JPS627589B2 - - Google Patents

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JPS627589B2
JPS627589B2 JP54028382A JP2838279A JPS627589B2 JP S627589 B2 JPS627589 B2 JP S627589B2 JP 54028382 A JP54028382 A JP 54028382A JP 2838279 A JP2838279 A JP 2838279A JP S627589 B2 JPS627589 B2 JP S627589B2
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area
histograms
histogram
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JP54028382A
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Hisao Goto
Juzaburo Mori
Toshihito Watanabe
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Daihen Corp
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Daihen Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は計算機を用いて二次元的なパターンの
自動検査を行なう方法に関するものである。
一般に生産ラインにおいては、製品または部品
の外観(形状、寸法、傷等)や製品に貼られたラ
ベル等の位置ずれ、或いはラベルや包装箱等に印
刷された文字や記号のミス、汚れまたは欠落、更
にはラインで混入した異物等の検査を行なう必要
がある。従来この種の検査を自動的に行なう目的
で、1次元イメージセンサで被検査パターンを走
査して得た被検査画像と基準パターンを走査して
得た基準画像とを比較して被検査パターンの良否
の判定を行なうようにした方法が種々提案されて
いる。従来提案されているこの種の方法は、画像
の処理方法によつて3つの方法に分けることがで
きる。その第1の方法は、基準画像と被検査画像
の各絵素のデータをそのまま用いて全ての絵素に
ついて記憶内容を比較する方法であり、この方法
は、被検査物のパターンの変更に容易に対応でき
るという特長がある。しかしこの方法では扱うデ
ータ量が著しく多くなるため処理時間が非常に長
くかかり、生産ラインで用いるには不向きであ
り、一般に実用化されるには至つていない。第2
の方法は、基準画像及び被検査画像を2値化して
白または黒の面積を算出し、両画像の面積の差を
偏差として判定基準に用いる方法である。この方
法によれば、扱うデータ量は減少するが、被検査
パターンによつては、基準パターンと相違する部
分があつても白または黒の部分の面積の総計が基
準パターンと同一になることがあり、このような
場合被検査パターンの良否の判定を誤ることにな
る。また第3の方法は、画像の垂直または水平方
向のいずれかの方向に対して白または黒の部分の
面積の分布を示すヒストグラムを作成して、基準
画像のヒストグラムと被検査画像のヒストグラム
とを重ね合せて比較する方法であり、処理時間を
短縮できるものであるが、この方法でも、被検査
パターンによつてはその一部が異なつてもヒスト
グラムに差が現われないことがあり、上記第2の
方法の場合と同様に判定を誤ることがあつた。こ
のように従来提案されている方法はいずれも一長
一短があり、速応性に欠けたり信頼性が低くかつ
たりする面があるため、完全に実用に供されてい
るものは殆んどないといつてよいのが実情であ
る。
本発明の目的は、速応性を高め、しかも判定の
精度を十分に高くすることができるようにしたパ
ターン自動検査方法を提案することにある。
本発明の方法は、基本的には、基準となる対象
物及び被検査対象物をそれぞれ一次元イメージセ
ンサで走査して得た像を2値化して白または黒の
絵素からなる基準画像及び被検査画像(2値化画
像)を得、これらの画像に含まれる基準パターン
及び被検査パターンのヒストグラムを作成して両
パターンのヒストグラムを重ね合せて比較する方
法である。
本発明において基準パターンと被検査パターン
とのヒストグラムの比較を行なうに当つては、ヒ
ストグラムの面積を単純に比較するのではなく、
両パターンのヒストグラムを重ね合せたときの両
ヒストグラムの一致していない部分の間の面積を
算出し、この面積を基準パターンと被検査パター
ンとの間の相違度とするが、この相違度を算出す
る過程においては、重ね合せたヒストグラムの相
対位置を軸方向に一定長さずつ前後にずらしてヒ
ストグラムの不一致部分の間の面積を算出する過
程をこの面積の最小値が求まるまで繰り返し、こ
の最小値をヒストグラムの相違度とする。このよ
うにすると、検出感度が高くなり過ぎるのを防止
してより適確な検査を行なわせることができる。
以下図面を参照して本発明の方法を詳細に説明
する。
第1図を参照すると、本発明の検査方法を実施
する装置の概略構成が示されており、同図におい
て1はパターン自動検査装置本体、2は被検査対
