JPH03115293A - マクロライド系抗生物質 - Google Patents

マクロライド系抗生物質

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JPH03115293A
JPH03115293A JP3237889A JP3237889A JPH03115293A JP H03115293 A JPH03115293 A JP H03115293A JP 3237889 A JP3237889 A JP 3237889A JP 3237889 A JP3237889 A JP 3237889A JP H03115293 A JPH03115293 A JP H03115293A
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智 大村
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彰 中川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規マクロライド系抗生物質に、関する。
ロイコマイシン群、タイロシン、シーラマイシン等の各
種の16員環マクロライド系抗生物質は公知である。こ
れらは、特にダラム陽性菌に対して強い抗菌活性を示す
が、ある種のダラム陰性菌に対する抗菌活性が比較的弱
いという共通の欠点を有している。従って、ダラム陰性
菌にもダラム陽性閑にも強い抗菌活性を有し、しかも高
い血中濃度を示す16員環マクロライド系抗生物質の提
供が要望されていた。
本発明は、ある種の公知の16員環マクロライド系抗生
物質から誘導された新規化合物が、ダラム陽性菌及びダ
ラム陰性菌の両者に対して強い抗菌活性を有し、しかも
製造は容易であるという知見に基いている。
従って本発明の目的は改良された抗菌活性を有し、かつ
容易に製造し得る16員環マクロライド系抗生物質を提
供することにある。
本発明により、 次の一般式 ( %式% 化合物及びその薬理学的に許容し得る塩が提供される。
(式中、 Rは水素原子もしくは02〜6 からなる アシル基を示す。
結合又は酸素原子を示す。
\ 8重 (i)R+ 、R宜はそれぞれ水素原子、01〜4アル
キル基、03〜1゜シクロアルキル基、もしくは −(
CHz)、、−Ph (n=o。
1.2)で示される。
phは無置換もしくはアミノ基、01〜。
アルコキシカルボニル基、ハロゲン%C1〜4アルキル
基もしくは01〜4アルコキシ基で置換されたフェニル
で示される。
[1i)R+ 、 R,のいずれか水素もしくは01〜
4アルキル基)で示される。
がC1〜4アルキル基、CI〜4アルコキシ基、アミノ
基もしくはハロゲンで置換された式で示される。) 本発明の式(1)で表わされる化合物(1)はダラム陽
性菌に対して原料であるタイロシンと比べ、強いか、も
しくは同程度の抗菌活性を有する。特にXがモルホリノ
基である誘導体20−デオキソ−20−モルホリノタイ
ロシンでは、バチルス・サブチリスPCI  219及
びミクロコツカス・ルテウスPct  foolに対し
て、原料であるタイロシンよりも強い抗菌活性を示した
式(1)で表わされる化合物から式(II)で表わされ
る化合物を誘導することができる。
(式中、 A。
1 R及びXは前記と同一の意義を 有する。
) 式(II)で表わされる化合物はダラム陽性国、ダラム
陰性菌に対し抗菌活性を有し、ダラム陽性菌に対しては
原料であるデマイカロシルタイロシンと同程度かもしく
はやや強い抗菌活性を有する。また、ミコバクテリウム
・スメグマティスATCC807に対してはタイロシン
、デマイカロシルタイロシン及びこれら関連化合物の中
