JPH03105725A - 光学的記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は光学的記録装置に関し、さらに詳しくは、光デ
ィスクや光カード等のように，光ビームの照射により発
生する熱を利用して情報の記録を行なうことのできる装
置に関する （従来の技術） 周知のように、光ディスクや光カードにあっては，例え
ば，記録媒体上への光ビームの照射による加熱作用を利
用して凹凸反射面から成るピッ１一を形威したりあるい
はそのピットを消去して，このピットの有無による光学
的反射率の変化を信９として取り出し、情報の読み取り
が行なえるようになっている． ところで、上述した光ビームを用いた記録装置にあって
は，その装置の使用環境温度が一定した状態で使用され
ることは少なく、例えば．ある温度範囲内で使用される
ことが多い． 従って、使用環境温度範四が広い状態で信号を記録しよ
うとした場合，同じ条件下での加熱を行った場合，環境
温度が低いと光ビームの光量不足により不十分な記録が
得られ、また、環境温度が高いと光ビームの光量が強す
ぎて記録部分が破壊されてしまう虞れがある． そこで，従来では、例えば、特開昭６４　−　４２５６
号公報等に示されているように、信号記録再生特性に対
する温度変動を補償するための装置が提案されている． すなわち、上記公報に記載の装置は、光ビームによる記
録再生構造Ａと，この記録再生構造での半導体レーザに
おける翻動出力を環境温度により設定する温度補償構造
Ｂとを備えている。

上述した装置における記録再生構造Ａは、情報の記録時
、信号入力端子１からの信号を処理する信号処理回路２
を備え、この処理回路２からの出力が半導体レーザ駆動
回路３に導入されて半導体レーザ４の光量設定が行なわ
れるようになっているや 上述した処理回路２に入力された信号に応じて半導体レ
ーザー４から出射されるレーザー光は、レンズ系５を通
過して偏光ビームスプリッタ６で反射され、λ／４波長
板７および絞りレンズ８を介してビーム径を絞られた状
態でディスク１０に照射されて記録を実行するようにな
っている。

一方，上述した絞りレンズ８においては、フォーカス素
子９によりディスク１０の面振れに追随して動くように
なっており、光ビームを常にディスク１０上での合焦の
ために変位できるようにしてある． また、情報の再生時には、半導体レーザ４を，記録時よ
りも弱い一定レベルの光を出力ように動作させ、ディス
クｌＯより反射された光ビームは，λ／４波長板７およ
び偏光ビームスプリッタ６を通過して受光器１１に入射
される．受光器１１に入射した光から得られる電気信号
はヘッドアンプ１２で増幅され、復調器を含めた信号処
理回路１３を介して信号出力端子１４から再生信号とし
て出力される。

以上が上述した光学的記録装置における記録再生構造Ａ
の構或および動作である． 一方、上述した温度補償構造Ｂは、第３図に示すように
、温度センサｌ５とこのセンサｌ５に接続してあるセン
サ出力処理回路１６とを備えており、温度センサ１５は
、ディスク１０の近傍に配置され，ディスク１０の近傍
付近の温度を検出するためのものであり，また、センサ
出力処理回路ｌ６は、温度センサｌ５によるディスク１
０近傍の温度に応じて半導体レーザ４の駆動出力を設定
するための出力信号を半導体レーザ駆動回路３に出力す
るようになっている． 上述したセンサ出力処理回Ｗ＆１６では、ディスク１０
の近傍における温度が低温の場合には，半導体レーザ４
の発光パワーを高出力とするように，また、上記温度が
高温の場合には、半導体レーザ４の発光パワーを低出力
とするように出力設定が行なわれる． 従って、上述した記録再生装置においては、ディスク１
０の使用環境温度に応じて最適な信号記録再生特性が得
られるように半導体レーザでの出力、換言すれば，発光
パワーが調整されることになる．また、上述したディス
ク１０は、第４図に示す構造とされている． すなわち、ディスクｌＯは，案内溝２ｌが予め設けてあ
る光硬化性樹脂２２を基板２０上に配置して構威され、
この光硬化性樹脂２２の上面には、記録媒体２３がコー
ティングされることで設けてある。

上述した基板２０は、スペーサ２４を介して記録面を内
側に向けた状態で同一のもの２枚を対向させて一体化す
ることでエアサンドウィッチ状を成している， このような構造のディスクｌＯは，光ビームが基板２０
を透過して記録媒体２３上、すなわちディスク面上にス
ポット集光できるようになっている．また、上述したデ
ィスク１０は、エアサンドウィッチ状を成しているもの
であるが、これとは別に、例えば、第５図に示すように
，光磁気ディスクのような密着型のディスクに応用する
こともできる。

上述した光磁気ディスクは、基板２０上に下側保護層２
６（ＳｉＮ，　ＳｉＯ等）、磁性層２７　（ＴｂＦｅＣ
ｏ等）、上側保護層２ｇ（ＳｉＮ．　ＳｉＯ等）、有機
保護層２９（アクリル酸樹脂等）を備えて形成してある
． そして、ディスク１０は、基板２０を上下に位置さるこ
てとで構成してあり，中心部の外側には、モータのチャ
ッキングのためのハブＩＯＡが設けてあり、実際の情報
の記録は、磁性層２７上で行なわれるようになっている
． （発明が解決しようとする課題） ところで，前述したような光ビームの照射による加熱作
用を利用して情報の記録・消去を行なう光ディスクに対
する記録装置にあっては、次のような問題があった。

