JPH03104919A - カルボジイミド変性のポリエステル繊維とその製造法 - Google Patents

カルボジイミド変性のポリエステル繊維とその製造法

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JPH03104919A
JPH03104919A JP2246960A JP24696090A JPH03104919A JP H03104919 A JPH03104919 A JP H03104919A JP 2246960 A JP2246960 A JP 2246960A JP 24696090 A JP24696090 A JP 24696090A JP H03104919 A JPH03104919 A JP H03104919A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は.モノカルボジイミドとポリヵルボジイミドの
配合物を加えることによって,熱による劣化及び特に加
水分解による劣化が起こりにくいよう安定化されたポリ
エステルの化学繊維(好ましくはポリエステルモノフィ
ラメント),並びにこれらを製造するための適切な方法
に関する。
ポリエステル分子は熱にさらされると開裂を起こすこと
が知られている。例えば,ポリエチレンテレフタレート
の場合,エステル結合が開裂して末端カルボキシル基と
ビニルエステルが形威され次いでこのビニルエステルが
さらに反応してアセトアルデヒドを生成する。このよう
な熱分解は?に反応温度や滞留時間によって.そしてお
そらくは重縮合触媒の性質によって影響を受ける。
一方.ポリエステルの耐加水分解性は,単位重量当たり
の末端カルボキシル基の数により大きく異なる。耐加水
分解性の改良は.化学反応によりこれらの末端カルボキ
シル基を封鎖させることによって達戒できることが知ら
れている.脂肪族,芳香族.及び脂環式のモノ−.ビス
ー.又はポリカルボジイミドとカルボキシル基との反応
については,いくつかの文献中に末端カルボキシル基の
“封鎖(closing−off)”として説明されて
いる.例えば.西ドイツ公開公報第1,770,495
号は,ポリカルボジイミドを加えることによって得られ
る安定化されたポリエチレングリコールテレフタレート
について開示している。通常,ポリカルボジイミドを使
用した場合に見られる反応速度は遅いので■ポリカルボ
ジイミドの溶融ポリエステル中への滞留時間を比較的長
くする必要がある.このため.ポリカルボジイミドは従
来,ポリエステルの重縮合反応時に加えられている.し
かしながら,この方法には多くの欠点がある。例えば7
滞留時間が長いために多くの副生物が形戒され.これに
よってポリエステルの実際の重縮合反応も妨げられる。
一方,モノカルボジイミドとビスカルボジイミドは溶融
ポリエステルとかなり速く反応する,ということが知ら
れている.従って.混合と反応のための時間を短縮する
ことが可能となり,紡糸押出機にかける直前に,モノカ
ルボジイミドやビスカルボジイξドを溶融されるポリエ
ステルグラニュールに加えて使用することができる。西
ドイツ公開公報第2,020,330号は,この目的に
対してビスカルボジイミドを使用している例を.そして
西ドイツ公告公報第2.458.701号及び特公平1
−15604軛 号公肘は.モノカルボジイミドを使用した例を開示して
いる。
あとの2つの明細書は.安定化されたポリエステルフィ
ラメントの製造を目的としており,どちらの場合も,最
終的に得られる加工糸中に若干過剰のカルボジイミドが
存在することが推奨されている.西ドイツ公告公報第2
,458.701号の実施例によれば,化学t論的必要
量より過剰の量はボリo.oos〜1.5重量%過剰の
モノカルボジイくドが必要であるとしている.化学M論
的必要量を算出するに際して.紡糸するためにボリマー
を溶融することによる熱分解によってさらにカルボキシ
ル基が形威され,そしてこれらも同様に封鎖させなけれ
ばならない.ということがどちらの場合も考慮されてい
る。特公平第1−15604号からわかるように,得ら
れる加工糸に所望の熱安定性と加水分解安定性を与える
ためには,最終的な加工糸又はモノフィラメントに遊離
のカルボジイミドが残存していることが特に重要である
.なぜなら,もしM離のカルボジイミドが残存していな
いと.例えば抄紙機中のような極めて激しい条件下にお
いては.こうした材料はすぐに有用ではなくなるからで
ある。該公報はさらに,従来技術においてポリカルボジ
イミドを使用することは好ましくないということが述べ
られている. 過剰のモノ−又はビスカルボジイミドを使用した現在ま
でに知られている全てのプロセスの欠点は,これらの化
合物及び特に熱分解や加水分解により得られる開裂生或
