JPH03115236A - 1,6‐ヘキサンジオールの精製法 - Google Patents

1,6‐ヘキサンジオールの精製法

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JPH03115236A
JPH03115236A JP25197889A JP25197889A JPH03115236A JP H03115236 A JPH03115236 A JP H03115236A JP 25197889 A JP25197889 A JP 25197889A JP 25197889 A JP25197889 A JP 25197889A JP H03115236 A JPH03115236 A JP H03115236A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、シクロヘキサンの酸化によるカルボン酸化
合物をエステル化し得られたrエステル化物の混合液1
を水添して1.6−ヘキサンジオールを生成させ、その
水添反応液を蒸留操作して得られたrエステル価(EV
値)の高い粗1,6−ヘキサンジオール」を、アルカリ
水溶液でケン化して、そのケン化液をストリッパー塔と
蒸発塔とで低沸物および高沸物を除去し、最後に、蒸留
精製することによって、rEV値が低く、高い純度の1
,6−ヘキサンジオール1に精製する方法に係わる。
〔従来技術の説明〕
従来、1,6−ヘキサンジオールを製造する方法として
は、例えば、特公昭53−33567号公報に記載され
ているように、シクロヘキサンを酸化して、アジピン酸
、オキシカプロン酸などのカルボン酸化合物を生成し、
そのカルボン酸化合物を、メタノール、エタノール、ブ
タノール、1,6−ヘキサンジオールなどのアルコール
類でエステル化し、そして、その反応物を分離・精製し
てエステル化物を製造し、最後に、得られたエステル化
物を水添触媒の存在下に水素で水添して1,6−ヘキサ
ンジオールを生成させ、その水添反応物を蒸留精製して
1.6−ヘキサンジオールを得る方法が知られている。
前記の公知の1,6−ヘキサンジオールの製法において
は、エステル化物の水添反応液中に、通常の蒸留精製に
よって蒸留分離が極めて困難であるエステル化物が含有
されており、エステル価(EV値)がかなり高い1.6
−ヘキサンジオールしか得られないという問題があった
〔本発明の解決すべき問題点〕
この発明の目的は、前述の1.6−ヘキサンジオールの
製法において、エステル化物の混合液の水添反応物(例
えば、粗1,6−ヘキサンジオール)中の蒸留操作で分
離が困難なエステル化物を容易に除去することができ、
その結果、EV値の低い高純度の1,6−ヘキサンジオ
ールを工業的に製造することができる精製法を提供する
ことである。
〔問題点を解決する手段〕
この発明は、シクロヘキサンの酸化によるカルボン酸化
合物をアルコール類でエステル化して得られたエステル
化物の混合液を水添して1,6−ヘキサンジオールを生
成させ、 前記水添反応液から蒸留操作によって低沸点物および高
沸点物を除去し、エステル価(EV値)が10〜100
mgKOH/gである粗1,6−ヘキサンジオールを得
て、 次いで、該粗1,6−ヘキサンジオールをケン化塔でア
ルカリ水溶液でケン化し、 そして、そのケン化後の溶液をストリッパー塔に供給し
て低沸物を蒸発して除去し、ストリッパー塔の缶液を蒸
発塔へ供給し高沸物を底部から除去しながらエステル価
(EV値)が5 mgKO)1/ g以下である1、6
−ヘキサンジオールを塔頂から蒸発させて得て、 i後に、前記1.6−ヘキサンジオールを精留塔で蒸留
精製することを特徴とする1、6−ヘキサンジオールの
精製法に関する。
〔本発明の各要件の詳しい説明] 以下、この発明の精製法について、図面も参考にして、
詳しく説明する。
第1図は、この発明の1,6−ヘキサンジオールの精製
法を実施するための精製フローの一例を示すフロー図で
ある。
この発明において使用する粗1,6−ヘキサンジオール
は、シクロヘキサンの酸化によるカルボン酸化合物をア
ルコール類でエステル化して得られたエステル化物の混