では最も強い抗菌活性を示した。
Xがベンジルアミノ基である20−デオキソ2O−(N
−ベンジルアミノ)−デマイカロシルタイロシンでは、
ストレプトコッカス・バイオジェネス感染マウスを用い
る治療実験において経口投与した場合、原料であるデマ
イカロシルタイロシンと比べ、2倍の強い抗菌活性を示
した。なお、このベンジルアミノ基に種々アミノ基、各
種ハロゲン原子及びアルキル基で置換された誘導体は、
前述のマウス(インビボ)での感染治療実験において原
料であるデマイカロシルタイロシンと同程度か、もしく
は優れた結果を示した。
本発明による式(1)及び(Illで表わされる化合物
から1式(III)で表わされる化合物を誘導すること
ができる。
2 (式中、A%B%Xは前記と同一の意義を有し、R1は
水素原子もしくはC3〜6からなるアシル基を示し、R
冨はメチル基、へイドロキシメチル基、ハロゲン化メチ
ル基、CHO基を示す)なお、式(1)、(II)、(
III)G:おいてxで示される芳香性アルキルアミノ
基にはベンジルアミノのは°b)、アニリノ、N−メチ
ルアニリノなどが包含される。
本発明の式(Ill)で表わされる化合物はダラム陽性
菌及びダラム陰性菌に対して、他の16員環マクロライ
ド抗生物質、ロイコマイシン群、タイロシン、シーラマ
イシンと比較して、強いか、もしくは同程度の抗菌活性
を示す。
式CI)、(II)、(III)の化合物の薬理学的に
許容し得る塩の例として、塩酸、リン酸等の無機酸との
塩、酢酸、プロピオン酸、クエン酸、酒石酸、スルホン
酸等の有機塩との塩が挙げられる。
本発明による化合物の物理化学的性質の例を示すと次の
とおりである。
(イ)  式(りにおいてRは水素原子、Aはカルボニ
ル基、Bは単結合、Xはベンジルアミノ基の場合(実施
例1参照) ■元素分析、分子式及び分子量 実測値 C:64.旧 H:8.58  N:2.69
 0:24.72計算値 C:63.22  )1:8
.55  N:2−78 0:25.45CasHas
NオO1,(分子fi11006)■融点  103.
5〜107℃ ■比旋光度 ■紫外線吸収スペクトル ■赤外線吸収スペクトル 第1図の通り(KBr法) ■質量スペクトル(m/Z) 673.654.175.174,145゜106.9
1 ■薄層クロマトグラフィー メルク社製 TLCプレート、キーゼルゲル60F□4 展開溶媒:クロロホルム・メタノール・濃アンモニア水
(10: 1 :0.05)Rf=0.43 (旧 式(II)においてRは水素原子、Aはカルボニ
ル基、Bは単結合、Xはベンジルアミノ基の場合(実施
例10参照) ■元素分析、分子式及び分子量 実測値 C:64.lOH:8.60  N:3.20
 0:24.10計算値 C:64.04  t(:8
.58  N:3.25 0:24.13C−6H7−
N t O、s (分子ff1862)■融点  88
.5〜91.5℃ ■比旋光度 ■紫外線吸収スペクトル ■赤外線吸収スペクトル 3440.2950.2980,1710゜1680.
1590.1460,13501165、l 090.
cm−’ CKBr法)■質量スペクトル(m/z) 756.672,565,482.1741 ■薄層クロマトグラフィー メルク社製 TLCプレート、キーゼルゲル60 F2
1I4 展開溶媒:クロロホルム・メタノール・濃アンモニア水
(10: l :0.05)Rf=0. 20 ■水素核磁気共鳴スペクトル 重クロロホルム中での90MH,核磁気共鳴スペクトル
は第2図に示す通りである。
なお、内部標準としてテトラメチルシランを使用した。
(ハ) 式(1)においてRは水素原子、Aはカルボニ
ル基、Bは単結合、Xはモルホリノ基の場合(実施例1
