るように設定する。
このとき、第7図に示すように、アルコール濃度差△0
に対する上記電磁切換弁23の切換にヒステリシスを設
け、上記電磁切換弁23の切換動作によるハンチングを
防止するようにしている。
また、上記燃料レベル差判別手段48にて、第1燃料ポ
ンプ駆動領域と判別されると、上記燃料供給系からのリ
ターン燃料が上記第2燃料リタンロ#2を介して上記燃
料タンク14内へ戻るよう上記電磁切換弁23の切換え
設定を行ない、第2燃料ポンプ駆動領域と判別されると
、上記燃料供給系からのリターン燃料が上記第1燃料リ
タンロ#1を介して上記燃料タンク14内へ戻るよう上
記電磁切換弁23の切換え設定を行なう。
(動 作) 次に、制御装置30による燃料供給系の制御手順を第8
図のフローチャートに従って説明する。
第8図に承りプログラムは、上記制御ll装置30のr
fiBがONされると、所定時間あるいはエンジン回転
に同期した所定周期毎に実行されるυ[込みプログラム
であり、常に最新の情報に基づいて第1燃料ポンプ15
、第2燃料ポンプ17、及び、電磁切換弁23を制御す
る。
まず、ステップ5101で第1アルコール淵度ヒンザ1
6及び第2アルコール濃度ヒンサ18の出力を読込み、
第1燃料系路12を流れる燃料中の第1アルコールa度
A1及び第2燃料系路13を流れる燃料中の第2アルコ
ール濃度A2を算出する。
次いで、ステップ5102で、RAM33の所定アドレ
スから第1燃料ポンプ流呈01、第2燃料ポンプ’Rf
fk Q 2を読出し、ステップ5103で、上記第1
燃料系路12及び第2燃料系路13からインジェクタ1
0へ供給される燃料の実アルコール濃度Δを算出しくΔ
= (Ql l +Q2△21/(QI十02))、ス
テップ5104へ進む。
尚、プログラムが初回のときには、上記第1燃料ポンプ
流ff1Q1 、第2燃料ポンプ流ff1Q2が設定さ
れていないので、ステップ8101で算出した第1アル
コール濃度A1と第2アルコール淵度A2との単純平均
を実アルコール濃度Aとしてステップ3104へ進む。
ステップ5104では、上記ステップ5103で算出し
た実アルコール濃度Aに基づき、燃料供給系の必要最大
燃料流量Q HAXを演算により(QHAX=f(^)
)、あるいはマツプ検索により設定し、ステップ510
5で、第1燃料レベルセンサ19、第2燃料レベルセン
サ2oの出力信号から、燃料タンク14の第1室14a
側の第1燃料レベル1−11、第2室14b側の第2燃
料レベルト12を、それぞれ算出する。
次に、ステップ8106へ進み、上記燃料タンク14の
第1室14a側と第2室14b側との燃料レベル差ΔH
(−Hl−)(2)が所定の設定ff1H3以下か否か
を判別し、Δト]≦HSの場合、ステップ5107へ進
む。
ステップ5107へ准むと、上記燃料レベル差△Hがマ
イナス側設定値−H3よりも小さいか否かを判別し、八
H≧−H8の場合、71なわち、第1室14a側と第2
室14b側との燃料レベル差6日が所定の範囲内(−1
−(S≦八へ≦H3)の場合、ステップ8108で、上
記ステップ5101で算出した第1燃料系路12におけ
る燃料のアルコール濃度へ1及び第2燃料系路13に於
ける燃料のアルコル濃αA2からアルコール濃度差△0
を算出する。
そして、ステップ5109で、上記ステップ5108で
算出したアルコール濃度差AOに基づいて第1燃料ポン
プ流倒係数に■、第2燃料ポンプ流吊係数KIIを設定
し、ステップ5110へ進む。
ステップ5110では、上記ステップ5104で設定し
た必要最大燃料流mQHAX、上記ステップ5109で
設定した第1燃料ポンプ流邑係数KI及び第2燃料ポン
プ流吊係数KMから、第1燃料ポンプ流もIQl、第2
燃料ポンプ流吊Q2を設定し、前回のプログラムで設定
されRAM33にストアされているポンプ流量データを
更新する(Ql←KIXQHAX 、 Q2 ←K I
I XQHAX )。
次に、ステップ5111へ進み、上記ステップS110
で設定した第1燃料ポンプ流ff1Qi 、第2燃料ポ
