JP4448943B2 - 健康枕 - Google Patents

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    • AHUMAN NECESSITIES
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、後頭部の頚椎から首筋部分を適度にマッサージして刺激することにより、血行を良くし、首や肩の凝りを緩和するなど、健康促進を図ることを目的とする健康枕に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、現代社会からくる様々な影響から引き起こされる様々なストレスや疲労から「癒し」がブームとなり、多くの人が「癒し」を求め、またストレスを解消する「癒し商品」へのニーズが高まっており、様々な癒し商品が注目を浴びるようになった。
【0003】
その癒し商品も、精神的な癒し効果を得られるものから、肉体的な癒し効果を得られるものまで、ストレス解消、疲労回復、リラクゼーション、アロマテラピー等、様々な商品を生み出し、多様化してきた。
【0004】
その中でも、疲労回復、リラクゼーションを目的とするマッサージ需要は急速に高まってきており、マッサージチェア、マッサージ枕等、日常生活の中で使用される商品として、多くの商品が開発されている。
【0005】
特に、マッサージ枕においては、単に後頭部や頚椎部へピストンのようなもので圧力を加えるだけのものや、枕自体を振動させるもの、内蔵したエアーポンプを駆動させることによって枕の左右部分を交互に上下にシーソー運動させるもの、ローリング運動させるものなど、様々なマッサージ機能を有する枕が商品化されている。
【0006】
特開平10−314199号公報では、首筋のストレッチ器具が開示されている。
【0007】
これは、器具の上に仰臥して弧状の首枕の上に首をのせ、頭の自重を利用して首筋をストレッチしながら首をローリングさせ、首、肩の凝りを緩和、解消させると同時に、首枕が押圧刺激して脳、目、鼻、耳等に良い効果をもたらし、また背枕が背筋のストレッチを行ない、背中、腰の凝りを緩和、解消させて短時間で疲労を回復するのに役立つというものである。
【0008】
また、枕部が弧状に湾曲しているので、頭部を左右にローリング運動させても、常に首筋に枕部が接触して、ほぼ均等な力で押圧刺激して首筋をストレッチすることができる。
【0009】
特開2003−10023号公報では、エアーポンプによって枕部に載置した使用者の頭部を揺動させ、入眠に導く枕が開示されている。
【0010】
これは揺動手段により、使用者の頭部が自動的に揺動され、自律神経に刺激が与えられ、交感神経と副交感神経のバランスがとられ、交感神経優位であった緊張状態が解消され、リラックス状態になることで、入眠が促進されるというものである。
【0011】
従来の枕のように、使用者が意識的に枕部を動かす必要が無く、また揺動運動を制御する制御手段を備えているので、個々の使用者に応じた揺動運動の制御が可能となり、使い勝手が良く、またマッサージを目的とするような過度の刺激を与えることも無く、効果的な刺激が与えられるので、入眠が一層促進される。
【0012】
特開2001−17292号公報では、バイブレーション装置を内臓し、バイブレーションによるマッサージ機能を有する枕が開示されている。
【0013】
使用者は、寝ながらにしてマッサージを行なえ、またマッサージ後は、枕として使用してそのまま就寝することができるものである。
【0014】
マッサージチェア等のように大きいものではないので場所をとらず、普段就寝時に使用する枕として、就寝前のほんの少しの時間で手軽にマッサージをすることができる。
【0015】
また、就寝時の姿勢のままマッサージをすることができ、十分にリラックスした状態で入眠することができ、快適な睡眠が得られるのに役立つ。
【0016】
上記のように、様々な工夫と機能が設けられた枕が発明され、疲労回復やリラックス状態を作り出し入眠を促し、快適な睡眠を楽しむ道具として利用されるようになっている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平10−314199号公報記載の首筋のストレッチ器具は、使用者自身が意識的に頭部をローリング運動させ、マッサージをしなければならない。
【0018】
マッサージは、自分自身の力で押圧刺激して行なうよりも、使用者自身は脱力してリラックスした状態で、外部からの力に身を任せてマッサージを受けた方が、非常に効果がある。