物(例えば対応するイソシアネートや芳香族アミン)の
揮発性がかなり高いために,作業スタッフや周囲環境に
対して相当の汚染が予想される,ということである.安
定化されたポリエステル加工糸は,一般にはその特性に
より.高温において,そして多くの場合蒸気の存在下に
て使用される。こうした条件下においては,過剰のカル
ボジイミドやその二次的生成物による汚染が起こること
が予想される。これらの化合物は,揮発性が高いために
.ポリエステル中から出て大気中に拡敗することがあり
.また溶媒や鉱油によって抽出されることもある。従っ
て長期間にわたって不適切な作業が行われる恐れがある
こうした従来技術が適用されている中で.一方では,で
きるだけ全ての末端カルボキシル基を短い滞留時間内で
封鎖させ.他方では,揮発性のモノ−又はビスカルボジ
イミド及びそれらの二次的生成物による汚染が最小限に
仰えられるポリエステルフィラメントの安定化方法の開
発が求められている。
驚くべきことに,ある特定のカルボジイミドの混合物を
使用することによりこの目的を達戒できることが見出さ
れた.従って本発明は.末端カルボキシル基の封鎖が主
としてモノ−及び/又はビスカルボジイミドとの反応に
よって行われるポリエステル繊維又はポリエステルフィ
ラメントに関するものであるが.本発明によるポリエス
テル繊維又はポリエステルフィラメントは,たとえ存在
するとしても極めて少量のカルボジイミドを遊離の形態
にて含有する。さらに.本発明のポリエステル繊維又は
ポリエステルフィラメントは少なくとも0.05重量%
の少なくとも1種のポリヵルボジイミドを含有すること
が必要であり.このポリヵルボジイミドは遊耐の形態で
あって且つ複数の反応性カルボジイミド基を有していな
ければならない.耐熱分解性及び/又は耐加水分解性の
大幅に改良された望ましいポリエステル繊維又はポリエ
ステルフィラメントは,ポリエステル中に3mg当量八
g未満の末端カルボキシル基を含有していなければなら
ない.末端カルボキシル基の数がポリエステルの2mg
当量/kg未満.好ましくは1.5mg当!/kg未満
にまで減少したポリエステル繊維とポリエステルフィラ
メントが好ましい。遊離のモノ−及び/又はビスカルボ
ジイミドの含量は,重量基準にてポリエステルの0〜3
0 ppII+, 好マL. <は0〜20 pp馬,
より好ましくは0〜10ppmである。
本発明のポリエステル繊維又はボリエ久テルフィラメン
トは.カルボジイミドとの反応によって封鎖された末端
カルボキシル基を含んでおり,このとき, (a)  末端カルボキシル基の封鎖が.主として.モ
ノ−及び/又はビスカルボジイミドとの反応により.且
つこの際前記ポリエステル繊維又はポリエステルフィラ
メント中に,これらのモノ−及び/又はビスカルボジイ
ミドがinの形で重量基準にてポリエステルの3Qpp
m未満というごく少量で残存するように行われ;(b)
  遊離のカルボキシル末端基の含量がポリエステルの
3mg当5! / k g未満であり:そして (C)  前記ポリエステル繊維又はポリエステルフィ
ラメントが.さらに少なくとも0.05重量%の反応性
のカルボジイ果ド基が残存する少なくとも1種の遊離ポ
リ力ルボジイごドもしくは反応性のカルボジイ稟ド基が
残存する反応生成物を含んでいる: ことを特徴とする. 本発明のポリエステル繊維又はポリエステルフィラメン
トは,反応性のカルボジイミド基が残存するポリカルボ
ジイミド又は反応性のカルボジイくド基が残存するポリ
力ルポジイくドとポリエステルとの反応生成物を含有し
ていなければならない。ポリエステル繊維又はポリエス
テルフィラメント中におけるポリカルボジイミドの濃度
は.0.1〜0.6重量%,特に0.3〜0.5重量%
が好ましい.カルボジイミドの適切な分子量は, 20
00〜Is 000好ましくは5000〜約10,00
0である。
高性能の繊維を得るためには,少なくとも0.64〔d
l/g)の固有粘度(極限粘度)に相当する,高い平均
分子量をもったポリエステルを使用する必要がある.粘
度の測定は,ジクロロ酢酸中25℃にて行った. 本発明による安定化されたポリエステル繊維又はポリエ
ステルフィラメントの製造法は,化学量論的必要量(カ
ルボキシル基の数から算出)以下に相当する量のモノ−
及び/又はビスカルボジイミドを加えること,そしてさ
らにポリエステルを基準として少なくとも0.15重景
%の量のポリカルボジイミドを加えること.を含んでな
る。このポリエステルとカルボジイミドの混合物を紡糸
し,そしてさらに公知の方法で処理して.加工糸やモノ
フィラメントもしくはステーブルファイバーにする.特
に低い値の遊湘のモノ−及び/又はビスカルボジイミド
を達威するためには,化学量論的必要量の90%未満.
