JPH0310994Y2 - - Google Patents

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JPH0310994Y2
JPH0310994Y2 JP1988121587U JP12158788U JPH0310994Y2 JP H0310994 Y2 JPH0310994 Y2 JP H0310994Y2 JP 1988121587 U JP1988121587 U JP 1988121587U JP 12158788 U JP12158788 U JP 12158788U JP H0310994 Y2 JPH0310994 Y2 JP H0310994Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、仰臥した際の人体の自然体形状に着
目することにより、従来にも増してより良好なマ
ツサージ効果を発揮できるべき工夫をこらした空
気圧を利用した波状マツサージ機能を有してなる
布団に関する。
[従来の技術] 空気圧を利用した波状マツサージ器を内蔵した
布団は従来から存在している。
この従来の波状マツサージ器を内蔵した布団
は、使用者の肩首から足にかけてマツサージを施
すために複数個の袋体からなる波状マツサージ器
を布団内部に収納し、空気圧による袋体の連続的
膨張及び収縮動作によつて、ローラー式マツサー
ジ等と異なり、身体に無理なくしかも体の固い人
等にあつても危険なく好適なマツサージ効果を発
揮することができるものである。
しかしながら、従来の波状マツサージ器内蔵の
布団にあつては、布団に内蔵された複数の袋体は
全て略同寸法であり、膨張時の大きさもほとんど
変わることがないのであるが、なぜかしら人体に
対して均一なマツサージ効果を発揮できるものと
考えられていた。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、現実の問題としては、人体の自
然体形状は緩やかな曲線を成していて、使用者が
布団に仰臥したとき、使用者の背中と腰の中間部
分と布団の上面との間には約2.5cmの隙間が生じ
るといわれており、従来の複数個の袋体からなる
波状マツサージ器を内蔵した布団にあつては、複
数個の袋体が全て同じ高さに膨らむので前述の使
用者の背中と腰の中間部分に対する袋体による圧
迫は約2.5cm分だけ不足することになり、当該部
分の波状マツサージは緩くならざるを得ず従つて
使用者の全身に亘つて均一なマツサージ効果を発
揮することができなかつたのである。
そこで、本考案は人体の自然体形状に着目し、
マツサージ動作を均一にするのではなく、人体に
与えるマツサージ効果を均一にするべく波状マツ
サージ器に工夫を凝らし、使用者の略全身にかけ
て、好適な波状マツサージ効果を発揮し得る波状
マツサージ器内蔵の布団を提供することを目的と
する。
[課題を解決するための手段] 上述の如き課題は、平板状の合成樹脂発泡材か
らなる弾性復元力を有する下層と、合成樹脂発泡
材からなり布団体の幅方向と略平行に連続する波
状凹凸部を上面に形成し、且つ圧縮荷重に対する
対抗性を有する中層と、合成樹脂発泡材からなり
多数の突起を上面に形成し、且つ弾性復元力を有
する上層とを積層した三層構造体からなる布団、
この布団における前記中層の上面凹部と上層下面
との間の空間に収納されるとともに、エアコンプ
レツサと連結される吸排気順次切換手段に接続さ
れてなる複数個の袋体からなり、前記吸排気順次
切換手段により前記複数個の袋体のうちまず使用
者の足部方向の一番目の袋体が膨らみ、次に肩首
方向の二番目の袋体が膨らみ始める時には、一番
目の袋体の空気が抜け始めるという波状マツサー
ジ動作を順次肩首方向の一方向に向けて、或いは
往復動にて行う波状マツサージ器とからなる波状
マツサージ器内蔵の布団において、使用者が仰臥
した時に布団表面と空隙の生ずる腰と背中の中間
部分に対応する個所の袋体の容積は他の袋体と同
じであるが、袋体の長手方向の長さを他の袋体よ
りも短く、且つ袋体の短手方向の長さを他の袋体
よりも長くしたことを特徴とする波状マツサージ
器内蔵の布団によつて解決されるものである。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の一実施例を説明
する。
まず本考案に係る波状マツサージ器内蔵の布団
の全体のシステムは、第1図に示す如く折り畳み
可能な波状マツサージ器内蔵の布団1と、この布
団1に空気を供給する吸排気順次切換手段(公知
