JPH0311250B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0311250B2
JPH0311250B2 JP18368282A JP18368282A JPH0311250B2 JP H0311250 B2 JPH0311250 B2 JP H0311250B2 JP 18368282 A JP18368282 A JP 18368282A JP 18368282 A JP18368282 A JP 18368282A JP H0311250 B2 JPH0311250 B2 JP H0311250B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
male
sealing material
notch
female
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18368282A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5973932A (ja
Inventor
Masao Tsutsumi
Noryuki Yumya
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP18368282A priority Critical patent/JPS5973932A/ja
Publication of JPS5973932A publication Critical patent/JPS5973932A/ja
Publication of JPH0311250B2 publication Critical patent/JPH0311250B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は射出成形用金型の製作に係り、より詳
しくは、射出成形用金型の雄型の分割面の加工方
法に関する。
射出成形は複雑な形状の物品を成形できる事を
特徴とするか、成形品形状が複雑になればなる
程、金型の分割面形状も複雑化する。射出成形用
金型の分割面の造形は、雌型および雄型のいずれ
も、モデルを使つての倣い加工またはNCテープ
を用いての数値制御加工を行なつているが、分割
面は3次元曲面で構成されているため、切削工具
としては先端形状が球状のボールエンドミルを使
用している。この方法によれば、雌型において
は、分割面とキヤビテイ面により画成されるコー
ナーエツジは所望形状に加工することができる
が、雄型においては、キヤビテイ面は分割面の内
側周縁から立上つているため、分割面の内側周縁
の近傍には第1図に図解した様にボールエンドミ
ル10の先端部の半径に相当するアールを持つた
余肉部12が必然的に残ることとなる。従来の金
型製作においてはこれらの余肉部12はペンシル
グラインダー14または放電加工電極16を用い
て手加工により除去している。このため、熟練し
た技能と多大の工数を必要とし、型製作に長期間
を要し、製作費も高価であつた。
本発明は従来技術の叙上の問題点に鑑み案出さ
れたもので、従来の製作方法により仕上げられた
雌型の分割面を利用し雄型の分割面を低融点合金
もしくは樹脂の鋳造により造形を行い、容易にか
つ短期間で型合せ作業を完了させることを目的と
するものである。
このため、本発明の雄型分割面の加工方法は、 (イ)ボールエンドミルを用いて倣い加工もしくは
数値制御加工により雄型の分割面の一次成形を行
い、(ロ)加工すべき分割面の内側周縁に隣接する所
定幅の分割面領域は少なくともボールエンドミル
の半径に等しい深さに抉除して該内側周縁から外
側に向つて所定幅にわたつて延長する環状の切欠
きを形成し、(ハ)雄型の上面と前記環状切欠きの間
には少なくとも1つの注入孔を穿設し、(ニ)前記雄
型の下面に必要に応じ離型剤を塗布し、(ホ)前記環
状切欠きの内周縁に沿つて可塑性シール材を環状
に配置しながら、予め分割面の仕上げられた雌型
と前記雄型とを嵌合して両者を所定距離のキヤビ
テイを保持して強圧することにより前記シール材
を圧延して前記切欠きの内周縁に沿つて雌型と雄
型との間にシール材を密着させ、(ホ)シール材を雌
型に密着させたままで雄型を雌型から離型し、(ヘ)
かく雌型に担持されたシール材のうち加工すべき
分割面よりはみ出した部分を切除し、(ト)シール材
を担持した雌型と雄型とを嵌合して前記切欠きに
前記注入孔から低融点合金もしくは樹脂を注入し
固化させることを特徴とするものである。
次に、第2図を参照して本発明をより詳しく説
明する。
雌型20の分割面PPは従来の造形技術により
予め所望の3次元曲面に仕上げられている(第2
図a)。図面を簡素にするため、分割面は平面的
に示してある。雄型22の分割面P′P′は倣い加工
もしくは数値制御加工によりボールエンドミルを
用いて一次成形する。その際、最終的に形成すべ
き分割面P′P′の内側周縁に隣接する領域には所定
幅にわたつて環状の切欠き24を形成する(第2
図b)。この切欠き24の深さは使用するボール
ミルの半径に等しくするか、或いはそれより大き
くし、形成すべき分割面P′P′より下方に不必要な
アールが残らない様にする。この切欠き24は後
