JPH03109973A - パネル接合部の処理方法 - Google Patents

パネル接合部の処理方法

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JPH03109973A
JPH03109973A JP24877689A JP24877689A JPH03109973A JP H03109973 A JPH03109973 A JP H03109973A JP 24877689 A JP24877689 A JP 24877689A JP 24877689 A JP24877689 A JP 24877689A JP H03109973 A JPH03109973 A JP H03109973A
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浩行 植村
Tadamitsu Nakahama
中浜 忠光
Takakazu Yamane
貴和 山根
Makoto Aizawa
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はパネル接合部の処理方法に関する。
(従来の技術) パネル目土の間に間隙が生じるパネル接合部においては
、特開昭64−60484号公報に示すように、その間
隙にシーラ祠を充填して、防水性、エツジ防食性の確保
を図ることが行われているが、自動車のリャデッギとり
ャフエンダのようなパネル接合部においては、」−記シ
ーラ材の上にさらに塗装を行い、その後、ハ’J(・]
りを行って、見栄えの向」二が図られている。このよう
な処理における上記シーラ材には、完成後におレプる使
用時の繰返し振動に前記塗装による塗膜が耐えることを
考慮して、柔軟性の指標である伸び率が50〜100%
程度の塩化ビニルタイブシーラ等が多く用いられており
、該シーラ材の伸び率は、前記塗膜の5〜10%程度の
伸び率に比べてがなり大きなもの(柔軟性の高いもの)
となっている。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、上記パネル接合部における間隙は、深くて狭く
、体積が大きなものとなっており、しかも、シーラ材の
熱膨張率は伸び率に対応して大きなものとなっている。
このため、焼イマ[け、その後の放冷からなる焼付は硬
化処理においては、シーラ材が大きく体積変化すること
になり、その体積変化に、伸び率の小さい前記塗膜が追
従しきれず、塗膜にクラックが入ることがある。
本発明は一ト記実情に鑑みてなされたもので、その目的
は、完成後の使用時において、繰返し振動が生じるとし
ても、その繰返し振動に基づいて塗膜にクラックが入る
ことを減少させると共に、処理段階における焼付は硬化
処理において、塗膜にクラックが入ることを減少させる
パネル接合部の処理方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段、作用)かかる目的を達
成するために本発明の第1の発明にあっては、パネル同
士間に生じた間隙にシーラ材を充填し、次に、前記シー
ラ材上に塗装を行い、次いで、焼付は硬化処理を行うパ
ネル接合部の処理方法において、前記シーラ材として、
低熱膨張率の第1シーラ材と該第1シーラ材よりも熱膨
張率が高い第2シーラ材とを用意し、前記シーラ材の充
填に際して、第1、第2シーラ材を充填して、第1シー
ラ層と第2シーラ層とを形成する、構成としである。
上記第1の発明の構成により、完成後の使用時において
は、第2シーラ層が繰返し振動に対して柔軟性を確保し
て該振動を吸収する一方、処理段階における焼付は硬化
処理に際しては、該第2シーラ層の体積がシーラ材の全
体積に比べて小さく、焼付は硬化処理に際しての該第2
シーラ層の体積変化量を小さくすることができることか
ら、低熱膨張率の第1シーラ層と相俟ってシーラ材全体
の体積変化を小さくすることができることになる。この
ため、完成後における使用時の繰返し振動だけでなく処
理段階の焼付は硬化処理によっても、塗膜にクラックが
