JPH03114770A - 印鑑 - Google Patents

印鑑

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JPH03114770A
JPH03114770A JP25201789A JP25201789A JPH03114770A JP H03114770 A JPH03114770 A JP H03114770A JP 25201789 A JP25201789 A JP 25201789A JP 25201789 A JP25201789 A JP 25201789A JP H03114770 A JPH03114770 A JP H03114770A
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Yasuyuki Hashimoto
橋本 安行
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、銀行届出印や印鑑証明に使用できる、印本体
と印肉とを共に内装させた部品点数の少ないワンタッチ
操作の印鑑に存し、延いては不使用時における意に反し
た捺印操作を防止すると共に、不使用時の全長を短くし
て連結手段の負担を軽減させ、一連の肉池開閉作動を精
巧に永続させ得る印鑑に関する。
(従来の技術) 従来、印本体と印肉とを共に内装させた印鑑としては、
第18図に示すように、有底筒状の外筒1内に摺動自在
に配設された摺動体3と、該摺動体3の摺動に応じてそ
の先端側で出没自在になるよう前記外筒1内に配設され
た軟質の多孔性ゴム材からなる印字部5aとを備え、該
印字部5aの背後から顔料系インキ等を浸透させる交換
自在なインキカートリッジ14を内装させたキャップ1
5付の印鑑があった。
また、第19図に示すように、有底筒状の外筒1と、該
外筒1の長寸と略同寸に形成されると共に、上半身が半
円筒状に形成されて前記外筒]内にスプリング(図示せ
ず)を介して摺動自在に挿着された摺動体3と、該摺動
体3の摺動に応じて反転自在となるよう前記外筒1の開
口部に組付けられた円板状の印字部5aと、該印字部5
aの下にインキ等を吸蔵させた肉池(図示せず)とを備
え、キャップ15を外した使用時において、外筒1を押
圧した時には前記印字部5aが反転して印字可能状態と
なり、外筒1の抑圧を解除した時には前記印字部5aが
前記肉池と当接状態に保持される印鑑があった。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記した交換自在なインキカートリッジ
を内装させたキャップ付の印鑑にあっては、印字部の背
後からインキを滲み出す方式であるため、印字部の素材
としては湿潤性の良い軟質な多孔性素材に限られ、また
、印字部が軟質素材であることから、力の入れ具合によ
ってその都度、印影が異なってしまったり、インキが滲
んだりするといった問題があり、印鑑証明や銀行届出印
等に使用できないなど使用に制約があった。
また、インキを吸蔵させた肉池が交換自在なインキカー
トリッジ式であることから、インキカー1〜リツジの差
し込み状態によっては、インキが組付接合部から滲み出
ることも少なくなく、更には、使用回数が増えるにつれ
てインキ切れしたり、印字体のみならず摺動体の先端開
口縁までにもインキが滲み出すため、捺印した際、不要
な外輪印が出来てしまうといった問題があった。
一方、摺動体の上半身が半円筒状に形成された印鑑にあ
っては、円板状の印字部を反転させるまでのストローク
長を摺動体に確保しなければならないため、斯かる摺動
体の長寸及び摺動ストロークが必要以上に長くなるとい
った欠点を有すると共に部品点数も多くてコストも高い
といった問題があった。
他方、本出願人は斯かる問題点を解決すべく、特願昭6
3−258360号、同63−270696号、同63
−283781号を案出したが、これら印鑑(印字装置
)にあっては、両端が開口した中空状の外筒内に印本体
が付勢手段を介して摺動自在に配設されているため、携
帯時等の不使用状態にあっても、携帯者の一連の動作の
中で意に反して印本体が摺動し誤押印されるといったこ
とが危惧されていた。また、印本体の摺動に応じて前記
肉池を開閉自在に連動させる連結部材が、不使用時であ
