JPS6314797A - 24−メチレンシクロアルタノ−ルフエルラ酸エステルの分離方法 - Google Patents

24−メチレンシクロアルタノ−ルフエルラ酸エステルの分離方法

Info

Publication number
JPS6314797A
JPS6314797A JP15732386A JP15732386A JPS6314797A JP S6314797 A JPS6314797 A JP S6314797A JP 15732386 A JP15732386 A JP 15732386A JP 15732386 A JP15732386 A JP 15732386A JP S6314797 A JPS6314797 A JP S6314797A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crystal
acid ester
crystals
carbon atoms
ketone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15732386A
Other languages
English (en)
Inventor
Goro Kimura
木村 午朗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP15732386A priority Critical patent/JPS6314797A/ja
Publication of JPS6314797A publication Critical patent/JPS6314797A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steroid Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野: 本発明方法は自律神経失調症、更年期障害または頭部外
傷及び頚部損傷後遺症の治療剤、抗高脂血症剤または消
火器系及び精神経糸の身体不定愁訴の治療剤または抗精
神用剤などの医薬品として重要な24−メチレンシクロ
アルタノールフェルラ酸エチル(以下24− M CA
 F Eという。)または24−メチレンシクロアルタ
ノール(以下24−MCAという。)を分離精製する方
法に関する。
更に詳しく説明すると下記のとおりである。
本発明方法に示す出発原料の24−MCAFEの含有物
とは、米ヌカ油、米ヌカ胚芽油、小麦胚芽油、落花生油
、ゴマ浦、コーン油及びオリーブ油などの植物原油また
はこれらの植物原油の遊離脂肪酸蒸留残渣油からのフー
ツまたはこれらのダーク油またはこれらのダーク浦蒸留
残渣油またはこれらの溶剤処理油から収得した粗製また
は精製オリザノール(別名γ−オリザノール)である。
その他の好ましい24−MCAFEの含有物とは、24
−MCAF’Eとシクロアルテノールフェルラ酸エステ
ル(以下CAFEという。)のほかにカンペステロール
、スヂグマステロール、β−シトステロール、ブラシカ
ステロール、シクロアルタノール、シクロブラノールの
各フェルラ酸エステルから選ばれる少なくとも1種以上
のフェルラ酸エステルとの混合物である。
前記の24−MCAPEの含有物を炭素数2〜10の有
機酸エステルまたは炭素数3〜IOのケトンと炭素数1
〜6のアルコールの混合溶剤で結晶化し、析出せしめた
結晶を分別し、得たろ液またほろ液濃縮物を炭素数2〜
10の有機酸エステルまたは炭素数3〜10のケトンで
結晶化せしめることを特徴とする24−MCAFEを分
離精製する方法に関する。かくして収得した24−MC
A);’Eをケン化分解すれば24− M CAが生成
する。この211− M CAは自律神経失調症、更年
期障害または頭部外傷及び頚部損傷後遺症の治療剤、抗
高脂血症剤または消火器系及び精神神経系の身体不定愁
訴の治療剤または抗精神用剤などの医薬品として重要な
24−MCA誘導体の合成原料として有効な化学物質で
ある。
従来の技術: 遠藤、三価及び稲葉ら〔浦化学眼、63〜67 (19
67))Ll、、米ヌカ油原油ピッチ (A V 7.
62.5V109.2、フェルラ酸エステル含量21%
〕のアルカリ処理で得た混合フェルラ酸エステルを10
倍量の=4− メタノールで加湿後の熱時可溶部502をピリジン−無
水酢酸でアセチル化し、アセチル化合物をクロロホルム
−酢酸エチル−エタノール(1:1 :1)の混合溶媒
で再結晶を繰り返したのち、脱アセデル化をし、次にア
セトン−メタノールの混合溶媒で再結晶をして結晶2.
3gを得た。この結晶はn−へブタン溶液で231Rμ
、291Rμ及び315nμに+40°、薄層クロマト
グラフィー (、RfOJ5)により24− M CA
 F Eであることを確認した。更に同結晶をケン化分
解して得た中性部はmpH7°〜では保持時間比2.2
1 (コレステリンの保持時間比1.00)に24− 
M CAの単一のピークを示したと報告している。
木材、広瀬及び吉川ら〔特開昭60−258198号及
び特開昭60−258]、99号公報〕は、前記遠藤ら
の方法を一部改良して24−MCAFEを得ている。す
なわち、γ−オリザノールからCAFEを分離した母液
からの結晶をピリジン−無水酢酸でアセチル化し、この
アセチル化物をクロロポルム−酢酸エヂルーエタノール
(4:3:2)を用い再結晶を繰り返したのち、脱アセ
デル化し、次にアセトン−メタノール混合溶媒で再結晶
し24−MCAFEを得た。次にこれをケン化分解しm
 p 1.23〜124℃、24−MCAを得、このも
のはカスクロマトグラフィーで単一ピークを示したと報
告している。
[]木(特開昭58−21.61.9号公報)は、粗製
または精製オリザノールをオリザノール可溶な有機溶媒
 (アセトンまたはメチルエチルケトン)に溶解し、不
溶性の火和物があればこれを分別除去し、溶液にオリザ
ノールの不溶性またけ難溶性の有機溶媒(メチル、エチ
ルまたはプロピルアルコール)またはこの含水有機溶媒
または通産の水を加え部分的に分別析出される各析出物
を補集することを特徴とする粗製また(J精製オリザノ
ールから各成分の濃縮法を報告している。すなイっち、
オリザノール20gにアセトン20071ρを加え、4
0℃に加熱したのち25°Cに冷却し、少量の不溶部を
3別し、溶液を100次θに蒸留濃縮し、これにメタノ
ール]00zf7を加え71O°Cに10分間加熱し、
25℃に2時間放置し結晶(1)〔この結晶成分はβ−
シトステリン、カンペステリン、スヂクマステリンの各
フェルラ酸エステルからなり、トリテルペンアルコール
フェルラ酸エステルを全く含まない。〕を得た。結晶(
1)をろ別して得た母液にメタノールLOmQを加え4
0℃に10分間加熱し、25℃に2時間放置し結晶(2
)〔この成分はCAT”Eを主成分とし、少量の24−
MCAと極少量のカンペステリン、β−シトステリンの
各フェルラ酸エステルを含む〕をろ別して得た母液につ
いて同様にいま一度繰り返し結晶(3)〔この成分は2
4−MCAPEを含むカステリンのフェルラ酸エステル
番′J全く含まない〕を得た。
この母液にメタノール201を加え40℃に10分間加
温したのち、25°Cに5時間放置しても結晶(J極く
作置しか生成しなかったので溶液を蒸留除去し残留物に
メタノール50IIf7を加えると軽量の析出物(4)
〔この成分i:I: 24−M CAと極少量のシクロ
ブラノールの各フェルラ酸エステルを含む〕を得たと報
告している。すなわち、この公報に記載の分離法は、要