すなわち、記録・消去の際の半導体レーザの信号記録再
生特性は、使用環境温度の変動を補償することを前提と
しており、このための温度変動の検知は、第３図から明
らかなように、ディスク１０の近傍位置の温度を検知す
ることで行なわれていが、実際の情報の記録位置，換言
すれば、光ビームのスポット位置は、記録媒体２３上、
すなわち、ディスク１０の内部であるために，実際の記
録位置での温度変動を検知していないことになる．つま
り，記録媒体２３すなわち、ディスク１０の記録部に該
当する位置から温度センサｌ５との間には，第４図示の
ように、光硬化性樹脂２２、基板２０および基板外面と
温度センサ１５との間の空隙が存在しているので、この
間での温度分布の差異により情報の記録位置での正確な
温度検出ができず，これにより信号記録再生特性の温度
変動に対する補償は必ずしも適当とはいえないことにな
る。

そこで、本発明の目的は，上述した従来の光学的記録装
置における問題に鑑み、記録位置での温度変動を正確に
検出することができ、これにより、信号記録再生特性に
たいする温度変動の補償を適正に行なえる光学的記録装
置を得ることにある。

（！Ｉｔ題を解決するための手段） この目的を達成するため、本発明は、光ビームの照射に
より発生する熱を利用して情報の記録等が行なわれる記
録層を備えた記録媒体の内部における上記情報記録位置
あるいはその近傍に設けられていて、その箇所の温度を
検知する温度センサと、上記温度センサからの出力を記
録装置本体側での上記光ビームに対する開動出力制御の
ための信号として処理する手段とを備えることを提案す
るものである。

また、本発明は、上記処理手段において，温度センサか
らの出力に応じて記録媒体に対し照射する光ビームの強
度を変化させることを提案するものである． さらに、本発明は、上述した光学的記録装置において、
温度センサは、記録媒体の異常温度の検出を行なうこと
を提案するものである。

（作　用） 本発明によれば，記録媒体内で実際に光ビームが照射さ
れる位置での温度変動が検出される．また、本発明によ
れば、実際の光ビームの照射位置での温度変動に応じて
光ビームの駆動出力が設定される。

さらに本発明によれば、記録媒体における光ビーム照射
位置での異常温度が検知される．（実　施　例） 以下、第１図および第２図において本発明実施例の詳細
を説明する． 第１図は本発明実施例による光学的記録装置における要
部を示す第３図相当のブロック図であり、第３図に示し
た構成部品と同じものについては同符号により示してあ
る。

すなわち、本実施例による光学的記録装置１は、従来の
光学的記録装置と同様に、記録再生構造Ａと温度補償構
造Ｂとを備えており、記録再生構造Ａは，情報の記録時
、信号入力端子１からの信号を処理する信号処理回路２
を備え、この処理回路２からの出力が半導体レーザ馳動
回路３に導入されて半導体レーザ４の光量設定が行なわ
れるようになっている． 上述した処理回路２に入力された信号に応じて半導体レ
ーザー４から出射されるレーザー光は、レンズ系５を通
過して偏光ビームスプリッタ６で反射され、λ／４波長
板７および絞りレンズ８を介してビーム径を絞られた状
態でディスクｌＯに照射されて記録を実行するようにな
っている。

一方，上述した絞りレンズ８においては、フォーカス素
子９によりディスク１０の面振れに追随して動くように
なっており．光ビームを常にディスク１０上での合焦の
ために変位できるようにしてある． また、情報の再生時には、半導体レーザ４を、記録時よ
りも弱い一定レベルの光を出力ように動作させ、ディス
ク１０より反射された光ビームは，λ／４波長板７およ
び偏光ビームスプリッタ６を通過して受光器１１に入射
される．受光器１１に入射した光から得られる電気信号
はヘッドアンプｌ２で増幅され，復調器を含めた信号処
理回路１３を介して信号出力端子１４から再生信号とし
て出力される．以上が上述した光学的記録装置における
記録再生構造Ａの構或および動作である． 一方、上述した温度補償構造Ｂは，温度センサｌ５０お
よびセンサ出力処理回路ｌ６とで構成してある． すなわち、温度センサ１５０は，ディスク１０の内部に
おいて対向配置してある基板２０同士の間に存在するエ
アギャップ内に位置しており、このエアギャップ内で、
例えば、スペーサ２４に端部を固定してある温度センサ
保持部材３１により保持されるようになっている． そして、この温度センサ１５０は，例えば、アルメルー
クロメル等による熱伝対や半導体センサのように、温度
によって電導体の抵抗が変化する素子により構或してあ
り、記録媒体２３上に照射された光スポット近傍の温度
すなわちディスク内面の温度を検出するようになってい
る． 上述した温度センサ１５０は、センサ出力処理回路１６
と電気的接続されているが、この接続のための構造とし
ては、温度センサ１５０からのリード線１５０Ａの端末
に接合され、モータｌ７よるチャッキングに用いられる
ディスクｌＯ側のハブＩＯＡに設けられている接触子１
８センサ出力処理回路ｌ６に結線されているリード線１
６Ａの端末に接合され、モータｌ７側に位置して上記接
触子１８と摺接関係にある接触子１９とで構或してあり
、温度センサ１５０からの出力がセンサ出力処理回路１
６に入力されるようになっている． そして，センサ出力処理回路１６は、ディスク内部にお
ける光スポット位置での温度変動に応じて半導体レーザ
４の出力パワーを設定するためのものであり、温度セン
サ１５０からの出力信号により、半導体レーザ４の光パ
ワーを，ディスク内面の温度が低温の場合には高出力と
し、そして上述した内面温度が高温の場合には、上述し
た光パワーを低出力とするようになっている． また、このセンサ出力処理回路１６は，ディスク内での
異常温度、つまり、ディスクに劣化を来すような温度を
検出した場合の信号を図示しない制御回路に出力するよ
うになっており，これによりディスクの劣化防止および
ディスクの隙動装置に対する熱的な悪影響を及ぼさない
ようになっている。