2参照) ■元素分析、分子式及び分子量 実測f直  C:60.80   H:8.75   
N:2.38  0:27.62計算値 C:60.8
5  H:8.72  N:2.84 0:27.59
C6゜HaaN t OI7 (分子量986)■融点
  122.5〜124.5℃ ■比旋光度 ■紫外線吸収スペクトル ■赤外線吸収スペクトル 第3図の通り(KBr法) ■質量スペクトル(m/Z) 668.666.650.191.174゜6 ■薄層クロマトグラフィー メルク社製 TLCプレート、キーゼルゲル60 F 
、、。
展開溶媒:クロロホルム・メタノール・濃アンモニア水
(10: 1 :0.05)Rf=0.56 本発明による化合物の急性毒性(マウス経口及び腹腔内
投与)は他の16員環マクロライド系抗生物質のものと
およそ同程度である。
タイロシンは動物薬として、特に発育促進を目的とした
飼料添加剤として現在広く使われている。本発明による
化合物群のいくつかの抗菌スペクトルは、公知の16員
環マクロライド抗生物質タイロシン及び関連化合物と比
へ同程度かもしくは拡大、改良されている。従って本発
明による化合物は新規抗生物質であり、動物薬としての
みならず医薬品としての用途が期待される。
本発明による化合物の抗菌スペクトルの例を挙げ、原料
であるタイロシンと比較した結果を第1表に示す、なお
、第1表における化合物乞は下記の通りである。
A:20−デオキソ−2O−(N−ジメチルアミノ)タ
イロシン B:20−デオキソ−2O−(N−ベンジルアミノ)−
タイロシン C:20−デオキソ−20−アニリノタイロシンD:2
0−デオキソ−2O−(パラニエトキシ力ルポニルアニ
リノ)タイロシン E:20−デオキソ−20−(N−(4−メチルピペラ
ジル)アミノコタイロシン F:20−デオキソ−20−モルフォリノタイロシン G:20−デオキソ−2O−(N−メチルアニリノ]タ
イロシン H:20−デオキソ−2O−(N−シクロへキシルアミ
ノ)デマイカロシルタイロシン 夏:20−デオキソ−2O−(N−ベンジルアミノ)−
デマイカロシルタイロシン J:20−デオキソ−20−(N−メチルアニリノ)デ
マイカロシルタイロシン に:20−デオキソ−20−モルフォリノデマイカロシ
ルタイロシン L:タイロシン M:デマイ力口シルタイ口シン 第1表から明らかなように既知抗生物質タイロシン、デ
マイカロシルタイロシンと比較して、化合物G[20−
デオキソ−2O−(N−メチルアニリノ)タイロシン〕
、化合物I[20−デオキソ−2O−(N−ベンジルア
ミノ)デマイカロシルタイロシン・]及び化合物K(2
0−デオキソ−20−モルホリノデマイカロシルタイロ
シン)ではミコバクテリウム・スメグマティス ATC
C607並びにニジエリシア・コリ NIHJに対して
抗菌活性の増大を示した。また、マウスを用いたストレ
プトコッカス・バイオジェネス感染治療実験において化
合物Iの経口投与でのED、、は39 m g / k
 gであった。これは原料である化合物M(デマイカロ
シルタイロシン)のE D sa76mg/kgと比べ
約2倍の優れた治療効果を示した。他の誘導体について
も治療効果が期待される。
本発明による化合物の製法の例を挙げると次の通りであ
る。
タイロシンを代表化合物とする一般式(rv)(式中、
A、B及びRは前記式(1)と同一の意義を有する)で
表わされる物質を出発原料として、これを塩酸、硫酸等
の無機酸を用い、その酸を濃度を増すことにより、又は
加熱温度を高くして加熱時間を長くすることにより、逐
次、マイカロース、マイカロース部分を脱離させ、−収
入%式%() (式中、 A% B及びRは前記式 () と同一の意 義を有する) (式中、A、B、R,及びR2は前記式(III)と同
