JPH03110453A - ラベル検査装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数枚のラベルを収納する収納部から一枚毎
に取り出されて物品に装着されるラベルの良否を検査す
るためのラベル検査装置に関する。

〔従来の技術〕

例えば、物品としての粗状や缶状の容器に収納された各
種製品においては、製品が連続搬送される加工ライン上
で、熱収縮チューブ等を利用して形成したラベルを外周
部に嵌め込むようにしているが、このラベルをラインに
供給する際に、予め設定枚数分のラベルをマガジン等の
収納部に収納した状態でライン上のラベル装着装置にセ
ットし、容器の供給タクトに応じて、一枚毎取り出して
容器外周に嵌め込むようにしている。

従って、ラベルが予め一枚毎にばらばらな状態で複数枚
が収納されていることから、ラベルの天地が逆になって
収納されていることがある。

このように、ラベルの天地が逆になっていると、ロット
単位で不良品として返品されることがあるため、ラベル
の天地が正常にセットされているか否かを加工ライン上
で検査するようにしている。

但し、従来では、ラベルの不良の有無を自動的に検査す
る装置が無いために、作業員が目視によって監視するよ
うにしていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、一般的に、ラベルの向き不良の発生率は
、例えば、１００枚中に一枚あるか無いかという極めて
低いものであり、常時、作業員が目視によって監視して
いたのでは、能率が悪く改善が望まれている。

本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、そ
の目的は、ラベルの良否を自動的に検査できるようにす
ることにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明によるラベル検査装置の特徴構成は以下の通りで
ある。

第１の特徴構成は、複数枚のラベルを収納する収納部か
ら一枚毎に取り出されて物品に装着されるラベルを一枚
毎に撮像する撮像手段と、その撮像手段の撮像情報と予
め設定された基準画像情報との差に基づいて前記ラベル
の良否を判別する判別手段とが設けられている点にある
。

第２の特徴構成は、前記基準画像情報が、前記撮像手段
によって前回撮像された画像情報である点にある。

〔作　用〕

例えば、加工ラインにおいては製品の供給タクトに応じ
て、ラベルは同一姿勢で順次供給されることになる。

従って、ラベルの天地が逆転していたり、異なるラベル
を撮像した画像情報と、正常な向きの適正なラベルを撮
像した基準画像情報との間には、差が生じることになる
。

そこで、第１の特徴構成では、収納部から一枚毎に取り
出されて物品に装着されるラベルを一枚毎に撮像して、
その撮像情報と予め設定された基準画像情報との差に基
づいてラベルの良否を判別させるのである。

ところで、収納部には複数枚のラベルが収納され、同一
ロット内では同じラベルが同−向きに収納されているこ
とになる。従って、一枚毎に取り出されるラベルに不良
がある場合には、ラベルの撮像画像が前回と今回とで異
なることになる。

そこで、第２の特徴構成では、前回撮像された画像情報
を基準画像情報として利用するのである。

〔発明の効果〕

もって、第１の特徴構成では、ラベルの不良を自動的に
検査できるに至った。

又、第２の特徴構成では、不良判別のための基準画像情
報を、例えば、検査対象となるラベルの種類に応じて複
数種用意する必要がないので、装置の運用が簡単になる
。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図に示すように、コンベヤ（１）上を設定間隔で連
続搬送される複数個の粗状の物品（２）の外周部に、筒
状に形成された熱収縮チューブ等を利用したラベル（３
）を一枚毎に嵌め込んで、熱源（４）によって加熱する
ことにより、熱収縮させてラベルを装着するようになっ
ている。

前記ラベル（３）は、複数枚を同−向きで収納する収納
部としてのマガジン（５）に収納された状態で、例えば
、前記製品（２）が搬送される前記コンベヤ（１）上に
設置され、そして、前記製品（２）の供給タクトに応じ
て、前記マガジン（５）から一枚毎に取り出されること
になる。