述する様に低融点合金または樹脂を充填するため
のものである。切欠き24と雄型22の上面との
間には低融点合金等を切欠き24に注入するため
の透孔26を設ける。透孔26の上端に皿穴28
を形成しておけば、固化した低融点合金等が雄型
から脱落するのを防止することができる。切欠き
24の外側領域も必要に応じ浅く切削して、後述
するシール材を充填するための隙間30を形成し
てもよいが、この隙間30は必らずしも設けなく
ともよい。このように一次成形した雄型22の下
面には必要に応じ離型剤を塗布しておく。
次に、第2図cに示した様に、切欠き24の内
周縁に沿つて可塑性のシール材32を配置した
後、雄型と雌型とを嵌合し、キヤビテイ33に相
当する距離を保持して雄型と雄型とを強圧する。
これにより、シール材32は圧延されて雄型およ
び雌型に密着する。なお、切欠き24の外側に隙
間30が形成されている場合には、切欠き24の
外周縁に沿つてシール材34は配置する。これら
のシール材32,34には、鉛、石膏、粘土等、
容易に入手し得る材料を用いることができる。
次に、雄型と雌型を分離すれば、雄型下面には
離型剤が塗布されているので、シール材32,3
4は雄型から離型し雌型に付着している(第2図
d)。第2図dに破線で示した様に、これらのシ
ール材32,34のうち加工すべき所望の雄型分
割面からはみ出した部分をナイフ等を用いて除去
する。
次に、必要に応じ離型剤を塗布した後、雄型と
雌型とを再び嵌合し、注入用透孔26から低融点
合金もしくは樹脂36を切欠き24内に注入し固
化させる(第2図e)。
この様にして、雄型22の分割面P′P′とキヤビ
テイ面の立上り部分38との間にはシヤープコー
ナーが形成される。
以上から明らかな様に、本発明の方法によれ
ば、ボールエンドミルを用いて複雑な3次元曲面
から成る雄型分割面を倣い加工もしくは数値制御
加工により成形できるという従来技術の利点を保
持しながらも、分割面の内側周縁をシヤープに仕
上げることができる。従つて、ペンシルグライン
ダーや放電加工により内側周縁コーナーの余肉部
を除去する工程が不要となり、熟練者による作業
を削減することができる。このため、金型製作費
を約10%低減させ、製作期間を約20%短縮するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の加工方法による雄型分割面の加
工工程を示す図、第2図は本発明の方法の工程を
図解したものである。 20……雌型、22……雄型、PP……雌型の
分割面、P′P′……雄型の分割面、24……環状切
欠き、26……注入孔、32,34……可塑性シ
ール材、36……低融点合金または樹脂。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 (イ)ボールエンドミルを用いて倣い加工もしく
    は数値制御加工により雄型の分割面の一次成形を
    行い、(ロ)加工すべき分割面の内側周縁に隣接する
    所定幅の分割面領域は少なくともボールエンドミ
    ルの半径に等しい深さに抉除して該内側周縁から
    外側に向つて所定幅にわたり延長する環状の切欠
    きを形成し、(ハ)雄型の上面と前記環状切欠きの間
    には少なくとも1つの注入孔を穿設し、(ニ)前記雄
    型の下面に必要に応じ離型剤を塗布し、(ホ)前記環
    状切欠きの内周縁に沿つて可塑性シール材を環状
    に配置しながら、予め分割面の仕上げられた雌型
    と前記雄型とを嵌合して両者を所定距離のキヤビ
    テイを保持して強圧することにより前記シール材
    を圧延して前記切欠きの内周縁に沿つて雌型と雄
    型との間にシール材を密着させ、(ヘ)シール材を雌
    型に密着させたままで雄型を雌型から離型し、(ト)
    かく雌型に担持されたシール材のうち加工すべき
    分割面よりはみ出した部分を切除し、(チ)シール材
    を担持した雌型と雄型とを嵌合して前記切欠きに
    前記注入孔から低融点合金もしくは樹脂を注入し
    固化させることを特徴とする、射出成形用金型の
    雄型の分割面の加工方法。
JP18368282A 1982-10-21 1982-10-21 射出成形用金型の雄型の分割面の加工方法 Granted JPS5973932A (ja)

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JPS5973932A JPS5973932A (ja) 1984-04-26
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ID=16140075

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CN110666469B (zh) * 2019-10-14 2021-05-14 苏州尖腾精密技术有限公司 一种高精密模具生产工艺

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JPS5973932A (ja) 1984-04-26

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