象物3,3,……を搬送するコンベア、4は検査
装置本体1内の電源にコードを介して接続さ
れて検査位置にある被検査対象物3を照明する照
明装置、5はコードを介して検査装置本体1
に接続された位置検出センサである。位置検査セ
ンサ5はコンベア2を間にして対向配置された投
光器5a及び受光器5bからなり、被検査対象物
3が検査位置に来たときにその端縁を検出して受
光器5bが位置検出信号(スタート信号)を発生
する。
6は被検査対象物3の被検査パターンを撮影し
て電気的な画像を得るカメラで、このカメラは、
第2図に示したように1次元イメージセンサ7
と、被検査パターン8の像をイメージセンサ7の
受光面7a上に結ばせる集光レンズ9と、イメー
ジセンサ7を駆動する回路10とを備えており、
このようなカメラとしては例えば半導体カメラの
名称で市販されているものを用いることができ
る。1次元イメージセンサ7は、走査に電子ビー
ムを用いない固体撮像素子で、自己走査機能を備
えており、シリコンの単一基板上にフオトダイオ
ードDPのアレイとMOSシフトレジスタの走査回
路とを集積したものである。第3図はこのイメー
ジセンサの等価回路を示したもので、同図におい
てDPは受光面上に一列に並べられたフオトダイ
オード、Cは各フオトダイオードDPに並列接続
されたキヤパシタンス、Dは各フオトダイオード
Pに直列に接続されたダイオード、RLは負荷抵
抗、COは出力キヤパシタンス、VTは直流電源、
SRはシフトレジスタである。このイメージセン
サにおいて、シフトレジスタSRにクロツクパル
スを1個与えると、シフトレジスタSRがフオト
ダイオードDP,DP,……の各回路に順次走査パ
ルスを与え、フオトダイオードDPのアレイを端
から順に自動的に走査する。各フオトダイオード
Pに直列に接続されているダイオードは、常時
逆バイアス状態にあり、走査パルスで走査を受け
た回路のダイオードDのみがONになつてキヤパ
シタンスCが電源VTの電圧まで充電される。光
の入射によつてフオトダイオードDPの導電率が
上がり、キヤパシタンスCから入射光束量に応じ
た電荷が放電してキヤパシタンスCの端子電圧が
低下する。1フレーム時間後に再びクロツクパル
スが与えられ、各フオトダイオードの回路に走査
パルスが与えられると、各キヤパシタンスCが再
充電されるが、このときキヤパシタンスに流れる
充電電流はキヤパシタンスCの端子電圧の低下
分、即ち入射光束量に比例し、この入射光束量に
比例した信号が連続パルス列の形で映像信号出力
Vとして取り出される。フオトダイオードは電
荷蓄積モードで動作するため、映像信号EVは光
の強さと繰り返し走査時間の積に比例した信号と
なる。現実に使用されているイメージセンサの一
例では、受光部の大きさが50μm×50μmのフオ
トダイオードが50μmの間隔で64個直線状に並べ
られ、2MHzまでの高速動作が可能になつてい
る。そして入射光束量に対する電気信号出力は直
線的である。
上記のようなイメージセンサ7を内蔵したカメ
ラ6をコンベア2上の被検査対象物に向けて配置
してコンベア2をイメージセンサ7の走査方向Y
と直角な矢印X方向に移動させ、一定周期のクロ
ツクパルスをシフトレジスタSRに与えると、被
検査物の全面の走査をして被検査物の画像を得る
ことができる。この場合画像の分解能はクロツク
パルスの周波数とイメージセンサのフオトダイオ
ードの数とにより定まる。本発明の方法では、例
えば、前例のようにフオトダイオードの数(1フ
レーム)を64とし、256個のクロツクパルスによ
り1フイールドを構成する。この場合1フイール
ドの絵素の総数は256×64個となる。
第4図を参照すると、本発明の方法を実施する
装置の電気的な構成がブロツク図で示されてお
り、第5図には検査装置本体1の操作表示パネル
部1aの構成が示されている。イメージセンサ7
から得られる映像信号EVの各パルスの波高値
は、各絵素の明暗に比例している。このイメージ
センサ7から得られる信号は、第4図に示すよう
に、2値化回路11に入力される。2値化回路1
1は、映像信号EVの各パルスをその波高値が一
定のスレーシヨールドンベル末満であるか以上で
あるかによつて白または黒のいずれかの信号に変
換するもので、2値化回路11の出力側に得られ
る映像信号EV′が表わす画像は、白または黒から
なり灰色部分のない2値化画像となる。2値化回
路11の出力EV′は検査装置本体1内に収納され
たマイクロコンピユータ12の入力回路13を通
して中央演算処理装置(CPU)14に入力され
ている。マイクロコンピユータ12にはまた、基
準画像を記憶させておく基準画像メモリ
(RAM)15と、被検査画像を記憶させておく被
検査画像メモリ(RAM)16と、両画像の比較
をするための演算を行なう際に用いられる演算用
メモリ(RAM)17と、プログラムを記憶させ
ておくプログラム用メモリ(ROM)18とが設
けられており、基準画像メモリ15及び被検査画
像メモリ16に記憶された基準画像及び被検査画
像はビデオ信号発生回路19及びブランキング回
路(メモリの像が入つていないアドレスに相応す
る部分を画面から消す回路)20を通して操作表
示パネル1aに設けられたモニタテレビ21に上
下に並べて表示されるようになつている。
操作表示パネル部1aにはまた、画像の分割の
しかたを切換える分割方法設定用切換スイツチ2
2と、基準画像と被検査画像との比較を行なう際