入ることを減少させることができることになる。
また、前記目的を達成するために本発明の第2の発明に
あっては、パネル同士間に生じた間隙にシーラ材を充填
し、次に、前記シーラ材−にに塗装を行い、次いで、焼
付は硬化処理を行うパネル接合部の処理方法において、
前記シーラ材として、低熱膨張率の第1シーラ材と該第
1シーラ材よりも熱膨張率が高い第2シーラ材とを用意
し、前記シーラ材の充填に際して、前記第1シーラ材を
前記第2シーラ材が内包するようにする、構成としであ
る。
上述の第2の発明の構成により、前記第1の発明の場合
と同様に、完成後の使用時において、第2シーラ材が柔
軟性を確保して繰返し振動を吸収でき、処理段階の焼イ
」け硬化処理において、シーラ材全体の体積変化を小さ
くできることになり、完成後の使用時における繰返し振
動だけでなく処理段階の焼イで1け硬化処理によっても
、塗膜にクラックが入ることを減少させることができる
ことになる。
しかも、この場合、第1シーラ材を第2シーラ材で内包
するようにしたことから、両パネルの醒設方向における
繰返し振動を該第2シーラ材がより効果的に吸収できる
ことになる。このため、完成後の使用時において生じる
繰返し振動により塗膜にクラックが入ることをより確実
に減らすことができることになる。
さらに、前、把「1的を達成するために本発明の第3の
発明にあっては、パネル同1:間に生じlJ二間隙にシ
ーラ材を充填し、次に、l’i’ii ;ii!シーラ
材1−に塗装を行い、次いで、焼付は硬化処理を?’−
rつパネル接合部の処理方法において、前記塗装によっ
て、vji記シーラ材[−に第1塗膜、第2塗■つを順
次、j1a成することと17、前記第1塗膜の形成に際
して、伸び軒を、前記シーラ材の伸び十と前記第2塗j
IQの伸び率の間の値とする、構成としである。
1−述の第3の発明の構成により、完成後の使用時にお
けるB返し振動については、従米通りシーラ材により吸
収できる−15、処理段階における焼付は硬化処理にお
いては、第1塗膜か、位イ:1け硬化処理において、過
熱による体積膨張や冷Jζ11による体84収縮を緩衝
材として緩和することになる。
このため、完成後の使用時において、繰返しlln動が
生じるとしても、その繰返し振動に基づいて塗nΩにク
ラックが入ることを減少させることができると共に焼付
は硬イヒ処理にJl(づいて塗膜にクラックが入ること
を減少させることができることになる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
先ず、第1の発明の実施例について、自動車におけるリ
ヤフェンダとりャデッキとの接合部を例にとり、第1図
〜第6図に基づいて説明する。
自動車においては、デザイン上の理由により、第1図に
示すように、リヤフェンダ1とトランクリッド2との隙
間ライン3が該トランクリッド2を過ぎて延びているよ
うに見せるために、リヤフェンダ1とりャデッキ4との
接合部5において、間隙を形成し、その間隙に防水性等
の観点からシーラ材を充填し、そのシーラ材上に塗膜を
形成し、その塗膜上に前記隙間ライン3に連続する連続
溝を形成することが行われている。
これを具体的に説明すると、第2図に示すように、リヤ
フェンダ1とりャデッキ4との間の間隙6は深くて狭く
なっており、先ず、この間隙6に、電着を利用して下塗
を行った後、該間隙6に、第3図に示ずようにシーラ材
7として第1シーラ材7a、第2シーラ材7bを順次、
充填して、第1シーラ層8aを形成すると共に該第1シ
ーラ層8aj二に該第1シーラ層8aよりも小容量の第
2シーラ層8bを形成する。
」二記第1シーラ材7aとしては、低熱膨r」14率の
もの、例えば、伸び率C伸び串と熱膨張率とは相関関係
があり、熱膨張率が低いものであるときには伸び率も小
さい。)として30〜50%のものが用いられ、−[二
記第2シーラ材7bとしては、高熱膨張率のもの、例え
ば、伸び串として1oO〜200%のものが用いられる
。具体的には、組成及び特性として、表1に示すような
ものか好ましい。