好ましくは化学N論的必要量の50〜85%のモノ−及
び/又はビスカルボジイξドを使用するのが有利である
。化学量論量とは,ポリエステルの末端カルポキシル基
と反応すべきカルボジイミドの.ポリエステルの単位重
量当たりのit (mg当量で表示)を意味する。化学
量論的必要量を算出する場合,熱に曝されている間(例
えばポリエステルの溶融時など)において通常はさらに
末端カルボキシル基が形成される,ということを考慮に
入れなければならない。カルボジイミドの化学量論的必
要量の算出に際しては,ポリエステル材料の溶融時にさ
らに形威されるこれらの末端カルボキシル基も考慮しな
ければならない。
本発明によれば,予めにごく少量の末端カルボキシル基
を含有しているポリエステルを使用するのが有利である
.このことは.例えば,いわゆる固体縮合プロセス(s
olids condensation proces
s)を使用することによって実施することができる。
使用されるポリエステルは, 2omg当!/kg未満
の,好ましくは10mg当fi/kg未満の末端カルボ
キシル基を含有していなければならない,ということが
見出されている。これらの値には,溶融による末端カル
ボキシル基の増加分も考慮に入っている.ポリエステル
とカルボジイミドは.高温での所望の期間の保存ができ
ない.前述した如く.ポリエステルの溶融時に追加の末
端カルボキシル基が形戒され,又は使用されるカルボジ
イミドも.溶融ポリエステルの高温時に分解を起こすこ
とがある.従って,カルボジイミド添加物と溶融ポリエ
ステルとの接触時間すなわち反応時間ができるだけ制限
されるのが望ましい.溶融押出機を使用すれば.溶融状
態での滞留時間を5分未満,好ましくは3分未満に減少
させることができる.溶融押出機において溶融時間が制
限できるのは,カルボジイミドとポリエステルの末端カ
ルボキシル基との間の反応を起こさせるための反応物の
充分な准合が得られるからである。このことは,適切な
設計の押出機により(例えばスタティックξキサーを使
用することによって)達或することができる。
通常,フィラメント形戒能のあるポリエステルはいずれ
も本発明による使用に適している。例えば,ポリ(エチ
レンテレフタレート)やポリ(ブチレンテレフタレート
)などの脂肪族/芳香族ポリエステルがあり,またハロ
ゲン化ポリエステルも同様に使用することができる。フ
ィラメント形戒性ポリエステルの好ましい構造単位はジ
オールとジカルボン酸5又はこれに対応したヒドロキシ
カルボン酸である。ポリエステルの主要な酸戒分はテレ
フタル酸や例えば2,6−ナフタレンジカルボン酸のよ
うなパラもしくはトランス化合物であり,またp−ヒド
ロキシ安息香酸も適切である。
代表的な二価アルコールとしては,例えば5エチレング
リコール,ブロバンジオール,1.4−ブタンジオール
,及びヒドロキノン等がある.好ましい脂肪族ジオール
は,2〜4個の炭素原子を有するジオールである.特に
好ましいのはエチレングリコールである。しかしながら
,ポリエステルの特性を変える目的で,長鎖ジオールを
最高約20モル%,好ましくは10モル%未満までの量
にて使用することができる。
しかしながら.ある特定の工業用途に対してはポリエチ
レンテレフタレート及び少量のコモノマ一を使用して得
られるポリエチレンテレフタレートとのコボリマーが適
切であることがわかっている.但しこの場合.熱にさら
されても,ポリエチレンテレフタレートの特性が低下し
てはならない。
熱にさらされたときにポリエチレンテレフタレートの特
性が低下する場合は,完全に芳香族の適切な公知のポリ
エステルに変えなければならない。
本発明に従った特に好ましいポリエステル繊維又はポリ
エステルフィラメントは.主として又は完全にポリエチ
レンテレフタレートからなるものであり,特に,少なく
とも0.64 (di/g)  (好ましくは少なくと
も0.70 (di/g) )の固有粘度(極限粘度)
に相当する分子量を有するものである。固有粘度は,ジ
クロロ酢酸中25℃で測定して求められる.本発明によ
るポリエステル繊維又はポリエステルフィラメントの安
定化は、モノ−及び/又はビスカルボジイミドを加える
ことによって,そしてさらにそれと組合わせカルボジイ
ミドボリマ− (polymeric carbodi
imide)を加えることによって達成される。モノカ
ルボジイミドを使用するのが好ましい。なぜなら.モノ
カルボジイξドはポリエステルの末端カルボキシル基と
の反応がビスカルボジイミドより速いからである。しか
しながら,ビスカルボジイミドのもつ低揮発性を利用す
るために,必要に応じて,モノカルボジイミドの一部又
は全部を対応する量のビスカルボジイミドで置き換える
ことができる.しかしながらこの場合,溶融押出機中で
の混合・溶融時において適切な反応が確実に行われるよ
う,接触時間を充分に長くしなければならない. 本発明のプロセスにおいては,重縮合の後にポリエステ
ル中に残存しているカルボキシル基を、モノ−又はビス
カルボジイミドとの反応によって封鎖しなければならな
い.末端カルボキシル基の量が比較的少量でも,本発明
に従った条件下にてさらに付加的に使用されたポリカル
ボジイミドのカルボジイよド基と反応する. 従って.本発明によるポリエステル繊維又はポリエステ
ルフィラメントは.本質的に,末端カルボキシル基と使
用されたカルボジイミドとの反応生底物を含有する。ポ
リエステル繊維又はポリエステルフィラメント中に遊離
の形態でごく少量存在することができるモノ−及びビス
カルボジイミドは,公知のアリールーカルボジイミド.