の処理方法を切換える比較処理方法設定用切換ス
イツチ23と、基準画像のヒストグラムと被検査
画像のヒストグラムとの間の偏差の許容値を設定
する許容偏差設定用デジタルスイツチ24と、偏
差の書込みを指示する偏差書込み用押ボタンスイ
ツチ25と、画像を複数の領域に分割する場合に
分割位置を指定する分割領域位置設定用デジタル
スイツチ26と、偏差の読出を指示する偏差読出
用押ボタンスイツチ27と、押ボタンスイツチ2
7が押されたときにデジタルスイツチ26により
指定された領域の偏差を表示する発光ダイオード
(LED)からなるデジタル表示器28とが設けら
れ、これらのうち、画像分割方法設定用切換スイ
ツチ22、比較処理方法設定用切換スイツチ2
3、許容偏差値設定用デジタルスイツチ24、偏
差書込み指示用押ボタンスイツチ25及び分割領
域位置設定用デジタルスイツチ26により与えら
れる指示の内容は入力回路29を介して中央演算
処理装置14に入力されている。また偏差値表示
用のデジタル表示器28は、中央処理装置14に
出力回路30を介して接続され、押ボタンスイツ
チ27が押されたときにデジタルスイツチ26で
指定された領域の偏差を%で表示するようになつ
ている。操作表示パネル1aには更に、検査した
全数量、良品の数量及び不良品の数量をそれぞれ
表示するLED表示部31乃至33を有するカウ
ンタ34が設けられ、このカウンタは中央演算処
理装置14に出力回路35を介して接続されてい
る。カウンタ34の表示部の下方にはカウンタリ
セツトボタン36が設けられ、このボタンの側方
には基準画像メモリ15及び被検査画像メモリ1
6の内容等のクリアをするシステムリセツトボタ
ン37が設けられている。またカウンタ34の表
示器の上方には、被検査対象物が良品であるとき
及び不良品であるときにそれぞれ点灯する良品表
示灯38及び不良品表示灯39が設けられ、モニ
タテレビ21の下方にはコンベア2の起動を行な
わせる押ボタンスイツチ40及びコンベア2を停
止させる押ボタンスイツチ41が設けられてい
る。またこれらの押ボタンスイツチの下方には電
源スイツチ42と、電源が投入されているときに
点灯する電源表示灯43とが設けられている。
次に上記の装置を用いて行なうパターン自動検
査方法の全体の流れを説明するが、以下の説明で
はイメージセンサの走査方向(画面の縦方向)を
y軸方向とし、コンベア2の移動方向(画面の横
方向)をx軸方向とする。
検査を開始するに当つては先ず、電源スイツチ
42をオンにし、システムリセツトスイツチ37
を押してメモリ15,16等をクリアする。次に
検査する対象物に応じて1画像を如何に分割する
かを決定する(第6図のステツプa)。即ち、検
査精度を向上させるためには、画面の全体をその
まま比較するのではなく、基準画像と被検査画像
とをそれぞれ同じ方法でn個の領域に分割して、
両画像のn個の領域のうち対応するm個(m≦
n)の領域を被検査領域として各検査領域毎に画
像の比較をすることが望ましい。本実施例におい
てこの画像の分割を行なうに当つては、撮像した
画像において検査すべきパターンの先端と後端と
を検出し、その先端と後端との間の領域を検査対
象物に最適と思われる方法で分割する。このよう
に検査すべきパターンの先端と後端とを検出して
分割するようにすると、基準画像と被検査画像と
を常に正確に対応させることができるため、被検
査対象物の位置決め(位置検出センサ5が発生す
る位置検出信号の発生位置)が多少ずれている場
合でも検査を正確に行なわせることができる。本
発明の実施例では、画像の分割方法として、自動
分割、指定分割及び一定分割の3種類の方法が用
意されている。これらの方法について説明すると
下記の通りである。
(イ) 自動分割法 この分割法は、第7図aに示すように、文字
A,B,Cのような個々に独立した単位パター
ンが間隔をおいて配置されているような被検査
パターンを検査する場合に好適な分割法で、各
単位パターンの先端(図示の例では左端)と後
端(図示の例では右端)とをそれぞれ検出して
各単位パターンの先端と後端との間の領域を検
査領域とする。図示の例ではこの方法でパター
ン全体が含まれる領域が5個の領域b1〜b5に分
割され、A,B,Cの各文字を含む3個の領域
b1,b3及びb5が検査領域となる。尚この方法は
パターンが連続している場合には、単位パター
ンの先端及び後端の検出ができないので適用で
きない。
(ロ) 指定分割法 この分割法は、第8図aに示したように、撮
像した画像(モニタテレビに写し出される画
像)から検査すべきパターンの先端Lと、後端
Rとを検出し、先端L及び後端Rの間の領域
を、指定した位置で適宜の数に分割する方法で
ある。図示の例では、パターンの先端Lと後端
Rとの間の領域を文字AとBと間の部分でb1
びb2の領域に分割し、これらの両領域を検査領
域としている。分割位置は、画像に含まれるパ
ターン全体の左端を0%、右端を100%として
デジタルスイツチ26により指定できるように
なつている。第8図aの例では領域b1とb2との
間の分割位置をパターンの左端から30%の位置
に指定している。この分割法は、被検査パター
ンが連続した図形や模様等であつて部分的に検
査の重要度が高い場合に好適であり、重要度の
高い領域の面積を小さく設定しておけば、その
領域について特に詳しく検査することができ
る。第8図aに示した例では、領域b1を領域b2
