JPH03114577A - パイプ内面のライニング方法 - Google Patents
パイプ内面のライニング方法Info
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Abstract
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Description
若しくは同種の新設配管等において、管内面の錆こぶ、
スケール又は水垢若しくは油分等の汚れを除去した後に
、適宜の塗料を螺旋状の圧縮気体により供給し、該塗料
を螺旋状に吹き延ばして管内面をライニングする方法に
関するものである。
21588号公報に開示された構成のものが従来例とし
て周知である。この従来例においては、被処理管の入口
端へ樹脂塗料と空気との混合流体を供給してライニング
を行うものであり、その混合流体を供給するに当たり、
被処理管の入口側圧力をレギュレータにより適宜の設定
値に保持し、被処理管の末端に接続した定流量弁により
管端より放出される空気流はを、形成すべき塗膜厚さに
応じて予め設定した流量に制御するライニング方法であ
る。
され、その加速器で充分混合された後に被処理管内へ噴
霧状に噴射し、噴射された塗料粒子が管入口端の内壁面
へ順次積層され、その積層された塗料を後続の噴射塗料
によって前方に押し進めるものであり、その際に入口側
圧力をレギュレータにより設定値に保持し、末端側の空
気流量を定流量弁により予め設定した流量値に制御する
ものであるが、塗料が噴霧状で且つ管入口端に順次積層
するように供給されることから、長尺の被処理管を塗装
する場合に、著しく時間が掛かるばかりでなく、被処理
管が比較的短く且つ直線状の場合には、内周面に均等と
ならないまでも、塗料の付着は可能であるが、既設配管
のように複雑に折れ曲がって長尺に配管されている場合
には、単なる空気流では配管の底部に沿って塗料が流れ
るようになり、配管の上部内周面に塗料が行き届かず、
実質的に管全体の内周面を塗装できない。 従って、従来例においては、入口側圧力を設定値に保持
し、末端側の空気流はを設定した流星値に制御しても、
塗料の供給が噴霧状であるため、特に長尺の配管におい
ては、管全体の内周面に対する均一な塗装に課題を有し
ている。
、被処理パイプの一端から塗料を旋回気体流により供給
し螺旋状に吹き伸ばしてその内面をライニングする方法
であって、一端から供給された塗料の一部が他端に到達
したことを検出し、前記被処理パイプの両端における風
圧の差圧を制御して塗料を吹き伸ばすことを特徴とする
パイプ内面のライニング方法を提供するものであり、前
記塗料は、被処理パイプの一端に接続された塗料供給手
段から旋回気体流により押し出されて供給されるように
し、又、他端側における塗料の到達検出は、透明なパイ
プと光センサ−、又は圧力変化を検出する圧力計等によ
る塗料到達検出手段で行うものであり、被処理パイプ内
に旋回気体流で塗料を供給し、且つその旋回気体流で塗
料を設定された厚さに吹き伸ばす際に、被処理パイプの
両端における風圧の差圧を制御することにより、長尺な
配管であっても全体に亘って均一に塗膜を形成できるの
である。
、第1図において、1はライニングされるべき被処理パ
イプであり、該被処理パイプの一端側に所定容量の塗料
供給手段2を接続し、他端側に塗料到達検出手段3を接
続する。前記塗料供給手段2は、例えば所定長さのパイ
プ状の容器であり、その内部に前記被処理パイプ1の管
径及び長さによって所定量の塗料が収納される。前記塗
料到達検出手段3は、例えば透明なパイプとそのパイプ
の側面に配設した光センサ−4とから構成されている。 本発明においては、塗料を螺旋状の圧縮気体により吹き
伸ばしてライニングを行うものであり、その圧縮気体は
コンプレッサー5によって送気され、その流量又は圧力
が調整されて前記塗料供給手段2に供給される。即ち、
コンプレッサー5は減圧弁6、自動圧力調整弁7、流量
計8、手動弁9、連結ホース10及び螺旋流形成部11
を介して前記塗料供給手段2に接続する。 前記塗料到達検出手段3側には、更に出口圧力調整弁1
2及び手動弁13が接続され、手動弁13以降は通常、
消音又は集塵手段等を介して開放状態にある。そして、
前記圧縮気体供給側の手動弁9の後と前記圧力調整弁1
2の手前との間、つまり前記被処理パイプ1の両端間に