アルキルーカルボジイくド,及びシクロアルキルーカル
ボジイミドである.ジアリールカルボジイ主ドの使用が
好ましいが,その場合了りール核は置換されていなくて
もよい。しかしながら.2一位又は2,6一位が置換さ
れていて立体障害を受けている芳香族カルボジイミドを
使用するのが好ましい。
カルボジイミド基が立体障害を受けた形の多くのモノカ
ルボジイミドが.西ドイツ公告公報第1,494,00
9号に記載されている。特に適したモノカルボジイミド
としては.例えばN,N’−(ジー0トリル)一力ルポ
ジイξドやN,N’ − (2,6.2’ .6゜テト
ライソブ口ピル)一ジフェニルーカルボジイミドがある
。本発明に従った適切なビスカルボジイミドが 西ドイ
ツ公開公報第2.020,330号に記載されている。
本発明に従った適切なポリカルボジイミドはモノ置換又
はジ置換アリール核(アリール核としては,フェニレン
基,ナフチレン基,ジフェニレン基,及びジフェニルメ
タンから誘導される二価の基などがある)を介してカル
ボジイミド単位が互いに結合した化合物であり,このと
き置換基はその性質及び置換部位に関して,アリール核
において置換されたモノ−ジアリールカルボジイミドの
置換基に対応する. 特に好ましいポリカルボジイミドは,カルボジイミド基
に関してオルト位(すなわち.ベンゼン核上の2.6−
位又は2.4.6一位)がイソプロピル基で置換された
市販の芳香族ポリカルボジイξドである. 本発明によるポリエステルフィラメント中に遊翻もしく
は結合した形で含まれるポリヵルボジイミドは, 20
00 〜15.000 (特ニ5ooo〜1o,ooo
)ノ平均分子量を有するのが好ましい。前述したように
,これらのポリカルボジイミドは末端カルボキシル基と
かなり遅い速度で反応する.こうした反応が起こる場合
.先ず1つだけのカルボジイミド基が優先的に反応する
。しかしながら,カルボジイミドボリマー中に存在する
他のカルボジイ果ド基は,望ましいM積作用(depo
t action)を果たし,これにより.得られる繊
維及びフィラメントの安定性が大幅に改良されることに
なる。従って,ポリエステル組成物に対し所望の耐熱性
及び特に耐加水分解性を付与させるためには,ポリエス
テル&lI或物中に存在するポリ力ルボジイ果ドが完全
には反応せず.さらなる末端カルボキシル基を捕捉する
ための遊離のカルボジイミド基がなお含まれている2 
ということが決定的な役割を果たす。
こうして得られる本発明によるポリエステル繊維又はポ
リエステルフィラメントは,例えば艶消剤として二酸化
チタンのような通常の添加剤を,また例えば可染性を改
良するためや静電荷を減らすための他の添加剤を含むこ
とができる。ポリエステル繊維又はポリエステルフィラ
メントを燃えにくくする添加剤やコモノマーも,同様に
使用できることは言うまでもない。
さらに例えば,有色顔料.カーボンブラック,又は可溶
性染料等を添加したり,あるいは溶融ポリエステル中に
組み込むこともできる。さらに例えば,ポリオレフィン
,ポリエステル,ボリアミド,又はポリテトラフルオ口
エチレン等の他のボリマーを混合することによって,全
く新しい織物技術上の戒果を得ることができる.架橋作
用を有する物質やこれと同様の効果を示す添加剤を加え
ることによっても,ある特定の用途分野においては大き
な利点が得られる。
前述したように.本発明のポリエステル繊維又はポリエ
ステルフィラメントを製造するためには混合と溶融を行
う必要がある.この溶融は,紡糸工程の直前に熔融押出
機中にて行うのが好ましい.カルボジイミドの添加は.