(以1余色) このような第1、第2シ−ラ材7a、7bを用いて、第
1シーラ層8aと該第1シーラ層8aよりも小容量の第
2シーラ層8bを形成するのは、後工程における焼イ・
1け硬化処理に際してのシーラ層(シーラ材)全体とし
ての体積変化に基づいて、その焼イ・1け硬化処理前に
お6−する塗装による塗膜にクラックが入ることを減少
させると共に、完成後の使用時において、走行時の繰返
し振動にシ1(づいて上記塗膜にクラックが入ることを
減少させるためである。より具体的に説明すれば、大き
な容量であって低熱膨張率である第1シーラ層8aによ
って、焼付は硬化処理におけるシーラ材7(シーラ層)
全体としての体積変化を抑え込む方、高熱膨張率(伸び
十人)の第2シーラ層8bによって、完成後の使用時、
すなわち走行時の繰返し振動を効果的に吸収し、その焼
イー1け硬化処理における体積変化については、該第2
シーラ層8b自体を小容量として小さく抑え込んでいる
のである。特に、本実施例においては、第2シーラ層8
bが後工程における塗装によって形成される塗膜に直接
、接閂虫することになるため、完成後の走行n +1に
、繰返し振動をより効宋的に吸収できることになる。
尚、本実施例においては、第1シーラ層8aと第2シ−
ラ層81)とが1.述のような配置関係とな−〕でいる
か、それとは逆に、第2ンーラ層8 bを下側にし、第
1シーラ層8 F、1を1(illIにしてもよい。こ
の場合には、後工程における焼用4ツ硬化処理に際して
、第1シーラ層8aが緩衝材とじて効果的に機能し1体
積変化を緩和することになる。
次に、第4図に示すように、第2シーラ層8bのF府に
、ゴム・\ら智を用いることにより該第2シーラ層81
つが延びる方向に溝9を形成し、その後、乾・操する。
上記第2ンーラ層8bのに面に溝9を形成するのは、後
工程における塗装に43いて伶19が連続溝を円詣にJ
fg l戊できるようにするためである。
上記乾燥条件としては、 −射的なものが用いられ、例
えば1.30℃の温度で15分間、乾燥させる。
次に、塗装としての中塗を行う。
−」1記中塗は、第5図に示すように、塗膜10;/l
)第2シーラ層8bに沿うようにして行われ、この塗膜
10は、伸び率5〜10%程度の柔軟性か(IIljめ
て低いものとなっている。
次に、焼付げ硬化処理を行う。
上配焼イ;]け硬化処理は、中塗焼付けと、その焼付は
後の放冷とからなっており、中塗焼付り条件としては−
I9的なものが用いられ、例えば、140′C125分
の条件の下で焼付けが行われる。この焼付は硬化処理に
おいては加熱、冷却が行われ、シーラ層が体積変化を生
じ易いような環境条件にあるが、前述したように、熱膨
張率が異なる第1、第2シーラ層8a、8bを設けるよ
うにしているので、第6図に示すようにシーラ層全体と
しての体積変イしは少なく塗膜IOにクラックが入るこ
とを減少させることができることになる。
次に、塗装としての」−塗を行い、その後、焼付は硬化
処理を行う。
3 この上塗焼イ」け硬化処理においては、前記中塗と同様
の内容となっているので、その詳細及び図示は省略する
このような各工程を経て完成されたパネル接合部5を用
いた自動車を走行させた場合には、該パネル接合部5は
繰返し振動を受けることになるが、niI記第2シーラ
層8bがその振動を吸収することになり、中塗、−に塗
による塗膜にクラックが入ることを減少させることがで
きることになる。
第7図は第2の発明の実施例を示すものである。この実
施例において、前記第1の発明の実施例と同一構成要素
については同一符号を付してその説明を省略する。
この実施例における処理方法においては、基本的構成が
前記第1の発明の実施例に係る処理方法の場合と同じと
されているが、第1、第2シーラ材7a、7bの充填の
仕方において、具体的構成が異なっている。
その具体的構成について説明すると、この実施14゜ 例においては、シーラ材の充填に際して、第1シーラ材
7aとして第7図に示すようなりボンシーラフaを用い
、そのリボンシーラフaを間隙6に1茨込み、その後、
そのリボンシーラフaを内包するように第2シーラ材7