約ずれはオリザノールのアセトン溶液にメタノールを逐
次的に添加して析出した結晶を逐次分別することでオリ
ザノール成分を分離する方法である。然しなから特開昭
58−2161.9号公報には各分離結晶の収虫及びそ
の成分などの数値報告が全くなく、かつ本発明方法の目
的のように純度98%以」二の高純度の24−MCAF
Eを分離精製したとの報告が全くない。
発明が解決しようとする問題点: 」二記に示したように、高純度の24−MCAFEの分
離精製に成功した従来技術では、使用する試薬、有機溶
剤の種類及び量が多く、かつ結晶化操作が10回以」−
必要である。その結果として原料のγ−オリザノールか
らの24−MCAFEの収率i、:14〜5%、回収率
(原料中の24−MCAFEの含量に対する収率、以下
同じ意味。)は10%前後と低く、工業的分離法として
は経済的にも問題かぁ−〕た。
本発明方法はこれらの従来技術の問題点を解決し、原料
の24−MCAFEの含有物、たとえば粗製また(」精
製のγ−オリザノールから純度98%以上の高純度品の
24−MCAPEを収率15%以上、回収率35%以上
をちって有効かつ経済的に分離精製する方法を確立する
ことを目的とした。
問題点を解決するための手段。
元来から米ヌカ1411、米ヌカ胚芽油、落花生油、小
麦胚芽油、ゴマ浦、コーン/111及びオリーブ浦など
の植物油中には各種のステロール、)・リテルペンアル
コールまたはこれらのフェルラ酸エステルが約0.1〜
2%含有されている。通常、γ−オリザノール(別名オ
リザノール)の医薬品は単品ではなく、各種のステロー
ルとトリテルペンアルコールの各フェルラ酸エステルの
混合物である。本発明者が後述(実施例1)の方法によ
り市販オリザノールを2N−カセイカリエタノール溶液
でケン化分解し、フェルラ酸を除去した後のステロール
とトリテルペンアルコールの中性部の成分をガスクロマ
トグラフィーにより分析した結果を表−1に示した。
表−1 表−1に示すように精製オリ、ザノールは24−MCA
FEを35〜45%を含有し、本発明方法の好ましい2
4−MCAFE含有物の原料形態の一つであるが、次に
示す粗製オリザノールは安価であり、これまた好ましい
出発原料である。すなわち、前記の植物原油を精製し食
用油を得る目的のために原料植物原油中の遊離脂肪酸ま
たは原油を高真空蒸留処理により遊離脂肪酸を留去した
残渣油中の遊離脂肪酸をアルカリ石ケンとして遠心分離
により分別したアルカリ石ケンを多く含む粗油脂分をソ
ーダ (またはソーダ油滓)と称する。このソーダを硫
酸、塩酸などの無機酸で中和処理して得た粗製脂肪酸を
一般的にダーク油(またはマック油)と称する。オリザ
ノールはアルカリ外曲脂分によく溶解する性質を有する
ため、植物油の脱酸工程により副産物として得たソーダ
及びダーク油中にはオリザノールが原料油から移行層線
されて当初の植物油より約3〜15倍量に濃縮されオリ
ザノールを約1〜30%含有する。さらに、この植物ダ
ーク油中の脂肪酸を蒸留により分離した残渣濃縮−]2
− 物または植物ダーク油中の脂肪酸を低級アルコールでエ
ステル後、蒸留により分離した残渣濃縮物または植物原
油をイオン交換樹脂で処理して得たオリザブ−ル含有油
などにはオリザノールを約3〜70%含有する。また、
植物油のアルカリ脱酸処理を含水極性溶剤(例えば50
%エタノール水溶液)と非極性溶剤(例えばヘキサン)
の存在下で行なって得たオリザノール含有含水極性溶剤
の溶液から溶剤を分離して得た濃縮物はオリザノールを
通常30〜70%含有している。これらのオリザノール
濃縮物は業界では原料(または原油)ピッチと称しオリ
ザノールの好ましい原料となる。すなわち、これらの原
料ピッチから公知の方法−例えばメタノール、エタノー
ルまたはイソプロパツールなどの低級アルコールによる
油脂分の可及的除去処理、カリウムまたはナトリウムの
水酸化物、炭酸塩または重炭酸塩を含む低級アルコール
溶液でオリザノールを抽出した後、酢酸、硫酸、塩酸な
どの酸性水溶液で中和する方法などで収得したオリザノ
ールを約75%以上を含む粗製または精製オリザノール
は本発明方法の出発原料として好ましい。さらに本発明
方法の出発原料として好ましい。
さらに本発明方法の出発原料として好ましい24−M 
CA P E含有物の形態は、24−MCAFEとCA
FEのほかにカンペステロール、スチグマステロール、
β−ノドステロール、ブラシカステロール、シクロアル
タノール、シクロブラノールの各フェルラ酸エステルか
ら選ばれる少なくとも1挿具」二のフェルラ酸エステル
との混合物である。換言ずれは、24−MCAF’Eと
CAFEの2種化合物の存在が必須要件でこのほかに前
記のステロール及びI・リテルペンアルコールの各フェ
ルラ酸エステルの少なくとも1種以上との混合物を意味
ずろ。本発明方法にお(プろ出発原料(J1前記のいか
なる形態のものでも24− M CA F Eの含有率
の高いものはと望ましく、少なくとも30%以」二の含
有率のものが望ましい。他のステロール及び/またはト
リテルペンアルコールの各フェルラ酸エステルとの混合
種差及び混合比率による制限条件は特にない。
なお、本発明方法は24−メヂレンシクロアルタノール
フェルラ酸エステルを含め一般式■に示す化合物の高純
度品の分離精製するときにも使用ずろことができる。才
なイつち、一般式1において、24−メヂレンシクロア
ルタノール残基の代りに、他のステロール及びトリテル
ペンアルコール残基からなる化合物の一挿具」二と一般
式■との化合物との混合物から一般式■の化合物を分離
精製するときにも本発明方法は使用できることを意味す
る。
一般式 R,−24−メチレンシクロアルタノール残基曵 ただし、R,はCI−T = CH−CO。
CH=C(R2)  CoまたはCOを表イつし、R3
は炭素数1〜4のアルキル基を示ず。ずなわち、R2は
メチル;エチル;nまたはi−プロピル:l5− nS iS sまたはt−ブチルである。
一般式Iに示した化合物はOH基がベンゼン核のオルト
位(2位)に結合したときには、OR7基はベンゼン核
の3.4.5または6位にそれぞれ結合した化合物であ
る。同様にOH基がベンゼン核のメタ位(3位)に結合
したときには、OR2基はベンゼン核の2.4.5また
は6位にそれぞれ結合した化合物である。また同様にO
H基がベンゼン核のパラ位 (4位)に結合したときに
は、OR3基はベンゼン核の2または3位にそれぞれ結
合した化合物である。
表−1に示すように、オリザノールは化学構造及び理化
学的性質が近似の性状を有する各種のステロールとトリ
ペルテンアルコールの各フェルラ酸エステルの6〜7種
の混合物である。従って、従来技術によりオリザノール
から高純度の24−MCAFEを経済的に安価に分離精
製ずろ方法を確立することは非常に困難なことであった
。たとえは、オリザノール中には24−MCAPEを3
5〜45%含有しているが、従来技術によるオリザノー
ル−16= のアセチル化合物からの分離精製の方法では多数の試薬
及び有機溶剤が必要であるばかりか、多数回の結晶化操
作が必要で、かつ収率4〜5%、回収率は9〜12%と
低い欠点があった。〔遠藤、三価、稲葉(浦化学綾、6
3〜67(1,969) )+木材、広面、吉1)(特
開昭60−258198号公報)〕。またF」木(特開
昭58−21619号公報)の方法は、オリザノールの
アセトン溶液にメタノールを逐次添加して析出した結晶
を逐次分別することにより、オリザノール成分を分離す