圧力検出管14を配設し、その途上に差圧リレー15を
設け、該差圧リレー15は前記光センサ−4の信号によ
り作動状態になり、その作動が前記出口圧力調整弁12
を駆動するようになっている。 次に、実際のライニングについて説明すると、駆動の直
前に塗料供給手段2に所要子の塗料16を予め供給して
おき、コンプレッサー5から送気される圧縮気体は、そ
の流暢が手動弁9により調整されて、連結パイプ10及
び塗料供給手段2から被処理パイプ1に供給される。こ
の場合の流量調整は、流量計8を見ながら手動弁9の開
閉度によって行い、余剰の圧縮気体はコンプレッサー5
に装備しである安全弁5aから外部に放出することで調
整する。通常は、被処理パイプ1の径と長さなどによっ
て、圧縮気体の流量が計算されており、それに基づいて
手動弁9により流量の粗調整が行われる。この場合に使
用される塗料は、例えばエポキシ樹脂系の塗料であり、
その粘度は略a、 oo。 〜10,000 cpsの範囲のものである。 圧縮気体は螺旋流形成部11によって螺旋状の気体流と
なり、塗料供給手段2内の大半の塗料を全面的に被処理
パイプ1内に押し出す。この時に押し出された塗料16
は、第2図に示したように、−部において気体流が塗料
の内部に入り込んで気泡流又はスラグ流となって押し出
され、順次旋回気体流aによりパイプ1の内壁面に押し
付けられるように、且つ全面に沿って引き摺られるよう
になるので、最初は全体的に相当な厚みを以って内壁面
に塗料16が付着する。更に、第3図に示したように、
パイプ1の内壁面に沿って相当な長さまで塗料16が押
し出された時に、螺旋気体流aが塗料16の前面側の壁
16aを破ってパイプ1の他端側に吹き抜ける。つまり
、塗料供給手段2内の大半の塗料16が螺旋気体流aで
押し出され、順次、壁面に付着しながら押し進められ、
その量が順次域じたところで螺旋気体流aが吹き抜け、
塗料が螺旋状に引き摺られるようになるのである。 そして、この状態を暫く続けることにより、パイプ1の
内壁面に厚く付着した塗料16が、螺旋気体流aで順次
螺旋状に吹き伸ばされて、更に塗料16がパイプ1の他
端側に順次塗布され、一部の塗料が塗料到達検出手段3
に至ることになる。この塗料到達検出手段3で塗料の到
達を光センサ−4で検出した時に、その信号により差圧
リレー15が作動し、圧力検出管14を介して被処理パ
イプ1の両端間の圧力を検出し、出口圧力調整弁12を
駆動して必要な差圧を確保しながら更に螺旋気体流aを
吹き込んで塗料の吹き伸ばし作用を行わせる。 例えば、塗料を注入する側の圧力を2 Kgとすると出
口側の圧力を1.!Illに維持するようにして暫くの
螺旋気体流aを吹き込みを継続する。この場合に、パイ
プ1内に螺旋気体流aが生じていることにより、単なる
直線状の吹き抜けと違って、遠心力が生じることになり
、それによって塗料16をパイプ内面に押し付ける作用
が生じると共に螺旋状に吹き伸ばされることにより、第
4図に示したように、パイプ1の内面が全面的に略均等
に塗膜16bが形成されるのである。 前記実施例においては、塗料の到達検出手段3が光セン
サーであるが、ライニングしようとする配管が分岐して
いる場合には、その分岐点に塗料が到達したことを検知
すれば足りるので、その分岐点における圧力変化を検知
して、前記同様に差圧リレー15を作用させ、圧力検出
管14を介して被処理パイプ1の両端間の圧力を検出し
、出口圧力調整弁12を駆動して必要な差圧を確保しな
がら更に螺旋気体流aを吹き込んで塗料の吹き伸ばし作
用を行わせることができるのである。いずれにしても、
塗料到達検出手段3としては、光センサーの他に、圧力
変化を検知する圧力計等も含まれるのである。 パイプ1内における塗膜16bの厚さは、塗料の粘度に
もよるがパイプ内を通過する気体流の流速によって決定
される。即ち、第5図に示したように、気体流の流速が
遅ければ塗膜が厚く形成され、早くなればなるほど塗膜
が薄く形成されるのである。そして、パイプ1内への塗
料16の初期注入時においては、一部において気体流が
塗料の内部に入り込んで気泡流又はスラグ流となって押
し出され、パイプ内壁面に順次塗布されることで塗料の
母が減少し、次第に螺旋気体流に沿って環状流となり、
塗料を螺旋状に吹き伸ばしてパイプ内面をライニングす
る。 この時の螺旋気体流aは、塗料の抵抗により初期風量及
