JPH03108575A - プリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、ＥＣＲ−ＡＴＭ等に使用され、紙ジヤムリ発
生時・インクリボン着脱時・記録紙のセット時及び除去
時等に印字部をオーブンすることができるプリンタに関
する。

［従来の技術］ 従来は、印字ヘッドとプラテン間が０．６ミリ前後の狭
い隙間を確保した状態で固定されているプリンタが多く
、この場合は紙ジヤムリした紙を除去するのが大変であ
り、時に依ってはサービスコールにもつながる重大欠点
となっていた。

そのため、印字ヘッドとプラテン間の開閉機構を有した
プリンタも現れているが、幾多の欠点を含んでいた。

（１）　ユニット全体を取り外す方式 この方式は、ユニット着脱時の操作が煩わしい上に操作
ミスによる破損等のトラブルを生じ易かった。また、外
した後再びセットする際にロール紙を入れ直さなければ
ならない煩わしさがあった。

（２）　ユニット全体を回転または移動する方式この方
式は、最近採用されてきた方式であるが、構造が複雑で
ある上に回転または移動してオープン状態にするための
操作と元の状態に戻すための操作が非常に煩わしいもの
であり、ヘッドギャップが開閉により変化してしまうこ
とにより印字品質が悪くなる欠点を有していた。

［発明が解決しようとする課題］ 前述の従来技術では、ＥＣＲ等に使われるプリンターで
発生し易い”紙ジヤムリ時の紙除去°等の保守作業に時
間がかかると共に、その程度に依ってはオペレイターの
手に負えずサービスコールにまで及ぶ場合もあり、プリ
ンターの重大な問題となっていた。

本発明はこのような問題を解決するためになされたもの
であり、印字ヘッドとプラテン間をレバー操作で容易に
開閉可能にすることにより、印字品質を確保しながら紙
ジヤムリ除去・リボン交換・ロール紙交換等に威力を発
揮する極めて操作性の良いプリンターを、低コストで市
場に提供することを目的としている。

なお、業界では印字ヘッドとプラテン間を開閉する機構
をクラムシェル機構と呼ぶため、以下この呼び方で説明
する。

［課題を解決するための手段］ 本発明のクラムシェル機構付プリンターは、印字手段と
しての印字ヘッドを含む固定された本体ユニット、印字
受は台としてのプラテンを含み回動可能な可動フレーム
ユニット、前記本体ユニットの固定部及び前記可動フレ
ームユニットの回動中心の支点部を有するベースフレー
ム部材とから成り、前記ベースフレーム部材上には、回
動可能な前記可動フレームユニットを印字可能な定常状
態に保持するロック部材、該ロック部材を解除または保
持することにより前記可動フレームユニットをオープン
状態またはロックした印字可能な定常状態に切り換える
ロックコントロール部材を有していることを特徴とする
。

［作用］ 本発明の上記の構成によれば、紙ジヤムリの除去・リボ
ン交換・ロール紙交換等の際に、ベースフレームに設け
たロックコントロールレバーを操作することにより、容
易に本体ユニットと紙送りユニットをオーブン状態又は
印字可能なりローズ状態と切り換えるることができる為
、オープン状態では印字ヘッドとプラテン間が広くなり
、容易に紙ジヤムリの除去・リボン交換・ロール紙交換
ができる極めて操作性の良いプリンターとすることがで
きる。またロック軸を位置調整可能にすると共に、回動
可能な紙送りユニットとベースフレームとの間にがたを
吸収するためのシフトバネを設けることにより、クラム
シェル機構の開閉でプラテンギャップが変化して印字品
質が悪くなるという問題もない。

［実施例コ 以下に本発明の実施例を図面に基ずいて説明する。第１
図は本発明によるクラムシェル機構付プリンターの１実
施例の待機状態を示す側面図、第２図はロック解除時の
状態を示す側面図、第３図は印字部をオープンにした状
態を示す側面図、第４図は第１図の待機状態を示す正面
図である。

第１図において、印字ヘッド１は原動機としてのモータ
２の駆動力を受けて回転するヘッド送りカム３の矢印方
向の回転に従って、ロール紙４の紙幅方向に往復運動す
るヘッドキャリッジ５に固定されている。６はインキン
グ手段としてのインクリボンであり、メインフレーム７
上に配備されたリボン送り機構により所定量リボン送り
される。

モータ２にはタイミングパルスを発生するタコジェネレ
ータが内蔵されており、波形成形回路で成形されたタイ
ミング信号を基本のクロック信号として印字・紙送り等
のコントロールに使用している。この他、印字ヘッド１
のホームポジションを検出するリセット検出を含めて、
印字部を中心とした本体ユニットを構成している。

次に本発明の特徴であるオープン可能な紙送りフレーム
ユニットは、支点軸８を中心として回動する紙送りフレ
ーム９、紙案内１０、紙送りローラ１１、紙押えローラ
１２、印字受は台としてのプラテン１３、紙送りフレー
ム９に固着されロックレバ−１８との間のがたを防止す
るため位置調整可能なロック軸１４、度当り軸１５、及
びロール紙４を切断するためのオートカッター装置１６
とから構成されている。