ンプ流fiNQ2に基づき、第1燃料ポンプ回転数NP
1、第2燃料ポンプ回転数NP2を設定しく N P1
←f (Ql)、 N P2←f (Q2)) 、上記
第1燃料ポンプ15、第2燃料ポンプ17の各駆動モー
タに、それぞれ、上記第1燃料ポンプ回転数NP1、上
記第2燃料ポンプ回転数NPIに対応する電圧を印加し
、上記第1燃斜ポンプ15及び上記第2燃料ポンプ17
の回転数を制御する(第5図の第1燃料ポンプ及び第2
燃料ポンプ駆動領域)。
そして、ステップ5112で、上記ステップ3108で
口出したアルコール濃度差AOが設定値Asよりも大き
いか否かを判別し、AO>ASと判別された場合には、
ステップ3116へjWんで、[1切換弁23を上記燃
料タンク14の第2燃料リターンロ#2側へ切換えてプ
レッシャレギュレータ22からのリターン燃料を上記燃
料タンク14の第2室14、 b側へ戻し、Δ0≦As
と判別された場合には、ステップ5112からステップ
5113へ進み、上記ステップ5108で口出したアル
コール濃度MAOがマイナス側設定値−Asよりも小さ
いか否かを判別する。
上記ステップ5113で、AO<−ASと判別された場
合には、上記ステップ5113からステップ5119へ
進んで上記電磁切換弁23を上記燃料タンク14の第1
燃料リターンロ#1側へ切換え、上記プレッシャレギュ
レータ22からのリターン燃料を上記燃料タンク14の
第1室14a側へ戻し、八〇≧−ASの場合、すなわち
、As≧AO≧−ASの場合には、上記電磁切換弁23
の1171換えを行わずに現状を維持し、プログラムを
抜ける。
その結果、実アルコール濃度へに対応する必要最大燃料
流量が、上記燃料タンク14の第1室14a側と第2室
14b側のアルコール濃度差ΔOに応じて上記第1燃料
ポンプ15及び第2燃料ポンプ17に対し設定されて確
保され、上記第1燃利ポンプ15及び第2燃料ポンプ1
7から適切に分配供給される。しかも、上記燃料タンク
14の第1室14a側あるいは第2室14b側、いずれ
かアルコール濃度の低い側ヘリターン燃料が戻されるた
め、上記燃料タンク14内のアルコール濃度が均一化さ
れる。
従って、エンジンに供給される燃料中の実アルコール濃
度Aの急変が防止され、実アルコール濃+uAの急変に
よる点火時期1i1JwJ、空燃比制御などの制御性の
悪化が防止される。
一方、上記ステップ5107で、燃料レベル差ΔHが△
H<−H8と判別された場合、すなわち、上記燃料タン
ンク14の第2室14b側の燃料レベル)12が第1室
148側の燃料レベルH1よりも高く、そのレベル差が
所定の設定(ifj )−I Sよりも大きい場合、上
記ステップ5107からステップ5117へ進み、第2
燃料ポンプ流1iQ2を上記ステップ5104で樟出し
た必要最大燃料流量Q HAXに設定するとともに、第
1燃料ポンプ流量Q1をOに設定し、RΔM33の所定
アドレスにストアされている各流MデータQ1 、Q2
を更新して(Q1←O,Q2 ←QHAX ) 、 ス
フ−ツブ5118へ進む。
ステップ8118へ進むと、上記ステップ5111で設
定した第1燃料ポンプ流gQ1 、第2燃料ポンプ流f
f1Q2に基づき、第1燃料ポンプ回転数NI’1、第
2燃料ポンプ回転数NP2をそれぞれ設定しくNP1←
O,NP2←f (QHAX)) 、上記第2燃料ポン
プ17の駆動モータに上記第2燃料ポンプ回転数NP2
に対応する電圧を印加して上記第2燃料ポンプ17の回
転数を制御し、上記第1燃料ポンプ15の駆動を中止す
る(第5図の第2燃料ポンプ駆動領域)。
次に、ステップ5119へ進み、上記電磁切換弁23を
上記燃料タンク14の第1燃料リターンロ#1側へ切換
えてプレッシャレギュレータ22からのリターン燃料を
上記燃料タンク14の第1室14a側へ戻し、第1室1
4a側の燃料レベルH1と第2室14b側の燃料レベル
)−12とを均等化するようにしてプログラムを扱ける
また、上記ステップ8106で、燃料レベル差Δ11が