っても常時、緊張されているため、殊に該連結部材の止
着部分に負担がかかり続けてしまっていた。
本発明は斯かる問題点に鑑みてなされたもので、従来の
硬質印鑑を用いて銀行届出印や印鑑証明にも使用できる
部品点数の少ない安価なワンタッチ操作の印鑑を提供で
きるのみならず、不使用時における意に反した捺印操作
を防止でき、しかも精巧な一連の肉池開閉作動を永続さ
せ得る印鑑を提供すること目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上述の如き問題点を解決し所期の目的を達成するため本
発明の要旨とする構成は、両端が開口した中空状の外筒
と、該外筒内に付勢手段を介して摺動自在に配設された
印本体と、前記外筒自若しくはその前方開口に開閉自在
に封緘され、かつ、その内方面に印肉を保持させてなる
蓋状の肉池と、前記印本体の摺動に応じて前記肉池を開
閉自在に連動させる連結手段とを備えてなり、かつ、少
なくとも前記外筒には、前記印本体の摺動を阻止するロ
ック機構を装着してなる印鑑に存し、延いては該ロック
機構が、前記連結手段を弛緩させた状態で前記印本体の
摺動を阻止させ得ると共に、前記印本体を付勢手段に抗
して先端方向へ前進させた時、該印本体の印字部が前記
印肉に押圧された後に前記肉池を開蓋させ、次いで該開
蓋作動に遅れて前記印本体が前記外筒の先端まで前進し
て印字可能状態となり、一方、印本体が後退する時、該
印本体の印字部が前記外筒の封緘位置より後退した後に
前記肉池を閉蓋させる印鑑に存する。
(作用) このように構成される印鑑では、印本体又は印本体に連
動する部材の後端を付勢手段に抗して押圧し先端方向へ
前進させれば、まず、該印本体の印字部が印肉に押圧さ
れ、斯かる抑圧後、そのまま該肉池を同方向へ所定位置
まで前進させて肉池を開蓋させる。次いで斯かる開蓋作
動に遅れて前記印本体が更に前進して印字可能状態とな
る。
一方、印本体が後退する時、該印本体の印字部が前記外
筒の封緘位置より後退した後、やや遅れて前記肉池が閉
蓋されて印本体を元の所定位置へ保持することとなる。
他方、前記少なくとも外筒に設けたロック機構により、
意に反した捺印操作が阻止されることとなり、また、前
記連結手段を弛緩状態で保持するようにロック機構を装
着すれば、全体を短くして携帯できるし、不使用時の殊
に該連結手段の止着部分に過度な負担がかかり続けるこ
とがない。
(実施例) 次に、本発明の実施の一例を図面を参照しながら説明す
る。
第1図は本発明に係る印鑑の斜視図、第2図は同縦断側
面図、第、3図は第2図のまま90度回転させた時の縦
断面図、第4図乃至第8図は同作動図を示すものである
図中Aは、本発明に係る印鑑であり、この印鑑Aは、両
端が開口した中空状の外筒1と、該外筒1内に圧縮スプ
リング2aを介して摺動自在に配設された摺動体3と、
常時開き方向に付勢されて前記摺動体3の前方開口に開
閉自在に被冠された蓋状の肉池4と、先端を前記摺動体
3の中に突入させ、後端を前記外筒1の後方開口から必
要の長さだけ外方へ突出するように配設させた印本体5
と、該印本体5の摺動に応じて前記肉池4を開閉自在に
連動させる連結手段6と、少なくとも前記印本体5の外
方突出部分を被装すると共に、内部に圧縮スプリング2
bを介して前記外筒1に摺動自在に外接する筒状のノッ
クキャップ7とを備えている。
前記外筒1は合成樹脂材からなり、後方端寄りの内壁面
に一体成形された段差部1aに支持部材9を介して一端
を支持させた圧縮スプリング2bが介在されている。こ
の圧縮スプリング2bは、印本体5を外筒1に対し常時
、後退方向に付勢させているもので、該圧縮スブリンク
2bの他端は、前記印本体5を着脱自在に保持する釘状
の固定子8の後方端に支持されている。尚、印本体3は
、所定位置より後退方向へ必要以上に飛び出さないよう
に前記固定子8を介して後述する連結手段6により繋止
されている。
また、外筒1の外周には、前記印本体5の外方突出部分
を被装するノックキャップ7が、前記圧縮スプリング2
bを介して摺動自在に装着されているが、これらは互い
の摺動を阻止するロック機構を備えている。
このロック機構は、第9図に示すように、外筒1の外周
面に相対して凹設された縦溝と横溝とから略鈎状に形成
された係合溝10a、10aと、該係合溝IQa、1.
