JP2748958B2 - フィトステロールからのブラシカステロールの分離精製方法 - Google Patents

フィトステロールからのブラシカステロールの分離精製方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は副腎皮質ホルモンや黄体ホルモン等の医薬
品、また近年植物生長促進物質として注目されているブ
ラシノステロイド類の合成原料として有用なブラシカス
テロールをフィトステロールから分離精製する方法に関
する。
〔従来の技術〕 植物中に含有されるフィトステロールは、主にブラシ
カステロール、スチグマステロール、カンペステロー
ル、β−シトステロール等の混合物であり、これらは工
業的には油脂の脱臭工程で副生する脱臭留出物より大量
に得ることができる。
特にブラシカステロールはカンペステロール、β−シ
トステロールと共にナタネ油の脱臭留出物に多く含有さ
れていることが知られている。それゆえ、ブラシカステ
ロールの原料源としてはナタネ油の脱臭留出物から得ら
れるフィトステロールを用いることが最も好ましい。
しかしながら、食用油脂類の製造プロセスにおける脱
臭工程では単独品種の油脂を脱臭することは少なく、ま
た、単独品種で脱臭しても脱臭留出物を油脂原料の品種
毎に分別する操作をとることも少ない。それゆえ、脱臭
留出物から得られるフィトステロールの組成は多岐にわ
たるが、一般的には生産量の大きいナタネ油、大豆油か
ら由来する脱臭留出物が多く、フィトステロールの組成
も主にブラシカステロール、スチグマステロール、カン
ペステロール、β−シトステロールの4種によって構成
されている。
このようにフィトステロールは類似した化学的及び物
理的性質を持つ数種のステロール混合物から成るため、
個々の成分に分離することは困難である。
ここで、従来の技術として、ブラシカステロールの製
造法としては、H.W.Kircher,F.U.Rosensteinらのナタネ
油の蒸気脱臭留出物をアセチル化し、フィトステリルア
セテートとし、臭素付加によりフィトステリル臭素化物
とし、この臭素化物をエーテル抽出することによりエー
テルに易溶のβ−シトステリルアセテートとカンペステ
リルアセテートの臭素化物を除去することでブラシカス
テリルアセテート四臭素化物を精製し、この後脱臭素化
しAgNO3/SiO2カラムクロマトグラフィーで更に精製し、
このブラシカステリルアセテートを5%KOHエタノール
で加水分解し、エタノールから再結晶しブラシカステロ
ールを得る方法〔Lipids 8,453(1973)〕、植物から得
たフィトステロールを第三級ブタノールに加熱溶解し、
この溶液を冷却後濾過し、濾液を減圧乾固してスチグマ
ステロールとブラシカステロールの含有量を少なくとも
35重量%まで高めたフィトステロールを得る第1工程、
及び第1工程で得られたフィトステロールを酢酸エチ
ル、メチルエチルケトン、又はイソブタノールから選ば
れる一種の溶媒に加熱溶解し該溶液を冷却後生成する結
晶を濾別する第2工程からなるフィトステロールからス
チグマステロール及びブラシカステロールを分離精製す
る方法〔特公昭53−43520号〕、ブラシカステロールを
含むステロール混合物から誘導して調製したi−ステロ
ール混合物をC15〜24のアルキル基をシリカに化学結合
させた逆相分配充填したカラムに仕込み、C1〜3のア
ルコール又はこのアルコールを50容量%以上含有する混
合溶媒を溶離液として用いる逆相分配カラムクロマトグ
ラフィーに付することにより、i−ブラシカステロール
を分離精製する方法〔特公昭62−41720号〕、及び植物
から得たフィトステロールのC−3位のOH基をメシル
化、又はトシル化し、アルカリ性溶液中で加溶媒分解反
応を施すことによって、C−6位にOH基を転位させ、i
−ステロールとし、溶媒中に該i−ステロールを加熱溶
解させ、次に該溶液を冷却させて、i−ブラシカステロ
ールを結晶化させ、これを濾別し、乾燥させる一連の流
れにおいて上記結晶化、濾別を繰り返してi−ブラシカ
ステロールを分離精製する方法、さらには上記フィトス
テロールをメシル化、又はトシル化する前にフィトステ
ロールをアルコール系、エステル系、ケトン系、炭化水
素系、ハロゲン化炭化水素系の溶媒から選ばれる一種あ
るいは二種以上の溶媒に加熱溶解し、該溶液を冷却後生
成する結晶を濾別し、ブラシカステロールとスチグマス
テロールの成分比を高める工程を組み込みi−ブラシカ
ステロールを分離精製する方法〔特願昭63−326105号〕
がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら従来のブラシカステロールの製造方法
は、H.W.Kircher,F.U.Rosensteinらの方法は原料中にス
