JPH03112449A - オゾンによる天然ゴム解重合物を含有するチューインガムベース - Google Patents

オゾンによる天然ゴム解重合物を含有するチューインガムベース

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JPH03112449A
JPH03112449A JP1246374A JP24637489A JPH03112449A JP H03112449 A JPH03112449 A JP H03112449A JP 1246374 A JP1246374 A JP 1246374A JP 24637489 A JP24637489 A JP 24637489A JP H03112449 A JPH03112449 A JP H03112449A
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JP
Japan
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natural rubber
chewing gum
gum base
ozone
chewing
Prior art date
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Pending
Application number
JP1246374A
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English (en)
Inventor
Toshio Takiguchi
俊男 滝口
Masaki Shibata
柴田 柾樹
Yoshinaga Sato
吉永 佐藤
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Lotte Co Ltd
Original Assignee
Lotte Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、天然ゴムを利用するチューインガムベースに
関し、更に詳しくは、資源的に豊富で安価に入手し得る
天然ゴムを独特の方法により加工してチューインガムベ
ースに利用することによりチューイングの際の軟化特性
およびチューインガムの香味の持続性等を向上させるチ
ューインガムベースに関する。
[従来の技術] 一般に、チューインガムベースとしては、ポリ酢酸ビニ
ル系の合成樹脂、天然チクル、天然ジェルトン等が使用
される。これらの内、酢酸ビニル樹脂を主原料とする合
成系のガムベースは、比較的親水性であるため、チュー
イング中に唾液を含んで軟化したり、チューインガム香
料を容易に溶出させてしまうという欠点を有する。この
ため、チューインガムベースとしては、チクル、ジェル
トン、ソルバ等の天然樹脂類がより優れており、特に天
然チクルが最も優秀であるとされている。しかしながら
、これらの従来チューインガムベースとして使用された
天然樹脂類は、天然ゴムのようには栽培に成功していな
いため、高価であるばかりでなく、資源的にも将来枯渇
することが予想される。
これに対し、天然樹脂類に属する天然ゴムは、チューイ
ンガムベースとしてはそのままでは利用できないが、安
価で入手が容易であり、また強い弾性を有する。一般に
天然ゴムは、タイヤ等のように強力な弾性を要する用途
に多量に使用されている。
前記したポリ酢酸ビニルのような合成樹脂チューインガ
ムベースとは異なる天然樹脂に属し安価で入手が容易な
天然ゴムを、ガムベースに適合するよう加工することに
より、チクル、シェルl〜ン等の従来の天然チューイン
ガムベースに代わるものとして使用するという観点から
、本出願人は既に特公昭5(3−7655号において、
天然ゴム熱分解生成物単独または天然ゴム熱分解生成物
と素練り天然ゴムとの4■合せよりなる天然ゴム成分2
〜60%と、チューインガム基礎剤98〜40%とから
なるチューインガムベースを開示した。
本出願人は、同様の観点から更に検討を重ねた結果、独
特の方法によって天然ゴムを加工することにより、より
一層感触が優れ香味持続性が優れたチューインガムの素
材となり得るチューインガムベースな提供できることを
突き止め、本発明を完成するに至った。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、資源的に豊富で安価に入手し得る天然ゴムを
独特の方法により加工しチューインガムベースに利用す
ることにより、チューイングの際の軟化特性およびチュ
ーインカムの香味の持続性等を向上させるチューインカ
ムベースを提供することを目的とする。更に本発明は、
天然ゴムを独特の方法により加工して得られる解重合生
成物と、別に天然ゴムを練成して粘度を低下させた天然
ゴムとの双方をチューイング基材に混合することにより
、チューイングの際の軟化特性およびチューインガムの
香味の持続性等を同様に向上させるチューインガムベー