Oaに対応するノックキャップ7の内周面に突設された
突起10b、10bとからなるもので、外筒1をノック
キャップ7内に少し押し込んで一方向に回転させること
により、前記係合溝10a、10aの横溝と突起10b
10bとが互いに係合し、また、前記圧縮スプリング2
bの發條力が外方へ付勢されることも相俟って、外筒1
とノックキャップ7との摺動を阻止状態にロックするも
のである(第11図参照)。
また、斯かるロック機構を構成する前記係合溝10a、
10aの縦溝は、終端(後端側)が閉塞していることか
ら、外筒1におけるノックキャップ7の」二限摺動位置
(印鑑Aの最大全長)を規制すべく該係合溝10a、1
0aの終端に前記突起10b、iobが係止されるため
、非ロツク状態であっても、外筒1がノックキャップ7
の前方開口側から抜は落ちることがない。更に、外筒1
等をノックキャップ7内に挿着した後、該ノックキャッ
プ7の後方開口に蓋7aが螺着されることから、内挿の
前記外筒1がノックキャップ7の後方開口から抜けるこ
ともない。尚、ロック機構は本実施例に限定されるもの
ではなく、任意に印本体5の摺動を阻止し得るものであ
れば、如何なる手段を用いても良い。例えば、第10図
に示すように、本実施例とは逆に、ノックキャップ7の
内周面に係合溝1.0 aを、外筒1の外周面に突起1
0bを設けても良く、その他、螺旋込み或いはノック機
構等による係止手段を採用しても構わない。
一方、前記外筒1の前半部壁面には、開蓋状態時に立設
した肉池4が印本体5の摺動を妨害しないように、前方
開口に連通する長溝状の切欠部1bが穿設されており、
この外筒1内には、肉池4を連結保持する摺動体3が出
没自在に組み込まれている。
摺動体3は合成樹脂材で筒状に形成されてなるもので、
その外周面には圧縮スプリング2aの−1】 端を支持させる支持片3aが突設されている。また、こ
の支持片3aは、摺動体3の前進ストローク長を決定す
るもので、後述する阻止部材1cの後端と係止すること
により、摺動体3の前進位置を規制している。
尚、前記圧縮スプリング2aの他端は前記支持片9に支
持されており、斯かる圧縮スプリング2aの復元力によ
り摺動体3が、所定位置から一段と勢い良く前進方向へ
飛び出し肉地面が印字面より瞬間的に確実に離れて前記
肉池4を瞬時に開蓋するように組み付けされている。
すなわち、前記外筒1の内壁簡略中央位置には、内方に
向けて突出した阻止部材ICが一体成形されており、該
阻止部材1cと前記肉池4に周設された後述のリング体
33bとが当接して閉蓋時の前記肉池4の開蓋作動を阻
止させるもので、斯かる当接状態が解除されると同時に
前記圧縮スプリング2aの復元力により摺動体3が、所
定位置から勢い良く前方へ飛び出して前記肉池4を瞬時
に開蓋するように付勢されている。尚、圧縮スプリ2− ング2aの付勢力は前記阻止部材1cとリング体33b
との当接力よりもかなり弱いもので足りる。
他方、摺動体3の前半部外周には、合成樹脂材からなる
肉池用蝶番3bが装着されている。この肉池用蝶番3b
は、第12図に示す如く、摺動体3に嵌合される無底筒
状の枠体31bと、該枠体31bの一端に腕片32bを
介して屈折自在に突設されたリンク体33bとからなり
、該リング体33bに前記肉池4を嵌着させている。尚
、図中11はリング体33bの抜けを防止するための補
助リングである。また、前記腕片32bの素材としては
可撓性及び曲げ強度に優れた合成樹脂材を、前記リング
体33bの素材としてはエラストマー若しくはやや軟質
で弾性力のある合成樹脂材等を使用するのが好ましい。
肉池4は、有底短筒状の蓋体を呈し、その開口端が前記
摺動体3の前方開口と当接するように配設され、かつ、
該開口端で囲障された凹部内に朱肉又は顔料インキなど
を吸蔵させた印肉4aが充填保持されている。
また、肉池4の取付機構としては、曲述したように、別
体の肉池用蝶番3bを介して肉池4を摺動体3に装着さ
せているが、これに限定されることなく、第14図に示
すように、摺動体3、リング体33b及び肉池4を一体
成形しても良い。また、第12図に示した肉池用蝶番3