よりも詳しく検査することができる。
(ハ) 一定分割法 この分割法は、検査すべきパターン全体の先
端Lと後端Rとの間の領域を予め定められた分
割数に等分する方法で、分割位置はパターンの
左端を0%として分割数に応じて%で指定され
る。第9図aに示した例ではパターンの先端と
後端との間の領域が25%、50%及び75%の位置
でb1〜b4の検査領域に4等分されている。
上記した分割方法の指定は、分割方法設定用切
換スイツチ22とデジタルスイツチ26とにより
行なわれる。即ち、自動分割法による場合には、
切換スイツチ22を「自動」側に切換えると、こ
のスイツチによる指令が入力回路29を通して中
央演算処理装置(CPU)14に与えられ、CPU
14は後記するフローチヤートに従つて各単位パ
ターンの先端と後端とを検出して自動分割を行な
う。次に指定分割法による場合には切換スイツチ
22を「一定」側に切り換えた上でデジタルスイ
ツチ26により分割位置を%で指定する。この場
合デジタルスイツチ26により与えられた信号は
入力回路29を介してCRU14に入力され、
CPU14は後記するフローチヤートに従つて指
定分割を行なう。また一定分割法による場合に
は、切換スイツチ22を「一定」側に切り換えて
デジタルスイツチ26を0%に設定しておく。本
実施例ではこの場合パターンの先端と後端との間
の領域を第9図に示したように4等分するように
なつている。
上記のようにして分割方法を設定した後、パタ
ーンの比較方法を決定する(第6図のステツプ
b)。前述のように、本発明では、基準画像と被
検査画像のパターンを比較するに当り、一つの軸
方向のヒストグラムのみを比較する方法(以下1
軸法という。)でもまた2つの異なる軸方向のヒ
ストグラムを比較する方法(以下2軸法とい
う。)でも検査を行なえるようになつている。検
査精度を或程度犠性にしてよい場合、或いは被検
査対象物の性格上一つの軸方向のヒストグラムの
みでも検査精度を高めることができる特別の場合
には、処理時間を短くできる点で一軸方向のヒス
トグラムのみで比較を行なつた方が有利である。
このパターンの比較方法の設定は、比較処理方法
設定用切換スイツチ23を「1軸法」または「2
軸法」に切換えることにより行なわれ、このスイ
ツチにより与えられた指令は入力回路29を通し
てCPU14に与えられる。CPU14は後述のフ
ローチヤートに従つて作成されたプログラムによ
つていずれかの方法でパターンの比較処理を行な
う。
パターンの比較処理方法を決定した後、コンベ
ア2を起動させて検査の基準とすべき被検査対象
物を撮像し、基準画像のデータを取り込む(第6
図のステツプc)。このデータの取り込みは、位
置検出センサ5が信号を発生すると同時に開始さ
れ、256個のクロツクパルスが与えられた時点で
終了する。カメラ6から得られた像は2値化回路
11により黒または白の絵素からなる2値化画像
に変換され、この2値化画像はモニタテレビ2
1の画面の上方に表示される(第6図d)。次に
オペレータはこのテレビ画面の像を見て基準画像
として適当か否かを判断し(第6図e)、もし基
準画像として不適当な場合には、基準となるべき
被検査物の変更や、照明の具合の調節等の必要な
処置を行なつた後システムリセツトスイツチ37
を押してメモリ15を再度クリアしてから基準画
像のデータを取り込む(第6図のステツプf)。
モニタテレビ21上に表示された基準画像が適当
な場合には、被検査物の中から正常と思われるも
のをコンベア2上に配置し、前記と同様にしてそ
の画像データを取り込む。この正常な被検査物の
2値化画像はモニタテレビ21の画面の下方に
表示される(第6図のステツプg)。尚カメラ6
から与えられる画像信号を基準画像とすべきか否
かは、オペレータの判断により行ない、画像デー
タの起動は位置検出センサ5の出力信号により行
なう。即ち、システムリセツトスイツチ37が押
された後最初に発生した位置検出センサの出力に
より走査を開始して得た画像のみが基準画像とし
て基準画像メモリ15に記憶され、その後に発生
する位置検出センサの出力により走査を開始して
得た画像は被検査画像として被検査画像メモリ1
6に記憶される。基準画像メモリ15の内容はシ
ステムリセツトスイツチ37が再び押されるまで
保持され、従つてモニタテレビ21上の基準画像
もシステムリセツトスイツチ37が押されるまで
保持される。被検査画像メモリ16の内容は、位
置検出センサ5の出力が発生して新たな被検査画
像のデータが入力される毎に書き変えられ、モニ
タテレビ21上の被検査画像もその都度新たな被
検査画像と入れ換わる。
次にCPU14は、2値化された基準画像及び
被検査画像のそれぞれから検査すべきパターン
(前述の例ではA,B,Cの3つの文字)の先端
と後端とを検出し、検出した先端と後端との間の
領域を指定された方法で複数の検査領域に分割す
る(第6図のステツプh)。この分割を行なう場
合、パターンの先端と後端との検出は、2値化画
像のx軸方向に対して作成したパターンの面積の
ヒストグラムを用いて行なう。例えば自動分割を
行なう場合には第7図aに示すような2値化画像
に対して同図bに示すように各単位パターンの面
積のx軸方向ヒストグラムHx1,Hx2及びHx3
作成する。この場合、パターンの面積のとり方と
しては白の部分の面積をとる方法と黒の部分の面
積をとる方法とが考えられるが、黒地に白抜きで