合液を水添して1.6−ヘキサンジオールを生成させて
、その水添反応液を精製して、製造するのである。
前記のエステル化物の液状混合物は、例えば、特公昭5
3−33567号公報に記載されているように、 シクロヘキサンを、触媒の存在下、約100〜200°
Cの温度下、および、約2〜20kg/c+flGの圧
力下に分子状酸素などで酸化することによって、シクロ
ヘキサノン、シクロヘキサノールなどと共に副生ずる種
々のカルボン酸類(カプロン酸、吉草酸、酪酸などの一
価のカルボン酸類、アジピン酸、グルタル酸、コハク酸
などの二価のカルボン酸類、オキシ吉草酸、オキシカプ
ロン酸などのオキシ酸類)を含有するカルボン酸化合物
(混合物)を、前記酸化反応液から適当な手段で分離し
て得て、 次いで、それらのカルボン酸化合物(混合物)を、メタ
ノール、エタノール、n−プロパツール、n−ブタノー
ル、アミルアルコール、n−ヘキサノール、n−ヘプタ
ツールなどの炭素数1〜8個の一価の低級アルコール類
、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4
−ブタンジオール、1.5−ベンタンジオール、1,6
−ヘキサンジオールなどの炭素数2〜8個の二価のアル
コール類などのアルコール類からなるエステル化剤の過
剰存在下に、無触媒で約150〜300°Cの高温下お
よび常圧又は加圧下でエステル化するか、あるいは、エ
ステル化触媒の存在下に50〜150°Cの温度下およ
び常圧又は加圧下でエステル化して、 最後に、そのエステル化反応の生成物を適当な手段で分
離・精製して得られたアジピン酸エステル、オキシカプ
ロン酸エステルなどを主成分とするエステル化物の液状
混合物であればよい。
この発明において、前記エステル化物の液状混合物は、
アジピン酸エステル、オキシカプロン酸エステルを、約
10〜80重量%、特に50〜70重量%程度含有して
いて、酸価(AV値)が約1、0〜50 mgKOH/
 g程度、特に1.5〜20 mgKOH/gであるこ
とが好ましく、必要であれば、前記のエステル化物が、
約30〜70重量%の濃度で適当な有機溶媒(特に、後
述のカルボン酸化合物を抽出するために使用する有機溶
媒など)に溶解している溶液であってもよい。
前述のシクロヘキサンの酸化反応液からカルボン酸類を
分離する方法としては、例えば、シクロヘキサンの酸化
反応液を力性ソーダなどのアルカリ水溶液でケン化して
、その水層を分離して、種々のカルボン酸塩を含有する
アルカリ液を得て、 そのアルカリ液を硫酸などでpH3以下になるように中
和して、芒硝およびカルボン酸類を生成させ、 そして、その中和液から分離された水層の芒硝水溶液か
ら、前述の種々のカルボン酸を、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンなどのケト
ン類、酢酸エチル、酢酸ブチル、カプロン酸メチルなど
のエステル類、ブチルアルコール、イソプロピルアルコ
ールナトの低級アルコール類などの有機溶媒で抽出して
カルボン酸化合物(混合物)を得ることができる。
前述のエステル化物の液状混合物を水添触媒の存在下に
水添する方法は、公知の方法で行うことができるが、特
に、触媒の存在下、200〜400°C1特に250〜
300℃の温度で、150〜500kg/aaG、特に
200〜350kg/c111Gの水素分圧で行うこと
が好ましい。
前記の水添触媒としては、例えば、鉄、ニッケル、コバ
ルト、銅、銅−クロマイトを主成分とする水素添加触媒
を挙げることができ、その形態としては、粉末状、又は
、タブレット状のものであってもよく、その使用量は、
カルボン酸化合物をエステル化して得られたエステル化
物の液状混合物に対して数重量%程度で充分である。
この発明においては、前述のようにして得られた前記水
添反応液を、第1図に示すように、第一蒸留塔1および
第二蒸留塔2へ供給して、蒸留操作によって、第一蒸留
塔1の塔頂から水添反応の低沸物を除去し、そして、第
二蒸留塔2の塔底から水添反応液の高沸物を除去し、第
二蒸留塔2の塔頂からrエステル価(EV値)が10〜