bを使用する場合は、リング化33bを嵌め込むための
凹溝4Aを肉池4に設けても良く(第13図参照)、更
には第14図のリンク体33bに代えて、所謂3点突起
(図示せず)で閉蓋時の肉池4を外筒1の阻止部材1c
に保持させても良い。
印本体5は、少なくとも先端の印字部5aが象牙或いは
その他常套の硬質素材で形成されており、後端を固定子
8に保持させることにより、両者は一体的に配設されて
いる。尚、印本体5に縮径部5bを設けて指先挿入孔を
形成しており、固定子8からの取外しを便宜ならしめて
いる。
固定子8は合成樹脂材を用いて長足釘状に形成されてお
り、先端に嵌合部8aを凹設して前記印本体5を着脱自
在に嵌着している。また、この固定子8の拡径した後端
面をテーパー状に形成し、その適宜周面に下達する連結
手段6の両遊端61a、61aを係止するためのスリッ
ト8b、8bが形成されている。
連結手段6は、印本体5の摺動に応じて前記肉池4を開
閉自在に連動させ、かつ、印本体5を所定位置に繋止さ
せるもので、肉池4の頂面に蟻溝状に凹設された凹溝4
bを介して同芯方向へ巻回してなる糸状部材6aからな
り、斯かる糸状部材6aの両遊端6.1a、61aを、
前記外筒1の内壁面に対向して凹設された一対の糸ガイ
ド溝1d。
1dにそれぞれ案内させて前記固定子8のスリット8b
、8bへ緊張状態で係止させることにより、常時開き方
向に付勢された前記肉池4を、印本体5に押圧力を加え
ていないときは、閉蓋状態に保持させると共に、印本体
5の後退限度位置を決定するものである。
尚、該糸状部材6aの素材としては、細くて伸縮性がな
く、引張強度に優れ、かつ、屈曲、弛緩自在でしなやか
合成繊維を使用するのが好ましい。
また、糸状部材6aの固定子8への係止手段としては、
例えば、糸状部材6aの両遊端に熱をかけて糸玉(ピリ
ング)61.a、61aを作り、該糸玉61a、61a
を前記スリット8b、8bに嵌め止めするものである。
このように構成される本発明の印鑑Aは、印本体5を押
圧していない状態(第2図参照)から、ノックキャップ
7を圧縮スプリング2bに抗して押圧し前記印本体5を
先端方向へ前進させれば、まず、該印本体5の印字部5
aが前記印肉4aに当接しく第4図参照)、糸状部材6
aは弛緩してたるむ。その際、肉池4は常時開き方向へ
付勢されているため、糸状部材6aの弛緩と共に開蓋し
ようするが、肉池4の外周面に突設されたリング体33
bが外筒1内の阻止部材1cに当接しているため、開蓋
が阻止される。
次いで、この印字部5aと前記印肉4aとの当接状態を
経た後、肉池4(詳しくはリング体33b)が前記阻止
部材ICとの摩擦抵抗に抗しながら同方向へ所定位置ま
で前進されて前記リング体33bと阻止部材1Gとの当
接を解除しく第5図参照)、斯かる解除と同時に前記摺
動体3及び肉池4が共に圧縮スプリング2aの復元力に
よって瞬発的に前方へ飛び出しく第6図参照)、その後
、開蓋状態となる(第7図参照)。次いで、斯かる開蓋
作動に遅れて前記印本体5の印字部5aが摺動体3の前
方開口から突出し、その後、更に前記印本体5が前進し
て印字部5aが前記外筒1の先端まで到達し、印字可能
状態になる(第8図参照)。
次いで、印本体5が後退する時、該印本体5の印字部5
aが前記摺動体3の前方開口内に収納された後、前記肉
池4を閉蓋させて(第6図参照)印本体5が第2図の所
定位置へ戻って保持される。
尚、ノックキャップ7の先端部分は、外筒1と同様に、
開蓋状態時に横臥した肉池4が印本体5の摺動を妨害し
ないように所定壁面が切り欠かれ。
略半円筒状を呈している。
一方、印鑑を使用しない時すなわち鞄やポケット等に印
鑑を携帯させる場合にあっては、外筒1をノックキャッ
プ7内に少し押し込んで一方向に回転させれば、外筒1
の外周面に凹設された係合溝10aの横溝と、ノックキ
ャップ7の内周面に突設された突起10bとが係合して
、外筒1とノックキャップ7との摺動を阻止状態にロッ
クできることとなり、不使用時における意に反した捺印
操作が阻止されることとなる。また、外筒1とノックキ
ャップ7とを少し押し込んだ状態でロックするため、不