る方法である。この公報中には24−MCAFE主成分
と少量のCAFEからなりステリンのフェルラ酸エステ
ルは全く含まない結晶(3)と、24−MCAFEと極
少型のシクロブラノールフェルラ酸エステルからなる結
晶(4)を得たと報告しであるが、各結晶の収量及び成
分比率の分析数値の報告がなく、かつ本発明方法の目的
のように純度98%以」二の高純度の24−MCAFE
を収得したとの報告が全くない。本発明者の追試した結
果では、この結晶(3)中には上記成分以外にカンペス
テロールとβ−ントステロールの各フェルラ酸エステル
を5〜15%含有することが認められ、次にこの結晶(
3)をアセトン−メタノールの混合溶剤で再結晶するこ
とにより純度98%以上の24− M CA F Eを
収得することができたが、その回収率は6〜13%と低
い結果であった。
本発明者は詳細に研究した結果、先ず第1に、原料の2
4−MCAFE含有物中に共存するCAPEと24〜M
CAFEを分離するため、原料を溶解するための溶剤の
種類と量、次に溶液に添加する溶剤の種類と量、さらに
24−MCAFEの高純度精製のための結晶化用の溶剤
の種類と量及び各段階の冷却温度などの諸条件の組み合
せが24− M CAPEの分離精製する方法にとって
重要な因子であることを見い出だした。以下、本発明方
法について説明する。表−1に示す通りに、原料の24
−MCAFE含有物、例えば粗製及び精製オリザノール
中には24−MCAFEとCAFEは各35〜48%の
近似の高い含有率で併存している。それゆえ、本発明者
はこの両者を効率的に分離する方法の確立から検討した
。すなイつち、本発明方法は、前記に示した出発原料の
24−MGAFEの含有物を炭素数2〜10の有機酸エ
ステルまたは炭素数3〜10のケトンに加温溶解し、攪
拌しながら、この溶液に炭素数1〜6のアルコールを添
加して冷却したのち、ろ別して析出結晶とる液(母液)
に分別した。
かくして得た析出結晶中のCAFEの含有量を50〜9
0%に高め、同時に、ろ液の蒸発濃縮乾固物結晶中の2
4−MCAFEの含有量を少なくとも55%まで高める
ことによって、この両者を大略分別することができた。
それと共に、それ以後の精製分離工程を効率よく行なう
ことを可能にしたものである。
前記のように、本発明方法はる液の蒸発濃縮乾固物結晶
中の24−MCAFEの含有量を少なくとも55%まで
高めた24−MCAFE含有物を得るか、またはろ液に
炭素数1〜6のアルコールを添加して析出せしめた結晶
中に24− M CA F Eの含有率を少なくとも5
8%まで高めた24−MCAFE含有物を得る第1工程
、及び第1工程で得られた24−MCAFE含有物を炭
素数2〜10の有機酸エステルまたは炭素数3〜10の
ケトン単独溶剤またはこれらの単独溶剤と炭素数1〜6
のアルコールとの混合溶剤で結晶化せしめる第2工程か
らなる純度98%以上、回収率35%以上で24−MC
AF’Eを分離精製する方法である。
更に本発明方法を詳細に説明する。
本発明方法の第1工程は次の通りである。粗製または精
製オリザノール100部(wt、以下同じ意味)を炭素
数2〜10の有機酸エステルまたは炭素数3〜10のケ
トンの200〜900部(vol、以下同じ意味。)好
ましくは200〜800部に加温溶解し、攪拌しながら
炭素数1〜6のアルコール1〜300部(voL以下以
下量味。)を添加したのち、冷却し、析出せしめた結晶
をろ別、乾燥して得た第1結晶中にはCAFEが50〜
70%含有されている。次に、第1結晶のる別置後の溶
剤湿潤物またはこの乾燥物を前記と同じ操作法にて結晶
化せしめることによりCAFEを71〜90%含有する
第2結晶を得る。かくして第1及び/または第2結晶を
ろ別して得たろ液(以下A液という。)中には、24−
MCAFEを少なくとも55%含む結晶を溶存している
。従って、このA液またはこのA液の蒸発濃縮乾固物の
結晶は本発明方法の好ましい原料となる。なお、本発明
方法の第1工程において原料と有機溶剤の好ましい使用
割合は次の通りである。粗製または精製オリザノール1
00部に対し、有機酸エステル200〜500部とアル
コール20〜200部;ケトン400〜900部とアル
コール4〜100部の組み合せの使用は、それぞれの単
独溶剤または各比率以外の組み合せ溶剤のときよりも析
出結晶中のCAFEの含有率、収率及び回収率が向上す
る。それと同時にろ液(前記のA液)中への24−MC
AFEの移行率または分配率が向上し、それ以後の精製
分離が容易となる。また前記のA液に、更に約20%の
炭素数1〜6のアルコールを添加して析出せしめた結晶
は、24− M CA FEを少なくとも58%含有し
ている。
本発明方法の第2工程は次の通りである。前記の第1工
程の操作により得たA液の蒸発乾固物またはA液にアル
コールを添加して得た析出結晶物の100部を炭素数2
〜10の有機酸エステルまたは炭素数3〜10のケ)・
ンの200〜500部、好ましくは200〜400部未
満の単独溶剤に加温溶解した溶液(以下B液という。)
のまま、またはB液に炭素数1〜6のアルコールを2〜
200部を添加したのち、冷却し、析出結晶をろ別し、
これを第3結晶とする。この第3結晶のる別置後の溶剤
湿潤物またはこの乾燥物を用いて、面記と同じ結晶化操
作を更に1〜4回繰り返すことにより純度98%以上、
回収率35%以上で24−MCAFEを収得することが
できた。なお、第2工程にて各結晶を分別したろ液中に
は24−MCAFEを比較的多量に含有しているので第
2工程の各段階の結晶分別後のる液、その全集合液また
はその過半集合液もしくはこれらの濃縮物を第2工程の
結晶化原料として使用することにより目的物の収率及び
回収率は更に8〜30%向」二することが確認できた。
この事実を証明するため実施例では各結晶及び各ろ液蒸
発乾固物の収指とその成分分析結果を示した。
前記の工程において工業化の結晶槽は加熱及び冷却コイ
ルと攪拌機付のものが望ましい。またろ過板器は連続遠
心分離機、加圧または減圧ろ過板が好ましい。結晶を加
温溶解させる温度は35℃から各溶剤の沸点までの温度
が好ましい。次に、溶液を冷却し、結晶を析出せしめる
温度は5〜30°C特に7〜25°Cが好ましい。5°
C未満の低温では原料と変わらない組成の結晶が析出し
、好ましくない。また40°C以上の温度では析出結晶
の収率が低く好ましくない。
本発明方法において、第1工程では有機酸エステルとア
ルコールの混合溶剤、第2工程ではケトンの単独溶剤ま
たはアルコールとの混合溶剤を使用してもよい。また、
第1工程ではケ)・ンとアルコールの混合溶剤、第2工
程では有機酸エステルの単独溶剤またはアルコールとの
混合溶剤を使用してもよい。好ましいのは、第1工程で
は有機酸エステルまたはケトンとアルコールの混合溶剤
、第2工程では第1工程で使用したものと同一の有機酸
エステルまたはケトンもしくはアルコールとの混合溶剤
を使用することが望ましい。これは溶剤タンク及び蒸留
塔が最小単位の板数ですみ、建23一 般費及び操業費が安くなるなどの経済的理由があげられ
る。
本発明方法で用いる炭素数2〜10の有機酸エステルは
、ギ酸のメチル;エチル;プロピル;nまたはi−ブチ
ル;nまたはi−アミルのエステル、酢酸のエチル、エ
チル;nまたはi−プロピル;n、iまたはSブチル;
nまたはi−アミル;メチルイソアミル;メトキンブチ
ル;S−ヘキシル;α−エチルブチル:α−エチルヘキ
シル;ベンジル;シクロヘキシルまたはメチルシクロヘ
キシルのエステル;プロピオン酸のメチル;エチル;n
