JPS6030468Y2 - 供給燃料加熱装置 - Google Patents

供給燃料加熱装置

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JPS6030468Y2
JPS6030468Y2 JP12180080U JP12180080U JPS6030468Y2 JP S6030468 Y2 JPS6030468 Y2 JP S6030468Y2 JP 12180080 U JP12180080 U JP 12180080U JP 12180080 U JP12180080 U JP 12180080U JP S6030468 Y2 JPS6030468 Y2 JP S6030468Y2
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JP
Japan
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fuel
atmospheric pressure
detection device
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heating
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JP12180080U
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JPS5744974U (ja
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元啓 新沢
正治 牛村
利明 田中
幸雄 松井
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日産自動車株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、大気圧が底下し、エンジンへの空気の吸気
量(以下、重量で表わす)が少なくなっても、燃費が悪
化しないよう供給燃料を加熱して噴射させ燃料を微粒化
することにより、空気利用率を高めるようにしたディー
ゼルエンジンの供給燃料加熱装置に関するものである。
従来のディーゼルエンジンの供給燃料加熱装置は始動時
にエンジンの冷却水温度に応じて加熱するものや、外気
温度に応じて加熱するものが、あつたが大気圧の変化に
ついては何ら考慮されていなかった実開昭54−133
209号公報参照。
しかしながら、大気圧の変化を考慮しないと、以下のよ
うな問題点を生ずる。
すなわち、ディーゼルエンジンは気化シにくい軽油を燃
料として用い、圧縮された空気中に燃料を霧状に噴射し
て、極く短かい時間内に混合気を生皮して燃焼を行うた
めに、燃料が微粒化されないと燃料と空気との十分な混
合が難しく、シリンダ内の空気を燃焼に利用する割合、
すなわち空気利用率が悪くなる。
このため通常、燃料を完全燃焼させるのに必要な理論的
な空気の吸入量をrIJとすると、実際に完全燃焼させ
るためには、この理論値に対して約15倍の空気の吸入
量が必要であり、これが□約1.3倍より少ないとスモ
ークが発生するといわれている。
したがって、高地のように大気圧が底い所では空気の密
度も小さくなり、たとえば約2000〜30007FL
以上になると空気の吸入量が底下して、前述の1.3倍
より小さくなるので、燃焼が悪化してスモークが発生し
燃費°が悪くなる。
この考案は、このような問題点を解決するためになされ
たもので、機関の全運転範囲、特に高負荷時において大
気圧が所定の気圧以下になると燃料を加熱し、微粒化し
やすくすることにより、空気との混合を容易にして空気
利用率を高め、スモークを発生させないようにして燃費
の悪化を防ぐようにしたものである。
以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図はこの考案の一実施例を示す構成図である。
この図において、1は燃料噴射ポンプで、燃料タンク(
図示せず)からの燃料をパイプ2から吸込み、アクセル
と連動するレバー3の動きに応じた燃料を送出する。
4は燃料噴射管で、燃料噴射ポンプ1からの燃料を各気
筒の噴射弁5に供給し、ここから噴射させる。
なお、第1図では燃料噴射管4、噴射弁5はそれぞれ1
個のみ示しである。
6はリターンパイプで、噴射弁5から噴射しきれなかっ
た燃料をパイプ7から燃料タンクに還流させる。
8は電熱線ヒータで、燃料噴射管4の周囲にコイル状に
設けられており、通電により発熱し、燃料噴射管4を加
熱して通過する燃料を所要の温度に加熱する。
9は燃料温度検知装置で、燃料噴射管4の噴射弁5に近
いところに設けられ、所定温度に達すると内部の接点9
aをオフにする。
10はバッテリ等の電源、11はリレーで、電源10と
電熱線ヒータ8との間に設けられ、電熱線ヒータ8への
通電を制御する。
その構成は、リレーコイルllaと、このリレーコイル
11aに通電したとき閉成する常開接点11bとからな
る。
そして、リレー11と燃料温度検知装置9とでヒータ通
電装置12が構成される。
13は大気圧検知装置で、大気圧を検知し、その値が所
定の値より底いとき接点13aを閉成させる。
14はキースイッチで、接片14aは、オフ接点14b
1スタート接点14C1オン接点14dの3つに切換え
られる。
そして、電熱線ヒータ8の一端は接地され、他端はリレ
ー11の常開接点11bを介して電源10の一端に接続
され、電源10の他端は接地される。
また、電源10の非接地側はキースイッチ14の接片1
4a1オン接点14d1大気圧検知装置13の接点13
aを介してリレーコイルllaの一端に接続され、リレ
ーコイルllaの他端は一燃料温度検知装置9の接点9
aを介して接地される。
次に動作について説明する。
高地のように大気圧が低い場合、大気圧検知装置13の
接点13aがオンとなり、ヒータ通電装置12の燃料温
度検知装置9の接点9aがオンであるため、リレー11
のリレーコイルllaに電流が流れ、常開接点11bを