使用時は全長が短くなり糸状部材6aが弛緩状態に保持
される結果、殊に該糸状部材6aの止着部分に過度な負
担がかかり続けることもない。
尚、本明細書において印本体とは、本実施例で用いた硬
質印鑑のみならず、文字、像形等を刻印した記念スタン
プなどの印判、その他、日付押印などの一切の被刻設体
を包含し示唆するもので、また、本発明は本実施例にの
み限定されるものではない。例えば、固定子8を、第1
5図に示すように、中心に透孔を有するリング盤8Aと
、該リング盤8Aの透孔に着脱自在に挿着される有底筒
状の鍔部材8Bとで形成し、該鍔部材8Bに市販の印I
&(印本体)を圧入させれば、印本体5が取替自在とな
るもので、市販の印鑑を使用できるものである。また、
肉池4に印肉4aを取替自在に保持させても良い。また
、本実施例では、前記連結手段6に屈曲、弛緩可能な糸
状部材6aを使用しているが、斯かる糸状部材6aの代
わりに可撓性に優れた合成樹脂材若しくはピアノ線等か
らなる線状部材を使用しても良い。
その他、外筒]−やノックキャップ7を馬蹄形状にする
などのデザイン上の変更や、印本体5、固定子8等の取
付手段等々は、本発明の目的の範囲内で自由に設計変更
し得るものであり、本発明はそれらの全てを包摂するも
のである。
尚、外筒1及びノックキャップ7とを共に馬蹄形状にし
た時のロック機構としては、例えば第16図乃至第17
図に示すように、ノックキャップ7の端縁(イ)を外筒
1の目印線(ロ)まで押し込み、ノックキャップ7に装
着させたストッパー12を任意に押し込むことにより該
ス1〜ツバ−12の先端係合部12aを外筒1の孔部1
3内へ係合させ9− てロックし〔第17図(ロ)参照〕、一方、ストッパー
12の頭部12bを指で引き戻すことにより前記ロック
状態を解除させるようにしても良い。
(発明の効果) 本発明は上述の如く構成され、印本体が前進する時にま
ず印字部が印肉に当接し、更に肉池と印本体が共に適度
な抵抗力に抗して前進するため、印肉が充分に印本体の
印字部に付くことができ、また、開蓋後は、印肉に触れ
ることなく印本体だけが印字可能状態位置まで前進する
ため、印鑑を印肉に付けて押すといった捺印の二操作を
ワンタッチに一操作でできると共に、印本体に従来の硬
質の印鑑を用い得るため、銀行届出印や印鑑証明にも通
用するワンタッチ操作の印鑑を提供できることとなった
また、印鑑を使用しない場合等にあっては、ロック機構
により、簡単に外筒とノックキャップとの摺動を阻止状
態にロックできるため、不使用時における意に反した捺
印操作が防止されるといった効果を兼備するものである
0 更に、印本体を少し前方へ押し込んだ状態でロックでき
るように前記ロック機構を装着すれば、不使用時は全長
が短くなって連結手段を弛緩状態に保持するため、殊に
該連結手段の止着部分に過度な負担がかかり続けること
もなく、精巧な一連の肉池開閉作動を永続させ得ること
となった。
このように、本発明の印鑑は、銀行届出印や印鑑証明に
も使用できるのみならず、不使用時における意に反した
捺印操作をも防止できる等、本発明を実施することはそ
の実益的価値が甚だ大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施の一例を示すもので、第1図は本発
明に係る印鑑の斜視図、第2図は同縦断側面図、第3図
は第2図のまま90度回転させた状態の同縦断平面図、
第4図は印本体が印肉に当接した状態を示す同縦断側面
図、第5図は肉池の閉蓋保持状態が解除された瞬間を示
す同縦断側面図、第6図は肉池の開蓋状態の直前を示す
同縦断側面図、第7図は開蓋状態時を示す同縦断側面図
、第8図は印字可能状態を示す同縦断側面図、第9図は
外筒とノックキャップに設けたロック機構を示す分解斜
視図、第10図はロック機構の他の実施例を示す分解斜
視図、第11図は外筒とノックキャップとのロック状態
を示す同縦断側面図、第12図は肉池用蝶番の斜視図、
第13図は肉池の他の実施例を示す斜視図、第14図は
摺動体の他の実施例を示す斜視図、第15図は固定子と
印本体との他の取付状態を示す説明図、第16図は本発
明の他の実施例を示す印鑑の斜視図、第17図(イ)は