パターン例えば白色の文字が現われるような特別
な場合を除いて黒の面積をとるのが好ましい。第
7図bに示すようなヒストグラムを作成した後、
ヒストグラムHx1,Hx2及びHx3のそれぞれの先
端Lと後端Rとを検出して検査すべき領域を検査
領域b1,b3及びb5に分割する。また指定分割の場
合には、第8図bに示すようにヒストグラムHx1
の先端LとヒストグラムHx3の後端Rとを検出し
て、先端Lを基準として指定された位置で先端L
と後端Rとの間の領域を検査領域b1とb2とに分割
する。同様に、一定分割の場合には、第9図bに
示すようにヒストグラムHx1の先端Lとヒストグ
ラムHx3の後端Rとを検出して先端Lと後端Rと
の間の領域を4等分する。
尚上記のようなヒストグラムは、2値化回路の
出力から黒のパルス数を計数するか、または基準
画像メモリ及び基準画像メモリの内容から黒の絵
素を記憶しているアドレスを計数することにより
作成できる。
画像を分割した後、CPUは、所定のプログラ
ムに従つて、1軸法または2軸法で各検査領域毎
に基準画像と被検査画像とのヒストグラムの比較
を行なわせる(第6図のステツプl)。この比較
処理の方法について第10図乃至第15図を参照
して説明する。
先ず1軸法で比較処理する場合には、基準画像
及び被検査画像の各検査領域に含まれるパターン
の面積の1つの軸方向のヒストグラムを比較す
る。本実施例では画像を分割するために既にx軸
方向ヒストグラムが作成されているので、このx
軸方向ヒストグラムを各検査領域毎に比較する。
また2軸法による場合には、y軸方向のヒストグ
ラムも作成して、x軸方向とy軸方向の両ヒスト
グラムを比較する。第10図は、検査領域に文字
Aが含まれている場合を例にとつてx軸方向及び
y軸方向のヒストグラムHx及びHyを示してい
る。
基準画像及び被検査画像の各検査領域のヒスト
グラムの比較を行なうに当つては、先ず比較すべ
き2つのヒストグラムの中心を合せて両ヒストグ
ラムを重ね合せ、両ヒストグラムの一致していな
い部分の間の面積を算出する。次いで両ヒストグ
ラムの相対位置を軸方向の前後に一定長さずつず
らして同じように不一致部分の間の面積を算出す
る。そしてこの操作を不一致部分の間の面積の最
小値が求まるまで繰り返し、この最小値を両ヒス
トグラムの相違度とする。例えば、基準画像の或
検査領域に含まれる基準パターンのx軸方向ヒス
トグラムHxsが第11図aに示す通りである場合
において、被検査画像の対応する被検査領域に含
まれる被検査パターンのx軸方向ヒストグラム
Hxが同図bに示す通りであつたとした場合、こ
れらのヒストグラムを比較するには、先ず同図c
に示すように両ヒストグラムの中心位置x0を重ね
合せて両ヒストグラムの一致していない部の間の
面積(第11図cに斜線を施して示した部分の面
積)sx0を算出する。次いで両ヒストグラムの相
対位置をx軸の例えば右方向に一定長さずつずら
して各重ね合せ位置で同じように両ヒストグラム
の不一致部分の間の面積sx1,sx2……を算出し、
算出された面積が最小値であることが確認される
までこの操作を繰り返す。次に両ヒストグラムの
相対位置をx軸の左方向に一定長さずつずらして
各重ね合せ位置で同じように両ヒストグラムの不
一致部分の間の面積sx1′,sx2′……を算出し、算
出された面積が最小値であることが確認されるま
でこの操作を繰り返す。そしてsx0,sx1,sx2
……,sx1′,sx2′,……の中から最小のもの、
sxminを選んでx軸方向ヒストグラムの相違度と
し、この相違度を良否の判定資料とする。1軸法
により良否の判定を行なう場合には、例えばこの
面積の最小値sxminを基準パターンのx軸方向ヒ
ストグラムHxsの全面積Sで除して、偏差dx=
(sxmin/S)×100(%)を求め、その偏差dxを
予め設定しておいた許容偏差d0と比較すればよ
い。
2軸法により比較を行なう場合には、上記と全
く同様にして基準パターンと被検査パターンのy
軸方向ヒストグラムを重ね合せて位置をずらしな
がら比較し、両パターンのヒストグラムの不一致
部分の間の面積syの最小値syminを相違度として
算出してこの面積syminをも判定の資料とする。
この場合の判定のしかたとしては例えば、x軸方
向ヒストグラムの相違度を示す面積sxminとy軸
方向のヒストグラムの相違度を示す面積syminと
を比較して大きい方、max(sxmin、symin)を
ヒストグラムの全面積S(x軸方向ヒストグラム
とy軸方向ヒストグラムの全面積は等しい。)で
除して偏差d={max(sxmin、symin)/S}×
100(%)を求め、この偏差dを許容偏差d0と比
較する方法をとればよい。尚良否の判定はヒスト
グラムの不一致を示す面積の最小値sxmin、
syminをそれぞれ基準値と比較することによつて
も行なうことができるが、この場合はx軸方向及
びy軸方向の双方に対して基準値を設定しておく
必要がある。これに対し上記した偏差により良否
の判定を行なう場合には、x軸及びy軸の両方向
のヒストグラムに対して共通の許容偏差を設定で
きるので扱いが容易となる。以下の説明では、偏
差を用いて良否の判定を行なうものとする。
上記のように基準パターンのヒストグラムと被
検査パターンのヒストグラムとを比較する場合
に、両ヒストグラムの相対位置をずらしながら不