【0019】
使用者の好みで使用者自身が意識的にローリング運動をさせることもでき、さらに使用者自身は脱力してリラックスした状態で、外部からの力によって押圧刺激を受けることができれば、非常に効果的なマッサージが可能になる。
【0020】
また、特開2003−10023号公報記載の枕は、エアーポンプによって枕の左右部分を交互に上下にシーソー運動させる構造の枕は、後頭部に当接する部分が柔らかいクッションで構成されており、後頭部への押圧刺激を極力抑えるようにしており、ソフトタッチで頭部をシーソー運動させるものである。即ち、マッサージ効果を目的としたものではなく、あくまで安眠、入眠を促進させることを目的としたものである。
【0021】
そのため、やわらかい空気袋によって弱い空気圧で、後頭部、頚椎部への圧力を極力少なくなるようにシーソー運動させるものである。
【0022】
従って、このようなエアーポンプ構造を有する枕は、エアーによる駆動構造とすることにより、より動きを滑らかでソフトにしており、かつ枕体の上部を柔らかいクッション製としているため、頭部に対して、非常に滑らかでゆっくりとした揺動を実現でき、入眠作用を著しく高める効果を有するものであり、マッサージ効果を発生することはなく、首筋、頚椎部に対するマッサージ効果までは到底望めない。
【0023】
また、特開2001−17292号公報記載のマッサージ機能を有する枕は、枕としてだけでなく、マッサージ器として身体の各所もマッサージできるように汎用性を持たせることで、利便性を高めたものであるが、そのために、枕の形状は矩形形状となっており、また上下面を湾曲状に膨出させてあるため、頭部を左右へ傾かせた際に、後頭部から頚椎部分への適切な押圧刺激が与えられず、常に頭部を同じ姿勢に固定しての使用に制限されてしまうことになる。
【0024】
脱力した状態であれば、頭部は簡単に左右に傾いてしまうが、この左右に傾けることによって、首筋部分を一定方向からだけでなく、首筋部分の周囲から押圧刺激を加えることができれば、効果的なマッサージが望める。
【0025】
そこで、本発明では、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、使用者の頭部を保持し、頭部を左右にローリング運動させても、首筋から頚椎部分までを適確に押圧刺激することができる形状と硬さを有しており、且つ、使用者が自分自身で意識的に頭部を左右にローリング運動させなくても、駆動手段によるシーソー運動により、的確な後頭部のマッサージをすることができ、また、内蔵したバイブレーション機能とによってもマッサージすることを可能にした健康枕を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記に示す課題を、以下の手段によって解決することができる。
【0027】
請求項1は、頭部を載置し、左右にローリング運動させたときに、後頭部の頚椎部分を適度に押圧刺激し、指圧のような圧力を生じる硬さの硬質な素材からなり、かつ、頭部のローリング運動において、後頭部の頚椎部分が常に枕体の上部に当接するように、枕体が扇状に湾曲しており、上面は長手方向に凹状となっている枕体と、該枕体を左右にシーソー運動させるための駆動手段が設けられていることを特徴とする健康枕である。
【0028】
マッサージ効果を目的とするため、後頭部の頚椎部分に適度な押圧刺激を与えられるよう、枕体には硬質な素材を使用する。例えば、木製や硬質樹脂などが好ましい。硬質といえども、マッサージに適した硬さであり、鋼製などのように硬すぎるものは好ましくない。鋼製などの金属の場合には厚手の布でカバーをして使用することは可能である。いずれにしても、指圧のような圧力を生じる硬さのものが好ましい。
【0029】
すなわち、硬質な枕体により、頭部の重さに反発して作用する力が、後頭部の頚椎部分に適度な押圧刺激を与えるというものである。
【0030】
また、使用者自身が、頭部の自重を利用して、意識的に頭部をローリング運動させてマッサージしても良いが、枕体の左右部を互いに上下させるシーソー運動を行なう駆動手段を設けることで、使用者自身は脱力してリラックスした状態で、枕体のシーソー運動に身を任せるだけで非常に効果的なマッサージを可能にする。マッサージの圧力は、使用者自身がシーソー運動に逆らって枕体に押し当てることで調整することができる。
【0031】
シーソー運動を行なうための駆動手段は、エアーポンプやカム機構あるいは、スプリング等によって枕体の左右部分を交互に上下させるもので、制御手段を設けて、シーソー運動を使用者の好みに合わせて調節できるようにしても良い。