一の意義を有する)で表わされる公知化合物[米国特許
3,433.711: Tetrahedron Le
tt、 No。
34、2339 (1964):同No、 40.47
37 (1970)]を得る。
これら一般式(IV)、(V)、(Vl)で表わされる
16員環ラクトン化合物をメタノールに溶解する0次い
でアミノ化試薬としてアンモニア、級アミン、二級アミ
ンが用いられる。この反応溶液を窒素気流又は空気中で
攪拌下、メタノールに溶解したシアノ水素化ホウ素ナト
リウム又はシアノ水素化ホウ素リチウムを加え、中性条
件下(通常はpH6〜8)で室温で反応させる0通常、
本反応は室温で進行するが、場合により加熱もしくは冷
却して反応を制御することもできる。
上記のようにして得られた反応液を冷炭酸水素ナトリウ
ム水中に性用し、弱アルカリ性下、有機溶媒、例えばベ
ンゼン、酢酸エチル、クロロホルム等で抽出し、有機溶
媒層を回収し濃縮することによって、一般式(り、(I
I)、(III)で表わされる化合物の粗粉末を得る。
この粗粉末の精製は有機溶媒による転溶法、シリカゲル
、アルミナ等の吸着剤を用いるカラムクロマトグラフィ
ー等の公知方法を用いることにより行なわれる。このよ
うにして得られたアミノ化マクロライド化合物を常法に
よりアシル化することにより、式(1)、(II)、(
III)で表わされる化合物を得ることができる。すな
わち、アミノ化マクロライド化合物のアシル化反応溶媒
、例えばピリジン、トリエチルアミン、p−トルエンス
ルホン酸等の存在下、アシル化剤として炭素数2〜5個
のカルボン酸無水物、酸ハロゲン化物を使用し、一般に
室温で反応を行なうが、必要に応じ水冷あるいは加熱下
に行なってもよい。
このようにして得られたアシル化反応物(1)、(II
)、(III)は再結晶溶媒を用いて再結晶を行なうか
、あるいはアルミナ、シリカゲル等を用いてカラムクロ
マトグラフィーな行ない、目的物質区分のみを分取し、
濃縮等の操作により結晶を析出させる等の方法により精
製する。
所望により、式(1)、(II)、(III)の化合物
から常法により、薬理学的に許容し得る塩を得ることが
できる。
実施例1 タイロシン(5g)、塩酸ベンジルアミン(7,9g)
及びシアノ水素化ホウ素ナトリウム(1,4g)をメタ
ノール(50mβ)に溶解し、窒素気流中室温で5時間
反応させた0反応終了後、反応溶液を冷飽和炭酸水素ナ
トリウム水(500mg)中に性用し、クロロホルム(
100mJBで3回)で抽出した。クロロホルム層を無
水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧上濃縮乾固し、粗粉末
を得た。シリカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶
媒:クロロホルム・メタノール・濃アンモニア水(15
: l :o、05)]で精製し、淡黄色粉末(3,8
g)を収率71%で得た0本物質の物理化学的性質は前
記のとおりであった。
実施例2 タイロシン(2g)、塩酸ジメチルアミン(2,2g)
及びシアノ水素化ホウ素ナトリウム(660mg)をメ
タノール(50mJりに溶解し、窒素気流中室温で反応
させた0反応液からの目的物質の単離法は前述の実施例
と同様に行なった。
融点   103.5〜107℃ 比旋光度 紫外線吸収スペクトル 質量スペクトル(m/z) 944.800,770,419.175水素核磁気共
鳴スペクトル(重クロロホルム中、90MHz)δ 1
.78 (s、 Hag)、 2.15(s、Cto−
N(Me)*)、 2.52 (s、 Cs・−N(M
e)t)。
3.43  (s、  Cm−・−OMe)、  3.