一致部分間の面積を算出してこの面積の最小値を
求め、この最小値を判定の資料として用いるよう
にすると、基準パターンのヒストグラムと被検査
パターンのヒストグラムとの重ね合せが多少ずれ
ている場合でも適確な相違度を求めることがで
き、また被検査パターンに許容できる欠陥がある
場合に必要以上に大きな相違度を算出して不良品
と判定するといつた不都合をなくすことができ
る。したがつて目視による検査に近いより適確な
検査を行なわせることができる。
更に、上記のように不一致部分間面積の最小値
を判定資料にすると、基準となる対象物を走査す
る速度と被検査対象物を走査する速度との間に差
が生じた場合の誤差を少なくすることができる。
一例として或基準対象物を速度V0で走査した場
合に第13図aに示すような基準パターンのヒス
トグラムが得られたとする。ここで判り易くする
ため極端な場合を考え、同じパターンを含む被検
査対象物を50%低い速度0.5V0で走査したとする
と、得られる被検査パターンのヒストグラムは第
13図bに示すように同図aのヒストグラムをx
軸方向に1.5倍に引伸ばした形になる。ここで先
ず、第14図に示したように、第13図a及びb
の両ヒストグラムを、中心位置x0を合せて重ねた
とすると、不一致部分間の面積は、7.5×20+7.5
×10=225〔mm2〕となる。これに対し、第15図
に示したように、不一致部分間面積が最小になる
ように重ねた場合、不一致部分間面積は2.5×10
+15×10=175〔mm2〕となり、第14図の場合に
比べて小さくすることができる。即ち、基準パタ
ーンのヒストグラムと被検査パターンのヒストグ
ラムとを、不一致部分間面積を最小にするように
重ね合せることにより、走査速度の変動(コンベ
ア2の移動速度の変動)による誤差を少なくする
ことができる。
2軸法により基準パターンと被検査パターンと
の比較処理を行なうと、1軸法では判定できない
被検査パターンの良否をも判定できる。例えば基
準パターンPsが第12図aに示すような場合に
被検査パターンPiが同図bに示す通りであつたと
すると、両パターンのx軸方向ヒストグラムHxs
及びHxには差が現われないが、y軸方向ヒスト
グラムHys及びHyには明瞭な差が現われる。
上記のようにして行なわれるパターンの比較処
理は、各検査領域ごとに行なわれ、各検査領域ご
とに基準パターンと被検査パターンとの偏差が算
出される(第6図のステツプj)。
全ての検査領域の偏差が算出された後、許容偏
差が既に設定されているか否かの判定が行なわれ
る(第6図のステツプk)。最初はこの許容偏差
の設定が行なわれていないので、次に第6図のス
テツプlに進み、ステツプjで算出された各検査
領域毎の偏差を続み出す。オペレータはこの読み
出されたデータに基いて良品のバラツキによる偏
差のバラツキの範囲を示すデータをとる(第6図
のステツプm)。良品の偏差のバラツキ範囲を知
るために十分なデータが得られていないと判断さ
れた場合(第6図のステツプn)には再びステツ
プfに戻り、正常な被検査物の画像データを取り
込む。以下ステツプg〜nを繰り返し、良否の偏
差のバラツキ範囲を示すのに十分なデータが得ら
れたときに、得られたデータに基いて各検査領域
ごとに許容偏差を設定する(第6図のステツプ
o)。この許容偏差の設定は、操作パネル1aの
偏差設定用デジタルスイツチ24と偏差書込み用
押ボタンスイツチ25とにより行なわれる。許容
偏差の設定を行なつた後、被検査物の画像データ
を取り込み(第6図のステツプp)、第6図のス
テツプgに戻る。以下ステツプh〜kを順次行な
い、ステツプkでは、既に許容偏差が設定されて
いるので、ステツプqへと進む。ステツプqで
は、すべての検査領域について基準パターンと被
検査パターンの偏差を許容偏差と比較し、すべて
の検査領域で偏差が許容偏差以下の場合にその被
検査物が良品であることを示す良品信号を出力す
る(第6図のステツプr)。この良品信号が出力
されると操作表示パネルの良品表示灯38が点灯
し、またカウンタ34の良品数量表示部32に表
示される計数値が1つ増加する(第6図のステツ
プs)。またステツプqにおいていずれかの検査
領域で偏差が許容偏差より大きい場合には被検査
物が不良品であることを示す不良品信号を出力す
る(第6図のステツプt)。この不良品信号が出
力されると、不良品表示灯39が点灯するととも
に、カウンタ34の不良品数量表示部33の計数
値が1つ増加する(第6図のステツプu)。カウ
ンタの全数量表示部31の計数値は、良品信号ま
たは不良品信号が出力されるごとに1つ増加し、
検査を行なつた被検査物の全数量を表示する(第
6図のステツプv)。また不良品信号が出力され
たときには不良品をコンベアから除去するための
信号が出力される(第6図のステツプw)。
良品信号または不良品を除去するための信号が
出力された後、再びステツプpに戻り、次の被検
査物の画像データを取り込んで上記と同様の検査
を繰り返す。
次に、第16A図乃至第16E図を参照する
と、上記実施例の検査方法を実施するために用い
るコンピユータのプログラムを作成するためのフ
ローチヤートが示されている。第16A図におい
てaの部分は基準画像のデータを入力してx軸方
向ヒストグラムを作成する過程であり、bの部分
はx軸方向ヒストグラムからパターンの先端と後
端とを検出して指定された方法で基準画像を分割