本実施例は以上のような構成であるから、半導体レーザ
を用いた光ビームの照射を行って情報の記録を行う場合
，ディスク内部での光スポット位置での使用環境温度が
逐一、温度センサ１５０によリセンサ出力処理回路１６
に出力され、この温度の検出結果に応じてセンサ出力処
理回路１６から半導体レーザ駆動回路３に対して半導体
レーザ４の光パワーを設定される． また、上述した光ディスク４は、エアギャップを有する
構造のものであるが、この構造のものに代えて、第２図
示のように、密着型のディスクのものを適用することも
可能である． すなわち、密着型のディスクは、構造上、エアギャップ
が存在していないので，温度センサ１５０は，接着剤３
０の中に埋め込まれる状態で設置される． そして、温度センサ１５０からの出力は，第１図に示し
た場合と同様に、接触子２６、２７を介してセンサ出力
処Ｊ？Ｉｉ回ｇ１６に導入され、半導体レーザ廃動回路
３に対する出力制御が行われる。

なお，上述した実施例は，光ディスクのみに限らず，光
ビームの照射による加熱作用を利用して情報の記録を行
う記録媒体、例えば、光カードに対しても適用できるこ
ともちろん可能である。

（発明の効果） 以上、本発明によれば、光ビームの照射による加熱作用
を利用して情報の記録を行う場合において、記録を行わ
れる記録媒体の使用環境温度をその記録媒体における光
ビームの照射位置に相当する位置で検知するようにした
ので、信号記録再生特性に影響する温度変動を、近似的
にではなく、実際値として求めることが可能になる。

また、本発明によれば、記録用光ビームが実際に照射さ
れる位置での温度変動に基づいて半導体レーザの光パワ
ーに対する補償を行うことができることにより、情報記
録に対する信頼性を向上させることができる。

さらに、本発明によれば，単に、温度変動のみならず、
その温度が異常温度であることをも検知することができ
るので、ディスクの劣化やあるいは半導体レーザの馳動
部の熱的悪影響を未然に防止することができる．

【図面の簡単な説明】

第１図（＾）は本発明実施例による光学的記録装置の要
部を示すブロック図、第１図（Ｂ）は、第１図（Ａ）に
おける符号■で示す部分の拡大断面図、第２図は本発明
実施例による光学的記録装置を適用するディスクの変形
例を示す断面図、第３図は従来の光学的記録装置の要部
を示す第１図（Ａ）相当のブロック図，第４図は光学的
記録装置に適用されるディスクの一例を説明するための
部分断面図、第５図は第４図に示したディスクとは異な
る構造のディスクを説明するための断面図である，１・
・・信号入力端子、３・・・半導体レーザ翻動回路、４
・・・半導体レーザ、６・・・偏光ビームスプリツタ、
７・・・λ／４波長板，８・・・絞りレンズ、１０・・
・ディスク、ｌ６・・・センサ出力処理回路、２０・・
・基板、２２・・・光硬化性樹脂、２３・・・記録媒体
、２４・・・スペーサ、３ｌ・・・保持部材，ｌ５０・
・・温度センサ。 第１図 第２図 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、光ビームの照射により発生する熱を利用して情報の
   記録等が行なわれる記録層を備えた記録媒体の内部にお
   ける上記情報記録位置あるいはその近傍に設けられてい
   て、その箇所の温度を検知する温度センサと、 上記温度センサからの出力を記録装置本体側での上記光
   ビームに対する駆動出力制御のための信号として処理す
   る手段と を備えていることを特徴とする光学的記録装置。 ２、請求項１記載の光学的記録装置において、処理手段
   は、温度センサからの出力に応じて記録媒体に対して照
   射する光ビームの強度を変化させることを特徴とする光
   学的記録装置。 ３、請求項１記載の光学的記録装置において、温度セン
   サは、記録媒体の異常温度の検出を行なうことを特徴と
   する光学的記録装置。