−ブチルまたはi−アミルのエステル;酪酸のメチル;
エチル;n−ブチルまたはi−アミルのエステル、オキ
シイソ酪酸エステル;アセト酢酸のメチルまたはエチル
のエステル;イソ吉草酸イソアミルエステルなどが用い
られる。これらの内、好適な有機酸エステルはギ酸のn
またはi−アミルのエステル、酢酸のメチル;エチル;
nまたはi−プロピル;nX iまたはS−ブチルのエ
ステルなどである。炭素数1〜6のアルコールとして好
ましいアルコールはメチル;エチル;nまたはi−プロ
ピル;n、i、sまたはt−ブチル;n、i、sまたは
t−アミル;3−ペンヂル:ローヘギシル;メチルアミ
ルまたは2−エチルブチルのアルコールである。これら
の内、最も好ましいアルコールはメチル;エチル、nま
たはi −プロピル;nl 1、Sまたはt−ブチルの
アルコールである。炭素数3〜10のケトンとして好も
しいものはアセトン、メチルエチルケトン、メチルn−
プロピルケトン、メチルn−ブチルケ!・ン、メチルイ
ソブチルケトン、メチルn−アミルケトン、メチルn−
へキンルケトン、ンエチルケI・ン、エチルn−ブチル
ケトン、ジ−n−プロピルケトンまたはシイツブデルケ
トンである。これらの内、最も好ましいケトンはアセト
ン、メチルエチルケトン、メチルn−プロピルケトンま
たはメチルイソブチルケトンなどである。なお、本発明
方法において有機溶剤の炭素数を制限した理由は次の通
りである。すなわち、制限以外の炭素数の有機溶剤を使
用した場合、目的物の純度、収率及び回収率が低く、期
待した結果が得られなかったので上記の通り制限した。
作用: 本発明方法は、前記した一連の結晶化操作は通常、第1
工程で1〜3回結晶化後のる液またほろ液濃縮物を第2
工程で2〜5回の合計3〜8回の結晶化、ろ過及び濃縮
などの操作で構成されている。これは従来技術における
結晶化処理回数を著しく減少させることができると同時
に経済的、工業的に有効かつ有利な方法である。特に、
本発明方法は原料の24−MCAFE含有物、例えば粗
製及び精製オリザノールから簡単な結晶化処理法により
純度98%以上、回収率35%以上及び収率15%以上
で24− M CA F Eを効率よく経済的に分離精
製することができると同時に、ステロール及びCAFE
も容易に分離収得することができ、これらの有効利用を
図るうえで都合がよい。また本発明方法の第2工程で結
晶をろ別して得たる液(母液)またほろ液濃縮物を原料
として回収し、結晶化を行なうことにより、24− N
4 CA F Eの回収率は48%以上及び収率は20
%に向上する。24−MCAFEは2N水酸化アル力リ
低級アルコール溶液で加熱ケン化分解すれば容易に24
− M CAが得られ、各種の24− M CA誘導体
の合成原料となる。
本発明の方法は実施例をあげて更に説明する。
実施例1 精製オリザノールから24−MCAFEの分
離精製法 第1工程:精製オリザノ−1001/ (表−■に示す
C社製品で成分はCA FE 47.8%、24−MC
AF’E 43.9%、カンペステロールフェルラ酸エ
ステル5.8%、スチグマステロールフェルラ酸エステ
ル0.5%、β−シトステロールフェルラ酸エステル1
.7%を含む〕を酢酸エチル3001haに加温溶解し
たのち、攪拌・冷却しながらメタノール801を添加し
て12℃に一夜冷却した。次に析出結晶をろ別し、乾燥
して第1結晶62.69(原料のオリザノールに対する
収率62.6%;成分は、CA F E 66.4%、
24− M CA F E 30.6%その他のステロ
ール及びトリテルペンアルコールのフェルラ酸エステル
3.0%を含む)とる液を得た。このろ液を減圧濃縮乾
固し37.39gの結晶(原料のオリザノールに対する
収率は37.4%、成分はCA P E 16.6%、
24− M CA P E 66.2%その他のステロ
ール及びトリテルペンアルコールのフェルラ酸エステル
17.2%を含む)を得た。次に第1結晶60gを酢酸
エチル180x12に加温溶解したのち、攪拌・冷却し
ながらメタノール48m(lを添加して12℃に一夜冷
却した。次に、析出結晶をろ別・乾燥し第2結晶45.
5@(第1結晶に対する収率75.8%、成分はCA 
F E 81..8%、24−MCA F E 16.
1%その他のステロール及びトリテルペンアルコールの
フェルラ酸エステル2.1%を含む。)とる液を得た。
このろ液を減圧濃縮乾固し14.5gの結晶(第1結晶
に対する収率24.2%;成分はCA FE 17.9
%、24− M CA F E 76.1%その他のス
テロール及びトリテルペンアルコールのフェルラ酸エス
テル6.0%を含む。)を得た。
第2工程:前記の第1工程にて得た第1結晶のる液から
の濃縮結晶369と第2結晶のる液からの濃縮結晶13
.5gの混合物49.5g(成分は24− M CAF
’ E 68.9%、CA FE 17.0%その他の
ステロール及びトリテルペンアルコールのフェルラ酸エ
ステル14.1%を含む。)を酢酸エチル149σに加
温溶解したのち、攪拌しながらエタノール9−ρを添加
し、10℃に一夜冷却した。次に析出結晶をろ別・乾燥
し第3結晶34.2g(原料の第1と第2ろ液からの濃
縮結晶混合物に対し収率69.1%;成分は24−MC
A F E 83.8%、CA F E 13.6%そ
の他のステロール及びトリテルペンアルコールのフェル
ラ酸エステル2.6%を含む。)とる液を得た。このろ
液を減圧濃縮乾固し結晶+5.3g(前記の原料の第1
と第2ろ液の濃縮結晶混合物に対し収率30,9%;成
分は24− M CA F E 35.6%、CA F
E 24.6%その他のステロール及びトリテルペンア
ルコールのフェルラ酸エステル39.8%を含む。)を
得た。次に、第3結晶32.09を酢酸エチル961に
加温溶解したのち、攪拌しながらエタノ−、ル57m(
lを添加し10℃に一夜冷却した。析出結晶をろ別・乾
燥し第4結晶26.2g(第3結晶に対する収率81.
9%;成分は24−M’ CAF’ E 92.7%、
CA F E 5.7%その他の成分1.6%を含む。
)とる液を得た。このろ液を蒸発乾固し結晶5.8i?
(第3結晶に対する収率18.1%;成分は24−MC
AFE43.6%、CA F’ E 49.3%その他
の成分7.1%を含む。)を得た。第4結晶24.0?
を酢酸エチル72u(!に加温溶解したのち、攪拌しな
がらエタノール43mQを添加し10°Cに一夜冷却し
た。
析出結晶をろ別・乾燥し、第5結晶]、9.79(第4
結晶に対し収率82,1%、成分は24− M CA 
F E 96.8%、CA F’ E 2.3%その他
の成分0.9%を含む。)とる液を得た。このろ液を蒸
発乾固し結晶4.29@(第4結晶に対し収率17.9
%、成分は24−MCAFE74.1%、CA P E
 2]、、2%その他の成分4.7%を含む。)を得た
。次に第5結晶1859を酢酸エチル46nρに加温溶
解したのち、攪拌しながらエタノール33z&を添加し
10℃に一夜冷却した。析出結晶をろ別・乾燥し第6結
晶1.5.2?(第5結晶に対し収率822%、成分は
24−MCAF’E99.1%、CAFE05%その他
の成分04%を含む。)とる液を得た。
このろ液を蒸発乾固し結晶3.39 (第5結晶に対し
収率は17.8%;成分は24−M CA、 P E 
86.2%、CA P E 10.6%その他の成分3
2%を含む。)を得た。
この結果、純度99.1%の24−MCAFEを原料の
精製オリザノールに対し収率20.0%、回収率45.