そこで、前記マガジン（５）から前記ラベル（３）が取
り出される毎に、撮像手段としてのＩＴＶカメラ（６）
で前記ラベル（３）を撮像させ、その撮像画像情報を、
判別手段としての画像処理用の制御装置（ア）に入力し
て、前記ラベル（３）の良否を自動的に判別させるよう
になっている。

尚、詳述はしないが、不良発生を判別した場合には、例
えば、そのロット内に不良品があることを記録させてお
き、後でチエツクすることになる。

前記ＩＴＶカメラ（６）の撮像情報に基づいて前記ラベ
ル（３）の良否を判別するための制御構成について説明
すれば、前記ラベル（３）が正常な向きで供給されてい
る場合を基準とすると、例えば、前記ラベル（３）の天
地が逆転していたり、異なる種類のラベル（３）が混入
していると、それら不良となるラベル（３）を撮像した
画像情報と、正常な向きで供給される適正なラベル（３
）の撮像画像、つまり、基準画像情報との間には差が生
じることになる。

そこで、第２図に示すように、前記ＩＴＶカメラ（６）
によって前回撮像した画像情報を基準画像情報として、
今回の撮像画像情報との差分を演算して、その差分が設
定閾値以上ある場合には、不良発生と判別させるように
しである。

但し、前記ＩＴＶカメラ（６）によって撮像されるラベ
ル（３）の撮像視野内における位置は、ラベル（３）そ
のものの製作誤差や供給タイミングの誤差等によって多
少ずれる虞れがある。

そこで、前記ラベル（３）を撮像する毎に、その撮像画
像情報を、例えば、撮像視野内において左右両方向又は
上下両方向に１画素乃至２画素分をずらした複数枚の基
準画像情報を作成して、次回の基準画像情報として記憶
させておく。

そして、次回には、記憶した複数枚の基準画像情報の夫
々と今回の撮像画像情報との差分を求めて、−回でも差
分の値が設定閾値より小さいものがあれば、良品と判別
し、全部の差分が前記設定閾値以上である場合には不良
であると判別させるようにしである。

尚、詳述はしないが、前記基準画像情報と今回の撮像情
報との差分の情報としては、例えば、前記ＩＴＶカメラ
（６）が撮像する一画面内における同一画素間の輝度レ
ベル同士の差分を求め、それら各画素における差分の総
和の値を画像間の差分に対応する値として用いることが
できる。

このように、撮像情報をそのまま用いて画像間の差分を
演算させるようにすると、ラベル（３）の形状やそれに
印刷される模様等の内容に無関係に良否を判別できるの
で、ＩＴＶカメラ（６）の撮像情報を、例えば、２値化
したり、特徴抽出等の画像処理を行って良否判別を行わ
せる場合よりも、処理を簡単に行えるので、構成の簡素
化並びに処理の高速化を図ることができる。

〔別実施例〕

上記実施例では、基準画像情報として、前回撮像した画
像情報を利用するようにした場合を例示したが、例えば
、予め正常なラベルを撮像した画像情報を基準画像情報
として記憶設定するようにしてもよい。

又、各部の具体構成は、本発明を適用する装置の構成に
応じて各種変更できる。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係るラベル検査装置の実施例を示し、第
１図は装置の概略構成を示す図面、第２図は制御作動の
フローチャートである。 （２）・・・・・・物品、（３）・・・・・・ラベル、
（５）・・・・・・収納部、（６）・・・・・・撮像手
段、（７）・・・・・・判別手段。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複数枚のラベル（３）を収納する収納部（５）から
   一枚毎に取り出されて物品（２）に装着されるラベル（
   ３）を一枚毎に撮像する撮像手段（６）と、その撮像手
   段（６）の撮像情報と予め設定された基準画像情報との
   差に基づいて前記ラベル（３）の良否を判別する判別手
   段（７）とが設けられているラベル検査装置。 ２、請求項１記載のラベル検査装置であって、前記基準
   画像情報が、前記撮像手段（６）によって前回撮像され
   た画像情報であるラベル検査装置。