JPH03105172A - 金属水素化物を利用した冷却装置 - Google Patents

金属水素化物を利用した冷却装置

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JPH03105172A
JPH03105172A JP24153089A JP24153089A JPH03105172A JP H03105172 A JPH03105172 A JP H03105172A JP 24153089 A JP24153089 A JP 24153089A JP 24153089 A JP24153089 A JP 24153089A JP H03105172 A JPH03105172 A JP H03105172A
Authority
JP
Japan
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pressure
piston
valve
cold heat
hydrogen
Prior art date
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Pending
Application number
JP24153089A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Akashi
幸治 明石
Akira Kubo
明 久保
Masakazu Morozu
諸頭 昌和
Takahiro Yonezaki
米崎 孝広
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH03105172A publication Critical patent/JPH03105172A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は金属水素化物を利用した冷却装置に関する。
(口)促米の技術 近午、金属水素化物が水素を放出するときの吸熱反応を
利用した冷却装置が種々提案されている。例えば特開昭
57−92670号公報には金属水素化物を充填した反
応容器を異なる温度の熱媒間を移動させることにより、
複雑な熱媒回路やそのための制御機構を不要にした冷却
装置が開示されている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかるに、特開昭57−92670号公報に示される冷
却方式では、加熱により水素を冷熱発生用反応容器に戻
してやる間、冷却運転が行われないという欠点があり、
また、反応容器と熱媒との熱交換が、反応容器壁面と熱
交換壁面との接触によって行われるため、反応容器の移
動には摩擦力に抗する大きな動力が必要となる。
本発明は上記の点に鑑みて威されたもので、ピストン状
に駆動する反応容器を2組用い連続的に冷却運転を行わ
せる利点を有すると共に、ピストン状反応容器の移動に
際し、全属水素化物自身の水素吸蔵、放出時の平衡圧力
と大気圧との差圧を駆動力として利用することにより、
外部から与える動力を大幅に節約し、また金属水素化物
内蔵の反応容器と熱媒との熱交換を効果的に行えるよう
な溝遣の熱交換器を有する冷却装置を提供することを目
的とするものである。
(二)課題を解決するための手段 本発明の金属水素化物を利用した冷却装置は、水素圧力
一温度平衡特性の異なる第1の金属水素化物M,Hと第
2の金属水素化物M,Hを収納した細管状反応容器とこ
れらを連通ずる水素流路を1つのピストン状の円筒形容
器として形戊し、水素の再生過程においてはM , H
の充填部が高温側に、M,Hの充填部が冷却側に位置す
るよう、また、冷熱発生過程においては、M t Hが
冷却部、M1Hが冷熱発生部に位置するよう、前記円筒
形容器を往復させることによって再生過程と冷熱発生過
程との切り換えを行うものである。
この際、円同形容器の先端に水素配管を通したピストン
を設置し、その先端にバルブを取り付け、ピストンの先
端面とピストンリングにより密閉系を溝戒するシリンダ
ーを設けておけば、バルブの開閉により密閉系内に生ず
る金属水素化物〜I,Hの平衡圧と大気圧との差圧を駆
動力としてピストンおよびそれに連結された円筒形容器
を高温部、常温部及び冷熱発生部の3つに区画された熱
媒流路内を往復させることにより再生過程と冷熱発生過
程との切り換えを行わせて冷熱を取出すことができる。
(ホ)作 用 第1の金属水素化物M.Hと第2の金属水素化物M .
 Hとそれらを連結する水素流路からなる円筒状の容器
をM.H側が廃熱、太陽熱等により加熱された高温熱媒
体が流れる高温部に、また、M,H側が冷却媒体の流れ
る冷却部に位置するように制御すると、高圧のM , 
H側からM , H側に水素が移動し、M + H側で
吸蔵されてく。そして水素放出に伴う吸熱作用でM t
 H側は低温、低圧化の傾向を示すが、熱源か らの加
熱により高温、高圧状態が保持される。一方、M , 
H側では水素吸蔵に伴う発熱作用で高温、高圧化の傾向
を示すが、冷却媒体により放熱される。
以上のような再生過程が行われた後、円筒容器に接続さ
れたピストンのバルブを開けると、高温状態でセ衛圧に
達したM.H側の高圧水素ガスが放出され、その圧力に
よってピストンおよび円筒容器は低温側へ移動する。次
に、M,H側が被冷却空間に、M , H側が冷却部に
来た時点でピストンをストゾパーなどで停止させ、バル
ブを閉じる。このときM.H側の高温状態は冷却媒体に
よって常温に戻される。一方M,H側は水素を吸蔵した
低温高圧状態にあるから、M.H側から水素が放出され
、MtH側に水素流路を通して移動する。M , Hは
吸熱的に水素を放出するので、M1■{側では冷凍熱が
発生し、その結果、吸熱器のファンを回すことで効率的
な吸熱が行なわれ、被冷却空間の冷却が戊される。一方
M.H側は冷却媒体により常温、低圧状態が保持されて
いるので水素移動が効果的に行なわれる。
以上のような冷納発生過程が行なわれた後、N1,H,
M,Hとも大気圧以下の平衡圧になっているので、この
とき再びピストンの先端に取り付けたバルブを開けると
ピストンとシリンダーによる密閉系内に負圧を生じ、ピ
ストンおよび円筒容器は高温側へ移動し、再び再生過程
が行なわれる。
このようなピストンおよび円筒容器を2組用い、互いに
再生過程、冷熱発生過程を交互に行なわせるようにすれ