6%であった。前記の第6結晶をメチルエチルケトンか
ら結晶化することによりmp166〜167°C1比施
MCAPEを得た。次に、この24− M CA F 
Eを2N水酸化カリエタノール溶液でケン化分解するこ
とにより24− M CA mp 123〜124℃、
比施光度ものはガスクロマトグラフィーで単一ピークを
示した。
ガスクロマトグラフィーによる成分分析条件;本発明方
法にお(」る原料、中間体及び製品の成分分析は下記に
示すガスクロマトグラフィーの測定法により行なった。
ここでは試料としてステロール及び/またはトリテルペ
ンアルコールの各フェルラ酸エステルを用いた例につい
て示したが、その他の有機酸エステルの場合ら同じ操作
法でよい。
試料のステロール及び/またはトリテルペンアルコール
の各フェルラ酸エステル200xyに2N水酸化カリウ
ムエタノール溶液101を加え4時間還流下に加熱して
ケン化分解したのち、液をただちに水に投入して反応を
停止させ、次にエチルエーテルで抽出した。生成したフ
ェルラ酸カリウムを水層に除去し、エチルエーテル層を
脱水乾燥し、エチルエーテルを留去後、得た中性部の結
晶を乾燥した。中性部の結晶J、Orttgをり、Om
Qのエタノールに溶解し2μgを注入しガスクロマトグ
ラフィーの測定条件はカラム・経3mmX長さ2mの硝
子製、担体:0V−17(1,5%)りaモyルブW−
AW−D M CS (80〜100メツシユ、ガスク
ロ工業株式会社製品)、カラム温度240°C1検知温
度270 ’C、キャリアーガスは窒素ガス、流速6o
1/分、検出器FIDで実測した。各成分の保持時間(
分)は次の通りであった。カンペステロール14.57
、スチグマステロール1570、β−シトステロール1
8o5、シクロアルタノール19.62、シクロアルテ
ノール21.72.24− M CA 24.38、ツ
クaブラノール2909分であった。
実施例2 精製オリザノールからの24−MCAFEの
分離精製 第1工程1;精製オリザノール100g(表−1に示し
たE社の製品テCA 36.5%、24− M CA 
43.7%その他の成分19.8%(シクロアルタノー
ル0.7%、シクロブラノール04%、カンペステロー
ル13.5%、スチグマステロール1.6%、β−シト
ステロール3,6%)の各フェルラ酸エステルを含む。
〕を酢酸イソプロピル300mρに加温溶解したのち、
攪拌しながらイソプロパツール7olを添加して15℃
に一夜冷却した。析出結晶をろ別・乾燥し第1結晶55
.29(原料のオリザノールに対する収率552% 。
成分はcAFE59.5%、24−MCAFE34.8
%その他の成分5.7%を含む。)とる液を得た。この
ろ液を減圧濃縮乾固し結晶44.8y(原料のオリザノ
ールに対する収率44.8%、成分はCAF’E8.3
%、24−MCAf;’E54.7%その他の成分37
.0%を含む。)を得た。次に第1結晶5309を酢酸
イソプロピル159mρに加温溶解したのち、攪拌しな
からイソプロパツール37m(7,を添加して15℃に
て一夜冷却した。
析出結晶をろ別・乾燥し第2結晶は38.58@ (第
1結晶に対する収率72.8%;成分はCA F E 
79.8%、24− M CA F E 17.8%、
その他の成分2.4%を含む。)とる液を得た。このろ
液を減圧濃縮乾固し結晶は14.429 (第1結晶に
対する収率27.2%:成分はCA F E 5.3%
、24− M CA F’ E 80.2%その他の成
分14.5%を含む。)を得た。
第2工程;前記第1工程で得た第1結晶のる液からの蒸
発乾固物43gと第2結晶のる液からの蒸発乾固物13
.517の混合物56.5f? (成分は24− M 
CAF E 60.8%、CA F E 7.6% そ
の他の成分31.6%を含む。)を酢酸イソプロピル1
701に加温溶解したのち、攪拌しながらイソプロパツ
ール10−ρを添加し12℃で一夜冷却した。析出結晶
をろ別・乾燥し第3結晶32.oy(原料の第1と第2
結晶のる液からの蒸発乾固混合物に対する収率56,6
%;成分は24−MCAl?’E81.8%、CAF’
E3.6%その他の成分14.6%を含む。)とる液を
得た。このろ液を蒸発濃縮乾固し結晶24.59(成分
は24−MCAFE33.4%、CA F E 12.
8%その他の成分53.8%を含む。)を得た。次に第
3結晶30.0yを酢酸イソプロピル90m/  に加
温溶解したのち、攪拌しながらイソプロパツール50m
Qを添加し12℃に一夜冷却した。
析出結晶をろ別・乾燥し第4結晶22.59(第3結晶
に対する収率75,0%;成分は24− M CA F
 E 92.3%、CA F E 1.9%その他の成
分5.8%を含む。)とる液を得た。このろ液を蒸発濃
縮乾固し結晶749g(第3結晶に対する収率250%
;成分は24−MCA F E 50.4%、CA F
 E8.6%その他の成分41.0%を含む。)を得た
。次に第4結晶2Q、G11lを酢酸イソプロピル60
m(lに加温溶解したのち、攪拌しながらエタノール3
6m0を添加し12℃に一夜冷却し析出結晶をろ別・乾
燥し第5結晶14.8@(第4結晶に対する収率73.
9%;成分は24− M CA F E 98.9%、
CA F E 0.6%その他の成分0.5%を含む。
)とる液を得た。このろ液を蒸発濃縮乾固し結晶5.1
9g(第4結晶に対する収率26.1%;成分は24−
MCAFE74.1%、CA F E 5.3%その他
の成分20.6%を含む。)を得た。すなわち、純度9
8.9%の24−MCAF’Eを原料の精製オリザノー
ルに対し収率18.8%、回収率は43.0%であった
。この第5結晶を更に酢酸イソプロピルで結晶化しmp
166〜167℃、比施光CAFE  を 得 ノこ 
実施例3 精製オリザノールからの24−MCAFEの
分離精製 第1工程:精製オリザノール1001? (表−1に示
したF社の製品で成分はCAFE42.9%、24−M
CA F E 43.5%その他の成分としてカンペス
テロールフェルラ酸エステル7.9%、β−シトステロ
ールフェルラ酸エステル4.8%及びシクロアルタノー
ルフェルラ酸エステル0.9%を含む。)をメチルイソ
ブチルケトン600mρに加温溶解したのち、攪拌・冷
却しながらメタノール24m(lを加え15℃に一夜冷
却した。析出結晶をろ別・乾燥し第1結晶78.4g(
原料オリザノールに対する収率78,4%;成分はCA
 F E 54.5%、24− M CA F E 3
9.8%、カンペステロールフェルラ酸エステル2.9
%、β−シトステロールフェルラ酸エステル2.4%及
びシフロア=36− ルタノールフエルラ酸エステル0.4%を含む。)と母
液を得た。この母液を蒸発乾固し結晶2t、58g(成
分はCA F E 4.4%、24− M CA F 
E 57.0%その他の成分38.6%を含む。)を得
た。次に第1結晶70、Oyをメチルイソブチルケトン
42−ρに加温溶解したのち、攪拌・冷却しながらメタ
ノール17x(Jを加えて15℃(こ−夜冷部した。析
出結晶をろ別・乾燥し第2結晶45.17(第1結晶に
対する収率64.4%;成分はCAFE64.8%、2
4− M CA F’ E 30.9%その他の成分4
.3%を含む。)と母液を得た。この母液を蒸発乾固し
結晶24.9g(成分はCA F” E 33℃2%、
24−M CA F E 55.8%その他の成分11
.0%を含む。)を得た。次に第2結晶40.09をメ
チルイソブチルケトン240mρに加温溶解したのち、
攪拌・冷却しながらメタノール141を添加して15℃
に一夜冷却した。析出結晶をろ別・乾燥し第3結晶26
.39(第2結晶に対する収率65.8%;成分はCA
FE82.7%、24−M CA F E 14.2%
その他の成分3,1%を含む。)と母液を得た。この母
液を蒸発乾固し結晶13.689(成分はCA F’ 
E 30,5%、24− M CA F E63.1%
その他の成分64%を含む。)を得た。
第2工程、前記の第1工程で得た第1結晶ろ別後の母液
の蒸発濃縮乾固物21.OL同じく第2及び第3結晶ろ
別後の母液の蒸発濃縮乾固物の24.0と130gの混
合物58.09 (成分は24−MCAFE579%、
CA F E22.2%その他の成分19.9%を含む
。)をメチルイソブチルケトン174ytr(7,に加
温溶解したのら、攪拌しなから8°Cに一夜冷却1.た
。析出結晶をろ別・乾燥し第4結晶35.1!?(原料
の第1.2及び3の結晶をろ別後の母液の蒸発乾固の混
合物に対し収率605%、成分は24−MCAFE76
.2%、CA F E 14.5%その他の成分9.3
%を含む。)と母液を得た。この母液を蒸発乾固し結晶
22.9g(原料の前記蒸発乾固混合物に対し収率39
.5%;成分は24− M CA FE 30.1%、
CAFE 33.9%その他の成分360%を含む。)
を得た。次に第4結晶32.0@をメチルイソブチルケ
トン96m(lに加温溶解したのち、攪拌しなから8°
Cに冷却した。析出結晶をろ別・乾燥し第5結晶23.