bを充填するようになっている。
上記リボンシーラフ a 、第2シーラ材7bの熱膨a
ll率については、リボンシーラフaが低熱膨張率タイ
プ、第2シーラ材7bが高熱膨張率タイプであることは
前記第1の発明の実施例の場合と変わりはなく、具体的
には、表2に示すようなものが用いられる。尚、表2に
は、参考のために、09に用いられるシーラ材(−層と
して)について併記した。
/l このような構成とすることにより、面詰実施例と同様の
効果を4Lじることは勿論、)f[成文の走11時にお
いて、第7図(塗++X雪゛は省略しである。)の矢印
で示すように振動か′1−シても、第2シ−ラ材7bが
その1辰動をより効用的に吸lソすることになり、走行
時の繰返し振動に基づいて塗膜にクラックが入ることを
より面′起に減少さぜることかできることになる。
」二四−第1、第2の発明に係る処理方θ;による効果
は、シーラ材をtΦ々組合わぜたものについての塗装焼
付は後のクラック発生状況、及び振動試験結果(表4参
[1ぺ)により史ト日づることかできる。
先ず、条件等について説明する。
++リーンプルとして用いろシーう材の組成及び物性値
は1;2表3に示すようになっている。
(F′ス下余自) (2)デス1〜ピースとしての試験板作成手順及び条件
は下記のようになっている。
(伺パネル素材:5PC−1(0,8t)(a)間隙、
I[ヨ状:e1=3mm、Q2=2mm(第2図参照) (ハ)化成処理ニリン酸亜鉛 (到下塗 カチオン電着 厚み22±21i m焼付け
175°C×25分 (ホ)シーラ充填(塗布) fil ペーストタイプ: (表3のA、+3、l〕、I−籠、17)圧送ポンプ 
エアレスポンプ グラフ株式会社裂キングタイプ (加圧比45 : I) フローガン デツプ(¥ 2mm 圧送50〜100kg/cm2 上記条件によりシーラ材充填後、ゴムへらでシーラ材上
面をなでつL−Jて余分なシーラ材をかきとる。
(ii)リポンシーラ(表3のC) 表4のサンプルNo3の場合二幅3.2mm、厚み1.
8mmのりポンシーラを幅方向を上下にして間隙に嵌込
む。
表4のサンプルNo 1.5 (1,5−]、152)
、1G (16−]、]、、]]6−27の場合二幅2
.5m、m、厚み1−5又は1mmのリボンシーラを幅
方向を上下にして間隙に嵌込み、続いてペーストタイプ
シラ材を充填する。
(へ)シーラ材焼イ」け:130℃×15分(ト)中塗
・ 樹脂:エポキシ変性オイルフリーポリエステル 色相:ブレ 塗布:エアスプレ 焼付け:1.40’CX25分 膜厚:40LLm げ)上塗: 樹脂:メラミンアルキッド 色相:ホワイト 塗布、エアスプレ 焼イ4け:140℃×25分 膜厚・45μm (3)振動試験の内容 振動試験は、第8図、第9図に示すようにパネル1.4
を固定「jΩIIに固定する−・方、間隙6部を−」1
下に変位動させる。この場合、この振動試験におけるテ
ストピースの各寸法は下記に示すようになっている。
E+  =3mm、  Q2 ==2mm、−GL+ 
 =78mmf2.=80mm、(25=98mm、 
 !!、r、=100mm、  jiL  =]、20
mm上記条件等の下、シーラ材の種々の組合わせについ
ての結果は、表4に示すようになった。
(以下#由2 表 2/z 上記内容によれば、単一のシーラ層がらなり、そのシー
ラ層の熱膨張率の高いもの(No4(4−1,4−2)
、5)及び熱膨張率が中間的なもの(No6)について
は、焼イ」け硬化処理におりる体積変化か大きく塗膜に
クラックが発生し、単一のシーラ層からなり、そのシー
ラ層の熱膨張率の低いもの(No1.(1−1,1,−
2)、2゜3)については、焼付は硬化処理において塗
膜にクラックは発生しなかったが、振動試験により塗膜
にクラックが発生した。
また、第1シーラ層8aに低熱膨張率のものを用い、第
2シーラ層8bに高熱膨張率のものを用いた場合(No
7〜14)には、第2シーラ層8bの層厚が第1シーラ
層8aの層厚よりも比較的厚みがあるとき、クラックが
発生ずる場合も見られたが、全体として、単一のシーラ