のロータリーバルブ等)を備えたエアコンプレツ
サ(図示せず)を内蔵する制御装置2と、この制
御装置2から布団1へ空気を供給するための例え
ばゴム等を素材としたフレキシブルな通気管の両
端に配設したコネクタ構造を有する接続ケーブル
3とからなつている。
尚、前記波状マツサージ器内蔵の布団1は、第
3図に示す如く上面に複数の突起6aを有する合
成樹脂発泡材からなる上層6と、上面に波状の凹
部7a及び凸部7bを形成し下面には上面の凸部
7bに対応する個所に凹部7cを形成し、荷重に
対してある程度の硬さを有する合成樹脂発泡材か
らなる中層7と、弾性復元力を有する合成樹脂発
泡材からなる下層8とを積層した三層構造体から
なつており、前記中層7の上面凸部7bのみを前
記上層6下面と重ね合わせると共に、中層7の上
面凹部7aと上層6下面間には複数個(本実施例
では8個)のウレタンシート等からなる袋体4
a,4b,4c,4d,4e,4f,4g,4h
からなる波状マツサージ器4を収納し、前記袋体
4a…4hはフレキシブルな連結管5a,5b,
5c,5d,5e,5f,5g,5hによつて接
続ケーブル3を介して吸排気順次切換手段に接続
されている。
ここで、第1図、第2図に示す如く前記袋体の
うち、使用者Mが自然に仰臥した状態で布団1と
の間で大きな空隙が形成される背中と腰の中間部
分に対応する袋体(本実施例では4e)におい
て、空気によつて膨張したときの容積は他の袋体
4a…4d,4f…4hと同じであるが、この袋
体4eの長手方向の寸法を他の袋体の長手方向の
寸法よりも短くし、且つ短手方向の寸法を他の袋
体の短手方向の寸法より長くしてなるものであ
る。
また、第3図は本考案による波状マツサージ器
内蔵の布団の他の実施例を示すもので、使用者M
の背中と腰の中間部分に対応する前記袋体4eが
収納されてなる中層7の上面凹部7aにおいて、
該上面凹部7aを底上げする如くつまり、布団1
の上面を平らにした時この布団1の上面から前記
中層7の上面凹部7aまでの深さを他の上面凹部
7aの深さよりも浅くする形状に予め中層を形成
するか、若しくは例えば中層7と同じ合成樹脂発
泡材を前記上面凹部7aに略対応する凸状に形成
し、この凸状合成樹脂発泡材9を前記中層7の上
面凹部7aに接着するか、或いは前記凸状合成樹
脂発泡材9を袋体4eの下面に止着しても良い。
この実施例における袋体4eは、前述の実施例に
おける袋体4eと異なり、他の袋体と同寸法とす
るものである。
[作用] 上述の実施例に係る波状マツサージ器内蔵の布
団に基づき本考案の作用を説明する。
使用者が三層構造体からなる布団に仰臥するこ
とにより、上層から指圧効果が与えられると共に
体圧が分散されて良好なクツシヨン性が得られ、
中層は尻部、背部等が沈み込むことなく適度な堅
固さで体重を支えることで正しい寝姿勢が得ら
れ、更に下層は適度な弾性により外界からの振動
伝達を防止し、寝心地に硬さを感じさせないもの
である。
マツサージ機能としては、第3図の如く、制御
装置(図外)に内蔵されたエアコンプレツサから
空気を吸排気順次切換手段に送り、該吸排気順次
切換手段により袋体例えば4d,4e,4fの中
の1個(図では4e)に配列順に空気が送入され
てAの大きさからBの大きさまで膨張し、上層6
を押し上げる一方、他の袋体は圧力開放状態とな
つて使用者の荷重等によりBの大きさからAの大
きさに自然に収縮し、使用者Mに対し連続的な波
状マツサージ作用を施すものである。
ここで第1の実施例にあつては、第1図に示す
如く袋体4eの容積は他の袋体と同じであるが、
膨張時に略円筒状となる時の径方向にあたる短手
方向の寸法を長くしたので、他の袋体の膨張時よ
りも袋体4eの膨張時の径が大きくなり、前記上
層6をより高く持ち上げ、これにより仰臥した使
用者の背中と腰の中間部分を他の部分と同程度に
マツサージ作用を施すことができるものである。
また、第2及び第3の実施例にあつては、袋体
が収縮した状態から膨張する時に、上方に膨張す
るだけでなく下方にも同じように膨張することか
ら、中層7の上面凹部7aにおける布団上面から
の深さを浅くする形状に予め中層を形成するか、
袋体と上面凹部7aとの間にこの凹部7aに沿つ
た曲面を有する凸状合成樹脂発泡材9を介在させ
ると、袋体はかさ上げされ袋体が下方に膨張でき
ない分を上方に膨張させるという点に着目したも
ので、第3図に示す如く使用者Mの背中と腰の中
間部分に対応する袋体4eは他の袋体と比べてよ
り上方に膨らみ前記上層6をより高く持ち上げる