60  [s、  Cs−−−OMe)。
4.23  (d、  H,・)、  4.52  (
d、  H*−・)、  4.92  (bt。
Has)、  5.05  (d、  H−・)、  
6.90  (d、  Has)、  6.26(d、
  H,。)、  7.33  (d、  H++)収
率  84% 実施例3 20−デオキソ−20−N−アユ1ノ°タイロシン タイロシン(500mg)、アニリン(0,5mβ)及
びシアノ水素化ホウ素ナトリウム(140mg)をメタ
ノールに溶解し、反応させ、目的物を得た。
融点   l1lN113℃ 比旋光度 質量スペクトル(m / z ) 831.658,190,175,145水素核磁気共
鳴スペクトル 61.77 (s、 Hag)、 2.46 (s、 
Cs・−N(Me)*)。
3.46(s、  C,−1−OMe)、  3.56
  (s、  Cs−1−0!Je)。
4.23  (d、Hl・)、  4.54  (d、
  Hl−・)、  5.04  (d。
H,−)、  4.97  (bt、  Has)、 
 5.84  (bd、  Hl5)=6.23  (
d、  H,。)、  6.57  (d、 オルト−
H−7ニリノ)。
6.67  (d、  バラ−H−7ニリノl、  7
.10  (d、  メタ−H−1ニ リ 〕 ) 収率  48% 実施例4 タイロシン(500mg)、オルト−エトキシカルボニ
ルアニリン(0,6mA)及びシアノ水素化ホウ素ナト
リウム(140mg)をメタノールに溶解し、反応させ
、目的物を得た。
融点   122.5〜124℃ 紫外線吸収スペクトル 収率  34% 実施例5 タイロシン(500mg)、メチルアニリン(0,75
mjり及びシアノ水素化ホウ素ナトリウム(140mg
)をメタノールに溶解し、反応させ、目的物を得た。
融点   106.5〜109℃ 質量スペクトル(m/Z) 1006.862.688.481゜ 175.145・ 水素核磁気共鳴スペクトル δ 1.79 (s、 H,t)、 2.40 (s、
 C3・−N(Me)駒。
2.87 (s、  C鵞o−N−Me)、  3.4
6   (s、  Cz−・−OMe)。
3.59 (s、 Cs−−−OMel、 4.27 
(d、 Hl・)、 4.54(d、旧−・l、 5.
05 (d、 )II−1,5,0(b、旧、)。
5.83 (bd、 Has)、 6.21 (d、H
l。)、6.7(d。
Cよ。−N−(オルト−H及びバラ−H)フェニル)、
  7.27  (d。
H++)、  7.15  (d、  c*。−N−(
メタ−H)フェニル)収率  34% 実施例6 タイロシン(500mg)、ジベンジルアミン(0,2
rr+9)及びシアノ水素化ホウ素ナトリウム(140
mg)をメタノールに溶解し、反応させ、目的物を得た
比旋光度 紫外線吸収スペクトル 質量スペクトル(m/Z) 1096.936.762,744,175水素核磁気
共鳴スペクトル δ 1.7g (s、 Hlt)、 2.46 (s、
 C3−N(Me)x)。
3.46(s、 Ct−−−OMe)、 3.60 (
s、 C,−9−OMe)。
4.57 (d、 Hl−・)、 5.88 (bd、
 Has)、 6.23 (d。
H,、l、  7.3  (ベンジル 1収率  70
% 実施例7 タイロシン(500mg)をアミノアダマンタン(0,
4mQ)及びシアノ水素化ホウ素ナトリウム(140m
g)をメタノールに溶解し、反応させ、目的物を得た。
融点   108.5〜110.5℃ 比旋光度 紫外線吸収スペクトル 質量スペクトル(m/z) 1050.732,718,543゜ 175.157,145 収率  82% 実施例8 20−デオキソ−2O−N、N−ジベンジルアミノ デ
マイ力口シルタイ口シン デマイカロシルタイロシン(500mg)、ジベンジル
アミン(0,25mJN及びシアノ水素化ホウ素ナトリ
ウム(160mg)を用い、反応した。
比旋光度 質量スペクトル(m / z ) 952.726,175 水素核磁気共鳴スペクトル δ 1.77 (s、 Hat)、 2.46 ’(s
、 C,・−N(Me)諺)。
3.50(s、 Cm−−OMe)、 3.60 (a
、 Cs−・−OMe)。
4.54 (d、1(t−)、 5.06 (bt、 
H,s)、 5.90 (bd。
旧s)、  6.25  (d、  H+a)、 7−
2  (ベンジル H)収率  61% 実施例9 タイロシン(5QOmg)をシクロヘキシルアミン(5