スを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、天然ゴムをオゾンにより低分子化させ
て得られる解重合生成物(オリゴマ)と必要に応じて添
加する素練り天然ゴムとの組合せよりなる天然ゴム成分
2〜60%と、チューインガム基礎剤98〜40%とか
らなることを特徴とするオゾンによる天然ゴム解重合物
を含有するチューインガムベースが提供される。
解重合生成物が、溶剤等により微粒子状態にした固型物
またはラテックス状の天然ゴムに対し、オゾンを5〜1
20モル%の割合で吹き込むことにより得られる解重合
生成物であれば好適である。
累練り天然ゴムが、ムーニー粘度として10・〜35(
ML、、4100.℃)の粘度を有する索練り天然ゴム
であれば好適である。
天然ゴム成分が、天然ゴム解重合生成物60〜100%
と素練り天然ゴム40〜0%とからなるものであれば好
適である。
天然ゴムのオゾン分解により生成する天然ゴム解重合物
は、次のよ、うにして製造することができる。
一般に、天然ゴム固型物(ポリマ)を良溶媒に溶解させ
、これを多量の貧溶媒中に注ぎ込むと、ポリマは凝集し
て貧溶媒中に分散する。そこで、天然ゴム固型物を良溶
媒の一種である塩化メチレンを用いて溶解し、貧溶媒の
一種である多量のメタノール中へ注いで微粒子状の天然
ゴムの凝集物を形成させ、これを1〜30日間冷却する
ことにより結晶化を行い、そのままメタノール中でオゾ
ンを天然ゴムに対して5・〜120モル%吹き込んで分
解を行い、低分子化した天然ゴム解重合物を得ることが
できる。
好ましくは冷却は−10〜−70℃で行うが、冷却期間
が長い稈、またオゾンの吹き込み量が多い程、天然ゴム
の低分子化が進む。使用する天然ゴム解重合物の分子量
については特に限定されず、各々品種の異なるチューイ
ンガムベースに応じて、条件を変えて得られる解重合物
を使用することができる。
天然ゴムラテックス(ポリマ)に対しては直接オゾンを
吹き込むか、または、メタノールをin加えてからオゾ
ンを吹き込んで天然ゴム解重合物を得ることができる。
他の条件については天然ゴム固型物と同様とすることが
できる。
前記した方法によって得られる天然ゴム解重合生成物を
、天然ゴム成分に基いて100〜60%、好ましくは7
5〜65%の使用量で使用して、本発明によるオゾンに
よる天然ゴム解重合物を含有するチューインガムベース
を製造することができる。
素練り天然ゴムは、練成により分子量が低下してムーニ
ー粘度が出発ゴムにおける70〜80 (+41.、、
 100℃)から10〜35 (ML、、4100°C
)まで低減したものとして得られるものである。素練り
天然ゴムの使用量は、天然ゴム成分に基いて0〜40%
とし、好ましくは25・〜35%とする。
[作用] 本発明は、ポリ酢酸ビニルのような合成樹脂チューイン
ガムベースとは異なる天然樹脂に属し安価で入手が容易
な天然ゴムを、ガムベースに適合するよう加工すること
により、チクル、ジェル1〜ン等の従来の天然チューイ
ンガムベースに代わるものとして使用するという観点か
ら検討を重ねた結果完成したものである。
すなわち、オゾンを使用して天然ゴムを加工することに
より、より一層惑触が優れ香味持続性が優れたチューイ
ンガムの素材となり得るチューインガムベースが提供さ
れる。
本発明のチューインガムベースを使用して製造したチュ
ーインガムは、従来のポリ酢酸ビニル系ガムベースのみ
を使用して得−たチューインガムと比較すると、弾性、
滑かさ、樹脂感、チューイング時の硬さ、香味の持続性
等のチューインガムにとって重要な諸性質が著しく改善
される。
[発明の効果] 本発明によれば、資源的に豊富で安価に入手し得る天然
ゴムを独特の方法により加工しチューインガムベースに
利用することにより、チューイングの際の軟化特性およ
びチューインガムの香味の持続性等を向上させるチュー
インガムベースが提供される。更に本発明によれば、天
然ゴムを独特の方法により加工して得られる解重合生成
物と、別に天然ゴムを練成して粘度を低下させた天然ゴ
ムとの双方をチューイング基材に混合することにより、
チューイングの際の軟化特性およびチューインガムの香
味の持続性等を同様に向上させるチューインガムベース
が提供される。
[実施例] 以下に実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本
発明は以下の実施例にのみ限定されるものではない。
オゾンによる  ゴム解重A物の ゛1天然ゴム固型物
40g「を塩化メチレン2001mlに溶解させ、これ
を800 mlのメタノール中に室温にて加え、この溶
液を一26℃で所定時間(120時間)冷却した。オゾ
ン化反応は、通常(市販)のオゾン発生装置で得られる
オゾンを、天然ゴムに対して80モル%の割合にて30
分間吹き込むことにより行った。その後、オゾン化反応
によって得られたオシニドの還元反応を行い、水、溶媒
を除去して天然ゴム解重合生成物(オリゴマ)を得た。