ことにより、使用者の背中と腰の中間部分を他の
部分と同程度にマツサージ作用を発揮するもので
ある。
[考案の効果] 以上述べた如く、本考案による複数個の袋体を
内蔵してなる波状マツサージ器内蔵の布団によれ
ば、使用者が三層構造の布団に仰臥するだけで人
体への整体作用、腰痛を治癒する効果、指圧作用
を発揮するとともに、従来十分なマツサージ効果
を発揮できなかつた使用者の背中と腰の中間部分
に対して、他の部分より当該部分の袋体が高く膨
らむようにしたことにより、従来の如く背中と腰
の中間部分へのマツサージ効果が不足することな
く、使用者の全身に亘り均一で且つより十分なマ
ツサージ効果を相乗的に発揮させることができる
ものである。
そして、本考案によれば使用者の肩首から足に
かけて、人体の凹凸に沿つた均一な波状マツサー
ジ作用を施すことにより、全身の筋肉のこりをほ
ぐし、疲労回復、血行促進等の十分なマツサージ
効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る波状マツサー
ジ器内蔵の布団を示す平面図、第2図は本考案に
よる波状マツサージ器内蔵の布団を実際に人が使
用している一実施例を示す概略側面図、第3図は
本考案の他の実施例に係る波状マツサージ器内蔵
の布団を示す要部断面図である。 1……波状マツサージ器内蔵の布団、2……制
御装置、3……接続ケーブル、4……波状マツサ
ージ器、5……連結管、9……凸状合成樹脂発泡
材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 平板状の合成樹脂発泡材からなる弾性復元力
    を有する下層と、合成樹脂発泡材からなり布団
    体の幅方向と略平行に連続する波状凹凸部を上
    面に形成し、且つ圧縮荷重に対する対抗性を有
    する中層と、合成樹脂発泡材からなり多数の突
    起を上面に形成し、且つ弾性復元力を有する上
    層とを積層した三層構造体からなる布団、この
    布団における前記中層の上面凹部と上層下面と
    の間の空間に収納されるとともに、エアコンプ
    レツサと連結される吸排気順次切換手段に接続
    されてなる複数個の袋体からなり、前記吸排気
    順次切換手段により前記複数個の袋体のうちま
    ず使用者の足部方向の一番目の袋体が膨らみ、
    次に肩首方向の二番目の袋体が膨らみ始める時
    には、一番目の袋体の空気が抜け始めるという
    波状マツサージ動作を順次肩首方向の一方向に
    向けて、或いは往復動にて行う波状マツサージ
    器とからなる波状マツサージ器内蔵の布団にお
    いて、使用者が仰臥した時に布団表面と空隙の
    生ずる腰と背中の中間部分に対応する個所の袋
    体の容積は他の袋体と同じであるが、袋体の長
    手方向の長さを他の袋体よりも短く、且つ袋体
    の短手方向の長さを他の袋体よりも長くしたこ
    とを特徴とする波状マツサージ器内蔵の布団。 (2) 使用者が三層構造体からなる布団に仰臥した
    時の腰と背中の中間部分に対応する個所の三層
    構造体の中層上面の波状凹凸部の凹部分におけ
    る布団上面からの深さを、他の中層上面の凹部
    の布団上面からの深さよりも浅くしたことを特
    徴とする請求項1記載の波状マツサージ器内蔵
    の布団。 (3) 使用者が三層構造体からなる布団に仰臥した
    時の腰と背中の中間部分に対応する個所の三層
    構造体の中層上面の波状凹凸部の凹部分には、
    該凹部分に沿つた曲面を有する合成樹脂発泡材
    を前記中層上面凹部に位置せしめたことを特徴
    とする請求項1記載の波状マツサージ器内蔵の
    布団。
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JPS5417687B2 (ja) * 1972-11-22 1979-07-02

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JPS55146137U (ja) * 1979-04-09 1980-10-21
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JPS5417687B2 (ja) * 1972-11-22 1979-07-02

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