ΔH>H3と判別された場合、づ゛なわち、上記燃料タ
ンク14の第1室14a側の燃料レベル(−11が第2
室1/lb側の燃料レベルH2よりも高く、イのレベル
差が所定の設定値HSよりも大ぎい場合、上記ステップ
8106からステップ5114へ進み、第1燃料ポンプ
流量Q1を上記ステップ5104で算出した必要最大燃
料流量Q HAXに設定するとともに、第2燃料ポンプ
流IQ2をOに設定し、RAM33の所定アドレスにス
トアされている名流m−7−’+01 、 Q2 ヲ更
新しT (Ql ←QHAX 、 Q2←0)、ステッ
プ5115へ進む。
ステップ5115では、上記ステップ5114で設定し
た第1燃料ポンプ流@Q1、第2燃料ポンプ流61Q2
に基づいて第1燃料ポンプ回転数NP1、第2燃料ポン
プ回転数NP2をそれぞれ設定しく N P1←f (
QHAX)、 N P2←O) 、上記第1燃料ポンプ
15の駆動モータに上記第1燃料ポンプ回転数NP1に
対応する電圧を印加して上記第1燃利ポンプ15の回転
数を制御し、一方、上記第2燃料ポンプ17の駆動を中
止する(第5図の第1燃料ポンプ駆動領域)。
そして、ステップ8116へ進み、電磁切換弁23を上
記燃料タンク14の第2燃料リターンロ#2側へ切換え
てプレッシャレギュレータ22からのリターン燃料を上
記燃料タンク14の第2室14b側へ戻し、第1室14
8側の燃料レベル1−11と第2室14b側の燃料レベ
ルH2とを均等化するようにしてプログラムを抜ける。
従って、上記燃料タンク14内の燃料が消費され、第1
室14a側と第2室14 b側とで燃料が分離された状
態においても、燃料レベルが常に略均等化されるように
制御され、上記燃料タンク14内の燃料を、エアを吸込
むことなく略最後まで有効に使用することができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、底部が分離した燃
料タンクの各分離室に連通する各燃料ポンプのポンプ流
量と、各燃料ポンプによって供給される燃料のアルコー
ル濃度とに基づいて、エンジンに供給される燃料の実ア
ルコール濃度を算出し、さらに、この実アルコールfA
f!3に11(づいて、上記燃料供給系の必要最大燃料
流量を算出する。
そして、上記燃料タンクの各分1illt室間の燃料レ
ベル差が所定の設定範囲内のとき、上記各燃料ポンプの
ポンプ流mを、上記必要最大燃料流量に基づいて分配設
定し、アルコール濃度が高いほど大きくして上記燃料レ
ベル差が所定の設定範囲外のとき、燃料レベルが畠い側
の分離室に連通する燃料ポンプのポンプ流量を大きくし
て上記必要最大燃料流量を設定りるため、エネルギーを
ロスすることなく、常に実アルコール濃度に対応した最
適な燃料品を供給することができる。
また、上記燃料レベル差が所定の設定範囲内のとき、上
記燃料タンクへのリターン燃料を、アルコール濃度の低
い側の分離室ヘリターンするよう切換設定し、上記燃料
レベル差が所定の設定範囲外のとき、燃料レベルの低い
側の分1Iifi室ヘリターンJるよう切換設定するた
め、上記燃料タンク内のアルコール濃度が均一化される
とともに燃料レベルが略均等化され、上記燃料タンク内
の燃料を略最後まで有効に使用することができるなど侵
れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は制御装置の機
能ブロック図、第2図は燃料供給系の概略図、第3図は
ポンプ流量と燃料ポンプ回転数との関係を示ず相関図、
第4図は実アルコール濃度と必要最大燃料流量との関係
を示す相関図、第5図は燃料ポンプ駆動領域を示す説明
図、第6図はアルコール濃度差と燃料ポンプ流量係数と
の関係を示づ相関図、第7図はアルコール濃度差に対す
る電磁弁の切換えを示す説明図、第8図は燃料供給系の
制御手順を示す)[J−ヂャートである。 14・・・燃料タンク 14、 a・・・第1室 14b・・・第2室 15・・・第1燃料ポンプ 17・・・第2燃料ポンプ 44・・・実アルコール濃度算出手段 46・・・必要最大燃料流ω綽出手段 48・・・燃料レベル差判別手段 49・・・燃料ポンプ流量設定手段 52・・・リターン燃$1切換設定手段AI 、A2・