オンとする。
このため、電源10よりリレー11の常開接点11bを
介して電熱線ヒータ8に電流が流れ、燃料噴射管4の内
部を通る燃料が加熱される。
エンジン運転中のエンジンルーム内の温度上昇などによ
って、燃料が所定の燃料温度より高くなれば燃料温度検
知装置9の接点9aがオフになり、電熱線ヒータ8によ
る燃料の加熱は行われない。
なお、平地のように大気圧が高い場合は、大気圧検知装
置13の接点13aはオフであり、燃料は加熱されない
が、通常の気圧であるから通常の燃焼状態が保たれるの
で、燃料を加熱しなくても問題はない。
第2図は燃料温度を検知する燃料温度検知装置9の詳細
を示す断面図である。
この図で、21は本体であり、燃料噴射管4の途中にコ
ネクタ22を介して設けられている。
燃料に直接触れるバイメタルからなる接点9aなどを内
蔵する感知部23を持った温度キースイッチ24を、ナ
ツト25により本体21に固定する。
接点9aは温度が高くなると第2図に示されるように回
路を遮断し、オフとなるが、通常は回路を導通させオン
となっている。
この構成により燃料噴射管4中を流れる燃料の温度が所
定値に達したか否かの検出を行う。
第3図は大気圧を検知する大気圧検知装置13の詳細を
示す断面図である。
この図において、大気圧検知装置13は上蓋31とケー
ス32とで構成され、上蓋31には調整スクリュー33
を持つベローズ34が設けられ、ベローズ34の先端に
は導体板35が接着剤等により接着されている。
ケース32には大気圧との連通孔36が設けられ、ケー
ス32の下部にはベローズ34に設ケラれた導体板35
に接触する接点端子37a、37bが電気のリークがな
いようにそれぞれ絶縁板38を介してナツト39により
ケース32に保持される。
そして、導体板35と接点端子37a、37bにより接
点13aが構成される。
このように、この大気圧検知装置13はベローズ34を
利用したスイッチで、ベローズ34の内部には空気が入
っていて密閉されている。
ケース32には連通孔36が設けられているためケース
32内の気圧は大気圧に等しい。
ベローズ34内の気圧は密閉されているので、一定とな
りそのため、大気圧によりベローズ34は伸び縮みする
大気圧が底くなり、ベローズ34内の気圧の方が大気圧
に対して高くなるとベローズ34は伸び、ベローズ34
に接着された導体板35により接点端子37a937b
が導通され、すなわち接点13aがオンとなりこの大気
圧検知装置13はオンになったことになる。
オンになる時期は調整スクリュー33により調整できる
このようにして、大気圧が所定の値より低いか高いかを
検知することができる。
以上説明したように、この考案は高地走行の場合には大
気圧底下による空気の吸入量の減少に対処して、燃料を
加熱して微粒化を促進するようにしたので、燃焼室内に
おける空気との混合が良好となるため空気利用率が高め
られ、スモークの発生を押えられるばかりでなく、燃費
の悪化を防ぐことができる。
また、燃料温度検知装置を設ければ燃料温度が所定の温
度より高くなったときは燃料が十分微粒化されるので、
電熱線ヒータの通電を断ち燃料の加熱をしないようにで
き、電源の消費電力を節減することができる等の利点が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す供給燃料加熱装置の
概略構成図、第2図は大気圧検知装置の詳細を示す断面
図、第3図は燃料温度検知装置の詳細を示す断面図であ
る。 図中、1は燃料噴射ポンプ、4は燃料噴射管、5は噴射
弁、8は電熱線ヒータ、9は燃料温度検知装置、9aは
接点、1oは電源、11はリレ、11aはリレーコイル
、11bは常開接点、12はヒータ通電装置、13は大
気圧検知装置、13aは接点、14はキースイッチ、1
4aは接片、14bはオフ接点、14cはスタート接点
、14dはオン接点である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)燃料噴射ポンプにより燃料噴射管を介して噴射弁
    から燃料を噴射する燃料噴射装置において、前記燃料噴
    射管を加熱する電熱線ヒータと、大気圧を検知する大気
    圧検知装置と、この大気圧検知装置が所定の大気圧より
    底い□大気圧を検知したとき前記電熱線ヒータに通電さ
    せるヒータ通電装置とを設けたことを特徴とする供給燃
    料加熱装置。
  2. (2)ヒータ通電装置は、リレーと、噴射弁近くの燃料
    温度が所定の熱料温度より高い熱料温度を検知したとき
    前記電熱線ヒータの電流を遮断する燃料温度検知装置と
    を有することを特徴とする実用新案登録請求の範囲(1
    )項記載の供給燃料加熱装置。
JP12180080U 1980-08-29 1980-08-29 供給燃料加熱装置 Expired JPS6030468Y2 (ja)

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JP12180080U JPS6030468Y2 (ja) 1980-08-29 1980-08-29 供給燃料加熱装置

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JP12180080U JPS6030468Y2 (ja) 1980-08-29 1980-08-29 供給燃料加熱装置

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JPS5744974U JPS5744974U (ja) 1982-03-12
JPS6030468Y2 true JPS6030468Y2 (ja) 1985-09-12

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JP6182905B2 (ja) * 2013-03-01 2017-08-23 株式会社デンソー 燃料レール

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