ポリエステルチンプに混合することによって,押出機の
上流においてカルボジイミドを含んだ適切な溶液をポリ
エステル材料に含浸させることによって,あるいは散布
(sprinkling)等によって行うことができる
.他の添加方法(特にポリカルボジイ≧ドの計量が行わ
れる)は.ポリエステル中のストックバッチ(マスター
パッチ)を作製するという方法である。処理すべきポリ
エステル材料は,押出機のすぐ上流にて,又は例えば二
軸スクリュー押出機を用いる場合には押出機中で.これ
らの濃縮物と混合することができる。紡糸されるポリエ
ステル材料がチップの形態でなく,溶融物として連続的
に搬送される場合,これに対応してカルボジイξドを計
量するための装置を組み込まなければならない.加える
べきモノカルボジイミドの量は,Ik初のポリエステル
中における末端カルボキシル基の含量に応じて変わるが
,この場合,溶融工程時に形威される可能性のあるさら
なる末端カルボキシル基も考慮に入れなければならない
.周囲環境と作業スタッフに対して汚染度を望ましい最
小レベル以下にするために.化学量論量未満のモノ−又
はビスカルボジイ5ドを使用するのが好ましい。モノ−
又はビスカルボジイミドの添加量は,末端カルボキシル
基の含量に対応するモノ−又はビスカルボジイミドの化
学il論量の90%未満,特に50〜85%であるのが
好ましい.モノ−又はビス力ルボジイミドの蒸発が早す
ぎて損失が起こらないよう充分注意しなければならない
.ポリカルボジイξドを加える好ましい方法は,通常の
ポリエステルグラニュール中に比較的高いパーセント(
例えば15%)のポリカルボジイミドを含有させた形の
スト,クバンチを加える,という方法である。
ポリエステル及びカルボジイミドが,溶融操作において
熱にさらされるときに,副反応を起こす可能性のあるこ
とを特にもう一度言及しておかなければならない。この
ため,溶融物中へのカルボジイごドの滞留時間は5分未
満,特に3分未満であるのが好ましい.こうした条件下
において良好な撹拌操作が施されれば、モノ−又はビス
カルボジイミドは実質的な程度にまで定量的に反応する
(すなわち,押出して得られたフィラメント中には.も
はや遊離の形のモノ−又はビスカルボジイミドは検出さ
れない)。さらに,使用されるポリカルボジイミド中の
カルボジイミド基のいくつかが(たとえ相当低いバーセ
ントであるとしても)反応するが,ポリカルボジイミド
は特に蓄積作用(depot function)を果
たす。こうした方策を施すことにより,熱分解及び特に
加水分解を起こさないよう効果的に保護され,且つ遊離
のモノ−又はビスカルボジイミドを実質的に含まず.そ
してモノ−又はビスカルボジイミドのほんの少量の開裂
生成物と二次的生威物(これらの生或物は環境を損なう
恐れがある)しか含まないようなポリエステル繊維又は
ポリエステルフィラメントが得られるようになる.カル
ボジイミドボリマーが存在する結果.こうして処理され
たポリエステル材料に対し所望の長期安定化が確実に達
威される。この機能はポリ力ルボジイ砒ドによって果た
されるが,驚くべきことに,これらの化合物の単独使用
による安定化の試験ではいずれも必要とする安定化は得
られなかった. さらに,長期にわたる安定化を得るためにカルボジイミ
ドボリマーを使用すると,その熱分解の起こしにくさ及
びより低い揮発性に加えて.毒物学上の観点からも高い
安全性が得られる.このことは.特にポリエステルの末
端カルボキシル基を介して,ポリエステル材料と化学的
に結合しているポリカルボジイミドの全てのボリマー分
子に対して当てはまる。
尖癌徂 以下に例を挙げつつ本発明を説明する.全ての例におい
て.重縮合反応を施して得られ,且つボリマーを基準と
して5mg当ffi / k gという平均末端カルボ
キシル基含量を有する乾燥ポリエステルグラニュールを
使用した.カルボジイミドモノマー(monoaeri
c carbodiimide)としては,  N,N
(2,2゜,6.6“−テトライソプロピルージフェニ
ル)一カルボジイミドを使用した.本実験において使用
したカルボジイミドボリマー(po lymer ic
carbodiimide)は,オルト位(すなわち,
2.6一位又は2.4.6一位)がイソプロピル基で置
換されたベンゼン核を含んだ芳香族ポリカルボジイミド
である.このポリカルボジイミドは,そのものとしてで
はなく.マスターバッチ(ポリエチレンテレフタレート
中ボリカルボジイミドが15%)〔西独ラインハウゼン
,ラインーケミ−(Rhein−Chemie)から市
販のスクバキソール(Stabaxol ” )KE7
646 )として使用した。
機械的振盪及び撹拌により.容器中にてカルボジイくド
をマスターバノチ及びボリマー材料と混合した。次いで
本混合物を先ず一軸スクリュー押出機〔西独,ライフェ
ンホイザ−(Reifent+Muser) ,モデル
S45A)中に導入した。個々の押出機ゾーンは282