100mgKOH/ g 、好ましくは10〜50 m
gKO)1/ gである粗1,6−ヘキサンジオール1
を取り出し、冷却して、粗1,6−ヘキサンジオールタ
ンク3へ回収して、粗1.6−ヘキサンジオールを製造
するのである。
前記の粗1,6−ヘキサンジオールは、1.6−ヘキサ
ンジオールを約60重量%以上、特に70〜90重量%
程度含有していることが好ましい。
そして、この発明の精製法においては、例えば、第1図
に示すように、前述のようにして得られた粗1,6−ヘ
キサンジオールを前記タンク3からケン他塔4の底部へ
供給すると共に、好ましくは濃度約2〜20重量%、特
に5〜15重量%の力性ソーダなどのアルカリ水溶液を
ケン他塔4の下部へ供給して、ケン他塔4の内部で粗1
,6−ヘキサンジオール中の微量のエステル化合物を5
0〜200℃、好ましくは80〜150°Cの温度、お
よび、1〜15kg/−〇の圧力でケン化して、そのケ
ン化後のケン化液をストリッパー塔5へ供給して、その
塔頂からケン化液中の水などの低沸物を蒸発して除去し
、 そして、ストリッパー塔5の缶液を、薄膜蒸発機などの
蒸発塔6へ供給して、ケン化液中の有機カルボン酸アル
カリ塩などの高沸物をその底部から除去しながら、rエ
ステル価(EV値)が5mgKOH/ g以下、好まし
くはl mgKOH/ g以下である1゜6−ヘキサン
ジオールjを塔頂から蒸発させ、その蒸発物を冷却して
回収し、rl、6−ヘキサンジオールを主として含有す
る蒸発液Jを蒸発液タンク7へ受は入れ、 最後に、前記1.6−ヘキサンジオールを主として含有
する蒸発液を、多段の多孔板又は充填物が内股又は充填
された精留塔8へ供給し、その塔頂から中沸物を除去す
ると共に、その塔底から高沸物を除去しながら、蒸留精
製された1、6−ヘキサンジオールを前記精留塔8の中
段から回収して、1,6−ヘキサンジオール製品タンク
9へ受は入れるのである。
前記の粗1,6−ヘキサンジオールのケン化工程におい
て、アルカリ水溶液のケン他塔への供給量は、アルカリ
濃度100重量%換算で、粗1.6−ヘキサンジオール
の供給量に対して0.001〜1重景倍、特に0.05
〜0.2重量倍程度であることが好ましい。
また、前記のケン他塔は、中空状の内部を有する管状の
塔であれば、特に、サイズおよび形状などが特定されな
くてもよいが、特に、中空状の内部に複数(特に2〜1
0個)の邪魔板が交互に配置されて設置されている中空
状の基型ケン化塔、あるいは、攪拌機を内蔵している中
空状の基型ケン化塔であること、あるいはまた、例えば
スタティックミキサー、ハイミキサーなどの静止型管内
混合器で混合・分散を良くした後、中空状のケン他塔へ
供給する方法が、ケン化液の攪拌状態が好適となるので
好ましい。
ケン他塔での粗1,6−ヘキサンジオールの滞留時間は
、約5〜200分間、特に10〜100分間程度である
ことが好ましい。
〔実施例〕
以下、実施例および比較例を示し、この発明の製法をさ
らに詳しく説明する。
実施例1 〔エステル化混合液の製造〕 シクロヘキサンの空気酸化によって得られた液相酸化反
応液を力性ソーダでケン化して得られるアルカリ液を硫
酸で中和し、その際に、中和液の水層の芒硝水溶液の比
重が1.25となるように水バランスをとり、中和液を
水層と油層とに分離した後、該水層の芒硝水溶液中に含
まれるアジピン酸、オキシカプロン酸などのカルボン酸
化合物を、メチルイソブチルケトン(MIBK)で抽出
し、そして、前記抽出液からMIBKを蒸発して除去し
て、カルボン酸化合物の混合物を得る。
前記カルボン酸化合物の混合物の水溶液(il1度63
.5重量%)を、1.6−ヘキサンジオールの水溶液で
、常圧下、200〜260°Cの温度でエステル化反応
させて、rアジピン酸エステルの含有率が34.7重量
%であり、そして、オキシカプロン酸エステルの含有率
が40.5重量%であるエステル化物混合液Jを得た。
〔水添工程〕
前述のようにして得られたエステル化物混合液に銅−ク
ロマイト系触媒を0.6重量%添加して、水素圧力29
0 kg/cdG、温度260〜275’Cで水添反応
を行って、1.6−ヘキサンジオールを生成させ、1.
