JPH0310678Y2 - - Google Patents

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JPH0310678Y2
JPH0310678Y2 JP17772384U JP17772384U JPH0310678Y2 JP H0310678 Y2 JPH0310678 Y2 JP H0310678Y2 JP 17772384 U JP17772384 U JP 17772384U JP 17772384 U JP17772384 U JP 17772384U JP H0310678 Y2 JPH0310678 Y2 JP H0310678Y2
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notch
insulating substrate
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radius
integrated circuit
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、放熱板上にノツチ加工を施した絶縁
基板を搭載した実装構造を有する高出力用の混成
集積回路装置に係り、特にその絶縁基板の構造に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来より高出力用の混成集積回路装置において
絶縁基板の形状は、高出力用素子などの放熱板へ
の直付けなどのために、ノツチ加工を施す場合が
多い。
第3図はその一例を示すもので、1は放熱板、
2はノツチ加工を施して方形状のノツチ部3が形
成されたセラミツクなどの絶縁基板、4は前記放
熱板1と絶縁基板2を接合するための半田であ
る。なお、第3図においては、外部リード、絶縁
基板2上の回路部品などの周辺部品などは省略し
てある。
ところで、上記第3図の実装構造において、能
動素子の動作時における発熱のために、装置全体
の温度が上昇すると、放熱板1と絶縁基板2の熱
膨張係数の差のために絶縁基板2にストレスが発
生する。特にそのノツチ部3の部分には応力集中
が生じ、基板割れがこの部分から生じやすくなつ
ている。
第4図はこの点を解決した構造を持つ他の従来
例のノツチ部分を示すもので、ノツチ部3の角部
1を円弧状に加工している。ここでRは円弧状
を有するノツチ角部31の曲率半径を表わしてお
り、このRは大きい方が応力集中を緩和するもの
であるが、回路実装の高密度化のためには小さい
方が望ましい。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記第4図における曲率半径Rの従来
の決定方法は、経験に依るところが大きく、回路
実装の高密度化と応力集中の緩和効果との両方の
条件の最適化の点で、信頼性対策上好ましくなか
つた。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたも
ので、高出力用の混成集積回路装置に用いる絶縁
基板にノツチ加工を施す際にノツチ角部の円弧状
加工における一定の基準を設けることにより、応
力集中を効果的に緩和することができる混成集積
回路装置を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る混成集積回路装置は、回路部品を
実装すべき絶縁基板に方形状のノツチ部を形成
し、この絶縁基板を放熱板上に搭載する構造の高
出力用の混成集積回路装置において、前記絶縁基
板に形成されるノツチ部のノツチ幅をl、ノツチ
角部の曲率半径をρとしたとき、この曲率半径ρ
を前記ノツチ幅lの0.075倍以上に設定したこと
を特徴とするものである。
〔作用〕
本考案においては、絶縁基板のノツチ部の円弧
状加工における曲率半径を決定する上で一定の基
準を設けることが可能になる。
〔実施例〕
以下、本考案を第1図および第2図に示す実施
例に基いて説明する。
第1図は、放熱板1(第3図参照)上に搭載さ
れる回路部品を実装すべき絶縁基板2にノツチ加
工が施された方形状のノツチ部3の1つのモデル
を示すもので、lはそのノツチ幅、dはノツチ深
さ、ρはノツチ角部31の曲率半径である。ここ
でA点における応力集中率αは、基準応力δ0に対
するA点における応力δAの比で表わされ、このA
点はノツチ部3における最大応力の点である。
今、a=l/2を用いると、A点における応力
集中率αは近似的に次式で与えられる。
α=δA/δO=1/2√a/ρ・〔1+√2a+2ρ/√
a−√ρ〕…(1) 上記(1)式を実用的に修正したグラフを第2図に
示し、横軸はρ/a、縦軸は応力集中率αであ
る。第2図において、ρ/aの値が0.15を境に
ρ/aの小さい方に向けてαが急激に増大してい
ることが判る。実際に、混成集積回路を設計する
に当りノツチ角部の曲率半径ρを設定する時に
は、他に種々の制約があるが、第2図に示すグラ
フを参照することによつて、ノツチ角部の円弧状
加工における応力集中を効果的に緩和することが
できる。すなわち、本考案の一実施例として、ノ
ツチ角部の曲率半径ρを0.15a以上、つまりノツ
チ幅lの0.075倍以上にとることを規定すること
は、混成集積回路の絶縁基板の設計上、適性な判
断基準となる。従つて、高出力用の混成集積回路
装置において、特に熱応力に関する問題には種々
の要因があり、信頼性を保障する上で困難な問題
が多いが、上記実施例によると、絶縁基板のノツ
チ加工における応力集中緩和を定量的に検討しな
がら、構造設計を行うことは信頼性対策上、一つ
の基準となり、信頼性向上の上で有利となる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、高出力
用の混成集積回路装置において絶縁基板のノツチ
部の角部の円弧状加工における曲率半径を決定す
る上で一定の基準を設けることにより、応力集中
を効果的に緩和することが可能になり、信頼性向
上にすぐれた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による絶縁基板のノ
ツチ部分の断面図、第2図は第1図の実施例に供
するグラフを示す図、第3図および第4図はそれ
ぞれ従来例を示す概略図である。 1……放熱板、2……絶縁基板、3……ノツチ
部、31……ノツチ角部、4……半田。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回路部品を実装すべき絶縁基板に方形状のノツ
    チ部を形成し、この絶縁基板を放熱板上に搭載す
    る構造の高出力用の混成集積回路装置において、
    前記絶縁基板に形成されるノツチ部のノツチ幅を
    l、ノツチ角部の曲率半径をρとしたとき、この
    曲率半径ρを前記ノツチ幅lの0.075倍以上に設
    定したことを特徴とする混成集積回路装置。
JP17772384U 1984-11-22 1984-11-22 Expired JPH0310678Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP17772384U JPH0310678Y2 (ja) 1984-11-22 1984-11-22

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JP17772384U JPH0310678Y2 (ja) 1984-11-22 1984-11-22

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Publication Number Publication Date
JPS6192067U JPS6192067U (ja) 1986-06-14
JPH0310678Y2 true JPH0310678Y2 (ja) 1991-03-15

Family

ID=30735295

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JP17772384U Expired JPH0310678Y2 (ja) 1984-11-22 1984-11-22

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JPS6192067U (ja) 1986-06-14

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