5g(第4結晶に対し収率73゜4%;成分は24−M
CAFE884%、CAFE9.2%その他の成分24
%を含む。)と母液を得た。この母液を蒸発乾固し結晶
85g(第4結晶に対し収率26.6%;成分は24−
M CA、 F E 42.5%、CAFE29.2%
その他の成分28.3%を含む。)を得た。
第5結晶22.0@をメチルイソブチルケトン661に
加温溶解したのち、攪拌しながら8℃に冷却した。
析出結晶をろ別・乾燥し第6結晶]、5.97y (第
5結晶に対し収率726%;成分は24−MCAFE9
6.5%、CA F E 2.4%その他の成分1.1
%を含む。)と母液を得た。この母液を蒸発乾固し結晶
6.027(第5結晶に対し収率は27.4%:成分は
24−MCAFEが67.0%、CAFE27.2%そ
の他の成分5.8%を含む。)を得た。次に第6結晶1
5.0gをメチルイソブチルケトン451に加温溶解し
たのち、攪拌しなから8°Cに冷却した。析出結晶をろ
別・乾燥し第7結晶10.95y (第6結晶に対し収
率73.0%;成分は24− M CA、 F E 9
9.1%、CAI”Eo、6% その他の成分03%を
含む。)とIJ液を得た。この母液を蒸発乾固1.結晶
4.05&(第6結晶に対し収率270%;成分+;J
: 24−M CA F E 89.4%、CA F’
 E 7.4%その他の成分32%を含む。)を得た。
」二足の結果より純度991%の24−MCAFEを原
料の精製オリザノールに対し収率15.7%、回収率3
6.1%で得た。また第6結晶分別後の母液の蒸発乾固
物405gと第7結晶分別後の母液の蒸発乾固物2.9
0gの混合物6959の成分は24−MCA、F’E7
64%、CA P E ]、9.0%その他の成分4.
6%からなる。この混合物は前記第4結晶と近似の組成
を有している。前記同様の操作法でメチルイソブチルケ
トンを用い3回結晶化を行なって純度99.0%の結晶
27g(成分は24−MCAFE99.0%、CAP 
E 0.6%その他の成分0.4%からなる。)を得た
この母液からの回収実験結果を換算すれば、純度99.
0〜99.1%の24−MCATi”Eを収率21,1
%、回収率486%で得たことになる。
実施例4 粗製オリザノールからのCAFEの分離精製
法 第1工程 米ヌカ浦ピッチから収得した粗製オリザノー
ル(成分は米ヌカ蒸留残m+7.5%、CAFE429
%、24−MCAFE39.3%その他のステロ=40
− −ル及びトリテルペンアルコールのフェルラ酸エステル
103%から成る。)]’009を酢酸メチル3001
に加温溶解したのち、攪拌しながらメタノールを100
1添加して18℃に一夜冷却した。次の析出結晶をろ別
・乾燥し第1結晶56.3@(粗製オリザノールに対す
る収率56,3%、成分は米ヌカ蒸留残浦4.2%、C
A F’ E 65.8%、24−MCAF”E27.
4%その他のステロール及びl・リテルペンアルコール
のフェルラ酸エステル2.6%を含む。)と母液を得た
。この母液にメタノール80屑Qを添加し、攪拌拌しな
がら一夜18℃に放置し、析出結晶をろ別・乾燥し結晶
37.5?(原料の粗製オリザノールに対する収率37
.5%;成分は米ヌカ蒸留残浦1.1%、CA FE 
12.9%、24− M CA P R63,0%その
他のステロール及びトリテルペンアルコールのフェルラ
酸エステル23.0%を含む。)を得た。次に第1結晶
550gを酢酸メチル165m7に加温溶解したのぢ、
攪拌しながら、メタノール55m#を添加して17℃に
一夜冷却した。次に析出結晶をろ別・乾燥し第2結晶4
o、5g(第1結晶に対する収率737%2成分は米ヌ
カ浦蒸留残油2.7%、CAFE82.6%、24−M
CA P E 14.1%その他の成分0.6%を含む
。)と母液を得た。この母液にメタノール40rtr(
lを添加し、攪拌しながら一夜18℃に放置し、析出結
晶をろ別・乾燥し結晶13.19(第1結晶に対する収
率23.8%;成分は米ヌカ蒸留残油0.3%、CA 
F E 20.3%、24− M CA F E 70
.6%その他の成分8.8%を含む。)を得た。
第2工程:前記の第1工程の第1結晶をろ別して得た母
液にメタノールを添加して得た結晶36.59と同じく
第2結晶の母液から得た結晶12.59の混合物49.
0g(成分は米ヌカ油蒸留残油0.8%、24−MCA
FE64.9%、CA F E 14.9%その他のス
テロール及びトリテルペンアルコールのフェルラ酸エス
テル19.4%を含む。)をメチルエチルケトン147
mgに加温溶解したのち、攪拌しながらイソプロパツー
ル491を添加して10℃に6時間冷却した。
析出結晶をろ別・乾燥し第3結晶35.69(原料の第
1と第2結晶分別後の母液から得た結晶に対し収率72
.7%;成分は米ヌカ油蒸留残油0.3%、24−MC
A F’ E 83.6%、CA F E 6.8%、
その他の成分9.3%を含む。)と母液を得た。この母
液を蒸発濃縮乾固し結晶13.4g(原料に対し収率2
7.3%;成分は2.4− M CA F’ E 14
.9%、CA F’ E 36.6%、米ヌカ油蒸留残
浦2,2%その他の成分46.3%を含む。)を得た。
次に第3結晶29.59をメチルエチルケトン89mQ
に加温溶解したのち、攪拌しながらイソプロパツール3
01を添加して10℃に5時間冷却した。析出結晶をろ
別・乾燥し第4結晶21.89(第3結晶に対する収率
73,9%;成分は24−MC/1E94.3%、CA
 F E 2.0%、米ヌカ油蒸留残油0%その他の成
分3.7%を含む。)と母液を得た。この母液を蒸発濃
縮乾固し結晶7.7LiI(第3結晶に対し収率26,
1%;成分は24− M CA F E 53.2%、
CA F’ E 20.8%、米ヌカ油蒸留残油1.3
%その他の成分24.7%を含む。)を得た。第4結晶
21.09をメチルエチルケトン631に加温溶解した
のち、攪拌しながらイソプロパツール21zNを添加し
18℃に5時間冷却した。析出結晶をろ別・乾燥し第5
結晶15.19(第4結晶に対し収率71.9%;成分
は24− M CA F E 98.9%、CA F 
E 0.5%、その他の成分0.6%を含む。)と母液
を得た。この母液を蒸発乾固し結晶5.99 (第4結
晶に対し収率28.1%;成分は24−M CA F 
E 83.0%、CAF’E5.1%その他の成分11
.9%を含む。)を得た。前記の結果により純度98.
9%の24− M CAFEを粗製オリザノールに対し
収率20.0%、回収率509%で得た。
実施例5 24−MCA、CA、カンペステロール、β
−ントステロールの各フェルラ酸エ ステルの混合物から24−MCAFEの分離精製法 第2工程:原料混合物Loo9(成分は24− M C
A2B、4%、CA 17.5%、カンペステロール3
.1%及びβ−ントステロール3.0%の各フェルラ酸
エステルを含有する。)を酢酸エチル300ffI2に
加温溶解したのち、攪拌しながらメタノール170tt
tQを添加し10℃で4時間冷却した。析出結晶をろ別
・乾燥し第1結晶73.8@(原料の混合物に対し収率
73.8%;成分は24−M CA F’ E 89.