【0032】
但し、入眠、安眠を促進させる目的ではなく、マッサージ効果を得ることが目的であるので、硬質の枕体によって適度な押圧刺激が得られるようなシーソー運動であることが望ましいが、それに限定されるものではなく、制御手段によっては使用者の好みによって入眠、安眠を促す緩やかなシーソー運動を行なえるようにすることは構わない。
【0033】
また、シーソー運動の制御手段は、上下運動の強弱切替えを可能にしたり、タイマーを内蔵して所望の時間内だけ作動させたり、設定した時刻に作動させて目覚まし代わりに利用したり、逆に設定した時刻に停止することができるように構成しても良い。
【0035】
枕体が扇状に湾曲しているので、頭部を左右にローリング運動させても、常に首筋部分に枕体が接触して、頭部を左右に傾けたどの状態であっても、ほぼ均等な力でほぼ同じ首筋部分を押圧刺激してストレッチすることができる。
【0037】
枕体の上面が長手方向に凹状になっていることで、凹状に湾曲した窪み部分に後頭部が丁度良くおさまり、頭部を保持するので、頭部が同じ姿勢に固定され、枕体からの押圧刺激を頭部が受けやすくなることが可能となる。
【0038】
枕体が柔らかい材質からなるもので、後頭部が当接する部分が頭部の自重によって沈みこんで、後頭部がおさまるのであれば良いが、枕体は適度な押圧刺激を得られるように硬い材質によってできているため、上面が平らであった場合、頭部はゴツゴツ感や痛みを伴うこともあり、また頭部のおさまりが悪い。
【0039】
そこで、後頭部の丸みに合わせて、枕体の上面を凹状にし、頭部のおさまりを良くしたものである。
【0040】
請求項2は、枕体を振動させるための振動手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の健康枕である。
【0041】
振動手段は、枕体に載置した頭部の首筋部から頚椎部をマッサージするため、枕体を振動させて頭部の首筋部から頚椎部に押圧刺激をより効果的に与える機能である。本来、マッサージは、筋肉の硬直状態を解きほぐす作用であり、押圧と減圧の繰り返しによるもので、繰り返し回数が多いほど硬直が緩和されることとなる。振動手段によるバイブレーション作用により、繰り返しの間隔が小さいので、短時間で繰り返し回数を増やすことができ、マッサージ効果が高まるのである。
【0042】
凹状の枕体が、枕体に載置した頭部を適切に保持した状態で枕体を振動させるので、振動に際して、頭部が枕体から外れて振動による刺激を適確に行なえないということがない。
【0043】
頭部が枕体から外れてしまうことがないので、リラックスした脱力状態で枕体からの振動を受けることができ、枕体からの振動による刺激を一定方向からだけでなく、首筋部の周囲方向からも押圧刺激を受けることができ、より効果的なマッサージを行なうことができる。
【0044】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、実施例の図面を用いて説明する。
【0045】
図1は、本発明による健康枕の外観図であり、(1)は斜視図であり、(2)は、平面図であり、(3)は正面図である。図2は、同枕の図1のA−A断面における断面図、図3は、同枕の図1のB−B断面における断面図である。
【0046】
本実施例の健康枕は、枕体1と、基台2と、枕体1を支持し、基台2と枕体1を連結する支持部3によって構成されている。
【0047】
枕体1は、平面視すると解るように、扇状に湾曲しており、かつ、上面が長手方向に凹状に窪んだ枕体1本体内部に、枕体1を振動させるための振動装置4が内設されるとともに、基台2に支持部3によって枕体1をシーソー運動させるための駆動手段5が内設されたものである。
【0048】
枕体1は、枕体1に載置した頭部、頚椎部へのマッサージ効果を十分に発揮するため、適度な圧力と刺激が必要であり、柔らかいものではなく、硬質のものが適している。
【0049】
そこで、本実施例においては、枕体1に檜木を使用した。
【0050】
枕体1に使われる木は、檜木に限らず、いずれの種類の木材を使用しても良いが、その種類によって檜木枕、桐枕、杉枕などと材質で呼ばれるほど木枕として定着しており、その他にもケヤキ、ホウ、アスナロ(ヒバ)、カシワ、マツ、ツゲ、クスノキ、クワなど種類は多い。
【0051】
そのそれぞれで香り成分も異なり、特に檜木は古来より建築材として使われるなど日本人には馴染みの深い木材であるが、その独特の芳香は、心身の鎮静効果、防腐・防菌・防虫効果等、まさに木枕としては最も適した材質の一つである。