〜293℃の温度を有し,押出機は.通常のモノフィラ
メント用紡糸口金を使用して.1分当たり溶融物 50
0gの押出速度にて操作した。本7昆合物の溶融状態で
の滞留時間は2.5分であった.紡糸したモノフィラメ
ントを水浴中にて急冷させ,短いエア・ゾーンに通した
後,連続的に二段延伸した。全ての実験において.延伸
比は1:4.3とした.第一段における延伸温度は80
℃,そして第二段における延伸温度は90℃であり,急
冷浴を出た後の紡糸加工糸の走行速度は32m/分であ
った。
次いで.セッティングチャンネル(settingch
annel)中275℃の温度にてヒートセットを行っ
た.紡糸フィラメントの最終的に得られた直径はいずれ
も0.4mmであった。得られたモノフィラメントに対
し.繊度関連の最大引張強さ(f ineness−r
elated maximum tensile st
rength)(=引裂強さ)を.)一回は製造直後に
,そしてもう一回はスチーム雰囲気中135℃にてモノ
フィラメントを貯蔵して80時間後に試験した.次いで
再び引裂強さを求め,残留引裂強さと初期引裂強さの商
を算出した.この商の値は,添加剤によって達戒された
安定化作用の程度を表わす目安となる。
班土 本書瘉例においては,いかなる添加剤も加えずにモノフ
ィラメントを紡糸した。得られたサンプルは当然のこと
ながら遊離のモノカルボジイミドのみを含まず.末端カ
ルボキシル基の含量はボリマーを基準として6.4mg
当量/kgであった.実験条件と得られた結果を後表に
示す. 狙L 本毒彬例は比較のために行った.0.6重量%のN,N
”−(2,6.2″,6′−テトライソプロピルージフ
ェニル)一カルボジイミドをカルボキシル基に対する封
鎖剤として使用したこと以外は,例1の場合と同じ条件
にてモノフィラメントを作製した。0.6重量%の景は
16.6mg当景/kgのイ直に相当し,従って10.
2mg当l/kg過剰に使用したことになる。このよう
な条件下にて作製すると.熱による加水分解に対して極
めて安定なポリエステル七ノフィラメントが得られる。
しかしながら,最終生成物中に遊離のモノカルボジイミ
ドが222ppmという高いレベルで存在するのが欠点
である。
斑主 木尖誰例においても,比較のため例工の手順を繰り返し
た。しかしながら.木臭喬例においては,15%濃度の
マスターバッチの形で0.876重量%の前述のポリカ
ルボジイミドを加えた。本実験は相当過剰のポリカルボ
ジイミドを使用しても,恐らくその反応性が低いために
,従来技術より劣る耐熱性と耐加水分解性が観察される
であろう という文献の記載内容をチェソクするために
行った。
本実需1旺は.実際その通りであることを明確に示して
いる。興味あることに,この選定されたボリカルボジイ
ミド量は,既にポリエステルにおける相当程度の架橋に
費やされているようである(このことは.固有粘度値が
大幅に増大していることから推測される).フィラメン
ト形戒性ボリマーにおけるこのような架橋は,もしそれ
が再現性良く起こり,且つそれから得られたフィラメン
トの延伸時に紡糸上の問題点が生じない限り,一般には
狭い範囲内においてのみ許容しうる.斑土 例1と2による手順を繰り返した.但し.化学13m的
に算出した量のモノカルボジイミド又は20%過剰のモ
ノカルボジイミドを加えた.得られた結果が後出の表に
示してある。実験4aにおいては正確な化学量論的必要
量のモノカルボジイミドが加えられているが,実験4b
においては1.3mg当量/kg過剰のモノカルボジイ
ミドク加えられている。
表に示されているように,スチーム雰囲気中135℃に
て80時間処理した後に見出される相対残留強度(re
lative residual strength)
は従来技術と対応していない.例えば西ドイツ公告公報
第2, 458. 701号の数値データからわかるよ
うに,約20%過剰のモノカルボジイミドを使用しても
,従来技術に従って(例えば例2に従って)達戒できる
高い耐加水分解性は得られない。しかしながら,このこ
とは,従来技術によれば,かなり過剰のモノカルボジイ
ミドを使用した状態で熱にさらされた後及び加水分解を
受けた後にのみ,特に良好な相対的残留強度を得ること
が可能であることを意味している.これは1遊離モノカ
ルボジイミドの含量が高いことに関係している。
狙i モノカルボジイξドに加えて.本発明に従ってポリ力ル
ボジイ稟ドも使用したこと以外は.例1に記載の手順を
繰り返した.実験5aではモノカルボジイミドの添加量
はわずか5.5mg当1/kgである.すなわち,化学
量論的に算出された当量より0.9B当量/kg少ない
量を使用した.パーセントで表わすと.この値は当量よ
り14.1%少ない量であり,言い換えれば,化学量論
的必要量の85.9%だけを加えたことになる。表から
わかるように,こうした条件下においては,遊離モノカ
ルボジイミドの含量は所望の限度内にあり,特に耐熱・
耐加水分解性は,誤差の範囲内において,現在知られて