ば、連続的に被冷却空間への冷凍出熱が得られる。
(へ)実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の冷却装置に用いられる2種類の金属水
素化物における水素圧力一温度平衡特性図を示し、第2
図は第1図の特性を持つ金属水素化物を使用して溝戒し
た冷却装置の構戒図、第3図は各金属水素化物を収納す
る収納容313体の構成図を示す。
まず第2図について説明すると、1は第1図で示す水素
圧力一温度平衡特性を有する2種類の金属水素化物を収
納した円筒形容器であり、左側に第1図においてIIで
示すLaNiS系の金属水素化物M , Hを、右側に
Iで示すMmNi,系の金属水素化物M,Hを収納して
おり、2つの金属水素化物(合金)は水素配管によりつ
ながれている。
この2種類の金属水素化物と水素配管からなる円同形容
器1は2組用意されており、お互いが逆の過程(再生過
程と冷熱発生過程)になるようにサイクルを繰り返すこ
とによって連続的に冷熱を取り出すことを可能にしてい
る。2は円筒形容器1に連結されたピストン、3はピス
トン2と密閉系8處すシリンダー、4はピストン2の先
端に取り付けられた水素バルブである。今円誇形容器1
が再生過程の終了状態にあるとすると、第1図より金属
水素化物■及びI1は共に高い平衡圧力状態にある。こ
のとき、バルブ4を開けると、シリンダー3内に高圧の
水素ガスが放出されピストン2及び容器1はストッパー
5によって停止させられるまで右方向に移動し、その時
点でバルブ4を閉じると被冷却空間7を冷却する冷′熱
発生過程が開始される。被玲却空間7とMmNi,系金
属水素化物M , Hとの間の熱交換は被冷却空間7に
設けたファン12によって効率的に行なわれる。このよ
うな冷熱発生過程の終了後バルブ・1を開けると、第1
図に示されるように金属水素化物I及びITは共に大気
圧以下の平衡圧力状態にあるため水素ガスの吸熱により
シリンダー3内は負圧とな1冫ピストン2及び円筒形容
51はストッパー5によって停止させられるまで左方向
に移動し、その時点でバルブ4を閉じると再生過程に移
行する。
このように2組の金属水素化物を収納した円筒形容S1
により交互に再生過程、冷熱発生過程を行なわせること
により、連続的に冷熱を取り出すことができる。また、
第2図(a)の正面図に示した8、lOはそれぞれ熱源
より加熟された高温熱媒体および常温に冷却するための
常温熱媒体の流路であり、これらの流路8、9115お
よび高温熱媒体とシステムの周囲媒体との間は断熱材6
によって熱的に遮断される構造となっており、各熱媒体
と金属水素化物I、TIとの熱交換はファン9、l1に
よって効率的に行なわれる。
ところで、金属水素化物M,H,M,Hを収納する円筒
形容益1およびそれに連結されたピストン2の構造は第
3図のようになっている。
仮に図に示した円誇形容器1が冷熱発生過程にあるとす
ると、M m N r 5系の金属水素化物M,Hを収
納した複数本の細管状の容器15より、水素ガスが放出
され、水素配管I7を通ってL a N i,系の金属
水素化物M , Hを収納した複数本の細管状の容器1
4に導入される。このとき細管状の容番15側では、吸
熱反応が起こり、被冷却空間7内の熱媒体が冷却される
。また、細管状の容514側の断熱材19はこのとき、
熱源側の高温熱媒体と常温への冷却用熱媒体との断熱の
役割を果たし、断熱材l6は常温熱媒体と被冷却空間内
の熱媒体との断熱の役割を果たしている。尚13は円板
状のフィンで細管状の容器l4、15が貫通している。
(ト)発明の効果 以上のように本発明によれば熱媒配管回路の制却、金属
水素化物容器の位置の制御に対する動力がほとんど不要
であるため、冷凍システムの小容量化、簡略化がはかれ
ると共に、熱交換を水冷式ではなく空冷式で作動できる
ようになっているので冷却水源あるいは冷却塔、冷却水
及び熱媒ボンプが不要となり、小型化した空冷式の金属
水素化物を利用した冷却装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の冷却装置に用いられる2種類の金属水
素化物の水素圧力一温度平衡特性図、第2図は本発明の
冷却装置のFft戊図で(a)図は外観正面図、(b)
図は平面図、第3図は金属水素化物を収納する収納容器
の構造を示し、(a)図は外観正面図、(b)図は筒状
の金属水素化物収納容器群にフィンを付設している(a
)図における熱交換部のA−A断面図である。 1・・・円箭形容器、2・・・ピストン、3・・・シリ
ンダー 4・・・パルブ、5・・・ストッパー 6, 
 119・・・断熱材、7・・・被冷却空間(冷却室)
、10・・・熱媒管、9、11、l2・・・ファン、1
フfン、l4、15・・・細管状の容益、l7、・・・
水素配管。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)水素圧力−温度平衡特性の異なる2種類の金属水素
    化物をそれぞれ充填した細管状反応容器と、これらを連
    結する水素流路を1つの円筒形容器として形成し、前記
    円筒形容器の先端に前記水素流路に接続される水素配管
    を通したピストンを連結し、該ピストンの先端にバルブ
    を取付け、前記ピストン先端面とピストンリングにより
    密閉系を構成するシリンダーを設け、前記バルブの開閉
    により密閉系のシリンダー内に生ずる全属水素化物自身
    の平衡圧と大気圧との差圧を駆動力としてピストンに連
    結された円筒形容器を高温部、常温部及び冷熱発生部の
    3つに区画された熱媒流路内を往復させることにより冷
    熱を取出すようにしたことを特徴とする金属水素化物を
    利用した冷却装置。
JP24153089A 1989-09-18 1989-09-18 金属水素化物を利用した冷却装置 Pending JPH03105172A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102201823B1 (ko) * 2019-07-24 2021-01-12 한국에너지기술연구원 금속수소화물 기반 하이브리드 수소 저장 장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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