層の場合に比べて、少なくともクラックの減少傾向の点
で優れていることを示した。上記クラックが発生した場
合についてであるが、クラックの発生には、間隙6の形
状・寸法等も関係しており、」−2のようにクラックが
発生ずる場合があると言っても、それは、所定の形状・
寸法等の間隙6についての結果であり、対象とすべき間
隙6の形状・寸法等が変われば、クラックが発生しない
場合もあり得ることは言うまでもない。
また、第1シーラ層8 aにリボンシーラフaを用い、
第2シーラ8bに高熱膨張率のものを用いた場合(No
15(1,5−1,15−2)、16(16−1,1,
6−2)、17)にも、前記同様、クラックの減少傾向
の点で優れていることを小した。
さらに、第1シーラ層に汎用品(中程度の熱膨張率のも
の)を用い、第2シーラ層に高熱膨張率のものを用いた
場合(NOl、8(18−]、11g−2,19)には
、振動試験によりクラックが発生した。
第10図は第3の発明の実施例を示すものである。この
実施例において、前記第1、第2の発明の実施例と同一
構成要素については同一符号をイζ1してその説明を省
略する。
 4 この実施例における処理方法においては、基本的構成が
前記第1の発明の実施例に係る処理方法の場合と同じと
されているが、シーラ材の充填、塗装工程において、具
体的構成が異なっている。
ずなわち、シーラ材7には、従来の伸び率の高いもの、
例えば伸び率50〜100%程度の塩化ビニールシーラ
が用いられている。
また、塗装としての中塗において、第1中塗と第2中塗
が順次行われ、シーラ材7」−に第1塗膜]Oaと第2
塗膜Jobとが積層して形成される。上記第2塗膜]、
 Obには、伸び率5〜10%程度の従来の柔軟性が低
いものが用いられ、」−2第1塗膜10aには、伸び率
が前記シーラ材7の伸び率と前記第2塗llA10bの
伸び率の中間値であるもの、例えば伸び率30〜50%
のものが用いられる。
通常の塗料(伸び率が小)を用いて、上記のような第1
塗膜10aの伸び率を得るには、例えば次のような方法
がある。
2ワ ■第2′r!p膜を形成する塗料中の体質前1′〜lを
減らず。体′α顔料は樹脂に比べて硬いため、それを除
くのである。
■塗料中には、樹脂として、通常、ポリニスデル樹脂と
メラミン樹脂が7:3の割合で含まれているが、これを
例えば≦〕:1として反応率を1・げ、ポリエステル樹
脂自体の梁らがさを出す。
■塗料中には、 +iii述したように、 −IIIQ
に、ポリニスデル樹脂が含まれており、そのポリニスデ
ル樹脂がアルコールと酸とからなるため、アルーj−ル
酸を、鎖長の長いものや線状構造のものを使用すること
によりポリニスデル持1脂自体を1欧IC′t (ヒす
る。
したが−)で、上記構成によれば、走1j時の繰返し振
動については、シーラ材7の柔軟性が従来通り吸11M
することになり、焼イχIG−1硬化処理においては、
第1塗膜1021が、緩衝祠として5加熱時の体積膨張
や冷l:11時の体f−1収縮を緩和することになり、
その際に、第2塗膜+−Obにクラックが入ることを減
少させることができることになる。
6 このことを裏ト1けるために、焼イ」け硬化時に第2塗
膜]、 Obにクラックを生じさせないシーラ材7の伸
び率と第1塗膜10bの伸び率との関係を調べた。
この場合、試験条件は下記のようにした。
111隙:9.1=3mm !2..=2mm (第2図参叩) シーラ材の種類:塩化ビニルシーラ 第1塗膜の種類:エポキシ変性オイルフリポリニスデル
樹脂 伸び率・30〜50% 第2塗膜の種類:エポキシ変性オイルフリポリニスデル
樹脂 伸び率=5〜10% 焼付は硬化条件・140℃×25分 この結果、第11図に示す内容となった。この内容によ
れば、第2塗膜]、 Obの伸び率を5〜10%に固定
した場合には、シーラ材7の伸びが50〜1. O0%
であって、第1塗膜]、 Oaの伸び率が、第2塗に+
 1 o bの伸び十とシーラ月7の伸び率の中間値で
ある、30〜50%であるとき、第2塗膜fobにクラ
ックが弁才しなかった(第11図の斜線部分参!■)。