いる最良の組成物と完全に同等レベルにある。
見出された偏りは.例2又は例6の値とそれほど違わな
い.実験5bにおいては.正確に当量のモノカルボジイ
ごドと特許請求している濃度範囲のポリカルボジイミド
を加えたこと以外は,実施例5に記載の手順を繰り返し
た.相対残留強度はモノカルボジイミド含量の増大によ
る影響を受けなかった。遊離モノカルボジイミド含量が
わずかに増大していることのみが認められた. 蛸i 化学量論による必要量より 1.3B当量/kg過剰の
,すなわち20%過剰のモノカルボジイミドを使用した
こと以外は,例5に記載の手順を繰り返した。これに対
応した過剰量は.既に実験4bにおいて使用している.
このような条件下においては. 33ppI1という望
ましくない高含量の遊離モノカルボジイミドが.すなわ
ち実験5aと5bの場合に比べてかなり多い量の遊鮒モ
ノカルボジイミドが観察された.このような値はもはや
許容範囲を越えている.なぜなら,例5の実験において
,遊離モノカルボジイミドの含量がより少ない状態で,
従って環境の汚染がより少なくて済む状態で,同じ相対
残留強度,すなわち同じ耐熱・耐加水分解性が達或され
る,ということが示されているからである, 30pp
mの遊離モノカルボジイミドという含量に関して,その
設けられた限界値を越えた程度はほんのわずかにすぎな
い.選定された実験条件下においては, 1.3 mg
当4i/ k g過剰のモノヵルポジイミドを使用する
と,遊離モノ力ルボジイξドの含量に対して設けられた
限界値を10%だけ越えるにすぎない.@界値をほんの
わずか越えるにすぎないことから.選定された実験条件
下においては,少量のモノカルボジイミドが明らかに分
解又は蒸発したものと推測される。個々の場合において
は化学量論量はわずかに越えてもボリマー1kg当たり
301)pl1以下の′ti離モノカルボジイ果ドの限
度内に留まれば許容しろる。
ボリカルボジイミドを加えることによって.例4bに比
べて相対残留強度が大幅に改良されるということは注目
すべきことである。
実験結果と反応条件を後出の表に示す。モノカルボジイ
ミドの添加量については,重量%表示及び鑓ε当jl/
kg (taeq/kg)表示にて示してある.次の欄
には,X出による化学f1論量に対するモノカルボジイ
ミドの過剰量もしくは不足量が示されており.そして次
の欄には.ポリカルボジイミドの添加量が重量%で表わ
してある.さらに次の2つの欄には,得られたモノフィ
ラメント(各モノフィラメントは0.40m+eの直径
を有する)に対する測定値が示されている.先ず,末端
カルボキシル基の量がmg当量/kg表示で,次いで遊
離モノカルボジイξドの量がppm表示(重m基準)で
示されている.遊離カルボジイミドの含量の測定は.抽
出とガスクロマトグラフィー分析により行った(特公平
!−15604号に記載の手順に準した).さらに次の
2つの欄には,個々の勿1糸サンプルの相対残留強度と
固有粘度が記載されている.0.600 0.235 0.278 0.200 0.235 0.278 meq/kg meq/kg 16.6 +I0.2 0.876 O +1.3 0.9   0.415 0    0.387 +1.3   0.359 meq/kg

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、カルボジイミドとの反応によって封鎖された末端カ
    ルボキシル基を含んだポリエステル繊維又はポリエステ
    ルフィラメントであって、このとき (a)末端カルボキシル基の封鎖が、主と して、モノ−及び/又はビスカルボジイミドとの反応に
    より、且つこの際前記ポリエステル繊維又はポリエステ
    ルフィラメント中に、これらのモノ−及び/又はビスカ
    ルボジイミドが遊離の形で重量基準にてポリエステルの
    30ppm未満というごく少量で残存するように行われ
    ; (b)遊離のカルボキシル末端基の含量が ポリエステルの3mg当量/kg未満であり;そして (c)前記ポリエステル繊維又はポリエス テルフィラメントが、さらに少なくとも0.05重量%
    の反応性のカルボジイミド基が残存する少なくとも1種
    の遊離ポリカルボジイミド及び/又は反応性のカルボジ
    イミド基が残存する反応生成物を含んでいる; 前記ポリエステル繊維又はポリエステルフィラメント。 2、遊離のモノ−及び/又はビスカルボジイミドの含量
    が、重量基準にてポリエステルの0〜20ppm、好ま
    しくは0〜10ppmである、請求項1記載のポリエス
    テル繊維又はポリエステルフィラメント。 3、遊離のカルボキシル末端基の量が、ポリエステルの
    2mg当量/kg未満、好ましくは1.5mg当量/k
    g未満である、請求項1又は2のいずれかに記載のポリ
    エステル繊維又はポリエステルフィラメント。 4、0.1〜0.6重量%の、好ましくは0.3〜0.