び風速は小さく、パイプ内壁面への塗料の順次付着によ
りその量が減することでJi!1fflが増大して必然
的に風速が増大することになる。従って、風速が無制限
に増大して塗膜の膜厚が予定した膜厚よりも薄くなるの
を抑制するため、一部の塗料が塗料到達検出手段3に到
達した段階で、被処理パイプ1の両端における風圧を検
出し、出口圧力調整弁12の開閉度を調整して必要な差
圧を確保しながら螺旋気体流を所定の流速に調整して塗
料の吹き伸ばし度、即ち塗膜厚さを調整するのである。
グ方法は、被処理パイプの一端から塗料を旋回気体流に
より供給し螺旋状に吹き伸ばしてその内面をライニング
する方法であって、一端から供給された塗料の一部が他
端に到達したことを検出し、前記被処理パイプの両端に
おける風圧の差圧を制御して塗料を吹き伸ばすようにし
たことにより、パイプの内周面に対して予め大まかな塗
装をし、その優に両端における風圧の差圧を制御して塗
料を均一に吹き伸ばすようにして、長尺の配管であって
も、全体に亘って短時間で均一な塗膜を形成できると云
う優れた効果を奏する又、前記塗料は、被処理パイプの
一端に接続された塗料供給手段から旋回気体流により押
し出されて供給されるようにしたことにより、大まかな
塗装が簡単に行え作業性が著しく向上すると云う優れた
効果も奏する。 更に、他端側における塗料の到達検出は、透明なパイプ
と光センサ−、又は圧力変化を検出する圧力計等による
塗料到達検出手段で行うものであるため、目視と違って
その検出が正確で且つ速やかに行われ、次の風圧制御が
自動的に行えると云う優れた効果を奏する。
2図及び第3図は同方法によって押し出された塗料の移
動状態を示す説明図、第4図は同方法によって塗装され
た塗膜の状態を示すパイプの断面図、第5図は風速と塗
膜厚の関係を示すグラフである。 1・・・・・・被処理パイプ 2・・・・・・塗料供給
手段3・・・・・・塗料到達検出手段
Claims (4)
- (1)被処理パイプの一端から塗料を旋回気体流により
供給し螺旋状に吹き伸ばしてその内面をライニングする
方法であつて、一端から供給された塗料の一部が他端に
到達したことを検出し、前記被処理パイプの両端におけ
る風圧の差圧を制御して塗料を吹き伸ばすことを特徴と
するパイプ内面のライニング方法。 - (2)塗料は、被処理パイプの一端に接続された塗料供
給手段から旋回気体流により押し出されて供給される請
求項(1)記載のパイプ内面のライニング方法。 - (3)他端側の塗料の到達検出は、透明なパイプと光セ
ンサーとによる塗料到達検出手段である請求項(1)、
(2)記載のパイプ内面のライニング方法。 - (4)所定の部位での塗料の到達検出は、配管の分岐部
における圧力変化を検知する請求項(1)、(2)記載
のパイプ内面のライニング方法。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
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JPH03114577A true JPH03114577A (ja) | 1991-05-15 |
JP2899325B2 JP2899325B2 (ja) | 1999-06-02 |
Family
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Family Applications (1)
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JP25116689A Expired - Lifetime JP2899325B2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | パイプ内面のライニング方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2899325B2 (ja) |
-
1989
- 1989-09-27 JP JP25116689A patent/JP2899325B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2899325B2 (ja) | 1999-06-02 |
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