本体ユニットと紙送りフレームユニットは、ベースフレ
ーム１７上に配置されており、本体ユニットは固定、紙
送りフレームユニットはベースフレーム１７の１対の曲
げ部１７ａで軸支された支点軸８を中心として、回動可
能な状態で保持されている。ベースフレーム１７には支
点軸穴を有したもう１対の曲げ部１７ｂが設けてあり、
紙送りフレームユニットを印字可能な所定の印字位置に
保持するためのロックレバ−１８、ロックレバ−１８の
支点としてのロックレバ−軸１９、ロックレバ−１８を
反時計回り方向に付勢するロックレバ−バネ２２が軸支
されている。また、本発明のクラムシェル機構のオープ
ン・クローズ動作のために、紙送りフレーム９と同じ支
点軸８を中心として回動可能なロックコントロールレバ
ー２０、ロックコントロールレバー２０を支点軸８を中
心として時計回転方向に付勢するロックコントロールレ
バーバネ２１が設けてあり、ロックコントロールレバー
を操作するだけでクラムシェル機構をコントロールする
ことができる。また紙送りユニットとベースフレーム１
７との間には、印字ヘッド１からプラテン１３が受ける
力の方向に紙送りユニットを付勢することにより各部品
の寸法バラツキを吸収するためのシフトバネ２３が設け
てあり、クラムシェル機構の弊害となり易い°゛プラテ
ンギヤツプ変動による印字品質の悪化′”を防止してい
る。

次にクラムシェル機構をオーブン状態にする場合の動作
を、第２図・第３図を用いて説明する。

第２図はロックコントロールレバー２０を矢印Ａ方向に
わずかに押すことにより、ロック機構が解除される状態
を示したものであり、ロックコントロールレバー２０の
曲げ先端部２０ａでロックレバ−１８の凸部１８ａを、
支点軸１９を中心としてロックレバ−バネ２２のバネ力
に逆らって時計方向に回転させることにより、ロック軸
１４とロックレバ−１８の凹部１８ｂでのロックを解除
することが出来る。

この状態から、更にロックコントロールレバー２０を矢
印Ａ方向に押した状態が第３図であり、ロックコントロ
ールレバー２０の曲げ斜面部２０Ｃで紙送りフレーム９
に固定された度当り軸１５を押すことにより、紙送りフ
レーム９の度当り部９ａがベースフレーム１７に度当る
迄、紙送りフレーム９を支点軸８を中心として反時計回
り方向に回転させ、印字ヘッド１とプラテン１３とから
成る印字部をオーブンにすることが出来る。この時、オ
ープンにする角度は、紙送りフレーム９の度当り部９ａ
の位置を変えることにより自由に設定できる。また、実
施例ではロックコントロールレバーバネ２１をねじりコ
イルバネを使っであるが、２安定バネを使用することに
よりロック状態とオープン状態を安定的に維持すること
が出来る。

第３図に示すオープン状態では、印字部が完全にオーブ
ンに成る為、紙ジヤムリ等の発生時に短時間にしかも容
易に処置することが出来る。

次に、第３図のオープン状態から第１図のノーマル状態
（ロック状態）に戻すには、ロックコントロールレバー
２０を矢印Ｂ方向に押すと、曲げ底部２０ｄが紙送りフ
レーム９の曲げ部９ｂを押し下げる為、紙送りユニット
は時計回転方向に回転し、ロック軸１４でロックレバ−
１８の斜面部１８ｄを支点軸１９を中心として時計回転
方向に回転させることにより、容易に出来る。

第４図は第１図の正面図であり、本実施例ではロックレ
バ−１８とロックレバ−バネ２２とから成るロック部が
左右に一対ずつ設けである場合を説明したが、中央部に
１箇所設けた場合も同様の効果が得られる。

［発明の効果］ 以上詳述したように、本発明によるとプリンタの致命欠
陥でもある紙ジヤムリ発生時、またはインクリボン・ロ
ール紙等の交換時の際に、１個のレバー操作のみで容易
に印字部が開閉できる為、極めて簡単にしかも短時間で
処理することが出来る。また構造の簡単な少ない部品か
ら構成されているため、安価に市場に供給することが出
来る。

更に、一般に印字部をオープンにするクラムシェル機構
の場合、印字ヘッドとプラテン間のギャップが狂ってし
まう場合が多いが、本発明の場合はロック軸の位置を可
変にすることにより部品のバラツキからくるロック部の
ガタ防止と、印字ヘッドからプラテンが受ける力の方向
と同じ方向に可動部の紙送りユニット全体を付勢するこ
とにより、クラムシェル機構の開閉でプラテンギャップ
が変化することはなく、他にも応用可能な極めて有益な
ものである。

７　・　・ １３　・ １４　・ １５　・ １７　・ １８　・ ２０　・ ２３　・ ・メインフレーム ・紙送りフレーム ・プラテン ・ロック軸 ・度当り軸 ・ベースフレーム ・ロックレバ− ・ロックコントロールレバー ・シフトバネ

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるクラムシェル機構付プリンターの
１実施例の待機状態を示す側面図、第２図はロック解除
時の状態を示す側面図、第３図は印字部をオーブンにし
た状態を示す側面図、第４図は第１図の待機状態を示す
正面図である。 以上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　印字手段としての印字ヘッドを含む固定された本体ユ
   ニット、印字受け台としてのプラテンを含み回動可能な
   可動フレームユニット、前記本体ユニットの固定部及び
   前記可動フレームユニットの回動中心の支点部を有する
   ベースフレーム部材とから成り、前記ベースフレーム部
   材上には、回動可能な前記可動フレームユニットを印字
   可能な定常状態に保持するロック部材、該ロック部材を
   解除または保持することにより前記可動フレームユニッ
   トをオープン状態またはロックした印字可能状態に切り
   換えるロックコントロール部材を有していることを特徴
   とするプリンタ。