チグマステロールが存在しないことを前提とし、しかも
刺激性の強い臭素を使用し、製造工程も長く、収率も低
い等、工業的には不利な製造法であり、特公昭53−4352
0号の方法ではスチグマステロールもブラシカステロー
ルと共に分離精製する方法であり、スチグマステロール
とブラシカステロールは構造が非常に良く類似している
為、ブラシカステロールとスチグマステロールを分離す
ることは困難であり、特公昭62−41720号の方法は工業
的に有利な方法と言い難く、更に特願昭63−326105号の
方法はフィトステロールとi−ブラシカステロールとの
分離方法として効率的な方法であるがブラシカステロー
ルをi−ブラシカステロールに変換させる点でコスト的
に問題がないとも言えない。そこで、本発明はできるだ
け高純度なブラシカステロールを簡便、かつ安価に、フ
ィトステロールから分離精製する方法を新たに提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本発明は植物から得たブラ
シカステロール、スチグマステロール、カンペステロー
ル、β−シトステロールの混合物であるフィトステロー
ルをn−プロパノールに加熱溶解し、この溶液を冷却
後、生成する結晶を濾別する操作を繰り返す多段階式向
流再結晶法にてブラシカステロールを得るフィトステロ
ールからのブラシカステロールの分離精製方法を新たに
提供する。
また、上記n−プロパノールを含水率が10%以下の含
水n−プロパノール、さらに、n−プロパノールを50%
以上含む混合溶媒を結晶化溶媒として使用してもよい。
更に上記フィトステロールを溶媒に加熱溶解する前に
アルコール系、エステル系、ケトン系、炭化水素系、ハ
ロゲン化炭化水素系の溶媒から選ばれる単一溶媒、又
は、混合溶媒に加熱溶解し、該溶液を冷却後生成する結
晶を濾別し、ブラシカステロールとスチグマステロール
の成分比を高める工程を組み込めば、より高純度のブラ
シカステロールが分離精製される。
本発明者らはフィトステロールよりブラシカステロー
ルを分離精製する方法として各種有機溶媒を用いた結晶
化精製を研究した。そして(1)式,(2)式で定義し
たブラシカステロール及びスチグマステロールの分配係
数を求め、(1)式,(2)式で定義される分配係数比
を比較することにより最適な結晶化溶媒を検索した。尚
各種有機溶媒を検索するに あたり分配係数の求め方は結晶化後ケーキと母液の重量
の割合が1:1となるように結晶化し、ケーキ及び母液に
含まれるブラシカステロール量及びスチグマステロール
量を求め、ブラシカステロール及びスチグマステロール
のケーキ中の量と母液中の量の比として求める。分配係
数比を比較した。代表的有機溶媒に対する結果を表1に
示した。
第1表から明らかなようにn−プロパノールによる結
晶化は分配係数比が最も大きく最適な結晶化溶媒であ
る。又分配係数比が1.0以上であれば多段階式向流再結
晶法にて順次精製していくことができることから含水率
が10%以下の含水n−プロパノール及びn−プロパノー
ルを50%以上含む混合溶媒も結晶化に使用できる溶媒で
あると言える。
本発明の操作法を更に詳しく説明するとブラシカステ
ロールを含む原料フィトステロールから多段階の連続結
晶法によって高純度のブラシカステロールを分離すると
いうものであり、一方において原料供給段階の濾液から
その中に残存するブラシカステロールを逐次回収してい
く操作が行なわれ、最後には若干量のブラシカステロー
ルしか含まない残査として系外に除かれるという方法で
ある。中間段階のケーキと濾液は向流操作方式で次のサ
イクルに流される。
このような多段階式向流再結晶法にてブラシカステロ
ールは順次精製されるが、本発明の特徴的なことは用い
る溶媒はn−プロパノール及びn−プロパノールを主体
とした混合溶媒であることである。
〔作 用〕
ブラシカステロール及びスチグマステロールは構造が
非常によく似ているため、物理化学的性質がかなり似て
いるが、多くの単一溶媒、又は、混合溶媒を前記(1)
式,(2)式で定義したブラシカステロール及びスチグ
マステロールの分配係数、即ち「結晶化後、ケーキと母
液の重量の割合が1:1となるように結晶化し、ケーキ及
び母液に含まれるブラシカステロール量及びスチグマス
テロール量を求め、ブラシカステロール及びスチグマス
テロールのケーキ中の量と母液中の量の比」を求め
(1)式,(2)式で定義される分配係数比を示す溶媒
を検索すれば、少なくとも分配係数比が1以上の単一溶
媒、又は、混合溶媒によればケーキ中に母液中よりブラ
シカステロールの方がスチグマステロールより比率とし
て多く含有していることになるので、フィトステロール
を分配係数比が1以上の溶媒に加熱溶解し、この溶液を
冷却して沈澱した結晶を濾別する操作を繰り返す方法、