・・アルコール濃度 A・・・実アルコールmrf1 1−11.1」2・・・燃料レベル Δトド・・燃料レベル差 Q、1.Q2・・・ポンプ流量 第3図 ポンプ流量QP 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 燃料タンクの底部に互いに分離した分離室を有し、各分
    離室にそれぞれ燃料ポンプを連通してエンジンに燃料を
    供給する燃料供給系を備え、上記各燃料ポンプから供給
    される燃料に対し、それぞれのアルコール濃度を算出す
    るアルコール濃度算出手段と、 上記アルコール濃度算出手段で算出した各アルコール濃
    度と上記各燃料ポンプのポンプ流量とに基づいて、エン
    ジンに供給される燃料の実アルコール濃度を算出する実
    アルコール濃度算出手段と、上記実アルコール濃度算出
    手段で算出した実アルコール濃度に基づいて、上記燃料
    供給系の必要最大燃料流量を算出する必要最大燃料流量
    算出手段と、 上記燃料タンクの各分離室側の燃料レベルを検出し、そ
    の燃料レベル差が所定の設定範囲内にあるか否かを判別
    する燃料レベル差判別手段と、上記燃料レベル差判別手
    段で上記燃料レベル差が所定の設定範囲内と判別された
    とき、上記各燃料ポンプのポンプ流量を上記アルコール
    濃度算出手段で算出したアルコール濃度が高いほど大き
    くして上記必要最大燃料流量算出手段で算出した必要最
    大燃料流量を設定し、上記燃料レベル差判別手段で上記
    燃料レベル差が所定の設定範囲外と判別されたとき、燃
    料レベルが高い側の分離室に連通する燃料ポンプのポン
    プ流量を大きくして上記必要最大燃料流量を設定する燃
    料ポンプ流量設定手段と、 上記燃料レベル差判別手段で上記燃料レベル差が設定範
    囲内と判別されたとき、上記燃料供給系からの燃料がア
    ルコール濃度の低い側の分離室へリターンするよう切換
    設定し、上記燃料レベル差判別手段で上記燃料レベル差
    が設定範囲外と判別されたとき、上記燃料供給系からの
    燃料が燃料レベルの低い側の分離室へリターンするよう
    切換設定するリターン燃料切換設定手段とを備えたこと
    を特徴とするアルコールエンジンの燃料供給装置。
JP25635389A 1989-09-28 1989-09-28 アルコールエンジンの燃料供給装置 Pending JPH03115769A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03249342A (ja) * 1990-02-28 1991-11-07 Mitsubishi Motors Corp 混合燃料エンジン用燃料供給装置
JPH03249344A (ja) * 1990-02-28 1991-11-07 Mitsubishi Motors Corp 混合燃料エンジン用燃料供給装置
JP2008309136A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Toyota Motor Corp 内燃機関

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH03249344A (ja) * 1990-02-28 1991-11-07 Mitsubishi Motors Corp 混合燃料エンジン用燃料供給装置
JP2008309136A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Toyota Motor Corp 内燃機関

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