6%、CAPE8.6%、カンペステロールフェルラ酸
エステル0.7% とβ一シトスチロールフェルラ酸エ
ステル1.1%を含有する。)と母液を得た。この母液
を蒸発濃縮乾固し結晶26.2g(原料の混合物に対し
収率26,2%;成分Ll:24− M CA F’ 
E 39.3%、CA F E42.4%、カンペステ
ロールフェルラ酸エステル9.9%及びβ−シトステロ
ールフェルラ酸エステル8.4%を含む。)を得た。次
に第1結晶73.09を酢酸エチル219nρに加温溶
解したのち、攪拌しながらメタノール1241を加え1
0℃に4時間冷却した。析出結晶をろ別・乾燥し第2結
晶54.2g(第1結晶に対し収率74.2%;成分は
24− M CA F E 95.8%、CAFE3.
2%、カンペステロールフェルラ酸エステル0.4%及
びβ−シトステロールフェルラ酸エステル0゜6%を含
む。)と母液を得た。この母液を蒸発濃縮乾固し結晶1
g、89(第1結晶に対し収率25,8%;成分は24
− M CA F E 71.8%、CA F’ E 
23.9%、カンペステロールフェルラ酸エステル1.
6%及びβ−シトステロールフェルラ酸エステル2.7
%を含む。)を得た。次に第2結晶53. Offを酢
酸エチル159111に加温溶解後、メタノール90m
0.を添加し10℃に4時間冷却した。析出結晶をろ別
・乾燥し第3結晶39゜69(第2結晶に対し収率74
.7%;成分ハ24−MCA F E 99.0%、C
A F’ E O,6%、及びβ−シトステロールフェ
ルラ酸エステル0.4%を含む。)と母液を得た。この
母液を蒸発濃縮乾固し結晶]、3.49(第2結晶に対
し収率25.3%;成分は24−MCAFE86.6%
、CAF E 11.2%、カンペステロールフェルラ
酸エステル15%とβ−ントステロールフェルラ酸エス
テル07%を含む。)を得た。前記の結果より純度99
0%の24−MCAFEを収率40.9%、回収率は5
35%で得た。また第3結晶を分別して得た母液の蒸発
乾固物6.951iをアセトン181に加温溶解後、攪
拌しながら8℃に4時間冷却し、析出結晶をろ別・乾燥
する。得た結晶に対しアセトン3借景を用い、前記同様
の操作による結晶を更に2回行うことにより純度992
%の24−MCAF’Eを2389(収率は342%、
成分は24− M CA F’ E 99゜2%、CA
FEO06%及びβ−ントステロールフェルラ酸エステ
ル02%を含む。)を得た。この結果から換算ずろと収
率は45.7%、回収率は59.8%に」−昇した。
実施例6  CA、24−MCA、スチグマステロール
及びブラシカステロールの各フェル ラ酸エステルの混合物からの24−MCAF’Eの分離
精製法 第1丁程;原料の結晶o+oy(成分はCA FE 4
5゜4%、24− M CA r” E 43.0%、
スチグマステロールフェルラ酸エステル6.6%及びプ
ラノカスチロールフェルラ酸エステル5,0%から成る
。)をアセトン5001に加温溶解したのち、攪拌しな
からt−ブタノール25z(を加え15℃にて6時間冷
却した。析出結晶をろ別・乾燥し第1結晶62.39(
原料結晶に対する収率623%;成分はCAF E 6
5.4%、24−M CA F E 30.3%、スチ
グマステロールフェルラ酸エステル2.3% 及びブラ
シカステロールフェルラ酸エステル2.0%を含む)と
母液を得た。この母液を蒸発濃縮乾固し結晶37.79
(原料結晶に対し収率37.7%;成分はCA F E
 12.2%、24−MCAF”E639%、スチグマ
ステロールフェルラ酸エステル13.8%及びブラソカ
ステロールフェルラ酸ニスチル101%を含む。)を得
た。次に第1結晶61−.59をアセI・ン3081に
加温溶解したのち、攪拌しなからt−ブタノール1.6
z(を加え15℃に5時間冷却した。析出結晶をろ別・
乾燥し第2結晶45.8g(第1結晶に対し収率74,
5%;成分はCA F E 81..3%、24−MC
AFE16.5%、スチグマステロールフェルラ酸エス
テル1.2% 及びブラシカステロールフェルラ酸エス
テル10%から成る。)と母液を得た。
この母液を蒸発濃縮乾固し結晶15 、7 q (第1
結晶に対し収率25,5%;成分はCA F E 19
.1%、24−MCA F E 70.7%、スチグマ
ステロールフェルラ酸エステル5゜1%及びブラシカス
テロールフェルラ酸エステル5.1%を含む。)を得た
第2工程 第1工程の第1及び第2結晶をろ別して得た
母液からの蒸発乾固物37.09と1.5.0gの混合
物52.0y(成分は24−MCAFE65.8%、C
AFE142%、スチグマステロールフェルラ酸エステ
ル11,3%及びブラシカステロールフェルラ酸エステ
ル87%から成る。)をアセトン1301に加温溶解し
たのち、攪拌しなからt−ブタノール1.Im(!を添
加し]0°Cに冷却した。析出結晶をろ別・乾燥し第3
結晶37.0!II(原料の第1と第2母液蒸発乾固混
合物に対し収率71.1%、成分は24−MCAFE8
0.3%、CAFE8.5%、スチグマステロールフェ
ルラ酸エステル6.9%及びブラシカステロールフェル
ラ酸エステル4.3%を含む。)と母液を得た。この母
液を蒸発濃縮乾固し結晶15.09(原料の第1と第2
母液蒸発乾固混合物に対し収率28.9%1成分は2’
4− M CA F’ E 30.0%、CAPE28
7%、スチグマステロールフェルラ酸エステル22.0
%及びブラシカステロールフェルラ酸エステル193%
を含む。)を得た。次に第3結晶36.01?をアセ)
・ン90iσを加温溶解したのち、攪拌しなからt−ブ
タノール71を添加し10 ’Cに5時間冷却した。析
出結晶をろ別・乾燥し第4結晶を26.69 (第3結
晶に対し収率73.9%、成分は24−MCAFE91
.6%、CAFE42%、スチグマステロールフェルラ
酸エステル26%及びフラノカスチロールフェルラ酸エ
ステル1.6%を含む。)と母液を得た。この母液を蒸
発濃縮乾固し結晶9.4g(第3結晶に対し収率261
%:成分は24−MCAFE47.9%、CA F E
 2Li%、スチグマステロールフェルラ酸エステル1
9.1%及びブラシカステロールフェルラ酸エステル1
1.7%を含む。)を得た。次に第4結晶26.0gを
アセトン65x0−に加温溶解したのち、攪拌しなから
t−ブタノール51を添加し10℃に5時間冷却した。
析出結晶をろ別・乾燥し第5結晶19.1g(第4結晶
に対し収率73.3%;成分は24− M CA F 
E 96J%、CA F E 2.0%、スチグマステ
ロールフェルラ酸エステル1.2%及びブラシカステロ
ールフェルラ酸エステル0.5%を含む。)と母液を得
た。この母液を蒸発濃縮乾固し結晶6.99 (第4結
晶に対し収率26.7%;成分は24−MCAFE78
.6%、CAFElo、7%、スチグマステロールフェ
ルラ酸エステル7.1% 及びブラシカステロールフェ
ルラ酸エステル3.6%を含む。)を得た。次に第5結
晶18.5gをアセトン46uCに加温溶解したのち、
攪拌しながらL−ブタノール41を添加し10℃に5時
間冷却した。析出結晶をろ別・乾燥し第6結晶14.0
Li(第5結晶に対し収率75.7%:成分は24−M
 CA F E 99.2%、CA F E 0.5%
、スチグマステロールフェルラ酸エステル0.2%及び
ブラシカステロールフェルラ酸エステル0.1%を含む
。)と母液を得た。この母液を蒸発濃縮乾固し結晶4.
