JPH03106630A - 難燃性樹脂押出板 - Google Patents

難燃性樹脂押出板

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JPH03106630A
JPH03106630A JP1241926A JP24192689A JPH03106630A JP H03106630 A JPH03106630 A JP H03106630A JP 1241926 A JP1241926 A JP 1241926A JP 24192689 A JP24192689 A JP 24192689A JP H03106630 A JPH03106630 A JP H03106630A
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JP
Japan
Prior art keywords
flame retardant
flame
thermoplastic resin
board
extrusion
Prior art date
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Pending
Application number
JP1241926A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Kamei
亀井 忠
Keiichi Kameyama
亀山 啓一
Kunihiko Otaki
大滝 邦彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP1241926A priority Critical patent/JPH03106630A/ja
Publication of JPH03106630A publication Critical patent/JPH03106630A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は難燃性で、物性の低下も少ない熱可塑性樹脂押
出板に関する。
〔従来の技術〕
アクリル樹脂やスチレン樹脂等の熱可塑性樹脂の押出板
は、軽量性、表面光沢性、耐熱性、機械的性質等に優れ
ていることから各種の用途、たとえば看板、カーポート
、サンルーム、照明カバー各種工業用品等に広く用いら
れて来ている。しかしながらこれらの熱可塑性樹脂は本
質的に可燃性であり、難燃性が要求される難燃性板とし
て各種の照明カバー、ガソリンスタンドの看板、ドーム
等の一部の建築材料に用いられる場合は注型重合(キャ
スト重合)で作られた難燃性樹脂板が全てであった. しかしこうして得られる板はキャスト重合という生産性
が低い方法から来るコスト高と、難燃剤を多量に加える
ことから来る物性低下が著しいこと等の問題点を有す事
からその使用出来る用途が限定されて来ていた。
〔発明が解決しようとする課題) 本発明の課題は前記の問題点を解決した難燃性を有する熱可塑性樹脂押出板を提供するところにある. 〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは上記課題を解決する為鋭意研究した結果、
特定の構造を有する難燃剤を熱可塑性樹脂に配合し、こ
れを混合分散後押出板とすることによって目的を達或で
きることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は1.化合物(I)を含む熱可塑性樹
脂押出板 0.P{−OCR2C−(CHJ)i ) 3  Xは
ハロゲン原子(I) 2.上記1項記載の押出板からなる照明カバーに関する
ものである. 従来、熱可塑性樹脂の難燃板は、難燃性を熱可塑性樹脂
原料シラップに溶解させたものを鋳型に注入して重合を
完了させる、云わゆるキャスト板と云われているもので
あり押出板での難燃板は現実には得られていない. 又難燃剤としては、種々の物が知られているが、例えば
特公昭46−6865にハロゲン原子を含むリン酸エス
テル類の難燃剤と熱可塑性樹脂からなる組威物が先行文
献としては認められる。しかし、押出板用に使用されう
るとの記載はなく、事実、これ迄押出板として実用出来
る難燃板はまだ出現するに至っていなかった.その理由
としては押出板製造時の250℃ないしそれ以上の押出
し温度に耐えられる難燃剤が見当たらないことによると
されていた。今回、本発明者らはこの点に着目し、各種
の難燃剤を評価、検討した結果、その中から押出板に用
いる事が出来る難燃剤を見出し、その難燃剤が添加され