    5重量%の、少なくとも1種の遊離ポリカルボジイミド
    もしくは反応性のカルボジイミド基が残存する反応生成
    物を含有した、請求項1〜3の少なくとも一項に記載の
    ポリエステル繊維又はポリエステルフィラメント。 5、糸形成能のある前記ポリエステルが、ジクロロ酢酸
    中25℃での測定にて少なくとも0.64〔dl/g〕
    の固有粘度に相当する平均分子量を有する、請求項1〜
    4の少なくとも一項に記載のポリエステル繊維又はポリ
    エステルフィラメント。 6、前記ポリカルボジイミドが、約2000〜15,0
    00の、好ましくは5000〜10,000の平均分子
    量を有する、請求項1〜5の少なくとも一項に記載のポ
    リエステル繊維又はポリエステルフィラメント。 7、(a)化学量論的必要量以下のモノ−及び/又はビ
    スカルボジイミドと、ポリエステルを基準として少なく
    とも0.15重量%の少なくとも1種のポリカルボジイ
    ミドを、紡糸前にポリエステルに加える工程;及び (b)この混合物を公知の方法で紡糸して 糸にする工程; を含む、カルボジイミドを使用して安定化させたポリエ
    ステル繊維又はポリエステルフィラメントの製造法。 8、化学量論的必要量の90%未満の、好ましくは化学
    量論的必要量の50〜85%のモノ−及び/又はビスカ
    ルボジイミドが加えられる、請求項7記載の製造法。 9、カルボジイミドを加えずに紡糸したポリエステルが
    、紡糸後において、ポリエステルの20mVal/kg
    未満の、好ましくは10mVal/kg未満のモノ−又
    はビスカルボジイミドの化学量論的必要量に相当するカ
    ルボキシル基を含有する、請求項7又は8のいずれかに
    記載の製造法。 10、溶融ポリエステルとカルボジイミド添加物との接
    触時間が、5分未満、好ましくは3分未満である、請求
    項7〜9の少なくとも一項に記載の製造法。 11、処理されるポリエステルが、ジクロロ酢酸中25
    ℃での測定にて少なくとも0.64〔dl/g〕の固有
    粘度に相当する平均分子量を有する、請求項7〜10の
    少なくとも一項に記載の製造法。 12、ポリカルボジイミドが、ポリマー中、好ましくは
    ポリエステル中におけるコンセントレートすなわちマス
    ターバッチとして、処理されるポリエステルに加えられ
    る、請求項7〜11の少なくとも一項に記載の製造法。 13、カルボジイミドが、押出機の上流にてもしくは押
    出機中にて、ポリエステルの紡糸直前に加えられる、請
    求項7〜12の少なくとも一項に記載の製造法。 14、N、N′−(2、6、2′、6′−テトライソプ
    ロピル)−ジフェニル−カルボジイミドがモノカルボジ
    イミドとして使用される、請求項7〜13の少なくとも
    一項に記載の製造法。 15、使用されるポリカルボジイミドが、ベンゼン環に
    おいてカルボジイミド基に対してオルト位、すなわち2
    、6−位又は2、4、6−位においてイソプロピル基で
    置換されている芳香族ポリカルボジイミドである、請求
    項7〜14の少なくとも一項に記載の製造法。 16、円形状もしくは輪郭の描かれた断面、及び0.1
    〜2.0mm又は等価の直径を有するモノフィラメント
    である、請求項1〜6の少なくとも一項に記載のポリエ
    ステルフィラメント。 17、抄紙機スクリーンの製造における、請求項1〜6
    及び16のいずれかに一項に記載のポリエステルフィラ
    メントの使用。
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