し、各検査領域のx軸方向ヒストグラムの中心位
置を求める過程である。
第16B図においてcの部分は比較処理方法が
1軸法か2軸法かを判断して2軸法の場合に基準
画像のy軸方向ヒストグラムを各検査領域毎に作
成し、各ヒストグラムの中心位置を求める過程で
ある。またd及びeの部分は被検査画像のデータ
を入力して指定された分割法で画像を分割し、各
検査領域のx軸方向ヒストグラムの中心位置を求
める過程である。
第16C図において、fの部分は比較処理方法
が1軸法か2軸法かを判断して2軸法による場合
に被検査画像のy軸方向ヒストグラムを各検査領
域毎に作成し、各ヒストグラムの中心位置を求め
る過程である。またg及びhの部分は、基準画像
と被検査画像の第1の検査領域のx軸方向ヒスト
グラムを重ね合せて位置をずらしながら両ヒスト
グラムの一致していない部分の間の面積の最小値
sxminを算出し記憶させる過程である。
第16D図において、iの部分は、比較処理方
法が1軸法か2軸法かを判断して2軸法による場
合に基準画像と被検査画像の第1番目の検査領域
のy軸方向ヒストグラムを中心を合せて重ね合せ
位置をずらしながら両ヒストグラムの不一致部分
の間の面積の最小値syminを算出する過程であ
り、jの部分は各検査領域について算出した面積
の最小値sxmin及びsyminのうち大きい方に基い
て偏差dを算出する過程である。またkの過程
は、すべての検査領域について偏差dの算出が終
了したか否かを判断して終了していない場合には
前記gの過程に戻り、終了している場合には次の
過程lに進むことを指示する過程である。そして
lの過程は、各検査領域ごとに算出された偏差を
許容偏差と比較して判定を行なう過程である。
上記の実施例では、ヒストグラムの比較を行な
う場合に、最初に比較しようとする2つのヒスト
グラムの中心を合せて重ね合せるようにしたが、
最初に先端または後端を合せて重ね合せてその後
一方向にずらしていくようにしてもよい。但し、
最初に先端または後端を合せた場合には、各検査
領域に含まれるパターンの先端部または後端部に
欠陥がある場合に最小値が求まるまでに時間がか
かる傾向がある。
上記実施例では、x軸方向及びy軸方向のヒス
トグラムを作成して比較したが、x軸方向または
y軸方向だけの1軸法であつてもよく、さらに2
軸法による場合、2つの軸は相互間に角度をもつ
た異なる軸であればよく、x軸及びy軸以外の軸
を基準にとるようにしてもよい。
上記の実施例では、画像に含まれるパターン全
体の先端と後端とを検出して検出した先端と後端
との間の領域を複数の検査領域に分割するように
したが、検査すべきパターンが1つの文字だけで
あるような場合には、パターン全体の先端と後端
とを検出して検出した先端と後端との間の領域を
そのまま検査領域としてもよい。
次に第17図を参照すると、本発明の方法の応
用例を種々示してある。即ち同図aは被検査物の
印刷もれや汚れを検査する場合であり、同図bは
ラインに異物(図示の例では印刷された文字が異
なる箱)が混入しているのを検査する場合であ
る。また同図cは錠剤等のパツクの検査(錠剤の
不足、錠剤の欠け等)を行なう場合であり、同図
dはカメラを水平方向に配置して製品に印刷され
た文字や汚れを検査する場合である。更に同図e
は被検査物をターンテーブルTに載せて検査する
場合で、びんや円筒体のような物の検査を行なう
場合である。また同図fはびんに貼られたラベル
の位置ずれを検査する場合である。
以上のように、本発明によれば、基準パターン
と被検査パターンとについてx軸方向若しくはy
軸方向の1軸方向だけのヒストグラムまたは異な
る2つの軸方向のヒストグラムを作成して、これ
らのヒストグラムを重ね合せて比較する際に、重
ね合せる位置をずらしながらヒストグラムの不一
致部分の間の面積が最小値を示す位置をさがして
この最小値をヒストグラムの相違度とするので許
容できる欠陥を敏感に検出して不良品と判断する
ような不都合をなくすことができ、目視による検
査に近いより適確な検査を行なわせることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施する装置の外観を
示す斜視図、第2図は本発明の方法においてカメ
ラで被検査物を撮像している状態を示す説明図、
第3図は本発明の方法で用いるイメージセンサの
構成を示す回路図、第4図は本発明の方法を実施
する装置の概略構成を示すブロツク図、第5図は
本発明を実施する装置の操作表示パネルの構成を
示す正面図、第6図は本発明の一実施例の流れを
示すフローチヤート、第7図a,bは自動分割法
による画像の分割のしかたを説明する説明図、第
8図a,bは指定分割法による画像の分割のしか
たを説明する説明図、第9図a,bは一定分割法
による画像の分割のしかたを説明する説明図、第
10図は被検査パターンのx軸方向及びy軸方向
ヒストグラムを示す説明図、第11図a乃至cは
ヒストグラムの比較法を説明する線図、第12図
a,bは本発明により検査できる基準パターンと
被検査パターンをヒストグラムとともに示した説
明図、第13図a及びbはそれぞれ走査速度が異
なる場合の基準パターン及び被検査パターンのx
軸方向ヒストグラムを示す線図、第14図は第1
3図a及びbのヒストグラムを中心を合せて重ね
合せた状態を示す説明図、第15図は第13図a
及びbのヒストグラムを不一致部分間面積が最小