4’Omg)及びシアノ水素化ホウ素ナトリウム(14
0mg)を用い、反応を行なった。
融点   111N114℃ 比旋光度 紫外線吸収スペクトル 質量スペクトル(m/Z) 832.664.473゜ 45 収率  50% 実施例10 175゜ l 57゜ 20−デオキソ−2O−(N−ベンジルアミノ)タイロ
シン(1g)を0.IN塩酸(30mIL)に溶解し、
室温で19時間反応させた0反応終了後、反応液をクロ
ロホルム(30mJりで洗浄し、残る水層をIN水酸化
ナトリウム溶液でpH8,0に調整した後、クロロホル
ム(100m2で3回)で抽出した。クロロホルム層を
無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧上濃縮乾固し、淡黄
色粗粉末(820mg)を得た。この粉末をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー【展開溶媒:クロロホルム・
メタノール・濃アンモニア水(20: 1 :0.05
)]で精製し、白色粉末(620mg)を収率72%で
得た0本物質の物理化学的性質は前記のとおりであった
実施例11 20−デオキソ−2O−(N−メチルアミノ)タイロシ
ン(300mg)を0.2N塩酸に溶解し、室温で3時
間放置した0反応終了後、反応液より目的物質を前述の
方法により単離した。
融点   95.5〜98.5℃ 紫外線吸収スペクトル 買置スペクトル(m / z ) 862、688. 190. 174 水素核磁気共鳴スペクトル 61.77 (L Hat)、 2.49 (s、 C
s・−N(Me)t);2.8? (8,Cmo−N−
鋪e) 、 3.46 (a、 Cm−OMe) 。
3.59 (s、 Cm−1−OMe)、 4.33 
(d、 H+・)、 4.56(d、 H+−)、 5
.00 (dt、 H+@1.5.JI4 (bd、H
+a)。
6.63  (d、  Hj。)、  6.70  (
d、   (オルト−旧−1ニリノ)。
6.73  (d、  バラ−H−7ニリハ、  7.
20  (d、  (メタ−1−1ニリノ)、  7.
2  (H++3収率  43% 実施例12 20−デオキソ−20−N−モルホリノ タイロシン タイロシン(500mg) 、モルホリン(480mg
)及びシアノ水素化ホウ素ナトリウム(130mg)を
メタノール(5mQ)に溶解し、窒素気流中室温で24
時間反応させた6反応終了後、反応溶液を冷飽和炭酸水
素ナトリウム水(150m2)中に性用し、次いでクロ
ロホルム(80mgで3回)で抽出した。クロロホルム
層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧上濃縮乾固し、
粗粉末を得た。この粉末をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー[展開溶媒:クロロホルム・メタノール・濃ア
ンモニア水(30: 1 :0.05)]で精製し、白
色粉末(430mg)を収率80%で得た0本物質の物
理化学的性質は前記のとおりであった。
実施例13 デマイカロシルタイロシン(500mg)、l−アミノ
−4−メチルビペラジン塩酸塩水和物(1,1g)及び
シアノ水素化ホウ素ナトリウム(140mg)を用い、
反応を行なった0反応終了後、反応液より目的物質を前
述の方法により単離した。
融点   95.0〜98.0℃ 比旋光度 紫外線吸収スペクトル 質量スペクトル(m/z) 1014.870.680.175゜ 157.145 水素核磁気共鳴スペクトル δ 1.79 (s、 Ham)、 2.31 (s、
 4−Mel、2.47(s、C,・−N(Metal
、 3.47 (s、Ct−−−OMe)。
3.60 (s、 Cs−・−OMe)、 4.27 
(Hl、)、 4.56 (d。
It−・)、  5.07 (d、1(l−ン、4.9
5 (b、 Hra)。
5.86 (d、 u+s)、 6.26 (d、 H
,。)、 7.27 (d。
Ht +] 収率  69% 実施例14 タイロシン(Ig)を0.2N塩酸(30mjりに溶解
し、室温で4時間反応させた0反応終了後、反応液をク
ロロホルム(20mβ)で洗浄し、残る水層をIN水酸
化ナトリウム溶液でpH8,0に調整した後、クロロホ
ルム層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧上濃縮乾固