ロック機構の他の実施例を示す要部縦断面図、第17図
(ロ)は同ロック機構のロック状態を示す要部縦断面図
、第18図は従来の印鑑を示す半縦断図、第19図は従
来の印鑑を示す斜視図である。 1・・・外筒 1b・・・切欠部 1d・・糸ガイド溝 2b・・・圧縮スプリング 3a・・支持片 1a・・段差部 lc・・・阻止部材 2a・・圧縮スプリング 3・・摺動体 3b・肉池用蝶番 31b・・・枠体 33b・・リング体 4a・・印肉 5・・印本体 5b・・縮経部 6a・・・糸状部材 7 ・ノックキャップ 8a・・・嵌合部 9・・・支持片 10b・・・突起 32b  腕部 4・・・肉池 4b・・・凹溝 5a・・・印字部 6・・・連結手段 61a・・・糸玉 8・・・固定子 8b・・スリン1− 10a・・・係合溝 11・・・補助リング 0 61a 特開平 114770(8) 1a Q 1a 特開平3 114770(9) Q 1a 7Q 特開平3 114770 (10) Q 1a 特開平3 114770 (11) 16」1し−睨里点 特開平 3 114770(12) 7−コob 1U0 1       ・′]0b 10n、         ” 第16図 (イ) 特開平3 114770(15)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)両端が開口した中空状の外筒と、該外筒内に付勢
    手段を介して摺動自在に配設された印本体と、前記外筒
    内若しくはその前方開口に開閉自在に封緘され、かつ、
    その内方面に印肉を保持させてなる蓋状の肉池と、前記
    印本体の摺動に応じて前記肉池を開閉自在に連動させる
    連結手段とを備えてなり、かつ、少なくとも前記外筒に
    は、前記印本体の摺動を阻止するロック機構を装着した
    ことを特徴とする印鑑。
  2. (2)前記ロック機構は、前記連結手段を弛緩させた状
    態で前記印本体の摺動を阻止させることを特徴とする請
    求項1記載の印鑑。
  3. (3)前記連結手段は、一端が前記印本体又は該印本体
    に連動する部材に、他端が前記肉池に連結されると共に
    、前記印本体を付勢手段に抗して先端方向へ前進させた
    時、該印本体の印字部が前記印肉に押圧された後に前記
    肉池を開蓋させ、次いで該開蓋作動に遅れて前記印本体
    が前記外筒の先端まで前進して印字可能状態となり、一
    方、印本体が後退する時、該印本体の印字部が前記外筒
    の封緘位置より後退した後に前記肉池を閉蓋させること
    を特徴とする請求項1又は2記載の印鑑。
  4. (4)前記連結手段は、前記印本体と前記肉池とを連動
    させる屈曲、弛緩可能な糸状部材又は可撓性に優れた合
    成樹脂材若しくはピアノ線等の線状部材からなることを
    特徴とする請求項1乃至3記載の印鑑。
  5. (5)前記外筒には、閉蓋時に前記肉池と当接して開蓋
    作動を阻止させるための阻止部材を配設したことを特徴
    とする請求項1乃至4記載の印鑑。
  6. (6)前記印本体は、少なくとも先端面の印字部が硬質
    素材で形成されていることを特徴とする請求項1乃至3
    記載の印鑑。
  7. (7)前記印本体は、後端が前記外筒の後方開口から必
    要の長さだけ外方へ突出するように配設され、かつ、突
    出した該印本体の後端には、少なくともこの突出部分を
    被装して前記外筒と摺動自在に外接する筒状のノックキ
    ャップを装着させたことを特徴とする請求項1乃至6記
    載の印鑑。
  8. (8)前記ノックキャップ内には、スプリング受け兼糸
    止め部材である固定子を配設すると共に、該固定子に前
    記印本体を取替自在に保持させたことを特徴とする請求
    項1乃至7記載の印鑑。
  9. (9)前記肉池は、印肉を取替自在に保持させたことを
    特徴とする請求項1乃至6記載の印鑑。
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