【0052】
このように、木を単に枕体として用いるだけでなく、その種類によって異なる香り成分が、マッサージ効果に加えて、リラクゼーション効果も得られることから、相乗効果によってより快適な睡眠が得られることも期待できる。
【0053】
また、枕体1は、マッサージ効果を得られるだけの適度な圧力と刺激が得られる材質のものであればいずれでも良いので、木製に限らず、例えば竹や籐を使った竹枕や網目枕、イグサ等の草の茎を編んだもの、土や石を使った石枕、陶枕、陶香枕、さらにはプラスチックやラバー、ウレタン等の化学製品を使用しても良い。
【0054】
また、枕の充填材として一般的に使われている綿、パンヤ、羽毛、そば穀、プラスチックビーズ等は、マッサージ効果を十分に発揮できるだけの圧力や刺激が得られれば使用していけないものではないが、あまりに柔らかい充填材や柔らかい材質は、枕体1には適さない。
【0055】
しかし、あまり硬質な材質を使用した場合、例えばローリング運動の際に、後頭部や頚椎部が当接する枕体1によって、ゴツゴツ感や痛み等の不快感を感じることもあり、これではマッサージ効果を阻害してしまう。
【0056】
そこで、枕体1に当接する後頭部や頚椎部を保護するために、枕体1の表面部には綿等の布製の生地やスポンジ状のポリウレタン等の柔軟材をカバー体として被覆するようにする。
【0057】
枕体1自体は、マッサージ効果を得るために、ある程度の圧力と刺激が必要なため、硬度な材質のものの方が適するが、枕体1を被覆するカバー体は、マッサージ効果に必要な圧力と刺激を損なわない程度のクッション性、伸縮性によって、硬度の枕体1が当接する後頭部、頚椎部分をソフトに保護することが望ましく、硬質な枕体1によってゴツゴツ感や痛み等の不快感を感じることがなければ、いずれの材質を使用しても良い。
【0058】
このカバー体は、着脱自在であり、例えば枕体1を別の材質のものに交換する際であっても容易に行なうことができ、また洗濯が可能な材質のものであれば、常に清潔な状態で使用することができるので、快適な睡眠を得ることができる。
【0059】
枕体1本体は、頭部を左右にローリング運動させても、常に首筋部分に枕体1が接触し、頭部をローリング運動させたどの状態であっても、枕体1がほぼ均等な力でほぼ同じ首筋部分を押圧刺激してストレッチをすることができるように、扇状に湾曲している。
【0060】
また、枕体1の上面は、長手方向に凹状となっている。
【0061】
この凹状の窪み部分に後頭部が丁度良くおさまり、頭部を保持するので、頭部が同じ姿勢に固定され、枕体1からの押圧刺激を頭部が受けやすくなることが可能となる。
【0062】
枕体1が柔らかい材質からなるもので、後頭部が当接する部分が頭部の自重によって沈みこんで、後頭部がおさまるのであれば良いが、枕体1は適度な押圧刺激を得られるように硬い材質によってできているため、上面が平らであった場合、頭部はゴツゴツ感や痛みを伴うこともあり、また頭部のおさまりが悪い。
【0063】
そこで、後頭部の丸みに合わせて、枕体1の上面を凹状にし、頭部のおさまりを良くしたものである。
【0064】
また、枕体1の中央部は、左右の両端部の高さよりもやや低くなっており窪んでいる。
【0065】
使用者が、ローリング運動やシーソー運動を行なった時に、左右に傾けた頭部を反転しやすく、また枕体1の中央部に頭部を導き、頭部から枕体1がずれたり、頭部が枕体1から落ちたりするのを防止するのに役立ち、頭部の安定性が良い。
【0066】
使用者は、頭部の自重を利用して、使用者自身が意識的に頭部をローリング運動させてマッサージしても良いが、枕体1の左右部を互いに上下させるシーソー運動を行なう駆動手段5を設けることで、使用者自身は脱力してリラックスした状態で、枕体1のシーソー運動に身を任せるだけで非常に効果的なマッサージを可能にする。
【0067】
図4は、枕体にシーソー運動の駆動手段を備えた状態の一例を示す図である。
【0068】
シーソー運動の駆動手段5は、基台2の内部に、第一空気袋6と、第2空気袋7とがエアーホース8で接続され、エアーポンプ9を内蔵した空気流制御装置10とで構成されている。
【0069】
空気袋6、7は、ビニール等の合成樹脂で構成してあり、空気の注入、空気の排出によって膨張、収縮する。
【0070】
基台2と枕体1を連結する支持部3は、上記の駆動手段により、上下にピストン運動する駆動ロッドであり、頭部の荷重によって変形することのない強度を有しており、例えば、金属やプラスチック樹脂等によって構成されている。
【0071】
