JPH0311392Y2 - - Google Patents

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JPH0311392Y2
JPH0311392Y2 JP1984102775U JP10277584U JPH0311392Y2 JP H0311392 Y2 JPH0311392 Y2 JP H0311392Y2 JP 1984102775 U JP1984102775 U JP 1984102775U JP 10277584 U JP10277584 U JP 10277584U JP H0311392 Y2 JPH0311392 Y2 JP H0311392Y2
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heater
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JP1984102775U
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、灯油等の低気化性の燃料で運転さ
れる2サイクルエンジンのエンジン発電機の技術
分野に属し、無負荷乃至軽負荷時にエンジンの回
転が不安定になつたりエンストしたりする事を防
ぎ、外部負荷機器に安定した発電電力を供給する
技術に関する。
〈従来技術〉 近年、省エネルギー・省資源等の要請から、エ
ンジンの燃料として、高価なガソリンの代りに安
価な灯油その他の代替燃料を使用する事が望まれ
てきている。
ところが、このような代替燃料はガソリンと比
べて気化しにくいうえ着火温度が高いため、燃焼
しにくく、無負荷乃至軽負荷時にエンジンの回転
が不安定になつたりエンストしたりする難点があ
る。
この難点は、回転速度が低いほど、シリンダ容
積が小さいほど著しく、また、2サイクルエンジ
ンのように燃焼室から排気ガスを完全に排出する
ことができず燃焼室内に多く残る構造では、特に
上記回転速度が低い場合に新気の吸入量が少ない
ため、排気ガスによる悪影響が大きくなり、上記
難点は顕著になる。
〈従来技術〉 従来では、灯油エンジンとして、ガソリンで始
動し、灯油で稼動運転する技術がある。
この技術を利用して、無負荷乃至軽負荷時に、
灯油からガソリンに切換えて供給する事により、
エンジンの回転を安定化する事が考えられる。
〈考案が解決しようとする問題点〉 この場合、灯油供給系統のほかに、ガソリン供
給系統及び燃料自動切換え装置を余分に必要と
し、構造が複雑化するうえ、高価なガソリンを消
費する。
本考案は、2サイクルエンジンにおいて、無負
荷乃至軽負荷時に、負荷を余分に与えて燃料供給
量を少し増やす事により、灯油等の低気化性燃料
を使つたままで、エンジンの定格回転を安定化さ
せて安定した発電電力を供給するとともに、燃料
の気化を促進する事によりエンジンの運転状態を
良好に維持する事を目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 このため本考案の2サイクルエンジンのエンジ
ン発電機においては、発電機の負荷状態を検出す
る負荷検出装置を設けるとともに、発電機の出力
回路にエンジン負荷付与用の負荷装置を接続し、
負荷検出装置の検出した負荷が少なくとも無負荷
乃至軽負荷時には負荷装置を作動させるように構
成し、この負荷装置の作動によりエンジンEが無
負荷乃至軽負荷時でも発電機を介してエンジンに
所定の負荷を与えて燃料供給量を増加させ、エン
ジンの運転状態を安定させるように構成し、上記
負荷装置を混合気通路に設けた電気ヒータで構成
したものである。
〈作用〉 前記負荷装置は発電機に一定の内部軽負荷を付
与することとなり、外部負荷を取り除いた場合で
も、エンジンが完全無負荷状態に至ることがなく
なり、これに応じた燃料が供給され、エンジンの
温度も安定した運転に必要な温度が維持されるこ
ととなる。
その上、電気ヒータが作動し、混合気通路内の
混合気が加温されて、吸気の流速が速められ、燃
料の気化が促進される。
〈実施例〉 第1図に本考案が対象とする2サイクルエンジ
ンが、又、第2図にこの2サイクルエンジンを利
用したエンジン発電機の全体が夫々示される。
エンジン発電機は、エンジンEと発電機Gを直
結してパイプ製のフレーム1に搭載連結して持ち
運び可能に構成されたものであり、操作盤2から
交流又は直流もしくは両者が取出せるものとなつ
ている。
尚、図中の符号3は燃料タンク、4はエアーク
リーナ、5は気化器、6はリコイルスタータであ
る。
このエンジンEは、灯油を燃料とした2サイク
ルエンジンが利用され、ピストン7の上昇に伴つ
て気化器5からの混合気がバルブ8,8及び吸気
路9を通してクランク室10内に吸入されたの
ち、ピストン7の下降に伴つてクランク室10か
ら壁内通路11,12を通つてシリンダ内の掃気
出口13から燃焼室内に送り込まれ、これによつ
て燃焼ガスが排気口14からマフラー15に送り
出されるよう構成されている。
前記気化器5とバルブ8との間の混合気通路1
6を形成するケーシング17には、スパイラル状
の電気ヒータ18を収納した加温室19が連設さ
れて、混合気を加温して燃料の気化を促進させる
よう構成されている。
前記ヒータ18は発電機Gからの電力で作動す