素練りゴムの製造 シート状の天然生ゴム500 grを5m11間隔に調
整した2本のローラにかけ、約180分間練成して、ム
ーニー粘度14()11,1.100℃)まで粘度低減
した素練り天然ゴムを得た。
チューインガムベースの製造 第1表に示す配合量に従い、各原料をステンレスカップ
により秤量し、130℃のオーブン中で完全に溶解させ
、混合後に冷却して第1表に示す実施例1〜3および比
較例1〜2のガムベースを得た。
第1表 腹分 解重合生成物 素練りゴム #酸ビニル樹脂 エステルガム ポリイソブチレン マイクロワックス モノグリセライド ガムベース 実施1111     実施l1I2 26x9χ 14 824 9 723 318 1 実施1i13 26% 炭酸カルシウム   8   12   10合計  
     100χ  1oox   1ooxガムベ
ース 訂        比較例1    比ff1lt12
解重合生成物 素練りゴム     11χ 酢酸ビニル樹脂  2528% エステルガム    910 ポリイソブチレン 2427 マイクロワックス 1820 モノグリセライド  11 炭酸カルシウム  1214 合計       100χ  100χチユーインガ
ムの製造 各ガムベース100 gr、粉糖300 gr、ブドウ
糖30gr、水飴70g「、グリセリン2(lr並びに
ペパーミントオイル香′PJ5qrをミキサーに入れて
約10分間混練し、圧延裁断して、第1表の各々のガム
ペニスからチューインガムを製造した。
宣JLilL価 前記したようにして製造したチューインカムを約5分間
チューイングして、第2表に示す調査項目と評価基準に
従って常法通り官能評価し、第2表に示す結果を得た。
旺j口止旦* 弾性 滑かさ 樹脂感 中間硬さ 後半硬さ 香味持続性 総合評価 旺」口1旦* 弾性 滑かさ 樹脂感 冥II!II    KIFA2 5 4 4 5 5 5 30    28 ±2−4.乙tみ 比1例1    比■2 3 3 3 中間硬さ     、4 後半硬さ      4 香味持続性     3 総合評価     21 評価基準 5点:優れている 4点:やや優れている 3点:普通 2点:やや劣る 1点:劣る *評価項目 弾性: 過剰または不足しない適当な 弾性を有するかどうか、 口腔内におけるかみかすの生 地が滑かかどうか、 心地良く歯がくい込む樹脂感 があるかどうか、 糖分が抜けるとき極端にチク スチャーが軟化しないかどう か、 滑かさ: 樹脂感: 中間硬さ: 後半硬さ二 糖分が抜けた後に長くチューイングしてい
ても軟化しない かどうか、 香味持続性:′@分が抜けた後も香味が長く持続するか
どうか。
第2表の結果から、第1表に示した本発明によるガムベ
ースを使用して製造した実施例1〜3のチューインガム
は、比較例1・〜2と比較すると、総合評価において相
当優れたものとなったことが分る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)天然ゴムをオゾンにより低分子化させて得られる
    解重合生成物(オリゴマ)と必要に応じて添加する素練
    り天然ゴムとの組合せよりなる天然ゴム成分2〜60%
    と、チューインガム基礎剤98〜40%とからなること
    を特徴とするオゾンによる天然ゴム解重合物を含有する
    チューインガムベース。
  2. (2)解重合生成物が、溶剤等により微粒子状態にした
    固型物またはラテックス状の天然ゴムに対し、オゾンを
    5〜120モル%の割合で吹き込むことにより得られる
    解重合生成物である請求項1記載のチューインガムベー
    ス。
  3. (3)素練り天然ゴムが、ムーニー粘度として10〜3
    5(ML_I_+_4100℃)の粘度を有する素練り
    天然ゴムである請求項1記載のチューインガムベース。
  4. (4)天然ゴム成分が、天然ゴム解重合生成物60〜1
    00%と素練り天然ゴム40〜0%とからなる請求項1
    記載のチューインガムベース。
JP1246374A 1989-09-25 1989-09-25 オゾンによる天然ゴム解重合物を含有するチューインガムベース Pending JPH03112449A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6396551B1 (en) 1999-03-30 2002-05-28 Funai Electric Co., Ltd. Box structure for TV-VCR combo

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6396551B1 (en) 1999-03-30 2002-05-28 Funai Electric Co., Ltd. Box structure for TV-VCR combo

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