し、淡黄色粉末(820mg)を得た。この粗粉末、ジ
ベンジルアミン(0,5mβ)及びシアノ水素化ホウ素
ナトリウム(330mg)をメタノール(l Omj2
)に溶解し、窒素気流中、室温で4時間反応させた0反
応終了後、反応物を氷水に性用し、飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液(50mjりで中和後、クロロホルム(15
0mJりで抽出した。抽出液を無水@Mナトリウムで乾
燥後、減圧上濃縮乾固し、粗物質を得た。この粉末をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒:クロロ
ホルム・メタノール・濃アンモニア水(25:l:O,
oり)]で精製し、目的物質(950mg)を収率47
%で得た。
比旋光度 質量スペクトル(m/Z) 952、 726. 175 水素核磁気共鳴スペクトル δ 1.77 (s、 H,]、 2.46 (s、 
C,−N(Metal。
3.50 (s、 C,−−OMe)、 3.60 (
s、 Cs−−OMel。
4.54 (d、 Hl−)、 5.06 (d、 H
as)、 5.90 (bd。
[13)、  6.25  (d、  )110)、、
7.3  (ベンジル−旧寅施例15 デマイカロシルタイロシン(500mg)、シクロヘキ
シルアミン(450mg)及びシアノ水素化ホウ素ナト
リウム(120mg)を用い、反応を行なった0反応終
了後、反応液から目的物質を前述の方法で得た。
融点   98.5〜103.0℃ 比旋光度 紫外線吸収スペクトル 質量スペクトル(m/z) 854,664,473゜ 収率  93% 実施例16 175゜ 74 デマイカロシルタイロシン(500mg)、モルホリン
(0,6m1)及びシアノ水素化ホウ素ナトリウム(1
60mg)を用い、反応を行なった0反応終了後、反応
液からの目的物質は前述の方法により単離した。
融点   108.0−110.0℃ 紫外線吸収スペクトル 質量スペクトル(m/z) 842.824,669,477.461゜74 収率  44%
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1による物質の赤外線吸収スペクトル、
第2図は実施例10による物質の核磁気共鳴スペクトル
、第3図は実施例12による物質の赤外線吸収スペクト
ルを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、Rは水素原子もしくはC_2〜_5からなるア
    シル基を示す。 Aは▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化
    学式、表等があります▼を示し、Bは単結合又は酸素原
    子を示す。 Xは▲数式、化学式、表等があります▼で示される、 (i)R_1、R_2はそれぞれ水素原子、C_1〜_
    4アルキル基、C_3〜_1_0シクロアルキル基、も
    しくは−(CH_2)_n−Ph(n=0、1、2)で
    示される。Phは無置換もしくはアミノ基、C_1〜_
    4アルコキシカルボニル基、ハロゲン、C_1〜_4ア
    ルキル基もしくはC_1〜_4アルコキシ基で置換され
    たフェニルで示される。 (ii)R_1、R_2のいずれか水素もしくは▲数式
    、化学式、表等があります▼(R_3は水素もしくは C_1〜_4アルキル基)で示される。 もしくはXは▲数式、化学式、表等があります▼、▲数
    式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、表等
    があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼なら
    びに上記ヘテロ環上がC_1〜_4アルキル基、C_1
    〜_4アルコキシ基、アミノ基もしくはハロゲンで置換
    された式で示される。)で表わされる化合物又はその薬
    理学的に許容し得る塩。 2)Rが水素原子、アセチル基、プロピオニル基、ブチ
    リル基、イソブチリル基又はイソバレリル基であり、し
    かもRは同一かもしくは異なる、特許請求の範囲第1項
    記載の化合物又はその薬理学的に許容し得る塩。
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