た押出板は、有効な難燃性を発揮ししかも耐熱性等の物
性の低下も小さく用途面では特に照明カバー用途で実用
に供しうろことがわかり本発明に至った。この事により
押出板の特徴である板の外観品質と厚み精度に優れ、し
かも大量生産出来るためコストダウンが可能となる等の
優れた特長をも付与した難燃板を与えるまでに至り、熱
可塑性樹脂難燃板の用途を大きく展開させる事に寄与す
る事が出来た。
本発明での熱可塑性樹脂にはたとえば、アクリル系樹脂
、スチレン系樹脂、オレフィン系樹脂、ボリカーボネー
ト樹脂などがあるが、この中でも特に押出板の用途が多
いアクリル系樹脂において本発明の効果が著しい.アク
リル系樹脂とは炭素数(以下Cと略す)1〜4のアルキ
ル基を有するアルキルメタクリレート単位を有するアク
リル樹脂であり、押出、その他熱加工時の安定性の点か
ラC +〜C4のアルキル基を有するアルキルアクリレ
−トを20重景%以内共重合せしめたものが好ましい. なお、上記のCI””’C4のアルキル基を有するアル
キルメタクリレートの例としてはメチルメタクリレート
、エチルメタクリレート、プロビルメタクリレート、プ
チルメタクリレート等があり、これらの中では物性上メ
チル及びエチルメタクリレートが最も好ましい。
また、メタクリル酸メチルを主成分とする連続樹脂相中
に常温でゴム状を示す弾性体を粒子状で不連続的に5〜
50重量%分散させた耐衝撃性アクリル樹脂も含まれる
. 更には、耐熱アクリル樹脂と称されるメタクリル酸メチ
ルと、各種のコモノマー、たとえばアクリル酸、メタク
リル酸、無水マレイン酸、α−メチルスチレン等と共重
合させた共重合体又、分子中に一般式 以下 余白 Rl (式中R+, Rzは水素原子又はメチル基、R3は水
素原子、アルキル基、シクロアルキル基又はアリール基
を表わす) 等の六員環酸無水物単位、六員環イξド単位を含んだ共
重合体などが含まれる。
本発明で云う難燃剤化合物は式(I)で示されるハロゲ
ン化ペンタエリトリットリン酸エステルであり、ハロゲ
ン基としては塩素、臭素、ヨウ素等があるがこのうち特
に臭素が原料供給面と効果の点で好ましい. o.p÷ocu.c−(CH2X)! ) !  Xは
ハロゲン原子(I) 本発明において難燃剤の使用量は熱可塑性樹脂100重
量部に対して5〜40重量部位の範囲でよいが、使われ
る用途で量の違いはあるが押出板としての物性バランス
的には7〜30重量部が好ましい。難燃剤の量が5重量
部よりも少ない場合は目的とする難燃効果が得られにく
く、又、難燃剤の添加量が40重量部より多い場合は、
得られた押出仮の物性低下が著しくなり問題となる場合
がある。
本発明での押出板の製造は、予め、熱可塑性樹脂と該難
燃剤とを所定量グラベンダー等の混合機で混合させたの
ち、これを押出機に供給する方法が品質の安定性の面で
よい。押出機の温度はシート化が出来る範囲で出来る丈
低い方が良いがアクリル系樹脂場合ダイス温度で250
〜270℃が最適である。この様な方法でアクリル系樹
脂をはじめとする各種の熱可塑性樹脂と該難燃剤とをた
とえば直径9 0nm+, L/D=3 2の押出機を
用いて厚さ3m、シート幅800mmの押出板を品質上
何ら問題なく得る事が出来る。
この様にして得られた押出板はそのまま板として切断、
接着、彫刻などの二次加工を行なって最終製品にされる
場合と、押出板を加熱して真空成形などの熱成形加工し
て最終製品とされる場合などがある。本発明で得られた
押出板は二次加工、熱成形加工等により難燃性を有する
各種製品がつくり出されるが、その中でも特に照明カバ
ー用難燃板として使用に供されるのに適している。具体
的に云えば家庭用、ビル用各種照明用カバー、電照式案
内表示板、避難誘導灯カバー、鉄道車輌用照明カバー等
である。
なお本発明に必要に応じて各種の安定剤として紫外線吸
収剤、酸化防止剤、光拡散剤として無機及び有機系拡散
剤、更には着色顔料、染料等の添加剤を加える事は何ら
差しつかえがない。又、照明カバー用途で拡散度を上げ
る為に板表面にプリズム加工、エンポス加工等の凹凸を
付与させる事も本発明中に含まれる。
〔実施例〕
本発明での評価方法 (I)難燃性評価(電気用品取締法技術基準 JIL5
502  試験方法C) 試験片:厚さ3tm以下長さ125W幅22.5m試験
方法:試験片の長袖を水平に短軸を水平から45゜傾け
て試験片の下端から 10IIIIl下に100X100nmの20メッシュ
金網を保持する。試験片の 自由端から25+nm及び100IIIOの箇所に標線