6−ヘキサンジオールが含有されている水添反応液を得
た。
前述のようにして得られた水添反応液は、EV値が25
.6 +mgKOH/ gであり、1,6−ヘキサンジ
オールの濃度が61.1重量%であり、そして、1.5
−ベンタンジオール8.8重量%、ヘキサノール2.3
重量%、アミルアルコール3.2重量%、水0.8重量
%、及び、その他の低沸化合物23.8重量%が含有さ
れていた。
〔粗1,6−ヘキサンジオールの製造〕第1図に示す製
造フローに従って、まず、前述のようにして得られた水
添反応液を、541kg/時の供給速度で、第一蒸留塔
1の中段へ供給して、その塔頂から、ヘキサノール、ア
ミルアルコール、水などの低沸物を71kg/時で蒸発
して留去し、次いで、その第一蒸留塔1の缶液を第二蒸
留塔2の中段へ供給し、高沸物15kg/時を第二蒸留
塔2の塔底から排出して、第二蒸留塔2の塔頂から粗1
,6−ヘキサンジオールを455kg/時の割合で取り
出して、粗1,6−ヘキサンジオールタンク3に受は入
れた。
前記の粗1.6−ヘキサンジオールは、1.6−ヘキサ
ンジオールの濃度が75.0重量%であり、エステル価
(EV値)が12.1 mgKOH/ gであり、そし
て、1.5−ベンタンジオール12.4重量%、ヘキサ
ノール1.7重量%、アミルアルコール0.7重量%、
及び、その他の成分10.2重量%が含有されていた。
〔ケン化工程および精製工程〕
次いで、粗1.6−ヘキサンジオールタンク3から粗1
.6−ヘキサンジオールを455kg/時で、邪魔板多
数が交互に配置されて内設された中空基型ケン化塔4の
底部へ供給すると共に、10重量%の力性ソーダ水溶液
を86kg/時でケン他塔4の下部へ供給して、ケン他
塔での滞留時間30分間、およびケン化温度80℃で、
粗1.6−ヘキサンジオールをケン化し、 そして、そのケン化液をストリッパー塔5の中段へ供給
して、そのストリッパー塔5の塔頂から水及び低沸物1
05kg/時を蒸発して留去すると共に、ストリッパー
塔5の缶液(缶液中の1,6−へキサンジオールの含有
率;75.0重量%、缶液のEV値; 2 mgKOH
/ g )を抜き出し、さらに、その缶液を薄膜蒸発塔
6の上部へ供給し、カルボン酸アルカリ塩などを含有す
る高沸物を35kg/時で薄膜蒸発塔6の底部から除去
しながら、EV値が1、 OmgKOH/ gである1
、6−ヘキサンジオールを薄膜蒸発塔6の塔頂から蒸発
させて得て、 最後に、前記1,6−ヘキサンジオールを精留塔7で蒸
留精製して、EV値が0.4 a+gKOII/ g 
テある1゜6−ヘキサンジオールを287kg/時で連
続的に製造して、製品として1.6−ヘキサンジオール
製品タンク9に受は入れた。
実施例2 ケン他塔として、攪拌機を内蔵する攪拌槽を使用し、粗
1.6−ヘキサンジオールのケン化反応を、130℃で
30分間行ったほかは、実施例1と同様にして、1.6
−ヘキサンジオールを製造した。
上述の製法において、薄膜蒸発機の塔頂から得られた蒸
発液は、1,6−ヘキサンジオールの含有率が76.8
重量%であり、EV値がQ、 5 mgKOH/ gで
あり、そして、製品タンクの1,6−ヘキサンジオール
は、1.6−ヘキサンジオールの含有率が99.5重量
%であり、EV値が0.15吋KOH/ gであった。
比較例1 ケン他塔を全く使用しなかったほかは、実施例1と同様
にして、1,6−ヘキサンジオールを製造した。
上述の製法において、製品タンクの1.6−ヘキサンジ
オールは、1.6−ヘキサンジオールの含有率が98.
6重量%であり、EV値が10 mgKOR/ g T
: アった。
〔本発明の作用効果〕
この発明は、シクロヘキサンの酸化によるカルボン酸化
合物をエステル化し得られた「エステル化物の混合液」
を水添して1,6−ヘキサンジオールを生成させ、その
水添反応液を蒸留操作して得られた「エステル価(EV
値)の高い粗1,6−ヘキサンジオール」を、ケン他塔
でアルカリ水溶液と接触させてケン化して、そのケン化
液をストリッパー塔と蒸発塔とで低沸吻および高沸物を
除去し、最後に、蒸留精製することによって、 rEV値が低く、高い純度の1.6−ヘキサンジオール
jを製造し得る効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の1,6−ヘキサンジオールの精製
法を実施するための精製フローの一例を示すフロー図で
ある。 1:第一蒸留塔、2:第二蒸留塔、3:粗1.6−ヘキ
サンジオールタンク、4:ケン他塔、5ニストリッパ−
塔、6:蒸発塔、7:蒸発液タンク、8:精留塔、9:
1.6−ヘキサンジオール製品タンク。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 シクロヘキサンの酸化によるカルボン酸化合物をアルコ
    ール類でエステル化して得られたエステル化物の混合液
    を水添して1,6−ヘキサンジオールを生成させ、 前記水添反応液から蒸留操作によって低沸点物および高
    沸点物を除去し、エステル価(EV値)が10〜100
    mgKOH/gである粗1,6−ヘキサンジオールを得
    て、 次いで、該粗1,6−ヘキサンジオールをケン化塔でア
    ルカリ水溶液でケン化し、 そして、そのケン化後の溶液をストリッパー塔に供給し
    て低沸物を蒸発して除去し、ストリッパー塔の缶液を蒸
    発塔へ供給し高沸物を底部から除去しながらエステル価
    (EV値)が5mgKOH/g以下である1,6−ヘキ
    サンジオールを塔頂から蒸発させて得て、 最後に、前記1,6−ヘキサンジオールを精留塔で蒸留
    精製することを特徴とする1,6−ヘキサンジオールの
    精製法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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