(発明の効果) 以上述べたように、第1、第2、第3の発明にあっては
、完成後の使用111において、繰返し振動が生じると
しても、その繰返し振動にノ^づいて塗膜にクラックが
入ることを減少させることができると共に、処理段階に
おける焼イ」け硬化処理に4′3いても、塗膜にクラッ
クが入ることを減少させることができる。
しかも、第2の発明にあっては、完成後の使用時におい
て生じる繰返し振動により塗膜にクラックが入ることを
より確実に減らずことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、自動車において本発明に係る処理方法が適用
される箇所を示す図、 第2図は、パネル接合部における間隙を説明す2−/ る図、 第3図〜第6区は、第1の発明の実施例に係る処理方法
を説明する説明図、 第7図は、第2の実施例に係る実施例を説明する図、 第8図、第9図は、振動試験の内容を説明する図、 第10図は、第3の発明の詳細な説明する説明図、 第11図は、クラックを生じさせないシーラ材の伸び率
と第1塗膜の伸び率との関係を示す図である。 1 ・ ・ 4 ・ ・ 5 ・ ・ 6 ・ ・ 7 ・ ・ 7 a ・ 7 b ・ リヤフェンダ リヤデツキ 接合部 間隙 シーラ材 ・第1シーラ材 ・第2シーラ材 1、0 a・・・第1塗膜 10b・・・第2塗膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)パネル同士間に生じた間隙にシーラ材を充填し、
    次に、前記シーラ材上に塗装を行い、次いで、焼付け硬
    化処理を行うパネル接合部の処理方法において、 前記シーラ材として、低熱膨張率の第1シーラ材と該第
    1シーラ材よりも熱膨張率が高い第2シーラ材とを用意
    し、 前記シーラ材の充填に際して、第1、第2シーラ材を充
    填して、第1シーラ層と第2シーラ層とを形成する、 ことを特徴とするパネル接合部の処理方法。
  2. (2)パネル同士間に生じた間隙にシーラ材を充填し、
    次に、前記シーラ材上に塗装を行い、次いで、焼付け硬
    化処理を行うパネル接合部の処理方法において、 前記シーラ材として、低熱膨張率の第1シーラ材と該第
    1シーラ材よりも熱膨張率が高い第2シーラ材とを用意
    し、 前記シーラ材の充填に際して、前記第1シーラ材を前記
    第2シーラ材が内包するようにする、ことを特徴とする
    パネル接合部の処理方法。
  3. (3)パネル同士間に生じた間隙に、シーラ材を充填し
    、次に、前記シーラ材上に塗装を行い、次いで、焼付け
    硬化処理を行うパネル接合部の処理方法において、 前記塗装によって、前記シーラ材上に第1塗膜、第2塗
    膜を順次、形成することとし、 前記第1塗膜の形成に際して、伸び率を、前記シーラ材
    の伸び率と前記第2塗膜の伸び率の間の値とする、 ことを特徴とするパネル接合部の処理方法。
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JP (1) JP2870855B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008136377A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Kao Corp ペット用シート

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JP2008136377A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Kao Corp ペット用シート

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JP2870855B2 (ja) 1999-03-17

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