になるように重ね合せた状態を示す説明図、第1
6A図乃至第16D図は本発明で用いるコンピユ
ータのプログラムの一例を作成するためのフロー
チヤート、第17図a乃至fは本発明の種々の応
用例を示す斜視図である。 1……パターン自動検査装置本体、2……コン
ベア、3……被検査物、4……照明装置、5……
位置検出センサ、6……カメラ、7……イメージ
センサ、Ps……基準パターン、Pi……被検査パ
ターン、Hxs……基準パターンのx軸方向ヒスト
グラム、Hx……被検査パターンのx軸方向ヒス
トグラム、Hys……基準パターンのy軸方向ヒス
トグラム、Hy……被検査パターンのy軸方向ヒ
ストグラム。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基準となる対象物及び被検査対象物をそれぞ
    れ一次元イメージセンサで走査して得た像を2値
    化して白または黒の絵素からなる基準画像及び被
    検査画像を得、前記基準画像及び被検査画像にそ
    れぞれ含まれる基準パターン及び被検査パターン
    を比較して被検査対象物の良否の判定を行なう、
    下記のステツプを備えたことを特徴とするパター
    ン自動検査方法。 (イ) 前記基準パターンのヒストグラムを作成す
    る。 (ロ) 前記被検査パターンのヒストグラムを作成す
    る。 (ハ) 前記基準パターンの前記ヒストグラムと前記
    被検査パターンの前記ヒストグラムとを重ね合
    せて両ヒストグラムの一致していない部分の間
    の面積を算出する。 (ニ) 前記(ハ)のステツプで重ね合せた両ヒストグラ
    ムの相対位置を軸方向に一定長さずつ前後にず
    らして両ヒストグラムの一致していない部分の
    間の面積を算出するステツプを算出された面積
    の最小値が求まるまで繰り返し、該最小値を相
    違度として被検査物の良否の判定資料とする。 2 前記(ハ)のステツプにおいてヒストグラムを重
    ね合せる際には両ヒストグラムの中心位置を合せ
    て重ね合せることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項に記載のパターン自動検査方法。 3 基準となる対象物及び被検査対象物をそれぞ
    れ一次元イメージセンサで走査して得た像を2値
    化して白または黒の絵素からなる基準画像及び被
    検査画像を得、前記基準画像及び被検査画像にそ
    れぞれ含まれる基準パターン及び被検査パターン
    を比較して被検査対象物の良否の判定を行なう、
    下記のステツプを備えたことを特徴とするパター
    ン自動検査方法。 (イ) 前記基準パターンの第1の軸方向のヒストグ
    ラムを作成する。 (ロ) 前記基準パターンの面積の前記第1の軸に対
    して角度をもつた第2の軸方向のヒストグラム
    を作成する。 (ハ) 前記被検査パターンの面積の前記第1の軸方
    向のヒストグラムを作成する。 (ニ) 前記被検査パターンの面積の前記第2の軸方
    向のヒストグラムを作成する。 (ホ) 前記基準パターンの前記第1の軸方向のヒス
    トグラムと前記被検査パターンの前記第1の軸
    方向のヒストグラムとを重ね合せて両ヒストグ
    ラムの一致していない部分の間の面積を算出す
    る。 (ヘ) 前記(ホ)のステツプで重ね合せた両ヒストグラ
    ムの相対位置を第1の軸方向に一定長さずつ前
    後にずらして両ヒストグラムの一致していない
    部分の間の面積を算出するステツプを算出され
    た面積の最小値が求まるまで繰り返し、該最小
    値を第1の相違度とする。 (ト) 前記基準パターンの前記第2の軸方向のヒス
    トグラムと前記被検査パターンの前記第2の軸
    方向のヒストグラムとを重ね合せて両ヒストグ
    ラムの一致していない部分の間の面積を算出す
    る。 (チ) 前記(ト)のステツプで重ね合せた両ヒストグラ
    ムの相対位置を第2の軸方向に前後に一定長さ
    ずつずらして両ヒストグラムの一致していない
    部分の間の面積を算出するステツプを算出され
    た面積の最小値が求まるまで繰り返し、該最小
    値を第2の相違度とする。 (リ) 前記第1の相違度及び第2の相違度のうち大
    きい方を被検査対象物の良否の判定資料とす
    る。 4 前記(ホ)及び(ト)のステツプにおいてヒストグラ
    ムを重ね合せる際には両ヒストグラムの中心位置
    を合せて重ね合せることを特徴とする特許請求の
    範囲第3項に記載のパターン自動検査方法。
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JPS5966783A (ja) * 1982-10-08 1984-04-16 Fuji Electric Co Ltd 文字列検査装置
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JP6060763B2 (ja) * 2013-03-26 2017-01-18 セイコーエプソン株式会社 画像処理装置および画像処理装置のドット抜け検出方法

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