基台2は、支持部3と同様に、頭部の荷重によって変形することのない強度を有する箱体であり、例えば、金属やプラスチック樹脂等によって構成されていても良いし、枕体1と同じ材質のものから構成されていても良い。
【0072】
使用者が駆動手段5のスイッチを入れることにより、エアーポンプ9と空気流制御装置10が作動し、シーソー運動を開始する。空気流制御装置10は、図5の概念図に示すように、エアーポンプ9を用いて、第一空気袋6と第二空気袋7とを交互に繰り返して膨らませることができるようにしたものである。
【0073】
第二空気袋7を膨らませるには、図5(1)に示すように、バルブB−1とバルブB−2を「開」状態とし、バルブB−3とバルブB−4を「閉」状態とした後、エアーポンプ9を作動させることにより、第一空気袋6内の空気が第二空気袋7へと送り込まれ、第一空気袋6が収縮し、第二空気袋7が膨張する。
【0074】
次に、図5(2)に示すように、バルブB−1とバルブB−2を「閉」状態とし、バルブB−3とバルブB−4を「開」状態とした後、エアーポンプ9を作動させることにより、上記のとは逆に空気が移送され、第二空気袋7内の空気が第一空気袋6へと送り込まれ、第二空気袋7が収縮し、第一空気袋6が膨張する。
【0075】
このように、本実施例の駆動手段5は、第一空気袋6と第二空気袋7とに、交互に空気を供給する動作を繰り返すことにより、枕体1と連結されている支持部3を交互に上下動させ、最終的に枕体1をシーソー運動させるものである。
【0076】
この繰り返し動作の切り替え間隔を適切に設定すると、枕体1の右側部と左側部とが交互に高くなり、或いは低くなることで、シーソー運動を行なう。
【0077】
このため、使用者の頭部は、この動きに同期して、枕体1の右側に或いは左側に揺動され、そのときに硬質の枕体上面への押圧刺激により、首筋から頚椎部までをマッサージすることができる。
【0078】
使用者は、駆動手段5のスイッチを切ることで、シーソー運動を停止する。
【0079】
上記作用により、枕体が自動的にシーソー運動をするので、使用者が自ら意識的に頭部を動かしてローリング運動させてマッサージを行なうよりも、身体的負担を与えずに脱力したリラックスした状態で、効果的なマッサージを行なうことができる。
【0080】
シーソー運動させるための駆動手段5は、枕体1の左右部を交互に上下させることができるものであればエアーポンプで以外の何れでも良く、カム機構やスプリング等を用いたものであっても良いし、駆動手段5に制御装置を設けて、シーソー運動の強弱等を使用者の好みに合わせて調節できるようにしても良い。
【0081】
但し、入眠、安眠を促進させる目的ではなく、マッサージ効果を得ることが目的であるので、硬質の枕体1によって適度な押圧刺激が得られるようなシーソー運動であることが望ましい。
【0082】
しかし、それに限定されるものではなく、使用者の好みによって入眠、安眠を促す緩やかなシーソー運動を行なえるようにすることは構わない。
【0083】
また、シーソー運動の制御装置は、上下運動の強弱切替えを可能にしたり、タイマーを内蔵して所望の時間内だけ作動させたり、設定した時刻に作動させて目覚まし代わりに利用したり、逆に設定した時刻に停止することができるように構成しても良い。
【0084】
図6は、枕体にシーソー運動の駆動手段を備えた他の実施例を示す図である。この駆動手段は、枕体1と連結されている支持部25,26を交互に上下動させるために、カム機構を用いたものであり、同一形状の2個のカムを用い、位相を90度変えて取り付け、第一カム20と第二カム21とし、駆動モータ22と駆動ベルト23、24で接続し、駆動モータの作動により、第一カムと第二カムとが同時に回転し、位相の違いにより、左右の支持部25,26が交互に上下動し、最終的に枕体1をシーソー運動させるものである。
【0085】
図7は、枕体に振動装置を備えた状態の一例を示す図である。枕体1の本体内部に、枕体1を振動させるための振動装置4を埋め込んで設け、この振動装置4の作動により枕体1を振動させて、枕体1に載置した頭部の首筋部から頚椎部に押圧刺激を与えるようにしたものである。
【0086】
使用者が振動装置4のスイッチを入れることにより、振動装置が駆動し、振動が枕体を通して、使用者の首筋部から頚椎部に押圧刺激を与えて、振動マッサージを行なう。
【0087】
使用者は、振動装置4のスイッチを切ることで、振動装置を停止する。
【0088】
上記作用により、枕体が自動的に振動をするので、身体的負担を与えずに脱力したリラックスした状態で、効果的な振動マッサージを行なうことができる。また、上記に示したシーソー運動と同時に振動させると、首筋部から頚椎部のマッサージ効果をさらに高めることができる。