5y(第5結晶に対し収率243%;成分は24−Mc
AFE86.7%、CAF E 6.7%、スチグマス
テロールフェルラ酸エステル4,4%及びブラシカステ
ロールフェルラ酸エステル2.2%を含む。)を得た。
上記の結果により純度99.2%の24− M CA 
F’ Eを原料の混合物に対し収率15.6%、回収率
36.3%であった。また、第5及び第6結晶ろ別によ
り得た母液の蒸発乾固物、前者の3.759と後者の2
.59の混合物6.25g(成分は24−MCAPE8
2.4%、CA F’ E 9.6%、スチグマステロ
ールフェルラ酸エステル6.4%及びブラシカステロー
ルフェルラ酸エステル1.6%を含む。)をメチルn−
プロピルケトンの2.5倍量で3回結晶化を行ない、純
度99.2%t7)24−MCAFEを2.419(原
料に対し収率38.5%)を得た。これを換算して加え
ると収率は20.4%、回収率は47.4%に上昇した
一51= 発明の効果: 以上述べたように、本発明方法は、有機酸エステル、ケ
トン及びアルコールの選択、組み合せ及び使用比率など
により各種のステロールとトリテルペンアルコールのフ
ェルラ酸エステルの混合物の結晶化及びその母液濃縮物
の結晶化により、抗高脂血症剤、抗精神用剤などの医薬
品として重要な24−メチレンシクロアルタノールフェ
ルラ酸エステルを原料から純度98%以上、回収率35
%以上の効率で分離精製することができた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、24−メチレンシクロアルタノールフェルラ酸エス
    テルの含有物を炭素数2〜10の有機酸エステルまたは
    炭素数3〜10のケトンと炭素数1〜6のアルコールと
    の混合溶剤で結晶化し析出せしめた結晶を分別し、ろ液
    を蒸発乾固しまたはろ液に炭素数1〜6のアルコールを
    添加して析出せしめた結晶中に24−メチレンシクロア
    ルタノールフェルラ酸エステルの含有率を少なくとも5
    5%まで高めた24−メチレンシクロアルタノールフェ
    ルラ酸エステル含有物を得る第1工程、及び第1工程で
    得られた24−メチレンシクロアルタノールフェルラ酸
    エステル含有物を炭素数2〜10の有機酸エステルまた
    は炭素数3〜10のケトンの単独溶剤またはこれらの単
    独溶剤と炭素数1〜6のアルコールとの混合溶剤で結晶
    化せしめる第2工程からなることを特徴とする24−メ
    チレンシクロアルタノールフェルラ酸エステルを分離精
    製する方法。 2、24−メチレンシクロアルタノールフェルラ酸エス
    テルの含有物が米糠油、米胚芽油または小麦胚芽油の原
    油またはこれらの遊離脂肪酸蒸留残渣油からのフーツま
    たはこれらのダーク油またはこれらのダーク蒸留残渣油
    またはこれらの溶剤処理油から収得した粗製または精製
    オリザノールである特許請求の範囲第1項記載の方法。 3、24−メチレンシクロアルタノールフェルラ酸エス
    テルの含有物が24−メチレンシクロアルタノールフェ
    ルラ酸エステルとシクロアルテノールフェルラ酸エステ
    ルのほかにカンペステロール、スチグマステロール、β
    −シトステロール、ブラシカステロール、シクロアルタ
    ノール、シクロブラノールの各フェルラ酸エステルから
    選ばれるフェルラ酸エステルとの混合物である特許請求
    の範囲第1項記載の方法。 4、炭素数2〜10の有機酸エステルがギ酸、酢酸、プ
    ロピオン酸、酪酸、アセト酢酸のメチル;エチル:nま
    たはi−プロピル;n、i、sまたはt−ブチルのエス
    テルから選ばれる溶剤である特許請求の範囲第1項記載
    の方法。 5、炭素数3〜10のケトンがアセトン、メチルエチル
    ケトン、メチルn−プロピルケトン、メチルn−ブチル
    ケトン、メチルイソブチルケトン、ジエチルケトンから
    選ばれる溶剤である特許請求の範囲第1項記載の方法。 6、炭素数1〜6のアルコールがメチル;エチル;nま
    たはi−プロピル;n、i、sまたはt−ブチル:n、
    iまたはs−アミル;n、iまたはs−ヘキシルのアル
    コールから選ばれる溶剤である特許請求の範囲第1項記
    載の方法。
JP15732386A 1986-07-04 1986-07-04 24−メチレンシクロアルタノ−ルフエルラ酸エステルの分離方法 Pending JPS6314797A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15732386A JPS6314797A (ja) 1986-07-04 1986-07-04 24−メチレンシクロアルタノ−ルフエルラ酸エステルの分離方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15732386A JPS6314797A (ja) 1986-07-04 1986-07-04 24−メチレンシクロアルタノ−ルフエルラ酸エステルの分離方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6314797A true JPS6314797A (ja) 1988-01-21

Family

ID=15647183

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15732386A Pending JPS6314797A (ja) 1986-07-04 1986-07-04 24−メチレンシクロアルタノ−ルフエルラ酸エステルの分離方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6314797A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111606965A (zh) * 2020-05-29 2020-09-01 宜春大海龟生命科学有限公司 一种从米糠酸化油中提取和提纯谷维素方法
JP2020172464A (ja) * 2019-04-10 2020-10-22 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 オリザノールの抽出方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020172464A (ja) * 2019-04-10 2020-10-22 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 オリザノールの抽出方法
CN111606965A (zh) * 2020-05-29 2020-09-01 宜春大海龟生命科学有限公司 一种从米糠酸化油中提取和提纯谷维素方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1184897A (en) Process for the separation of sterols or mixtures of sterols
WO2007054759A1 (en) A process for the preparation of high purity phytosterols from deodourizer distillate from vegetable oils
JPS633878B2 (ja)
US4153622A (en) Process for the recovery of β-sitosterol
JPS6314797A (ja) 24−メチレンシクロアルタノ−ルフエルラ酸エステルの分離方法
AU2007339287B2 (en) Process for recovering sterols from a crude source containing sterol esters
JP4170599B2 (ja) 米ぬか油ソープストックからのオリザノールの単離法
AU763546B2 (en) Process for the purification of sterols from hydrocarbon extracts using evaporative fractionation
AU2002348729B2 (en) Process for crystallization of oryzanol from oryzanol enriched fraction derived from rice bran oil soap stock
US6762312B1 (en) Process for purification of phytosterol from fatty acids and their esters
EP1226156B1 (en) Process for producing phytosterols by saponification in an alcohol/water solvent
RU2139293C1 (ru) Способ получения ситостерина
JPS6314796A (ja) シクロアルテノ−ルフエルラ酸エステルの分離方法
RU2762561C1 (ru) Способ получения высокочистых фитостеринов
EA015973B1 (ru) Способ селективного выделения, очистки и разделения моногидроксилированных 3,17-дикетостероидных соединений
US2729656A (en) Isolation of sterols
JP2748958B2 (ja) フィトステロールからのブラシカステロールの分離精製方法
CA1041479A (en) Chenodeoxycholic acid
WO2000004039A1 (en) Isolation and purification of sterols from neutrals fraction of tall oil pitch by single decantation precipitation
JPS60215699A (ja) なたね油中のブラシカステロ−ルの分離・精製法
WO2000064922A1 (en) Alkanol, methyl ethyl ketone water solvent system for the separation of sterols
WO2000004038A1 (en) Isolation and purification of sterols from neutrals fraction of tall oil pitch by direct precipitation
WO2010010227A1 (en) Improved hydrogenation process
CS256092B1 (en) Method of phytosterols' insulation from tall oil
SK285747B6 (sk) Spôsob prípravy koncentrátov fytosterolov