即ち、多段階式向流再結晶法を行なえば、蓄積の原理よ
りブラシカステロールを高純度に含有したケーキが順次
得られる。具体的溶媒としては分配係数が1.04〜1.46の
n−プロパノール及び含水率が10%以下の含水n−プロ
パノール、さらに、n−プロパノールを50%以上含む混
合溶媒が挙げられる。
更に、また、上記フィトステロールを溶媒に加熱溶解
する前にアルコール系、エステル系、ケトン系、炭化水
素系、ハロゲン化炭化水素系の溶媒から選ばれる単一溶
媒、又は、混合溶媒に加熱溶解し、該溶液を冷却後生成
する結晶を濾別し、ブラシカステロールとスチグマステ
ロールの成分比を高める工程を組み込めば、初期条件が
改良され、最終的にブラシカステロールがより高純度に
分離精製されたケーキが得られる。
〔実施例〕
以下本発明を実施例により具体的に説明する。但し、
本発明はこの実施例により限定されるものでない。
<実施例1> ナタネ油脱臭留出物より分離したフィトステロール40
0.0g(ステロール組成;ブラシカステロール22.5%、ス
チグマステロール0%、カンペステロール32.8%、β−
シトステロール44.7%、尚含有量はキャピラリーカラム
で測定し、その相対面積で求めた。)をn−プロパノー
ル2,400mlに加熱溶解した。この溶液を25℃まで冷却し
た後結晶を濾過し、ケーキを乾燥し、204.0gのフィトス
テロール(ステロール組成;ブラシカステロール25.6
%、カンペステロール34.5%、β−シトステロール39.9
%)を得た。このフィトステロール204.0g(ステロール
組成;ブラシカステロール25.6%、カンペステロール3
4.5%、β−シトステロール39.9%)をn−プロパノー
ル1,224mlに加熱溶解した。この溶液を37℃まで冷却し
た後結晶を濾過し、ケーキを乾燥し108.1gのフィトステ
ロール(ステロール組成;ブラシカステロール33.3%、
カンペステロール31.7%、β−シトステロール35.0%)
を得た。
以下同様な操作を繰り返していくとブラシカステロー
ルは順次精製されていく。このような結晶化精製で得ら
れるステロール組成をまとめて第2表に示した。
<実施例2> 植物油脱臭留出物より分離したフィトステロール400.
0g(ステロール組成;ブラシカステロール7.9%、スチ
グマステロール8.7%、カンペステロール32.3%、β−
シトステロール51.1%)をn−プロパノール2,400mlに
加熱溶解した。この溶液を25℃まで冷却した後結晶を濾
過し、ケーキを乾燥し、248.0gのフィトステロール(ス
テロール組成;ブラシカステロール9.7%、スチグマス
テロール9.5%、カンペステロール33.2%、β−シトス
テロール47.6%)を得た。このフィトステロール248.0g
をn−プロパノール1,488mlに加熱溶解した。この溶液
を35℃まで冷却した後結晶を濾過し、ケーキを乾燥し11
8.5gのフィトステロール(ブラシカステロール12.9%、
スチグマステロール10.2%、カンペステロール32.9%、
β−シトステロール44.0%)を得た。
以下同様な操作を繰り返していくとブラシカステロー
ルは順次精製されていく。このような結晶化精製で得ら
れるフィトステロール組成をまとめて第3表に示した。
<実施例3> 実施例2と同じフィトステロール400.0g(ステロール
組成;ブラシカステロール7.9%、スチグマステロール
8.7%、カンペステロール32.3%、β−シトステロール5
1.1%)をn−プロパノール(含水率3.0%)3,200mlに
加熱溶解した。この溶液を25℃まで冷却した後結晶を濾
過し、ケーキを乾燥し、221.0gのフィトステロール(ス
テロール組成;ブラシカステロール9.5%、スチグマス
テロール9.4%、カンペステロール33.3%、β−シトス
テロール47.8%)を得た。
以下同様な操作を繰り返していくとブラシカステロー
ルは順次精製されていく。このような結晶化精製で得ら
れるステロール組成をまとめて第4表に示した。
<実施例4> 実施例2と同じフィトステロール400.0g(ステロール
組成;ブラシカステロール7.9%、スチグマステロール
8.7%、カンペステロール32.3%、β−シトステロール5
1.1%)をn−プロパノール/酢酸メチル=51/49の混合
溶媒2,400mlに加熱溶解した。この溶液を27℃まで冷却
した後結晶を濾過し、ケーキを乾燥し、205.4gのフィト
ステロール(ステロール組成;ブラシカステロール9.8
%、スチグマステロール9.6%、カンペステロール33.1
%、β−シトステロール47.5%)を得た。
以下同様な操作を繰り返していくとブラシカステロー
ルは順次精製されていく。このような結晶化精製で得ら
れるステロール組成をまとめて第5表に示した。
<実施例5> 植物油脱臭留出物より分離したフィトステロール207.