をつけておき、ブンゼンバ ーナの炎の中心部を試験片の先端の 下端に30秒間あてて上記標線間で の燃焼速度を測定する。燃焼速度が 毎分38mm以下のものを難燃性材料 と称する。
(2)耐熱性評価 ビカット軟化点:^STM D 1525(3)光学的
特性評価 全光線透過率及びヘーズ:^STM D 1003実施
例1、比較例l アクリル樹脂ペレット(旭化成工業■デルペッ}LP−
1)100重量部に難燃剤として0.P  ←OCHz
C  (CHJr)i) 3  (983大八化学工業
:CR−900)を15部、さら6こ内部拡散剤として
硫酸バリウム及び炭酸カルシウムを少量、混合し、ブラ
ベンダーで約一時間均一混合させた後、直径90闘の押
出機でペレット化した。該ペレットを用いて直径90m
mの押出機で押出しシート化し、厚み211m、幅80
01rnの押出板を得た。この押出板について前記の項
目について評価を行なった。
又比較例として実施例1で用いた難燃剤を添加しない以
外は全て実施例1と同様に行ない押出板をつくり評価し
た。結果について表−1に示す。
(表−1) (表−1)の結果から、難燃剤の添加効果は著しく難燃
剤を加えた押出板は燃焼速度からJIL C法合格であ
り、難燃剤を添加しなければJIL C法で不合格とな
った。又、難燃剤を加えたことによるビカット軟化点の
低下も少なく、更に全光線透過率及びヘーズについても
殆ど変らず、実用使用で何ら問題がない。
実施例2〜5 難燃剤の量を7部、20部、30部、40部と変えた以
外は実施例lと同様に押出板をつくりその評価結果を表
−2に示す。
実施例6、比較例2 実施例1でデルペットLP−1の代りに耐熱アクリル樹
脂を使用する以外は全て実施例1と同様に押出板をつく
りその評価結果を表−3に示す。
比較の為難燃剤を加えない以外は全て実施例6と同様に
行ないその評価結果も表−3に示す.なお、該耐熱アク
リル樹脂は、特公昭61−49325号公報の実施例に
記載された方法で得た。即ちスチレン4l重量%、メタ
クリル酸8重量%、メチルメタクリレー}41重量%、
メチルエチルケトン10重量%の割合で配合された混合
液100部に、ter t−ドデシルメルカブタン0.
 1部を添加調整し、If/Hrの割合で連続して反応
器に供給して重合を行った.重合開始剤には1.1−ジ
ーtert−プチルパーオキシ−3.3.5−}リメチ
ルシクロヘキサンを用い、重合温度は126゜Cであっ
た.固形分41重量%の重合反応液を連続して高温真空
室へ供給して未反応物の除去及び六員環酸無水物の生戒
を行なった.この生或共重合体の中和滴定及び赤外分光
光度計による組威分析の結果は、スチレン単位45重量
%、メチルメタクリレート単位45重景%、メタクリル
酸単位3重量%、及び六員環酸無水物単位7重量%であ
った。
以下 余白 (表−3) 〔発明の効果〕 本発明は表−1〜3の結果から、難燃性である熱可塑性
樹脂押出板を提供することが出来、該押出板は難燃剤を
加えないものに比べて著しい難燃効果を示し、しかも大
きな物性の低下も起こさないことがわかった。該押出板
は切削、接着、熱成形等の2次加工性にも優れており、
照明カバー用途として優れた性能を備えたものであり十
分実用に供しうることかわかった.

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、化合物( I )を含む熱可塑性樹脂押出板O=P■
    OCH_2C−(CH_2X)_3〕_3Xはハロゲン
    原子( I ) 2、1項記載の押出板からなる照明カバー
JP1241926A 1989-09-20 1989-09-20 難燃性樹脂押出板 Pending JPH03106630A (ja)

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JP1241926A JPH03106630A (ja) 1989-09-20 1989-09-20 難燃性樹脂押出板

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100407855B1 (ko) * 1998-12-30 2004-03-24 제일모직주식회사 난연성을갖는열가소성수지조성물

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100407855B1 (ko) * 1998-12-30 2004-03-24 제일모직주식회사 난연성을갖는열가소성수지조성물

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