【0089】
該振動装置4は、一般に市販されている小型のバイブレーターなどが使用できる。この小型バイブレーターを枕体1の本体内に埋め込んで使用するものである。また、枕体1の裏面に張り付けた状態で使用しても良い。
【0090】
また、振動装置4は、枕体1の中央部にのみ設けただけでも良いし、枕体1の左右両端部に設けて同時に使用しても良い。
【0091】
また、上面が凹状になった枕体1が、枕体1に載置した頭部を適切に保持することができるので、振動装置4の使用に際して、頭部が枕体1から外れて振動による刺激を適確に行なえないということはない。
【0092】
頭部が枕体1から外れてしまうことがないので、リラックスした脱力状態で枕体1からの振動を受けることができ、また、シーソー運動による枕体1と頚椎部との当接部のマッサージのみではなく、枕体全体の振動により、首筋部の周囲方向からも振動による刺激を受けることができ、より効果的なマッサージを行なうことができる。
【0093】
また、振動装置4には、制御装置を設けても良い。
【0094】
振動の強弱切替えを可能にしたり、タイマーを内蔵して所望の時間内だけ作動させたり、設定した時刻に作動させて目覚まし代わりに利用したり、逆に設定した時刻に停止することができるように構成しても良い。
【0095】
シーソー運動と同時に使用できるようにすることで、より効果的なマッサージを行なうことができ、疲労回復や血行促進に効果的であり、健康増進に役立つことが期待できる。
【0096】
【発明の効果】
以上、詳細に説明した本発明では、以下に示すような効果がある。
【0097】
1)硬質な枕体により、頭部の重さに反発して作用する力が後頭部の頚椎部分に適度な押圧刺激が与え、頭部の自重を利用して、使用者自身による頭部のローリング運動によっても、またシーソー運動を行なう駆動手段によっても、効果的なマッサージが可能になる。
【0098】
2)枕体が扇状に湾曲しているので、頭部を左右にローリング運動させても、常に首筋部分に枕体が当接して、頭部を左右に傾けたどの状態であっても、ほぼ均等な力で首筋部分を押圧刺激してストレッチすることが可能になる。
【0099】
3)枕体の上面が長手方向に凹状になっていることで、凹状の窪み部分に後頭部が丁度良くおさまり頭部を保持するので、頭部が同じ姿勢に固定され、枕体からの押圧刺激を頭部が受けやすくなることが可能となる。
【0100】
4)凹状の枕体が、枕体に載置した頭部を適切に保持した状態で枕体を振動させるので、使用者はリラックスした脱力状態で枕体からの振動を適確に受けることができ、またシーソー運動と振動との相乗作用により、より効果的なマッサージを行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による健康枕の実施例を示す外観図である。
【図2】図1のA−A断面における断面図である。
【図3】図1のB−B断面における断面図である。
【図4】本発明による健康枕にシーソー運動の駆動手段を備えた状態の実施例を示す図である。
【図5】本発明による健康枕の空気袋を用いたシーソー運動駆動手段の駆動概念図である。
【図6】本発明による健康枕の他のシーソー運動の駆動手段を備えた状態の実施例を示す図である。
【図7】本発明による健康枕の振動手段の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 枕体
2 基台
3 支持部
4 振動装置
5 駆動手段
6 第一空気袋
7 第二空気袋
8 エアーホース
9 エアーポンプ
10 空気流制御装置
20 第一カム
21 第二カム
22 駆動モータ
23 駆動ベルト
B−1、2、3、4 バルブ

Claims (2)

  1. 頭部を載置し、左右にローリング運動させたときに、後頭部の頚椎部分を適度に押圧刺激し、指圧のような圧力を生じる硬さの硬質な素材からなり、かつ、頭部のローリング運動において、後頭部の頚椎部分が常に枕体の上部に当接するように、枕体が扇状に湾曲しており、上面は長手方向に凹状となっている枕体と、該枕体を左右にシーソー運動させるための駆動手段が設けられていることを特徴とする健康枕。
  2. 枕体を振動させるための振動手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の健康枕。
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