0g(ステロール組成;ブラシカステロール16.0%、スチ
グマステロール10.0%、カンペステロール29.7%、β−
シトステロール44.3%)を既知の方法(特公昭53−4352
0)にて精製し、ブラシカステロール、スチグマステロ
ールを主成分とするフィトステロール(ステロール組
成;ブラシカステロール50.2%、スチグマステロール1
9.8%、カンペステロール11.4%、β−シトステロール1
8.6%50.0gを得た。このフィトステロール50.0gをn−
プロパノール300mlに加熱溶解した。この溶液を35℃ま
で冷却した後、結晶を濾別し、ケーキを乾燥し24.0gの
フィトステロール(ステロール組成;ブラシカステロー
ル57.8%、スチグマステロール21.6%、カンペステロー
ル8.6%、β−シトステロール12.0%)を得た。
以下同様な操作を繰り返していくとブラシカステロー
ルは順次精製されていく。このような結晶化精製で得ら
れるステロール組成をまとめて第6表に示した。
<実施例6> 植物油脱臭留出物より分離したフィトステロール400.
0g(ステロール組成;ブラシカステロール22.5%、スチ
グマステロール0%、カンペステロール32.8%、β−シ
トステロール44.7%)を既知の方法(特公昭53−4352
0)にて精製し、フィトステロール(ステロール組成;
ブラシカステロール44.2%、カンペステロール23.4%、
β−シトステロール32.4%)108.6gを得た。このフィト
ステロール108.6gをn−プロパノール150mlに加熱溶解
した。この溶液を35℃まで冷却した後、結晶を濾別し、
ケーキを乾燥し54.0gのフィトステロール(ステロール
組成;ブラシカステロール53.9%、カンペステロール2
1.8%、β−シトステロール24.3%)を得た。
以下同様な操作を繰り返していくと、ブラシカステロ
ールは順次精製されていく。このような結晶化精製で得
られるステロール組成をまとめて第7表に示した。
〔発明の効果〕 この発明により、植物から得たフィトステロールから
ブラシカステロールをi−ブラシカステロールを経ない
で、分離精製工程を短くしコスト安に、また、最良の場
合少なくとも95%以上の純度で精製分離する方法が確立
され、このブラシカステロールを副腎皮質ホルモンや黄
体ホルモン等の医薬品、また、近年植物生長促進物質と
して注目されているブラシノステロイド類への原料とし
て有利に利用できる画期的な方法を提供した。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】植物から得たブラシカステロール、スチグ
    マステロール、カンペステロール、β−シトステロール
    の混合物であるフィトステロールをn−プロパノールに
    加熱溶解し、この溶液を冷却後、生成する結晶を濾別す
    る操作を繰り返すことによりブラシカステロールを得る
    フィトステロールからのブラシカステロールの分離精製
    方法。
  2. 【請求項2】含水率が10%以下の含水n−プロパノール
    を結晶化溶媒とする請求項1記載のフィトステロールか
    らのブラシカステロールの分離精製方法。
  3. 【請求項3】n−プロパノールを50%以上含む混合溶媒
    を結晶化溶媒とする請求項1記載のフィトステロールか
    らのブラシカステロールの分離精製方法。
  4. 【請求項4】上記フィトステロールを上記結晶化溶媒に
    加熱溶解する前にアルコール系、エステル系、ケトン
    系、炭化水素系、ハロゲン化炭化水素系の溶媒から選ば
    れる単一溶媒、又は、混合溶媒に加熱溶解し、該溶液を
    冷却後生成する結晶を濾別し、ブラシカステロールとス
    チグマステロールの成分比を高める工程を組み込む請求
    項1乃至3記載のフィトステロールからのブラシカステ
    ロールの分離精製方法。
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