るよう接続され、かつ、第3図に示すように、ヒ
ータ18の通電及び停止を司どる駆動回路20
が、主負荷回路の消費電力検出回路21の検出結
果に基づいて作動制御されるよう構成されてい
る。
前記消費電力検出回路21からは、検出消費電
力が所定の低電力(例えば0.5KW)未満であれ
ば、駆動回路20をオンしてヒータ18を通電作
動させる指令が出され、消費電力が前記所定電力
以上になると駆動回路20をオフしてヒータ18
の通電を停止させる指令が出される。
尚、電気ヒータ18としては、抵抗発熱線を利
用したものの他に、PTCサーミスタ等の発熱素
子を用いることができる。又、ヒータ駆動回路に
はリレー回路又はトランジスタスイツチング回路
等を適宜選択すればよい。
又、実施例では発電機Gに働く電気負荷を消費
電力として直接検出する場合を示したが、発電機
Gに働く負荷がエンジン負荷と比例関係にあると
みなすと、エンジン負荷の検出に基づいてリレー
回路20を間接的に制御することも可能であり、
この場合エンジン負荷はガバナ系の適当部品の機
械的変位として検出することができる。
但し、エンジン負荷でヒータ18を駆動制御す
る場合には、ヒータ電通駆動に伴うエンジン負荷
増大を考慮して、ヒータ18の通電を断つべき負
荷値を通電開始時の負荷値より幾分大きく設定し
てヒータ作動にヒステリシスを与え、ヒータ18
のオン・オフ制御の安定化を図つておく必要があ
る。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案によれば、発電機
の出力回路に接続した負荷装置により、外部負荷
を取り除いた場合でもエンジンが完全に無負荷状
態になることがなく、これに応じた燃料が供給さ
れて所要のエンジン温度を維持できることから、
低気化性燃料であつてもエンジンを安定して定格
回転でき、エンジンを安定した発電電力が供給で
きる良好な状態に維持することができる。しか
も、電気ヒータによる混合気の加温によつて、吸
気の流速を速めて燃料の気化を促進して、エンジ
ンの燃料性能を向上させることができるので、運
転状態を良好に維持することができる。
従つて、特に2サイクルエンジンのように、エ
ンジン回転速度が低い場合に吸入される新気に対
して排気ガス量の割合が多くなるものにとつて
は、優れた効果を有する。
また、実施例のようにエンジンの回転が安定化
する中負荷ないし高負荷時に燃料を余分に与える
ことをやめるようにした場合には、エンジンの出
力や焼費を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る2サイクルエンジンの縦
断正面図、第2図はエンジン発電機の全体側面
図、第3図はヒータ駆動制御装置のブロツク図で
ある。 16……混合気通路、18……負荷装置(電気
ヒータ)、21……負荷検出装置、E……2サイ
クルエンジン、G……発電機。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジンEで発電機Gを駆動して、その発電電
    力を出力回路から外部負荷機器に供給するように
    構成した2サイクルエンジンのエンジン発電機に
    おいて、 発電機Gの負荷状態を検出する負荷検出装置2
    1を設けるとともに、発電機Gの出力回路にエン
    ジン負荷付与用の負荷装置18を接続し、 負荷検出装置21の検出した負荷が少なくとも
    無負荷乃至軽負荷時には負荷装置18を作動させ
    るように構成し、 この負荷装置18の作動によりエンジンEが無
    負荷乃至軽負荷時でも発電機Gを介してエンジン
    Eに所定の負荷を与えて燃料供給量を増加させ、
    エンジンEの運転状態を安定させるように構成
    し、 上記負荷装置18を混合気通路16に設けた電
    気ヒータ18で構成したことを特徴とする2サイ
    クルエンジンのエンジン発電機。
JP10277584U 1984-07-06 1984-07-06 2サイクルエンジンのエンジン発電機 Granted JPS6117441U (ja)

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JPS6117441U JPS6117441U (ja) 1986-01-31
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JP5330841B2 (ja) * 2009-01-27 2013-10-30 三菱重工業株式会社 Egr制御装置
JP5506975B2 (ja) * 2013-04-08 2014-05-28 三菱重工業株式会社 Egr制御装置、egr制御方法及びエンジン並びにエンジン発電ユニット
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JPS482484U (ja) * 1971-05-22 1973-01-12

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JPS541728U (ja) * 1977-06-07 1979-01-08
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